【評価A】東京海上日動あんしん生命の緩和型医療保険「メディカルKit エール」デメリットと評価

持病がある方や、過去に大病を経験した方でも加入できる東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」。

加入できる条件は以下のとおり。下記3点が全て「いいえ」であれば加入できます。

①最近3か月以内に、医師から入院・手術・検査のいずれかをすすめられたことがありますか。

②過去1年以内に、病気やケガで入院をしたこと、または手術を受けたことがありますか。

③過去5年以内に、がん・上皮内がん・肝硬変・統合失調症・アルコール依存症・認知症で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかを受けたことがありますか。

条件は平均的ですが、②が他社より緩くなってます。他社は「過去2年以内」が多いのですが、東京海上日動あんしん生命は過去1年に期間を短縮。この点はメリットでしょう。

全体的には普通の緩和型医療保険ですが、ポイントは自由診療のがん治療を上限1億円で実費保障するオプションがある点。

「がんに罹って本気でまずい状態になった場合には自由診療も辞さない!」

という考えをお持ちの方なら、最有力の候補となる緩和型医療保険です。

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東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」の保障内容を評価します。

主契約は入院・手術を保障するシンプルな構成です。

オプションを様々ですが、それぞれ注意点があります。

【主契約】入院給付金・手術給付金(放射線治療給付金)

名称 給付額 給付条件
入院給付金 入院1日につき5000円~20,000円から選択可能。
※1,000円単位で選択可能。
入院1日につき給付
手術給付金 【Ⅰ型】
入院中:入院給付金の10倍。
外来:入院給付金の5倍。
【Ⅲ型】
入院給付金の5倍 or 10倍 or 20倍 or 40倍
※治療の内容によって給付額が変わります。
手術1回につき給付

入院・手術の保障は他社同等です。悪くはありません。

入院1回あたりの給付限度日数は60日or120日から選べますが、3大疾病入院支払日数無制限特約を付加すれば、がん・心疾患・脳血管疾患の入院が無制限保障となります。

最近は入院が短期化しています。

日本人の平均:29.3日
35歳~64歳の平均:21.9日
(参考:生命保険文化センター

上記のリンク先を参照頂けるとわかるのですが、入院日数は意外と短いです。脳血管疾患は長引くこともありますが、がんとか心疾患は意外と入院期間は短め。

とはいえ、これは平均です。特に3大疾病は再発したときの方が症状は重くなりがちです。3大疾病入院支払日数無制限特約を付加しておいた方が、長期入院に備えられる安心感はあります。

手術給付金はⅠ型とⅢ型から選択できます(Ⅱ型は現在発売停止)。

Ⅰ型は手術の種類に関わらず同額保障。Ⅲ型は手術の種類によって保障額が変わります。例えば、開腹・開頭・開胸といったきつい手術は入院給付金の40倍を保障です。

もちろん保険料が高いのはⅢ型。余裕があればⅢ型ですが、高額療養費制度を利用すれば月の医療費上限はある程度決まるので、Ⅰ型でも十分かなとは思います。

また、主契約に死亡保障を付加することも可能です。

名称 給付額 給付条件
死亡保険金 入院給付金日額×死亡保険金の給付倍率 亡くなった場合

医療保険に死亡保障をセットすることで手続きが楽になるメリットはありますが、将来的に医療保険を解約したくなった場合に、

「医療保険は解約したいけど、死亡保障は残しておきたい!」

ということができません。せっかく高い保険料を積み立ててきたのに、医療保険を解約すると死亡保障も消滅です。

しかも、東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」の死亡保障には解約返戻金がありません。

一般的な一生涯の死亡保障(終身保障)は、途中で解約するとそれまで積み立ててきた保険料の一部が戻ってきます。これを解約返戻金と言うのですが、東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」には解約返戻金がありません。解約すると1円も戻ってきません。

解約返戻金を省くことで保険料を安くしているという触れ込みですが、持病がある方や大きな病気を経験された方であっても、保険料が比較的安くて解約返戻金もある通常の終身保険に割とかんたんに加入できます。がん経験者でも治療完了から5年経過していれば、緩和型ではない終身保険に入れる可能性は十分あります。

