【実名入り】子供なし夫婦(専業主婦・主夫・パート)生命保険・医療保険選び方【必要?】

子どもがいなくて、どちらかが専業主婦・主夫の夫婦の保険について書いてみます。

ここで想定しているのは、働いている方にある程度の稼ぎがあり、共働きでなくても生活に困ることがない、もしくはパート程度の収入で問題ないような夫婦です。

保険の種類は大きく

  1. 亡くなった場合に備える保険(定期保険・収入保障保険・終身保険等)
  2. ケガや病気に備える保険(医療保険・がん保険等)
  3. 働けなくなった場合に備える保険(就業不能保険等)
  4. お金をためる保険(学資保険・個人年金保険等)
  5. 老後に備える保険(介護保険・認知症保険等)

の5つに分類できますが、それぞれについて、その必要性を書いてみたいと思います。

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【必要性 高】亡くなった場合に備える保険(定期保険・収入保障保険・終身保険等)

配偶者(被保険者)が亡くなった場合に、まとまった金額が遺族に支払われる死亡保険。遺された家族が経済的に困らないのであれば、死亡保障の必要性は低いです。専業主婦・主夫の方の死亡保障は原則的には不要でしょう。

一方で、働いている方が亡くなった場合に、遺された専業主婦・主夫の方が何らかの理由(働けないとか)で経時的に困るのであれば、働いている方を被保険者にして死亡保険に加入しておいた方がよいでしょう。

死亡保険には以下の3つがあります。概要を表にします。

保障期間 保険料 貯蓄性 保険金受け取り方
終身保険 一生涯 高い あり 一括
収入保障保険 期間限定 安い なし 分割(年金方式)
定期保険 期間限定 真ん中 なし 一括

終身保険は保障が一生涯続きます。解約すれば支払った保険料の一部、もしくは全額に利息が上乗せされて戻ってくるので、貯蓄代わりに使えるのがメリットですが、収入保障保険・定期保険と比較すると保険料はめちゃくちゃ高い。

なんとなく掛け捨ての保険はもったいない気がして、貯蓄代わりになる終身保険を選んでしまいそうになりますが、

「お金を貯める!」

という目的であれば、保険以外の手段も検討した方がよいでしょう(後述します)。現在の低金利では、保険の妙味は薄いです。

収入保障保険は保障が期間限定です。専業主婦・主夫が年金を受け取れる年齢までを保障期間とすることも可能。保険料は掛け捨てなので貯蓄性はありませんが、その代わりに激安です。

また、収入保障保険は保険金を年金のように受け取れるので、計画を立てやすいというメリットがあります。大金を一気にゲットではないので、無駄遣いができません。遺された専業主婦・主夫の方に浪費癖があるような場合は、収入保障保険が有効です。

定期保険も収入保障保険と同じく保障が期間限定です。こちらも掛け捨てなので貯蓄性はありませんが、その代わりに保険料が比較的お手頃です。

収入保障保険との違いは保険金の受け取り方。定期保険だと保険金が一括受取です。一気に2,000万円とかが銀行口座に振り込まれます。銀行口座に桁違いの大金が振り込まれると、気持ちが大きくなって無計画に高い買い物をしたり、海外旅行に出かけてしまったりもあるでしょう。

そういった意味でも、大金一括受取ではなく、毎月定額受取の収入保障保険は安心感があります。まあ収入保障保険も手続きをすれば一括受取ができてしまうのですが、それでも心理的なブレーキは働きます。遺された専業主婦・主夫の方がお金に困ることなく生き残ることを目的とするならば、おすすめは収入保障保険です。

収入保障保険はちょっとしたブームなので生命保険各社が発売していますが、保障内容に大きな差はありません(亡くなったら保障)。

決め手になるのは月々の保険料。

非喫煙者であれば、FWD生命「FWD収入保障」でまず問題ないかと。非喫煙者は保険料が割引されるので、他社よりググっと安くなります(割引条件には他にも血圧・BMIがあります)。

