【評価B】SBI生命の就業不能保険「働く人のたより」デメリットと評価

雑誌での評価が高いSBI生命「働く人のたより」ですが、保障条件に障害等級が含まれないので、後遺障害を負った場合の保障に不安が残ります。

例えば脳卒中で半身麻痺が遺ったようなケース。こんなケースだと元のように働くこと難しくなりますが、SBI生命「働く人のたより」は治療が終わってリハビリも終わってしまえば保障は終了です。他社の就業不能保険だと障害等級が保障条件に含まれることがあり、後遺障害を負った場合は保障期間中ずっと毎月定額が給付されます。

保険料は確かに安いです。↑の注意点を受け入れられるのなら、選択肢に入るかと。

SBI生命「働く人のたより」ここがポイント
  • 働けなくなるリスクをカバーする就業不能保険です。
  • 保険料は掛け捨て。その分、安い保険料で申し込みできます。
  • メンタル疾患も保障対象です。
  • 障害等級が保障条件に含まれません。治療が終われば保障も原則終了です。

就業不能保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

就業不能保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の4点です。

  1. メンタル疾患が保障対象になっているか。最も可能性の高い働けなくなるリスクはうつ病を含むメンタル疾患です。メンタル疾患を保障対象としているかは重要なポイントです。
  2. 障害等級が保障対象になっているか。働けない期間は病気やケガの治療を受けている期間だけとは限りません。後遺障害を負ってしまった場合に、長期間の保障を受けられるかという点が重要です。
  3. がん・脳血管疾患の保障内容。長期間働けなく可能性のある疾病は主にがんと脳血管疾患です。再発・転移を繰り返すがん、そして後遺障害が起こりやすい脳血管疾患をどこまで保障してくれるかは要チェックです。
  4. 月々の保険料。似たような保障内容でも、生命保険会社によって保険料は大きく異なります。決して横一線ではありません。また、会社員の方にはハーフタイプのある就業不能保険がおすすめです。

まずはざっと概要を書いておきます。上の4点について、SBI生命「働く人のたより」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
メンタル疾患の保障 あり
条件:①治療を目的とした入院②入院を経て退院した後の医師の指示による在宅療養のいずれか。
給付期間:18か月限度
A
障害等級 なし C
がん・脳血管疾患の保障内容 あり
条件:①治療を目的とした入院②医師の指示による在宅療養のいずれか
A
30歳の月額保険料
(保険金額毎月10万円、保障期間60歳まで)
男性:1,440円
女性:1,400円
※ハーフタイプの保険料
A
40歳の月額保険料
(保険金額毎月10万円、保障期間60歳まで)
男性:1,650円
女性:1,510円
※ハーフタイプの保険料

詳しくは後述しますが、SBI生命「働く人のたより」は3つのタイプから選択できます。

  1. 全疾病型
  2. 3疾病型
  3. がん保障型

上表は「全疾病型」についての評価です。

メンタル疾患は保障対象に含まれます。保障条件は入院と退院後の在宅療養なので、他社と比較しても悪くありません。

一方で、冒頭書いたとおり障害等級は保障対象外。保障されるのは治療を受けている期間のみで、治療が終われば保障も終了です。後遺障害を負ってしまい、元のように働けなくなったときに保障されないのはちょっと厳しいかと。

がんと脳血管疾患も保障されるのは治療中のみです。がんで入退院を繰り返すような状況は保障されますが、脳卒中で半身麻痺が遺ったような状況だと治療とリハビリが終われば保障も終了です。半身麻痺が遺れば一生涯満足に働けないこともありますが、こんな状況が保障されないのはちょっと厳しいかと(2回目)。

まあでもその分、保険料は安いです。

就業不能保険の相談は保険クリニックで!
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生命保険 見直し

SBI生命「働く人のたより」の基本情報

まずは基本情報を一覧にしました。他の就業不能保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。

保険の種類 【就業不能保険】
・働けなくなるリスクに備える保険です。
・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。
・保険料が値上がりすることはありません。
選択できる保険金額
(働けないときに受け取れる金額)
毎月5万円~50万円
※5万円単位で選択可能。
保険料を支払う期間 55歳まで、60歳まで、65歳まで、70歳までの4つから選択可能。
保険料を支払う回数 月払
保険料を支払う方法 ・口座振替
・クレジットカード払
保障される期間 保険料を支払っている期間のみ
加入方法 ネット・対面
健康相談サービス メンタル相談サービスを無料で利用可能。

