結婚して落ち着いてきたら早めに考えておきたいのが生命保険。
いままでは1人で気楽だったものの、これからは2人分のリスクを分け合うことになります。想定外の何かがあった場合にお互い助け合える相手はできましたが、リスクも2倍に増えてます。
とはいえ、いたずらに不安になる必要はありません。
- まずは社会保障が何をしてくれるのかを知る。
- 独身時代に加入した生命保険を見直す。
- 無駄な生命保険はバッサリ削減。足りない保障は新たに追加。
保険の専門家に相談しながら、こんな流れで進めていけば自ずと筋肉質な生命保険にたどり着けます。そんなに難しいことではありません。
特に重要なのは一家の大黒柱となる旦那さんへの保険です。結婚してすぐに旦那さんの身に何かが!なんてことは考えたくもありませんが、起こる可能性はゼロとは言えません。何かしらの準備は必要ですよね。
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【皆さんは手厚く守られています】まずは社会保障について知っておく。
意外と知られていないのが日本の社会保障は手厚いという事実です。特に知っておきたいのは以下の3つです。
- 高額医療費制度。
- 傷病手当金。
- 遺族年金。
それぞれ説明していきます。
【高額医療費制度】医療費の上限はある程度決められています。
健康保険に加入していれば、どんなに医療費がかかったところで個人が払う上限はある程度決められています(高額医療費制度と言います)。
具体的には下表のようなかんじですね。年収によって毎月支払う医療費の上限額が決められています。
(以降、69歳以下についてのみ記載します)
年収 | 上限額 |
年収約1,160万円~ | 252,600円+(医療費-842,000)×1% |
年収約770~約1,160万円 | 167,400円+(医療費-558,000)×1% |
年収約370~約770万円 | 80,100円+(医療費-267,000)×1% |
~年収約370万円 | 57,600円 |
住民税非課税者 | 35,400円 |
例えば、年収450万円の世帯が、月の医療費60万円かかった場合、
80,100円+(600,000円‐267,000円)×1%=83,430円
83,430円が毎月支払う医療費の上限となります。
さらに、過去12か月以内に3回以上、上限額に達した場合は、4回目から上限額が下がります。
年収 | 上限額 |
年収約1,160万円~ | 140,100円 |
年収約770~約1,160万円 | 93,000円 |
年収約370~約770万円 | 44,400円 |
~年収約370万円 | 44,400円 |
住民税非課税者 | 24,600円 |
先ほどの例と同じく年収450万円世帯の場合、上限は44,400円です。
ただし、この高額医療費制度は自己申告制です。自分で申請しないと医療費は戻ってきません(知らずに損している人はきっと多いと思います)。
高額医療費制度の詳細は↓に書いてます。こちらもご参考に。
【要注意】高額医療費制度の給付対象外となる費用も知っておきましょう。
ただし、高額医療費制度は以下の費用が給付対象外となります。
- 差額ベッド代(個室代)
- 交通費
- 入院中の生活雑貨
- 公的保険では対象外の医療技術、薬、器具
上記の費用は全額自己負担です。高額医療費制度の対象には含まれません。万が一の事態が発生した場合の費用は多少多めに見積もっておくことが必要です。
【傷病手当金】健康保険に加入していれば働けなくなっても1年6ヶ月は安心です。
健康保険法等を根拠に、疾病または負傷により働けなくなった場合に給付されるのが傷病手当金です。
受給するには以下の4つの条件を全て満たすことが必要です。
業務中の病気やケガは労災の休業補償でカバーされます。業務外の病気やケガで働けなくなったケースをカバーするのが傷病手当金ですね。
傷病手当金については↓に詳しく書いてます。
