2022年11月に発売された三井住友海上あいおい生命「&LIFE 医療保険Aセレクト」。
三井住友海上あいおい生命は「&LIFE 新医療保険Aプレミア」という医療保険を発売していたのですが、その後継となる医療保険です。
しかしリニューアルは小規模。保険料も前身のプレミアと比べると安くなってますが、他社と比較して飛び抜けて安いわけでもなく。他社の医療保険が進歩を重ねているなかでは、いまいち特徴を出せてないかなという印象です。
医療保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の4点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上の4点について、三井住友海上あいおい生命「&LIFE 医療保険Aセレクト」の概要と評価は以下のとおりです。
項目 | 内容 | 評価 |
入院保障 |
下記8疾病が無制限保障(八大疾病入院無制限特則付加時) ①ガン(上皮内ガンを含む)②心疾患③脳血管疾患④高血圧性疾患・大動脈瘤等⑤糖尿病⑥肝疾患⑦腎疾患⑧膵疾患 |
A |
通院保障(がん) | 抗がん剤治療特約あり(抗ガン剤治療給付特約) | A |
三大疾病一時金 | 【対象となる疾病・給付条件】 がん:入院(ガン診断給付特約は1回目診断2回目入院) 心疾患:入院 脳血管疾患:入院 【給付間隔・上限】 1年に1回、回数無制限 |
A |
先進医療保障 | 通算2,000万円上限・終身型 | A |
30歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:3,170円 女性:3,380円 |
B |
40歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:4,010円 女性:3,680円 |
入院保障に大きな問題はありません。オプションの八大疾病入院無制限特則を付加すれば、がん・心疾患・脳血管疾患を含む8大疾病の入院が無制限保障になります。この点は安心です。
抗がん剤治療の保障も充実してます。抗ガン剤治療給付特約を付加すれば、抗がん剤治療を受けた月に10万円給付です。通院でがん治療を受けてるけど、抗がん剤の副作用が辛くて働けない!なんていう状況もきっちり保障されます。この点も安心。
また、3大疾病一時金の給付対象は幅広くがん・心疾患・脳血管疾患です。ちょっと古い医療保険だと心疾患・脳血管疾患の保障対象が急性心筋梗塞・脳卒中に限定されることもありますが、三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」はそんなことありません。
先進医療保障も問題ありません。充実してます。
保険料は他社より若干高めに見えますが、これは
「日帰り入院から入院5日目まで一律5日分の入院給付金をお支払い!」
が影響してます。短期入院の保障が手厚いんですよね。入院が短期化している現状では嬉しい保障ですが、このタイプの医療保険は保険料が高くなる傾向にあります。
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三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」の保障内容を評価します。
冒頭のところで入院保障・通院保障(がん)・三大疾病一時金・先進医療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。
【主契約】入院給付金・手術給付金・放射線治療給付金・集中治療給付金
三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」は入院・手術の保障を主契約とするオーソドックスなタイプの医療保険です。
名称 | 給付額 | 給付条件 |
入院給付金 | 入院につき1日3000円~20,000円から選択。 ※1,000円単位で選べます。 |
入院1日につき給付 |
手術給付金 | 【手術Ⅰ型】 入院中:入院給付金の10倍。 外来:入院給付金の5倍。 【手術Ⅱ型】 入院中:入院給付金の20倍。 外来:入院給付金の5倍。 ※Ⅰ型かⅡ型のどちらか選べます。 |
手術を受けたとき。 |
冒頭書いたとおり、デフォルトで短期入院の保障が厚くなってます。
- 日帰り入院から入院5日目まで一律5日分の入院給付金を保障(デフォルト)。
- 初期入院10日給付特則というオプションを付加すると、10日未満の入院でも一律10日分の入院給付金を給付。
5日以内の短期入院でも入院給付金5日分が給付されますが、デフォルトで短期入院の保障が手厚い医療保険は保険料が高くなりがちです。
初期入院5日給付なし特則という裏オプションを付加すれば、デフォルトの5日分入院保障を外すことができます。生命保険文化センターの調査によると、入院1日の自己負担額平均は約2.1万円。5日程度の短期入院を貯蓄の切り崩しでカバーできる場合は、初期入院5日給付なし特則を付加して保険料を安くするのもアリです。
また、入院1回に対する保障限度日数は14日・30日・60日・120日・365日の5パターンから選択できます。
最近は入院が短期化しています。入院日数平均は以下のとおり。
全体平均:32.3日
35歳~64歳の平均:24.4日
(参考:生命保険文化センター)
「これなら保障上限30日間でもまあまあ十分じゃん!」
と思ってしまいますが、あくまでこれは平均。脳血管疾患は平均からしても入院が長引きますし、平均では短期間で退院できるがんも部位や症状によっては長引きます。