【重要ではありません】健康祝金特則

5年間で継続10日以上の入院がなければ、入院給付金の10倍がキャッシュバックされるというオプションです。

結論から言うと全く不要です。

例えば、40歳男性が健康祝金特則(入院給付金5千円)を付加すると月々の保険料は720円上がります。

5年間に支払った保険料総額は

720円×12ヶ月×5年=43,200円

です。これで入院が継続10日以上なければ5万円を受け取れるので、6,800円の得。継続10日以上の入院があれば支払った保険料全額の43,200円がパァです。割に合わないギャンブルです。

それでも若いうちにはギャンブルに勝つ可能性が高いのですが、歳を取るに連れて可能性は低くなっていきます。健康祝金特則は「特則」なので、契約途中でオプション解約することができません。歳をとってからも保険料を払い続け、10日以上の入院をしてしまったら、胴元(保険会社)の総取りです。

全くもって不要でしょう。他社にも同じような健康祝金特則がありますが、結局は胴元が儲かる仕組みになっています。

【重要ではありません】入院一時給付金特約

特約名 給付額 給付条件
入院一時給付金特約 3万円~20万円の範囲で選択可能(1万円単位)。 入院したとき。

入院すれば必ず一時金が給付される特約です(日帰り入院でも保障対象)。手持ちの現金がやや少なめ…といった方に役立つ特約です。

例えば、2泊3日の入院だと

・基本保障だけだと3日分の入院給付金しかもらえない。入院給付金日額5,000円だと。15,000円。これだけだと、赤字入院になる可能性あり…。

・入院一時給付金特約を付加しておけば追加で一時金が給付される。例えば一時金5万円で契約しておけば、2泊3日の入院で入院給付金と合わせて65,000円。これだと割と豪華な入院ができそう。

といった感じですね。短期の入院でも、日用品や交通費がそれなりにかかります。入院で赤字になりたくない方や、手持ちの現金が少なくて医療費破産の可能性がある方にとっては有効な特約です。そうでないなら不要でしょう。

ちなみにですが、40歳男性が入院一時給付金特約を保障額10万円で付加すると、月々の保険料が2,300円上がります。44ヶ月払い続けると保険料総額が10万円を超える(101,200円)ので、おおよそ3年半に1回くらい入院すればペイできる計算です。

給付額もたいしたことないですし、自分で貯めておいたほうがよいかなとは感じます。

【重要ですが…】先進医療特約

特約名 給付額 給付条件
先進医療特約 保障期間通算で2,000万円までの技術料。 先進医療を受けた場合。

先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険適用がされないので全額自己負担。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その医療費実費を保障してくれるのが先進医療特約です(2,000万円まで保障)。

「健康保険が適用されない先進医療を(ほぼ)無料で受けられる」

というのが先進医療特約ですね。

しかし、東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」の先進医療特約は以下の2点で他社より見劣りします。

  • 【BAD!】一時金の給付がないこと。
  • 【BAD!】10年ごとに保険料が更新されること。

先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります。そのための交通費・宿泊費として、他社は一時金10万円程度を支払うことが多いのですが、東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」には一時金がありません。

また、10年ごとに保険料が更新される点もデメリットです。他社は一生涯保険料が変わらない終身型が多いです。

現状は月200円程度で先進医療特約を付加できますが、将来的に先進医療が普及して保険金の支払い額が大きくなった場合、生命保険会社は契約者が支払う保険料を上げざるを得ません。10年後に保険料が爆上げされている可能性も否めなく、他社の終身型の方が安心感はあります。

まとめると、東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」の先進医療特約はちょっとさみしい保障内容です。先進医療特約を重要視して医療保険を選ぶのであれば、他社を検討した方がよいでしょう。

【重要ではありません】初期入院保障特則

特約名 給付額 給付条件
初期入院保障特則 入院給付金10日分 入院日数が1日~9日の範囲内であったとき。

短期入院だと主契約の入院給付金は少額です。入院給付金5,000円で契約して、3日で退院できれば、保障額は15,000円。これだけだと日用雑貨や交通費を賄うことは難しく、赤字入院になることもままあります。

そこをカバーするオプションが初期入院保障特則です。入院日数が1日~9日だった場合でも入院給付金10日分が支払われます。入院給付金5,000円で契約して、3日で退院したとしても保障額は50,000円(5,000円×10日)。これなら赤字入院は免れるかと。