SBI生命「働く人のたより」の働けない条件

死亡保障は亡くなったら保険金が支払われます。白黒ハッキリしていてわかりやすいですよね。それに対し、就業不能保険は「働けない」と認定される条件が生命保険各社バラバラです。

まずは、就業不能保険で何よりも重要な「働けないと認定される条件」について書いておきます。冒頭書いたとおり、SBI生命「働く人のたより」は保障が

  1. 全疾病型
  2. 3疾病型
  3. がん保障型

の3タイプに分かれてます。3タイプそれぞれ見ていきます。

全疾病型

分類 働けないと認定される条件
精神疾患以外 以下のいずれかを満たす場合。
①治療を目的とした入院
②医師の指示による在宅療養
精神疾患 以下のいずれかを満たす場合。
①治療を目的とした入院
②入院を経て退院した後の医師の指示による在宅療養。

まずは精神疾患以外の条件から。

入院が条件となるのは他社同等です。在宅療養には↓のとおりもう少し細かい条件があります。

”「在宅療養」とは、傷害または疾病により、医師の医学的見地にもとづく指示を受けて、軽い
家事および必要最小限の外出を除き、自宅等で、治療に専念することをいいます。なお、軽
労働または座業ができる場合は、在宅療養をしているとはいいません”

「軽労働または座業ができる場合は、在宅療養をしているとはいいません」の一文があるのがやや注意。医師の診断が絶対的な意味を持つとは限らないということでしょう。

また、何度でも繰り返してしまいますが、障害等級が条件に含まれていない点はデメリットです。治療が終われば保障も終了。後遺障害を負ったとしても、保障はされません。

同じ就業不能保険のアクサダイレクト生命「働けないときの安心」と比較するとわかりやすいです。アクサダイレクト生命の条件は以下のとおり。

①治療を目的とした入院
②医師の指示による在宅療養
③障害等級2級以上

①②はSBI生命とほぼ同様。その他に障害等級2級以上も条件に含まれています。

じゃあこの障害等級2等級は何かというと、

「身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が、 日常生活が著しい制限を受けるか又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの。」

です。日常生活に支障を来し、働くことが難しい状態を指します。

何度も繰り返してしまいますが、SBI生命「働く人のたより」は治療が終われば保障も終わりです。治療が終わって症状が固定され、国から障害等級2級に認定されるような到底働けない状況は保障対象外。この点はデメリットです。

続いて、精神疾患。

保障対象の精神疾患はざっと以下のとおりです。

  • 症状性を含む器質性精神障害
  • 精神作用物質使用による精神及び行動の障害
  • 統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害
  • 気分[感情]障害
  • 神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害
  • 生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群
  • 成人の人格及び行動の障害
  • 知的障害<精神遅滞>
  • 心理的発達の障害
  • 小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害
  • 詳細不明の精神障害

働く世代によくある鬱病(気分[感情]障害)、パニック障害(神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害)、統合失調症(統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害)は含まれています。問題はないでしょう。

保障条件は入院もしくは退院後の在宅療養です。よくある

「ちょっと会社を休んでゆっくりましょうか」

と医師に診断され、会社を休んで自宅でゆっくりしながら通院治療を受ける程度のメンタル疾患は保障対象外。保障されるのはかなりの重症ですが、就業不能保険のメンタル疾患保障はこんなものです。悪くありません。

また、精神疾患だと保険金の給付回数は18回が上限です。最長でも18か月分しか保険金を受け取れません。休職が長引いたとしても、18か月を過ぎればスパッと保障終了です。

まあでも18回も他社並みです。就業不能保険のメンタル疾患保障はこんなもの。

そもそも、メンタル疾患を保障対象にしている就業不能保険は多くありません。たとえ重症であっても、メンタル疾患を保障する就業不能保険は貴重です。

3疾病型

分類 働けないと認定される条件
就業不能保障 ①がん・急性心筋梗塞・脳卒中の治療を目的とした入院
②がん・急性心筋梗塞・脳卒中を原因とした医師の指示による在宅療養

保障対象をバッサリと3疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)の入院と在宅療養に限定しています。もちろんメンタル疾患もケガも保障対象外。交通事故だったり、スポーツやアウトドアでケガして入院となっても保障されません。

