【評価B】オリックス生命の特定疾病保障保険「With(ウィズ)」のデメリットと評価(更新中)

オリックス生命「With(ウィズ)」は亡くなった場合の保障に加えて、3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)の保障もある特定疾病保障という種類の保険です。

亡くなった場合だけを保障する保険は終身保険・定期保険です。それぞれの特徴は

終身保険:死亡保障が一生涯続く。保険料は高いけど、解約すると支払った保険料の一部(もしくは全額に利息が上乗せされて)が戻ってくる。貯蓄性がある。

定期保険:死亡保障が期間限定。保険料は安いけど、支払った保険料は戻ってこない。いわゆる掛け捨て。

です(他にも収入保障保険というのもありますが、ここでは割愛)。

オリックス生命「With(ウィズ)」は上記の終身保険・定期保険に3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)の保障が追加された保険です。3大疾病にかかり、所定の条件を満たした場合は死亡保険金と同額を受け取れます。

※保障は1回のみです。がんと診断されて保険金を受け取れば、亡くなった場合は保険金給付されません。

終身保険・定期保険のどちらに3大疾病の保障を追加するかは選択可能です。

「支払った保険料が掛け捨てになるのはちょっともったいないなあ…」

という方は貯蓄性のある「終身保険+3大疾病保障」を選択することになりますし、

「掛け捨てでもいいから保険料を安くしたい!」
「子育てが終わるまでといった期間限定の保障でいいから保険料を安くしたい!」

という方は「定期保険+3大疾病保障」を選択することになります(売れてるのは「終身保険+3大疾病保障」です)。

ちなみに、オリックス生命「With(ウィズ)」では両者を下のように呼んでいます。

  • 終身型:終身保険に3大疾病の保障が追加されたタイプ
  • 定期型:定期保険に3大疾病の保障が追加されたタイプ

特定疾病保障保険を発売している生命保険会社はそれほど多くありません。貴重です。オリックス生命「With(ウィズ)」は他社比較で良くできているので、さらに貴重です。

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オリックス生命「With(ウィズ)」の基本情報

まずは基本情報を一覧にしました。他の特定疾病保障保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。

保険の種類 【特定疾病保障保険】
・死亡・高度障害時に保険金を受け取れます。
・3大疾病を原因に所定の状態となった場合に死亡保険金と同額を受け取れます。
【定期型】
・解約返戻金はありません。貯蓄性のない掛け捨ての保険です。
・貯蓄性が無いため、毎月支払う保険料は終身型よりも割安になります。
・保険料を支払っている期間のみ保障されます。
【終身型】
・保険料を支払っている期間中に解約した場合、解約返戻金は支払った保険料の7割程度に減額されます。
・満期を迎えた後に解約すれば、解約返戻金が増額されます。
・保障は一生涯続きます。
選択できる保険金額
200万円~2,000万円の範囲で選択可能。
※10万円単位。
保険料を支払う期間 【定期型】
以下から選択可能。
・5年間、または10年間~39年間で1年間刻み。
・60歳まで、65歳まで、70歳まで、75歳まで、80歳まで、85歳まで、90歳まで。
【終身型】
以下から選択可能。
終身払、10年間、15年間、20年間、50歳まで、55歳まで、60歳まで、65歳まで、70歳まで、75歳まで、80歳まで。
保険料を支払う回数 月払、半年払、年払
保険料を支払う方法 ・口座振替
・クレジットカード払
保障される期間 【定期型】
保険料を支払っている期間。
【終身型】
一生涯(終身)。

オリックス生命「With(ウィズ)」終身型とマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」を比較する。

のっけからですけど、特定疾病保障保険を検討されている方は、マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」と比較してみてください。

マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」は終身保険です。終身保険なので死亡保障しかありません。3大疾病に対する保障はないのですが、3大疾病で所定の条件を満たした場合は、以降の保険料の支払いが免除される保険料払込免除特約(オプション)があります。

