【評価S】メディケア生命の医療保険「新メディフィットA」デメリットと評価

保障内容に大きな欠点は見当たらず、選べるオプションの種類も豊富。現在の医療保険のスタンダードです。月々の保険料は業界最安値クラスに一歩及びませんが、トップとの差はわずかなもの。

医療保険なんて世の中にたくさんあるので選ぶのに疲れてしまいますが、迷いに迷って混乱してわけがわからなくなったら

「えいや!」

でメディケア生命に決めてしまっていいと思います。ひとまずはメディケア生命に決めておけば、いざというときに後悔する可能性は低いかなと。

メディケア生命「新メディフィットA」ここがポイント
  • オプションの種類が豊富です。各オプションの保障内容も良好。
  • 保険料は業界最安値クラスに一歩及ばずといったところ。
  • 自由診療のがん治療を保障対象にできます(上限1億円保障で保険料は一生涯変わらない)。

医療保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

医療保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の4点です。

  1. 入院保障:入院は短期化していますが、超長期の入院となる可能性はゼロではありません。3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の長期入院に耐えられるかは要チェックです。
  2. 通院保障(抗がん剤治療保障):通院治療だと働けることも多いのですが、本当に怖いのは通院で副作用のきつい抗がん剤治療(辛過ぎて働けない…)を受けるケース。こんな状況を保障してくれるかが重要です。最近の医療保険は健康保険が適用されない自由診療の抗がん剤治療も保障対象にすることがあります。
  3. 三大疾病一時金:医療保険にはがん・心疾患・脳血管疾患で入院すると毎年100万円といった保険金が支払われるオプションがあります。生活費の補填という意味でも、長期の闘病に備えるという意味でも、重要な保障です。
  4. 先進医療保障:先進医療には健康保険が適用されません。治療費は全額自己負担です(数百万円となることもあります)。医療保険が先進医療をしっかり保障してくれるかも要チェックです。

まずはざっと概要を書いておきます。上記4点について、メディケア生命「新メディフィットA」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
入院保障 がん・心疾患・脳血管疾患が無制限保障(特定3疾病入院無制限給付特則時) A
通院保障(がん) 抗がん剤治療特約あり(薬剤治療特約) A
三大疾病一時金 【対象となる疾病・給付条件】
がん:1回目診断確定、2回目以降診断確定or入院or通院or緩和ケア
心疾患:入院または手術または在宅医療
脳血管疾患:入院または手術または在宅医療
【給付間隔・上限】
1年に1回、回数無制限
※Ⅱ型
A
先進医療保障 通算2,000万円上限・終身型 A
30歳の月額保険料
(入院給付金1万円、保険料支払期間終身)
男性:1,400円
女性:1,350円
A
40歳の月額保険料
(入院給付金1万円、保険料支払期間終身)
男性:1,910円
女性:1,480円

入院保障に大きな問題はありません。オプションの特定3疾病入院無制限給付特則を付加すれば、がん・心疾患・脳血管疾患の入院が無制限保障となります(8大生活習慣病入院無制限給付特則もあります)。この点は安心です。

薬剤治療特約を付加すれば、抗がん剤治療を受けた月に10万円給付です。通院でがん治療を受けてるけど、抗がん剤の副作用が辛くて働けない!なんていう状況もきっちり保障されます。さらに、がん自由診療特約を付加すれば自由診療(健康保険が適用されないので全額自己負担)も上限1億円で保障です。この点も安心。

また、三大疾病一時金の給付対象は幅広くがん・心疾患・脳血管疾患です。ちょっと古い医療保険だと心疾患・脳血管疾患の保障対象が急性心筋梗塞・脳卒中に限定されることもありますが、メディケア生命「新メディフィットA」はそんなことありません。給付間隔も1年に1回ですし、がんの2回目以降の給付条件に通院が含まれます。現状では最先端の保障内容でしょう。

先進医療保障も保障上限2,000万円の終身型です。充実してます。

保険料も決して高くはありません。業界最安値クラスには一歩届きませんが、保障内容を加味すれば高くはない保険料です。悪くはありません。

良いところばっかり書いてますが、そういう医療保険です。後述するデメリットも些細なものですし、全般的によくまとまっています。

ちなみに、メディケア生命は住友生命のグループ会社です。ネットや保険ショップ専用の生命保険・医療保険を開発している生命保険会社で、住友生命が伝統(全国の支店網や営業職員を維持するのに経費がかかる等)に縛られてできないことをやってます。大手のグループ会社なので経営上の心配は無用でしょう。

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目次

メディケア生命「新メディフィットA」の保障内容を評価します。

冒頭のところで入院保障・通院保障(がん)・三大疾病一時金・先進医療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。

【主契約】入院給付金・手術給付金・放射線治療給付金・骨髄移植術給付金・骨髄ドナー給付金

メディケア生命「新メディフィットA」は入院・手術保障を主契約とするオーソドックスなタイプの医療保険ですが、その組み合わせを比較的自由に選ぶことができます。

まずは入院保障から。

名称 給付額 給付条件
入院給付金 入院1日につき3000円~10,000円から選択可能。
※1,000円単位で選択可能。
※1回の入院の支払限度日数を30日型・60日型・120日型から選択可能。
入院1日につき給付

入院保障は「入院給付金×入院日数」が保障されるのですが、入院1回に対する入院日数の保障上限を30日間・60日間・120日間から選べます。

ちなみにですが、入院日数の平均は以下のとおり。

全体平均:32.3日
35歳~64歳の平均:24.4日
(参考:生命保険文化センター

上記のリンク先を参照頂けるとわかるのですが、入院日数は意外と短いです。最近の医療は入院から通院にシフトしています。

これだけ見ると

「保障上限60日で十分じゃん!」

と思ってしまいますが、あくまでこれは平均。脳血管疾患は平均からしても入院が長引きますし、がんも部位や症状によっては入院が長引きます。

ということで、医療保険には特定の疾病に限定して入院を無制限保障するオプションがあります。メディケア生命「新メディフィットA」は無制限保障オプションが下記2種類から選べます。

特定3疾病入院無制限給付特則 以下の3疾病の入院保障を無制限に延長する。
・がん
・心疾患
・脳血管疾患
8大生活習慣病入院無制限給付特則 以下の8疾病の入院保障を無制限に延長する。
・がん
・心疾患
・脳血管疾患
・糖尿病
・高血圧性疾患
・肝疾患
・膵〈すい〉疾患
・腎疾患

医療保険の役割が万が一の壊滅的な状況を救うことにあると考えれば、入院日数の無制限保障は重要です。延長オプションを付加しても保険料はそこまで上がらないので、少なくとも特定3疾病入院無制限給付特則は付加しておいた方が安心でしょう。

続いて手術保障です。

手術保障は「Ⅰ型」「Ⅱ型」「なし」の3タイプから選択できます。

タイプ 給付額
Ⅰ型 入院中:入院給付金の10倍
外来:入院給付金の5倍
放射線治療:入院給付金の10倍
骨髄移植術:入院給付金の10倍
骨髄幹細胞の採取手術:入院給付金の10倍
Ⅱ型 入院中:手術の種類に応じて入院給付金の10倍or20倍or50倍
外来:入院給付金の5倍
放射線治療:入院給付金の20倍
骨髄移植術:入院給付金の50倍
骨髄幹細胞の採取手術:入院給付金の10倍
なし 保障なし

