持病がある方や、過去に大病を経験した方でも加入できる東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」。
加入できる条件は以下のとおり。下記3点が全て「いいえ」であれば加入できます。
①最近3か月以内に、医師から入院・手術・検査のいずれかをすすめられたことがありますか。
②過去1年以内に、病気やケガで入院をしたこと、または手術を受けたことがありますか。
③過去5年以内に、がん・上皮内がん・肝硬変・統合失調症・アルコール依存症・認知症で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかを受けたことがありますか。
条件は平均的ですが、②が他社より緩くなってます。他社は「過去2年以内」が多いのですが、東京海上日動あんしん生命は過去1年に期間を短縮。この点はメリットでしょう。
選べるオプションの種類は豊富で、保険料は高くもなく平均的。全体的には普通の緩和型医療保険ですが、ポイントは自由診療のがん治療を上限1億円で実費保障するオプションがある点。
「がんに罹って本気でまずい状態になった場合には自由診療も辞さない!」
という考えをお持ちの方なら、有力な候補となる緩和型医療保険です。
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東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」の保障内容を評価します。
主契約は入院・手術を保障するシンプルな構成です。
オプションを様々ですが、それぞれ注意点があります。
【主契約】入院給付金・手術給付金・放射線治療給付金
名称 | 給付額 | 給付条件 |
入院給付金 | 入院1日につき5000円~20,000円から選択可能。 ※1,000円単位で選択可能。 |
入院1日につき給付 |
手術給付金 | 【Ⅰ型】 入院中:入院給付金の10倍。 外来:入院給付金の5倍。 【Ⅲ型】 入院給付金の5倍 or 10倍 or 20倍 or 40倍 ※治療の内容によって給付額が変わります。 |
手術1回につき給付 |
放射線治療給付金 | 入院給付金の10倍。 | 放射線治療60日に1回給付 |
入院保障はオーソドックスに「入院給付金×入院日数」が保障されるのですが、入院1回に対する入院日数の保障上限は60日or120日から選べます。
ちなみにですが、入院日数の平均は以下のとおり。
全体平均:32.3日
35歳~64歳の平均:24.4日
(参考:生命保険文化センター)
上記のリンク先を参照頂けるとわかるのですが、入院日数は意外と短いです。脳血管疾患は長引くこともありますが、がんとか心疾患は意外と入院期間は短め。
これだけ見ると
「保障上限60日でも十分じゃん!」
と思ってしまいますが、あくまでこれは平均です。持病がある方だとか、過去に3大疾病を経験(今回が再発)した方は入院が長引きがちです。
東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」は3大疾病入院支払日数無制限特約というオプションを付加すれば、がん・心疾患・脳血管疾患の入院が無制限保障となります。医療保険の役割が万が一の壊滅的な状況を救うことにあると考えれば、3大疾病入院支払日数無制限特約は付加しておいた方が良いでしょう。
「どれだけ入院が長引いても、お金のことはなんとかなる」
という安心感は重要です。
手術給付金はⅠ型とⅢ型から選択できます(Ⅱ型は現在発売停止)。
Ⅰ型は手術の種類に関わらず定額保障。Ⅲ型は手術の種類によって保障額が変わります。例えば、開腹・開頭・開胸といったきつい手術は入院給付金の40倍を保障。
最近はがんの手術で開胸・開腹することは減ってきています。代わりに用いられるのが胸腔鏡・腹腔鏡手術。腹や胸を一思いにかっさばくのではなく、小さい穴を空けて内視鏡と手術器具を挿入するといった手術です(患者の負担が軽い)。
他社だと胸腔鏡・腹腔鏡手術も開胸・開腹と同じ扱いとすることがあるのですが、東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」は40倍ではなく20倍保障。他社よりもちょっとだけ弱めです。
保険料が高いのは保障が厚いⅢ型です。余裕があればⅢ型ですが、高額療養費制度を利用すれば月の医療費上限はある程度決まるので、Ⅰ型でも十分かなとは思います。
また、主契約に死亡保障を追加することも可能です。
名称 | 給付額 | 給付条件 |
死亡保険金 | 入院給付金日額×死亡保険金の給付倍率 | 亡くなった場合 |
保障は一生涯続くのですが、終身払を選んだ場合は保険料も生きている限り払い続けます。長生きするほど損失が膨らむというのがその仕組み。
ただし、東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」は保険料が安いです。例えば、40歳男性が死亡保障50万円で契約すると、月々の保険料は650円上がります。
650円×770ヶ月(64年2ヶ月)=500,500円