喫煙者であればT&Dフィナンシャル生命「家計にやさしい収入保障」が安くなる傾向にありますが、ここは各社競り合ってます。下記リンクで収入保障保険の保険料を比較しているので、こちらもご参考に。

収入保障保険の保険料比較

ちなみに、日本は国民皆年金です。会社員の方なら厚生年金に加入していて給料天引きで年金保険料を納めているはずですし、個人事業主の方なら国民年金に加入しているはずです。

年金というと老後の生活費をカバーするためのもの(老齢年金)と思ってしまいがちですが、その他にも

  • 障害年金
  • 遺族年金

があります。

障害年金は病気やケガで身体に障害を負ってしまい、満足に仕事や生活ができなくなった場合に給付される年金。もちろん現役世代でも条件を満たせば給付されます。

遺族年金は主たる生計者が亡くなった場合に、遺された家族に給付される年金です。ただし、子どもがいない専業主婦(妻)だと、

  • 遺族基礎年金はもらえない。
  • 会社員・公務員世帯であれば、夫が亡くなったときに妻が40歳未満なら遺族厚生年金だけもらえる(妻が30歳未満の場合は5年間だけ給付)。妻が40歳以上であれば遺族厚生年金に寡婦年金が加算される。
  • 自営業世帯であれば遺族厚生年金すらもらえない(60歳以降に寡婦年金をもらえる可能性あり)。

です。最も給付額が大きくなる「遺族厚生年金に寡婦年金が加算」でも月10万円もらえることは少ないかと。遺族年金だけで生活していくことは難しいでしょう。

子どもがいない専業主夫(夫)だと、妻が亡くなったときに55歳以上であれば遺族厚生年金だけ受け取れます。しかし、給付は60歳からですし、給付額もお小遣い程度でしょう。このケースも遺族年金だけで生活していくことは難しいでしょう。

民間の保険は公的な保険を補完するためにあります。公的な保険で足りない分を民間の保険に頼るのが基本。生命保険に入る際には保障額を決めることになりますが、決める前にまずは遺族年金を受給できるのか、どれくらい受給できそうかを調べてみたほうがよいです(遺族年金の詳細は日本年金機構のサイトに掲載されています)。

【必要性 高】ケガや病気に備える保険(医療保険・がん保険等)

ケガや病気に備えられる保険には医療保険・がん保険があります。

幅広くケガや病気に備えられるのが医療保険。

「入院1日1万円!手術1回10万円!」

といったやつです。入院や通院での治療全般に備えられる保険です。

がん保険はその名の通りがんに保障を特化した保険です。日本人の死因ランキングは長らくがんがNo.1ですが、保障をがんに限定して、その代わりに保険料を安く抑えられるのががん保険。

実際に大きなケガや病気を経験したことがない方だと、

「医療費っていくらくらいかかるんだろう…」

と、なんとなく不安になってしまいますが、日本の公的な健康保険制度は意外としっかりしています。

詳細は後述しますが、日本には高額療養費制度があるので、医療費の月額上限はある程度決まります。月額上限+αを働いている方の収入で支払えるのであれば、専業主婦・主夫の方の医療保険・がん保険は無くてもよいかと。必要だとしても、

「安心を買う」

といった意味で、最低限の保障額で十分でしょう。

一方で、働いている方の医療保険・がん保険は必要性高めです。会社員の方であれば、ケガや病気で働けなくなったとしても即座に収入が途絶えるということはありませんが、それでも収入は減少することが多いでしょう。長期闘病となれば、貯蓄が底をついて生活レベルを落とさざるを得ないような状況にもなりかねません。

高額療養費制度がすごい。

先ほどちょっと触れましたが、日本の高額療養費制度はすごいです。

日本は国民皆保険の国なので、原則的には全ての方が健康保険に加入しています。よく知られていることですが、現役世代であれば医療費の自己負担額は3割。例えばケガで入院して治療費10万円かかった場合でも、自腹で支払う金額は3万円です。