上述した入院一時給付金特約と似たような保障内容ですが、こちらは保険料が安く収まります。40歳男性が初期入院保障特則(入院給付金5,000円)を付加すると、月々の保険料が600円上がります。84ヶ月払い続けると保険料総額が5万円を超える(50,400円)ので、7年に1回短期入院すればペイできる計算です。

まあでも入院一時給付金特約と同じく給付額もたいしたことないですし、自分で貯めておくでも良いかなとは感じます。

【重要です】がん特定治療保障特約

がんに関する患者申出療養・評価療養・自由診療を受けたときに治療費実費を上限1億円で保障するオプションです。

健康保険が適用されるがん治療の自己負担額は3割(現役世代)ですが、患者申出療養・評価療養・自由診療は健康保険が適用されないので、治療費は全額自己負担。その治療費実費をカバーするオプションですね。

例えば、自由診療には欧米では承認されているものの、日本では承認が遅れている抗がん剤が含まれます。国立がん研究センターが2021年10月時点の未承認・適応外の医薬品を下記リンク先にまとめてますが、月100万円かかる抗がん剤なんてざらにあります。

国内で薬機法上未承認・適応外となる医薬品・適応のリスト(2021年10月31日改訂版)(PDF)

こんな自由診療の治療費実費を1億円上限で保障するのが本特約です。健康な方が入れる保険には自由診療を保障対象とするものが増えてきていますが、自由診療を保障対象とする緩和型医療保険は極めて珍しいです。

しかも、年齢・性別に関わらず月750円で本特約を付加できます。保障額上限1億円に対して保険料は月750円。

ただし、本特約は5年更新型です。5年ごとに保険料が見直されます。現状は月750円で付加できますが、将来的に自由診療が普及して、

「いやー、もう月750円では無理だ!」

と、東京海上日動あんしん生命がギブアップして値上げする可能性もあります。

まあでも値上げしたらそのときにオプション解約すればよいだけ。

「健康保険が適用されないがん治療を提案されても、お金を気にせず受けられる」

という安心感は、がんを経験された方にとって重要ではないかと思います。お金があれば助かるかもしれない命を助けられるオプションです。

【重要ではありません】通院特約

特約名 給付額 給付条件
通院特約 2,000円~10,000円の範囲内で選択可能(1,000円単位で主契約の入院給付金以下)。 ・入院前60日と退院後180日以内の通院。ただし、がん・心疾患・脳血管疾患は退院後730日までの通院が対象。
・1入院30日限度。保障期間通算で1095日が限度。

入院が伴う通院をした際に、通院1日に対して定額給付するオプションです。

他社にも同じような通院特約はありますが、特徴的なのが入院前の通院も保障対象となる点。がんなんていきなり入院になることはほぼなくて、通常は何回か通院で検査を受けてから入院することが多いです。入院前の通院も保障対象となる点はメリットでしょう。

ただし、保障額が微妙なんですよね。通院1回5,000円程度の保障額だと、

「手続きのほうがめんどくさい!」

となることがけっこうあります。

また、保険料も安くはありません。40歳男性が通院特約を付加すると、月々の保険料は1,240円上がります。80歳まで契約すると保険料総額は595,200円。120回通院すればペイできます。元を取るのはけっこう難しい…。

【重要ですが…】がん診断特約

特約名 給付額 給付条件
がん診断特約 10万円~100万円の範囲内で選択可能(10万円単位)。 1回目:がんと診断されたとき。
2回目以降:再発・転移したとき。または悪性新生物が新たに生じたと診断されたとき。

がんと診断されると大きな金額の一時金を受け取れるオプションです。実際に受け取ってみるとわかるのですが、働くこともできずに医療費が膨らんでいく中で、

「医療保険…入っておいてよかった…」

と分かりやすく実感できるオプションです。

しかし、保障内容は他社と比較して周回遅れ。以下、ポイントです。

  • 【BAD】給付間隔が2年に1回。他社は1年に1回給付が主流。
  • 【BAD】上皮内がんの場合には一時金が1回しか給付されない。
  • 【BAD】同じがんの治療が長引いた場合は一時金が給付されない。