保障対象を限定しているので、保険料はかなり安くなってます。30歳・40歳の方が保険金額10万円/月、60歳まで保障(ハーフタイプ)される場合の保険料は下記のとおりです。

30歳男性:970円/月
30歳女性:920円/月
40歳男性:1,100円/月
40歳女性:1,010円/月

あり得ない安さです。この点は魅力でしょう。

まあでも3疾病型も障害等級は保障対象外。脳卒中で半身麻痺が遺ったような状況は保障されないので、中途半端な感じはあります。

がん保障型

分類 働けないと認定される条件
就業不能保障 ①がんの治療を目的とした入院
②がんを原因とした医師の指示による在宅療養

さらに保障対象を狭くして、がんだけに限定したのが「がん保障型」です。

保障対象をがんに限定しているため、保険料は激安です。30歳・40歳の方が保険金額10万円/月、60歳まで保障(ハーフタイプ)される場合の保険料は下記のとおりです。

30歳男性:850円/月
30歳女性:840円/月
40歳男性:960円/月
40歳女性:920円/月

こちらもあり得ない安さ。

ただし、がんの入院は短期化する傾向にあります。平均入院期間は下記のとおり。

胃の悪性新生物:22.3日
結腸及び直腸の悪性新生物:16.4日
肝及び肝内胆管の悪性新生物:20.8日
気管、気管支及び肺の悪性新生物:21.1日
(参考:生命保険文化センター

代わりに増えているのが通院治療です。通院でがんの治療を受けながら働くというケースは少なくはありませんが、働いてしまうと保障はされません。

ということで、全く働けない場合に限定して備えるのなら「がん保障型」が使えますが、そこそこ働けるけど収入は下がってしまったといった状況にも備えるのなら、がん保険の方が有効かと。がん保険は↓で比較してますので、こちらもご参考に。

がん保険の保険料比較ランキング

まあでもがん保険と比較しても圧倒的に保険料は安いです。

  • 保障は現役の期間だけでよい(がん保険は一生涯保障)
  • がんで働けない状況だけ保障してくれればよい(がん保険は働ける働けないに関わらず、治療を受けていれば保障)

という2点に該当するのなら、がん保障型はアリです。

SBI生命「働く人のたより」のメリット

SBI生命「働く人のたより」ここがポイント!
  • 【check】ハーフタイプを選べば保険料が割安に。
  • 【check】メンタル疾患が保障対象。
  • 【check】働けたり働けなくなったりする状況に強い。

ハーフタイプを選べば保険料が割安に

会社員の方にはハーフタイプがおすすめです。

会社員なら働けなくなっても即座に収入が途絶えることはありません。1年6ヶ月の期間は健康保険から傷病手当金が給付されます。

この1年6ヶ月間の保障額を半額に抑えることで、月々の保険料を安くするのがハーフタイプです(1年6ヶ月を超えれば満額保障)。

例えば、40歳の方が月10万円(保障期間60歳まで)で契約したケースで、ハーフタイプと満額タイプの保険料を比較すると下表のとおり。

ハーフタイプ 満額タイプ
男性 1,650円 2,270円
女性 1,510円 1,980円

月々の差は数百円ですが、これが何十年も続くとけっこうな差になります。

一方で、傷病手当金が給付されない国民健康保険加入者(自営業やフリーランスの方)にハーフタイプは向いてません。保障額が1年6ヶ月間半額となっても生活できる蓄えが無いのであれば、満額タイプがよいでしょう。

ちなみに、ハーフタイプは他社の就業不能保険でも取り入れてることが多いです。先述したアクサダイレクト生命「働けないときの安心」もハーフタイプを選べます。

メンタル疾患が保障対象

上述のとおり、SBI生命「働く人のたより」はメンタル疾患を保障対象にしています。保障条件は

①治療を目的とした入院
②入院を経て退院した後の医師の指示による在宅療養。

であり、他社と比較しても悪くありません。

先ほどから比較しているアクサダイレクト生命「働けないときの安心」のメンタル疾患の保障条件は

①治療を目的とした入院
②障がい等級2級以上

です。入院が保障されるのは両社同じで、違いは退院後の在宅療養か障害等級か。

入院しても障害等級認定されずに在宅療養となればSBI生命の方が有利ですが、入院するほど重症のメンタル疾患であれば障害等級認定されることが多いと感じます。両社に大きな違いはなく、ほぼ同等と言っていいかなと。

