持病がある方や、過去に大病を経験した方でも加入できる緩和型医療保険のメディケア生命「新メディフィットRe(リリーフ)」。
加入できる条件は以下のとおり。下記3点が全て「いいえ」であれば加入できます。
①最近3か月以内に、「医師に入院・手術・先進医療・患者申出療養をすすめられたこと」がありますか。
②過去5年以内に、がん・肝硬変・統合失調症・認知症で、「医師の診察・検査・治療・投薬をうけたこと」がありますか。
③過去2年以内に、「入院をしたこと」または「手術をうけたこと」がありますか。
条件は概ね平均的ですが、がん経験者の方に注意が必要なのは②の条件。
告知事項のただし書きに
”完治後の経過観察や定期検査はがんの診察・検査に該当しません”
とあるので、裏を返せば医師から「完治」と診断されていることが条件ですし、完治前最後の経過観察から5年間経過しないと加入不可です。一般的にがんは手術後5年間再発しなければ完治と言われているので、がんと診断されてから加入できるまでの道のりは長く遠いかなと。
他社は最後の治療から5年経過していれば加入できることが多いですし、さらにゆるいと診断から5年経過していれば加入できる緩和型医療保険もあります。↑の条件でメディケア生命「メディフィットRe」に加入できなかったとしても、他社なら加入できることもあるでしょう。
元々メディケア生命は「メディフィットRe」という緩和型医療保険を発売していたのですが、2024年7月に「新メディフィットRe」にリニューアルされました。
リニューアル前は選べるオプションが少なかったのですが、リニューアルされてオプションの種類は健康な人が加入できる医療保険「新メディフィットA」ほぼそのまま。保険料も他社の緩和型医療保険と比較して安くおさまります。
メディケア生命が緩和型医療保険に対しても本気を出してきた感があります。
親会社が大手の住友生命というところも安心感があります。
健康に問題のない方であれば、医療保険を見直して他社に乗り換えるといったことも比較的かんたんにできますが、持病がある方だと他社への乗り換えが難しくなることも多々あります(不幸にも持病が悪化してしまったときとか)。
なので、緩和型医療保険は一生涯のおつきあいになること多く、生命保険会社の安定感はけっこう大切です。メディケア生命のバックに大手の住友生命がいる点はメリットでしょう。
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メディケア生命「新メディフィットRe」の保障内容を評価します。
冒頭書いたとおり、保障内容は健康な人が加入できる医療保険「新メディフィットA」を踏襲しています。
それぞれについて評価していきます。
【主契約】入院給付金・手術給付金・放射線治療給付金・骨髄移植給付金
主契約で入院・手術・放射線治療・骨髄移植が保障されます。
まずは入院から。
名称 | 給付額 | 給付条件 |
入院給付金 | 入院1日につき3,000円~10,000円から選択可能。 ※1,000円単位で選択可能。 |
入院1日につき給付 |
入院保障はオーソドックスに「入院給付金×入院日数」が保障されるのですが、入院1回に対する入院日数の保障上限を30日間・60日間・120日間から選べます。
ちなみにですが、入院日数の平均は以下のとおり。
全体平均:32.3日
35歳~64歳の平均:24.4日
(参考:生命保険文化センター)
上記のリンク先を参照頂けるとわかるのですが、入院日数は意外と短いです。
これだけ見ると
「保障上限30日でもまあまあ十分じゃん!」
と思ってしまいますが、あくまでこれは平均。脳血管疾患は平均からしても入院が長引きますし、がんも部位や進行度によっては入院が長引きます。再発の場合は初回よりも入院が長引くことも多いでしょう。
ということで、メディケア生命「新メディフィットRe」は特定3疾病入院無制限給付特則というオプションを付加すれば、3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の入院を日数無制限保障にできます。
特定3疾病入院無制限給付特則を付加したとしても、月々の保険料はそこまで上がりません。医療保険の役割が万が一の壊滅的な状況を救うことにあると考えれば、特定3疾病入院無制限給付特則は付加しておいた方が良いでしょう。
「どれだけ入院が長引いても、お金のことはなんとかなる」
という安心感は重要です。
ちなみに、短期入院10日給付特則というオプションを付加すると、10日以内の入院でも一律入院給付金×10日間が給付されます。
10日間未満の短期入院であれば貯蓄の切り崩しや有給休暇の消化で乗り切れることも多いでしょう。短期入院は貯蓄で備えて、長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパの良い医療保険の入り方。短期から長期の入院まで民間の医療保険で備えると、保険料はめちゃくちゃ高くなります。短期入院10日給付特則の必要性は薄いかなと。
続いて手術・放射線治療・骨髄移植。
こちらは「Ⅰ型」「Ⅱ型」「なし」の3タイプから選択できます。
タイプ | 給付額 |
Ⅰ型 | 入院中:入院給付金の10倍 外来:入院給付金の5倍 放射線治療:入院給付金の10倍 骨髄移植術:入院給付金の10倍 骨髄幹細胞の採取手術:入院給付金の10倍 |
Ⅱ型 | 入院中:手術の種類に応じて入院給付金の10倍or20倍or50倍 外来:入院給付金の5倍 放射線治療:入院給付金の20倍 骨髄移植術:入院給付金の50倍 骨髄幹細胞の採取手術:入院給付金の10倍 |
なし | 保障なし |