働けなくなったらまずは傷病手当金が1年6ヶ月の期間、給与の2/3の金額が給付されるということを覚えておきましょう。
ただし、傷病手当金が支給されるのは会社員の方のみです。自営業・フリーランスの方は支給されないことに注意です。
【遺族年金】年金が給付されるのは老後だけではありません。
年金保険料をしっかりと支払っていれば、万が一旦那さんが亡くなった場合には遺された家族へ毎月年金が給付されます。
ただし、遺族年金は給付条件が複雑です。亡くなれば必ず給付されるわけではありません。
- 年金保険料を支払っている期間の条件を満たす必要がある。
- 子供がいないと給付されない。
ざっくりですが、こんな給付条件があります(細かい給付条件はかなり複雑です)。
なので、結婚してすぐに夫が亡くなったとしても、遺族年金はアテにできないと考えた方が良いでしょう。結婚して専業主婦になるような場合、旦那さんは民間の生命保険に加入したほうが方が安心です。
遺族年金については↓に書いています。こちらもご参考に。
子供が生まれるまでは、働けなくなるリスクに備えておけば十分。
最も怖いリスクは旦那さんが働けなくなるリスクではないでしょうか。傷病手当金の支給は1年6ヶ月まで。1年6ヶ月を過ぎれば、奥さんの収入で旦那さんを養っていくことになります(状況によっては障害年金が支給されるかもしれません)。
奥さんの収入で少なくとも2人分の生活費、そしていつかは子供の生活費まで養っていかなければならなくなります。
ちょっと荷が重いですよね…。
長期の働けない期間に備える就業不能保険。うつ病も支払い対象になる保険もあります。
そんなとき頼りになるのが就業不能保険です。
就業不能保険は働けないと認定されれば、年金のように毎月定額を長期間に渡って受け取ることができます。例えば、
・働けない状態が続いたら、60歳まで毎月20万円が支給される。
といったように。毎月定額を受け取れるのは計画も立てやすく、安心できますよね。
特に結婚と同時に家のローンを組んでいた場合は就業不能保険の重要性は増してきます。ローンを組むときに強制的加入させられる団体信用生命保険は主に死亡保障です。働けなくなった場合はローンの支払いが続いていくこともあります。
就業不能保険については↓に詳しく書いてます。こちらもご参考に。
毎月の保険料は2,000円程度となることが多く、そんなに高くはありません。
また、就業不能保険は働く世代の大敵、うつ病も保障対象になる場合があります。メンタル弱めの方は、うつ病が保障対象に含まれるかもチェックしておきましょう。
余裕があったら早めに貯蓄性のある死亡保険に加入しておく。
基本的に死亡保険は子供が生まれてからで遅くはありません(むしろ、子供が生まれたら死亡保障は必要です)。ただし、以下に当てはまる場合は結婚してすぐに検討してもよいでしょう。
- なかなかお金を貯められない夫婦。
- 結婚して専業主婦となった夫婦。
生命保険の保険料支払いは半ば強制的ですので、貯められない夫婦にとってはもってこいです。現状だと銀行預金より利率が良い終身保険(終身保険には貯蓄性があります)があるので、預金代わりに検討してもいいですね。
また、夫婦どちらかに経済的に依存してしまう場合は、死亡保険に加入していた方が安心でしょう。旦那さんが亡くなってしまい、奥さんが再び働きだしたとしても、生活水準は下がってしまいますよね。一度上げた生活水準を下げるのはかなりつらいものがあります。
そもそも死亡保険には何があるの?
死亡保障のある保険に以下の3つがあります。概要を表にします。
保障内容 | 保険料 | 貯蓄性 | 保険金受け取り方 | |
終身保険 | 死亡保障 | 高い | あり | 一括 |
収入保障保険 | 死亡保障 | 安い | なし | 分割(年金方式) |
定期保険 | 死亡保障 | 真ん中 | なし | 一括 |
終身保険:掛け捨ての保険なんてありえない!保険料が高くなってもいいから、貯蓄性のある生命保険に入りたい!
定期保険:掛け捨てでもいいから保険料はとにかく安く!万が一の場合には、まとまったお金が必要になる!