この保険料払込免除特約が強力です。保険料の支払いが免除されるだけでなく、解約返戻金が一気に増額されます。

終身保険は解約をすると、それまで支払った保険料の一部、もしくは全額に多少の利息が上乗せされ、解約返戻金として戻ってきます(なので、貯蓄性があると言われます)。

マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」は3大疾病で所定の条件を満たした場合、その時点で一括して保険料全額を支払った場合と同額の解約返戻金を受け取れるようになります。支払ってない保険料まで解約返戻金として戻ってくるので、かなりお得です。

ということで、3大疾病にかかって即解約すれば、かなり大きな金額の解約返戻金を治療費に充てることができます。マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」の保険料払込免除特約には、オリックス生命「With(ウィズ)」の3大疾病保障とほぼ同じ効果があります。

以降、オリックス生命「With(ウィズ)」とマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」を比較してみます。

オリックス生命「With(ウィズ)」とマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」の保障条件を比較する。

まずは3大疾病の保障条件を比較してみます。

疾病 保障条件
オリックス生命
「With(ウィズ)」
マニュライフ生命
「こだわり終身保険V2」
がん 初めてがんと診断されたとき(上皮内がんは含みません)。 初めてがんと診断されたとき(上皮内がんは含みません)。
急性心筋梗塞 60日以上、労働を制限する状態が続いたと医師が診断したとき。
または
手術を受けたとき。
60日以上、労働を制限する状態が続いたと医師が診断したとき。
脳卒中 60日以上、神経学的な後遺症が継続したと医師が診断したとき。
または
手術を受けたとき。
60日以上、神経学的な後遺症が継続したと医師が診断したとき。

がんの条件は同等です。

ちなみに上皮内がんが両社とも保障対象外です。上皮内がんとはリンパ管や血管に到達していないの初期のがんで、手術でサッと切り取ってしまえば転移や再発する可能性は低いと言われてます(がん細胞はリンパ管や血管で運ばれて転移していく)。

まあ特定疾病保障保険は上皮内がんを保障対象外とすることがスタンダードなので、ここはそんなものかと。

急性心筋梗塞は「60日以上の労働制限」があるのは両社同じ。違いは手術の有無です。

急性心筋梗塞となっても入院期間はそこまで長くなりません。生命保険文化センターによると、急性心筋梗塞を含む心疾患の入院期間平均は19.3日。その後、リハビリを経て職場復帰となりますが、感覚的には1ヶ月程度で日常生活に戻れるようになります。

なので、「60日以上の労働制限」のみを条件としているマニュライフ生命は条件が厳しいかと。手術も条件に含まれているオリックス生命の方が安心です。

一方で、脳卒中も「60日以上の後遺症」があるのは両社同じ。こちらも違いは手術の有無です。

脳卒中は入院が長引きます。生命保険文化センターによると入院期間平均は78.2日。退院後も数か月はリハビリすることが多いので、「60日以上の後遺症」は高いハードルではないと感じます。もちろん、手術が条件に含まれるオリックス生命「With(ウィズ)」の方が安心感はあります。

オリックス生命「With(ウィズ)」とマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」の保険料を比較する。

保険金額500万円・60歳まで保険料を支払う前提で、毎月支払う保険料を比較します。

オリックス生命
「With(ウィズ)」
マニュライフ生命
「こだわり終身保険V2」
※保険料払込免除特約あり
非喫煙者 喫煙者
30歳男性 12,660円 10,795円 11,455円
30歳女性 12,380円 10,690円 11,330円
40歳男性 20,120円 17,340円 18,445円
40歳女性 19,485円 17,075円 18,045円

マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」には非喫煙者割引があります。1年以内の喫煙してない場合は保険料が割引されます。

この例だと、非喫煙者なら2,000円前後、喫煙者なら1,500円前後、マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」の方が安くなりそうですね。保険料が安いのはニュライフ生命「こだわり終身保険V2」です。