さらに、日本には高額療養費制度があります。

高額療養費制度とは、年収によって医療費の月額上限が定まる仕組みです。具体的には下表のとおり(69歳以下のケース)。

年収 医療費月額上限
年収約1,160万円~ 252,600円+(医療費-842,000)×1%
年収約770~約1,160万円 167,400円+(医療費-558,000)×1%
年収約370~約770万円 80,100円+(医療費-267,000)×1%
~年収約370万円 57,600円
住民税非課税者 35,400円

例えば、働いている方の年収600万円の世帯が入院して月の医療費60万円かかった場合、退院時に病院の窓口で支払うのは60万円の3割である18万円。

その後に高額療養費制度の申請をすれば

80,100円+(600,000円‐267,000円)×1%=83,430円

が実際の医療費上限なので、病院で支払った18万円から上記の83,430円を差し引いた96,570円がキャッシュバックされます。

さらに、過去12か月以内に3回以上、上限額に達した場合は4回目から上限額が下がります。

年収 医療費月額上限
年収約1,160万円~ 140,100円
年収約770~約1,160万円 93,000円
年収約370~約770万円 44,400円
~年収約370万円 44,400円
住民税非課税者 24,600円

先ほどの例と同じく年収600万円の世帯なら月の医療費上限は44,400円です。

メディアで不安を煽られることが多い日本の健康保険制度ですが、実情は意外としっかりしてます。まずはこの点を抑えておきましょう。

入院すると医療費以外にもいろいろとお金はかかる。

ただし、入院した場合には健康保険が適用されない様々な費用が発生します。

例えば、

  • 差額ベッド代(個室代)
  • 食事代
  • 交通費
  • 入院中の生活雑貨

といった費用。

差額ベッド代は個室や少人数部屋を利用する場合にかかる費用です(大部屋の入院であれば不要)。金額はホテル代と同じでピンキリ。芸能人や政治家が使うような豪華な個室であれば1泊数万円となることもありますし、地方の良心的な病院であればビジネスホテル並みの金額で利用することもできます。

厚生労働省の調査によると差額ベッド代の1泊平均は以下のとおり。

1人部屋:7,797円
2人部屋:3,087円
3人部屋:2,800円
4人部屋:2,407円

1人部屋が突出してますよね。優雅な1人部屋でなくても気にならない方であれば、差額ベッド代はかなり抑えられます。

食事代は固定で1食460円(1日1,380円)。住民税非課税世帯等の場合はもう少しお安くなります(参考 全国健康保険協会)。

あとは交通費と入院中の生活雑貨、シーツや枕カバーのクリーニング代といったところ。生命保険文化センターの調査によると、入院1日の自己負担額平均は23,300円だそうです(高額療養費制度利用後の平均)。

民間の医療保険・がん保険は発生したら壊滅的なダメージになるリスクに備える

疾病別の入院日数平均も生命保険文化センターのサイトにまとめられています。

あたりまえですが、入院日数は疾病によって大きく変わります。最近の医療は入院から通院にシフトしていますが、脳血管疾患やメンタル・神経系疾患はまだまだ退院までに時間がかかります。がんの入院日数平均は20日程度ですが、部位や進行度によっては長期の入院になることも珍しくありません。

医療保険・がん保険は

「発生したら本格的やばいリスクに備える」

がベター。ちょっとした入院でも手厚く保障してくれるのがベストですが、それだと月々の保険料がめちゃくちゃ高くなります。

先ほど入院1日の自己負担額平均は23,300円と書きましたが、1ヶ月前後の短期入院であれば貯蓄の切り崩しでやり過ごせる方も多いでしょう(やり過ごせない場合はまずは貯蓄を習慣にすることです)。会社員の方なら、有給休暇を消化すれば収入減もないはずです。

保険料とのバランスで考えれば、

  • がんの長期闘病
  • 脳血管疾患の長期入院
  • メンタル・神経系疾患の長期入院

の3つに備えれれば十分かと。個人的な経験としても、経済的なピンチに陥るのは、ほぼこの3パターンです(特にがんと脳血管疾患)。

がんも入院して手術して、きれいにがん細胞を切り取ることができれば怖くありません。退院後は予防措置として副作用の軽い抗がん剤か放射線を2~3ヶ月程度受ければ治療終了。働きながら抗がん剤・放射線治療を受けることも不可能ではないので、経済的なピンチに陥ることもないでしょう。