なので、64年2ヶ月以上生きてしまうと、支払った保険料総額が死亡保険金50万円を超えてしまい、契約者が損をするという計算です。40歳男性の平均余命は約42年間です。64年2か月も生存できる方は多くありません。緩和型の死亡保障は往々にして契約者の払い損になるのですが、これならその可能性は低いでしょう。
ちなみに、保険料が安い理由は解約返戻金がないからです。一般的な終身保障は中途解約するとそれまでに支払った保険料の一部が戻ってくるのですが、東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」はいわゆる掛け捨てです。東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」に一生涯加入し続けるなら問題ありませんが、
「そのうち解約してしまうかも…」
という方は要注意。
保障額は最大500万円まで設定できますが、遺族の生活費をカバーするにはちょっと心許ないかと。主な用途はお葬式代・お墓代でしょう。
子どもが独立するまでの親の死亡保障が目的であれば、合理的なのは収入保障保険です。持病のある方や大病を経験した方でも加入できる定期保険・収入保障保険・終身保険は下記リンク先で比較しているので、ご参考までに。
【緩和型】定期保険・収入保障保険・終身保険の告知事項と保険料比較
【重要ではありません】健康祝金特則
5年間で継続10日以上の入院がなければ、入院給付金の10倍がキャッシュバックされるというオプションです。
結論から言うと全く不要です。
例えば、40歳男性が健康祝金特則(入院給付金5千円)を付加すると月々の保険料は720円上がります。
5年間に支払った保険料総額は
720円×12ヶ月×5年=43,200円
です。これで入院が継続10日以上なければ5万円を受け取れるので、6,800円の得。継続10日以上の入院があれば支払った保険料全額の43,200円がパァです。割に合わないギャンブルです。
それでも若いうちにはギャンブルに勝つ可能性が高いのですが、年齢が上がるに連れて可能性は低くなっていきます。健康祝金特則は「特則」なので、契約途中でオプション解約することができません。歳をとってからも保険料を払い続け、10日以上の入院をしてしまったら、胴元(保険会社)の総取りです。
全くもって不要でしょう。他社にも同じような健康祝金特則がありますが、結局は胴元が儲かる仕組みになっています。
【重要ではありません】特定疾病保険料払込免除特則
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
特定疾病保険料払込免除特則 | 保険料支払いが免除される。 | ①初めて悪性新生物診断確定されたとき ②心疾患または脳血管疾患により、所定の手術または継続20日以上の入院治療を受けたとき |
よくCMでみる「以降の保険料は頂きません!」というオプションです。がん・心疾患・脳血管疾患で所定の条件を満たした場合に、以降の保険料支払いが免除されます(もちろん保障は継続)。
緩和型医療保険は保険料が高くなりがちなので、保険料の支払いが免除されると確かに嬉しいのですが、特定疾病保険料払込免除特則は有料オプションです。付加すれば月々の保険料が上がりますし、その上昇率もけっこうえぐいです。必要かどうかは微妙なところ。私なら付加しません。
【重要ではありません】入院一時給付金特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
入院一時給付金特約 | 3万円~20万円の範囲で選択可能(1万円単位)。 | 入院したとき。 |
入院すれば必ず一時金が給付される特約です(日帰り入院でも保障対象)。手持ちの現金がやや少なめ…といった方に役立つ特約です。
例えば、2泊3日の入院だと
・主契約だけだと3日分の入院給付金しかもらえない。入院給付金日額5,000円だと。15,000円。これだけだと、赤字入院になる可能性あり…。
・入院一時給付金特約を付加しておけば追加で一時金が給付される。例えば一時金5万円で契約しておけば、2泊3日の入院で入院給付金と合わせて65,000円。これだと割と豪華な入院ができそう。
といった感じですね。短期の入院でも、日用品や交通費がそれなりにかかります。入院で赤字になりたくない方や、手持ちの現金が少なくて医療費破産の可能性がある方にとっては有効な特約です。そうでないなら不要でしょう。
ちなみにですが、40歳男性が入院一時給付金特約を保障額10万円で付加すると、月々の保険料が2,300円上がります。44ヶ月払い続けると保険料総額が10万円を超える(101,200円)ので、おおよそ3年半に1回くらい入院すればペイできる計算です。
給付額もたいしたことないですし、自分で貯めておいたほうがよいかなとは感じます。
【重要ですが…】先進医療特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
先進医療特約 | 保障期間通算で2,000万円までの技術料。 | 先進医療を受けた場合。 |
先進医療とは、厚生労働省が指定した公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(診察費や入院費は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円まで保障してくれる特約です。
