【実名入り】子供なし独身の生命保険の選び方【必要?】

国立社会保障・人口問題研究所によると、50歳までに一度も結婚しない人の割合を表した「生涯未婚率」が2020年には男性が25.7%、女性が16.5%にまで上昇したそうです。いまや30代・40代・50代で独身の方なんて珍しくないですよね。

僕の周りにも独身者がおりますが、

  • 老後の生活が心配…。
  • いまは元気だけど、ケガや病気で働けなくなったらどうしよう…。

といった不安を聞くことが本当に多いです。

生命保険は万能ではないし、保険に入れば全ての不安が解消されるというわけでもありませんが、それでも経済的な不安を少しだけ和らげてくれるのが保険の役割。

まあでも

「保険は必要最小限!」

が鉄則です。

保険の種類は大きく

  1. 亡くなった場合に備える保険(定期保険・収入保障保険・終身保険等)
  2. ケガや病気に備える保険(医療保険・がん保険等)
  3. 働けなくなった場合に備える保険(就業不能保険等)
  4. お金をためる保険(学資保険・個人年金保険等)
  5. 老後に備える保険(介護保険・認知症保険等)

の5つに分類できますが、それぞれについて独身の方の必要性を書いてみたいと思います。

生命保険の相談は保険クリニックで!
(↓をクリックすると保険クリニックへ移動します)

「保険クリニック」生命保険見直し&保険相談

【必要性 低】亡くなった場合に備える保険(定期保険・収入保障保険・終身保険等)

結論から書くと、多くの独身の方にとって亡くなった場合に備える保険(死亡保険)は不要でしょう。死亡保険は遺された家族が経済的に困らないことを目的とする保険です。自分が亡くなることによって経済的に困る人がいないのであれば、死亡保険は不要です。

将来的に結婚を考えている場合でも、死亡保険は結婚してからで遅くはないです。子供が生まれてから

「そろそろ掛け捨ての安い生命保険にでも入っておくか!」

で十分。配偶者の収入や貯蓄を鑑みながら、安い掛け捨ての生命保険に入っておけばよいかと。

例外的に死亡保険が必要なのは親の生活費を支えているケースでしょうか。自分が亡くなることによって親の生活が破綻するような状況であれば、掛け捨ての安い定期保険に加入しておいたほうが安心でしょう。

タバコを吸わない方であれば

メットライフ生命「スーパー割引定期保険」

チューリッヒ生命「定期保険プレミアムDX」

あたりが最安値ですし、タバコを吸う方なら

SBI生命「クリック定期!NEO」

メディケア生命「メディフィット定期保険」

が候補に入ります。

また、独身の方でもお葬式代として死亡保険に加入される方がいらっしゃいます。

お葬式代は地域や規模によってピンキリですが、平均は150万円程度。まあ保険で備えるでもよいですが、これくらいの金額なら自分で貯めることも不可能ではないでしょう。

【必要性 高】ケガや病気に備える保険(医療保険・がん保険等)

ケガや病気に備えられる保険には医療保険・がん保険があります。

幅広くケガや病気に備えられるのが医療保険。

「入院1日1万円!手術1回10万円!」

といったやつです。入院や通院での治療全般に備えられる保険です。

がん保険はその名の通りがんに保障を特化した保険です。日本人の死因ランキングは長らくがんがNo.1ですが、保障をがんに限定して、その代わりに保険料を安く抑えられるのががん保険。

ケガや病気で入院となった場合、どうしても頼れる人が少ないのが独身の方。お金で解決しなければいけない場面も多いでしょう。医療保険・がん保険の必要性は高めです。

しかし、実際に大きなケガや病気を経験したことがない方だと、

「医療費っていくらくらいかかるんだろう…」

と、なんとなく不安になってしまいますが、日本の公的な健康保険制度は意外としっかりしています。まずは健康保険制度の概要をざっと知っておきましょう。

高額療養費制度がすごい。

日本は国民皆保険の国なので、原則的には全ての方が健康保険に加入しています。よく知られていることですが、現役世代であれば医療費の自己負担額は3割。例えばケガで入院して治療費10万円かかった場合でも、自腹で支払う金額は3万円です。

