【評価B】チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」のデメリットと評価

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」の基本保障はシンプルに抗がん剤治療保障のみ。

保障対象となる抗がん剤治療には自由診療も含まれます。欧米では承認されて使用が進んでいるものの、日本では承認が遅れて健康保険適用外となる最新の抗がん剤治療が保障対象になります。最近増えつつある自由診療の抗がん剤治療も保障対象にしているがん保険ですね。

また、保障内容がシンプルなので、基本保障に限れば毎月支払う保険料は激安です。

「いま入ってるがん保険だと自由診療の抗がん剤治療が保障対象外。ちょっと不安…」

といった場合に、候補になるのがチューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」です。

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」ここがポイント
  • 治療ベースで保障するがん保険です。
  • 基本保障だけなら保険料は激安です。
  • 健康保険適用外となる自由診療の抗がん剤治療も保障対象となります。

がん保険は大きく3つのタイプに分けることができます。

①入院ベースで保障するがん保険。よくある「入院1日1万円!」といった保障内容のがん保険です。入院日数×入院給付金(5千円とか1万円)を受け取ることができます。

②一時金ベースで保障するがん保険。がんと診断されたらまとまった金額(100万円とか)がドンっと給付されるがん保険です。

③治療ベースで保障するがん保険。手術・抗がん剤・放射線といったがんの治療を受けるたびに定額(10万円とか)が給付されるがん保険です。

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」は典型的な「③治療ベースで保障するがん保険」です。

がん保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

がん保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の3点です。

  1. 先進医療特約の保障内容。保険料が一生涯変わらない終身型であること、保障額上限が2,000万円であること。できれば一時金を受け取れることの3点が重要です。
  2. がん診断一時金の給付条件。がん診断一時金の給付条件は生命保険各社バラバラです。差が出るのは一時金の2回目以降の給付条件です。2回目以降の給付間隔が1年で、給付条件に通院が含まれているのがベストです。
  3. 抗がん剤治療の保障範囲。健康保険が適用されない自由診療の抗がん剤治療が保障対象となっていればベストです。

まずはざっと概要を書いておきます。上記3点について、チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
先進医療特約の保障内容 タイプ:終身型
保障額上限:2,000万円
一時金:20万円
A
がん診断一時金の給付条件 給付回数:無制限
給付間隔:2年
1回目の給付条件:がんと診断確定
2回目以降の給付条件:がんで入院
C
抗がん剤治療の保障範囲 自由診療となる抗がん剤治療が保障対象。 A
30歳の月額保険料
(抗がん剤10万円・自由診療抗がん剤20万円)
男性:620円
女性:770円
A
40歳の月額保険料
(抗がん剤10万円・自由診療抗がん剤20万円)
男性:860円
女性:990円
会社情報 苦情率:0.725%
ソルベンシーマージン比率:1083.6%
会社格付け:AA(SP)
A

先進医療特約は問題ありません。一生涯保険料が変わらない終身型ですし、限度額も他社同等の通算2,000万円。交通費や宿泊費に使える一時金もあります。

一時金の給付条件はイマイチです。給付間隔は2年に1回で、2回目以降は入院が条件。最近のがん保険は「1年に1回、2回目以降は入院もしくは通院が給付条件」がスタンダードなので、一時金を重視するなら他社のがん保険を検討した方がよいでしょう。

また、抗がん剤治療の保障範囲は良いです。冒頭書いたとおり、保障対象には全額自己負担となる自由診療が含まれます。他社の抗がん剤治療保障は健康保険が適用される範囲の抗がん剤治療に限定されることもあり、この点はメリットですね。

基本保障に限定すれば保険料は激安。こちらも冒頭書いたとおり、自由診療の抗がん剤治療を保障対象にする目的で加入できるレベルの保険料です。

会社的にも安定しています。苦情率が業界平均0.4%を上回る0.725%なのが残念ですが、保険金の支払い能力(ソルベンシーマージン比率)は安全と言わている200%を大きく超える1083.6%。格付も「AA」なので”保険契約債務を履行する能力は非常に強い”という評価になっています。チューリッヒ生命がいますぐ危ない!ということはないでしょう。

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チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」の基本情報