Ⅰ型は定額保障、Ⅱ型はメリハリが効いて開頭・開腹・開胸といったきつい手術の保障額が大きくなります。余裕があればⅡ型といったところですが、高額療養費制度を踏まえれば定額保障で保険料が安いⅠ型でも十分でしょう。

ちなみに、外来手術増額特則というオプションを付加すると、外来手術の保障額が入院給付金の10倍に増額されます。まあでも外来手術はちゃちゃっと終わるような軽い手術が大半ですし、外来であれば働きながら受けることも不可能ではないので、増額する必要性も薄いかなと感じます。

【重要です】先進医療・患者申出療養特約

特約名 給付額 給付条件
先進医療・患者申出療養特約 ・保障期間通算で2,000万円までの技術料。
・1回につき一時金15万円給付。
先進医療・患者申出療養を受けた場合。

先進医療とは、厚生労働省が指定した公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療・患者申出療養特約です。

例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の一種です。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。

重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。

しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療・患者申出療養特約です。

先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療・患者申出療養特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。

また、一時金15万円の用途は交通費・宿泊費です。先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。15万円あれば付添い人の旅費もカバーできるでしょう。一時金がない医療保険もあるので、この点はメリット。

ちなみにですが、特約名称にあるとおり患者申出療養も保障対象に含まれます。

患者申出療養も先進医療と同様に技術料が全額自己負担。患者からの申出を起点として、健康保険が適用されない治療を受けられる制度です。

「どうにもならないので〇〇〇という治療を受けさせてください!」

と国に申請して、認められれば技術料以外の入院料・診察料等が3割負担に軽減されます。

ただし、患者申出療養は普及しているとは言えません。厚生労働省の資料によると、令和2年7月1日から令和3年6月30日までに1年間で患者申出療養を受けた方は208人。現状だと患者申出療養を受ける確率はかなり低めです。

なので、先進医療のみを保障対象としている他社の医療保険と比較して、

「患者申出療養が保障対象!すごい!」

とまでは言えませんが、将来的に患者申出療養が普及する可能性を踏まえれば、メリットではあります。

まとめると、保障内容は良いです。特約保険料も月100円程度と安価なので、人生一発レッドカードを避けるためにも付加しておくべきオプションでしょう。

【重要ではありません】入院一時給付特約

特約名 給付額 給付条件
入院一時給付特約 1回の入院で最高20万円(1万円単位で選べます) 入院したとき。

入院すると給付される一時金です。

短期入院でも、日用品や交通費がそれなりにかかるので、入院で赤字になりたくない方や、手持ちの現金が極端に少なくて医療費破産の可能性がある方にとっては有効な特約ですが、短期入院から長期入院まで民間の医療保険でがっちり備えると、保険料がめちゃくちゃ高くなります。

短期入院は貯蓄で備えて、発生したら貯蓄でカバーするのが難しい長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパのよい医療保険の入り方。入院1日あたりの平均費用は2.1万円というデータがありますが、まずは2週間から1ヶ月程度の入院をカバーできるくらい貯蓄をすることです。

保障額もたいしたことはないですし、必要性はあまり感じられません。どうしても短期入院に備えたいのなら、主契約に初期入院10日給付特則を付加した方が良いかと。こちらは10日以内の短期入院でも10日分の入院給付金が保障されます(そして入院一時給付特約より保険料が安い)。

【重要ではありません】通院治療特約

特約名 給付額 給付条件
通院治療特約 通院1日につき1,000円~5,000円の間で1,000円単位で選択可能。 退院後に通院した場合。

通院1日に対して定額を給付するオプションです。

他社の医療保険にも同じような通院特約はありますが、

・退院後180日以内の通院を保障、支払限度日数は30日(退院から180日間以内で、30回までの通院が保障される)。

がよくある保障内容です。

ちょっと気の利いた医療保険だと

・退院後180日以内の通院を保障、支払限度日数は30日。ただし、がんは退院から5年間の通院を無制限保障

といったように、治療が長引くがんの通院が5年間無制限保障になります。

メディケア生命はさらに上を行って

・退院後180日以内の通院を保障、支払限度日数は30日。ただし、がん・心疾患・脳血管疾患は退院から5年間の通院を無制限保障

です。がんだけでなく、心疾患・脳血管疾患の通院も5年間無制限保障になります。

心疾患・脳血管疾患で血管が詰まってしまうと長期に渡って血管をサラサラにする薬を飲み続けるので、通院が長引くことは少なくありません。心疾患・脳血管疾患の通院も5年間無制限保障である点はメリット。

ただし、通院保障は通院1回5,000円程度とたいした保障額ではありません。通院だと働くことも不可能ではないので、

「仕事が忙しいし、たった5,000円のために請求手続きする方がめんどくさい!」

ということもけっこうあります。必要性は薄いかなと。

ちなみに、通院治療で本当に怖いのは副作用のきつい抗がん剤を打ち続けるケースです。この場合は満足に働くこともできず、副作用の程度を見るために初回の2~3日間だけ入院することが多いので医療保険から給付される入院給付金は少額。こんなピンチに対応できる特約に、後述する薬剤治療特約があります。

薬剤治療特約の保障額は月10万円程度。月10万円なら手続きする気力も沸いてきます。優先するべきは薬剤治療特約と感じます。

【重要ではありません】損傷特約

特約名 給付額 給付条件
損傷特約 5万円~10万円の範囲で選択可能 骨折・火傷・熱中症等の治療を受けたとき。

骨折・関節脱臼・腱の断裂・靭帯の断裂・半月板の断裂・神経の断裂といったケガや、火傷・熱中症を保障する特約です。

選べるタイプにはⅠ型とⅡ型があり、Ⅰ型は

特定損傷給付金:骨折、関節脱臼、筋肉・腱の断裂、靱帯の断裂、半月板の断裂、神経の断裂または熱傷(やけど)の治療を保障。

重度特定損傷給付金:↑の手術を保障。保障額は特定損傷給付金の2倍。

熱中症給付金:熱中症で点滴注射を受けたときを保障。保障額は特定損傷給付金の20%。

の3本立て。Ⅱ型は↑の3本立てに加えてケガ・骨折・熱中症の通院も保障するといった特約です。

ケガと隣り合わせの激しいスポーツをする人にとっては重要かもしれませんが、そうでなければ必要性は薄いでしょう。保障期間も80歳までなので、骨が弱ってちょっと転んだだけで骨折する頃には保障が切れます。保障額も5万円~10万円とお小遣い程度。

ただし、熱中症は別です。他社にも同様にケガを保障する特約はありますが、熱中症も保障するのはなかなか画期的。

熱中症も立ちくらみ軽度であれば涼しいところでゆっくり休めば回復しますが、頭痛や吐き気を伴うような重症となれば病院直行です。病院では水分補給のために点滴することが多く、点滴を受ければ熱中症給付金として特定損傷給付金の20%が保障されます。