さらに、日本には高額療養費制度があります。

高額療養費制度とは、年収によって医療費の月額上限が定まる仕組みです。具体的には下表のとおり(69歳以下のケース)。

年収 医療費月額上限
年収約1,160万円~ 252,600円+(医療費-842,000)×1%
年収約770~約1,160万円 167,400円+(医療費-558,000)×1%
年収約370~約770万円 80,100円+(医療費-267,000)×1%
~年収約370万円 57,600円
住民税非課税者 35,400円

例えば、年収450万円の方が入院して月の医療費60万円かかった場合、退院時に病院の窓口で支払うのは60万円の3割である18万円。

その後に高額療養費制度の申請をすれば

80,100円+(600,000円‐267,000円)×1%=83,430円

が実際の医療費上限なので、病院で支払った18万円から上記の83,430円を差し引いた96,570円がキャッシュバックされます。

さらに、過去12か月以内に3回以上、上限額に達した場合は4回目から上限額が下がります。

年収 医療費月額上限
年収約1,160万円~ 140,100円
年収約770~約1,160万円 93,000円
年収約370~約770万円 44,400円
~年収約370万円 44,400円
住民税非課税者 24,600円

先ほどの例と同じく年収450万円の方なら月の医療費上限は44,400円です。

メディアで不安を煽られることが多い日本の健康保険制度ですが、実情は意外としっかりしてます。まずはこの点を抑えておきましょう。

入院すると医療費以外にもいろいろとお金はかかる。

ただし、入院した場合には健康保険が適用されない様々な費用が発生します。

例えば、

  • 差額ベッド代(個室代)
  • 食事代
  • 交通費
  • 入院中の生活雑貨

といった費用。

差額ベッド代は個室や少人数部屋を利用する場合にかかる費用です(大部屋の入院であれば不要)。金額はホテル代と同じでピンキリ。芸能人や政治家が使うような豪華な個室であれば1泊数万円となることもありますし、地方の良心的な病院であればビジネスホテル並みの金額で利用することもできます。

厚生労働省の調査によると差額ベッド代の1泊平均は以下のとおり。

1人部屋:7,797円
2人部屋:3,087円
3人部屋:2,800円
4人部屋:2,407円

1人部屋が突出してますよね。優雅な1人部屋でなくても気にならない方であれば、差額ベッド代はかなり抑えられます。

食事代は固定で1食460円(1日1,380円)。住民税非課税世帯等の場合はもう少しお安くなります(参考 全国健康保険協会)。

あとは交通費と入院中の生活雑貨、シーツや枕カバーのクリーニング代といったところ。生命保険文化センターの調査によると、入院1日の自己負担額平均は23,300円だそうです(高額療養費制度利用後の平均)。

民間の医療保険・がん保険は発生したら壊滅的なダメージになるリスクに備える

疾病別の入院日数平均も生命保険文化センターのサイトにまとめられています。

あたりまえですが、入院日数は疾病によって大きく変わります。最近の医療は入院から通院にシフトしていますが、脳血管疾患やメンタル・神経系疾患はまだまだ退院までに時間がかかります。がんの入院日数平均は20日程度ですが、部位や進行度によっては長期の入院になることも珍しくありません。

医療保険・がん保険は

「発生したら本格的やばいリスクに備える」

がベター。ちょっとした入院でも手厚く保障してくれるのがベストですが、それだと月々の保険料がめちゃくちゃ高くなります。

先ほど入院1日の自己負担額平均は23,300円と書きましたが、1ヶ月前後の短期入院であれば貯蓄の切り崩しでやり過ごせる方も多いでしょう(やり過ごせない場合はまずは貯蓄を習慣にすることです)。会社員の方なら、有給休暇を消化すれば収入減もないはずです。

保険料とのバランスで考えれば、

  • がんの長期闘病
  • 脳血管疾患の長期入院
  • メンタル・神経系疾患の長期入院

の3つに備えれれば十分かと。

がんも入院して手術して、きれいにがん細胞を切り取ることができれば怖くありません。退院後は予防措置として副作用の軽い抗がん剤か放射線を2~3ヶ月程度受ければ治療終了。働きながら抗がん剤・放射線治療を受けることも不可能ではないので、経済的なピンチに陥ることもないでしょう。

