三大疾病保険として評価していますが、三大疾病以外の生活習慣病も保障範囲に含まれます。具体的には、以下のがん+7大生活習慣病が保障対象です。
- がん
- 心・血管疾患
- 脳血管疾患
- 糖尿病
- 高血圧性疾患
- 肝疾患
- 膵疾患
- 腎疾患
生活習慣病全般を保障する保険ですね。
がんの保障条件はちょっと弱めですが、がん以外の7大疾病の保障条件はかなり良いです。がんだけでなく、生活習慣病全般に備えるのなら使える保険です。
三大疾病保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の3点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上記3点について、ネオファースト生命「ネオdeからだエール」の概要と評価は以下のとおりです。
項目 | 内容 | 評価 |
心疾患・脳血管疾患の保障範囲 | 心疾患・脳血管疾患をまるごと保障 | A |
一時金の給付条件 | がん:入院 心疾患:入院 脳血管疾患:入院 給付間隔:1年に1回 給付回数:がん・心疾患・脳血管疾患は無制限、糖尿病・高血圧性疾患・肝疾患・膵疾患・腎疾患は1回のみ |
B |
健康年齢30歳の月額保険料 (一時金100万円) |
男性:1,544円 女性:1,901円 |
B |
健康年齢40歳の月額保険料 (一時金100万円) |
男性:2,090円 女性:2,093円 |
心疾患・脳血管疾患の保障範囲は急性心筋梗塞・脳卒中に限定されていません。心臓と脳の病気をまるごと保障です。この点は問題なし。
三大疾病の一時金は1年に1回給付で回数無制限。ここまでは良いのですが、全ての疾病の給付条件は入院です。がんの治療は入院から通院にシフトしつつありますが(医療費を抑えるための国策)、通院治療だけの場合は一時金が給付されません。この点はややデメリット。
また、保険料は激安に見えますが、これは保障期間が3年であるため。3年ごとに契約が更新され、健康年齢に従って保険料が見直されます。
健康年齢は実年齢と健康診断の結果によって決まります。健康診断の結果が良ければ「健康年齢<実年齢(保険料が安くなる)」となりますし、悪ければ「健康年齢>実年齢(保険料が高くなる)」となります。
- 3年ごとに健康診断の結果をネオファースト生命に提出し、
- ネオファースト生命が健康年齢を判定し、
- ネオファースト生命がその後3年間の保険料を決める。
これを繰り返すわけです(めんどくさいです)。一般的な保険は契約時の実年齢によって保険料が決まります。契約時に決まった保険料は一生涯変わりません。
ネオファースト生命「ネオdeからだエール」は健康診断の結果を良い状態でキープできれば一生涯トータルの保険料は安くなりますし、健康診断の結果が悪くなれば保険料は高くなります。契約後も努力を求められる保険です。
ちなみにですが、ネオファースト生命は大手の第一生命が展開している保険ショップ向けの子会社です。第一生命が過去のしがらみ(大量の営業職員や全国の支店網を維持するのが大変)でできないことをネオファースト生命がやってます。
ネオファースト生命なんて聞いたことない方が多いと思いますが、バックに大手がいるので心配無用でしょう。
三大疾病保険の相談は保険クリニックで!