例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の進化版です。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。
重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。
しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。
先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。
しかし、東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」の先進医療特約は以下の2点で他社より見劣りします。
- 【BAD!】一時金がない。
- 【BAD!】10年ごとに保険料が更新される。
先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。そのための交通費・宿泊費として、他社は一時金10万円程度を支払うことが多いのですが、東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」には一時金がありません。
また、10年ごとに保険料が更新される点もデメリットです。他社は一生涯保険料が変わらない終身型が多いです。
現状は月200円程度で先進医療特約を付加できますが、将来的に先進医療が普及して保険金の支払い額が大きくなった場合、生命保険会社は契約者が支払う保険料を上げざるを得ません。10年後に保険料が爆上げされている可能性も否めなく、他社の終身型の方が安心感はあります。
まとめると、東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」の先進医療特約はちょっとさみしい保障内容です。先進医療特約を重要視して医療保険を選ぶのであれば、他社を検討した方がよいでしょう。
【重要ではありません】初期入院保障特則
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
初期入院保障特則 | 入院給付金10日分 | 入院日数が1日~9日の範囲内であったとき。 |
短期入院だと主契約の入院保障は膨らみにくいです。入院給付金5,000円で契約して、3日で退院できれば、保障額は15,000円。これだけだと日用雑貨や交通費を賄うことは難しく、赤字入院になることもままあります。
そこをカバーするオプションが初期入院保障特則です。入院日数が1日~9日だった場合に、一律入院給付金10日分が支払われます。入院給付金5,000円で契約して3日で退院したとしても、50,000円(5,000円×10日)を受け取れます。
上述した入院一時給付金特約と同じく短期入院の保障を厚くする目的のオプションですが、こちらは保険料が安く収まります。40歳男性が初期入院保障特則(入院給付金5,000円)を付加すると、月々の保険料が600円上がります。84ヶ月払い続けると保険料総額が5万円を超える(50,400円)ので、7年に1回短期入院すればペイできる計算です。
まあでも入院一時給付金特約と同じく給付額もたいしたことないですし、自分で貯めておくでも良いかなとは感じます。
【重要です】がん特定治療保障特約
がんの治療を目的とした
- 患者申出療養
- 評価療養
- 自由診療
を受けたときに治療費実費を上限1億円で保障するオプションです。
患者申出療養とは、患者からの申出を起点として、健康保険が適用されない治療を受けられる制度です。
「どうにもならないので〇〇〇という治療を受けさせてください!」
と国に申請して、認められれば入院料・診察料等に健康保険が適用されて3割負担となりますが、技術料そのものは10割負担。
評価療養とは、健康保険の対象とするべきかどうか評価している段階の治療を指します。こちらも技術料以外の入院料・診察料等には健康保険が適用されて3割負担。しかし技術料は10割負担です。
自由診療は健康保険が全く適用されません。技術料もその他の費用も10割負担。
ということで、患者申出療養・評価療養・自由診療を受けるとけっこうな金額を請求されます。
欧米では承認されて使用が進んでいるものの、日本では承認が遅れているような抗がん剤
なんかが自由診療に含まれるのですが、これがかなりの高額。国立がん研究センターが2021年10月時点の未承認・適応外の医薬品を下記リンク先にまとめてますが、月100万円かかる抗がん剤なんてざらにあります。
→国内で薬機法上未承認・適応外となる医薬品・適応のリスト(2021年10月31日改訂版)(PDF)
経済アナリストの森永卓郎さんがステージ4のすい臓がんであることを2023年12月に公表されましたが、原発不明がんと診断されたため抗がん剤を打つことができず、自由診療のオプジーボを投与したというニュースが報じられました。この治療費が1ヶ月半で400万円。2024年現在では、すい臓がんへのオプジーボは健康保険が適用されません。400万円は全額自己負担です。
