【評価B】アフラック「あんしんパレット」デメリットと評価

なかなか斬新なことをやってきたなあという印象のアフラック「あんしんパレット」。

一般的な医療保険は入院・手術保障を主契約として、それに特約(オプション)を付加して保障を充実していくといった仕組みです。

それに対し、アフラック「あんしんパレット」は保障の全てがオプションであり、主契約がありません。入院保障に様々なオプションを付加して一般的な医療保険と同等の保障内容にすることもできますし、入院保障を外して必要な保障のみ選択することもできます。保障を組み立てる自由度は他社よりも高めです。

しかし、保険料が高め。特約の保障内容にもそれぞれ注意点があり、全般的には他社と比較しておいて損はないかと。

アフラック「あんしんパレット」ここがポイント
  • 入院保障に強い医療保険です。
  • 特約(オプション)には注意点があります。
  • 保険料は高めです。

医療保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

医療保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の4点です。

  1. 入院保障:入院は短期化していますが、超長期の入院となる可能性はゼロではありません。3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の長期入院に耐えられるかは要チェックです。
  2. 通院保障(抗がん剤治療保障):通院治療だと働けることも多いのですが、本当に怖いのは通院で副作用のきつい抗がん剤治療(辛過ぎて働けない…)を受けるケース。こんな状況を保障してくれるかが重要です。最近の医療保険は健康保険が適用されない自由診療の抗がん剤治療も保障対象にすることがあります。
  3. 三大疾病一時金:医療保険にはがん・心疾患・脳血管疾患で入院すると毎年100万円といった保険金が支払われるオプションがあります。生活費の補填という意味でも、長期の闘病に備えるという意味でも、重要な保障です。
  4. 先進医療保障:先進医療には健康保険が適用されません。治療費は全額自己負担です(数百万円となることもあります)。医療保険が先進医療をしっかり保障してくれるかも要チェックです。

まずはざっと概要を書いておきます。上記4点について、アフラック「あんしんパレット」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
入院保障 がん・心疾患・脳血管疾患が無制限保障(三大疾病入院特約・入院特約+三大疾病支払日数無制限延長特則・治療給付金特約+三大疾病支払月数無制限延長特則) A
通院保障(がん) 抗がん剤治療特約なし C
三大疾病一時金 【対象の疾病・給付条件】
がん:1回目診断確定、2回目以降入院
心疾患:急性心筋梗塞は入院もしくは手術、急性心筋梗塞以外は継続10日以上の入院もしくは手術
脳血管疾患:脳卒中は入院もしくは手術、脳卒中以外は継続10日以上の入院もしくは手術
【給付間隔・上限】
1年に1回、回数無制限
B
先進医療保障 通算2,000万円上限・10年更新型 B
30歳の月額保険料
(治療給付金特約10万円・2ヶ月型)
男性:2,180円
女性:2,710円
B
40歳の月額保険料
(治療給付金特約10万円・2ヶ月型)
男性:2,930円
女性:2,920円

入院保障に大きな問題はありません。

  • 三大疾病入院特約
  • 入院特約+三大疾病支払日数無制限延長特則
  • 治療給付金特約+三大疾病支払月数無制限延長特則

のいずれかを付加すれば、長引くこともあるがん・心疾患・脳血管疾患の入院を無制限保障にできます。この点は安心。

抗がん剤治療特約はありません。他社だと、抗がん剤治療を受けた月に10万円程度給付するオプションを付加できることが多いのですが、アフラックにはありません。通院で抗がん剤治療を受けてるけど副作用が辛くて働けない!といった状況には不安が残ります。

また、三大疾病一時金特約の給付対象は幅広くがん・心疾患・脳血管疾患です。1年に1回で回数無制限給付は他社同等ですが、各疾病の給付条件は他社と比較するとやや厳しめ。

先進医療保障は2,000万円限度で保障。この点は良いのですが、10年更新型なんですよね…。10年ごとに保険料が見直し(上がる可能性が高い)となる点には要注意です。他社だと終身型といって一生涯保険料が変わらないタイプが主流です。

保障が独特なので他社比較が難しいのですが、全般的に保険料は高いという印象です。

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目次

アフラック「あんしんパレット」の保障内容を評価します。

冒頭のところで入院保障・通院保障(がん)・三大疾病一時金・先進医療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。

【重要です】治療給付金特約

名称 給付条件
治療給付金特約 (1)入院をしたとき
(2)つぎのいずれかの手術を受けたとき
(ア) 所定の手術を受けたとき
(イ) 責任開始期の属する日からその日を含めて1年を経過した日の翌日以後に、骨髄幹細胞の採取術を受けたとき
(3)所定の放射線治療(電磁波温熱療法を含む)を受けたとき

入院・手術・放射線治療を受けた月に定額保障する特約です。

重複保障はされません。保障額10万円で契約した場合、同じ月に入院して手術して放射線治療を受けたとしても給付されるのは10万円。30万円が保障されるわけではありません。