まずは基本情報を一覧にしました。他のがん保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。

保険の種類 【がん保険】
・がんに備える保険です。
・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。
・保険料が値上がりすることはありません。
基本保障
【抗がん剤治療給付金】
公的健康保険が適用される抗がん剤治療を受けた月に定額給付。
自由診療抗がん剤治療給付金】
自由診療の抗がん剤治療を受けた月に定額給付。
特約(オプション)
【悪性新生物保険料払込免除特約】
がんと診断された場合に、以降の保険料支払いを免除。
【ガン先進医療特約】
先進医療の技術料実費と一時金を給付。
【ガン通院特約】
通院1日に対し定額給付。
【ガン治療特約】
ホルモン剤治療(自由診療含む)・緩和療養等の治療を受けた月に定額給付。
【ガン手術特約】
手術・放射線治療1回に対し定額給付。
【ガン入院特約】
入院1日に対し定額給付。
【ガン診断後ストレス性疾病特約】
ガンと診断された5年以内にストレス性疾患と診断された場合に一時金給付。
保険料を支払う期間 10年間・55歳まで・60歳まで・65歳まで・70歳まで・75歳まで・80歳まで・終身払(一生涯)から選択可能。
保険料を支払う回数 月払・年払から選択可能。
保険料を支払う方法 口座振替、クレジットカード払から選択可能。
保障される期間 終身(一生涯)
加入方法 対面・郵送・ネット

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」の保障内容を評価します。

冒頭のところで先進医療特約・がん一時金・抗がん剤治療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。

【基本保障】抗がん剤治療給付金/自由診療抗がん剤治療給付金

給付金 給付額 給付条件 給付間隔
抗がん剤治療給付金 10万円~30万円の範囲で選択可能。
(5万円単位)
公的医療保険制度の給付対象となる抗がん剤治療を受けたとき。 月1回
自由診療抗がん剤治療給付金 Ⅰ型:抗がん剤治療給付金の2倍
Ⅱ型:抗がん剤治療給付金の4倍
欧米で承認された所定の抗がん剤治療のうち、抗がん剤治療給付金対象外(公的医療保険制度の給付対象外)となる治療を受けたとき。 月1回
(最大12回)

基本保障は抗がん剤治療に対する保障です。抗がん剤治療を受けた月に定額給付されます。

抗がん剤治療が必要になるケースは大きく2パターンあります。

  1. 手術でがんを切除できて、再発予防するための抗がん剤治療。
  2. 手術でがんを切除できず、進行を遅らせるための抗がん剤治療。

1のケースはあっさりと抗がん剤治療は終了します。働きながらの治療も不可能ではないので、経済的なピンチに陥ることもそんなにありません。

本当に怖いのは2のケースです。この場合は副作用が辛くて満足に働くことも難しく、収入減もあり得ます。治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマります。

ベッドの上で虚空を見上げながら

「あ、これ、やばいかも…」

と、メンタルが削られまくるなかで、毎月10万円を銀行口座に振り込んでくれるのは助かります。抗がん剤治療の保障は非常に重要です。

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」の大きな特徴は自由診療となる抗がん剤治療が保障対象となる点でしょう。欧米では承認されているものの、日本では未承認となっている抗がん剤治療を受けた月に一時金が給付されます。

がん治療は日々進化していますが、抗がん剤治療の承認は欧米が一歩進んでいます。欧米で承認されたものの、日本では未承認の抗がん剤は多数あり、その治療費は月100万円を超えることもあります(全額自己負担)。抗がん剤治療を受けた方のうち、2割弱が自由診療を受けたというデータもあるので、それほどマイナーな治療方法ではありません。

ちなみにですが、同じく自由診療の抗がん剤治療が保障対象となるがん保険にFWD生命「がんベスト・ゴールド」メディケア生命「メディフィットがん保険」があります。違いはその保障限度額。

メディケア生命:抗がん剤治療給付金の2倍×24回
チューリッヒ生命:抗がん剤治療給付金の2倍×12回(Ⅰ型の場合)
FWD生命:治療費実費を保障期間通算3,000万円

抗がん剤治療給付金は10万円程度を設定することが多いので、FWD生命がダントツで大きな保障額になることがわかります。自由診療の抗がん剤治療保障を重視する場合は、FWD生命「がんベスト・ゴールド」も要チェックです。