この400万円もがん特定治療保障特約で保障されます。1億円上限で実費保障されるので、400万円のオプジーボならまあ余裕。
特約保険料もそこまで高くありません。年齢・性別に関わらず月750円で本特約を付加できます。保障額上限1億円に対して保険料は月750円です。
ただし、本特約は5年更新型です。5年ごとに保険料が更新されます。現状は月750円で付加できますが、将来的に自由診療が普及して、
「いやー、もう月750円では無理だ!」
と、東京海上日動あんしん生命がギブアップして値上げする可能性もあります。
まあでも値上げしたらそのときにオプション解約すればよいだけ。
「健康保険が適用されないがん治療を提案されても、お金を気にせず受けられる」
という安心感は、がんを経験された方にとって重要ではないかと思います。
ちなみに、他社の調査では自由診療を提案された方の割合が19.8%らしく(実際に受けた方は11.7%)、自由診療が極々マイナーな治療とは言えなくなってきています。お金があれば助かるかもしれない命を助けられるオプションです。
【重要ではありません】通院特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
通院特約 | 2,000円~10,000円の範囲内で選択可能(1,000円単位で主契約の入院給付金以下)。 | ・入院前60日と退院後180日以内の通院。ただし、がん・心疾患・脳血管疾患は退院後730日までの通院が対象。 ・1入院30日限度。保障期間通算で1095日が限度。 |
入院が伴う通院をした際に、通院1日に対して定額給付するオプションです。
他社にも同じような通院特約はありますが、退院後の通院のみ保障することが多いです。入院前の通院も保障される点は、東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」のメリットでしょう。
ただし、保障額が微妙なんですよね。通院1回5,000円程度の保障額だと、
「保険金請求の手続きするほうがめんどくさい!」
となることがけっこうあります。
また、保険料も安くはありません。40歳男性が通院特約を付加すると、月々の保険料は1,240円上がります。80歳まで契約すると保険料総額は595,200円。120回通院すればペイできます。元を取るのはけっこう難しい…。
【重要ですが…】がん診断特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
がん診断特約 | 10万円~100万円の範囲内で選択可能(10万円単位)。 | 1回目:がんと診断されたとき。 2回目以降:再発・転移したとき。または悪性新生物が新たに生じたと診断されたとき。 |
がんと診断されると大きな金額の一時金を受け取れるオプションです。実際に受け取ってみるとわかるのですが、働くこともできずに医療費が膨らんでいく中で、
「医療保険…入っておいてよかった…」
と分かりやすく実感できるオプション。医療費だとか入院中の諸費用だとか収入が減ってしまったときの生活費補填なんかに使える便利な一時金です。
特に本特約が役立つのは、がんが失業につながりやすい非正規雇用の方やブラック企業に勤務されている方。
東京女子医大の調査ではがんと診断されてから、フルタイムで復職できるまでの期間平均が205日(時短勤務を含めると80日)だそうですが、時短勤務制度もないし、205日も勤務先が待ってくれないという場合は、がんと失業のWパンチを食らうこともあるでしょう(実際多いです)。
そんなときに100万円を銀行口座に振り込んでくれるのが本特約です。生活を破綻させないために必要な特約です。
しかし、保障内容は他社と比較して周回遅れ。以下、ポイントです。
- 【BAD】給付間隔が2年に1回。他社は1年に1回給付が主流。
- 【BAD】上皮内がんの場合には一時金が1回しか給付されない。
- 【BAD】同じがんの治療が長引いた場合は一時金が給付されない。
給付間隔は2年に1回です。他社は1年に1回が主流です。2年以内にがんが再発するなんてよくあることですが、
「前回から2年経過してないんで一時金お支払いできませんよ!」
です。この点はデメリットでしょう。
また、上皮内がんという初期のがんは給付回数が1回だけ。上皮内がんとはがん細胞がリンパ管や血管に達していないがんで、サッと手術で切り取ってしまえば再発や転移する可能性は低いと言われてますが、最近の医療保険は上皮内がんも通常のがんと同じ扱いとなることが多いです。
大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで発見されたというデータもあります。上皮内がんを複数回患うことも珍しくはないので、給付回数が1回だけである点はデメリット。
また、2回目以降の給付条件は
「再発・転移したとき。または悪性新生物が新たに生じたと診断されたとき。」
です。同じがんの治療が長引いた場合は給付対象外。
まあ給付間隔が2年に1回なので、同じがんの治療が2年を超えて長引くことは多くないと思いますが、最近の緩和型医療保険には
「入院でも通院でも継続治療でも、がんの治療を受けてれば1年に1回一時金をお支払い!」