さらに、入院の治療給付金には支払限度があり、

2ヶ月型:1回の入院について2ヶ月まで保障
4ヶ月型:1回の入院について4ヶ月まで保障
12ヶ月型:1回の入院について12ヶ月まで保障

から選ぶことになります。入院が長期に及んで↑の上限を超えた場合、60日間を過ぎるまで給付はストップ。

例えば、2ヶ月型で契約して3~4月に入院して入院給付金2ヶ月分をゲット。一旦退院し、その後の状態が思わしくなく5月に再入院することになっても、入院の治療給付金は受け取れません。治療給付金を受け取れるのは退院から2ヶ月(60日)を過ぎて以降に入院した場合です。

一方で、手術・放射線治療の治療給付金に制限はありません。回数無制限給付ですし、入院の治療給付金とは別カウントされます。

例えば、2ヶ月型で契約した場合に

5月に入院して6月に手術を受けて7月に退院

だと5月は入院の治療給付金、6月は手術の治療給付金、7月は入院の治療給付金として3ヶ月分の治療給付金をゲットできます。

ということで、悩みどころは入院の治療給付金の支払限度に何を選択するかですが、入院日数の平均は以下のとおり。

全体平均:28.4日
35歳~64歳の平均:20.2日
(参考:生命保険文化センター

上記のリンク先を参照頂けるとわかるのですが、入院日数平均は意外と短いです。平均からすると1ヶ月程度で退院できます。

ただし、脳血管疾患は入院が長引きます。平均では短期間で退院できるがんも部位や症状によっては長引きますし、がんの長期入院はまあまあの地獄。

なので主契約は最短の2ヶ月型にしておいて、入院が長引きやすいがん・脳血管疾患に備えるために後述する三大疾病支払月数無制限延長特則を付加しておけば良いかなと。4ヶ月型・12ヶ月型よりも「2ヶ月型+三大疾病支払月数無制限延長特則」の方が保険料は安くおさまります。

【重要です】三大疾病支払月数無制限延長特則

特約名 給付条件
三大疾病支払月数無制限延長特則 がん(悪性新生物)、心疾患または脳血管疾患の治療を目的とする入院

上述した治療給付金特約の支払限度は1回の入院につき2ヶ月・4ヶ月・12ヶ月までです。また、通算で給付されるのは60ヶ月が限度。その上限を三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)に限定して取っ払うのが本特約です。

上述のとおり入院は全般的に短期化しているものの、脳血管疾患の入院日数平均は68.9日と長期に及びます(参考:生命保険文化センター)。平均では短期間で退院できるがんも部位や症状によっては長引きますし、入退院を繰り返すこともあります。そしてがんの長期入院はまあまあの地獄。

医療保険の役割が万が一の壊滅的な状況を救うことにあるとすれば、三大疾病の入院無制限保障は重要です。特約保険料もそこまで高くはないので、付加しておいたほうが安心でしょう。

【不要です】健康祝金特則

特約名 給付条件
健康祝金特則 治療給付金を受け取ることが3年間なかった場合。

治療給付金特約から治療給付金を受け取ることが3年間なかった場合、3年ごとに健康祝金として25,000円を受け取れるオプションです。

「3年間健康に過ごせた!医療保険なんて入る必要なかったじゃん!」

という悔しい気持ちを慰めてくれるオプションですが、健康祝金特則は有料オプションです。

30歳男性が健康祝金特則を付加すると、月々の保険料が530円上がります。3年間の特約保険料合計は19,080円。3年間治療給付金を受け取ることがなければ25,000円もらえるので利益は5,920円。

しかし、治療給付金を受け取った場合は3年間払い続けた19,080円が全損です。これはギャンブルです。

それでも、若いうちはギャンブルに勝つこともあるでしょう。しかし、年齢を重ねれば入院する機会が多くなり、ギャンブルに負ける可能性が高くなります。

「じゃあ、歳をとったら健康祝金特則をオプション解約しよう!」

と思っても、健康祝金特則は「特則」なので契約途中でオプション解約できません。年金生活になってからも保険料を払い続け、そして負け続けることのあるギャンブルです。

健康祝金特則は全く不要です。

【そこそこ重要です】入院特約

名称 給付条件
入院特約 病気やケガで入院したとき。

入院1日5,000円!

といったように、入院日数×入院給付金を給付する特約です。一般的な医療保険では、主契約にあたるのが本特約。

入院すると医療費の他にもシーツ代や食事代や日用雑貨等の様々な費用がかかります。また、個室や少人数部屋での入院を希望する場合は、差額ベッド代も必要となります。

そんな費用をカバーするのが本特約です。上述した治療給付金特約で入院中の医療費をカバーして、医療費以外の諸費用を本特約がカバーするといった棲み分けでしょう。

本特約の入院1回の支払限度日数は

  • 60日
  • 120日

から選択できるのですが、上述のとおり入院日数は短期化する傾向にあります。

全体平均:28.4日
35歳~64歳の平均:20.2日
(参考:生命保険文化センター

まあ支払限度日数60日で十分かなと。

ただし、繰り返しますが、脳血管疾患は入院が長引きます。平均では短期間で退院できるがんも部位や症状によっては長引きますし、がんの長期入院はまあまあの地獄。

ということで、治療給付金特約と同じく本特約も三大疾病支払日数無制限延長特則を付加すれば、三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の入院が無制限保障となります。長期入院に備えるためにも、三大疾病支払日数無制限延長特則を付加しておいたほうが安心でしょう。