給付間隔は2年に1回です。他社は1年に1回が主流です。2年以内にがんが再発するなんてよくあることですが、

「前回から2年経過してないんで一時金お支払いできませんよ!」

です。この点はデメリットでしょう。

また、上皮内がんという初期のがんは給付回数が1回だけ。上皮内がんとはがん細胞がリンパ管や血管に達していないがんで、サッと手術で切り取ってしまえば再発や転移する可能性は低いと言われてますが、最近の医療保険は上皮内がんも通常のがんと同じ扱いとなることが多いです。

大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで発見されたというデータもあります。上皮内がんを複数回患うことも珍しくはないので、給付回数が1回だけである点はデメリットです。

また、2回目以降の給付条件は

「再発・転移したとき。または悪性新生物が新たに生じたと診断されたとき。」

です。同じがんの治療が長引いた場合は給付対象外。

まあ給付間隔が2年に1回なので、同じがんの治療が2年を超えて長引くことは多くないと思いますが、最近は緩和型医療保険であっても

「入院でも通院でも継続治療でも、がんの治療を受けてれば1年に1回一時金をお支払い!」

という給付条件もあります(FWD生命「FWD医療引受緩和」とか)。この点もデメリットでしょう。

がん診断特約を付加するのなら、多少保険料が高くなっても後述する特定治療支援特約を付加した方がよいと感じます。

【重要です】特定治療支援特約

特約名 給付額 給付条件
特定治療支援特約 10万円~100万円の範囲内で選択可能。
(1年に1回を限度に上限5回まで)
【がん】
初回:がんと診断確定
2回目以降:手術・放射線治療・抗がん剤治療を受けたとき
【心疾患】
手術または継続20日以上の入院
【脳血管疾患】
手術または継続20日以上の入院

上述したがん診断特約の保障範囲を脳と心臓の疾病まで広げたオプションです。

がんの保障内容も上述したがん診断特約と違って良好です。繰り返しますが、多少保険料が高くなったとしても付加するなら特定治療支援特約かと。

以下、ポイントです。

  • 【GOOD】給付間隔が1年に1回。
  • 【GOOD】がんの2回目以降の給付条件が3大治療。
  • 【GOOD】心疾患と脳血管疾患をまるごと保障。
  • 【BAD】回数に上限あり(5回まで)。
  • 【BAD】上皮内がんだと給付が1回だけ。

給付間隔は1年に1回。まずこの点は他社同等。

そして、がんの2回目以降の給付条件は3大治療(手術・抗がん剤・放射線治療)です。

他社だと

1回目:「あなたはがんです」と診断されれば一時金給付
2回目以降:がんで入院していれば一時金給付

といったように、2回目以降は入院に限定されます。例えば、通院で放射線治療を受けている場合は給付対象外。最近のがん治療は通院治療に重きが置かれつつあるため、がんの治療を受けているのに一時金給付されないことがあります。

入院でも通院でも治療を受けていれば2回目以降も保障対象となる点は東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」のメリットでしょう。

また、心疾患・脳血管疾患をまるごと保障対象としている点もメリットです。他社だと、急性心筋梗塞・脳卒中に限定していることがあります。

急性心筋梗塞は心疾患の一部です。保障対象が急性心筋梗塞に限定されると、急性心筋梗塞以外の心疾患(狭心症とか不整脈とか心不全とか)は一時金の保障対象外。平成29年の厚生労働省の調査によると心疾患全体の患者数1,732千人のうち、急性心筋梗塞の患者数は47千人。割合にすると2.7%に過ぎません。

ただし、条件は「手術または継続20日以上の入院」です。

生命保険文化センターによると、心疾患全体の入院日数平均は19.3日。

例えば狭心症は2,3日程度入院して手術も受けずに退院することも少なくありません。これだと「手術または継続20日以上の入院」の条件に合致せず、保障対象外になります。

なので、

「入院もしくは手術で即保障!」

であれば、すごく大きなメリットですが、

「心疾患をまるごと保障!ただし、手術または継続20日以上の入院が条件!」

だと、メリット感は低下します。急性心筋梗塞のみを保障対象とする医療保険とそんなに変わらないけど、手術も保障条件に含まれるからそこそこ良いね、くらいかと。

また、脳卒中も脳血管疾患の一部ですが、脳卒中には

  • 脳梗塞
  • くも膜下出血
  • 脳出血

が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。脳血管疾患でも脳卒中でも大きな差はありませんが、脳血管疾患の方がちょっと安心かな、とは感じます。