まあでも、熱中症で病院に担ぎ込まれて点滴を受けても治療費は数千円。損傷特約を付加して保障受けなくても、家計への大きなダメージとはならないでしょう。入院するほどの重症であれば治療費は膨らみますが、その場合は主契約の入院給付金が保障されます。

ということで、やっぱり必要性は薄いかなと。

【重要ではありません】8大生活習慣病入院特約

特約名 給付額 給付条件
8大生活習慣病入院特約 入院1日につき2,000円~20,000円の範囲で選択可能。 8大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患、腎疾患、肝疾患、膵疾患)で入院したとき。

8大生活習慣病で入院した場合、入院給付金が増額される特約です。

生活が乱れがちで生活習慣病に不安があるけど月々の保険料を少しでも安くしたい場合は主契約の入院給付金を低額に抑えて、「8大生活習慣病入院特約」を付加するということもできます。

例えば、40歳男性を例にすると

入院給付金5,000円で8大生活習慣病入院特約5,000円⇒月額保険料1,475円
入院給付金10,000円⇒月額保険料1,910円

です。8大生活習慣病で入院した場合の給付額はどちらも10,000円ですが、月々の保険料は500円程度の差があります。気になる方は付加してもよいかと。

【良い保障内容です】女性医療特約

特約名 給付額 給付条件
女性医療特約 【入院型】
入院給付金:入院1日につき2,000円~20,000円の範囲で選択可能。
【入院・手術型】
入院給付金:入院1日につき2,000円~20,000円の範囲で選択可能。
女性特定手術給付金:入院給付金の30倍
乳房再建術給付金:入院給付金の100倍
下記参照

女性特有の疾病・女性に多い疾病に対し、主契約の入院・手術保障を手厚くするオプションです。もちろん付加できるのは女性のみ。

女性医療特約は2タイプから選べます。

  • 入院型:主契約の入院給付金に上乗せ給付。
  • 入院・手術型:主契約の入院給付金と手術給付金に上乗せ給付。

下記の疾病で入院した場合に、主契約の入院給付金が上乗せされるのが入院型です。

女性特有の病気 子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫、卵巣チョコレートのう胞、乳腺症、月経異常、女性不妊症など
妊娠・出産にかかわる症状 (切迫)流産、子宮外妊娠、重症妊娠悪阻、帝王切開、多胎分娩など
女性に多い病気 鉄欠乏性貧血、低血圧症、甲状腺腫、膀胱炎、リウマチ、メニエール病、骨粗しょう症など
すべてのがん 乳がん、子宮がん、肺がんなど(女性特有のがんに限りません)

入院・手術型は上述した入院保障に加え、

  • 乳房手術
  • 子宮摘出
  • 卵巣摘出
  • 乳房再建術

といった手術を受けた際に、主契約の手術給付金に上乗せ給付します。

入院給付金の増額対象となる疾病は他社同等。悪くありません。他社だと甲状腺障害や貧血といった女性に多い病気が保障対象外となることもあるのですが、メディケア生命はきっちり保障対象です。

手術給付金の増額対象も標準的な4種類。悪くはありませんが、最近は

  • 子宮・子宮附属器に関する手術はなんでもかんでも保障
  • 乳房温存療法(部分的な切除と放射線治療の組み合わせ)を考慮して、放射線治療を受けた場合にもドンッと保障。
  • 脱毛した時のウィッグ代も保障。

といった特色のある医療保険が増えてきているので、ややさみしい感じもします。

まあでも全般的には平均的な保障内容でしょう。特約保険料も高くはないので、気になる女性は付加してもよいかと。

【重要ではありません】特定女性疾病通院治療特約

特約名 給付額 給付条件
特定女性疾病通院治療特約 通院1日につき1,000円~10,000円の範囲で選択可能。 ・乳房に関する疾病で通院した場合。
・子宮に関する疾病で通院した場合。
・卵巣卵管に関する疾病で通院した場合。
・がんで通院した場合。

女性特有の疾病の通院を保障する特約です。他社には見られない珍しいオプションです。

保障対象は

  • 乳房・子宮・卵巣卵管に関する疾病なら外来治療開始、もしくは退院後180日間以内の通院を30日間保障。
  • がんは外来治療開始、もしくは退院後180日間以内の通院を日数無制限で保障。

です。上述した通院治療特約は入院のない通院は保障対象外でしたが、こちらは入院のない通院でも保障されます。

一方で、保障される疾病は上述した女性医療特約よりも狭くなってます。

  • 月経異常
  • 妊娠・出産に関わる症状(帝王切開等)
  • 女性に多い疾病(貧血、低血圧等)

は保障対象外。

こちらも上述した通院治療特約と同じく、優先度は低いかなと感じます。乳房・子宮・卵巣卵管に関する疾病を患ったとしても、通院回数が膨らむことはそうそうないかなと。多くても月数回程度の通院でしょう。例えば、東大病院によると症状が強い子宮内膜症でも通院は2週間に1回程度、通常は数か月おき。

月2回通院して通院1日5,000円×2回で1万円給付となっても、

「請求手続きするのがめんどくせぇ!」

ということになりかねません。必要性は薄いかと。

【重要です】特定3疾病一時給付特約

特約名 給付額 給付条件
特定3疾病一時給付特約 10万円~200万円の間で10万円単位で選択可能。一時金として給付される。 【Ⅰ型】
■がん
初回:がんと診断確定。
2回目以降:新たにがんと診断確定(再発・転移含む)、または入院。
■心疾患
・急性心筋梗塞は入院または手術を受けたとき。
・急性心筋梗塞以外は20日以上の入院または手術を受けたとき。
■脳血管疾患
・脳卒中は入院または手術を受けたとき。
・脳卒中以外は20日以上の入院または手術を受けたとき。
【Ⅱ型】
■がん
初回:がんと診断確定。
2回目以降:新たにがんと診断確定(再発・転移含む)、または入院、通院、緩和ケア
■心疾患
・入院または手術を受けたとき。もしくは在宅医療を受けたとき。
■脳血管疾患
・入院または手術を受けたとき。もしくは在宅医療を受けたとき。

がん・心疾患・脳血管疾患といった3大疾病で所定の条件を満たせば、1年に1回大きな金額の一時金を受け取れるオプションです。実際に受け取ってみるとわかるのですが、働くこともできずに医療費が膨らんでいく中で、

「医療保険…、入っておいてよかった…」

と分かりやすく実感できる重要なオプションです。

特に特定3疾病一時給付特約が役立つのは、がんが失業につながりやすい非正規雇用の方やブラック企業に勤務されている方。

東京女子医大の調査ではがんと診断されてから、フルタイムで復職できるまでの期間平均が205日(時短勤務を含めると80日)だそうですが、時短勤務制度もないし、205日も勤務先が待ってくれないという場合は、がんと失業のWパンチを食らうこともあるでしょう(実際多いです)。

そんなときにドカッと100万円を銀行口座に振り込んでくれるのが特定3疾病一時給付特約です。生活を破綻させないために必要な特約です。

選べるタイプにはⅠ型とⅡ型の2つがあり、Ⅰ型は

  • がんの2回目以降の給付条件を新たにがんと診断確定、または入院に限定。
  • 急性心筋梗塞・脳卒中以外の心疾患・脳血管疾患は”20日以上の入院or手術”が条件。