また、本特約には初期入院10日給付特則を付加することもできます。

初期入院10日給付特則とは、10日未満の短期入院でも10日分の入院給付金を給付するというオプション。短期入院でも、日用品や交通費がそれなりにかかるので、入院で赤字になりたくない方や、手持ちの現金が極端に少なくて医療費破産の可能性がある方にとっては有効なオプションです。

しかし、短期入院から長期入院まで民間の医療保険でがっちり備えると、保険料がめちゃくちゃ高くなります。

短期入院は貯蓄で備えて(貯蓄が少ない場合は貯蓄に励んで)、発生したら貯蓄でカバーするのが難しい長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパのよい医療保険の入り方。初期入院10日給付特則の必要性は薄いでしょう。

【重要ではありません】三大疾病入院特約

名称 給付条件
三大疾病入院特約 がん・上皮内新生物、心疾患または脳血管疾患の治療を直接の目的とする入院をしたとき。

上述した入院特約があらゆるケガや病気の入院を保障するのに対し、こちらは三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)に限定して保障です。

その代わりに保険料は入院特約よりも安く、無制限保障なので長期入院にも備えられるというのが本特約。

まあでも三大疾病以外の病気やケガで入院することは少なくないですし、あえて入院保障を三大疾病に限定する必要はないかなと。多少保険料は高くなったとしても、付加するなら入院特約の方が安心でしょう。

【重要ではありません】通院特約

名称 給付条件
通院特約 入院・手術・放射線治療の原因となった病気またはケ ガの治療を目的として、通院期間中に通院をしたとき

入院・手術・放射線治療の前後の通院を保障する特約です。保障されるのは入院・手術・放射線治療の前60日間と後120日間の期間で、合計30日間までの通院。

他社によくある通院保障は

「退院した後の120日間まで保障(入院のない通院は保障対象外)」

といった条件が多いので、入院のない手術・放射線治療の通院が保障される点と、入院前60日も保障される点はアフラックのメリット。他社よりも保障範囲は広いです。

まあでも保障額は通院1日5,000円程度。通院だと働けることも多いので、

「仕事が忙しいし、たった5,000円のために手続きする方がめんどくさい!」

ということもけっこうあります。必要性は薄いかなと。

【重要ではありません】三大疾病通院特約

名称 給付条件
三大疾病通院特約 入院・手術・放射線治療の原因となったがん・上皮内新生物、心疾患または脳血管疾患の治療を目的として、通院期間中に通院をしたとき

上述した通院特約があらゆるケガや病気の通院を保障するのに対し、三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)に限定して保障するのが本特約。

がんは放射線治療や抗がん剤治療を通院で受けることが増えていますし、血管が詰まる系の心疾患・脳血管疾患は超長期に渡って血液をサラサラにする薬を処方してもらうことが多いです。本特約は入院・手術・放射線治療の前60日間と後5年間で合計120日間までの通院を保障するので、通院特約よりも長期間に渡って保障を受けられる点は良心的です。

なので、三大疾病に備えるために本特約を付加するのもアリと言えばアリですが、やっぱり保障額は通院1日5,000円程度。通院だと働けることも多いので、

「仕事が忙しいし、たった5,000円のために手続きする方がめんどくさい!」

ということもけっこうあります(2回目)。必要性は薄いかなと。

【重要ではありません】入院一時金特約

特約名 給付条件
入院一時金特約 入院したとき。

入院すると給付される一時金です。

繰り返しますが、短期入院でも日用品や交通費がそれなりにかかるので、入院で赤字になりたくない方や、手持ちの現金が極端に少なくて医療費破産の可能性がある方にとっては有効な特約です。しかし、短期入院から長期入院まで民間の医療保険でがっちり備えると、保険料がめちゃくちゃ高くなります。

短期入院は貯蓄で備えて(貯蓄が少ない場合は貯蓄に励んで)、発生したら貯蓄でカバーするのが難しい長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパのよい医療保険の入り方。保障額もたいしたことはないですし、必要性はあまり感じられません。

【そこそこ重要です】手術・放射線治療給付金特約

特約名 給付条件
手術・放射線治療給付金特約 病気またはケガによって、つぎのいずれかに該当したとき
①つぎのいずれかの手術を受けたとき
ア)所定の手術を受け たとき
イ)責任開始期の属する日からその日を含めて1年を経過した日の翌日以後に、骨髄幹細胞の採取術を受けたとき
②所定の放射線治療 (電磁波温熱療法を含む)を受けたとき

上述した治療給付金特約から手術・放射線治療の保障を切り出したのが本特約。なので、治療給付金特約をベースに保障を組み立てるのであれば、本特約は不要です(重複付帯不可)。

入院特約をベースに保障を組み立てる場合は検討する余地があります。

2週間程度入院して手術を受けてといったよくある治療の場合、入院特約だけだとそれほど大きな保障額になりません(けっこうがっかりする)。こんなケースは手術保障がググっと保障額を上げてくれます。

保障内容も悪くありません。保障される手術の種類も業界標準ですし、放射線治療の保障は他社は60日に1回保障なのに対し、本特約は月1回保障です。放射線治療は平日毎日通院して34日~39日を1クールとすることが多いので、本特約であれば1クールで保障を2回受けられるかと(他社は1回だけ)。

入院特約と本特約を付加することで、一般的な医療保険の主契約とほぼ同等の保障内容になります。治療給付金特約を外して保障を選ぶ(ベースを入院特約にする)のであれば、基本的には付加しておくべき特約だと感じます。