しかし、実際は手術でがん細胞を切り取ることができず、副作用のきつい抗がん剤を数ヶ月打ち続け、そして一旦治療が終わっても再発・転移を繰り返すことが少なくありません。こんなケースは満足に働くこともできず、徐々に減っていく銀行口座の残高を眺めながら

「あ、これ、やばいかも」

と、本格的なピンチを迎えることになります。

また、脳血管疾患は平均からしても入院が長引きます(77.4日)。歌手の星野源さんやglobeのKEIKOさんがくも膜下出血を発症されてますが、30代から40代の若い方でも発症してしまうのが脳血管疾患。星野源さんのように完全復活できれば良いのですが、完治しても後遺障害を負うようなケースも少なくありません。

メンタル・神経系疾患の入院もびっくりするほど長くなります。統合失調症なんてかかるわけないだろ!と思ってしまいがちですが、日本人の100人に1人程度が統合失調症に悩んでいるというデータもあります。交通事故より可能性が高いのが統合失調症。入院日数平均も570.6日と超長期です…。

また、高齢者になると増えるアルツハイマー病もやっかいです。その入院日数平均は273日。入院したらそのまま亡くなるまで病院で暮らすことも少なくありません。

以上の3つのケースに備えるには、

  • 3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の入院を無制限保障。
  • 抗がん剤治療を受けた月に定額保障。
  • メンタル・神経系疾患の長期入院を保障。
  • 3大疾病で所定の条件を満たせば1年に1回一時金給付(余裕があれば)

の4つの条件を満たす医療保険がおすすめ。

具体的には、

チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」

メディケア生命「新メディフィットA」

あたりが保険料も安くて保障内容も悪くありません。特にチューリッヒ生命はメンタル・神経系疾患の長期入院も保障されるので、おすすめ度は高めです(メンタル・神経系疾患の長期入院を保障する医療保険は貴重です)。

また、タバコを吸わない方であれば、保険料が割引される

ネオファースト生命「ネオdeいりょう」

FWD生命「FWD医療」

あたりも候補に入ります(喫煙習慣以外にも割引条件があります)。

ひとまずはこの4つで比較して、無理なく月々の保険料を支払える程度に保障額を調整するのが良いかと感じます。

健康保険が適用されない治療もある。

がんだと標準治療をやり尽くして手の打ちようがなくなり、医師から

日本では承認されてないけど、欧米では承認されている抗がん剤

をおすすめされるようなケースがあります。

もちろん未承認の抗がん剤治療には健康保険が適用されません。

こんな抗がん剤治療を受けることになると、

  1. 製薬会社の治験
  2. 先進医療
  3. 患者申出療養
  4. 自由診療

のどれかを選択することになります。

運良く治験を受けられれば薬剤費は無料。その他の医療費も健康保険が適用されるので、医療費はググっと抑えられます。

2の先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。ある程度実績が蓄積された医療技術は厚生労働省に認められて先進医療となるのですが、先進医療には健康保険が適用されません。診察料・入院料といった技術料以外の医療費は健康保険が適用されるものの、先進医療の技術料は全額自己負担。

3の患者申出療養は患者が国に

「未承認薬の抗がん剤だけど、他に手段がないので受けさせてください!」

と申請する制度です。

申請が認められれば先進医療と同じく診察料・入院料といった技術料以外の医療費は健康保険が適用されますが、こちらも技術料は全額自己負担。

この2と3のケースは民間の保険で救うことができます。先述したチューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」、及びメディケア生命「新メディフィットA」であれば、先進医療・患者申出療養特約というオプションを付加すると、先進医療と患者申出療養の医療費実費が保障されます(2,000万円上限)。

2と3のケースであれば

「保険に入っておいてよかった…」

と心の底から実感できるでしょう。お金を気にせず治療を受けられます。

ただし、先進医療と患者申出療養はまだまだ黎明期です。令和3年に先進医療を受けた方は5,843人(がん以外も含む)ですし、患者申出療養は令和2年7月1日から令和3年6月30日までの1年間で208人(参考:厚生労働省)。