さて、ここで受け取れる保険金額をケース別に考えてみたいと思います(保険金額500万円で契約した例)。

①3大疾病以外の原因で亡くなった場合

両社とも死亡保険金500万円給付。

保険料が安い分だけマニュライフ生命の方がやや有利です。

②40歳でがんと診断され、42歳で亡くなった場合

40歳で助かる見込みの薄いがんと診断され、闘病の甲斐なく42歳で亡くなったケースです。

オリックス生命:500万円給付(40歳)。
マニュライフ生命:40歳で解約した場合は約360万円給付。解約しなかった場合は亡くなった際に500万円給付。

オリックス生命は分かりやすいです。がんと診断された時点で500万円給付です。

マニュライフ生命は40歳時点で解約して解約返戻金360万円を受け取るか、契約をそのまま残すか判断することになります。助かる見込みが薄いのなら「解約せずに亡くなるのを待つ」という判断が合理的ですが、そう簡単に割り切れるものではありません。とても難しい判断になります。

有利なのは40歳時点で分かりやすく500万円給付されるオリックス生命です。

③40歳でがんと診断されたが完治し、80歳で亡くなった場合

40歳で軽度のがんと診断されたが、めでたく完治。そして80歳まで長生きできたケースです。

オリックス生命:500万円給付(40歳)。
マニュライフ生命:40歳で解約した場合は約360万円給付。解約しなかった場合は亡くなった際(80歳)に500万円給付。

このケースもオリックス生命は分かりやすいです。がんと診断された時点で500万円給付です。

マニュライフ生命は40歳時点で解約して解約返戻金360万円を受け取るか、契約をそのまま残すかの判断ですが、軽度のがんであれば、そんなに悩むことなく「解約せずに残す」という判断ができます。

まあでもこのケースでも有利なのは40歳時点で500万円給付されるオリックス生命でしょう。

④75歳でがんと診断され、77歳で亡くなった場合

よくあるケースです。

オリックス生命:500万円給付(75歳)。
マニュライフ生命:75歳で解約した場合は約440万円給付。解約しなかった場合は亡くなった際に500万円給付。

オリックス生命はがんと診断された時点で500万円給付です。

マニュライフ生命は75歳時点で解約して440万円を受け取るか、契約をそのまま残すかの判断ですが、死亡保険金500万円と解約返戻金440万円の差は60万円程度でそこまで大きくないですし、子供が独立して経済的負担が少ない状況では、

「解約して440万円受け取り、残りの人生を楽しむ」

だとか、

「解約せずに遺族へ500万円を残す」

だとか、本人の希望で判断できるでしょう。両社に大きな違いはないと考えます。

⑤60歳で無事満期を迎え、老後の生活資金に使う場合

保険を貯蓄と考えるケースです。満期後に保険を解約して、解約返戻金を老後の資金に使うケースですね。

この場合は満期後の解約返戻金の返戻率が重要なのですが、パンフレットの例で比較すると、高くなるのはマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」です。

マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」:108.8%
オリックス生命「With(ウィズ)」:102.6%
(30歳男性・保険金額1,000万円・60歳まで保険料を支払う前提で比較)

※解約返戻金の返戻率とは、支払った保険料に対する解約返戻金の割合です。100%を超えれば、支払った保険料より多くの解約返戻金が戻ることになります。

お得なのはマニュライフ生命です。

結論は?

上述のとおりケース分けして考えてみましたが、

  • 現役時代の3大疾病保障を重視するのなら、保障条件の観点からも、受け取れる保険金額の観点からもオリックス生命が有利。
  • 老後に備えるという目的ならマニュライフ生命の方が有利。

といったところでしょうか。

3大疾病の保障を重視するのなら、3大疾病で所定の条件を満たせば分かりやすくポンっと保障してくれるオリックス生命の方が有利です。契約者が苦渋の選択をすることなく、条件さえ満たせば一発で大金を受け取れるのは魅力的かと。