Ⅰ型は定額保障、Ⅱ型だとメリハリが効いて開頭・開腹・開胸といったきつい手術の保障額が大きくなります。余裕があればⅡ型といったところですが、高額療養費制度を利用すれば月々の医療費上限は決まります。定額保障で保険料が安いⅠ型でも十分でしょう。
ちなみに、外来手術増額特則というオプションを付加すると、外来手術の保障額が入院給付金の10倍に増額されます。まあでも外来手術はちゃちゃっと終わるような軽い手術が大半ですし、外来であれば働きながら受けることも不可能ではないので、増額する必要性も薄いかなと感じます。
【重要です】限定告知型先進医療・患者申出療養特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
限定告知型先進医療・患者申出療養特約 | ・保障期間通算で2,000万円までの技術料。 ・1回につき一時金15万円給付。 |
先進医療・患者申出療養を受けた場合。 |
先進医療とは、厚生労働省が指定した公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。
例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の一種です。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。
重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。
しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。
先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。
また、一時金15万円の用途は交通費・宿泊費です。先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。一時金がない医療保険もあるので、この点はメリット。15万円あれば付添いの旅費もカバーできるでしょう。
ちなみにですが、特約名称にあるとおり患者申出療養も保障対象に含まれます。
患者申出療養も先進医療と同様に技術料が全額自己負担。患者からの申出を起点として、健康保険が適用されない治療を受けられる制度です。
「どうにもならないので〇〇〇という治療を受けさせてください!」
と国に申請して、認められれば技術料以外の入院料・診察料等が3割負担に軽減されます。
ただし、患者申出療養は普及しているとは言えません。厚生労働省の資料によると、令和2年7月1日から令和3年6月30日までに1年間で患者申出療養を受けた方は208人。現状だと患者申出療養を受ける確率はかなり低めです。
なので、先進医療のみを保障対象としている他社のがん保険と比較して、
「患者申出療養が保障対象!すごい!」
とまでは言えませんが、将来的に患者申出療養が普及する可能性を踏まえれば、メリットではあります。
まとめると、保障内容は良いです。特約保険料も月200円程度と安価なので、人生一発レッドカードを避けるためにも付加しておくべきオプションでしょう。
ちなみに、リニューアル前は契約後1年間は半額保障というデメリットがあったのですが、リニューアルされて解消されています。契約1年目から満額保障で、他社に追随しています。
【重要ではありません】限定告知型入院一時給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
限定告知型入院一時給付特約 | 1万円から20万円の範囲内で選択可能(1万円単位)。 | 入院したとき。 |
入院すると給付される一時金です。
短期入院でも、日用品や交通費がそれなりにかかるので、入院で赤字になりたくない方や、手持ちの現金が極端に少なくて医療費破産の可能性がある方にとっては有効な特約ですが、短期入院から長期入院まで民間の医療保険でがっちり備えると、保険料がめちゃくちゃ高くなります。
繰り返しますが、短期入院は貯蓄で備えて発生したら貯蓄でカバーするのが難しい長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパのよい医療保険の入り方。入院1日あたりの平均費用は2.1万円というデータがありますが、まずは2週間から1ヶ月程度の入院をカバーできるくらい貯蓄をすることです。
保障額もたいしたことはないですし、必要性はあまり感じられません。どうしても短期入院に備えたいのなら、主契約に初期入院10日給付特則を付加した方が良いかと。初期入院10日給付特則の方が保険料は安く収まることが多いでしょう。
【重要ではありません】限定告知型通院治療特約
通院1日に対して定額保障するオプションです。
他社の緩和型医療保険にも同じような通院特約はありますが、
・退院後180日以内の通院を保障、支払限度日数は30日(退院から180日間以内で、30回までの通院が保障される)。
がよくある保障内容です。
ちょっと気の利いた医療保険だと
・退院後180日以内の通院を保障、支払限度日数は30日。ただし、がんは退院から5年間の通院を無制限保障。
といったように、治療が長引くがんの通院が5年間無制限保障になります。
メディケア生命はさらに上を行って
・退院後180日以内の通院を保障、支払限度日数は30日。ただし、がん・心疾患・脳血管疾患は退院から5年間の通院を無制限保障。
です。がんだけでなく、心疾患・脳血管疾患の通院も5年間無制限保障になります。
心疾患・脳血管疾患で血管が詰まってしまうと長期に渡って血管をサラサラにする薬を飲み続けるので、通院が長引くことは少なくありません。心疾患・脳血管疾患の通院も5年間無制限保障である点はメリット。