ということで、三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」は三大疾病入院無制限給付特則を付加すれば下記疾病①~③、八大疾病入院無制限給付特則を付加すると下記全ての疾病の入院が無制限保障となります。
①ガン(上皮内ガンを含む)
②心疾患
③脳血管疾患
④高血圧性疾患・大動脈瘤等
⑤糖尿病
⑥肝疾患
⑦腎疾患
⑧膵疾患
八大疾病入院無制限給付特則を付加しても保険料はそこまで上がらないですし、医療保険の役割が
「発生する確率はそこまで高くないけど、発生したら壊滅的なダメージになるリスクに備える」
にあるとすれば、長期入院の保障は重要です。八大疾病入院無制限給付特則は付加しておいた方が安心ですし、少なくとも裏オプションの三大疾病入院無制限給付特則を付加しておいたほうが良いでしょう。
また、放射線治療と集中治療(ICU)に対する保障も主契約に含まれます。保障内容は以下のとおり。
名称 | 給付額 | 給付条件 |
放射線治療 | 1回につき入院給付金の10倍 | 放射線治療、温熱療法を受けたとき(60日に1回)。 |
集中治療(ICU) | 1回につき入院給付金の20倍 | 集中治療室(ICU)管理を受けたとき。 |
放射線治療は他社並みの60日に1回保障です。放射線治療は平日毎日通院して34~39日間行うのを1クールとすることが多いのですが、1クールで入院給付金の10倍を保障。ここは他社同等です。
ICUの治療費が保障される医療保険は珍しいです。
ICUの利用料金はけっこう高いです。ICUそのものの利用料も高いんですけど、人工呼吸器等の機器利用料も積み重なるとかなりの高額になります(とはいえ、高額療養費制度を利用すれば治療費の月額上限はある程度決まります)。この点はメリットでしょう。
【重要です】 先進医療特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
先進医療特約 | ・保障期間通算で2,000万円までの技術料。 ・交通費、宿泊費の実費給付。 |
先進医療を受けた場合。 |
先進医療とは、厚生労働省が指定した公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。
例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の進化版。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。
重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。
しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。
先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。
また、交通費・宿泊費の実費が給付されますが、先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。
他社だと交通費・宿泊費が保障されないこともあるのでメリットとも言えるのですが、三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」は定額保障ではなく実費保障。最近の医療保険は定額保障(15万円程度)が主流です。
実費の場合は領収書提出といった手続きが面倒ですし、保障されるのは本人の交通費・宿泊費のみ(付添いの交通費・宿泊費は保障対象外)。さらに、1泊1万円上限というセコい制限もあります。ちょっと微妙です。
まあでも全般的には他社と比較して悪くはありません。人生一発レッドカードを避けるためにも、優先度高めの特約です。
【重要ではありません】入院一時給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
入院一時給付特約 | 5万円 or 10万円など | 入院したとき。 |
入院すると給付される一時金です。
短期入院でも、日用品や交通費がそれなりにかかるので、入院で赤字になりたくない方や、手持ちの現金が極端に少なくて医療費破産の可能性がある方にとっては有効な特約ですが、上述のとおり、三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」はデフォルトで5日分の入院給付金が保障されます。
さらに、入院一時給付特約が必要かはよくよく検討した方がよいでしょう。オーバースペックな感があります。
ちなみにですが、短期入院から長期入院まで民間の医療保険でがっちり備えると、保険料がめちゃくちゃ高くなります。
短期入院は貯蓄で備えて(貯蓄が少ない場合は貯蓄に励んで)、発生したら貯蓄でカバーするのが難しい長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパのよい医療保険の入り方です。
【重要ではありません】 通院給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
通院給付特約 | 通院1日につき、入院給付金と同額。 | 退院後に通院した場合。 |
退院後の通院1日に対して定額保障するオプションです。
保障される条件は以下のとおり。無制限に通院が保障されるわけではありません。
- 退院の翌日から180日以内の通院が保障対象(入院のない通院は保障対象外)。
- 入院1回につき30日間の通院が保障対象。
- 保障期間通じて1,095日限度。
保障内容は他社同等。悪くはありませんが、通院治療だと働けることも多いですし、保障額もたいしたことはないので
「仕事が忙しいのに5,000円のために請求手続きするほうがめんどくさい!」
といったこともあります。優先度は低いかなと。
