がん保険の保険料比較ランキング

生命保険各社が発売しているがん保険。どれも似たような保障内容で、どれを選んだらよいのかよくわかんないですですよね。

ただ、一見同じような保障内容に見えるがん保険でも、よくよく見てみると保障内容はけっこう違います。時代遅れのがん保険に加入してしまうと、がんと診断されたときに、

「えっ…」

と絶句してしまうくらい保障が薄かったりします。これは危険です。

がん保険は大きく3つのタイプに分けることができます。

①入院ベースで保障するがん保険。よくある「入院1日1万円!」といった保障内容のがん保険です。入院日数×入院給付金(5千円とか1万円)を受け取ることができます。

②一時金ベースで保障するがん保険。がんと診断されたらまとまった一時金(100万円とか)がドンっと給付されるがん保険です。

③治療ベースで保障するがん保険。手術・抗がん剤・放射線といったがんの治療を受けた月に定額(10万円とか)が給付されるがん保険です。

それぞれのタイプのメリデメを表にしてみます。

メリット デメリット
入院ベース 長期の入院に備えることができる。 現代のがん治療は入院が短期化している。保障額が増えにくい。
一時金ベース 治療の早期にまとまった金額を受け取れるため、精神的に安心。
働く世代にとっては収入減少にも対応できる。
がんと診断・入院・通院していれば保障されることが多いので、新たながん治療が開発されても陳腐化する可能性が低い。
保険料が高くなりがち。
軽度のがんでも一時金が給付されるので、過剰保障となる。
治療ベース 保険料が安い。
治療を受けた月に定額が給付されるので、保障が必要十分。
治療費は保障されるが、収入補填は難しい。
新たながん治療が保障されるか微妙。陳腐化リスクあり。

最近のがん治療は入院が短期化していてます。下記のとおり、がん系の入院は平均2週間程度で退院できます。

胃の悪性新生物:14.7日
結腸及び直腸の悪性新生物:15.3日
肝及び肝内胆管の悪性新生物:13.6日
気管、気管支及び肺の悪性新生物:14.1日
(参考:生命保険文化センター

代わりに増えてきているのが通院で治療するケース。がんの三大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けるケースが増えてきています。入院ベースのがん保険は時代遅れになりつつあり、最近のがん保険の主流は通院治療にも備えられる治療ベース・一時金ベースです。

とはいっても、上記の入院期間はあくまで平均です。長期入院となる可能性はゼロではありません。保険の役割が万が一の壊滅的な状況を救うことにあるとすれば、長期入院の保障は重要です。

なので、理想は

  • 入院ベースのがん保険に、一時金保障と治療保障をオプションで追加する。

なのですが、これだと保険料がめちゃくちゃ高くなります。がん保険の保険料が高くて、日々の家計が苦しくなるのは本末転倒です。

次善策として、

  • 共働きだったり、貯蓄がそれなりにあったりで、収入が減ってしまっても即座に困ることがなければ(医療費だけカバーできればOKなら)、治療ベースのがん保険を選んで保険料を節約。余裕があれば一時金保障をオプション追加。
  • 収入が減って困ってしまったり、治療の早期に大きな金額を確保することで安心しておきたい(けっこう重要)なら、一時金ベースのがん保険を選択。余裕があれば治療保障をオプション追加。

といった選び方がよいのでは感じています。

この記事ではがん保険の保険料と保障内容を比較します。比較対象のがん保険は以下のとおり。

【入院ベースのがん保険】

三井住友海上あいおい生命「&LIFEガン保険Sセレクト」

【一時金ベースのがん保険】

なないろ生命「なないろがん保険盾・一時金プラン」

SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」(診断給付型)

FWD生命のがん保険「がんベスト・ゴールド」

はなさく生命「はなさくがん保険」

【治療ベースのがん保険】

なないろ生命「なないろがん保険盾・月額保障プラン」

メディケア生命「メディフィットがん保険」

SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」(治療給付型)