といったように、Ⅱ型よりも保障条件が厳しくなってます。Ⅱ型はがんの2回目以降の給付条件に通院治療、緩和ケアが含まれますし、急性心筋梗塞・脳卒中以外の心疾患・脳血管疾患も日数制限なく入院、もしくは手術で保障されます。

以下、ポイントです。

  • 【GOOD】給付間隔が1年に1回。
  • 【GOOD】上皮内がんも保障対象。
  • 【GOOD】心疾患・脳血管疾患をまるごと保障対象にしている。
  • 【GOOD】がんの2回目以降の給付条件が入院に限定されていない(Ⅱ型)。

ちょっと古い医療保険だと2年に1回しか一時金が給付されないことあります。2年は長いですよね。がんも心疾患も脳血管疾患も2年以内に再発することも珍しくありませんが、

「あ、前回から2年経過してないのでお支払いできませんよ!」

って言われたらイラっとします。その点、メディケア生命「新メディフィットA」は1年に1回給付。悪くありません。

また、上皮内がんという初期のがんも保障されます。上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に到達していない状態のがんで、サッと手術で切り取ってしまえば完治する可能性が高いと言われてます。

ちょっと古い医療保険だと、上皮内がんが保障対象外だったり、保障額が減額されることもあります。大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで早期発見されたというデータもあり、決して珍しいがんではありません。この点も安心でしょう。

心疾患・脳血管疾患をまるごと保障している点もメリット。他社の医療保険だと、心疾患・脳血管疾患の保障範囲を急性心筋梗塞・脳卒中に限定していることがあります。

急性心筋梗塞は心疾患の一部です。保障対象が急性心筋梗塞に限定されると、急性心筋梗塞以外の心疾患は保障対象外。平成29年の厚生労働省の調査によると心疾患全体の患者数1,732千人のうち、急性心筋梗塞の患者数は47千人。割合にすると2.7%に過ぎません。

ただし、Ⅰ型は急性心筋梗塞以外の心疾患だと

「20日以上の入院、もしくは手術」

が条件です。

生命保険文化センターによると、心疾患全体の入院日数平均は24.6日。35~64歳だと12.6日。

例えば狭心症は2,3日程度入院して手術も受けずに退院することも少なくありません。これだと「手術、もしくは20日以上の入院」の条件に合致せずに保障対象外。実質的にⅠ型で保障されるのは、急性心筋梗塞が大半かなと。

これがⅡ型だと、

「心疾患なら入院即保障!手術を受けてももちろん保障!在宅医療でも保障!」

です。これなら狭心症で2,3日程度の入院でも保障されます。

また、脳卒中も脳血管疾患の一部ですが、脳卒中には

  • 脳梗塞
  • くも膜下出血
  • 脳出血

が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。

ということで、脳血管疾患でも脳卒中でも大きな差はありませんが、脳血管疾患の方がちょっと安心かな、とは感じます。

また、Ⅰ型は脳卒中以外の脳血管疾患だと

「20日以上の入院、もしくは手術」

が条件ですが、心疾患と異なり脳血管疾患は入院が長引きます。生命保険文化センターによると、脳血管疾患全体の入院日数平均は77.4日。

なので、Ⅱ型の条件は

「入院、もしくは手術、在宅医療」

といったように入院日数の制限がなくなってますが、Ⅰ型とⅡ型にそこまで大きな差はないかなと感じます。

最後にがんの保障内容ですが、Ⅰ型だとがんの2回目以降の給付条件が

  • 新たにがんと診断確定(再発・転移含む)
  • 入院

に限定されてしまいます。初回のがん治療が継続していて、入院ではなく通院で治療を受けている場合は保障されません。

がんの3大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。条件から通院が外されてしまうと、がんの治療を受けて苦しんでるのに一時金給付されないこともあるでしょう。

一方で、Ⅱ型であれば通院も保障対象に含まれます。Ⅱ型は

  • 新たにがんと診断確定(再発・転移含む)
  • 入院
  • 通院治療(手術・抗がん剤・放射線・骨髄移植・先進医療・患者申出療養)
  • 緩和ケア

が保障条件なので、何らかのがんの治療を受けている限りは一時金給付されるかなと。

「なにがなんでも一時金を支払ってやろう!」

というメディケア生命の意気込みが伝わってきます。安心できるのはⅡ型です。

あとは保険料。30歳男性・保障額50万円を例にすると

Ⅰ型:+1,040円
Ⅱ型:+1,285円

です。他社と比較して高くはないですし、これくらいの差であれば僕ならⅡ型を選びます。

ただし、メディケア生命「新メディフィットA」は後述する継続入院・在宅療養収入サポート特約がなかなか強力です。治療中の収入減に備えるのであれば、継続入院・在宅療養収入サポート特約も選択肢に入ります。

【重要です】がん診断特約

特約名 給付額 給付条件
がん診断特約 10万円~200万円の間で10万円単位で選択可能。一時金として給付される。 【Ⅰ型】
初回:がんと診断確定。
2回目以降:新たにがんと診断確定(再発・転移含む)、または入院。
【Ⅱ型】
初回:がんと診断確定。
2回目以降:新たにがんと診断確定(再発・転移含む)、または入院、通院、緩和ケア

上述した特定3疾病一時給付特約の保障対象をがんに限定して、その代わりに保険料を安くしたのが本特約です。

なので、ポイントは特定3疾病一時給付特約と同じ。Ⅱ型の保障内容は秀逸で、

「なにがなんでも一時金を支払ってやろう!」

というメディケア生命の意気込みが伝わってきます(2回目)。

ただし、がん診断特約を選んで心疾患・脳血管疾患で倒れたときの後悔は想像を絶します。多少保険料が高くなったとしても、特定3疾病一時給付特約を選んだほうが良いかなと。もしくは

・特定3疾病一時給付特約の保障額を50万円
・がん診断特約の保障額を50万円

といったように、保障を分割するのもアリでしょう。

【重要です】継続入院・在宅療養収入サポート特約

特約名 給付額 給付条件
継続入院・在宅療養収入サポート特約 基本給付金額1万円~20万円の範囲で選択可能。 【継続入院・在宅療養収入サポート給付金】
入院・在宅療養状態または特定入院・在宅療養状態を30日以上継続
【短期継続入院・在宅療養収入サポート給付金】
入院・在宅療養状態または特定入院・在宅療養状態を14日以上継続

医療保険は主に治療費を保障するのがその役割ですが、こちらは病気やケガの治療で働けない期間の収入補填を目的とした特約です。他社の医療保険にはなかなか見られない珍しい特約です。

継続入院・在宅療養収入サポート特約にはⅠ型とⅡ型があり、

【Ⅰ型】
●入院・在宅療養が30日以上継続したときに基本給付金額の6倍を給付(継続入院・在宅療養収入サポート給付金)。

【Ⅱ型】
●入院・在宅療養が30日以上継続したときに基本給付金額の6倍を給付(継続入院・在宅療養収入サポート給付金)。
●入院・在宅療養が14日以上継続したときに基本給付金額を給付(短期継続入院・在宅療養収入サポート給付金)。