実際は4の自由診療で受けるケースが多いでしょう。

自由診療は先進医療・患者申出療養とは異なり、治療費全額が自己負担です。本来であれば健康保険が適用されて3割負担となる診察料・入院料といった費用も10割負担。もちろん高額療養費制度も利用できないので、治療費は青天井に膨らみます。

自腹で支払うと月100万円を超えることもあるのが自由診療。月100万円の治療が数ヶ月続くこともあり得ます。一般庶民に手が届く治療ではありません…。

しかし、最近のがん保険はここまで保障しています。

例えば、東京海上日動あんしん生命「あんしんがん治療保険」は自由診療の実費を1億円上限で保障。FWD生命「がんベスト・ゴールド」は自由診療の実費を3,000万円上限で保障です。特に、FWD生命は自由診療以外の保障も悪くないので、

「いざとなったら自由診療に頼ることも辞さない。なんとしても助かりたい」

のであれば、FWD生命が有力な候補になります。

【必要性 中】働けなくなった場合に備える保険(就業不能保険)

ケガや病気で働けなくなった場合に備えるのが就業不能保険です。

上述した医療保険と似通っているのですが、就業不能保険は

  • 就業不能保険は現役時代に保障が限定される(65歳くらいまで保障)。医療保険は一生涯(亡くなるまで)保障されることが多い。
  • 就業不能保険は治療終了して障害が残った状態も保障される(保障してくれないダメな就業不能保険もあり)。医療保険が保障するのは原則治療中のみ。

といった違いがあります。

専業主婦・主夫を養っている方なら、医療保険と就業不能保険の両方に入ればベストですが、それだと月々の保険料は高くなりがちです。迷った場合は一生涯保障の医療保険の方が優先度高めかなと。

まあでも、就業不能保険は保険料が安いです。月々の保険料を試算してみると、驚くほど安いので、

「あ、これくらいなら入ってもいいか」

というのが就業不能保険。

しかし、いたずらに心配する必要はありません。働けなくなった場合にも意外としっかりした公的なサポートがあります。

傷病手当金と障害年金が強力。

会社員の方であれば健康保険に加入していると思いますが、健康保険法等を根拠に疾病または負傷により働けなくなった場合に給付されるのが傷病手当金です。会社員の方であれば、働けなくなったとしても1年6ヶ月の期間、月給の約2/3が健康保険から傷病手当金として給付されます。

受給するには以下の4つの条件を全て満たすことが必要です。

受給条件

(1)業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
(2)仕事に就くことができないこと
(3)連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
(4)休業した期間について給与の支払いがないこと

業務中の病気やケガは労災の休業補償でカバーされます。業務外の病気やケガで働けなくなったケースをカバーするのが傷病手当金ですね。

働けなくなったらまずは残っている有給休暇を消化して、それでも働けない場合は傷病手当金が1年6ヶ月間給付されるということを覚えておきましょう。会社員の方であれば、働けなくなっても即座に収入がストップすることはありません。

ただし、傷病手当金が給付されるのは健康保険に加入している会社員の方のみです。国民健康保険に加入している自営業・フリーランスの方は給付されないことに注意です。

また、後遺障害を負うような状況になった場合は上述した障害年金が給付されます。

障害年金は非常に複雑です。受給条件も給付額も細かく決められています。詳細は日本年金機構のサイトに掲載されていますが、まずは障害を負うような状況となったら障害年金を受け取れることを覚えておきましょう。

就業不能保険は傷病手当金と障害年金の補完。

上述のとおり、会社員の方であれば働けなくなったとしても収入が即座に途絶えることはありませんが、それでも減収となることが多いでしょう。傷病手当金は月給の2/3ですし、障害を負った状態で社会復帰できたとしても、満足に働くことができないこともあるでしょう。