特に現役時代に3大疾病に罹った場合はマニュライフ生命よりも大きな金額を受け取れます。心疾患・脳血管疾患の保障条件に手術が含まれる点も安心でしょう。

一方で、老後に備えるという意味ならマニュライフ生命の方が有利です。解約返戻金の返戻率は業界トップクラス。オリックス生命よりも高くなることが多いです。

目的によってどちらが有利かは変わってきます。

オリックス生命「With(ウィズ)」定期型と定期保険+特定疾病一時金保険を比較する。

繰り返しますが、オリックス生命「With(ウィズ)」の保障内容は

  • 死亡保障
  • 3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)の保障

の2つです。そして定期型は保険料が掛け捨てです。

同じく死亡保障がある掛け捨ての保険に定期保険があります。また、3大疾病にフォーカスした掛け捨ての保険に特定疾病一時金保険があります。

ここでは定期保険と特定疾病一時金保険の2つ個別に加入した場合と、オリックス生命「With(ウィズ)」定期型に加入した場合を比較してみます。

定期保険+特定疾病一時金保険に加入した場合と保険料・保障内容を比較する。

まずは保険料の比較から。比較対象はコスパに定評があるメディケア生命とし、以下の2つの保険に別々で入った場合と比較します。

定期保険:メディケア生命「メディフィット定期保険」
特定疾病一時金保険:メディケア生命「メディフィットPlus」

保険金額500万円(メディフィットPlusは一時金100万円)・60歳まで保険料を支払う前提で比較します。

オリックス生命 メディケア生命
With メディフィット定期保険 メディフィットPlus 合計
30歳男性 3,485円 1,031円 3,630円 4,661円
30歳女性 3,420円 776円 3,300円 4,076円
40歳男性 5,385円 1,457円 6,720円 8,177円
40歳女性 4,910円 1,044円 5,640円 6,684円

比較対象は赤字の2列です。全般的にオリックス生命「With(ウィズ)」の方が安くなってます。

続いて保障内容の比較です。

死亡保障はどちらも同じです。60歳までに亡くなれば500万円です。違いは3大疾病に対する保障です。

上表のケースだと、3大疾病の保障内容には以下の違いがあります。

オリックス生命 メディケア生命
保険金額 500万円 100万円
保険金を受け取れる回数 1回のみ 1年1回間隔で何度でも
がんの保障条件 ・初めてがんと診断確定されたとき。
(上皮内がんは保障対象外)
・初回は初めてがんと診断確定されたとき。
・2回目以後はがんによる入院を開始されたとき。
(上皮内がんも保障対象)
心疾患の保障条件 【急性心筋梗塞】
・60日以上、労働を制限する状態が続いたと医師が診断したとき。
・手術を受けたとき。
※対象は急性心筋梗塞のみ。
【急性心筋梗塞】
・入院したとき。
・公的医療保険制度対象手術を受けたとき。
【急性心筋梗塞以外】
・20日以上継続した入院をされたとき。
・公的医療保険制度対象手術を受けたとき。
脳血管疾患の保障条件 【脳卒中】
・60日以上、神経学的な後遺症が継続したと医師が診断したとき。
・手術を受けたとき。
※対象は脳卒中のみ。
【脳卒中】
・入院したとき。
・公的医療保険制度対象手術を受けたとき。
【脳卒中以外】
・20日以上継続した入院をされたとき。
・公的医療保険制度対象手術を受けたとき。
保障期間 60歳まで 一生涯

保障条件はメディケア生命「メディフィットPlus」の方が圧倒的に緩い(有利)です。

まずはがんから。

メディケア生命は上皮内がんが保障対象に含まれます。

繰り返しますが、上皮内がんとはリンパ管や血管に到達していないの初期のがんで、手術でサッと切り取ってしまえば転移や再発する可能性は低いと言われてます(がん細胞はリンパ管や血管で運ばれて転移していく)。

治療費もそれほどかからないのですが、メディケア生命「メディフィットPlus」はきっちり保障対象になってます。一方で、オリックス生命は保障対象外。

2018年に発表された国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」によると、がん全体のうち上皮内がんの割合は約10.8%。これだけだとそれほど多くないように思えますが、子宮頸がんだと全体の約68.4%が上皮内がん。大腸がんでも全体の約21.5%は上皮内がんです。保障対象に上皮内がんが含まれている方が男女ともに安心できます。

続いて、脳と心臓。

メディケア生命「メディフィットPlus」が心疾患・脳血管疾患をまるごと保障対象としているのに対し、オリックス生命「With(ウィズ)」は心疾患・脳血管疾患の一部でしかない急性心筋梗塞・脳卒中のみを保障対象としています。

平成29年の厚生労働省の調査によると心疾患全体の患者数1,732千人のうち、急性心筋梗塞の患者数は47千人。割合にすると2.7%に過ぎません。心疾患をまるごと保障対象にしているメディケア生命の方が安心です。