といった構成です。Ⅱ型だと短期の入院・在宅療養にも備えられます(なのでⅡ型の方が保険料は高い)。

例えば、Ⅱ型に加入して白血病で300日入院した場合は

⓪入院14日経過後に基本給付金額を給付

①入院30日経過後に基本給付金額×6ヶ月分を給付

②①から6ヶ月+30日(入院開始から240日)経過後に再び基本給付金額×6ヶ月分を給付

③以降、入院と在宅療養が続けば②をループ(最大10回)

です。

また、ざっくり入院・在宅療養と書いてますが、もう少し詳しい保障条件は

【精神疾患】
●入院
●在宅患者診療・指導料が算定される在宅療養

【精神疾患以外のケガや病気】
●入院
●在宅患者診療・指導料が算定される在宅療養
●医師による治療が必要であるため、医師の指示にもとづき、軽い家事および必要最小限の外出を除き、日本国内の自宅等において治療に専念する在宅療養

です。

精神疾患は入院が必要となるような超重症が保障対象です。よくある

「ちょっとお仕事休んで自宅でゆっくりしましょうか」

と医師に診断されて通院で治療を受ける程度の軽症は保障されないでしょう。

また、精神疾患以外のケガや病気は、入院して退院後も医師から

「働くのは難しいので自宅で安静にしていてください」

と診断書に書かれていれば保障されることが多いかと。医師の診断書がカギです。

上述のとおり、これまで医療保険で治療中の収入減に備えるには一時金保障(特定疾病一時給付特約)だったのですが、一時金保障は

  • 年金暮らしになってもからも保障は継続。しかし、年金暮らしなら入院しても収入が途絶えることはないはず。
  • 軽症でも重症でも同額保障。しかし、短期間で職場復帰できる程度の軽症なら経済的に困ることもないはず。

といったように、過剰保障という見方もできます。

過剰保障は保険料のムダにつながります。そこで継続入院・在宅療養収入サポート特約は

  • 保障を期間限定(現役時代のみを保障)。
  • 入院・在宅療養が30日以上続くような重症のみを保障する。

といったように、保障を必要十分にして保険料を安くすることができます。

じゃあどれくらい保険料が安くなってるかですが、30歳を例に

特定3疾病一時給付特約:保障額60万円(年1回60万円給付)
継続入院・在宅療養収入サポート特約:基本給付金額10万円(入院・在宅療養が30日以上続けば60万円給付)、保障期間65歳まで

といった条件で月々の特約保険料を比較してみます。

特定3疾病一時給付特約 継続入院・在宅療養収入サポート特約
30歳男性 Ⅰ型:+1,248円
Ⅱ型:+1,542円
Ⅰ型:+760円
Ⅱ型:+1,150円
30歳女性 Ⅰ型:+1,170円
Ⅱ型:+1,458円
Ⅰ型:+1,110円
Ⅱ型:+1,650円

男性は継続入院・在宅療養収入サポート特約が安いです。入院即生活破綻といった特殊な事情がなければ、継続入院・在宅療養収入サポート特約のⅠ型で十分かと。

一方で、女性は両特約に大きな差はありません。働けなくなる原因の多くはがんと脳血管疾患が占めますが、女性は若いうちでもがんに罹患する確率がそれなりにあるので、現役時代に保障を限定したとしても保険料を安くできないのでしょう。

女性は特定3疾病一時給付特約でも良いかなと。特定3疾病一時給付特約が保障するがん・心疾患・脳血管疾患以外の疾病にも備えたいのであれば、継続入院・在宅療養収入サポート特約ですね。

ちなみに、働けなくなるリスクには大きく2パターンあります。

  1. 入院や在宅療養といった治療を受けている期間に働けない。例えば、がんで入退院を繰り返すようなケース。
  2. 治療は終了したが、後遺障害を負ってしまって働けない。例えば、脳卒中で麻痺が残った、事故で車椅子生活になったというようなケース。

継続入院・在宅療養収入サポート特約が保障するのは上記1のケースです。2のケースは保障されないでしょう。

働けないリスク専門の保険である就業不能保険は上記1と2の両方を保障することが多いです。例えば、アクサ生命「アクサのネット完結働けないときの安心」の保障条件は

①治療を目的とした入院
②医師の指示による在宅療養
③障害等級2級以上

です。入院・在宅療養で治療を受けている期間も保障されますし(ただし、働けなくなって61日目以降から保障開始)、後遺障害を負うような状況も長期間保障されます。

ハーフタイプという仕組みを使えば、月額10万円保障・保障期間65歳までで月々の保険料は30歳男性が1,810円、30歳女性は1,470。本気で働けなくなるリスクに備えるのであれば、就業不能保険の方が安心です。

就業不能保険は下記で比較していますので、こちらもご参考に。

就業不能保険の比較

【重要ではありません】特定3大疾病保険料払込免除特約

特約名 給付額 給付条件
特定3疾病保険料払込免除特約 保険料支払いが免除される。 【Ⅰ型】
■がん
診断確定
■心疾患
・急性心筋梗塞の場合は入院または手術を受けたとき。
・急性心筋梗塞以外の場合は20日以上の入院または手術を受けたとき。
■脳血管疾患
・脳卒中の場合は入院または手術を受けたとき。
・脳卒中以外の場合は20日以上の入院または手術を受けたとき。
【Ⅱ型】
■がん
診断確定
■心疾患
・入院または手術を受けたとき。もしくは在宅医療を受けたとき。
■脳血管疾患
・入院または手術を受けたとき。もしくは在宅医療を受けたとき。

よくCMで見る「以降の保険料は頂きません!」という特約です。条件を満たせば、以降の保険料支払いが免除されます(もちろん保障は継続)。

保険料の支払いが免除されると確かに嬉しいのですが、保険料払込免除特約は有料です。付加すれば月々の保険料がグッとあがります。保険料を上げてまで保険料払込免除特約を付加するかは微妙なところ。

保障内容は良いです。他社と差が出るのは心疾患・脳血管疾患の保障ですが、急性心筋梗塞・脳卒中に限定せず、幅広い心疾患・脳血管疾患を保障対象としています。

まあでも、必要性は薄いでしょう。

【重要ではありません】がん・介護保険料払込免除特約

特約名 給付額 給付条件
がん・介護保険料払込免除特約 保険料支払いが免除される。 ■がん
診断確定
■介護
・公的介護保険制度の要介護2以上

上述した特定3疾病保険料払込免除特約と同じく、条件を満たせば以降の保険料支払いが免除される特約です。こちらも同じく有料オプション。保険料を上げてまで付加するかは微妙なところです。

免除する条件も微妙です。がんは「あなたはがんです」と診断されれば免除されます。この点は他社同等。

珍しいのは要介護認定を条件に免除している点ですが、現役世代が要介護認定を受けることは極めて稀です。39歳以下だと要介護認定は受けられないですし(国の介護保険に加入できないので)、40歳から64歳は特定16疾病で条件を満たした場合のみ。