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」

ネオファースト生命「ネオdeがんちりょう」

アフラック「あなたによりそうがん保険ミライト」

まずは上記がん保険の主な保障内容を一覧にしました。

入院 一時金 治療 自由診療 先進医療
給付間隔 2回目条件 手術 放射線 薬物療法
(回数)
あいおい 1年 入院 〇(120回) 終身
なないろ一時金 × 1年
※180日も可
診断 × 〇(2,000万円) 定額 終身
ひまわり診断給付型 1年 診断・治療 × × 〇(120回) 定額 終身
FWD生命 × 1年 診断・入院・通院 〇(無制限) 実費 終身
はなさく × 1年 入院・通院 〇(無制限) 実費 終身
なないろ月額 1年
※180日も可
診断 〇(無制限) 定額 終身
メディフィットがん保険 1年 入院・通院 〇(無制限) 定額・実費 終身
ひまわり治療給付型 1年 診断・治療 〇(120回) 定額 終身
チューリッヒ 2年 入院 〇(120回) 定額 終身
ネオファースト 1年 入院・通院 〇(無制限) 定額・実費 10年
アフラック 1年
※2年も可
診断かつ入院・通院 〇(120回) 定額 10年

各列について簡単に説明します。

【入院】
入院は〇が保障あり、×が保障なしです。入院ベースのがん保険はもちろん入院が保障対象となりますが、治療ベース・一時金ベースのがん保険でもオプションで入院保障を追加できる場合があります。

【一時金】
一時金は給付間隔と2回目以降の給付条件を評価しています。

一時金は条件を満たす限り定期的に給付されるのですが、長期闘病や再発に備えるためには給付間隔1年に1回がベスト。2年に1回はイマイチです。

また、1回目の一時金は

「あなたはがんです」

と医師に診断されれば給付されます。これは各社同じ。

違いがあるのが2回目以降の給付条件です。2回目以降の給付条件をもうちょっと細かく下表にまとめました。

診断 入院 通院 緩和ケア
手術 放射線 抗がん剤 ホルモン剤
あいおい
なないろ一時金
ひまわり診断給付型
FWD生命
はなさく
なないろ月額
メディフィットがん保険
ひまわり治療給付型
チューリッヒ
ネオファースト
アフラック

2回目以降の給付条件は「入院」に限定されないのが大切です。入院が短期化していて、代わりに通院治療が増えている現状では、入院限定だとがんの治療を受けていても一時金が給付されないケースがあります。入院のみ「〇」になっているがん保険はやや注意。

また、2回目以降も診断が条件に含まれると、

「がんが再発しました」「がんが転移しました」

と医師に診断されれば一時金が給付されます。診断が条件に含まれない場合、何らかの治療を受けなければ一時金給付されません。

将来的にがんの3大治療に次ぐ4番目・5番目の治療方法が開発され(免疫療法が4番目とも言われています)、それが通院で受けるような治療方法だった場合、診断が条件に含まれないと一時金が給付されないこともあるでしょう。診断が条件に含まれると治療方法に関わらず一時金給付されるので、汎用性が一気に高くなります。

女性であれば、ホルモン剤治療でも一時金給付されるとなお良しです。

乳がん再発予防のためのホルモン剤治療は5年から10年といった長期に及ぶことも多々あります。長期間に渡って2ヶ月~3ヶ月に1回くらい通院してホルモン剤(錠剤)の処方してもらい、毎日飲み続けるのがホルモン剤治療。その治療を受けている限り、一時金が給付されます。

【治療】
主契約もしくはオプション付加で保障される治療保障を評価しています。

ここは、がんの3大治療(手術・放射線治療・薬物療法)の全て「〇(保障対象)」であればベスト。

また、薬物療法のカッコ内には給付限度回数(保障限度額)を記載しています。抗がん剤治療を一生涯で何十回も打ち続けることは稀ですが、乳がん再発予防のためのホルモン剤治療は5年から10年の長期間に及ぶこともあり、60回はちょっと不安かなと。120回or無制限であれば安心できます。