しかし、実際は手術でがん細胞を切り取ることができず、副作用のきつい抗がん剤を数ヶ月打ち続け、そして一旦治療が終わっても再発・転移を繰り返すことが少なくありません。こんなケースは満足に働くこともできず、徐々に減っていく銀行口座の残高を眺めながら

「あ、これ、やばいかも」

と、本格的なピンチを迎えることになります。

また、脳血管疾患は平均からしても入院が長引きます(77.4日)。歌手の星野源さんやglobeのKEIKOさんがくも膜下出血を発症されてますが、30代から40代の若い方でも発症してしまうのが脳血管疾患。星野源さんのように完全復活できれば良いのですが、完治しても後遺障害を負うようなケースも少なくありません。

メンタル・神経系疾患の入院もびっくりするほど長くなります。統合失調症なんてかかるわけないだろ!と思ってしまいがちですが、日本人の100人に1人程度が統合失調症に悩んでいるというデータもあります。交通事故より可能性が高いのが統合失調症。入院日数平均も570.6日と超長期です…。

また、高齢者になると増えるアルツハイマー病もやっかいです。その入院日数平均は273日。入院したらそのまま亡くなるまで病院で暮らすことも少なくありません。

以上の3つのケースに備えるには、

  • 3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の入院を無制限保障。
  • 抗がん剤治療を受けた月に定額保障。
  • メンタル・神経系疾患の長期入院を保障。
  • 3大疾病で所定の条件を満たせば1年に1回一時金給付(余裕があれば)

の4つの条件を満たす医療保険がおすすめ。

具体的には、

チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」

メディケア生命「新メディフィットA」

あたりが保険料も安くて保障内容も悪くありません。特にチューリッヒ生命はメンタル・神経系疾患の長期入院も保障されるので、おすすめ度は高めです(メンタル・神経系疾患の長期入院を保障する医療保険は貴重です)。

また、タバコを吸わない方であれば、保険料が割引される

ネオファースト生命「ネオdeいりょう」

FWD生命「FWD医療」

あたりも候補に入ります(喫煙習慣以外にも割引条件があります)。

ひとまずはこの4つで比較して、無理なく月々の保険料を支払える程度に保障額を調整するのが良いかと感じます。

健康保険が適用されない治療もある。

がんだと標準治療をやり尽くして手の打ちようがなくなり、医師から

日本では承認されてないけど、欧米では承認されている抗がん剤

をおすすめされるようなケースがあります。

もちろん未承認の抗がん剤治療には健康保険が適用されません。

こんな抗がん剤治療を受けることになると、

  1. 製薬会社の治験
  2. 先進医療
  3. 患者申出療養
  4. 自由診療

のどれかを選択することになります。

運良く治験を受けられれば薬剤費は無料。その他の医療費も健康保険が適用されるので、医療費はググっと抑えられます。

2の先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。ある程度実績が蓄積された医療技術は厚生労働省に認められて先進医療となるのですが、先進医療には健康保険が適用されません。診察料・入院料といった技術料以外の医療費は健康保険が適用されるものの、先進医療の技術料は全額自己負担。

3の患者申出療養は患者が国に

「未承認薬の抗がん剤だけど、他に手段がないので受けさせてください!」

と申請する制度です。

申請が認められれば先進医療と同じく診察料・入院料といった技術料以外の医療費は健康保険が適用されますが、こちらも技術料は全額自己負担。

この2と3のケースは民間の保険で救うことができます。先述したチューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」、及びメディケア生命「新メディフィットA」であれば、先進医療・患者申出療養特約というオプションを付加すると、先進医療と患者申出療養の医療費実費が保障されます(2,000万円上限)。

2と3のケースであれば

「保険に入っておいてよかった…」

と心の底から実感できるでしょう。お金を気にせず治療を受けられます。

ただし、先進医療と患者申出療養はまだまだ黎明期です。令和3年に先進医療を受けた方は5,843人(がん以外も含む)ですし、患者申出療養は令和2年7月1日から令和3年6月30日までの1年間で208人(参考:厚生労働省)。