【重要ですが…】三大疾病一時金特約

特約名 給付条件
三大疾病一時金特約 ■がん
1回目:診断確定されたとき。
2回目以降:診断確定かつ入院したとき。
■心疾患
急性心筋梗塞は入院、もしくは手術を受けたとき。
急性心筋梗塞以外は手術または継続10日以上の入院をしたとき
■脳血管疾患
脳卒中は入院、もしくは手術を受けたとき。
脳卒中以外は手術または継続10日以上の入院をしたとき

がん・心疾患・脳血管疾患で所定の条件を満たせば一時金給付される特約です。実際に受け取ってみるとわかるのですが、まとまった金額(100万円とか)が一気にドバっと銀行口座に振り込まれるので、

「医療保険、入っておいて良かった…」

と分かりやすく実感できる特約です。

特に三大疾病一時金特約が役立つのは、がんが失業につながりやすい非正規雇用の方やブラック企業に勤務されている方。

東京女子医大の調査ではがんと診断されてから、フルタイムで復職できるまでの期間平均が205日(時短勤務を含めると80日)だそうですが、時短勤務制度もないし、205日も勤務先が待ってくれないという場合は、がんと失業のWパンチを食らうこともあるでしょう(実際多いです)。

そんなときにドカッと100万円を銀行口座に振り込んでくれるのが三大疾病一時金特約です。生活を破綻させないためにも必要な特約です。

しかし、保障内容はイマイチ。

  • 【GOOD】給付間隔が1年に1回。
  • 【GOOD】心疾患・脳血管疾患をまるごと保障。
  • 【BAD】急性心筋梗塞・脳卒中以外の条件が厳しい。
  • 【BAD】がんの2回目以降の給付条件が入院に限定されている。

ちょっと古い医療保険だと2年に1回しか一時金給付されないことがあります。がんも心疾患も脳血管疾患も2年以内に再発することは珍しくありませんが、再発して不安になってるところに

「あ、前回から2年経過してないので一時金お支払いできませんよ」

なんて言われたらイラっときます。その点、アフラックは1年に1回給付。ここは他社同等です。悪くありません。

心疾患・脳血管疾患をまるごと保障対象としている点もメリットです。他社の医療保険だと、心疾患・脳血管疾患の保障対象を急性心筋梗塞・脳卒中に限定していることがあります。

急性心筋梗塞は心疾患の一部です。保障対象が急性心筋梗塞に限定されると、急性心筋梗塞以外の心疾患は保障対象外。平成29年の厚生労働省の調査によると心疾患全体の患者数1,732千人のうち、急性心筋梗塞の患者数は47千人。割合にすると2.7%に過ぎません。

ただし、急性心筋梗塞以外の心疾患は

「手術または継続10日以上の入院」

が条件。

生命保険文化センターによると、心疾患全体の入院日数平均は18.3日。35~64歳だと8.3日。心疾患はそこまで入院が長引きません。10日もかからず退院することは割とあります。

例えば狭心症は2~3日程度の入院で、手術も受けずに薬剤治療だけで退院となることも多く、「手術または継続10日以上の入院」に該当しないこともあるでしょう。

最近の医療保険は急性心筋梗塞以外の心疾患も

「入院即保障!もちろん手術を受けても即保障!」

が増えてきているので、アフラックはやや条件厳しめです。

一方で、脳卒中も脳血管疾患の一部ですが、脳卒中には

  • 脳梗塞
  • くも膜下出血
  • 脳出血

が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。

ということで、脳血管疾患でも脳卒中でも大きな差はありませんが、脳血管疾患の方がちょっと安心かな、とは感じます。

また、がんの2回目以降の給付条件が入院に限定されます。通院治療だけの場合は保障対象外。がんの三大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。給付条件を入院に限定してしまうと、がんの治療が続いているのに一時金が給付されないこともあります。

最近はがんの2回目以降の給付条件を入院or通院とする医療保険が増えています。この点もデメリットかと。

まとめると、

がん:他社よりちょっと弱い
心疾患:他社よりちょっと弱い
脳血管疾患:他社よりちょっと弱いけど実質的にはほぼ同等

かなと感じます。

【重要ではありません】介護・認知症・障害一時金特約

特約名 給付条件
介護・認知症・障害一時金特約 つぎの(1)から(3)のいずれかに該当したとき
(1)公的介護保険制度にもとづく要介護1以上の状態に該当していると認定されたとき
(2)認知症による要介護状態が90日以上継続したと診断確定されたとき
(3)身体障害者福祉法に定める障害の級別の1級から6級までのいずれかの障害に該当し、身体障害者手帳を交付されたとき

要介護・認知症・障害を保障する特約です。

保障内容は悪くありません。

他社は要介護2から保障することが多いのですが、本特約はそれよりも状態が軽い要介護1から保障です。要介護1はまだまだ一人暮らしも不可能ではない状態なので、これくらいから保障されればまあ安心。

認知症の保障条件である「認知症による要介護状態」とは、具体的には

・器質性認知症と診断され、
・見当識障害がある状態

です。器質性認知症とは、脳が委縮・損壊・変性してしまった状態を指します(脳がぶっ壊れてる)。また、見当識障害とは自宅に帰ってこれないだとか、家族に「あなた誰?」と聞いてしまうような状態です。