という給付条件もあります。この点もデメリットでしょう。
がん診断特約を付加するのなら、多少保険料が高くなっても後述する特定治療支援特約を付加した方がよいと感じます。
【重要です】特定治療支援特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
特定治療支援特約 | 10万円~100万円の範囲内で選択可能。 (1年に1回を限度に上限5回まで) |
【がん】 初回:がんと診断確定 2回目以降:手術・放射線治療・抗がん剤治療を受けたとき 【心疾患】 手術または継続20日以上の入院 【脳血管疾患】 手術または継続20日以上の入院 |
上述したがん診断特約の保障範囲を脳と心臓の疾病まで広げたオプションです。
がんの保障内容も上述したがん診断特約と違って良好です。繰り返しますが、多少保険料が高くなったとしても付加するなら特定治療支援特約かと。
以下、ポイントです。
- 【GOOD】給付間隔が1年に1回。
- 【GOOD】がんの2回目以降の給付条件が3大治療。
- 【GOOD】心疾患と脳血管疾患をまるごと保障。
- 【BAD】回数に上限あり(5回まで)。
- 【BAD】上皮内がんだと給付が1回だけ。
給付間隔は1年に1回で、この点は他社同等。1年に1回給付であれば、再発にもある程度備えられます。
そして、がんの2回目以降の給付条件は3大治療(手術・抗がん剤治療・放射線治療)です。
他社だと
1回目:「あなたはがんです」と診断されれば一時金給付
2回目以降:がんで入院していれば一時金給付
といったように、2回目以降は入院に限定されることが多いです。
がんの3大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えています。給付条件が入院に限定されると、がんの治療を受けているのに一時金給付されないこともあるでしょう。入院でも通院でも治療を受けていれば2回目以降も給付される点は東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」のメリットです。
また、心疾患・脳血管疾患をまるごと保障している点もメリット。他社だと、急性心筋梗塞・脳卒中に限定していることがあります。
急性心筋梗塞は心疾患の一部です。保障対象が急性心筋梗塞に限定されると、急性心筋梗塞以外の心疾患(狭心症とか不整脈とか心不全とか)は一時金の保障対象外。平成29年の厚生労働省の調査によると心疾患全体の患者数1,732千人のうち、急性心筋梗塞の患者数は47千人。割合にすると2.7%に過ぎません。
ただし、条件は「手術または継続20日以上の入院」です。
生命保険文化センターによると、心疾患全体の入院日数平均は24.6日。35~64歳に限れば12.6日です。
例えば狭心症は2,3日程度入院して手術も受けずに退院することも少なくありません。これだと「手術または継続20日以上の入院」の条件に合致せず、保障対象外になります。
なので、
「入院もしくは手術で即保障!」
であれば、すごく大きなメリットですが、
「心疾患をまるごと保障!ただし、手術または継続20日以上の入院が条件!」
だと、メリット感は低下します。急性心筋梗塞のみを保障対象とする医療保険とそんなに変わらないけど、手術も保障条件に含まれるからそこそこ良いね、くらいかと。
また、脳卒中も脳血管疾患の一部ですが、脳卒中には
- 脳梗塞
- くも膜下出血
- 脳出血
が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。脳血管疾患でも脳卒中でも大きな差はありませんが、脳血管疾患の方がちょっと安心かな、とは感じます。
ここまではメリットです。以下、デメリット。
デメリットは給付回数に制限がある点。がん・心疾患・脳血管疾患は5回までですし、上皮内がんは1回だけ。
まあ一生涯で5回も一時金を受け取る可能性は高くありませんが、他社だと回数無制限給付が主流ですし、上皮内がんも通常のがんと同じように扱うことが多いです。繰り返しますが、上皮内がんは一生涯で複数回罹ることも珍しくないので、ちょっと辛いところですね。
ということで、いろいろ書きましたが、他社と比較しても保障内容は悪くありません。メリットがデメリットを上回っていると感じます。
ただし、保障内容が手厚いので、保険料は他社比較でやや高めです。例えば、40歳男性が一時金50万円で契約すると、月々の保険料が4,164円上がります。
80歳まで契約した場合の保険料総額は約200万円。一生涯で一時金を5回受け取れればペイできる計算です。元を取るのはちょっと難しいかもしれません。
まあでも緩和型医療保険で大切なのは経済合理性よりも安心感だったりします。がんと診断されて凹んでいるところに50万円が振り込まれれば、
「お金のことは大丈夫」
だとか、
「治ったら美味しいものを食べに行こう。旅行に行こう。欲しかったバッグを買おう」
といったように、ちょっとだけ明るい気持ちになれます。
そういう意味では重要な特約です。
【他社と比較しましょう】女性疾病保障特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