実際は4の自由診療で受けるケースが多いでしょう。

自由診療は先進医療・患者申出療養とは異なり、治療費全額が自己負担です。本来であれば健康保険が適用されて3割負担となる診察料・入院料といった費用も10割負担。もちろん高額療養費制度も利用できないので、治療費は青天井に膨らみます。

自腹で支払うと月100万円を超えることもあるのが自由診療。一般庶民に手が届く治療ではありません…。

しかし、最近のがん保険はここまで保障しています。

例えば、東京海上日動あんしん生命「あんしんがん治療保険」は自由診療の実費を1億円上限で保障。FWD生命「がんベスト・ゴールド」は自由診療の実費を3,000万円上限で保障です。特に、FWD生命は自由診療以外の保障も悪くないので、

「いざとなったら自由診療に頼ることも辞さない。なんとしても助かりたい」

のであれば、FWD生命が有力な候補になります。

【必要性 中】働けなくなった場合に備える保険(就業不能保険)

ケガや病気で働けなくなった場合に備えるのが就業不能保険です。

上述した医療保険と似通っているのですが、就業不能保険は

  • 就業不能保険は現役時代に保障が限定される(65歳くらいまで保障)。医療保険は一生涯(亡くなるまで)保障されることが多い。
  • 就業不能保険は治療終了して障害が残った状態も保障される(保障してくれないダメな就業不能保険もあり)。医療保険が保障するのは原則治療中のみ。

といった違いがあります。

いざとなったら頼れる人の少ない独身の方だと、医療保険と就業不能保険の両方に入ればベストですが、それだと月々の保険料は高くなりがちです。迷った場合は一生涯保障の医療保険の方が優先度高めかなと。

まあでも、就業不能保険は保険料が安いです。月々の保険料を試算してみると、驚くほど安いです。

「あ、これくらいなら入ってもいいか」

というのが就業不能保険。

しかし、いたずらに心配する必要はありません。働けなくなった場合にも意外としっかりした公的なサポートがあります。

傷病手当金と障害年金が強力。

会社員の方であれば健康保険に加入していると思いますが、健康保険法等を根拠に疾病または負傷により働けなくなった場合に給付されるのが傷病手当金です。会社員の方であれば、働けなくなったとしても1年6ヶ月の期間、月給の約2/3が健康保険から傷病手当金として給付されます。

受給するには以下の4つの条件を全て満たすことが必要です。

受給条件

(1)業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
(2)仕事に就くことができないこと
(3)連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
(4)休業した期間について給与の支払いがないこと

業務中の病気やケガは労災の休業補償でカバーされます。業務外の病気やケガで働けなくなったケースをカバーするのが傷病手当金ですね。

働けなくなったらまずは残っている有給休暇を消化して、それでも働けない場合は傷病手当金が1年6ヶ月間給付されるということを覚えておきましょう。会社員の方であれば、働けなくなっても即座に収入がストップすることはありません。

ただし、傷病手当金が給付されるのは健康保険に加入している会社員の方のみです。国民健康保険に加入している自営業・フリーランスの方は給付されないことに注意です。

また、後遺障害を負うような状況になった場合は障害年金が給付されます。

障害年金は非常に複雑です。受給条件も給付額も細かく決められています。詳細は日本年金機構のサイトに掲載されていますが、まずは障害を負うような状況となったら障害年金を受け取れることを覚えておきましょう。

何かと叩かれることが多い日本の年金制度ですが、

  • 老後は亡くなるまで年金を給付。
  • 障害を負った場合にも年金を給付。
  • 主たる生計者が亡くなった場合には、遺族に年金を給付。

といった、民間の保険では実現が難しいことをやってます。金融商品としても考えても、優秀過ぎるほど優秀です。

年金破綻を煽りまくるメディアもありますが、多少の減額はあったとしても破綻して年金ゼロはあり得ないでしょう。ここらへんは大江英樹著「知らないと損する年金の真実」に分かりやすく書かれてます。年金に不安を感じる方はご一読を。