いずれにせよ、保障されるメンタル疾患はかなりの重症ですが、就業不能保険はそんなものです。保障条件は悪くありません。

メンタル疾患を保障する就業不能保険は貴重です。仕事のプレッシャーがきつく、凹みやすい方にはメリットでしょう。

働けたり働けなくなったりする状況に強い。

治療が終わって社会復帰できたとしても、症状をぶり返して再び働けなくなることはよくあります。ざっくり言えば、入退院を繰り返すようなケースです。

例えば、がんで3ヶ月休職した後になんとか社会復帰。しかし、社会復帰してから1ヶ月後にがんが再発してしまい、再び休職するようなケースです。こんなことはよくあります。

こんなケースに陥った場合、一般的な就業不能保険では再び免責期間60日間が発生します。がんが再発して再度休職することになっても、保障が開始するのは60日後です。

免責期間とは、働けなくなってから保障を受けられるまでの待期期間です。この期間中は就業不能保険から保険金は支払われません。

しかし、SBI生命「働く人のたより」は

”所定の就業不能状態が支払対象外期間をこえて継続した場合で、その就業不能状態が終了した日の翌日からその日を含めて180日以内の保険期間中に、同一の原因により再び所定の就業不能状態になったとき。”

には、免責期間が発生しません。同一の原因で180日以内に再び働けなくなった場合には保障が即スタート。先ほどのがんの例であれば、再発してすぐに保障を受けられます。この点はSBI生命「働く人のたより」のメリットでしょう。

ちなみにですが、先述したアクサダイレクト生命「働けないときの安心」は同様のケースで30日間の免責期間が発生します。同一の原因で再び働けなくなった場合は、働けなくなってから30日間待たないと保障はスタートしません。

SBI生命「働く人のたより」のデメリット

SBI生命「働く人のたより」 ここにご注意!
  • 【check】障害等級が保障対象外。
  • 【check】アクサダイレクト生命「働けないときの安心」との比較を。
  • 【check】免責期間が60日固定。

何度も繰り返してしまいますが、障害等級が保障対象外なので治療が終われば保障も終わり。後遺障害を負ったとしても、治療が終われば保障は終了です。他社の就業不能保険が障害等級2級以上を保障対象にしていることを踏まえれば、この点はデメリット。

また、SBI生命「働く人のたより」を検討されている方は、アクサダイレクト生命「働けないときの安心」と比較しておいて損はないです。SBI生命「働く人のたより」はアクサダイレクト生命をかなり意識して開発されています。

アクサダイレクト生命「働けないときの安心」に3疾病型・がん保障型はありません。あるのはオールラウンドタイプ(全疾病型)のみ。なのでここでは全疾病型で保障内容と保険料を比較してみます。保険料の比較条件は月額10万円保障・保障期間60歳まで・免責期間60日・ハーフタイプとします。

SBI生命 アクサダイレクト生命
就業不能の保障条件 ①治療を目的とした入院
②医師の指示による在宅療養
①治療を目的とした入院
②医師の指示による在宅療養
③障害等級2級以上
メンタル疾患の保障条件 ①治療を目的とした入院
②入院を経て退院した後の医師の指示による在宅療養。
※月10万円を最大18回(18ヶ月)給付
①治療を目的とした入院
②障害等級2級以上
※月10万円を最大18回(18ヶ月)給付
月額保険料 30歳男性 1,440円 1,670円
30歳女性 1,400円 1,380円
40歳男性 1,650円 2,000円
40歳女性 1,510円 1,710円

上表を評価すると

  • SBI生命は保障条件に障害等級が入ってない。アクサダイレクト生命は障害等級2級以上を保障条件にしている。
  • 保険料は全般的にSBI生命の方が安い。

といったところ。

「障害等級は保障対象外でいいから、保険料を安くしてほしい!」

であれば、SBI生命「働く人のたより」の方が優勢です。

ただし、障害等級に認定されるような状況は割と地獄です。それこそ一生涯満足に働くことができないような状況です。これくらいの保険料差であれば、障害等級が保障条件に含まれるアクサダイレクト生命の方が安心というのが個人的な感覚です。

最後に、SBI生命「働く人のたより」の免責期間は60日固定です。他社の就業不能保険は「60日 or 180日」といったように免責期間を選択することができます。

免責期間は保険料に影響します。もちろん、免責期間が長い方が保険料は安くなります。ここで免責期間を60日もしくは180日で選択できるライフネット生命「働く人への保険3」と月々の保険料を比較してみます。