収入保障保険:掛け捨てでもいいから保険料はとにかく安く!でも、万が一の場合に、一括で大金を受け取るのがちょっと不安。年金みたいに毎月定額で、少しづつ受け取りたい。
ニーズごとに分けると、こんなかんじです。
貯められない夫婦には貯蓄性のある終身保険がおすすめです。保険料は高めですが、満期を迎えれば、多少の利息が上乗せされて支払った保険料が戻ってきます。
また、専業主婦の方が旦那さんに死亡保険をかけるなら、保険料が安めで、万が一の場合は毎月定額を受け取ることができる収入保障保険がおすすめです。
万が一の場合に、一度に大きな金額を受け取れる定期保険もありますが、一気に大きな金額が手に入ると扱いに困ってしまいますよね。気持ちが大きくなって、ムダな買い物をしてしまうかもしれません。
【旦那さんは必見】奥さんの医療保険・がん保険は重要です。
高額医療費制度があるおかげで、医療費の上限はある程度決まっています。
しかし、重い病気にかかると医療費以外の費用もけっこうな額になります。貯金がまだ少ない若い夫婦にとってはちょっと心配ですよね。
また、重い病気にかかると収入が激減する可能性も出てきます。医療費が膨らんでいく上に、収入が激減するダブルパンチは避けておきたいところです。
なので、経済的な余裕があれば医療保険・がん保険への加入は検討しておきましょう。
特に、医療保険・がん保険は奥さんの意見を尊重しましょう。女性はがんに対する不安がかなり強いです(僕の奥さんがそうです)。奥さんが言うには、お金のことを気にせずにがんの治療に専念できる!っていう安心感が大切だそうです。
医療保険・がん保険は厳選すれば毎月1,000円程度の保険料で加入することもできます。奥さんのがんに対する不安が和らぐなら、毎月1,000円の保険料なんて安いものです。奥さんが入りたいって言ったら旦那さんは反対してはいけません。
【新婚だから備えておきたい】不妊治療に対する保険について。
特に若い夫婦におすすめなのが、不妊治療を保障対象とする医療保険です。
不妊治療にかかる費用の平均は190万円だそうです。けっこう大きな金額ですよね。
地方自治体の助成制度もありますが、金額は微々たるもの。不妊治療全額を賄うには全く足りていません。
そこで、民間の医療保険の出番です。ごく少数ではありますが、不妊治療を保障対象としている医療保険があります。不妊治療だけではなく、出産や女性特有のがんまで保障対象になっています。女性にとっては安心できる保障内容ですよね(具体的にはこの後すぐ書きます)。
まとめ 実名で明かす僕が新婚の25歳なら選びたい保険
まとめです。もし僕が結婚したばかりの25歳男性なら、こんなかんじの保険を選びます(奥さんも25歳で共働きの想定)。
保険 | 保障内容 | 毎月支払う保険料 |
アクサダイレクト生命「働けないときの安心」 (就業不能保険) |
保障額:10万円/月 保障期間:60歳まで ※働けなくなるリスクに備える保険 |
旦那:1,550円 |
マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」 (終身保険) |
保障額:500万円 ※貯蓄性のある死亡保険。 |
旦那:9,030円 |
三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」 (医療保険) |
保障額:日額5,000円プラン 保障期間:終身 特約:先進医療、女性サポート給付金 |
嫁:7,268円 |
これで毎月支払う保険料総額は16,453円です。
ちょっと高く見えますが、マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」は貯蓄性があるので、実質的な掛け捨てとなる保険料はアクサダイレクト生命「働けないときの安心」と三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」の合計8,818円です。
アクサダイレクト生命「働けないときの安心」は、その名の通り働けなくなるリスクに備える保険です。働けないと認定される条件を満たせば毎月10万円支給されます。さらにメンタル疾患も保障対象になっているので、プレッシャーに晒されている働く世代には安心な保障内容になっています。
また、マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」は死亡保障のある終身保険です。終身保険なので、満期を迎えたあとに解約すると、支払った保険料に利息が上乗せされ、解約返戻金として戻ってきます。さらに、満期を迎える前に3大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)となった場合は一気に解約返戻金が増額されます(支払ってない保険料まで支払ったとみなされて解約返戻金が増額されます)。つまり、3大疾病となって即解約すれば、解約返戻金で医療費をカバーすることもできてしまいます。
- 万が一のことがあった場合は死亡保険として使える。
- 満期を迎えた後に解約すれば、解約返戻金を老後の資金に使える。
- 満期を迎える前に3大疾病となった場合は、医療保険・がん保険代わりに使える。
といったように、いろいろな使い方ができてしまうのがマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」です。
最後に、三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」は「女性サポート給付金」というオプションをつければ、不妊治療が保障対象となる珍しい医療保険です。不妊治療だけでなく、出産や女性特有のがんや手術の保障も手厚くすることができます。女性にとっては、とても心強い保障内容になっています。
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結婚して生命保険について考えてはみたものの、誰に相談したらいいかもわからないし、どうやったら申し込みができるのかもわからない方は大半ではないでしょうか。
保険ってちょっと怖いですよね。長い期間に渡って保険料を払い続けるので、ハズレの保険を選んでしまったら大損になります。中立で公平なひとに相談をしたい…。
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