ただし、通院保障は通院1回5,000円程度とたいした保障額ではありません。通院だと働くことも不可能ではないので、
「仕事が忙しいし、たった5,000円のために手続きする方がめんどくさい!」
ということもけっこうあります。必要性は薄いかなと。
ちなみに、通院治療で本当に怖いのは副作用のきつい抗がん剤を打ち続けるケースです。この場合は満足に働くこともできず、副作用の程度を見るために初回の2~3日間だけ入院することが多いので医療保険から給付される入院給付金は少額。こんなピンチに対応できる特約に、後述する限定告知型抗がん剤治療特約があります。
限定告知型抗がん剤治療特約の保障額は月10万円程度。月10万円なら手続きする気力も沸いてきます。優先するべきは限定告知型抗がん剤治療特約と感じます。
【重要ではありません】限定告知型損傷特約
骨折・関節脱臼・腱の断裂・靭帯の断裂・半月板の断裂・神経の断裂といったケガや、火傷・熱中症を保障する特約です。
選べるタイプにはⅠ型とⅡ型があり、Ⅰ型は
特定損傷給付金:骨折、関節脱臼、筋肉・腱の断裂、靱帯の断裂、半月板の断裂、神経の断裂または熱傷(やけど)の治療を保障。
重度特定損傷給付金:↑の手術を保障。保障額は特定損傷給付金の2倍。
熱中症給付金:熱中症で点滴注射を受けたときを保障。保障額は特定損傷給付金の20%。
の3本立て。Ⅱ型は↑の3本立てに加えてケガ・骨折・熱中症の通院も保障するといった特約です。
ケガと隣り合わせの激しいスポーツをする人にとっては重要かもしれませんが、そうでなければ必要性は薄いでしょう。保障期間も80歳までなので、骨が弱ってちょっと転んだだけで骨折する頃には保障が切れます。保障額も5万円~10万円とお小遣い程度。
ただし、熱中症は別です。他社にもケガを保障する特約はありますが、熱中症も保障するのはなかなか画期的。
熱中症も立ちくらみ軽度であれば涼しいところでゆっくり休めば回復しますが、頭痛や吐き気を伴うような重症となれば病院直行です。病院では水分補給のために点滴することが多く、点滴を受ければ熱中症給付金として特定損傷給付金の20%を受け取れます。
まあでも、熱中症で病院に担ぎ込まれて点滴を受けても治療費は数千円。家計への大きなダメージとはならないでしょう。入院するほどの重症であれば治療費は膨らみますが、その場合は主契約の入院給付金を受け取れます。
ということで、やっぱり必要性は薄いかなと。
【重要です】限定告知型抗がん剤治療特約
抗がん剤治療を受けた月に10万円といった定額給付する特約です。
抗がん剤治療が必要になるケースは大きく2パターンあります。
- 手術でがんを切除できて、再発予防するための抗がん剤治療。
- 手術でがんを切除できず、進行を遅らせるための抗がん剤治療。
1のケースはあっさりと抗がん剤治療は終了します。働きながらの治療も不可能ではないので、経済的なピンチに陥ることもそんなにありません。
本当に怖いのは2のケースです。この場合は副作用が辛くて満足に働くことも難しく、収入減もあり得ます。治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマります。
ベッドの上で虚空を見上げながら
「あ、これ、やばいかも…」
と、メンタルが削られまくるなかで、毎月定額給付してくれるのが本特約。優先度は高めです。
保障内容は優秀です。回数無制限保障なので、乳がん再発予防のためのホルモン剤治療(5年から10年続くこともある)にも耐えられます。女性にとって、この点は安心。
また、自由診療の抗がん剤治療も保障対象に含まれます。
欧米では承認されて使用が進んでいるけど、日本では承認が遅れてる抗がん剤
なんかが自由診療に含まれますが、こんな抗がん剤治療は公的医療保険が適用されないので全額自己負担。厚生労働省が↓のリンク先に未承認・適応外の抗がん剤をまとめてますが、その治療費は月100万円を超えることもざらにあります。
→国内で薬機法上未承認・適応外となる医薬品・適応のリスト(2021年10月31日改訂版)(PDF)
他社の調査では自由診療を提案された方の割合が19.8%らしく(実際に受けた方は11.7%)、自由診療が極々マイナーな治療とは言えなくなってきています。この点はメリットでしょう。
【重要です】限定告知型特定3疾病一時給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
限定告知型特定3疾病一時給付特約 | 10万円~200万円の間で10万円単位で選択可能。 | 【Ⅰ型】 ■がん 初回:がんと診断確定。 2回目以降:新たにがんと診断確定(再発・転移含む)、または入院。 ■心疾患 ・急性心筋梗塞は入院または手術を受けたとき。 ・急性心筋梗塞以外は20日以上の入院または手術を受けたとき。 ■脳血管疾患 ・脳卒中は入院または手術を受けたとき。 ・脳卒中以外は20日以上の入院または手術を受けたとき。 【Ⅱ型】 ■がん 初回:がんと診断確定。 2回目以降:新たにがんと診断確定(再発・転移含む)、または入院、通院、緩和ケア ■心疾患 ・入院または手術を受けたとき。 ■脳血管疾患 ・入院または手術を受けたとき。 |
がん・心疾患・脳血管疾患といった3大疾病で所定の条件を満たせば、1年に1回大きな金額の一時金を受け取れるオプションです。実際に受け取ってみるとわかるのですが、働くこともできずに医療費が膨らんでいく中で、
「医療保険…、入っておいてよかった…」
と分かりやすく実感できる重要なオプション。医療費やら入院中の諸費用やら収入減となった場合の生活費補填等、様々な用途に使える便利な一時金です。
特に特定3疾病一時給付特約が役立つのは、がんが失業につながりやすい非正規雇用の方やブラック企業に勤務されている方。