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ネオファースト生命「ネオdeからだエール」の基本情報
まずは基本情報を一覧にしました。他社と比較する際の手掛かりにどうぞ。
保険の種類 | 【特定疾病一時金保険】 ・がん+7大疾病に備える保険です。 ・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。 ・保険料が値上がりすることはありません。 |
基本保障 | 【入院一時給付金】 がん+7大疾病で入院した際に一時金給付。 |
特約(オプション) | 【がん治療特約】 がんの治療を受けられた月ごとに一時金給付。 【がん先進医療・患者申出療養特約】 がんの治療を目的とした先進医療、患者申出療養を受けた際に、技術料実費を給付。 |
保険料を支払う期間 | 3年更新型 |
保険料を支払う回数 | 月払・年払 |
保険料を支払う方法 | ・口座振替 ・クレジットカード払 |
保障される期間 | 3年更新型 |
加入方法 | 対面・ネット |
健康相談サービス | あり |
ネオファースト生命「ネオdeからだエール」の保障内容を評価します。
主契約、及び特約(オプション)の保障内容を詳しく見ていきます。
【主契約】入院一時給付金
ネオファースト生命「ネオdeからだエール」は一時金が主契約です。
保障内容は以下のとおり。
疾病 | 給付額 | 給付条件 | 給付間隔 |
がん(上皮内がん含む) | 50万円~100万円の間で選択可能(10万円単位) | 1日以上の入院(日帰り入院含む) | 1年(回数無制限) |
心・血管疾患 | |||
脳血管疾患 | |||
糖尿病 | 1回のみ | ||
高血圧性疾患 | |||
肝疾患 | |||
膵疾患 | |||
腎疾患 |
以下、ポイントです。
- 【GOOD!】保障範囲がものすごい広い。
- 【BAD】がんは入院しないと保障されない。通院だけだと保障対象外。
- 【BAD】がん・心血管疾患・脳血管疾患以外の疾病は給付回数が1回のみ。
メリット1つにデメリット2つとデメリットの方が多くなってますが、保障条件は他社と比較して悪くありません。
ここで他社の三大疾病保険と疾病別に保障内容を比較してみます。比較対象は現状では主要な三大(七大)疾病保険のなないろ生命「なないろセブン」、及びメディケア生命「新メディフィットPlus」とします。
ネオdeからだエール | なないろセブン | 新メディフィットPlus | |
がん | 入院 | 診断 | 1回目:診断 2回目以降:診断(転移・再発)、がんで入院or通院or緩和ケア ※Ⅱ型 |
心・血管疾患 | 入院 | 急性心筋梗塞:入院or手術 拡張型心筋症:入院or手術 |
入院or手術 ※Ⅱ型 |
脳血管疾患 | 入院 | 脳卒中:入院or手術 脳動脈瘤:破裂or手術 |
入院or手術 ※Ⅱ型 |
糖尿病 | 入院 | 網膜症手術 壊疽による切断 |
初回:インシュリン療法 初回・2回目以降:網膜症手術、壊疽による切断 |
腎疾患 | 入院 | 人工透析療法or腎移植手術 ※慢性腎不全のみ保障 |
入院or通院 ※慢性腎不全のみ保障 |
肝疾患 | 入院 | 食道・胃静脈瘤が破裂と診断or手術 肝移植手術 ※肝硬変のみ保障 |
入院or通院 ※肝硬変のみ保障 |
高血圧性疾患 | 入院 | 大動脈瘤が破裂と診断or手術 | 大動脈瘤または大動脈解離の手術 |
膵疾患 | 入院 | ー | 入院or通院 ※慢性膵炎のみ保障 |
まずはがんから。
がんはなないろセブンと新メディフィットPlusが優位です。2社ともに初回は
「あなたはがんです」
と診断されれば一時金を受け取れますし、2回目以降の給付条件には通院が含まれています(なないろセブンは「診断」ですが、入院でも通院でも診断されて治療を受けていれば保障対象)。条件を入院に限定しているネオdeからだエールは劣勢です。
続いて脳と心臓。ここはネオdeからだエールと新メディフィットPlusがほぼ同等かなと。
なないろセブンは保障範囲を急性心筋梗塞・拡張型心筋症、脳卒中・脳動脈瘤に限定していて、脳と心臓の疾病をまるごと保障ではありません。保障範囲が2社よりも狭くなってます。
一方で、新メディフィットPlusは条件に手術も含まれているので、条件を入院に限定しているネオdeからだエールよりやや緩めですが、脳と心臓の疾病で入院のない手術も稀です。両社ほぼ同等くらいかと。
それ以外の疾病は以下のとおり。
糖尿病:インシュリン療法で保障される新メディフィットPlusが有利
腎疾患:腎疾患をまるごと保障、かつ入院即保障のネオdeからだエールが有利
肝疾患:肝疾患をまるごと保障、かつ入院即保障のネオdeからだエールが有利