就業不能保険は傷病手当金と障害年金の補完。

上述のとおり、会社員の方であれば働けなくなったとしても収入が即座に途絶えることはありませんが、それでも減収となることが多いでしょう。傷病手当金は月給の2/3ですし、障害を負った状態で社会復帰できたとしても、満足に働くことができないこともあるでしょう。

そこを補完するのが就業不能保険です。

例えば、アクサダイレクト生命「働けないときの安心」

①治療を目的とした入院
②医師の指示による在宅療養
③障害等級2級以上

といった場合、年金と同じように毎月定額給付(10万円とか)。

精神疾患の場合にも

①治療を目的とした入院
②障がい等級2級以上

といった条件を満たせば毎月定額給付です(10万円とか)。

先ほど医療保険で備えるべきは、

  • がんの長期闘病
  • 脳血管疾患の長期入院
  • メンタル・神経系疾患の長期入院

と書きましたが、就業不能保険でも長期入院にも備えられるし、医療保険では保障されにくい脳血管疾患で半身麻痺といった後遺障害も保障されます(障害等級認定されれば)。

また、副作用の強い抗がん剤を打ち続け、自宅で寝てるしかないような状態(働くことなんて無理!)も「医師の指示による在宅療養」に該当するので、しっかり保障。割とオールマイティに保障してくれるのが就業不能保険です。

さらに、就業不能保険は条件を満たす限り保障期間終了まで定額給付されます。上述のとおり現役時代を保障期間とすることが多いので、例えば40歳のときに脳卒中で半身麻痺が残り、障害等級2級に認定された場合は65歳までの25年間毎月10万円給付とかです。

現状であれば、就業不能保険はアクサダイレクト生命「働けないときの安心」と、ライフネット生命「働く人への保険3」の2強。ひとまずはこの2つを比較しておけばよいかと。

繰り返しますが、就業不能保険は保険料が安いです。30歳男性が月額10万円保障で加入すると、アクサダイレクト生命「働けないときの安心」なら月々の保険料は1,810円(ハーフタイプ)。現役時代の保障強化といった目的にも使えます。

【必要性 低】お金をためる保険(学資保険・個人年金保険等)

お金を貯める保険に学資保険・個人年金保険がありますが、学資保険は子供の教育費を貯めるための保険。独身の方には不要ですし、これから結婚を考えている方も子供が生まれてから考えれば十分。

また、老後の生活資金を貯める個人年金保険もありますが、低金利下の現状では資産運用として考えても妙味はありません。

「元本割れは絶対に避けたい!リスクは取りたくない!」

と言った方であれば、銀行預金の代わりに税制上のメリットがある個人年金保険に加入するのもアリですが、多くの方にとっては、個人型確定拠出年金(iDeCoまたは企業型DC)を利用した方がよいでしょう。

ちなみにですが、資産運用を検討されているのであれば、下記リンク先に必要なことが全て書かれています。

普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方

難しい数式もありますが、結論編だけでも読めばざっくり考え方がわかります。本屋へ行くと資産運用に関する本が山積みされてますが、普通の会社員の方であれば↑のリンクを読んでおけば十分でしょう。

繰り返しますが、年金に関する不安を煽りまくるメディアを鵜吞みにしない方がいいです。同様に、年金不安を煽ってよってくる保険の営業、銀行員も相手にする必要はありません。

年金が破綻する可能性は限りなくゼロに近いです。繰り返しますが、詳しくは大江英樹著「知らないと損する年金の真実」に分かりやすく書かれているので、ご一読を。

【必要性 低】老後に備える保険(介護保険・認知症保険等)

メディアの情報に耳を傾け過ぎると、大部分の人が要介護になって莫大な介護費用が必要となる!と不安になってしまいますが、そもそも要介護になる確率はそこまで高くありません。民間の介護保険・認知症保険には極力頼らない方が無難です。

介護が必要となる確率・割合(何人に1人が要介護となるか)

2022年2月の厚生労働省調査では、65歳以上の第1号被保険者数が約3589万人。そのうち国の要支援・要介護認定を受けている人は約676万人。割合にすると18.8%です。