ということで、保障されるのはかなり状態が進んだ認知症です。物忘れが増えてきた程度では保障されないのですが、他社が保障する認知症もこれくらい進んだ状態です。保障条件は平均的です。

障害の保障条件は手帳基準で6級以上です。そもそも障害を保障する医療保険は珍しいので、他社比較は難しいのですが、手帳基準で6級から保障であれば条件はゆるいと言えます。障害6級は日常生活はほぼ自立できている状態なので、これくらいから保障されれば安心でしょう。

全般的に保障条件は悪くないのですが、そもそも介護・認知症の保障が必要かを考えてみた方がよいです。民間の介護保険で保障を受けられる人の割合はそれほど多くはありません。詳細は↓のリンク先に記載しています。

介護保険・認知症保険は必要か

まだまだ老後まで時間がある場合は、介護・認知症に対する備えは保険に頼るのではなく、自分で貯める方が合理的ではあります。

障害の保障条件も悪くありませんが、本特約は一時金保障です。一生涯に渡って収入が減少してしまうような障害を負ったとしても、一時金が1回給付されて保障終了です。年金のように毎月定額給付であれば検討する余地がありますが、一時金であれば付加することもないかなと。

ということで、必要性は薄いでしょう。

【重要ではありません】保険料払込免除特約

特約名 給付条件
保険料払込免除特約 (1)初めてがんまたは上皮内新生物と診断確定されたとき
(2)急性心筋梗塞または脳卒中の治療を目的として、手術または入院をしたとき
(3)心疾患または脳血管疾患(急性心筋梗塞および脳卒中を除く)の治療を目的として、手術または継続10日以上の入院をしたとき

「以降の保険料は頂きません!」

という特約です。条件を満たせば、以降の保険料支払いが免除されます(もちろん保障は継続)。

保険料払込免除特約は有料なので、付加すると保険料がググっと上がります。そもそも医療保険はそこまで保険料が高くならないので、保険料支払いが免除されても家計への影響は大きくないでしょう。必要性は薄いかなと。

条件も他社と比較してイマイチ。がんが診断確定で免除される点は他社同等ですが、心疾患・脳血管疾患は

「(急性心筋梗塞・脳卒中以外も)入院or手術で即免除!」

が増えてきています。

【良い保障内容ですが…】女性疾病入院特約・女性特定手術特約

特約名 給付条件
女性疾病入院特約 女性特定疾病によって入院をしたとき
女性特定手術特約 以下の手術を受けたとき
【女性手術給付金】
(1)乳房にかかわる手術
(2)子宮または子宮附属器(卵巣・卵管)にかかわる手術
【女性特定手術給付金】
(1)乳房観血切除術
(2)子宮全摘出術
(3)卵巣全摘出術
【乳房再建給付金】
(1)乳房再建給付金

女性特有の疾病を保障する特約です。もちろん付加できるのは女性のみ。

アフラック「あんしんパレット」には女性向けの「あんしんパレット女性のための医療」があるのですが、両者の違いはこの2特約。この2特約が付加されると「あんしんパレット女性のための医療」です。その他の保障は同じです。

女性疾病入院特約は、女性特有の疾病(子宮筋腫などの女性特有の病気、膀胱炎などの女性にも多い病気)やがんで入院した場合に

入院日数×入院給付金

が給付される特約です。

保障内容は悪くありません。他社だと貧血や甲状腺障害といった女性に多い疾病が保障されないこともあるのですが、アフラックはきっちり保障です。

女性特定手術特約は、女性特有の手術を受けた場合に一時金が給付される特約です。

他社にも同様の特約があるのですが、一般的な医療保険が保障するのは

  • 乳房観血切除術
  • 子宮全摘出術
  • 卵巣全摘出術
  • 乳房再建術

の4種類。アフラックは上記4つに加えて乳房・子宮・子宮附属器に関するあらゆる手術にも女性手術給付金が給付されるので、保障範囲はまあまあ広いです。

ということで、保障内容は悪くないのですが、女性特定手術特約は10年更新型です。10年ごとに保険料が更新されます(上がることが多いかと)。他社は一生涯保険料が上がらない終身型が一般的なので、この点はデメリットでしょう。

【重要ですが…】総合先進医療特約

特約名 給付額 給付条件
総合先進医療特約 保障期間通算で2,000万円までの技術料。 先進医療を受けた場合。

先進医療とは、厚生労働省が指定した公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。

例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の一種です。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。

重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。

しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です(2,000万円まで保障)。

先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。

先進医療特約は割と重要なオプションなのですが、アフラックは以下の2点で他社より見劣りします。

  • 【BAD!】一時金がないこと。
  • 【BAD!】10年ごとに保険料が更新されること。

先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。交通費・宿泊費が必要になるケースも多く、他社だと一時金として10万円程度、もしくは交通費・宿泊費の実費を給付することがあります。一時金がないアフラックは他社より保障が若干薄め。

また、アフラックの先進医療特約は終身型ではなく、10年更新型です。終身型は一生涯保険料が変わりませんが、10年更新型は10年ごとに保険料が更新されます。

現状は月100円程度の特約保険料で先進医療特約を付加できますが、今後先進医療が普及して保険会社の保険金支払いが膨らめば特約保険料が上がることも考えられます。10年ごとに保険料は更新されますが、現状より安くなる可能性は低いでしょう。他社は終身型が主流です。