【自由診療】
公的健康保険が適用されない自由診療のがん治療を、主契約もしくはオプションで保障対象にできるかを評価しています。

自由診療には、

日本では未承認であるものの、欧米では承認されて使用が進んでいる最新の抗がん剤

なんかが含まれますが、その費用は月100万円以上かかることもあります(全額自己負担)。端的に言うとお金で命を救えるかもしれないのが自由診療であり、

「いざというときは自由診療も辞さない!」

という方にとっては、とても重要な項目です。

自由診療の保障は

定額…自由診療を受けた月に定額保障(月20万円とか)するタイプ。
実費…自由診療にかかった医療費を実費保障(上限1億円とか)するタイプ。

の2つに大きく分類することができます。各社の保障内容をもうちょっと細かく見ると、こんな感じです。

定額保障 実費保障
保障内容 回数上限 保障内容 保障上限
なないろ一時金 抗がん剤・ホルモン剤 無制限
ひまわり診断給付型 抗がん剤・ホルモン剤 12回
FWD生命 抗がん剤・ホルモン剤 3,000万円
はなさく がん治療全般 1億円
なないろ月額 抗がん剤・ホルモン剤 無制限
メディフィットがん保険 抗がん剤・ホルモン剤 24回 がん治療全般 1億円(1診療計画3,000万円)
ひまわり治療給付型 抗がん剤・ホルモン剤 12回
チューリッヒ 抗がん剤・ホルモン剤 12回
ネオファースト がん治療全般 24回 がん治療全般 1億円
アフラック がん治療全般 12回

保障内容は抗がん剤・ホルモン剤だけでなく、がん治療全般に及ぶのが良いです。がんの自由診療には、ロボット手術といった抗がん剤・ホルモン剤以外の治療もあります。

また、定額保障は保障上限12回(12ヶ月)だとやや不安。実費保障は1億円上限であれば、たいていの自由診療はカバーできるといったところでしょう。

【先進医療】
先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険適用がされないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を保障するのが先進医療特約です。

先進医療は

終身…一生涯保険料が変わらない。
10年…10年ごとに保険料が更新される。

で分けています。

現在はマイナーな先進医療ですが、今後普及が進んで保険会社の保険金支払い額が膨らめば、契約者が支払う保険料が上がる可能性があります。現在は月100円程度で先進医療特約を付加できますが、10年更新だと10年ごとに保険料が爆上げされる可能性もあります。一生涯保険料が変わらない「終身」の方が安心です。

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生命保険 見直し

入院1日1万円+一時金100万円+治療月10万円で保険料比較

まずは下記の最強の保障内容で月々の保険料を比較してみます。

  • 入院保障1日1万円
  • がん一時金100万円
  • 治療保障月10万円
  • がん先進医療特約あり

この保障内容であれば長期入院にも耐えられますし、働けなくなって収入が減少した場合も一時金で補填できます。また、手術でがん細胞を切り取ることができず、終わりの見えない抗がん剤治療にハマった場合も月10万円保障。多少保険料は高くなったとしても、安心を求める方に向いている保障内容です。

代表例として30歳・40歳の男性と女性で比較します。なお、入院保障を付加できないがん保険は比較対象から除外しています。また、保険料ヨコの印は

◎:最も保険料が安い
〇:2番目に保険料が安い
△:3番目に保険料が安い

という意味合いです。

30歳男性 30歳女性 40歳男性 40歳女性 備考
あいおい 2,985円 3,253円△ 4,226円△ 4,334円△
ひまわり診断給付型 2,651円〇 3,091円〇 3,931円◎ 4,111円〇 非喫煙者料率。手術・放射線保障なし。
メディフィットがん保険 3,269 3,609 4,879 4,819
ひまわり治療給付型 2,951円△ 3,411円 4,341円 4,511円 非喫煙者料率
チューリッヒ 4,490円 4,150円 6,060円 5,080円
ネオファースト 2,603円◎ 2,915円◎ 3,955円〇 4,035円◎ 非喫煙者料率
アフラック 4,800円 5,050円 6,840円 6,460円 通院保障あり