ちなみにですが、本当に怖いのは副作用のきつい抗がん剤治療を通院で受けるケースです。こんなピンチに対応できるのが後述する抗ガン剤治療給付特約。優先度は抗ガン剤治療給付特約の方が高めでしょう。
【重要です】三大疾病入院一時給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
三大疾病入院一時給付特約 | 50万円等 (1年に1回を限度に無制限給付) |
がん、心疾患、脳血管疾患で入院したとき。 |
3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)で入院したときに、1年に1回の間隔で大きな金額の一時金を受け取れるオプションです。実際に受け取ってみるとわかるのですが、働くこともできずに医療費が膨らんでいく中で、
「医療保険…入っておいてよかった…」
と分かりやすく実感できる重要なオプションです。
特に三大疾病入院一時給付特約が役立つのは、がんが失業につながりやすい非正規雇用の方やブラック企業に勤務されている方。
東京女子医大の調査では、がんと診断されてからフルタイムで復職できるまでの期間平均が205日(時短勤務を含めると80日)だそうですが、時短勤務制度もないし、205日も勤務先が待ってくれないという場合は、がんと失業のWパンチを食らうこともあるでしょう(実際多いです)。
そんなときにポンっと100万円とかを銀行口座に振り込んでくれるのが特定3大疾病給付金特約です。生活を破綻させないために必要な特約です。
ポイントは以下のとおり。
- 【GOOD】心疾患・脳血管疾患をまるごと保障対象。しかも入院即保障。
- 【GOOD】給付間隔が1年に1回。
- 【BAD】がんの給付条件が入院。
他社の医療保険だと心疾患・脳血管疾患の保障範囲を急性心筋梗塞・脳卒中に限定することがありますが、三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」は心疾患・脳血管疾患をまるごとを保障対象としています。
急性心筋梗塞は心疾患の一部です。保障対象が急性心筋梗塞に限定されると、急性心筋梗塞以外の心疾患は保障対象外。平成29年の厚生労働省の調査によると心疾患全体の患者数1,732千人のうち、急性心筋梗塞の患者数は47千人。割合にすると2.7%に過ぎません。心疾患をまるごと保障対象にしている三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aセレクト」は安心感があります。
一方で、脳卒中も脳血管疾患の一部ですが、脳卒中には
- 脳梗塞
- くも膜下出血
- 脳出血
が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。
ということで、保障対象が脳血管疾患でも脳卒中でも心疾患ほどの差はありません。まあ脳血管疾患の保障対象にしているほうがちょっと安心かな、くらいです。
ちなみに、最近は心疾患まるごと保障の医療保険が増えてきていますが、急性心筋梗塞以外の心疾患だと
「20日以上の入院or手術」
といった厳しめの条件が設けられていることがあります。
生命保険文化センターによると、心疾患全体の入院日数平均は24.6日。35歳~64歳だと12.6日。20日以上の入院は低いハードルではありません。
例えば狭心症の入院は手術を受けることもなく2~3日程度で退院となるが多く、これだと「20日以上の入院or手術」の条件に合致しません。他社だと保障対象外となることもあるでしょう。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」は全ての心疾患が入院即保障です。上記の狭心症のケースでも一時金がドカッと給付されます。この点はメリット。
また、ちょっと古い医療保険だと一時金が2年に1回給付となることもあります。がんも心疾患も脳血管疾患も2年以内に再発することは珍しくありませんが、再発して凹んでるのに
「あ、前回から2年経過してないので一時金お支払いできませんよ」
って言われたらイラっときます。その点、三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」は1年に1回給付。この点もメリットです。
ただし、がんの給付条件が「入院」に限定される点は要注意です。
他社だと
1回目:「あなたはがんです」と診断されたら一時金給付
2回目以降:がんの治療を受けたら一時金給付(入院でも通院でも)
が主流になりつつあります。1回目は入院せずとも診断されただけで一時金が給付されますし、2回目以降は入院のない通院治療でも一時金が給付されます。
がんの3大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けるケースが増えています。三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」は若干条件が厳しめです。
まとめると、
がん:他社よりちょっとだけ弱い
心疾患:他社より良い
脳血管疾患:他社より良いけど、実質的にはほぼ同等
といったところ。保障内容は悪くないので、余裕があれば付加しておきたいオプションです。
【重要ではありません】保険料払込免除特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
保険料払込免除特約 | 保険料の支払いが免除される。 (保障は継続する) |
・がんと診断されたとき。 ・心疾患、脳血管疾患で入院したとき。 |
よくCMで見る「以降の保険料は頂きません!」という特約です。条件を満たせば、以降の保険料支払いが免除される特約です。