東京女子医大の調査ではがんと診断されてから、フルタイムで復職できるまでの期間平均が205日(時短勤務を含めると80日)だそうですが、時短勤務制度もないし、205日も勤務先が待ってくれないという場合は、がんと失業のWパンチを食らうこともあるでしょう(実際多いです)。
そんなときにドカッと100万円を銀行口座に振り込んでくれるのが特定3疾病一時給付特約です。生活を破綻させないために必要な特約です。
選べるタイプにはⅠ型とⅡ型の2つがあり、Ⅰ型は
- がんの2回目以降の給付条件を新たにがんと診断確定、または入院に限定。
- 急性心筋梗塞・脳卒中以外の心疾患・脳血管疾患は”20日以上の入院or手術”が条件。
といったように、Ⅱ型よりも保障条件が厳しくなってます。Ⅱ型はがんの2回目以降の給付条件に通院治療、緩和ケアが含まれますし、急性心筋梗塞・脳卒中以外の心疾患・脳血管疾患も日数制限なく入院、もしくは手術で保障されます。
以下、ポイントです。
- 【GOOD】給付間隔が1年に1回。
- 【GOOD】上皮内がんも保障対象。
- 【GOOD】心疾患・脳血管疾患をまるごと保障対象にしている。
- 【GOOD】がんの2回目以降の給付条件が入院に限定されていない(Ⅱ型)。
保障内容は完璧。
ちょっと古い医療保険だと2年に1回しか一時金が給付されないことあります。がんも心疾患も脳血管疾患も2年以内に再発することも珍しくありませんが、
「あ、前回から2年経過してないのでお支払いできませんよ!」
って言われたらイラっとします。その点、メディケア生命「新メディフィットRe」は1年に1回給付。悪くありません。
また、上皮内がんという初期のがんも保障されます。上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に到達していない状態のがんで、サッと手術で切り取ってしまえば完治する可能性が高いと言われてます。
ちょっと古い医療保険だと、上皮内がんが保障対象外だったり、保障額が減額されることもあります。乳がんは上皮内がんでも通常のがんと同程度の治療が必要となることもあり、この点は特に女性にとってメリットです。
心疾患・脳血管疾患をまるごと保障している点もメリット。他社の医療保険だと、心疾患・脳血管疾患の保障範囲を急性心筋梗塞・脳卒中に限定していることがあります。
急性心筋梗塞は心疾患の一部です。保障対象が急性心筋梗塞に限定されると、急性心筋梗塞以外の心疾患は保障対象外。平成29年の厚生労働省の調査によると心疾患全体の患者数1,732千人のうち、急性心筋梗塞の患者数は47千人。割合にすると2.7%に過ぎません。
ただし、Ⅰ型は急性心筋梗塞以外の心疾患だと
「20日以上の入院、もしくは手術」
が条件です。
生命保険文化センターによると、心疾患全体の入院日数平均は24.6日。35~64歳だと12.6日。
例えば狭心症は2~3日程度入院して手術も受けずに退院することも少なくありません。これだと「手術、もしくは20日以上の入院」の条件に合致せずに保障対象外。実質的にⅠ型で保障されるのは、急性心筋梗塞が大半かなと。
これがⅡ型だと、
「心疾患なら入院即保障!手術を受けてももちろん保障!」
です。これなら狭心症で2~3日程度の入院でも保障されます。
また、脳卒中も脳血管疾患の一部ですが、脳卒中には
- 脳梗塞
- くも膜下出血
- 脳出血
が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。
ということで、脳血管疾患でも脳卒中でも大きな差はありませんが、脳血管疾患の方がちょっと安心かな、とは感じます。
また、Ⅰ型は脳卒中以外の脳血管疾患だと
「20日以上の入院、もしくは手術」
が条件ですが、心疾患と異なり脳血管疾患は入院が長引きます。生命保険文化センターによると、脳血管疾患全体の入院日数平均は77.4日。Ⅱ型の条件は
「入院、もしくは手術」
といったように入院日数の制限がなくなってますが、Ⅰ型とⅡ型にそこまで大きな差はないかなと感じます。
最後にがんの保障内容ですが、Ⅰ型だとがんの2回目以降の給付条件が
- 新たにがんと診断確定(再発・転移含む)
- 入院
に限定されてしまいます。前回のがん治療が継続していて、入院ではなく通院で治療を受けている場合は保障されません。
がんの3大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。条件から通院が外されてしまうと、がんの治療を受けて苦しんでるのに一時金給付されないこともあるでしょう。
一方で、Ⅱ型であれば通院も保障対象に含まれます。Ⅱ型は
- 新たにがんと診断確定(再発・転移含む)
- 入院
- 通院治療(手術・抗がん剤・放射線・骨髄移植・先進医療・患者申出療養)
- 緩和ケア
が保障条件なので、何らかのがんの治療を受けている限りは一時金給付されるかなと。
「なにがなんでも一時金を支払ってやろう!」
というメディケア生命の意気込みが伝わってきます。安心できるのはⅡ型。
ただし、保障内容が良いので保険料は高めです。限定告知型特定3疾病一時給付特約を付加すると、月々の保険料は「えっ!」と絶句するくらい高くなることもあるでしょう。
一時金保障の保障内容と保険料は下記リンク先で比較しています。一時金保障を重視するのであれば、コスパが良い三井住友海上あいおい生命「&LIFE 医療保険Aセレクト(引受緩和型)」も候補に入ります。
【重要です】限定告知型がん診断特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