【重要ではありません】悪性新生物保険料払込免除特約

よくCMでみる「以降の保険料は頂きません!」っていう保障です。

がんと診断された場合に、以降の保険料支払いが免除されるのですが、チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」はそもそも保険料が安いため、あまり効果的ではありません。付加する必要性は低いでしょう。

【重要です】ガン先進医療特約

健康保険が適用されない先進医療を受けた際に、医療費実費を保障する特約です。先進医療の治療費は数百万円かかることも多く(全額自己負担)、人生一発退場を避ける上で欠かせない特約です。

給付額 給付条件
・先進医療の技術料実費(保障期間通算で2,000万円まで保障)
・一時金20万円
先進医療を受けた場合。

以下、ポイントです。

  • 【GOOD!】保障期間通算で2,000万円まで保障。
  • 【GOOD!】一時金20万円の給付あり。

ちょっと古いがん保険だと保障期間通算500万円とか1,000万円までの保障となることもあり、2,000万円は安心感があります。悪くありません。

また、先進医療を対応できる病院は限られているため、遠方に移動することもあり得ます。一時金はその場合の宿泊費・交通費に使われることを想定しています(一時金が給付されないがん保険もあります)。

保障内容は他社と比較して悪くありません。特約保険料も月100円程度なので、基本的には付加しておくべきオプションです。

【重要ですが…】ガン診断特約

がんと診断された場合に一時金が給付される特約です。治療の早い段階でまとまった金額(100万円とか)を受け取れるので、

「がん保険、入っておいてよかった…」

と分かりやすく実感できるのが、こちらの一時金特約。働けなくなった場合の生活費補填、がんの医療費、入院中の諸費用等、様々な用途に使える便利な一時金です。

給付額 給付条件 給付間隔 上皮内がん
50万円から100万円の範囲で選択可能 【1回目】がんと診断された場合。
【2回目以降】がんで入院した場合。
2年(給付回数無制限) 給付対象(0.1倍)

以下、ポイントです。

  • 【GOOD!】給付回数無制限。2年経過すれば何度でも受け取れる。
  • 【BAD】上皮内がんだと保障額が減額される。
  • 【BAD】2回目以降の給付は入院が条件。診断・通院だけでは給付されない。
  • 【BAD】給付間隔が2年。再発・転移の保障に不安あり。

他社のがん保険と比較すると保障条件はイマイチです。繰り返しますが、チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」は治療ベースのがん保険です。一時金にはそこまで力を入れてないのでしょう。

給付間隔が2年であること、2回目以降は入院している場合のみ給付対象(通院だけだと給付されない!)点はちょっと注意が必要でしょう。

また、がんの進行度によって保障額が変わります。

①上皮内がん:がん診断給付金の0.1倍
②ステージⅢのがん:同1.0倍
③ステージⅣのがんおよび特定のがん:同1.5倍
④上記以外のガン:同0.5倍

メリハリがある点は一概にデメリットとは言えません(保険料にムダがなくなるので)。ただし、上皮内がんが0.1倍になってしまうのは寂しい。特に乳がんは上皮内がんであっても通常のがんと同程度の治療費がかかることもあります。女性は注意です。

上皮内がんとはがんの初期段階です。サッと手術で切り取ってしまえば完治する可能性が高く、保障対象外としているがん保険も多数あります。

一時金の保障が手厚いがん保険を探している方は、他社のがん保険を検討した方がよいでしょう。SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」、もしくはFWD生命「がんベスト・ゴールド」あたりが候補になります。

【重要ではありません】ガン通院特約

がんの通院1日あたりに定額給付される特約です。

給付額 給付条件 保障期間 上皮内がん
通院1日あたり5,000円~30,000円の範囲で選択可能。
(1,000円単位)
・入院日の前日から遡及して60日以内の通院
・退院日の翌日から365日以内の通院
退院後120日間まで。 給付対象

他社は退院から5年間無制限で通院保障なんていうのもあります(例えば、三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」)。それと比べると、通院保障は弱めです。