高血圧性疾患:高血圧性疾患をまるごと保障、かつ入院即保障のネオdeからだエールが有利
膵疾患:膵疾患をまるごと保障、かつ入院即保障のネオdeからだエールが有利
ネオdeからだエールの入院即保障は条件がゆるくてわかりやすいです。器官の疾病を丸ごと保障する点もなないろセブンと新メディフィットPlusよりも良いです。
ただし、微妙に違うのが給付回数。
ネオdeからだエール:がん・心疾患・脳血管疾患は1年に1回間隔で回数無制限。それ以外の疾病は1回のみ。
なないろセブン:全ての疾病が1年に1回間隔で無制限給付。
新メディフィットPlus:がん・心疾患・脳血管疾患は1年に1回間隔で回数無制限。それ以外の疾病は1年に1回間隔で5回まで。
まあ一生涯で一時金を何回も受け取ることも多くはありませんが、給付回数はなないろセブンと新メディフィットPlusの方にアドバンテージがあるかなと。
まとめると、
- がんの保障を最重要視するなら「なないろセブン」か「新メディフィットPlus」
- がん・心疾患・脳血管疾患まで重視するなら「新メディフィットPlus」
- それ以外の疾病も重視するなら「ネオdeからだエール」。ただし給付回数が微妙。
といった感じでしょうか。
気になる保険料はこのあと比較していきます。
【重要です】がん治療特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
がん治療特約 | 5万円 or 10万円で選択可能。 | がんの治療を受けた月に給付。 |
以下のがん治療を受けた場合に毎月定額を受け取れる特約です。
① 公的医療保険制度対象の手術・放射線治療
② 公的医療保険制度の対象となる抗がん剤治療
③ 所定の先進医療、患者申出療養に該当する抗がん剤治療
④ がん(上皮内がんを含む)を適応症として厚生労働大臣により承認されている抗がん剤による治療(②または③に該当する抗がん剤治療を除く)
⑤ 抗がん剤治療に該当しない所定の先進医療、患者申出療養による療養
難しい言い回しが並んでますが、がんの3大治療(手術・放射線治療・抗がん剤治療)は全てカバーしています。悪くありません。
ちなみに、抗がん剤治療が必要になるケースは大きく2パターンあります。
- 手術でがんを切除できて、再発予防するための抗がん剤治療。
- 手術でがんを切除できず、進行を遅らせるための抗がん剤治療。
1のケースはあっさりと抗がん剤治療は終了します。働きながらの治療も不可能ではないので、経済的なピンチに陥ることもそんなにありません。
本当に怖いのは2のケースです。この場合は副作用が辛くて満足に働くことも難しく、収入減もあり得ます。治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマります。
ベッドの上で虚空を見上げながら
「あ、これ、やばいかも…」
と、メンタルが削られまくるなかで、毎月定額給付してくれるのががん治療特約です。特約保険料も比較的安くなってますし、優先度高めのオプションでしょう。
ちょっと残念なのは、抗がん剤治療の保障対象が健康保険が適用される範囲内に限定されている点。欧米では承認されて使用が進んでいるものの、日本では承認が遅れている抗がん剤なんかが自由診療に含まれますが、こんな抗がん剤治療は保障対象外です。
自由診療は全額自己負担です。厚生労働省が↓のリンク先に未承認・適応外の抗がん剤をまとめてますが、その治療費は1発100万円を超えることもざらにあります。1発100万円が全額自己負担はかなりつらい…。
→国内で薬機法上未承認・適応外となる医薬品・適応のリスト(2021年10月31日改訂版)(PDF)
他社の調査では、がん罹患者・がん罹患経験者の19.8%が自由診療を提案されたというデータもあり、自由診療が極々マイナーな治療とは言えなくなってきています(実際に受けた方は11.7%)。
上述したなないろ生命・メディケア生命の抗がん剤治療特約は自由診療の抗がん剤治療も保障することも踏まえれば、この点はネオファースト生命「ネオdeからだエール」のデメリットでしょう。
【重要です】 がん先進医療・患者申出療養特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
がん先進医療・患者申出療養特約 | 保障期間通算で2,000万円までの技術料。 | 先進医療を受けた場合。 |
先進医療とは、厚生労働省が指定した公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。
例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の一種。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。