ここまではメリットです。

デメリットは給付回数に制限がある点。がん・心疾患・脳血管疾患は5回までですし、上皮内がんは1回だけ。

まあ一生涯で5回も一時金を受け取る可能性は高くありませんが、他社だと回数無制限給付が主流ですし、上皮内がんも通常のがんと同じように扱うことが多いです。繰り返しますが、上皮内がんは一生涯で複数回罹ることも珍しくないので、ちょっと辛いところですね。

ということで、いろいろ書きましたが、他社と比較しても保障内容は悪くありません。メリットがデメリットを上回っていると感じます。

ただし、保障内容が手厚いので、保険料は他社比較でやや高めです。例えば、40歳男性が一時金50万円で契約すると、月々の保険料が4,164円上がります。

80歳まで契約した場合の保険料総額は約200万円。一生涯で一時金を5回受け取れればペイできる計算です。元を取るのはちょっと難しいかもしれません。

まあでも緩和型医療保険で大切なのは経済合理性よりも安心感だったりします。がんと診断されて凹んでいるところに50万円が振り込まれれば、

「お金のことは大丈夫」

だとか、

「治ったら美味しいものを食べに行こう。旅行に行こう。欲しかったバッグを買おう」

といったように、ちょっとだけ明るい気持ちになれます。

そういう意味では重要な特約です。

【他社と比較しましょう】女性疾病保障特約

特約名 給付額 給付条件
女性疾病保障特約 入院1日3,000円から7,000円の範囲内で選択可能(1,000円単位)。 女性特有の病気や三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)で入院した場合
入院給付金×200倍 乳がんで乳房再建手術を受けた場合。

女性のみ付加できる入院保障を手厚くするオプションです。

  • 3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)
  • 女性特有の疾病(乳房・子宮・卵巣に関わる疾病や流産等)
  • 女性に多い疾病(パセドウ病や貧血等)

で入院した場合に、主契約の入院給付金が増額されます。また、乳房再建術を受けた場合は入院給付金の200倍が一時金として給付されます。

他社(FWD生命「FWD医療引受緩和」とか)だと乳房再建以外にも乳房・卵巣・子宮に関する手術を受けた場合は主契約の手術給付金も増額されたりしますが、東京海上日動あんしん生命は乳房再建のみ。保障対象となる手術の種類は限られます。

また、保険料もそこまで安くはありません。40歳女性が入院給付金5,000円で女性疾病保障特約を付加した場合、月々の保険料は1,215円上がります。

FWD生命だと40歳女性が入院給付金5,000円で女性総合医療特約を付加した場合、特約保険料は月929円。この保険料で

乳房観血切除術:15万円
卵巣観血切除術:15万円
子宮観血切除術:15万円
乳房にかかわる手術:5万円
子宮または子宮附属器にかかわる手術:5万円
乳房再建:50万円
外見ケア:2.5万円

が給付されます。乳房再建以外にも幅広い手術が保障対象です。

東京海上日動あんしん生命も悪くはありませんが、保障内容と保険料を鑑みればFWD生命の方が優位かなと。最近は乳房再建術も健康保険が適用されるので、乳房再建術だけやたらと保障を手厚くする必要性も薄れてきているかなと感じます(美容整形的な手術を思う存分受けられるという点はメリットですが)。

東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」のメリット

東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」ここがポイント!
  • 【check】自由診療のがん治療が上限1億円で実費保障。

繰り返しますが、がん特定治療保障特約を付加すれば、がんの自由診療にかかる医療費を上限1億円で実費保障されます。

自由診療は全額自己負担。それこそ青天井に費用が膨らむこともあり得ます。最近はがんの治療を受けた方の2割弱が自由診療を併用したというデータもあり、極々マイナーな治療とは言えなくなってきています。

そんな自由診療を上限1億円で実費保障です。月100万円の抗がん剤も実質的には打ち放題。高額な自由診療を医師から提案されたとしても、

「受けます!」

とお金を気にせず決断できる点は大きなメリットでしょう。

持病がある方や大きな病気を経験された方が入れる緩和型医療保険で、自由診療を保障するタイプは極めて珍しいです。

東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」のデメリット

東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」ここにご注意!
  • 【check】先進医療特約が10年更新型。
  • 【check】特定治療支援特約の給付回数に制限あり。
  • 【check】保険料は業界最安値クラスではない。