アフラックの先進医療特約はちょっとさみしい保障内容です。先進医療特約を重視するのであれば、他社の医療保険と比較した方がよいでしょう。

【重要ではありません】子ども特定感染症保障特約

特約名 給付条件
子ども特定感染症保障特約 【子ども特定感染症治療給付金】
(1)第1回
子ども特定感染症の治療を目的とする通院または入院をしたとき
(2)第2回以降
前回の子ども特定感染症治療給付金の支払事由に該当した月の初日からその日を含めて1年を経過した日の翌日以後に、子ども特定感染症の治療を目的とする通院または入院をしたとき
【子ども特定感染症入院一時金】
子ども特定感染症の治療を目的として入院をしたとき

インフルエンザ等の感染症(コロナウィルスは保障対象外)に罹患した場合に、一時金が給付される特約です。付加できるのは23歳まで。大人は付加できません。

他社には見られない珍しい特約ですが、10歳男子が本特約を付加した場合の特約保険料は月909円。年間保険料は10,908円(909円×12ヶ月)。

これでインフルエンザに罹患して通院すると15,000円ゲットなので利益は4,092円。感染症に罹らず元気に過ごすことができれば、10,908円は全損です。これなら自分で貯めておいたほうが良いでしょう。

入院するような感染症であれば10万円ゲットなので意味あるかなと思いますが、そこまで重症化することも多くはないかと。必要性は薄いでしょう。

【重要ではありません】ケガの特約

特約名 給付条件
ケガの特約 【特定損傷給付金】
骨折・関節脱臼・腱の断裂の治療を受けたとき
【災害通院給付金】
ケガで通院したとき

最近増えてきている骨折・関節脱臼・腱の断裂といったケガを保障する特約です。

本特約は1年満期です。1年ごとに保険料が更新されます(上がることが多いかなと)。

また、保障額も骨折1回5万円とか通院1日3,000円とか、お小遣い程度でしかありません。わざわざ付加することもないと感じます。

【重要ではありません】終身特約

特約名 給付条件
終身特約 死亡・高度障害となった場合。

医療保険に死亡保障を追加できるというのがこちらのオプション。

いろいろな保障をひとつの医療保険にまとめることで、手続きが楽になるメリットはありますが、医療保険はそのときどきの医療の進歩や社会情勢に合わせて進化していくので、将来的に見直したくなることがあります。

「医療保険は解約したいけど、死亡保障は残しておきたい!」

ということはできません。アフラック「あんしんパレット」を解約すると、もちろん死亡保障も消滅です(終身特約は単体付帯不可)。

終身死亡保障には貯蓄性があります。せっせと積み立てた保険料も途中で解約してしまうと、中途半端な解約返戻金が戻ってくるだけ(元本割れ)。

ということで、あえて死亡保障を医療保険とセットにする必要性は薄いでしょう。死亡保障なら、それ専門の終身保険・定期保険・収入保障保険に分けて加入した方が無難です。

【シミュレーション】僕がアフラック「あんしんパレット」に入るなら。

僕がアフラック「あんしんパレット」に入るなら、以下の保障内容にします。

  • 特約:治療給付金特約10万円(2ヶ月型)、三大疾病支払月数無制限延長特則、総合先進医療特約

このシミュレーションで月々の保険料は40歳男性が3,359円、40歳女性は3,309円です。

民間の医療保険には、高額療養費制度を前提に医療費のカバーしてもらえれば十分なので、治療給付金特約を保障額10万円で付加します。がん・脳血管疾患の長期闘病に備えるためにも、三大疾病支払月数無制限延長特則も付加。

全額自己負担の先進医療しか頼る手段がなくなったのに、お金がなくて受けることができない!といった事態は避けたいので、総合先進医療特約も付加しておきます。

三大疾病が失業につながりやすいブラック企業に勤務されている方や、非正規社員の方で、医療保険に生活費の補填まで求めるのであれば、三大疾病一時金特約を付加するのもアリかなと。多少保険料は高くても、

「1年に1回100万円!」

は安心感があります。

アフラック「あんしんパレット」のメリット

アフラック「あんしんパレット」ここがポイント!
  • 【check】三大疾病の入院保障が強力。
  • 【check】持病のある方や大病を経験された方でも加入できる(あんしんパレット ほしいとこだけ医療)

三大疾病の入院保障が強力。

三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の入院保障は強力です。

他社の医療保険はオプション付加で

三大疾病の入院は無制限で「入院日数×入院給付金」をお支払い!

というのは可能ですが、アフラック「あんしんパレット」は

治療給付金特約+三大疾病支払月数無制限延長特則+入院特約+三大疾病支払日数無制限延長特則

といった組み合わせで、

三大疾病の入院は無制限で「入院日数×入院給付金」をお支払い!さらに無制限で毎月定額を給付!