そこを補完するのが就業不能保険です。

例えば、アクサダイレクト生命「働けないときの安心」

①治療を目的とした入院
②医師の指示による在宅療養
③障害等級2級以上

といった場合、年金と同じように毎月定額給付(10万円とか)。

精神疾患の場合にも

①治療を目的とした入院
②障がい等級2級以上

といった条件を満たせば毎月定額給付です(10万円とか)。

先ほど医療保険で備えるべきは、

  • がんの長期闘病
  • 脳血管疾患の長期入院
  • メンタル・神経系疾患の長期入院

と書きましたが、就業不能保険でも長期入院にも備えられるし、医療保険では保障されにくい脳血管疾患で半身麻痺といった後遺障害も保障されます(障害等級認定されれば)。

また、副作用の強い抗がん剤を打ち続け、自宅で寝てるしかないような状態(働くことなんて無理!)も「医師の指示による在宅療養」に該当するので、しっかり保障。割とオールマイティに保障してくれるのが就業不能保険です。

さらに、就業不能保険は条件を満たす限り保障期間終了まで定額給付されます。上述のとおり現役時代を保障期間とすることが多いので、例えば40歳のときに脳卒中で半身麻痺が残り、障害等級2級に認定された場合は65歳までの25年間毎月10万円給付とかです。

現状であれば、就業不能保険はアクサダイレクト生命「働けないときの安心」と、ライフネット生命「働く人への保険3」の2強。ひとまずはこの2つを比較しておけばよいかと。

繰り返しますが、就業不能保険は保険料が安いです。30歳男性がアクサダイレクト生命「働けないときの安心」に月額10万円保障で加入すると、月々の保険料は1,810円(ハーフタイプ)。現役時代の保障強化といった目的にも使えます。

【必要性 低】お金をためる保険(学資保険・個人年金保険等)

お金を貯める保険に学資保険・個人年金保険がありますが、学資保険は子供の教育費を貯めるための保険。子どもがいない夫婦には不要です(子供が生まれてから考えれば十分)。

また、老後の生活資金を貯める個人年金保険もありますが、低金利下の現状では資産運用として考えても妙味はありません。

「元本割れは絶対に避けたい!リスクは取りたくない!」

と言った方であれば、銀行預金の代わりに税制上のメリットがある個人年金保険に加入するのもアリですが、多くの方にとっては、個人型確定拠出年金(iDeCoまたは企業型DC)を利用した方がよいでしょう。

同じ理由で、上述した終身保険も選択肢には入りにくいかと。死亡保障は安い掛け捨ての収入保障保険にしておいて、個人型確定拠出年金を最大限に利用した方がよいと感じます。老後までそれなりに時間がある方なら、多少のリスクを取ってでも資産運用を始めた方が効率的です。

資産運用を検討されているのであれば、下記リンク先に必要なことが全て書かれています。

普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方

難しい数式もありますが、結論編だけでも読めばざっくり考え方がわかります。本屋へ行くと資産運用に関する本が山積みされてますが、普通の会社員の方であれば↑のリンクを読んでおけば十分でしょう。

ちなみに、何かと叩かれることが多い日本の年金制度ですが、

  • 老後は亡くなるまで年金を給付。
  • 障害を負った場合にも年金を給付。
  • 主たる生計者が亡くなった場合には、遺族に年金を給付。

といった、民間の保険では実現が難しいことをやってます。金融商品としても考えても、優秀過ぎるほど優秀です。

年金破綻を煽りまくるメディアもありますが、多少の減額はあったとしても破綻して年金ゼロはあり得ないでしょう。ここらへんは大江英樹著「知らないと損する年金の真実」に分かりやすく書かれてます。年金に不安を感じる方はご一読を。

【必要性 低】老後に備える保険(介護保険・認知症保険等)

ここは独身の方と同じ。下記リンク先をご参照ください。

子供なし独身の生命保険の選び方

そもそも要介護となる可能性は高くありません。介護保険・認知症保険に加入したとしても、払い損になることが多いです。

介護費用は老後を迎えるまでに自分で貯めるが理想。どうしても足りなそうであれば、そのときに民間の介護保険・認知症保険に頼るのが無難です

実名で明かす僕が子供なし夫婦(専業主婦・主夫)だったら選びたい保険。

僕が子供なし夫婦(専業主婦・主夫)だったら、以下の保険に加入します。

【働いている人】
収入保障保険:FWD生命「FWD収入保障」
医療保険:チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」
就業不能保険:アクサダイレクト生命「働けないときの安心」