男女ともにSOMPOひまわり生命「勇気のお守り」(診断給付型)と、ネオファースト生命「ネオdeがんちりょう」が最安値を競いあっています。

ただし、SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」(診断給付型)の治療保障は3大治療のうち手術・放射線治療が保障対象外です。保障が薄いので保険料が安くなってます。その点を加味すれば、優勢なのはネオファースト生命かと。両社ともに非喫煙者割引が適用された保険料なのですが、非喫煙者ならネオファースト生命を軸に他社と検討するのが効率の良い選び方でしょう。

一方で、喫煙者の方で保険料を重視するのなら三井住友海上あいおい生命「&LIFEガン保険Sセレクト」も候補に入ります。三井住友海上あいおい生命は喫煙者も非喫煙者も保険料は同じなので、ネオファースト生命で割引されない喫煙者の方なら候補に入るかなと。

保険料と保障内容のバランスが良いのはメディケア生命「メディフィットがん保険」です。上表では無印となってますが、その差は数百円程度ですし、一時金保障も治療保障も保障内容はほぼ完璧。がんにがっちり備えるのなら、メディケア生命が有力です。

一時金100万円+治療月10万円で保険料比較

続いて下記の保障内容で月々の保険料を比較してみます。

  • がん一時金100万円
  • 治療保障月10万円
  • がん先進医療特約あり

個人的にはこの組み合わせがコスパ的に最も良いと感じています。3大治療を受けている限りは月10万円給付されるので、高額療養費制度を利用すれば治療費は概ねカバーできるかと。終わりの見えない抗がん剤治療にハマったとしても月10万円は安心感があります。また、働けなくなって収入が減少した場合も、一時金100万円で生活費は多少カバーできるかなと。

ここも代表例として30歳・40歳の男性と女性で比較します。

また、保険料ヨコの印は

◎:最も保険料が安い
〇:2番目に保険料が安い
△:3番目に保険料が安い

という意味合いです。

30歳男性 30歳女性 40歳男性 40歳女性 備考
あいおい 1,999円◎ 2,367円◎ 2,944円〇 3,299円〇 手術・放射線保障なし。
なないろ一時金 2,233円 2,511円〇 3,240円△ 3,258円◎ 非喫煙者料率。手術保障なし
ひまわり診断給付型 2,001円〇 2,541円△ 2,901円◎ 3,321円△ 非喫煙者料率。手術・放射線保障なし。
FWD生命 3,848円 4,021円 5,655円 5,244円 保険料払込免除あり
はなさく 3,590円 4,510円 5,280円 5,910円 保険料払込免除あり
なないろ月額 2,463円 2,731円 3,600円 3,568円 非喫煙者料率
メディフィットがん保険 2,769円 3,209円 4,149円 4,269円
ひまわり治療給付型 2,331円 2,881円 3,361円 3,761円 非喫煙者料率
チューリッヒ 3,460円 3,340円 4,050円 4,050円
ネオファースト 2,173円△ 2,565円 3,295円 3,535円 非喫煙者料率
アフラック 3,525円 3,985円 5,025円 5,045円

男女ともに三井住友海上あいおい生命「&LIFEガン保険Sセレクト」SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」(診断給付型)、及びなないろ生命「なないろがん保険盾・一時金プラン」が最安値を競いあっています。

保険料を重視するのならこの3社ですが、三井住友海上あいおい生命は診断給付金の2回目以降の条件が入院に限定されていたり、自由診療の抗がん剤治療を保障対象にできなかったり、また3社ともに3大治療の一部が保障対象外だったりと、保障が微妙に薄いので保険料も安いという当たり前の結果だったりします。

保険料と保障内容のバランスが良いのがネオファースト生命「ネオdeがんちりょう」SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」(治療給付型)、及びなないろ生命「なないろがん保険盾・月額保障プラン」です。3社ともに一時金の給付条件は悪くないですし、治療保障は3大治療をきっちりカバーしています。このカテゴリなら3社で比較がベストかなと(非喫煙者なら)。

保障内容重視、もしくは喫煙者であればメディケア生命「メディフィットがん保険」でしょう。上表では無印となってますが、その差は大きくないですし、一時金保障も治療保障も保障内容はほぼ完璧。繰り返しますが、がんにがっちり備えるのならメディケア生命が有力です。

