【評価B】ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」デメリットと評価

ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」ここがポイント
  • 認知症を保障する認知症保険です。
  • 軽度認知障害(MCI)を保障対象にできます。
  • 女性は保険料が安いです。

介護保険・認知症保険の必要性と選び方は↓の書いています。

介護保険・認知症保険は必要か

まずはざっと概要を書いておきます。ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
保障タイプ 認知症保険 B
給付タイプ 一時金 B
給付条件 認知症と診断かつ要介護1以上 B

認知症保険なので保障対象は認知症のみ。

「頭はしっかりしてるけど、身体が衰えて介護が必要!」

といったケースは保障されません。認知症は要介護全体の7割程度(推測)なので、介護全般に備えるのなら、認知症保険ではなく介護保険を選んだ方が無難です。

また、給付タイプは一時金です。認知症と診断されれば、まとまった金額が1回だけ給付されます。終わりが見えない介護は条件を満たす限り毎月定額を受け取れる年金タイプが理想的なのですが、ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」は一時金しか選ぶことができません。この点は惜しい。

給付条件は平均的です。悪くはありません。

条件が緩い他社の認知症保険だと、認知症と診断されただけで保障されることもあるのですが、ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」は「要介護1以上」という条件が追加されています。まぁ「要介護1」なら介護が必要となる入口です。この時点から保障されれば十分でしょう。

特徴的なのが、70歳時点で歯が20本以上残っていれば保険料が割引される点です。

平成元年(1989年)から80歳になっても20本以上の歯を残そう!という「8020運動」が厚生労働省主導で展開されてますが、歯の数と認知症には相関関係があると言われています。ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」のパンフレットによると以下のとおり。

  • 歯が20本以上の人に対して、歯が数本で入れ歯がない人の認知症発症人数は1.9倍。
  • かかりつけ歯科医院のある人に対して、かかりつけ歯科医院のない人の認知症発症人数は1.4倍。

ちなみにですが、歯が抜けても入れ歯を使えば認知症予防に効果があるそうですね。咀嚼という行為が大切なんでしょう。

詳細は後述しますが、女性は割引が適用されなくても保険料は安く、割引が適用されればさらに安くなります。

認知症保険・介護保険の相談は保険クリニックで!
(↓をクリックすると保険クリニックへ移動します)

生命保険 見直し

ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」の基本情報

まずは基本情報を一覧にしました。他の認知症保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。

保険の種類 【認知症保険】
・認知症に備える保険です。
・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。
・保険料が値上がりすることはありません。
基本保障
【認知症保険金】
認知症と診断された
かつ
要介護1以上に認定された場合に一時金給付。
特約(オプション) 【軽度認知障害保障特約】
軽度認知障害(MCI)認知症と診断された、または認知症と診断された場合に一時金給付。
契約できる年齢 40歳~85歳
保険料を支払う方法 口座振替
クレジットカード
保障される期間 終身(一生涯)

ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」のデメリット

ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」のデメリット
  • 【check】認知症と診断されただけでは保障されない。
  • 【check】男性の保険料は安くない

認知症と診断されただけでは保障されない。

冒頭書いたとおり、保障条件は

認知症と診断
かつ
要介護1以上に認定

です。認知症と診断されるだけではなく、国から要介護1以上に認定される必要があります。

ただし、要介護1以上の状態とは

  • 掃除や着替えなど日常生活に何らかの助け(見守りや介助)を必要とする。
  • 立ち上がる時や片足で立つ時に何らかの助けを必要とする。
  • 歩く時や立つ際に何らかの助けを必要とする。
  • トイレや食事はほとんど1人でできる。
  • 混乱したり物事を理解できないことがある。

といった比較的軽度な状態を指します(一人暮らしも不可能ではない状態)。これくらいの状態のうちに一時金を受け取れれば、手遅れにはなりません。

認知症と診断されただけでは保障されない点をデメリットとしましたが、他社と比較しても保障条件は悪くありません。平均的と言っていいでしょう。

男性の保険料は安くない。

同じような保障内容の認知症保険に明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」があります。こちらもネオファースト生命と同じく「認知症と診断かつ要介護1」で保障対象です。

ここで両者の保険料を比較してみます。

ネオファースト生命
認知症保険toスマイル
明治安田生命
いまから認知症保険MCIプラス
保障内容 認知症一時金:200万円
軽度認知障害:20万円
認知症一時金:250万円
軽度認知障害:20万円
60歳男性保険料 4,904円/月 4,812円/月
60歳女性保険料 5,430円/月 6,283円/月

認知症一時金は明治安田生命の方が大きい(250万円)のに対し、男性の保険料は両社ほぼ同じ。70歳時点で歯の数が20本以上あれば保険料が割引されて4,279円/月となりますが、それでも明治安田生命の方がコスパは若干良いかなと感じます。

一方で、女性はネオファースト生命の方が安くなってますね。70歳時点で歯の数が20本以上あれば保険料は4,893円/月に割引されるので、認知症一時金の差を踏まえても割安感があります。

ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」のメリット

ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」のメリット
  • 【check】軽度認知障害(MCI)を保障対象にできる。