まあでも上述した抗がん剤ドロ沼にハマらなければ、通院治療だと働けることも多いんですよね。

通院保障は給付額もたいしたことはないので、

「手続きがめんどくさい!」

と、なることがけっこうあります。ガン通院特約はそこまで重要ではありません。

【重要ではありませんが…】ガン入院特約

給付額 給付条件 保障期間 上皮内がん
入院1日あたり5,000円~30,000円の範囲で選択可能(1,000円単位)。 入院したとき。 無制限 給付対象

入院1日あたりに定額給付される特約です。

がんの入院治療は短期化しています。入院日数の平均は以下のとおりです。

胃の悪性新生物:19.2日
結腸及び直腸の悪性新生物:15.7日
肝及び肝内胆管の悪性新生物:16.9日
気管、気管支及び肺の悪性新生物:16.3日

参考にしたのは生命保険文化センターです。がん系の入院は平均20日未満で退院できます。意外と短いですよね。

とはいってもこれは平均です。入院が長期化する可能性はゼロではありません(水泳の池江璃花子さんは10ヶ月入院されたそうです)。余裕があれば付加しても良い特約です。

【重要です】ガン手術特約

給付額 給付条件 保障期間 上皮内がん
手術1回あたり10万円~60万円の反映で選択可能。
(5万円単位)
所定の手術・放射線治療を受けたとき。 回数無制限 給付対象

がんの3大治療は

  • 手術
  • 抗がん剤
  • 放射線治療

と言われていますが、基本保障が保障するのは抗がん剤治療のみ。基本保障が保障していない手術と放射線治療を保障するのがガン手術特約です。特約保険料も高くはないので、付加しておいた方が安心でしょう。

特に女性は付加した方がよい特約です。以下の女性特有の手術を受けた場合、保障額が増額されます。

①乳房観血切除術
②子宮摘出術
③卵巣摘出術
④子宮・子宮附属器にかかる手術(②③を除く)
⑤乳房再建術(①を受けたことによる手術)

【重要です】ガン治療特約

給付金 給付額 給付条件 上皮内がん
ホルモン剤治療給付金 5万円/月 公的医療保険制度の給付対象となる所定のホルモン剤治療を受けたとき。 給付対象
自由診療ホルモン剤治療給付金 10万円/月
(12回限度)
所定のホルモン剤が処方・投与される次のいずれかの治療を受けたとき
①欧米で承認され、かつ公的医療保険制度対象外の治療
②先進医療または患者申出療養による療養であること
給付対象
ガン緩和療養給付金 5万円/月
(12回限度)
公的医療保険制度の給付対象となる所定のガン性疼痛緩和の療養を受けたとき。 給付対象
ガン治療関連給付金 5万円/月
(12回限度)
医科診療報酬点数表または歯科診療報酬点数表の算定対象となる治療を受けたとき。 給付対象

基本保障とガン手術特約の保障範囲に含まれない様々な治療を保障対象とするのがガン治療特約です。

「通院でも入院でも、がんの治療を受けたら毎月定額給付しますよ!」

という意味合いの特約ですね。余裕があれば付加しておいた方がよい特約です。

ちなみにですが、「緩和療養」はがんの痛みを和らげる治療です。本当の末期で助かる見込みがなくなり、痛みだけでも緩和させていくような治療ですね。緩和療養を受けるくらいがんが進行していれば、

「思い残すことなくこの世を去りたい…」

といった考えも浮かんでくるかもしれません。その際にガン緩和療養特約から毎月5万円給付されれば、やれることも広がってくるかと。

【重要ではありません】ガン診断後ストレス性疾病特約

給付額 給付条件
5万円・10万円・20万円から選択可能 ガンと診断確定された後5年以内に、所定のストレス性疾病と診断されたとき。

他社には見られない珍しい特約です。

2019年にネプチューンの名倉潤さんがヘルニアが原因のストレスでうつ病を発症し、しばらく休養されました。そういった症状を保障するのがこちらの特約。がんと診断されたら凹みますよね。さらに、元の健康状態に戻らないとなったら、精神的なダメージも大きいはず…。

じゃあ必要かと言うと微妙です。5万円~20万円の金額を1回だけ受け取ったところで、何に使うのか。いまいち用途がわからない特約です。

【使えます】無料セカンドオピニオンサービス

がんで絶望的な状況に陥ると、主治医以外の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞きたくなります。しかし、一般人には医師の知り合いなんていないですよね。そんなときに、無料で医師を紹介してくれるサービスはかなり役に立ちます。

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」は株式会社ライフケアパートナーズと提携して、無料のセカンドオピニオンサービスを提供しています。専門相談員(看護師)が専門医を紹介してくれます。