限定告知型がん診断特約 | 10万円~200万円の間で10万円単位で選択可能。一時金として給付される。 | 【Ⅰ型】 初回:がんと診断確定。 2回目以降:新たにがんと診断確定(再発・転移含む)、または入院。 【Ⅱ型】 初回:がんと診断確定。 2回目以降:新たにがんと診断確定(再発・転移含む)、または入院、通院、緩和ケア |
上述した限定告知型特定3疾病一時給付特約の保障対象をがんに限定して、その代わりに保険料を安くしたのが本特約です。
なので、ポイントは限定告知型特定3疾病一時給付特約と同じ。Ⅱ型の保障内容は秀逸で、
「なにがなんでも一時金を支払ってやろう!」
というメディケア生命の意気込みが伝わってきます。
繰り返しますが、上述した限定告知型特定3疾病一時給付特約の特約保険料は高いです。付加するとググっと保険料が上がります。
保険料を安くするためには限定告知型がん診断特約を選ぶことになりますが、限定告知型がん診断特約を選んで心疾患・脳血管疾患で倒れたときの後悔は想像を絶します。保険料を安く抑えて、心疾患・脳血管疾患まで保障を広げるために、
・特定3疾病一時給付特約の保障額を30万円
・がん診断特約の保障額を20万円
といったように、保障を分割するのもアリでしょう。
【重要ではありません】限定告知型特定3疾病保険料払込免除特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
限定告知型特定3疾病保険料払込免除特約 | 保険料支払いが免除される。 | 【Ⅰ型】 ■がん 診断確定 ■心疾患 ・急性心筋梗塞の場合は入院または手術を受けたとき。 ・急性心筋梗塞以外の場合は20日以上の入院または手術を受けたとき。 ■脳血管疾患 ・脳卒中の場合は入院または手術を受けたとき。 ・脳卒中以外の場合は20日以上の入院または手術を受けたとき。 【Ⅱ型】 ■がん 診断確定 ■心疾患 ・入院または手術を受けたとき。 ■脳血管疾患 ・入院または手術を受けたとき。 |
よくCMで見る「以降の保険料は頂きません!」という特約です。条件を満たせば、以降の保険料支払いが免除されます(もちろん保障は継続)。
保険料の支払いが免除されると確かに嬉しいのですが、保険料払込免除特約は有料です。付加すれば月々の保険料がグッとあがります。保険料を上げてまで保険料払込免除特約を付加するかは微妙なところ。
保障内容は良いです。他社と差が出るのは心疾患・脳血管疾患の保障ですが、急性心筋梗塞・脳卒中に限定せず、幅広い心疾患・脳血管疾患を保障対象としています。
まあでも、必要性は薄いでしょう。
【重要ではありません】限定告知型終身保険特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
限定告知型終身保険特約 | 30万円~250万円の範囲で選択可能。 ※10万円単位 |
亡くなった時 |
亡くなった場合に備える特約です。
選択できる保障額は最大250万円と大きくありません。遺族の生活費というよりも、亡くなった場合のお葬式代・お墓代に備えるのが本特約の目的でしょう。
保障は一生涯続くのですが、終身払を選んだ場合は保険料も生きている限り払い続けます。例えば、40歳男性が保障額100万円で本特約を付加すると、月々の保険料は2,450円上がります。
2,450円×409ヶ月(34年1ヶ月)=1,002,050円
なので、34年1ヶ月以上生きてしまうと、支払った保険料総額が死亡保険金100万円を超えてしまい、契約者が損をするという計算です。そして長生きすればするほど損失は膨らみます。
これでも他社と比較して悪くはありませんが、持病と上手におつきあいができていて、
「もしかしたら、思ったより(75歳くらいまで)長生きしちゃうかも…」
という方なら、自分で貯めるということも検討した方が良いかと。
「そんなに長生きできそうにないなあ…」
という方であれば、本特約を付加してもよいでしょう(難しい判断だと思います…)。
ちなみに、保険料を支払う期間を「60歳まで」とした場合、40歳男性が保障額100万円で本特約を付加すると、月々の保険料は4,560円上がります。60歳までに支払う保険料総額は1,094,400円なので、最大でも損失は94,400円。そして
4,560円×219ヶ月(18年4ヶ月)=998,640円
なので、18年4ヶ月以内に亡くなれば、支払った保険料総額は100万円以内に収まるのでお得という計算。これでも緩和型の死亡保障としては良心的な設計です。
本特約はお葬式代・お墓代が目的ですが、子どもが独立するまでの親の死亡保障であれば、合理的なのは収入保障保険です。持病のある方や大病を経験した方でも加入できる定期保険・収入保障保険・終身保険は下記リンク先で比較しているので、ご参考までに。
【緩和型】定期保険・収入保障保険・終身保険の告知事項と保険料比較
メディケア生命「新メディフィットRe」のメリット
保険料は安い。
リニューアルされて保険料はかなり安くなりました。
40歳と50歳を例に他社の緩和型医療保険と比較してみます。比較対象は緩和型医療保険のなかでも知名度の高いオリックス生命「キュア・サポート・プラス」、及び最安値クラスのFWD生命「FWD医療引受緩和」とします。
メディケア生命 | オリックス生命 | FWD生命 | |
保障内容 | 入院1日5,000円 手術入院5万円外来2.5万円(Ⅰ型) 特定3疾病入院無制限給付特則 先進医療特約あり |
入院1日5,000円 手術入院5万円外来2.5万円 七大生活習慣病入院給付特則 (三大疾病無制限型) 先進医療特約あり |
入院1日5,000円 手術入院5万円外来2.5万円 特定3大疾病入院無制限特則 先進医療特約あり |
40歳男性 | 2,970円 | 3,575円 | 2,939円 |
40歳女性 | 3,035円 | 3,225円 | 2,689円 |