詳細は↓に書いていますが、65歳以上でも要介護2以上に認定される可能性は高くありません。

介護保険・認知症保険は必要か

免除される可能性が特定3疾病保険料払込免除特約よりも低いので、安い保険料で付加できる点はメリットですが、必要性は薄いでしょう。

【重要です】薬剤治療特約

特約名 給付額 給付条件
薬剤治療特約 【抗がん剤治療給付金額】
5万円~30万円(女性は5万円~20万円)
【自由診療抗がん剤治療給付金額】
10万円~60万円(女性は10万円~40万円)
【特定薬剤治療給付金額】
1万円~6万円(女性は1万円~4万円)
【抗がん剤型】
抗がん剤治療治療を受けたとき。
【支払対象薬剤Ⅰ型】
抗がん剤治療、抗血栓薬治療を受けたとき。

メディケア生命には「メディフィットEX」というおくすりの保険があるのですが、それをオプション化したのがこちらの特約です。抗がん剤治療等の薬剤治療を受けた月に定額給付されます。

抗がん剤治療が必要になるケースは大きく2パターンあります。

  1. 手術でがんを切除できて、再発予防するための抗がん剤治療。
  2. 手術でがんを切除できず、進行を遅らせるための抗がん剤治療。

1のケースはあっさりと抗がん剤治療は終了します。働きながらの治療も不可能ではないので、経済的なピンチに陥ることもそんなにありません。

本当に怖いのは2のケースです。この場合は副作用が辛くて満足に働くことも難しく、収入減もあり得ます。治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマります。

ベッドの上で虚空を見上げながら

「あ、これ、やばいかも…」

と、メンタルが削られまくるなかで、毎月定額給付してくれるのが薬剤治療特約。優先度高めのオプションです。

保障内容は優秀です。よくある抗がん剤治療保障は健康保険が適用される抗がん剤治療に保障範囲を限定していますが、メディケア生命「新メディフィットA」は健康保険が適用されない自由診療の抗がん剤治療まで保障範囲を広げています。

自由診療は全額自己負担です。

欧米では承認されて使用が進んでいるけど、日本では承認が遅れてる抗がん剤

なんかが自由診療に含まれます。厚生労働省が↓のリンク先に未承認・適応外の抗がん剤をまとめてますが、その治療費は月100万円を超えることもざらにあります。

国内で薬機法上未承認・適応外となる医薬品・適応のリスト(2021年10月31日改訂版)(PDF)

メディケア生命のパンフレットには

抗がん剤治療(ホルモン剤による治療を含む)を受けた方のうち、約19%の方が自由診療を受けています。

といった調査結果が紹介が紹介されていますが、他社の調査でも結果はほぼ同じ。がん罹患者・がん罹患経験者の19.8%が医師から自由診療を提案されたという他社の調査結果もあり(実際に受療したのは11.7%)、自由診療が極々マイナーな治療とは言えなくなってきています。自由診療の抗がん治療も保障される点はメリットでしょう。

ちなみにですが、支払対象薬剤Ⅰ型を選択すれば心疾患・脳血管疾患を患ったときに使用される血液をサラサラにする薬剤も保障対象になります。まあでも血液をサラサラにする薬剤はそんなに高くないですし、働きながら治療を受けることも不可能ではないので、抗がん剤型で十分だと感じます。

【重要です】がん自由診療特約

自由診療のがん治療に関する費用を通算1億円(1つの診療計画では上限3,000万円)で保障する特約です。

上述した薬剤治療特約では自由診療の抗がん剤治療が基本保障額の2倍で保障されますが、これだと基本保障額10万円で契約した場合には月20万円しか受け取れません。1発100万円を超えることもある自由診療の抗がん剤に対して20万円は焼け石に水。

それを本特約では1つの診療計画で3,000万円まで保障です。これなら1発100万円の抗がん剤治療も躊躇なく

「受けます!」

と言い切れるでしょう。焼ける石を冷やすことができる保障額です。

同じくがんの自由診療を上限1億円で保障する医療保険にFWD生命「FWD医療Ⅱ」、及び東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」があるのですが、両社と比較してメディケア生命が優れているのは以下の2点。

  • 【GOOD】抗がん剤治療以外の自由診療も保障対象。
  • 【GOOD】保険期間が終身。

がんの自由診療には抗がん剤以外にもロボット手術(ダヴィンチ)やら放射線治療の進化版みたいなのやらがあるのですが、メディケア生命は抗がん剤治療に限らず幅広いがんの自由診療を保障対象としています。FWD生命が保障するのは抗がん剤治療だけなので、まずこの点はメディケア生命のメリット(東京海上日動あんしん生命は抗がん剤治療以外も保障)。

もう一点が画期的です。保障は同じ保険料で一生涯続きます。

FWD生命も東京海上日動あんしん生命も保障期間は5年間です。5年が経過すると契約更新され、その時点の保険料が適用されます。

自由診療を受ける患者が増加して保険金支払いが想定より膨らめば、保険会社は契約者が支払う保険料を上げざるを得ません。FWD生命と東京海上日動あんしん生命は、ここらへんを加味して保障期間を5年間に限定し、

「思ったより保険金支払い増えちゃった!次回更新時に保険料上げます!」

といった事態に備えているのだと思われますが、メディケア生命はそんなこと気にもせずに一生涯同じ保険料で保障です。思い切ったことをしたなと感じます。

保険料も高くはありません。30歳男性を例にすると、がん自由診療特約の特約保険料は

FWD生命:350円/月
メディケア生命:348円/月

なのでほぼ同額。FWD生命は↑の保険料が5年後に改定される可能性がありますが(もちろん安くなる可能性もあります)、メディケア生命は↑の保険料が一生涯続きます。がんの自由診療が↑の保険料で一生涯保障されるのであれば、確固たる安心感があるかと。

というわけで、自由診療を保障する特約としては、現時点で業界No.1だと感じます。

【重要ではありません】終身保険特約・介護保障付終身保険特約

特約名 給付額 給付条件
終身保険特約 30万円~300万円の範囲で選択可能。
※10万円単位
死亡・高度障害時
介護保障付終身保険特約 30万円~300万円の範囲で選択可能。
※10万円単位
・死亡・高度障害時
・要介護2以上に認定されたとき

医療保険に死亡保障と介護保障を追加できるというのがこちらのオプション。

いろいろな保障をひとつの医療保険にまとめることで、手続きが楽になるメリットはありますが、医療保険は医療技術の進歩だとか社会情勢によって進化していくので、将来的に見直したくなることがあります。

そんなときでも、

「医療保険は解約したいけど、死亡と介護の保障は残しておきたい!」

ということはもちろんできません。医療保険を解約すれば、死亡と介護の保障も消滅。そして新たに死亡・介護保険に入り直すと、年齢が上がっているので保険料も上がります。

死亡保障と介護保障を医療保険とセットにする必要性は薄いでしょう。死亡保障なら終身保険・定期保険・収入保障保険、介護保障なら介護保険と分けて加入した方が無難です。

【シミュレーション】僕が「新メディフィットA」に加入するなら

僕がメディケア生命「新メディフィットA」に入るなら、以下の保障内容にします。

  • 主契約:入院1日5,000円(60日型・特定3疾病入院無制限給付特則)、手術Ⅰ型
  • 特約:先進医療・患者申出療養特約、薬剤治療特約(抗がん剤型5万円)、特定3疾病一時給付特約(Ⅱ型50万円)、がん自由診療特約