【シミュレーション】僕が「終身ガン治療保険プレミアムZ」に入るなら。

僕がチューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」に入るなら、以下の保障内容にします。

  • 基本保障:抗がん剤治療給付金10万円(Ⅰ型)
  • 特約:ガン先進医療特約、ガン治療特約、ガン手術特約

抗がん剤治療給付金は月10万円でⅠ型(自由診療の場合は月20万円保障)とします。高額医療費制度があれば10万円で十分でしょう。

また、がんの3大治療(手術・抗がん剤・放射線)はカバーしておきたいので、ガン手術特約も付加しておきます。これにガン治療特約も付加しておけば、がんの治療は一通り保障対象になります。治療費はこれで概ねカバーできるかと。

一方で、入院特約・通院特約・診断特約は外しました。診断特約は付加しておきたいのですが、保障がちょっと弱いんですよね。あとは余裕があれば入院特約を付加して、長期入院に備えれれば、そこそこ安心できる保障内容になると考えています。

このシミュレーションで40歳男性の保険料は月2,310円、40歳女性は月2,140円。保険料はこのあと比較していきます。

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」のデメリット

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」ここにご注意!
  • 【check】一時金の給付条件がイマイチ。
  • 【check】オプションを付加して万能型にすると保険料は高くなる。

繰り返しますが、一時金保障(ガン診断特約)の保障条件はイマイチです。2年に1回給付だったり、2回目以降は入院に条件が限定されていて通院治療だけだと給付されなかったり、上皮内がんだと保障額が減額されたりと、デメリットが目立ちます。

一時金保障を重視するのであれば、他社のがん保険を検討した方がよいでしょう。

また、基本保障は抗がん剤治療の保障のみ。メインのがん保険とするには保障の弱さを感じます。そこで様々なオプションを追加して全方位に備えられる万能型にしていくのですが、そうなると保険料は高くなります。

ここで万能型にした場合の保険料を比較してみます。比較対象は同じ治療保障タイプのがん保険であるSOMPOひまわり生命「勇気のお守り」とします。

終身ガン治療保険プレミアムZ 勇気のお守り(がん治療給付型)
保障内容 抗がん剤治療10万円/月
自由診療抗がん剤治療20万円/月
ホルモン剤5万円/月
自由診療ホルモン剤10万円/月
緩和療養5万円/月
がん手術10万円/1回
放射線治療10万円/1回
その他治療5万円/月
がん先進医療特約
がん診断一時金100万円
抗がん剤治療10万円/月
自由診療抗がん剤治療20万円/月
ホルモン剤10万円/月
自由診療ホルモン剤20万円/月
緩和療養10万円/月
がん手術10万円/月
放射線治療10万円/月
入院10万円/月
自由診療乳房再建術10万円/1回
がん先進医療特約
がん診断一時金100万円
非喫煙者も喫煙者も保険料は同じ 非喫煙者 喫煙者
30歳男性 3,460円 2,331円 2,441円
30歳女性 3,340円 2,881円 3,511円
40歳男性 4,620円 3,361円 3,531円
40歳女性 4,050円 3,761円 4,661円

保障内容は極力合わせてますが、ぴったり一致とはなってません。勇気のお守りの方が手厚くなっているかと。

大きな違いは一時金の給付条件です。勇気のお守りは1年に1回給付で、2回目以降は入院もしくは通院で給付。上皮内がんも同額給付です。この点はチューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」にはないメリットですね。

また、SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」は非喫煙者だと保険料が割引されます。タバコを1年間吸わないと保険料が割引されます。

まあでも割引適用有無に関わらず、保険料は男性は「勇気のお守り」の勝ち、女性は非喫煙者であれば「勇気のお守り」の勝ち、喫煙者だと「終身ガン治療保険プレミアムZ」の勝ちですね。ただし、保障内容の手厚さを加味すれば、喫煙者の女性も「勇気のお守り」を候補に入れた方がよいと感じます。

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」はメインのがん保険とするには基本保障がシンプル過ぎ。そこでオプションを追加していくと保険料が高くなります。この後のメリットにも書いてますが、チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」は

「いま入ってるがん保険の抗がん剤治療の保障がイマイチ(自由診療が保障対象外とか)。なので、抗がん剤治療の保障を手厚くしたい」

といった場合のちょい足しに使えます。

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」のメリット

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」ここがポイント!
  • 【check】自由診療の抗がん剤治療保障を追加したい場合はおすすめ。