国から

「あなたは介護が必要ですよ」

と認定され、何らかの介護サービスを受けている65歳以上の割合はだいたい5人に1人。がんは一生涯で2人に1人が罹患すると言われているので、要介護となる確率はがんよりも低いと言っていいでしょう。

さらに、上記の約676万人は寝たきりで意思疎通も難しい重度の方(要介護5)から、身の回りのことは1人でできるけど、立ち上がる際にちょっと支えが必要といった軽度の方(要支援1)まで全て含めた数字です。

国の介護認定は症状によって「要支援1~2」「要介護1~5」の7段階に分かれます。

ざっくり言うと要支援1~2は部分的な介護が必要だけど、1人で生活できる状態。

要介護1は食事や排せつに見守りや介助は必要だけど、一人暮らしも不可能ではない状態。

そして要介護2となると一人暮らしは難しく、歩行や立ち上がりに介助が必要な状態になります。本人も家族も辛くなってくるのはだいたい要介護2くらいから。

さらに症状が進んで要介護3となると全面的な介助が必要となります。「特別養護老人ホーム(通称:特養)」に入居するためには、「要介護3以上」が必要条件となっています。

介護が辛くなる要介護2以上に認定される65歳以上の第1号被保険者数は345万人。割合にすると9.6%。だいたい10人に1人といったところ。

民間の介護保険・認知症保険が保障対象とする条件は、その要介護2以上が平均です。介護保険・認知症保険に加入したとしても、保障を受けられる可能性は高くありません。

介護にかかる費用

最新の調査だと介護にかかる期間と費用(自己負担額)の平均は以下のとおりです。

介護にかかる期間の平均:5年1ヶ月(61.1ヶ月)
介護に必要な一時的な費用平均:74万円
月々の介護費用平均:8.3万円
(参考:生命保険文化センター

総額にすると約580万円。

豪華な老人ホームで介護生活を送る人もいれば、自宅で必要最低限の介護サービスを受ける方もいます。580万円はあくまで平均ですが、まあこれくらい貯められれば民間の介護保険・認知症保険の必要性が低くなるかなと。頼れる人の少ない独身の方であれば、もう少し+αが必要かもしれません。

ちょっとここでシミュレーションしてみます。

そろそろ老後が気になりだす50歳男性が民間の介護保険を検討。いろいろ調べてみたら朝日生命の介護保険「あんしん介護」が良さそうに思えて加入(実際、朝日生命の介護保険は優れています)。

そして80歳で要介護認定を受け、平均的な5年間介護を受けて亡くなったケースです。

★保障内容
介護年金:基準年金額60万円(支払額は要介護認定によって変動)

★保険料
月々の保険料:2,655円
保険料総額:約96万円(2,655円×12ヶ月×30年)
※要介護認定された80歳以降の保険料支払いは免除

★受け取れる保険金総額
80歳で要介護1に認定:50万円(10万円×5年)
80歳で要介護2に認定:75万円(15万円×5年)
80歳で要介護3に認定:100万円(20万円×5年)
80歳で要介護4に認定:125万円(25万円×5年)
80歳で要介護5に認定:150万円(30万円×5年)

この例だと要介護3以上に認定されればお得、要介護2以下なら損という結果です。ちなみにですが、介護保険の保険料は掛け捨てなので、要介護認定を一生涯受けなれば何も得られません(むしろこれは喜ばしいこと)。

2022年2月の厚生労働省調査では、65歳以上の第1号被保険者数が約3589万人のうち要介護3以上に認定された方は約232万人。割合にすると6.5%。およそ15人に1人です。

加入者全員が儲かる保険というのもなかなかないので(リスクをみんなで分かち合うのが保険)、まあこんなもんかという印象ですが、民間の介護保険に加入しても往々にして払い損になることは理解しておいた方がよいでしょう。