重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。
しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。
先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。
また、患者申出療養も保障対象に含まれます。
患者申出療養も先進医療と同様に技術料が全額自己負担。患者からの申出を起点として、健康保険が適用されない治療を受けられる制度です。
「どうにもならないので〇〇〇という治療を受けさせてください!」
と国に申請し、認められれば技術料以外の入院料・診察料等に健康保険が適用されます。
ただし、患者申出療養は普及しているとは言えません。厚生労働省の資料によると、令和2年7月1日から令和3年6月30日までに1年間で患者申出療養を受けた方は208人。現状だと患者申出療養を受ける確率はかなり低めです。
なので、先進医療のみを保障対象としている他社と比較して、
「患者申出療養が保障対象!すごい!」
とまでは言えませんが、将来的に患者申出療養が普及する可能性を踏まえれば、メリットではあります。
以下、ポイントです。
- 【GOOD!】上限2,000万円まで保障。
- 【BAD】移動費・宿泊費に使える一時金が給付されない。
- 【BAD】保障対象ががんに限定される。
保障上限2,000万円までは他社同等です。悪くありません。
一方で、先進医療を受けられる病院は限られられているため、他社は交通費・宿泊費として一時金を給付することもあります(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。ネオファースト生命「ネオdeからだエール」は技術料のみ保障なので、一時金はありません。
ただし、上述したがん治療特約を付加すれば先進医療・患者申出療養を受けた月に一時金(10万円とか)が給付されます。がん治療特約とセットで付加すれば解消されるデメリットなので、大きな問題ではないでしょう。
また、特約名のとおり保障対象はがんに関する先進医療のみ。先進医療の種類は厚生労働省のサイトに掲載されてますが、がん以外にも聞いたことないような難病の治療も含まれます。
先ほど保障内容を比較したなないろ生命「なないろセブン」、及びメディケア生命「新メディフィットPlus」の先進医療特約はがんに限定せず、全ての先進医療を保障対象としています。保障範囲ががんに限定される点はネオファースト生命「ネオdeからだエール」のデメリット。
現在は月100円程度で追加できる先進医療特約ですが、将来的に先進医療・患者申出療養が普及し、保険会社の保険金支払いが増加すれば、保険料が爆上げされる可能性も否定できません。
【シミュレーション】僕がネオファースト生命「ネオdeからだエール」に入るなら。
僕がネオファースト生命「ネオdeからだエール」に入るなら、以下の保障内容にします。
- 基本保障:入院一時給付金100万円
- 特約:がん治療特約10万円、がん先進医療・患者申出療養特約
このシミュレーションで健康年齢40歳男性の保険料は2,310円、健康年齢40歳女性は2,742円です。
この保障内容だと、
- がん+7大疾病で入院すれば1年に1回100万円。
- がんの3大治療(手術・放射線治療・抗がん剤治療)を受けた月に10万円。
- がんの先進医療実費を保障。
ですね。上述した抗がん剤ドロ沼にハマったとしても年1回100万円(入院していれば)+月10万円なので、ある程度は耐えられる保障内容になっているかと。ただし、通院だけのがん治療になると不安です。年1回100万円の一時金を受け取ることができません。
保険料は安く見えますが、上述のとおり健康年齢は3年ごとに更新されます。努力を怠ると3年後の保険料はググっとあがります。一生涯トータルの保険料で換算すると、保険料はそこまで安くないかと。
ネオファースト生命「ネオdeからだエール」のメリット
繰り返しますが、一時金の保障範囲は広いです。
他社が肝疾患の一部である肝硬変、腎疾患の一部である腎不全といったように保障する疾病を限定しているのに対し、ネオファースト生命「ネオdeからだエール」は器官の疾患をまるごと保障しています。尿路結石、ウィルス性肝炎、急性膵炎なんかも保障されます。
また、入院即保障という分かりやすさもメリットでしょう。
他社は切断やら破裂といった重い症状を保障条件としているのに対し、ネオファースト生命「ネオdeからだエール」は入院すれば一時金給付です。分かりやすさと条件のゆるさがあります。
ネオファースト生命「ネオdeからだエール」のデメリット
1点目は上述のとおりです。ここでは2点目と3点目について書いていきます。