基本保障だけだと保険料は激安です。基本保障のみ保険料は以下のとおり。

30歳男性:620円/月
30歳女性:770円/月
40歳男性:860円/月
40歳女性:990円/月

この保険料で健康保険適用内の抗がん剤治療を受けたときに月10万円、自由診療の抗がん剤治療だと月20万円です。これは安い。

デメリットに書いたとおり、メインのがん保険とするためにオプションを付加していくと保険料は他社より高くなりますが、基本保障に絞れば競争力のある保険料です。抗がん剤治療の保障を強化したい方に向いているがん保険ですね。

※チューリッヒ生命の最低保険料は月1,500円です。保険料を支払う期間を終身ではなく、少しだけ短くしてみたり、保険料を年払いにしてみましょう。

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」の評価

評価:「B」(S、A~Cで判定)。

一芸に秀でたがん保険です。

「いま入ってるがん保険の抗がん剤治療の保障がちょっと弱い…。自由診療の抗がん剤治療も保障してほしい…」

といった場合に使えます。基本保障はシンプルに抗がん剤治療の保障のみ。自由診療の抗がん剤治療も保障対象に含みます。そして基本保障に限れば保険料は激安。

一方で、メインのがん保険とするには頼りなさを感じます。基本保障は抗がん剤治療保障だけなので、オプションでその他の保障を追加していくと保険料は比較的高め。一時金の給付条件もイマイチ。

よって評価は「B」が妥当と感じます。刺さる人には刺さるがん保険ですね。

比較対象として下記のがん保険を挙げておきます。

SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」。メインに据えられるがん保険です。男性、もしくはタバコを吸わない女性であれば保険料は業界最安値クラスです。自由診療の抗がん剤治療も保障対象にできますし、その他の保障にも大きな欠点はありません。多くの方にとって最有力となるがん保険です。

FWD生命「がんベスト・ゴールド」。保険料はやや高めですが、自由診療となる抗がん剤治療の保障を手厚くしたいのなら、「がんベスト・ゴールド」が最有力の候補となります。通算3,000万円は桁違いの保障額です。その他の保障内容にも大きな問題はなく、きれいにまとまってるがん保険です。

がん保険全般の比較は下記リンク先でやってます。こちらもご参考に。

がん保険の保険料比較

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」の相談をするなら。

チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」はご近所の保険ショップで相談できます。

ただし、チューリッヒ生命を扱っている保険ショップってそんなに多くないんですよね。フラッと保険ショップに立ち寄ってみて、

「うち、チューリッヒ生命の保険、取り扱ってないですよ」

なんて言われたら悲しいですよね。そんなことがないように事前に調べておきましょう。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、チューリッヒ生命はちろんのこと、この記事で比較対象としたSOMPOひまわり生命・FWD生命とも提携しています。3社間の比較も可能です。

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(引用:https://life.oricon.co.jp/rank_hokenshop/

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もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫ですよ。

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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムZ」

基本保障は抗がん剤治療の保障のみ。最近増加してる自由診療の抗がん剤治療も保障対象になるがん保険です。さらに保障がシンプルなので保険料は激安。

「いま入ってるがん保険の抗がん剤治療の保障がちょっと弱い…。自由診療の抗がん剤治療も保障してほしい…」

といった場合のちょい足しとして使えるがん保険です。

しかし、メインのがん保険にするには保障に物足りなさを感じます。一時金の給付条件がイマイチだったり、オプションを追加していくと保険料が比較的高くなったり…。

メインのがん保険ならSOMPOひまわり生命「勇気のお守り」が現在最も競争力があるかと。男性、もしくはタバコを吸わない女性であれば保険料は業界最安値クラスです。自由診療の抗がん剤治療も保障対象にできますし、その他の保障にも大きな欠点はありません。

また、自由診療の抗がん剤治療に対する保障を重視するならFWD生命「がんベスト・ゴールド」が最適です。保険料はやや高めですが、自由診療の抗がん剤治療を通算3,000万円保障は桁違いです。

ひとまずこの2社と比較した上で決めるのが、賢いがん保険の選び方でしょう。

とはいえ、比較なんて面倒ですよね。保険クリニックなら上記3社と提携しているので、かんたんに比較してくれます。迷ったら保険クリニックが手堅いです。

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