先進医療特約が10年更新型。

先述のとおり、先進医療特約は10年更新型。10年ごとに保険料が見直されます。

他社は一生涯保険料が変わらない終身型が主流です。先ほどから比較しているFWD生命「FWD医療引受緩和」も終身型ですし、緩和型医療保険のなかでは知名度の高いメディケア生命「メディフィットRe(リリーフ)」、及びオリックス生命「キュア・サポート・プラス」も終身型。

この点は東京海上日動あんしん生命のデメリットでしょう。

特定治療支援特約の給付回数に制限あり。

先述のとおり、特定治療支援特約は

  • がん・心疾患・脳血管疾患は5回まで。
  • 上皮内がんは1回だけ。

といった給付回数の上限があります。

他社は回数無制限が当たり前。まあ一生涯で5回も一時金を受け取る人は稀なので、5回もあれば十分とも言えますが、この点はデメリットでしょう。

また、上皮内がんは1回だけです。他社だと上皮内がんであっても回数無制限が当たり前です。上皮内がんを一生涯で複数回経験することは珍しくはありません。この点もデメリットです。

保険料は業界最安値クラスではない。

保険料は高くありませんが、業界最安値クラスでもありません。

40歳と50歳を例に他社の緩和型医療保険と比較してみます。比較対象は緩和型医療保険のなかでも知名度の高いメディケア生命「メディフィットRe(リリーフ)」、及び最安値クラスのFWD生命「FWD医療引受緩和」とします。

東京海上日動あんしん生命 メディケア生命 FWD生命
保障内容 入院1日5,000円
手術入院5万円外来2.5万円
3大疾病入院支払日数無制限特約
先進医療特約あり
入院1日5,000円
手術入院5万円外来2.5万円
3大入院無制限タイプ
先進医療特約あり
入院1日5,000円
手術入院5万円外来2.5万円
特定3大疾病入院無制限特則
先進医療特約あり
40歳男性 4,056円 3,540円 2,939
40歳女性 3,556円 3,435円 2,689円
50歳男性 4,246円 4,520円 3,820円
50歳女性 3,636円 4,215円 3,364円

保険料がずば抜けて安いのがFWD生命です。先ほどから比較していますが、FWD生命の緩和型医療保険は保障内容でも保険料でも他社の一歩先を行ってる感があります。

メディケア生命と比較すると、40歳だと男女ともにメディケア生命が安く、50歳だと東京海上日動あんしん生命の方が安くなってますね。東京海上日動あんしん生命は51歳から保険料の上昇率が高くなるので、メディケア生命と逆転する可能性も十分あります。

保険料の観点で言えば、業界最安値クラスではないけど、年齢と性別によっては2位集団に含まれるのが東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」です。

緩和型医療保険は下記で比較してますので、こちらもご参考に。

緩和型医療保険を比較する。

東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」の評価

評価:「A」(S、A~Cで判定)。

先進医療特約が10年更新型だったり、特定治療支援特約の給付回数に制限がある点がちょっと気になりますが、自由診療の医療費を実費保障する「がん特定治療保障特約」は大きなメリットです。一芸に秀でた緩和型医療保険です。

保険料も業界最安値クラスではありませんが、高くもありません。

深刻な状況のがんを患った場合には、自由診療に頼るのもアリと考えている方なら、最有力の候補になる緩和型医療保険でしょう。よって評価は「A」としました。

比較対象として以下を挙げておきます。ちなみにですが、以下の挙げる5社全て自由診療の実費を保障するオプションはありません。

FWD生命「FWD医療引受緩和」
保障内容も保険料も他社の一歩先を進んでます。気になるのは外資系でコロコロと社名が変わる点。持病のある方や、大きな病気を経験された方だと、医療保険の乗り換えは難しく、この点はちょっと不安に思うかも(僕はあまり気にしてませんが…)。

はなさく生命「かんたん告知はなさく医療」
保険料はFWD生命に次ぐ2位グループのなかでも上位です。FWD生命に不安を感じる方はこちらを。保障内容にも大きな欠点は見当たりません。