女性疾病保障特約 | 入院1日3,000円から7,000円の範囲内で選択可能(1,000円単位)。 | 女性特有の病気や三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)で入院した場合 |
入院給付金×200倍 | 乳がんで乳房再建手術を受けた場合。 |
以下の疾病で入院した場合に、主契約の入院給付金を増額するオプションです。
- 3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)
- 女性特有の疾病(乳房・子宮・卵巣に関わる疾病や流産等)
- 女性に多い疾病(パセドウ病や貧血等)
他社にも同様のオプションがありますが、保障対象の疾病は他社同等。悪くありません。
また、乳房再建術を受けた場合は入院給付金の200倍が一時金として給付されます。他社だと乳房・卵巣・子宮に関する手術全般を保障することもあるのですが、東京海上日動あんしん生命は乳房再建のみ。手術保障はちょっとさみしいです。
保険料もそこまで安くはありません。40歳女性が入院給付金5,000円で女性疾病保障特約を付加した場合、月々の保険料は1,215円上がります。
FWD生命「FWD医療引受緩和」だと40歳女性が入院給付金5,000円で女性総合医療特約を付加した場合、特約保険料は月929円。この保険料で
乳房観血切除術:15万円
卵巣観血切除術:15万円
子宮観血切除術:15万円
乳房にかかわる手術:5万円
子宮または子宮附属器にかかわる手術:5万円
乳房再建:50万円
外見ケア:2.5万円
が保障されます。乳房再建以外にも幅広い手術が保障対象です。
東京海上日動あんしん生命も悪くはありませんが、保障内容と保険料を鑑みればFWD生命の方が優位と感じます。
東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」のメリット
自由診療のがん治療が上限1億円で実費保障。
繰り返しますが、がん特定治療保障特約を付加すれば、がんの自由診療にかかる医療費を上限1億円で実費保障されます。
自由診療は全額自己負担。それこそ青天井に費用が膨らむこともあり得ます。繰り返しますが、他社の調査では自由診療を提案された方の割合が19.8%らしく(実際に受けた方は11.7%)、自由診療が極々マイナーな治療とは言えなくなってきています。
そんな自由診療を上限1億円で実費保障です。月100万円の抗がん剤も実質的には打ち放題。高額な自由診療を医師から提案されたとしても、
「受けます!」
とお金を気にせず決断できる点は大きなメリットでしょう。
持病がある方や大きな病気を経験された方が入れる緩和型医療保険で、自由診療の実費を保障するタイプは珍しいです。他にはFWD生命「FWD医療引受緩和」くらいかなと。FWD生命は3,000万円上限で自由診療の実費を保障です。
【メディカルKit エールR】健康還付型も選択可能。
「メディカルKit エール」の姉妹商品として「メディカルKit エールR」が発売されているのですが、これが緩和型医療保険の健康還付型。ざっくり言うと、
使わなかった保険料が戻ってくる
という緩和型医療保険です(保険料が掛け捨てじゃない)。保険料が掛け捨てにならない緩和型医療保険は珍しいです。選択肢があるという点ではメリットです。
「メディカルKit エールR」は一定の年齢を迎えると、それまでに支払った保険料から受け取った給付金が差し引かれた金額が戻ってきます。
例えば、50歳男性が入院給付金5,000円で「メディカルKit エールR」を契約したときの月額保険料は5,165円。70歳時点でそれまでに支払った保険料が清算されるので、入院することもなく健康に過ごせれば
5,165円×12ヶ月×20年=1,239,600円
がキャッシュバックされます。それまでに支払った保険料が全額戻ってくるので、損得ゼロ。
仮に70歳までに入院10日間して手術1回を受けて
入院1日5,000円×10日間+手術1回×5万円=100,000円
の給付金を受け取っていれば、
1,239,600円 ‐ 100,000円=1,129,600円
がキャッシュバックです。こんなケースも損得はゼロ。
不幸にも大きな病気を患ってしまい、300日間入院して手術を2回受けて
入院1日5,000円×300日間+手術2回×5万円=1,600,000円
の給付金を受け取っていれば、それまでに支払った保険料1,239,600円を超えているので、キャッシュバックは0円。しかし、支払った保険料より多くの給付金を受け取ってるので、利益が発生するという計算です。
少なくとも清算する年齢までは払い損にならないというのが健康還付型医療保険の特徴ですが、もちろんデメリットもあります。↓のリンク先に健康還付型医療保険のデメリットをまとめているので、こちらもご参考に。
保険料が掛け捨てにならない健康還付型(貯蓄型)医療保険のデメリットと評価
東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」のデメリット
先進医療特約が10年更新型。
先述のとおり、先進医療特約は10年更新型。10年ごとに保険料が見直されます。