介護保険は必要なのか

ここまで読むと

「じゃあ民間の介護保険なんていらないよ!」

と感じられるかもしれませんが、予想以上に介護が長引いてお金が足りなくなることもあります。特に頼れる人の少ない独身の方は厳しい状況に置かれるかもしれません。

  • まずは自分で介護費用を貯める。
  • どうしても足りない分を民間の介護保険に頼る(払い損になることを覚悟した上で、保障額はなるべく少額にする)。

というのが、現状の賢い介護保険の入り方です。民間の介護保険・認知症保険には頼り過ぎないのが無難です。

ただし、安心を買うという意味なら介護保険は有効です。

平均的には5年1ヶ月で終わる介護生活ですが、10年を超える割合も17.6%あります。

民間の介護保険は条件を満たす限り年金給付してくれるタイプがあります。これなら超長期の介護生活にも備えられます。発生する可能性は低いけど、発生しちゃったら大ダメージになるリスクに備えるという点では、介護保険は有効です。

また、現在を犠牲にしてまで介護費用を貯め込んでしまう人もけっこういらっしゃるのですが、そういう方にとっては

「介護保険に入ってるから介護となってもお金の心配は無用。いまの生活を楽しもう」

といったきっかけになるのも介護保険です。将来の不安は保険にぶん投げて、残りの人生を楽しむために介護保険を使うというのもアリかと。

介護保険は伝統的に朝日生命が強いです。先ほど往々にして払い損になる例に挙げた朝日生命「あんしん介護保険」ですが、他社との比較で評価すれば非常に優秀な介護保険です。

実名で明かす僕が独身なら選びたい保険

僕が独身であれば、以下の保険に加入します。

医療保険:チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」

就業不能保険:アクサダイレクト生命「働けないときの安心」

保障内容はこんな感じです。

●チューリッヒ生命
主契約:入院1日5,000円(60日保障)、入院中手術1回5万円、外来手術1回2.5万円
特約:8大疾病延長入院特約、ストレス性疾病延長入院特約、先進医療・患者申出療養特約、特定疾病一時金特約50万円

●アクサダイレクト生命
主契約:基本保障10万円(65歳満了・ハーフタイプ)

30歳を例にすると月々の保険料は

【男性】
チューリッヒ生命:2,529円
アクサダイレクト生命:1,810円
合計:4,339円

【女性】
チューリッヒ生命:2,234円
アクサダイレクト生命:1,470円
合計:3,704円

です。

これで1ヶ月まるまる入院(30日)して手術を1回受けると、

チューリッヒ生命:5,000円×30日+5万円=20万円
アクサダイレクト生命:10万円

なので、30万円ゲットです。がんと脳血管疾患の入院は無制限保障ですし、がんと脳血管疾患で入院した場合は年1回一時金として50万円が給付されるので、長期闘病となってもまあまあ耐えられるかと。

冒頭書いたとおり「保険は必要最小限!」が鉄則です。保険にお金をかけ過ぎず、浮いたお金をまずは貯蓄し、生活防衛資金がある程度貯まったら資産運用を検討です。

生命保険の相談をするなら。

おすすめは保険ショップです。

いまやちょっと大きな都市なら、どこでも見かける保険ショップ。買い物帰りにでもフラッと寄れる手軽さがいいですよね。複数の保険会社を公平に比較できる点がメリットです。

しかし、最寄りの保険ショップが望みの生命保険会社と提携しているとは限りません。チューリッヒ生命の医療保険に入ろうと思ったのに、

「あ、うちチューリッヒ生命やってないんですよ!代わりに××生命どうです?」

と言われて希望どおりの保険を提案されないこともあります。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、この記事でご紹介したチューリッヒ生命・メディケア生命・ネオファースト生命・FWD生命・東京海上日動あんしん生命・アクサダイレクト生命・朝日生命と提携してます(ライフネット生命とは未提携)。

注意!保険ショップは予約しましょう!
保険ショップへの飛び込み相談も可能ですが、スタッフが事前準備できないため最適なプランにたどり着けないことがあります(事前準備にはけっこう時間がかかります)。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。

【オリコン顧客満足度2年連続No.1!】保険クリニック

  • オリコン社顧客満足度調査にて、2年連続No.1を獲得しています。
  • 全国200店舗以上の窓口で相談できます。オンラインでの相談も可能。もちろん相談は無料です。
  • 40社以上の保険会社と提携しています。

保険クリニックの予約は↓をクリック!