です。無制限の定額給付が加わります。

最近の入院は短期化していますが、脳血管疾患の入院日数平均は68.9日と長期に及びます(参考:生命保険文化センター)。平均では短期間で退院できるがんも部位や症状によっては長引きます。

入院給付金+治療給付金が無制限で保障されれば、三大疾病で長期入院になったとしても医療費破綻することはまずないかなと。この点は他社には見られないメリットでしょう。

持病のある方や大病を経験された方でも加入できる(あんしんパレット ほしいとこだけ医療)

引受基準緩和特則を付加すれば、持病のある方や大病を経験された方でも加入できます。

付加できる特約も健康な人が入れる場合とほぼ同じです(一部付加できない特約があります)。他社だと入院+手術+先進医療といった基本的な保障しか選べないことも多いのですが、選択肢の多さはアフラック「あんしんパレット ほしいとこだけ医療」のメリットでしょう。

ただし、加入条件は他社よりも若干厳しく見えます。保険料も決して安くはないかと。

持病のある方や大病を経験された方でも加入できる緩和型医療保険は下記リンク先で比較しています。こちらもご参考に。

緩和型医療保険の比較

アフラック「あんしんパレット」のデメリット

アフラック「あんしんパレット」ここにご注意!
  • 【check】先進医療特約と女性特定手術特約が10年更新型。
  • 【check】がんの保障が微妙。
  • 【check】保険料はやや高め。

先進医療特約と女性特定手術特約が10年更新型。

上述のとおり先進医療特約と女性特定手術特約は10年更新型。10年ごとに契約が更新されて保険料が見直されます(上がる可能性が高い)。

他社にも先進医療特約や女性特定疾病の手術を特別に保障する特約はありますが、一生涯保険料が変わらない終身型が主流です。この点はデメリットでしょう。

がんの保障が微妙。

がんの保障は微妙です。

まず、がんの治療を通院で受けるときの保障が弱め。治療給付金特約が保障するのは入院(+手術・放射線治療)ですし、三大疾病一時金特約も2回目以降は入院していないと一時金給付されません。

三大疾病通院特約はがんの通院治療を保障しますが、保障額は通院1日5,000円程度。たいした金額ではありません。

がんの三大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。放射線治療は通院でも治療給付金特約で保障されますが、抜けているのが抗がん剤。

抗がん剤治療が必要になるケースは大きく2パターンあります。

  1. 手術でがんを切除できて、再発予防するための抗がん剤治療。
  2. 手術でがんを切除できず、進行を遅らせるための抗がん剤治療。

1のケースはあっさりと抗がん剤治療は終了します。働きながらの治療も不可能ではないので、経済的なピンチに陥ることもそんなにありません。

本当に怖いのは2のケースです。この場合は副作用が辛くて満足に働くことも難しく、収入減もあり得ます。抗がん剤治療は1ヶ月を1クールとして3~6クール続くこともあるのですが、抗がん剤を打つ時だけして通院して、その後は自宅でじっと耐えるなんてことも多いです。

治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマるのがこのケース。ベッドの上で虚空を見上げながら

「あ、これ、やばいかも…」

と、メンタルが削られまくります。

他社にはこんな抗がん剤ドロ沼に備えられる

「抗がん剤を打った月に10万円(入院通院を問わず)!」

といった抗がん剤治療特約をオプション付加できることが多いのですが、アフラック「あんしんパレット」にはありません。この点はデメリットでしょう。

また、最近はがんの自由診療を実費保障する医療保険が増えてきています。

欧米では承認されて使用が進んでいるけど、日本では承認が遅れてる抗がん剤

なんかが自由診療に含まれますが、こんな抗がん剤治療は全額自己負担。厚生労働省が↓のリンク先に未承認・適応外の抗がん剤をまとめてますが、その治療費は月100万円を超えることもざらにあります。

国内で薬機法上未承認・適応外となる医薬品・適応のリスト(2024年11月30日版)(PDF)

例えば、メディケア生命「新メディフィットA」はオプションを付加すれば、自由診療のがん治療実費を1億円上限で実費保障します。これなら月100万円の抗がん剤治療も、お金を気にすることなく受けることができるでしょう。

他社の調査では、がん罹患者・がん罹患経験者の19.8%が医師から自由診療を提案されたという結果もあり(実際に受療したのは11.7%)、自由診療が極々マイナーな治療とは言えなくなってきています。自由診療のがん治療が保障されない点はアフラック「あんしんパレット」のデメリットでしょう。

保険料はやや高め。

保険料はやや高めに見えます。

全ての保障がオプションで、自由に保障内容を組み立てることできるアフラック「あんしんパレット」ですが、多くの人は治療給付金特約をメインに据えた上で、必要な保障を付加していくことになるでしょう(公式サイトの保険料試算でも治療給付金特約は必須)。

他社には治療給付金特約のような保障がないので単純な比較はできないのですが、業界標準の医療保険とも言えるメディケア生命「新メディフィットA」と、極力保障内容を合わせて月額保険料を比較してみます。

アフラック メディケア生命
保障内容 治療給付金特約10万円(2ヶ月型)
入院特約1万円(60日型)
入院給付金1万円(60日型)
入院中手術1回10万円
放射線治療1回10万円
骨髄移植術1回10万円
骨髄幹細胞採取手術1回10万円
外来手術1回5万円
30歳男性 4,390円 2,050円
30歳女性 5,050円 2,280円
40歳男性 5,810円 2,830円
40歳女性 5,720円 2,320円