他社は一生涯保険料が変わらない終身型が主流です。先ほどから比較しているFWD生命「FWD医療引受緩和」も終身型ですし、緩和型医療保険のなかでは知名度の高いメディケア生命「新メディフィットRe(リリーフ)」、及びオリックス生命「キュア・サポート・プラス」も終身型。
この点は東京海上日動あんしん生命のデメリットでしょう。
特定治療支援特約の給付回数に制限あり。
先述のとおり、特定治療支援特約は
- がん・心疾患・脳血管疾患は5回まで。
- 上皮内がんは1回だけ。
といった給付回数の上限があります。
他社は回数無制限が当たり前。まあ一生涯で5回も一時金を受け取る人は稀なので、5回もあれば十分とも言えますが、この点はデメリットでしょう。
また、上皮内がんは1回だけです。他社だと上皮内がんであっても回数無制限が当たり前です。上皮内がんを一生涯で複数回経験することは珍しくはありません。この点もデメリットです。
保険料は業界最安値クラスではない。
保険料は高くありませんが、業界最安値クラスでもありません。
40歳と50歳を例に他社の緩和型医療保険と比較してみます。比較対象は緩和型医療保険のなかでも知名度の高いメディケア生命「新メディフィットRe(リリーフ)」、及び最安値クラスのFWD生命「FWD医療引受緩和」とします。
東京海上日動あんしん生命 | メディケア生命 | FWD生命 | |
保障内容 | 入院1日5,000円 手術入院5万円外来2.5万円 3大疾病入院支払日数無制限特約 先進医療特約あり |
入院1日5,000円 手術入院5万円外来2.5万円 3大入院無制限タイプ 先進医療特約あり |
入院1日5,000円 手術入院5万円外来2.5万円 特定3大疾病入院無制限特則 先進医療特約あり |
40歳男性 | 4,056円 | 2,970円 | 2,939円 |
40歳女性 | 3,556円 | 3,035円 | 2,689円 |
50歳男性 | 4,246円 | 3,945円 | 3,820円 |
50歳女性 | 3,636円 | 3,730円 | 3,364円 |
保険料がずば抜けて安いのがFWD生命です。先ほどから比較していますが、FWD生命の緩和型医療保険は保障内容でも保険料でも他社の一歩先を行ってる感があります。
東京海上日動あんしん生命も高くはないのですが、メディケア生命にも及ばないことが多いかなと(メディケア生命も比較的安いです)。緩和型医療保険は下記で比較してますので、こちらもご参考に。
東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」の評価
評価:A(S、A~Cで判定)
先進医療特約が10年更新型だったり、特定治療支援特約の給付回数に制限がある点がちょっと気になりますが、自由診療を実費保障する「がん特定治療保障特約」は大きなメリットです。一芸に秀でた緩和型医療保険です。
保険料も業界最安値クラスではありませんが、高くもありません。
深刻ながんを患った場合に自由診療に頼るのもアリと考えている方なら、有力な候補になる緩和型医療保険でしょう。よって評価は「A」としました。
比較対象として以下を挙げておきます。
●FWD生命「FWD医療引受緩和」
保障内容も保険料も他社の一歩先を進んでます。自由診療の抗がん剤治療も3,000万円上限で実費保障。気になるのは外資系でコロコロと社名が変わる点です。持病のある方や、大きな病気を経験された方だと、医療保険の乗り換えは難しく、この点はちょっと不安に思うかも(僕はあまり気にしてませんが…)。
●メディケア生命「新メディフィットRe(リリーフ)」
こちらもオプションの種類が豊富で保険料は2位グループ。親会社は国内大手の住友生命です。こちらは自由診療の抗がん剤治療を定額保障。
●三井住友海上あいおい生命「&LIFE 医療保険Aセレクト(引受緩和型)」
オプションの種類が豊富で、保険料はFWD生命に次ぐ2位グループ。財閥系のグループ会社という安心感もあります。
緩和型医療保険は下記で比較してますので、こちらもご参考に。
上記の比較記事にも書いてますが、緩和型医療保険の加入条件(告知事項)を満たせなかった場合は、超緩和型のなないろ生命「なないろメディカルスーパーワイド」が最後の希望です。
東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」の相談をするなら。
東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ご近所の保険ショップでも取り扱っているはず。
しかし、いざ保険ショップに行ってみて、
「あー、すいません、うち、東京海上日動あんしん生命やってないんですよ」
なんて言われたら立ち直れないですよね。そんなことにならないためにも、事前に最寄の保険ショップが東京海上日動あんしん生命を取り扱っているか確認しておきましょう。
手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、東京海上日動あんしん生命はもちろんのこと、比較記事で取り上げた全ての保険会社と提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
【保険の相談なら!】保険クリニック
保険クリニックの予約は↓をクリック!