一方で、脳卒中も脳血管疾患の一部ですが、脳卒中には

  • 脳梗塞
  • くも膜下出血
  • 脳出血

が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。

ということで、脳血管疾患でも脳卒中でも大きな差はありませんが、脳血管疾患の方がちょっと安心かな、とは感じます。

また、メディケア生命「メディフィットPlus」には急性心筋梗塞・脳卒中の保障条件に「60日以上」ルールがありません。入院即保障です。手術が不要で2~3日程度で退院できるような軽度の急性心筋梗塞(血液をサラサラにする薬剤治療で終わるような症状)も保障対象になります。

給付回数と金額にも違いがあります。

メディケア生命「メディフィットPlus」は1年に1回、回数無制限で一時金が給付されるのに対し、オリックス生命「With(ウィズ)」は1回のみ給付。ただし、保障額はオリックス生命が一発500万円に対して、メディケア生命が1回100万円。一生涯で5回も一時金を受け取ることはかなりレアケースなので、一発500万円のオリックス生命の方が優位ですね。

ただし、オリックス生命は保障1回で保障終了です。例えば、45歳でがんと診断され、惜しくも46歳で亡くなった場合、

オリックス生命:45歳にがんと診断されたときに一時金500万円が給付されて保障終了。46歳で亡くなった場合は一時金給付されない。
メディケア生命:45歳のときにメディフィットPlusから一時金100万円給付、46歳で亡くなった際にメディフィット定期から500万円給付。合計600万円受領。

といった違いがあります。

保障期間にも違いがあります。

オリックス生命「With(ウィズ)」の保障期間は60歳までなのに対し、メディケア生命「メディフィットPlus」は一生涯保障です。例えば、61歳でがんと診断された場合は

オリックス生命:契約が終了しているため保障対象外。
メディケア生命:100万円給付。

といった違いがあります。

結論は?

なかなか難しいのですが、上述のとおり保障内容の観点だとメディケア生命に寄せる方が安心感はあります。特に脳と心臓に対する保障はメディケア生命が手厚い。3大疾病の保障が一生涯続く点もメリットです。

上表のケースだとメディケア生命の方が保険料は高くなってしまいますが、保険金額をうまく調整して(メディフィットPlusの一時金を50万円に減額するとか)、保険料を安くすることも可能です。個人的にはメディケア生命に寄せつつ、保険金額を調整して無理なく払える保険料に抑えるのが良いかと感じます。

オリックス生命「With(ウィズ)」のメリット

オリックス生命「With(ウィズ)」ここがポイント!
  • 【check】特定疾病保障保険のなかで比較するとピカイチ。

これまでは種類の違う保険と比較してきましたが、特定疾病保障保険の枠内ではピカイチです。

特定疾病保障保険はオリックス生命「With(ウィズ)」とSOMPOひまわり生命「特定疾病保障保険」がツートップなのですが、両社の保障内容はほぼ同じ。

終身型なら若い方だとオリックス生命が最安値になることが多く、40代・50代の方だとSOMPOひまわり生命が安くなることもあり得ます。一方で、定期型だと全ての年代でSOMPOひまわり生命がかなり安い。

両社を比較しながら決めるのが、賢い特定疾病保障保険の選び方です。

オリックス生命「With(ウィズ)」のデメリット

オリックス生命「With(ウィズ)」ここにご注意!
  • check】終身型ならマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」と比較を。
  • check】定期型ならメディケア生命のセットと比較を。

上述のとおり、終身型を選ぶならマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」との比較をおすすめします。

また、定期型なら上述したメディケア生命の「メディフィット定期保険」と、「メディフィットPlus」のセットと比較してみてください。保障内容はメディケア生命のセットの方が安心感あります。

オリックス生命「With(ウィズ)」の評価

評価:B(S、A~C)

特定疾病保障保険の枠内で選ぶなら、十分選択肢になります。SOMPOひまわり生命「特定疾病保障保険」を比較しながら決めるのが良いと感じます。

一方で、特定疾病保障保険にこだわらないのなら、別種の保険も検討の余地があります。終身型を選ぶならマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」、定期型を選ぶならメディケア生命の「メディフィット定期保険」と、「メディフィットPlus」のセットとの比較はしておいて損はないでしょう。