50歳男性 | 3,945円 | 4,425円 | 3,820円 |
50歳女性 | 3,730円 | 3,920円 | 3,364円 |
最安値はFWD生命です。FWD生命は全ての年代において、他社より飛び抜けて安い感があります。メディケア生命はFWD生命には及ばないものの、オリックス生命と比較すれば安くおさまることが多いかなと。
緩和型医療保険は下記で比較してますので、こちらもご参考に。メディケア生命は最安値に半歩及ばない2位グループの上位といったところです。
自由診療の抗がん剤治療を保障対象にできる。
上述のとおり、限定告知型抗がん剤治療特約を付加すれば
欧米では承認されて使用が進んでいるけど、日本では承認が遅れてる抗がん剤
も保障されます。
日本で承認されていない抗がん剤治療はもちろん健康保険が適用されません。
こんな抗がん剤治療を受けることになると、
- 製薬会社の治験
- 先進医療
- 患者申出療養
- 自由診療
のどれかを選択することになります。
運良く治験を受けられれば薬剤費は無料。その他の医療費も健康保険が適用されるので、医療費はググっと抑えられます。
2の先進医療とは、先述のとおり公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。ある程度実績が蓄積された医療技術は厚生労働省に認められて先進医療となるのですが、先進医療には健康保険が適用されません。診察料・入院料といった技術料以外の医療費は健康保険が適用されるものの、先進医療の技術料は全額自己負担。
3の患者申出療養は患者が国に
「未承認薬の抗がん剤だけど、他に手段がないので受けさせてください!」
と申請する制度です。
申請が認められれば先進医療と同じく診察料・入院料といった技術料以外の医療費は健康保険が適用されますが、こちらも技術料は全額自己負担。
この2と3のケースは上述した限定告知型先進医療・患者申出療養特約を付加していれば救われます。限定告知型先進医療・患者申出療養特約が2,000万円上限で医療費実費を保障します。
なので、2と3のケースであれば
「保険に入っておいてよかった…」
と心の底から実感できるでしょう。お金を気にせず治療を受けられます。
ただし、先進医療と患者申出療養はまだまだ黎明期です。令和3年に先進医療を受けた方は5,843人(がん以外も含む)ですし、患者申出療養は令和2年7月1日から令和3年6月30日までの1年間で208人(参考:厚生労働省)。
実際は4の自由診療で受けるケースが多いでしょう。
自由診療は先進医療・患者申出療養とは異なり、治療費全額が自己負担です。本来であれば健康保険が適用されて3割負担となる診察料・入院料といった費用も10割負担。もちろん高額療養費制度も利用できないので、治療費は青天井に膨らみます。
自腹で支払うと月100万円を超えることもあるのが自由診療。一般庶民にはなかなか手が届かない治療ではありますが、上述のとおり極々マイナーな治療とは言えなくなってきています。
自由診療の保障額は通常の抗がん剤の2倍です。月額10万円保障で契約すると自由診療の抗がん剤治療を受けた月に20万円が給付されます。まあ焼け石に水となることもありますが、それでも無いよりはマシ。
健康な人が加入できる医療保険だと自由診療を保障するタイプが増えてきていますが、緩和型医療保険ではまだまだ少数派です。この点はメリットでしょう。
メディケア生命「新メディフィットRe」のデメリット
入院1回のカウント方法に注意。
デメリットというよりも注意点です。入院給付金の入院1回のカウント方法は、最近増えてきている
「90日以内の再入院は同一の原因であるかを問わず1回の入院とみなす」
方式です。
一般的な医療保険は異なる原因で90日以内に再入院した場合を、別々の入院として扱います。例えば、
1回目の入院:肺炎で20日入院した。
2回目の入院:1回目の入院を退院してから30日後に大腸がんで60日入院した。
といった場合、1回目と2回目の原因が異なるので別々の入院として扱います。入院1回の保障限度日数を60日で契約していれば、
1回目の入院:20日分の入院給付金をお支払い
2回目の入院:60日分の入院給付金をお支払い
なので、合計80日分の入院給付金を受け取れます。
一方で、メディケア生命は異なる原因でも90日以内の再入院は同じ入院とカウントします。↑と同じケースで入院1回の保障限度日数を60日で契約していれば、
1回目の入院:20日分の入院給付金をお支払い
2回目の入院:1回目に20日支払っているので、未消化の40日分の入院給付金をお支払い
ということで、合計60日分の入院給付金しか支払われません。
異なる原因で連続して入院することは稀だと思いますが、全くない話ではないです。この点はやや注意です。
女性特有疾病を保障する特約がない。
こちらもささいなデメリット。
医療保険には
- 乳房観血切除術
- 卵巣観血切除術
- 子宮観血切除術
- 乳房再建術
といった女性特有の手術を手厚く保障するオプションを付加できるタイプがあります。例えば、乳がんで乳房切除&乳房再建といった手術を受けた場合に
乳房切除:15万円
乳房再建:50万円
の合計65万円が主契約の手術保障に上乗せされて給付されるといったオプションです。
女性に人気のあるオプションではあるのですが、メディケア生命「新メディフィットRe」にはありません。
このような女性特有の手術に対して保障額を上乗せしても意味がない(かかる医療費は通常の手術と同じ)という意見もあります。確かに平均からすると、女性疾病の手術が他の疾病より飛び抜けて高くなるということはありませんし、高額療養費制度を利用すれば月々の医療費上限はある程度決まります。