SBI生命 ライフネット生命
免責期間 60日間 60日間 180日間
30歳男性 1,440円 1,901円 1,358円
30歳女性 1,400円 1,713円 1,206円
40歳男性 1,650円 2,270円 1,643円
40歳女性 1,510円 1,849円 1,380円

※保障額月10万円・保障期間60歳まで・ハーフタイプで保険料比較。

この例だと免責期間が60日間の場合はSBI生命の方が保険料は安くなってます。しかし、免責期間180日にするとライフネット生命が逆転。保険料の安さがメリットのSBI生命「働く人のたより」ですが、免責期間を調整すればライフネット生命の方が安くなります。免責期間が保険料に与える影響はけっこう大きめです。

繰り返しになりますが、会社員の方なら傷病手当金を1年6ヶ月(540日間)受け取れます。傷病手当金が給付される540日の最初の180日間が保障対象外となっても生きていける余裕があれば、保険料の安くなるライフネット生命も十分選択肢になり得ます。

SBI生命「働く人のたより」の評価

評価:B(S、A~C)

保障条件に障害等級が含まれていない点はデメリットでしょう。治療が終われば保障終了です。障害等級認定されて一生涯満足に働くことができない地獄みたいな状況を保障する就業不能保険ではありません。

例えば、30歳のときに保障期間60歳までの契約。35歳で交通事故により両足を切断(障害等級2級相当)したとしても、SBI生命は治療が終われば保障も終了です。障害等級が保障条件に含まれるアクサダイレクト生命「働けないときの安心」、もしくはライフネット生命「働く人への保険3」なら60歳まで毎月定額が給付されます。

確かに保険料は他社と比較して安いです。↑を受け入れられるのなら候補に入りますが、数百円程度の違いであれば障害等級が条件に含まれるほうが安心かと。

よって評価はアクサダイレクト生命、ライフネット生命よりも低い「B」としました。

就業不能保険は下記リンク先で比較しています。こちらもご参考に。

就業不能保険の保険料と保障内容を比較

SBI生命「働く人のたより」に申し込むなら。

SBI生命「働く人のたより」はネットから申し込み可能です。

公式サイト:SBI生命「働く人のたより」

しかし、少数ながらもSBI生命を取り扱っている保険ショップがあります。

保険クリニックはSBI生命と提携している貴重な保険ショップです。この記事で取り上げたアクサダイレクト生命とも提携しているので、両社の比較もかんたんにやってくれますよ。

注意!保険ショップは予約しましょう!
保険ショップへの飛び込み相談は危険です。スタッフが事前準備できないので、最適なプランにたどり着けないことがあります(事前準備にはけっこう時間がかかります)。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。

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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。

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  1. 契約時の告知事項に不備があった。
  2. 契約上、保険会社に支払う責任がない。

の2点。

1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。

また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険や就業不能保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。

そんなときに、

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④以下を入力して予約完了。

  • 相談方法(来店or訪問)
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  • メールアドレス
  • 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
  • 要望等(任意入力)

これで予約は完了。1分もあれば予約できます。

50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。SBI生命と提携している貴重な保険ショップですし、比較対象としたアクサダイレクト生命とも提携しています(ライフネット生命とは未提携)。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫ですよ。

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また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で

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予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。

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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。

おすすめされた生命保険に納得できなければ、

「うーん、やっぱりやめます!」

と、お断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら、保険ショップは業務停止になってしまいます。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:SBI生命「働く人のたより」

保険料は激安ですが、障害等級が保障対象になっていない点が気になります。治療が終われば保障も終了です。ちょっと注意が必要な就業不能保険ですね。

他社の就業不能保険と比較しておいて損はないでしょう。比較対象は障害等級が保障条件に含まれるアクサダイレクト生命「働けないときの安心」、もしくはライフネット生命「働く人への保険3」です。この2社と比較しておけば、後々後悔する可能性は低いかと。

とはいえ、就業不能保険の比較なんて面白くもなんとないし難しいし面倒くさいです。そんなときは保険ショップにいる専門家を頼りましょう。相談は無料でできますし、おすすめされた生命保険に加入しなくても全く問題ありません。保険クリニックならSBI生命とアクサダイレクト生命と提携しているので、両社の比較もかんたんにやってくれます。

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※2022年4月改定反映

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