一般的な保険は契約時の実年齢によって保険料が決まります。契約時に決まった保険料は一生涯変わらないのですが、ネオファースト生命「ネオdeからだエール」は
- 契約時の実年齢ではなく「健康年齢」によって保険料が決まる。
- 3年ごとに健康年齢は見直される。3年ごとに保険料が変わる。
といった独自の仕組みで保険料が決まっていきます。
健康年齢は実年齢、体型、血圧、尿検査、血液検査によって決まるそうで、健康診断の結果をネオファースト生命に提出すれば、ビックデータとぶつけて健康年齢を算出するそうです(具体的なアルゴリズムは不明)。
その健康年齢の下限は18歳。上限は実年齢+5歳。健康年齢18歳が永遠に続けば保険料は激安ですが、実年齢が健康年齢算出のパラメータになっているので、これは難しいでしょう。
ここで月々の保険料を比較してみます。30歳男性が「健康年齢=実年齢」と判定され続けたケースでなないろ生命「なないろセブン」、およびメディケア生命「メディフィットPlusと保険料を比較です。
ネオdeからだエール | なないろセブン | 新メディフィットPlus | |
保障内容 | 一時金100万円 ※健康年齢=実年齢 |
一時金100万円 ※保険料は一生涯同じ |
一時金100万円 ※8疾病Ⅱ型 ※保険料は一生涯同じ |
30歳保険料 | 1,544円 | 2,170円 | 3,920円 |
33歳保険料 | 1,674円(55,584円) | 2,170円(78,120円) | 3,920円(141,120円) |
36歳保険料 | 1,831円(115,848円) | 2,170円(156,240円) | 3,920円(282,240円) |
39歳保険料 | 2,018円(181,764円) | 2,170円(234,360円) | 3,920円(423,360円) |
42歳保険料 | 2,249円(254,412円) | 2,170円(312,480円) | 3,920円(564,480円) |
45歳保険料 | 2,536円(335,376円) | 2,170円(390,600円) | 3,920円(705,600円) |
48歳保険料 | 2,897円(426,672円) | 2,170円(468,720円) | 3,920円(846,720円) |
51歳保険料 | 3,358円(530,964円) | 2,170円(546,840円) | 3,920円(987,840円) |
54歳保険料 | 3,905円(651,852円) | 2,170円(624,960円) | 3,920円(1,128,960円) |
57歳保険料 | 4,522円(792,432円) | 2,170円(703,080円) | 3,920円(1,270,080円) |
60歳までの保険料合計 | 955,224円 | 781,200円 | 1,411,200円 |
カッコ内の金額がその年齢までに支払った保険料合計です。
契約当初はネオdeからだエールの方が安くなってますが、54歳の時点でなないろセブンが逆転して安くなってます。60歳までの合計だとなないろセブンの方が17万円くらい安くなってますね(新メディフィットPlusはけっこう高め)。
もちろん、健康年齢が実年齢より若く判定されれば、ネオdeからだエールの方がトータルでも安くなる可能性はあります。ここらへんは
「いかに健康診断の数値を良くできるか」
という努力と根性によります。自信がある方は、ネオdeからだエールに挑戦するのもアリですし、前向きに捉えれば保険料を安くするための努力が健康増進につながります。健康に対する意識が高い方にとっては、
「なんで不摂生な人たちと同じ保険料を払わないといけないんだっ!」
という不公平感が解消されることにもなります。
まあでも確実に言えることは計画が立てにくくなるということです。ちょっと不摂生な生活をして健康診断の数値が悪くなれば健康年齢が「実年齢+5歳」と判定され、一気に保険料が上がる可能性があります。健康年齢を決めるアルゴリズムは開示されてないので、ネオファースト生命のさじ加減でハードルが上がることもあるでしょう。計画を立てにくいという点はデメリットですね。
また、3年ごとに契約更新手続きをしなければなりません。健康年齢を判定するために健康診断の結果(BMI・血圧・尿検査・血液検査)を新たに提出する必要があり、これは面倒です…。手続きの煩雑さもデメリットです。
ちなみにですが、35歳未満の方は健康診断で血液検査を行わないことがあります。健康診断とは別に血液検査を自前で受ける必要があるのでご注意を(めんどくさいですね)。
ネオファースト生命「ネオdeからだエール」の評価
評価:A(S、A~Cで判定)