軽度認知障害(MCI)とは認知症の前段階です。

「ちょっと最近物忘れが増えてきたかな…」

というのが軽度認知障害。日常生活に支障はないものの、記憶力が衰えてきたような状態を指します(詳細はこちら)。MCIの段階で適切な処置をすることで、認知症の発症を遅らせることができると言われています。

MCIを保障対象にできる認知症保険は増えつつあります。ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」も軽度認知障害保障特約というオプションを付加すれば、MCIを保障対象にできます。

特約名 保障条件
軽度認知障害終身保障特約 次のいずれかに該当したとき
①軽度認知障害と診断確定されたとき
②認知症と診断確定されたとき

軽度認知障害の検査と治療にはもちろんお金がかかります。

特にMCIスクリーニング検査。MCIスクリーニング検査とは、アルツハイマー病の原因物質となる「アミノロイドβ」に対して、排除機能などをもつ血液中のたんぱく質を調べる検査です。MCIスクリーニング検査を受けることによって、認知症を早期発見できると言われています。

MCIスクリーニング検査は健康保険が適用されません。検査費用は全額自己負担ですが、その額が3万円程度。この費用をカバーするのが軽度認知障害終身保障特約です。

ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」の評価。

評価:B(S、A~Cで判定)

保険料の観点からすると女性は比較的安く収まります。保障条件も平均的なので、女性は候補に入る認知症保険ですね。

一方で、男性は歯数割引が適用されたとしても保険料は安くないかと。同じような保障内容の明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」、もしくは朝日生命「あんしん介護認知症保険」と比較しておいて損はないでしょう。

よって評価は明治安田生命と同じく「B」が妥当と感じます。

ちなみにですが、両者ともに保障対象は認知症に限定されます。

冒頭書いたとおり、認知症は介護となる原因の7割程度なので、認知症保険ではその他の3割をカバーできません。本気で介護に備えるのなら、幅広く要介護状態を保障する介護保険の方が安心です。介護全般に備えるのなら、朝日生命「あんしん介護保険」あたりを選んだ方が無難です。

ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」の相談をするなら。

ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ただし、保険ショップに行ってみて、

「あー、すいません、うちネオファースト生命やってないんですよー」

なんて言われたら立ち直れないですよね。せっかく意を決して入った保険ショップで取り扱いがなかったなんて悲劇です。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックならネオファースト生命はもちろんのこと、本記事で比較対象とした明治安田生命・朝日生命とも提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

注意!保険ショップは予約しましょう!
保険ショップへの飛び込み相談も可能ですが、スタッフが事前準備できないため最適なプランにたどり着けないことがあります(事前準備にはけっこう時間がかかります)。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。

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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。

保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。

保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは

  1. 契約時の告知事項に不備があった。
  2. 契約上、保険会社に支払う責任がない。

の2点。

1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。

また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険や独自基準のある介護保険・認知症保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。

そんなときに、

「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」

といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。

保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。

実際に利用した方の口コミは以下のとおり。

「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」

という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。

予約は簡単です。

①保険クリニックのサイトにアクセスする。

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②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。

③予約日時を選択する。

④以下を入力して予約完了。

  • 相談方法(来店or訪問)
  • 名前
  • 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
  • 要望等(任意入力)

これで予約は完了。1分もあれば予約できます。

50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。ネオファースト生命はもちろんのこと、比較対象とした明治安田生命・朝日生命とも提携しているので、比較もかんたんにやってくれますよ。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。

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【保険ショップの検索・予約なら】保険相談ニアエル

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近所に保険クリニックがない場合は、保険相談ニアエルで最寄りの保険ショップを検索してみてください。保険ショップには複数回相談に訪問することもあるので、自宅との距離のは割と重要です。

保険相談ニアエルは全国1,500店舗の保険ショップを区市町村単位で検索できます。保険ショップに関する

  • 取り扱っている保険会社
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といった情報も掲載されています。取り扱っている保険会社が事前にわかるので、希望していた保険を提案されなかった!といった悲劇もないですし、厳しい口コミもそのまま掲載されているので、ちゃんと選べば安心して相談ができるかなと。

また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で

  • 相談希望日時
  • 氏名
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だけ入力すれば完了。1分程度で終わる作業です。

予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。

もちろん予約は無料です。気軽に予約して大丈夫です。

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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。

おすすめされた生命保険に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止になってしまいます。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」

保障内容は悪くありませんが、男性の保険料はやや高め。男性は明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」と比較しておいて損はないでしょう。

一方で、女性の保険料は比較的安価です。十分候補に入る認知症保険です。

また、認知症は要介護認定される方の7割程度です。認知症保険ではその他の3割をカバーできません。本気で介護に備えるのなら、幅広く要介護状態を保障する介護保険の方が安心です。朝日生命「あんしん介護保険」も比較対象に入れてみてください。

とはいえ、保険の比較なんて面倒ですよね。面倒なことは専門家に相談です。

認知症保険は全国の保険ショップで取り扱っています。保険ショップの相談はもちろん無料。気軽な気持ちで相談して問題ないですよ。

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※2022年9月更新

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