保険料はアフラックの方が2倍以上高めです。

ここでケース分けして両社の保障額を比較してみます。

まずは、15日間入院して手術を受けて退院するといったケース。軽度のがんや心疾患はこんな入院が多いです。

■アフラック
治療給付金:10万円×1ヶ月=10万円
入院給付金:1万円×15日=15万円
合計:25万円

■メディケア生命
手術給付金:10万円×1回=10万円
入院給付金:1万円×15日=15万円
合計:25万円

ということで両社同額ですが、月をまたいだ入院の場合、アフラックの治療給付金は2ヶ月分給付されます。なので、アフラックの方が保障額が大きくなることもあります。

続いて、入院して手術を受けて、2ヶ月後(60日)にやっと退院できたといったハードケース。脳血管疾患ではよくありますし、がんもハマるとこんな感じです。大きなケガもこれくらい入院します。

■アフラック
治療給付金:10万円×2ヶ月=20万円
入院給付金:1万円×60日=60万円
合計:80万円

■メディケア生命
手術給付金:10万円×1回=10万円
入院給付金:1万円×60日=60万円
合計:70万円

このケースはアフラックが有利。治療給付金は入院1回・手術1回の合計2回(20万円)受け取れるのがデカい。

最後に、10日間入院して手術を受けることもなく退院できたケース。軽度の心疾患で血液をサラサラにする薬剤治療を受けるだとか、風邪をこじらせて肺炎で入院といったケースです。

■アフラック
治療給付金:10万円×1ヶ月=10万円
入院給付金:1万円×10日=10万円
合計:20万円

■メディケア生命
入院給付金:1万円×10日=10万円
合計:10万円

このケースでも保障額が膨らむのはアフラック。治療給付金として入院1回(10万円)受け取れるのがデカい。

ということで全般的に保障額が膨らむのはアフラックですが、2倍以上の保険料を払うほど保障額に違いがあるかと言えば微妙です。上記3ケースで保障額の差は10万円程度。

その他のオプションの保険料も他社比較で決して安いとはいえないかと。全般的に保険料は高めです。

アフラック「あんしんパレット」の評価

評価:B(S、A~Cで判定)

全ての保障が特約で、柔軟に保障を組み立てることができる点は大きなメリットです。治療給付金特約を付加しておけば、入院した際の医療費はカバーできますし、入院特約を追加すれば医療費以外の諸費用も概ねカバーできるでしょう。

ただし、保険料は安くありません。がんの通院保障(抗がん剤保障)もやや微妙。通院で抗がん剤を打ち続けるようなケースには不安が残ります。最近は自由診療(健康保険が適用されない!)の抗がん剤治療まで保障する医療保険も増えてきていますが、アフラックではがんの自由診療が保障されません。

全般的には他社と比較しておいて損はないでしょう。よって評価は「B」としました。

比較対象として以下の医療保険を挙げておきます。

チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」
保険料が激安。健康保険が適用される抗がん剤はもちろんのこと、自由診療の抗がん剤治療も保障対象にできます。先進医療特約も終身型。

メディケア生命「新メディフィットA」
現在の医療保険のスタンダードです。親会社は大手の住友生命。健康保険が適用される抗がん剤も自由診療の抗がん剤も保障対象にできます。先進医療特約も終身型。

医療保険は下記リンクで比較しているので、ご参考までに。本サイトでおすすめしている保障内容を中心に比較しています。

医療保険の保険料比較

アフラック「あんしんパレット」の相談をするなら。

アフラック「あんしんパレット」は全国の保険ショップで取り扱ってます。おそらく、ご近所の保険ショップでも取り扱っているはず。

しかし、いざ保険ショップに行ってみて、

「あー、すいません、うちアフラックやってないんですよ」

なんて言われたら立ち直れないですよね。そんなことにならないためにも、事前に最寄の保険ショップがアフラックを取り扱っているか確認しておきましょう。

ちなみにですが、街でよく見るアフラック専門の保険ショップだと他社の医療保険と公平な比較が難しくなります。相談するなら複数の生命保険会社が乗り合っている保険ショップがおすすめです。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックならアフラックはもちろんのこと、この記事で比較対象としたチューリッヒ生命・メディケア生命とも提携しています。

注意!保険ショップは予約しましょう!
保険ショップへの飛び込み相談も可能ですが、スタッフが事前準備できないため最適なプランにたどり着けないことがあります(事前準備にはけっこう時間がかかります)。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。

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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。

保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。

保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは

  1. 契約時の告知事項に不備があった。
  2. 契約上、保険会社に支払う責任がない。

の2点。

1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。

また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。

そんなときに、

「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」

といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。

保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。

実際に利用した方の口コミは以下のとおり。

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という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。

予約は簡単です。

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生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、

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と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:アフラック「あんしんパレット」

入院保障が強力です。治療給付金特約で医療費はカバーできますし、入院特約も付加すれば入院中の諸費用も概ねカバーできるでしょう、さらにオプションを付加すれば、三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)で入院した場合に、無制限で入院給付金+治療給付金が給付される点も安心です。

ただし、保険料は高めです。抗がん剤治療に関する保障がない点も気になります。全般的には他社と比較しておいばほうがよいでしょう。

保険クリニックなら、アフラックはもちろんこと、本記事で比較対象に挙げたチューリッヒ生命・メディケア生命とも提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

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