一時金100万円で保険料比較

続いて下記の保障内容で月々の保険料を比較してみます。

  • がん一時金100万円
  • がん先進医療特約あり

シンプルに一時金100万円のみ。がんの軽重に関わらず一時金給付なので過剰保障という見方もできますが、がんが失業につながりやすい非正規雇用やブラック企業に勤務されている方や、傷病手当金や失業手当のない個人事業主の方は、収入減をカバーするという意味で一時金保障が安心です。

ここも代表例として30歳・40歳の男性と女性で比較します。治療ベースのがん保険は比較対象から外しています。

また、保険料ヨコの印は

◎:最も保険料が安い
〇:2番目に保険料が安い
△:3番目に保険料が安い

という意味合いです。

30歳男性 30歳女性 40歳男性 40歳女性 備考
あいおい 2,129円◎ 1,940円◎ 30歳男女は保険料算出不可(1,500円以下)
なないろ一時金 1,643円△ 1,661円〇 2,420円 2,118円 非喫煙者料率
ひまわり診断給付型 1,511円〇 1,641円△ 2,171円〇 2,051円△ 非喫煙者料率
FWD生命 2,860円 2,743円 4,352円 3,613円 保険料払込免除あり
ネオファースト 1,471円◎ 1,522円◎ 2,232円△ 2,056円〇 非喫煙者料率

ここも男女ともに最も保険料が安いのは三井住友海上あいおい生命「&LIFEガン保険Sセレクト」です。30歳男女は保険料が安すぎて(月1,500円以下)で試算できませんでしたが、おそらく2位のネオファースト生命よりちょっとだけ安くなるのではないかと。

次点はネオファースト生命「ネオdeがんちりょう」と、SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」(診断給付型)、及びなないろ生命「なないろがん保険盾・一時金プラン」です。どちらも非喫煙者の保険料なのですが、上位3社の保険料差はごくわずか。

保障内容には

  • ネオファースト生命は先進医療特約が10年更新型なのがちょっと気になる。
  • 三井住友海上あいおい生命はがん診断一時金の2回目の給付条件が入院に限定される点がちょっと気になる。

といった微妙な違いがあります。バランスが良いのがSOMPOひまわり生命となないろ生命なので、非喫煙者なら2社で比較が良いのではないかと。喫煙者は三井住友海上あいおい生命ですね。

治療月10万円で保険料比較

最後に治療保障月10万円で保険料比較してみます。具体的には

  • 抗がん剤(ホルモン剤含む)治療 10万円/月
  • 放射線治療 10万円/60日
  • 手術 10万円/月
  • 緩和ケア 10万円/月
  • 自由診療抗がん剤(ホルモン剤含む)治療 20万円/月
  • がん先進医療特約あり

といった保障内容です。

※重複保障はされません。例えば、同月に手術と緩和ケアと放射線治療を受けた場合、保障額は30万円ではなく10万円です。↑のどれかの治療を受けた際に、10万円保障です。

ホワイト企業に勤める正社員の方であれば、↑の保障でまあ十分かなと。傷病手当金が給付されれば休職期間中の生活費までがん保険に頼る必要もないでしょう(一時金保障は不要)。高額療養費制度を加味すれば、平均的な年収の方であればがん保険から月10万円保障されれば、医療費もカバーできるでしょう。

比較対象は治療ベースのがん保険に絞ります(アフラックは一時金も主契約に含むので対象外)。↑から外れる保障内容を備考欄に記載しています。

30歳男性 30歳女性 40歳男性 40歳女性 備考
なないろ月額 〇913円 〇1,161円 △1,310円 〇1,568円 セカンドオピニオン・リハビリ通院等でも10万円。
※非喫煙者料率
メディフィットがん保険 1,119円 △1,280円 1,579円 1,849円 骨髄移植でも10万円。
ひまわり治療給付型 ?(1,000円未満) 1,311円 〇1,261円 △1,781円 入院だけでも10万円。自由診療乳房再建10万円
※非喫煙者料率
チューリッヒ 1,690円 1,730円 2,310円 2,140円 ホルモン剤・緩和ケア・その他治療が5万円。自由診療ホルモン剤も10万円。女性特有手術5万円。
ネオファースト ◎721円 ◎1,079円 ◎1,089円 ◎1,528円 ※非喫煙者料率