【専業主婦・主夫】
医療保険:チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」

保障内容はこんな感じです。

【働いている人】
●FWD生命
月額15万円保障(65歳満了・割引あり)
●チューリッヒ生命
主契約:入院1日5,000円(60日保障)、入院中手術1回5万円、外来手術1回2.5万円
特約:8大疾病延長入院特約、ストレス性疾病延長入院特約、先進医療・患者申出療養特約、特定疾病一時金特約50万円
●アクサダイレクト生命
主契約:基本保障15万円(65歳満了・ハーフタイプ)

【専業主婦・主夫】
●チューリッヒ生命
主契約:入院1日5,000円(60日保障)、入院中手術1回5万円、外来手術1回2.5万円
特約:8大疾病延長入院特約、ストレス性疾病延長入院特約、先進医療・患者申出療養特約

働いている人が40歳男性で、30歳女性が専業主婦の世帯を例にすると月々の保険料は

【働いている人(40歳男性)】
FWD生命:3,202円
チューリッヒ生命:3,584円
アクサダイレクト生命:3,185円

【専業主婦(30歳女性)】
チューリッヒ生命:1,239円

これで世帯合計の月々の保険料は11,210円。まあこれくらいで十分過ぎるくらいかと。

生命保険の相談をするなら。

おすすめは保険ショップです。

いまやちょっと大きな都市なら、どこでも見かける保険ショップ。買い物帰りにでもフラッと寄れる手軽さがいいですよね。複数の保険会社を公平に比較できる点がメリットです。

しかし、最寄りの保険ショップが望みの生命保険会社と提携しているとは限りません。チューリッヒ生命の医療保険に入ろうと思ったのに、

「あ、うちチューリッヒ生命やってないんですよ!代わりに××生命どうです?」

と言われて希望どおりの保険を提案されないこともあります。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、この記事でご紹介したチューリッヒ生命・メディケア生命・ネオファースト生命・FWD生命・東京海上日動あんしん生命・アクサダイレクト生命と提携してます(ライフネット生命とは未提携)。

注意!保険ショップは予約しましょう!
保険ショップへの飛び込み相談も可能ですが、スタッフが事前準備できないため最適なプランにたどり着けないことがあります(事前準備にはけっこう時間がかかります)。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。

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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

わかりやすく実績を確認できるのが、オリコン社が毎年行っている保険ショップの顧客満足度調査です。利用者5,826人に対し、保険ショップ全28社に関するアンケート調査を実施。見事に2年連続顧客満足度No.1を獲得しています。

(引用:https://life.oricon.co.jp/rank_hokenshop/

注目すべきはアフターフォローです。

亡くなったら保障対象になる死亡保険に生命保険会社と揉める要素はありませんが、微妙なグレーゾーンが存在する医療保険や就業不能保険は、医師が書く診断書の表現ひとつで保障対象にならないことがあります。

そんなときに、

「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」

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もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫ですよ。

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最寄りに保険クリニックがない場合は、マネードクターを検討してみてください。マネードクターも全国の店舗でも相談できますが、予約をすれば自宅でも職場でも近所の喫茶店にでも訪問して相談を受けてくれます。

相談場所を選ばないので、

「自宅の近くに保険ショップがない…」

「わざわざ保険ショップまで行くの面倒くさい!」

「子供が小さくて、保険ショップまで行けない…」

そんな方にはぴったりのサービスです。

ちなみにですが、マネードクターを実際に利用した人の口コミは以下のとおり。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。

マネードクターは30社以上の保険会社と提携しています。マネードクターもチューリッヒ生命・メディケア生命・ネオファースト生命・FWD生命・東京海上日動あんしん生命・アクサダイレクト生命と提携していますし、保険ショップにしては珍しくライフネット生命とも提携してます。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

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マネードクター

生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。

おすすめされた生命保険に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら、保険ショップは業務停止になってしまいます。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!

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