このシミュレーションで月々の保険料は40歳男性4,608円、40歳女性4,133円です。保険料は業界最安値クラスに一歩届きませんが、保障内容の手厚さを考えれば高くありません。

最近は入院が短期化していますが、それでも長期入院となる可能性はゼロではありません。長期入院への備えは医療保険の重要な役割と考えているので、特定3疾病入院無制限給付特則は付加しておきます。

また、先進医療・患者申出療養特約は必須。通院しながらの抗がん剤治療で働けなくなる状況は怖いので、薬剤治療特約も抗がん剤型も付加。がんの自由診療に備えるために、がん自由診療特約も付加しておきます。

特定3疾病一時給付特約はⅠ型だとがんの2回目以降の給付条件に通院が含まれない点が気になり、多少保険料が上がったとしてもⅡ型を選択しています。治療期間中の収入減に備えるのであれば、継続入院・在宅療養収入サポート特約もアリですね。

メディケア生命「新メディフィットA」のメリット

メディケア生命「新メディフィットA」ここがポイント!
  • 【check】入院給付金の支払い限度日数を無制限にできる。
  • 【check】先進医療・患者申出療養特約が終身タイプ。
  • 【check】自由診療の抗がん剤治療を保障対象にできる。

入院給付金の支払い限度日数を無制限にできる。

入院給付金の支払い限度日数は以下の3タイプから選択できます。

特則適用なし 病気の種類にかかわらず入院給付金の支払い限度日数延長はなし。保障期間通算1,095日まで。
(通常はこのタイプになります)
特定3疾病入院無制限給付特則 特定3疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)による入院給付金の支払い限度日数を無制限に延長。
8大生活習慣病入院無制限給付特則 8大生活習慣病(がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患、腎疾患、膵疾患、肝疾患)による入院給付金の支払い限度日数を無制限に延長。

選択肢の広さはメリットでしょう。他社だとそもそも延長できなかったり、8疾病のみ延長できたりと、選択肢が狭くなることが多いです。

繰り返しますが入院日数の平均は以下のとおりです。

全体平均:32.3日
35歳~64歳の平均:24.4日
(参考:生命保険文化センター

最近は入院が短期化していますが、長期入院となる可能性はゼロではありません。民間の医療保険の役割が、発生する確率は低いけど発生したらダメージが大きいリスクに備えることにあるとすれば、長期入院の保障は重要です。

特定3疾病入院無制限給付特則もしくは8大生活習慣病入院無制限給付特則を付加しても、月々の保険料は数百円上がる程度。少なくとも特定3疾病入院無制限給付特則を付加した方が安心かと感じます。

先進医療・患者申出療養特約が終身型。

先進医療・患者申出療養特約は終身型です。特約保険料は一生涯上がりません。

「あれ、だって医療保険が終身型なんだから、先進医療・患者申出療養特約だって終身型でしょ?」

と思ってしまいがちですが、他社は先進医療特約のみ保険料が10年ごとに更新される10年更新型だったりすることもあります。

現状は月100円程度の保険料で先進医療・患者申出療養特約を付加できますが、将来的に先進医療・患者申出療養が普及し、保険会社の保険金支払いが膨らめば爆上げされる可能性もあります。一生涯保険料が変わらない終身型の方が安心です。

自由診療の抗がん剤治療を保障対象にできる。

がん自由診療特約もしくは薬剤治療特約を付加すれば、自由診療の抗がん剤治療も保障されます。

繰り返しますが、

欧米では効果が認められて使用が進んでいるけど日本では承認が遅れている抗がん剤

なんかが自由診療となりますが、もちろん日本未承認の抗がん剤治療には健康保険が適用されません。

こんな抗がん剤治療を受けることになると、

  1. 製薬会社の治験
  2. 先進医療
  3. 患者申出療養
  4. 自由診療

のどれかを選択することになります。

運良く治験を受けられれば薬剤費は無料。その他の医療費も健康保険が適用されるので、医療費はググっと抑えられます。

2の先進医療は上述した先進医療・患者申出療養特約で説明したとおり、健康保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。

先進医療には健康保険が適用されません。診察料・入院料といった技術料以外の医療費は健康保険が適用されるものの、先進医療の技術料は全額自己負担です。

3の患者申出療養は患者が国に

「未承認薬の抗がん剤だけど、他に手段がないので受けさせてください!」

と申請する制度です。

申請が認められれば先進医療と同じく診察料・入院料といった技術料以外の医療費は健康保険が適用されますが、こちらも技術料は全額自己負担。

この2と3のケースは上述した先進医療・患者申出療養特約でカバーできます。2か3のケースで治療を受けることになれば、

「医療保険…入っておいて良かった…」

と、心の底から実感できます。

ただし、先進医療と患者申出療養はまだまだ黎明期です。令和3年に先進医療を受けた方は5,843人(がん以外も含む)ですし、患者申出療養は令和2年7月1日から令和3年6月30日までの1年間で208人(参考:厚生労働省)。

実際は4の自由診療で受けるケースが多いでしょう。

自由診療は先進医療・患者申出療養とは異なり、治療費全額が自己負担です。本来であれば健康保険が適用されて3割負担となる診察料・入院料といった費用も10割負担。もちろん高額療養費制度も利用できないので、治療費は青天井に膨らみます。

自腹で支払うと毎月100万円を超えることもあるのが自由診療。一般庶民に手が届く治療ではありませんが、メディケア生命はここまで保障しています。がん自由診療特約は上限1億円で保障するので、いざ自由診療に頼るしかなくなった場合にも

「受けます!」

と躊躇なく踏み切れるでしょう。

また、がん自由診療特約は保険料が一生涯変わらない終身型です。この点は他社にない大きなメリットです。

メディケア生命「新メディフィットA」のデメリット

メディケア生命「新メディフィットA」ここにご注意!
  • 【check】入院1回のカウント方法に注意。

入院1回のカウント方法に注意。

入院給付金の入院1回のカウント方法は、最近増えてきている

「〇〇日以内の再入院は同一の原因であるかを問わず1回の入院とみなす」

方式です。

一般的な医療保険は異なる原因で再入院した場合を別々の入院として扱います。例えば、

1回目の入院:肺炎で20日入院した。
2回目の入院:1回目の入院を退院してから30日後に大腸がんで60日入院した。

といった場合、1回目と2回目の原因が異なるので別々の入院として扱います。入院1回の保障限度日数を60日で契約していれば、

1回目の入院:20日分の入院給付金をお支払い
2回目の入院:60日分の入院給付金をお支払い

なので、合計80日分の入院給付金を受け取れます。

一方で、メディケア生命は異なる原因でも90日以内の再入院は同じ入院とカウントします。↑と同じケースで入院1回の保障限度日数を60日で契約していれば、

1回目の入院:20日分の入院給付金をお支払い
2回目の入院:1回目に20日支払っているので、未消化の40日分の入院給付金をお支払い

ということで、合計60日分の入院給付金しか支払われません。若いうちに異なる原因で連続して入院することは稀だと思いますが、特に歳を重ねて身体が弱くなってからはあり得ます。致命的なデメリットとは言えませんが、この点はやや注意です。