男女ともにネオファースト生命「ネオdeがんちりょう」が最安値。上表の保険料は非喫煙者割引適用後なのですが、タバコを吸わない方であればネオファースト生命が有力です。

ただし、全体的に2位のなないろ生命「なないろがん保険盾・月額保障プラン」は保障範囲が他社を圧倒しています。上表には書ききれなかったのですが、

  • 抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療
  • 放射線治療
  • 手術
  • セカンドオピニオン(診療情報の提供)
  • がんゲノムプロファイリング検査
  • リハビリ通院
  • がん緩和ケア
  • 入院
  • 在宅医療
  • 自由診療抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療
  • 先進医療
  • 患者申出療養

がなないろ生命の保障範囲です。なないろ生命も非喫煙者の保険料が割引されるのですが、ネオファースト生命との保険料差がこの程度であれば、非喫煙者ならなないろ生命を選んでしまうかなというのが個人的な感覚です。喫煙者であればメディケア生命「メディフィットがん保険」でしょう。

冒頭の繰り返しになりますが、保障回数の上限も比較してみます。

治療保障は毎月定額を受け取れるのですが、がんの治療が続いている限り永遠に保障するがん保険もあれば、保障回数に上限があるがん保険もあります。

ざっと表にすると以下のとおり。

主契約 自由診療
なないろ月額 無制限 無制限
メディフィットがん保険 無制限 24回
ひまわり治療給付型 120回(手術・放射線治療・入院は無制限) 12回
チューリッヒ 120回(手術・放射線治療は無制限、女性特有手術は各部位1回) 12回
ネオファースト 無制限 24回

主契約は主に手術・抗がん剤(ホルモン剤治療)・放射線の保障回数なのですが、ここはもちろん無制限がベスト。

SOMPOひまわり生命とチューリッヒ生命には抗がん剤が120回という上限があります。まあ120回も抗がん剤を打ち続けることはほぼ無いので、こちらも実質無制限保障なのですが、乳がん再発予防のためのホルモン剤治療は5年から10年の長期に及ぶことがあります。女性はやや注意です。

また、自由診療の抗がん剤はなないろ生命を除き保障回数に上限があります。

抗がん剤は体質によって合う合わないがあるので、12回だと治療の途中で保障が切れることもあるでしょう。途中で保障が切れてしまい、治療を諦めざるを得なくなったら悲劇でしかありません。ここは24回、もしくは無制限保障が安心です。

以上を踏まえると、

といった選び方が良いかと。

ちなみに、自由診療に関する保障を重視するのならメディケア生命「メディフィットがん保険」が最強です。冒頭書いたとおり、上限1億円で自由診療の技術料実費を保障するオプション(終身保障)を付加することができます。

がん保険を相談するなら。

がん保険の保障内容と保険料を比較してみましたが、がん保険は保障内容が複雑で分かりにくいです。保障内容を理解しないで加入すると、いざがんと診断されたときに

「えっ、全然保障足りてなかったじゃん…」

ってことにもなりかねません。一度は専門家にご相談を。

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だけ入力すれば完了。1分程度で終わる作業です。

予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。

もちろん予約は無料です。気軽に予約して大丈夫です。

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保険相談ニアエル

生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!

【更新履歴】
2026年2月 はなさく生命「はなさくがん保険」を追加

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コメント

  1. ジーコ より:

    最近このブログを知り面白く見ています。
    恐らくですがひまわり生命の勇気のお守りの商品が改定されてよくなったのではと思います。現在メディフィットガン保険と勇気のお守りどちらにしようかと迷っておりまして、是非見解が見たいです。忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。

    • nejio より:

      ジーコ様

      コメントありがとうございました!
      SOMPOひまわり生命のがん保険も直近で改定されているみたいですね。
      最近は医療保険・がん保険の改定ラッシュでなかなか修正が追いつかないのですが、優先度高めで更新したいと思います!