保険クリニック

保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

わかりやすく実績を確認できるのが、オリコン社が毎年行っている保険ショップの顧客満足度調査です。利用者5,826人に対し、保険ショップ全28社に関するアンケート調査を実施。見事に2年連続顧客満足度No.1を獲得しています。

(引用:https://life.oricon.co.jp/rank_hokenshop/

注目すべきはアフターフォローです。

亡くなったら保障対象になる死亡保険に生命保険会社と揉める要素はありませんが、微妙なグレーゾーンが存在する医療保険や就業不能保険は、医師が書く診断書の表現ひとつで保障対象にならないことがあります。

そんなときに、

「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」

といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけ。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。

保険ショップ全28社のなかで、保険クリニックはアフターフォローの満足度もNo.1です。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。

実際に利用した方の口コミは以下のとおり。

「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」

という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。

予約は簡単です。

①保険クリニックのサイトにアクセスする。

保険クリニック

②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。

③予約日時を選択する。

④以下を入力して予約完了。

  • 相談方法(来店or訪問)
  • 名前
  • 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
  • 要望等(任意入力)

これで予約は完了。1分もあれば予約できます。

40社以上の保険会社と提携している点も評価できます。この記事で取り上げたチューリッヒ生命・メディケア生命・ネオファースト生命・FWD生命・東京海上日動あんしん生命・アクサダイレクト生命・朝日生命とも提携しています。各社の比較もきっちりやってくれます。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫ですよ。

保険クリニックの予約は↓をクリック!

保険クリニック

【相談場所を選びません!】マネードクター

マネードクターの予約は↓をクリック!

マネードクター

最寄りに保険クリニックがない場合は、マネードクターを検討してみてください。マネードクターも全国の店舗でも相談できますが、予約をすれば自宅でも職場でも近所の喫茶店にでも訪問して相談を受けてくれます。

相談場所を選ばないので、

「自宅の近くに保険ショップがない…」

「わざわざ保険ショップまで行くの面倒くさい!」

「子供が小さくて、保険ショップまで行けない…」

そんな方にはぴったりのサービスです。

ちなみにですが、マネードクターを実際に利用した人の口コミは以下のとおり。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。

マネードクターは30社以上の保険会社と提携しています。

マネードクターはチューリッヒ生命・メディケア生命・ネオファースト生命・FWD生命・東京海上日動あんしん生命・アクサダイレクト生命・朝日生命の他、ライフネット生命とも提携してます。ライフネット生命と提携している保険ショップは貴重です。

マネードクターの予約は↓をクリック!

マネードクター

生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。

おすすめされた生命保険に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら、保険ショップは業務停止になってしまいます。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 森ひとみ より:

    ずっと県民共済にしかはいっていなかったんですが、高齢時の不安がきになりだしました。
    しかし今から入ると高額・・・。
    オンラインの保険相談を利用したのですが、自分の目星つけていたものはささっと概算され、
    ネオdeいりょう一択で勧められたのですが、自分には高いし、これでいいのか不安になっていたところ、こちらを見つけ、非常に参考にさせていただきました!
    あらゆるライフステージについても考察されているのが関心しました!

    医療保険に乗り換えるつもりだったのですが、結構支払われないという口コミが多く
    まだ決めかねているので、今回はこちらを参考に
    がん保険(特約をつけ忘れていた・・・^^;)に加入することにしました!
    あとは超少額の積立が満期になったら、遅いですが終身保険に入ろうかと思っています。
    保険相談も勉強にはなったのですが、いろんな保険と比べてどうなの、というところがわからなかったので、本当に、本当に参考になりました!!!
    (特に前述のネオdeいりょうが10年更新とは聞いていなかったです!)

    • nejio より:

      森ひとみ様

      とても励みになるコメントありがとうございます!
      保険相談も当たりハズレがあるので、ちょっと残念なところだったのかもしれないですね…。

      保険選びは保障内容を理解して、デメリットを含めて納得することが大切だと思います。
      ご自身の希望にあったがん保険が見つかったのなら良かったです!