しかし、乳房切除・子宮摘出・卵巣摘出といった手術は他の手術よりも精神的ダメージが大きいです。手術を受けて凹んでいるところに、ドンっと一時金が給付されれば、
「退院したら旅行へ行こう」
「美味しいものを食べにいこう」
「欲しかったバッグを買ってみよう」
といったように、前向きな気持ちになれる方もいらっしゃいます。
また、乳房再建術には大きく
- インプラント。シリコン製の人工乳房。
- 自家組織による再建。お腹や背中の組織を移植する。
- 脂肪注入。
の3種類があるのですが、インプラントと自家組織は公的医療保険が適用されます。もちろん高額療養費制度の対象なので、手術費用がめちゃくちゃ高くなるということはありません。
一方で、脂肪注入は自由診療なので、現時点で公的医療保険は適用されません。費用は全額自己負担で100万円を超えることもあります。ちょっと躊躇してしまう金額ですよね…。
E-BeCという非営利団体のアンケート調査では、全体の約45%がインプラントで、約15%が自家組織による再建を選択。脂肪注入は約10%なので多いとは言えませんが、極々稀な選択肢とも言えません。医療保険で乳房再建術が保障されれば、脂肪注入も選択肢に入るでしょう。
メリットで保険料を比較したFWD生命「FWD医療引受緩和」だとか、緩和型医療保険のなかでは評価の高い三井住友海上あいおい生命「&LIFE 医療保険Aセレクト(引受緩和型)」、及びチューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZワイド」には女性特有の手術を手厚く保障するオプションがあります。気になる方は他社と比較を。
メディケア生命「新メディフィットRe」の評価
評価:A(S、A~Cで判定)
大きな欠点は見当たりません。
主契約の保障内容は良好ですし、選べるオプションの種類も豊富。保険料も業界最安値クラスに半歩及ばないものの、決して高くはありません。
緩和型医療保険は保障内容・保険料ともにFWD生命「FWD医療引受緩和」が強いのですが、FWD生命は香港資本の外資系保険会社です。健康な人ならかんたんに医療保険を乗り換えられますが、持病を抱える方や大病を経験した方はなかなか乗り換えが難しい…。一生涯契約する医療保険を、日本撤退もあり得る外資系に任せて良いのかと不安を抱える方も多いです。
そんな方の受け皿になり得るのがメディケア生命「新メディフィットRe」。バックに大手の住友生命がいる安定感があります。
よって評価は「A」としました。
比較対象として以下を挙げておきます。
●FWD生命「FWD医療引受緩和」
保障内容も保険料も他社の一歩先を進んでます。気になるのは外資系でコロコロと社名が変わる点。持病のある方や、大きな病気を経験された方だと、医療保険の乗り換えは難しく、この点はちょっと不安に思うかも(僕はあまり気にしてませんが…)。
●三井住友海上あいおい生命「&LIFE 医療保険Aセレクト(引受緩和型)」
必要な保障は概ね揃ってますし、保険料はFWD生命に次ぐ2位グループ。メディケア生命と良い勝負です。
●はなさく生命「かんたん告知はなさく医療」
FWD生命に次ぐ2位グループのなかでも上位の緩和型医療保険。保障内容にも大きな欠点は見当たりません。ちなみに、はなさく生命は日本生命のグループ会社です。
緩和型医療保険は下記で比較してますので、こちらもご参考に。
上記の比較記事にも書いてますが、緩和型医療保険の加入条件(告知事項)を満たせなかった場合は、超緩和型のなないろ生命「なないろメディカルスーパーワイド」が最後の希望です。
メディケア生命「新メディフィットRe」の相談をするなら。
メディケア生命「新メディフィットRe」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ご近所の保険ショップでも取り扱っているはず。
しかし、いざ保険ショップに行ってみて、
「あー、すいません、うち、メディケア生命やってないんですよ」
なんて言われたら立ち直れないですよね。そんなことにならないためにも、事前に最寄の保険ショップがメディケア生命を取り扱っているか確認しておきましょう。
手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、メディケア生命はもちろんのこと、比較記事で取り上げた全ての保険会社と提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
【保険の相談なら!】保険クリニック
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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。
わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。
保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。
保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは
- 契約時の告知事項に不備があった。
- 契約上、保険会社に支払う責任がない。
の2点。
1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。
また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。
そんなときに、
「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」
といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。
保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。
実際に利用した方の口コミは以下のとおり。
「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」
という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。
予約は簡単です。
①保険クリニックのサイトにアクセスする。
②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。
③予約日時を選択する。
④以下を入力して予約完了。
- 相談方法(来店or訪問)
- 名前
- 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
- 電話番号
- メールアドレス
- 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
- 要望等(任意入力)
これで予約は完了。1分もあれば予約できます。
50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。メディケア生命はもちろんのこと、比較記事で取り上げた全ての保険会社と提携しているので、比較もかんたんにやってくれますよ。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
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【保険ショップの検索・予約なら】保険相談ニアエル
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近所に保険クリニックがない場合は、保険相談ニアエルで最寄りの保険ショップを検索してみてください。保険ショップには複数回相談に訪問することもあるので、自宅との距離のは割と重要です。
保険相談ニアエルは全国1,500店舗の保険ショップを区市町村単位で検索できます。保険ショップに関する
- 取り扱っている保険会社
- 実際に利用した人の口コミ
- 営業時間、交通アクセス等の基本情報
といった情報も掲載されています。取り扱っている保険会社が事前にわかるので、希望していた保険を提案されなかった!といった悲劇もないですし、厳しい口コミもそのまま掲載されているので、ちゃんと選べば安心して相談ができるかなと。
また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で
- 相談希望日時
- 氏名
- 生年月日
- 電話番号
- 相談内容(保険見直しor新規加入orその他)
だけ入力すれば完了。1分程度で終わる作業です。
予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。
もちろん予約は無料です。気軽に予約して大丈夫です。
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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。
しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:メディケア生命「新メディフィットRe」
必要な保障は揃ってますし、選べるオプションの種類も豊富。保険料は比較的安く収まります。バックに大手の住友生命が控えている点もメリットでしょう。持病を抱えた方や、過去に大病を経験した多くの方にとって有力な候補となる緩和型医療保険だと思います。
現状では、メディケア生命に加えて、FWD生命・三井住友海上あいおい生命、はなさく生命あたりと比較しながら決めるのが、賢い緩和型医療保険の選び方かと。
一方で、加入条件(告知事項)を満たせなかった方は、なないろ生命「なないろメディカルスーパーワイド」が最後の希望です。なないろ生命は加入条件がさらに緩い超緩和型医療保険。最後の希望です。
保険クリニックなら、メディケア生命はもちろんのこと、緩和型医療保険の比較記事で取り上げた全ての保険会社と提携しています。比較もかんたんにやってくれるので、迷ったら手っ取り早いのは保険クリニックです。
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※2024年7月更新 新メディフィットReにリニューアル。
コメント
いつも医療保険を詳しく説明していただきありがとうございます。大変参考にさせていただき保険クリニックさんでいくつか契約させていただきました。メディフィットRe(リリーフ)について注意点がありコメントさせていただきます。加入しようとコールセンターに確認したところ、がんの場合の告知内容が「完治してから5年」とのこと。医師に完治(又は寛解)と言われることが条件でした。パンフレットにも完治の文字があり、他社に比べ一番厳しい条件だと思います。今後他社も厳しい流れにならないと良いのですが…
mikoa様
コメントありがとうございました!
また、貴重な情報のご提供とても助かります!
パンフレットをよく調べて書いたつもりだったのですが、
「完治してから5年」には気づきませんでした。
確かに
「完治後の経過観察や定期検査はがんの診察・検査に該当しません。」
といった文言が含まれていますね。大変失礼いたしました。
他社の状況もできる限り確認し、修正するように致します。
以上、よろしくお願いいたします!