ちなみに、同様のルールを設けている他社は「60日以内の再入院」を同一の入院として扱うことが増えています。メディケア生命は「90日以内の再入院」なので期間がやや長めです(契約者に不利)。

メディケア生命「新メディフィットA」の評価

評価:S(S、A~Cで判定)

ささいなデメリットはありますが、現状の医療保険ではトップクラスの保障内容です。

入院保障は無制限にできますし(選択肢も広い)、自由診療の抗がん剤治療も保障対象にできます。一時金の給付条件も問題ありません。

保険料も決して高くはありません。業界最安値クラスには一歩届きませんが、保障内容の厚さを加味すれば、十分許容範囲の保険料でしょう。

よって評価は「S」としました。

友人から

「新メディフィットAに決めたよ!」

とLINEのメッセージがきたら、

「良いと思うよ!」

と返信します。そういう医療保険です。

比較対象として以下を挙げておきます。

チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」
保険料が激安。自由診療の抗がん剤治療を保障対象にできたり、女性特有の疾病に対する保障を厚くできたりで、保障内容も良好です。

ネオファースト生命「ネオdeいりょう」
こちらも割引が適用されれば保険料は激安。保障内容もメディケア生命と比較して遜色ありません。ただし、ネオファースト生命「ネオdeいりょう」は先進医療特約が10年更新型なのがちょっと残念。

医療保険の保険料は下記リンクで比較しているので、ご参考までに。本サイトでおすすめしている保障内容を中心に比較しています。

医療保険の保険料比較

メディケア生命「新メディフィットA」の相談をするなら。

メディケア生命「新メディフィットA」は全国の保険ショップで取り扱ってます。メディケア生命はここのところ伸びまくっているので、ご近所の保険ショップでも取り扱っているはず。

しかし、いざ保険ショップに行ってみて、

「あー、すいません、うちメディケア生命やってないんですよ」

なんて言われたら立ち直れないですよね。そんなことにならないためにも、事前に最寄の保険ショップがメディケア生命を取り扱っているか確認しておきましょう。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックはメディケア生命はもちろんのこと、比較対象としたチューリッヒ生命・ネオファースト生命とも提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

注意!保険ショップは予約しましょう!
保険ショップへの飛び込み相談も可能ですが、スタッフが事前準備できないため最適なプランにたどり着けないことがあります(事前準備にはけっこう時間がかかります)。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。

【保険の相談なら!】保険クリニック

  • 第三者機関の顧客満足度調査にて、継続的に高い評価を獲得しています。
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保険クリニック

保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。

保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。

保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは

  1. 契約時の告知事項に不備があった。
  2. 契約上、保険会社に支払う責任がない。

の2点。

1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。

また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。

そんなときに、

「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」

といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。

保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。

実際に利用した方の口コミは以下のとおり。

「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」

という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。

予約は簡単です。

①保険クリニックのサイトにアクセスする。

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②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。

③予約日時を選択する。

④以下を入力して予約完了。

  • 相談方法(来店or訪問)
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  • 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
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  • メールアドレス
  • 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
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これで予約は完了。1分もあれば予約できます。

50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。メディケア生命はもちろんのこと、比較対象としたチューリッヒ生命・ネオファースト生命とも提携しているので、各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。

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また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で

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  • 相談内容(保険見直しor新規加入orその他)

だけ入力すれば完了。1分程度で終わる作業です。

予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。

もちろん予約は無料です。気軽に予約して大丈夫です。

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保険相談ニアエル

生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:メディケア生命「新メディフィットA」

入院保障は3疾病or8疾病で無制限保障にできますし、抗がん剤治療保障も手厚くなってます。3大疾病一時金の保障内容もトップレベルですし、がんの自由診療を上限1億円で終身保障は画期的。保障内容に大きな欠点は見当たりません。

保険料は業界最安値クラスとは言えませんが、それでも保障内容の充実っぷりを考えれば高くはないかと。現在発売されている医療保険のスタンダードと言っていいでしょう。多くの方にとって候補となる医療保険です。

比較対象として以下を挙げておきます。

チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」
保険料が激安。自由診療の抗がん剤治療を保障対象にできたり、女性特有の疾病に対する保障を厚くできたりで、保障内容も良好です。

ネオファースト生命「ネオdeいりょう」
こちらも割引が適用されれば保険料は激安。保障内容もメディケア生命と比較して遜色ありません。ただし、オファースト生命「ネオdeいりょう」は先進医療特約が10年更新型なのがちょっと残念。

メディケア生命「新メディフィットA」は全国の保険ショップで相談できます。保険クリニックならメディケア生命・チューリッヒ生命・ネオファースト生命の3社と提携しているので、各社の比較もかんたんにやってくれます。迷ったら保険クリニックです。

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保険クリニック

※2025年4月更新 がんの自由診療を追加、特定3疾病一時給付特約・特定3疾病保険料払込免除特約の改定を反映。
※2023年12月更新

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コメント

  1. 森ひとみ より:

    口コミではこちらの保険、支払いが悪いというのをよくみるのですが実際どうなんでしょうか。
    ちょっと不安なので今回は別にがん保険だけ加入しようと思っていますが
    年齢があがれば月額もあがっていくので最安のプランででも入っておこうか迷っています。
    現在リニューアル予定とのことで資料請求ができないようなので
    リニューアルされたらぜひこちらでの考察をお伺いしたいです!
    それまで加入は保留にしておきますw

    • nejio より:

      森ひとみ様

      コメントありがとうございます!
      ご参考になれば幸いなのですが、↓のリンク先で生命保険協会が各生命保険会社の苦情件数を集計しています。

      https://www.seiho.or.jp/member/complaint/

      メディケア生命は個人保険保有契約件数950,913件に対して、苦情件数が1,637件。単純に割り算すると苦情率は0.17%です(1,637件/950,913件)。
      同じ計算を何社かでしてみると、

      ライフネット生命:0.82%(3,483件/421,073件)
      はなさく生命:0.79%(885件/111,206件)
      オリックス生命:0.46%(22,552件/4,844,172件)
      ネオファースト生命:0.28%(1,068件/379,944件)

      ということで、メディケア生命は他社と比較して苦情が多いということはないようです(むしろ苦情が少ないくらい)。

      また、メディケア生命の苦情内訳で保険金関係は19.5%です。
      これも他社と比較してみると高くはありません。

      なので、メディケア生命の保険金支払いに不満を持った一部の人たちの口コミが大きくなり過ぎているのかもしれません。
      そこまで口コミを気にする必要はないかと思います。

      いずれにせよ、メディフィットAはリニューアル予定なので契約はちょっと待った方がよさそうですね!

  2. あい より:

    がん患者です!
    がん給付金、入院が条件でbadとの事ですが、
    抗がん剤や放射線を行うときは大体初回に2泊3日で副反応などを見るので治療を行うレベルの人は保障対象だと思います!

    • nejio より:

      あい様

      鋭いご指摘ありがとうございます!
      確かにご指摘のとおり初回治療時は入院が伴うことが多いので、一時金の給付対象になりますよね。
      通院治療が長引いた場合を考慮してBADとしていましたが、書き方が良くなかったと感じます。
      ご指摘の点も追記するように致します!