がんの一時金給付条件は他社より劣るものの、がん以外の7大疾病は
- 器官の疾病をまるごと保障。保障範囲が幅広い。
- 入院即給付。保障条件が分かりやすい。
といった他社にはないメリットがあります。特に、他社では重症のみ保障される糖尿病や高血圧性疾患が入院だけで保障対象になる点は優れています。
また、健康年齢で保険料が決まるといった斬新な仕組みもあります。健康診断で良い結果を出し続ければ、保険料は安く抑えられます。健康づくりの良いきっかけになるかもしれませんね。よって評価は「A」としました。
比較対象としてなないろ生命「なないろセブン」、及びメディケア生命「メディフィットPlus」を挙げておきます。この2社は
- がんの一時金給付条件が良い。入院でも通院でも治療を受けていれば一時金給付。
- 保険料は一生涯変わらない。
といった特徴があります。がんの保障を重視したい方、健康診断の結果がちょっと悪い方(いまは良くてもずっと良い結果をキープする自信のない方)なら、なないろセブン、もしくは新メディフィットPlusがおすすめです。
三大疾病保険は下記リンク先で比較しています。こちらもご参考に。
ネオファースト生命「ネオdeからだエール」の相談をするなら。
ネオファースト生命「ネオdeからだエール」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ただし、ネオファースト生命は歴史が浅いので取り扱っている保険ショップが少ないんですよね…。
いざ保険ショップに行ってみて、
「あー、すいません、うちネオファースト生命やってないんですよ」
なんて言われることのないように、事前に最寄の保険ショップがネオファースト生命を取り扱っているか確認しておきましょう。
手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、この記事でご紹介したネオファースト生命はもちろんのこと、なないろ生命・メディケア生命とも提携しています。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
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わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。
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- 契約時の告知事項に不備があった。
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の2点。
1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。
また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険や三大疾病保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。
そんなときに、
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予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。
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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。
しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:ネオファースト生命「ネオdeからだエール」
がんの給付条件は同じ三大疾病保険のなないろ生命「なないろセブン」とメディケア生命「メディフィットPlus」に劣るものの、がん以外の7大疾病は
- 器官の疾病をまるごと保障。保障範囲が幅広い。
- 入院即給付。保障条件が分かりやすい。
といった他社にはないメリットがあります。健康診断の結果によって保険料が決まる「健康年齢」という斬新な仕組みがあるので、健康に留意されている方ならトータルの保険料も安く収まる可能性があります。
まあでも健康診断の結果をキープできる方も少ないです。たいていはスイーツとかラーメン食べたり、運動が面倒になったりして、徐々に数値が悪くなっていくもの。健康診断の結果に自信がない方は、一生涯保険料が変わらないなないろ生命「なないろセブン」、もしくはメディケア生命「メディフィットPlus」を比較対象に入れてみてください。
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※2022年9月更新