保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。
わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。
保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。
保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは
- 契約時の告知事項に不備があった。
- 契約上、保険会社に支払う責任がない。
の2点。
1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。
また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。
そんなときに、
「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」
といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。
保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。
実際に利用した方の口コミは以下のとおり。
「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」
という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。
予約は簡単です。
①保険クリニックのサイトにアクセスする。
②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。
③予約日時を選択する。
④以下を入力して予約完了。
- 相談方法(来店or訪問)
- 名前
- 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
- 電話番号
- メールアドレス
- 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
- 要望等(任意入力)
これで予約は完了。1分もあれば予約できます。
50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。東京海上日動あんしん生命はもちろんのこと、比較記事で取り上げた全ての保険会社と提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
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【保険ショップの検索・予約なら】保険相談ニアエル
保険ショップの検索・予約は↓をクリック!
近所に保険クリニックがない場合は、保険相談ニアエルで最寄りの保険ショップを検索してみてください。保険ショップには複数回相談に訪問することもあるので、自宅との距離のは割と重要です。
保険相談ニアエルは全国1,500店舗の保険ショップを区市町村単位で検索できます。保険ショップに関する
- 取り扱っている保険会社
- 実際に利用した人の口コミ
- 営業時間、交通アクセス等の基本情報
といった情報も掲載されています。取り扱っている保険会社が事前にわかるので、希望していた保険を提案されなかった!といった悲劇もないですし、厳しい口コミもそのまま掲載されているので、ちゃんと選べば安心して相談ができるかなと。
また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で
- 相談希望日時
- 氏名
- 生年月日
- 電話番号
- 相談内容(保険見直しor新規加入orその他)
だけ入力すれば完了。1分程度で終わる作業です。
予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。
もちろん予約は無料です。気軽に予約して大丈夫です。
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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。
しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」
保障内容には大きな問題は見当たりませんし(小さなデメリットはありますが)、自由診療の医療費を実費保障する「がん特定治療保障特約」は強力なオプションです。
保険料も業界最安値クラスとは言えませんが、決して高いほうでもなく。がんに罹って本気でまずい状態になった場合に自由診療も辞さないという考えをお持ちの方なら、有力な候補となる緩和型医療保険です。
比較対象として以下を挙げておきます。
●FWD生命「FWD医療引受緩和」
保障内容も保険料も他社の一歩先を進んでます。自由診療の抗がん剤治療も3,000万円上限で実費保障。気になるのは外資系でコロコロと社名が変わる点です。持病のある方や、大きな病気を経験された方だと、医療保険の乗り換えは難しく、この点はちょっと不安に思うかも(僕はあまり気にしてませんが…)。
●メディケア生命「新メディフィットRe(リリーフ)」
こちらもオプションの種類が豊富で保険料は2位グループ。親会社は国内大手の住友生命です。こちらは自由診療の抗がん剤治療を定額保障。
●三井住友海上あいおい生命「&LIFE 医療保険Aセレクト(引受緩和型)」
オプションの種類が豊富で、保険料はFWD生命に次ぐ2位グループ。財閥系のグループ会社という安心感もあります。
保険クリニックなら、東京海上日動あんしん生命はもちろんのこと、比較記事で取り上げた全ての保険会社と提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれるので、迷ったら手っ取り早いのは保険クリニックです。
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※2022年9月更新