オリックス生命「キュア・サポート・プラス」
全般的に並みの保障内容と保険料です。

メディケア生命「メディフィットRe(リリーフ)」
こちらも全般的に並みの保障内容と保険料。

ネオファースト生命「ネオdeいりょう健康プロモート」
契約から5年間、5日以上の入院をしなければ保険料が割引されて激安になります。入院しない自信がある方は、候補に入ります。

緩和型医療保険は下記で比較してますので、こちらもご参考に。

緩和型医療保険を比較する。

上記の比較記事にも書いてますが、緩和型医療保険の加入条件(告知事項)を満たせなかった場合は、超緩和型のなないろ生命「なないろメディカルスーパーワイド」が最後の希望です。

東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」の相談をするなら。

東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ご近所の保険ショップでも取り扱っているはず。

しかし、いざ保険ショップに行ってみて、

「あー、すいません、うち、東京海上日動あんしん生命やってないんですよ」

なんて言われたら立ち直れないですよね。そんなことにならないためにも、事前に最寄の保険ショップが東京海上日動あんしん生命を取り扱っているか確認しておきましょう。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、東京海上日動あんしん生命はもちろんのこと、比較記事で取り上げた全ての保険会社と提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

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保険クリニック

保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

わかりやすく実績を確認できるのが、オリコン社が毎年行っている保険ショップの顧客満足度調査です。利用者5,826人に対し、保険ショップ全28社に関するアンケート調査を実施。見事に2年連続顧客満足度No.1を獲得しています。

(引用:https://life.oricon.co.jp/rank_hokenshop/

注目すべきはアフターフォローです。

亡くなったら保障対象になる死亡保険に生命保険会社と揉める要素はありません。一方で、微妙なグレーゾーンが存在する医療保険は、医師が書く診断書の表現ひとつで保障対象にならないことがあります。

そんなときに、

「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」

といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけ。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。

保険ショップ全28社のなかで、保険クリニックはアフターフォローの満足度もNo.1です。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。

実際に利用した方の口コミは以下のとおり。

「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」

という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。

予約は簡単です。

①保険クリニックのサイトにアクセスする。

保険クリニック

②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。

③予約日時を選択する。

④以下を入力して予約完了。

  • 相談方法(来店or訪問)
  • 名前
  • 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
  • 要望等(任意入力)

これで予約は完了。1分もあれば予約できます。

40社以上の保険会社と提携している点も評価できます。東京海上日動あんしん生命はもちろんのこと、比較記事で取り上げた全ての保険会社と提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。

保険クリニックの予約は↓をクリック!

保険クリニック

生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:東京海上日動あんしん生命「メディカルKit エール」

保障内容には大きな問題は見当たりませんし(小さなデメリットはありますが)、自由診療の医療費を実費保障する「がん特定治療保障特約」は他社にない強力なオプションです。

保険料も業界最安値クラスとは言えませんが、決して高いほうでもなく。がんに罹って本気でまずい状態になった場合に自由診療も辞さないという考えをお持ちの方なら、最有力の候補となる緩和型医療保険です。

自由診療を考えていないのであれば、以下の4社が比較対象となります。

FWD生命「FWD医療引受緩和」
保障内容も保険料も他社の一歩先を進んでます。気になるのは外資系でコロコロと社名が変わる点。持病のある方や、大きな病気を経験された方だと、医療保険の乗り換えは難しく、この点はちょっと不安に思うかも(僕はあまり気にしてませんが…)。

はなさく生命「かんたん告知はなさく医療」
保険料はFWD生命に次ぐ2位グループのなかでも上位です。FWD生命に不安を感じる方はこちらを。保障内容にも大きな欠点は見当たりません。

オリックス生命「キュア・サポート・プラス」
全般的に並みの保障内容と保険料です。

メディケア生命「メディフィットRe(リリーフ)」
こちらも全般的に並みの保障内容と保険料。

ネオファースト生命「ネオdeいりょう健康プロモート」
契約から5年間、5日以上の入院をしなければ保険料が割引されて激安になります。入院しない自信がある方は、候補に入ります。

保険クリニックなら、東京海上日動あんしん生命はもちろんのこと、比較記事で取り上げた全ての保険会社と提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれるので、迷ったら手っ取り早いのは保険クリニックです。

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保険クリニック

※2022年9月更新

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