よって評価は「B」としました。

オリックス生命「With(ウィズ)」の相談をするなら。

オリックス生命「With(ウィズ)」は全国の保険ショップで取り扱っています。オリックス生命はだいぶメジャーなので、ご近所の保険ショップで相談できる可能性は高いです。

そしてできればマニュライフ生命とメディケア生命の両社も取り扱っている保険ショップで比較してもらいながら説明を受けましょう。

しかし、ふらっと入った保険ショップで

「うち、オリックス生命もマニュライフ生命もメディケア生命も取り扱ってないですよ」

なんて言われたら絶望ですよね。

ということですので、事前準備は周到に。手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、この記事でご紹介したオリックス生命・SOMPOひまわり生命・マニュライフ生命・メディケア生命の4社と提携しています。

注意!保険ショップは予約しましょう!
保険ショップへの飛び込み相談も可能ですが、スタッフが事前準備できないため最適なプランにたどり着けないことがあります(事前準備にはけっこう時間がかかります)。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。

【オリコン顧客満足度2年連続No.1!】保険クリニック

  • オリコン社顧客満足度調査にて、2年連続No.1を獲得しています。
  • 全国200店舗以上の窓口で相談できます。オンラインでの相談も可能。もちろん相談は無料です。
  • 40社以上の保険会社と提携しています。

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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

わかりやすく実績を確認できるのが、オリコン社が毎年行っている保険ショップの顧客満足度調査です。利用者5,826人に対し、保険ショップ全28社に関するアンケート調査を実施。見事に2年連続顧客満足度No.1を獲得しています。

(引用:https://life.oricon.co.jp/rank_hokenshop/

注目すべきはアフターフォローです。

亡くなったら保障対象になる死亡保険に生命保険会社と揉める要素はありません。一方で、微妙なグレーゾーンが存在する特定疾病保障保険は、医師が書く診断書の表現ひとつで保障対象にならないことがあります。急性心筋梗塞の「60日以上の労働制限」や、脳卒中の「60日以上の後遺症」といった条件を満たすかどうかは医師の診断書が大きな決め手になります。

そんなときに、

「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」

といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけ。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。

保険ショップ全28社のなかで、保険クリニックはアフターフォローの満足度もNo.1です。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。

実際に利用した方の口コミは以下のとおり。

「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」

という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。

予約は簡単です。

①保険クリニックのサイトにアクセスする。

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②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。

③予約日時を選択する。

④以下を入力して予約完了。

  • 相談方法(来店or訪問)
  • 名前
  • 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
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これで予約は完了。1分もあれば予約できます。

40社以上の保険会社と提携している点も評価できます。この記事でご紹介したオリックス生命・SOMPOひまわり生命・マニュライフ生命・メディケア生命の4社全てとも提携しています。比較もかんたんにやってくれますよ。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。

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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:オリックス生命「With(ウィズ)」

死亡保障+3大疾病保障という組み合わせを持つ特定疾病保障保険ですが、種類の違う保険で代用可能です。3大疾病も保障する終身保険、定期保険+特定疾病一時金保険といった組み合わせだと、ちょっぴりお得になったり、保障が手厚くなったりします。

終身保険のマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」、もしくはメディケア生命の定期保険「メディフィット定期保険」と、特定疾病一時金保険「メディフィットPlus」のセットあたりとの比較はしておいて損はないでしょう。

とはいっても、保険の比較なんて面倒だし面白くもなんともありません。全く興味沸かないですよね。そんなときは専門家に頼りましょう。専門家は身近にいます。買い物帰りに保険ショップへ寄れば、簡単に相談できてしまいます。

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※2022年10月更新

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コメント

  1. M より:

    20代はSOMPOひまわり生命の特定疾病定期より、オリックス生命Withの方が保険料が安いと思います。

    • nejio より:

      M様

      ご指摘ありがとうございました!
      ご指摘のとおり若い層だとWithの方が保険料が安くなる傾向にあるようです。
      ご指摘の点、修正致します!