保険料の支払いが免除されると確かに嬉しいのですが、保険料払込免除特約は有料です。付加すると月々の保険料がググっとあがります。保険料を上げてまで保険料払込免除特約を付加するかは微妙なところ。医療保険の保険料はそこまで高くないので、支払い免除されても家計への影響は軽微でしょう。
保障内容は悪くありません。他社と差が出るのは心疾患・脳血管疾患の保障ですが、急性心筋梗塞・脳卒中に限定せず、幅広い心疾患・脳血管疾患を保障対象としていますし、入院すれば即免除です。
【重要ではありません】ガン診断給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
ガン診断給付特約 | 100万円等 (1年に1回を限度に無制限給付) |
【1回目】 始めてがんと診断されたとき。 【2回目以降】 がんで入院したとき。 |
がんで所定の条件を満たした場合に毎年大きな金額の一時金を受け取れるオプションです。
上述した三大疾病入院一時給付特約の保障対象をがんに絞り込んで、その代わりに保険料を安くしたのが本特約。
じゃあ三大疾病入院一時給付特約とガン診断給付特約のどちらを選ぶかですが、ガン診断給付特約を選択して心疾患・脳血管疾患で倒れたときに後悔は想像を絶します。多少保険料が高くなったとしても三大疾病入院一時給付特約を選んだほうが良いと感じます。
ガン診断給付特約の保障内容は概ね三大疾病入院一時給付特約と同じ。良い点も悪い点も三大疾病入院一時給付特約と同じです。
ちょっと違うのが、1回目は診断だけで一時金が給付される点です。三大疾病入院一時給付特約は初回から入院が条件でしたが、ガン診断給付特約の初回は
「あなたはがんです」
と診断だけで一時金が給付されます。
【重要ではありません】 ガン治療通院給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
ガン治療通院給付特約 | 通院1日につき、入院給付金と同額。 | がんで通院した場合。 (がんと診断後5年間無制限保障) |
がんと診断されてから5年間の通院を無制限保障するオプションです。
上述した通院給付特約は退院後が条件でしたが、こちらは入院のない通院も保障対象です。ただし、保障対象となる通院は何らかの治療を受けた場合。単なる経過観察は保障対象外です。まあでもこの点は他社も同じようなもの。
繰り返しますが、がんで本当に怖いのは副作用のつらい抗がん剤を打ち続けるケースです。この場合は副作用の影響で満足に働くこともできず、最近は通院で抗がん剤打つケースも多いので入院保障を受けられないこともあります。
こんな状況に備えられるのが、後述する抗ガン剤治療給付特約です。入院・通院を問わず、抗がん剤を打った月に定額を受け取れます。
ガン治療通院給付特約は抗がん剤を打つために月に2回通院したとしても保障額が1万円程度。もらって嬉しい金額ではありますが、保険金請求手続きのめんどくささを加味すれば
「たったの1万円か…」
ということもあるでしょう。
一方で、抗ガン剤治療給付特約の保障額は月10万円とかです。10万円なら手続きする気力も沸いてきます。優先すべきは抗ガン剤治療給付特約と感じます。
【重要です】抗ガン剤治療給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
抗ガン剤治療給付特約 | 月10万円等 | 抗がん剤治療を受けた月に給付。 |
抗がん剤治療・ホルモン剤治療を受けた月に定額給付される特約です。
抗がん剤治療が必要になるケースは大きく2パターンあります。
- 手術でがん細胞を切除できて、再発予防するための抗がん剤治療。
- 手術でがん細胞を切除できず、進行を遅らせるための抗がん剤治療。
1のケースは割とあっさり終了します。働きながらの治療も不可能ではないので、経済的なピンチに陥ることもそんなにありません。
本当に怖いのは2のケースです。この場合は副作用が辛くて満足に働くことも難しく、収入減もあり得ます。治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマります。
ベッドの上で虚空を見上げながら
「あ、これ、やばいかも…」
と、メンタルが削られまくるなかで、毎月定額を銀行口座に振り込んでくれるのが抗ガン剤治療給付特約です。優先度高めのオプションです。
保障内容は他社同等。上限120回なので5年から10年といった長期間に渡ることもある乳がん再発予防のためのホルモン剤治療にも耐えられます。女性も安心な保障内容です。
悪くありませんが、ちょっと残念なのが保障範囲に自由診療の抗がん剤が含まれない点。
欧米では効果が認められて使用が進んでいるけど、日本では承認が遅れている抗がん剤
なんかが自由診療に含まれますが、これが保障されるかは微妙です。
こんな未承認の抗がん剤治療を受けることになると、
- 製薬会社の治験
- 先進医療
- 患者申出療養
- 自由診療
のどれかを選択することになります。
運良く治験を受けられれば薬剤費は無料。その他の医療費も健康保険が適用されるので、医療費はググっと抑えられます。
2の先進医療は上記の先進医療特約で説明したとおり、健康保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。
先進医療には健康保険が適用されません。診察料・入院料といった技術料以外の医療費は健康保険が適用されるものの、先進医療の技術料は全額自己負担です。
3の患者申出療養は患者が国に
「未承認薬の抗がん剤だけど、他に手段がないので受けさせてください!」
と申請する制度です。
申請が認められれば先進医療と同じく診察料・入院料といった技術料以外の医療費は健康保険が適用されますが、こちらも技術料は全額自己負担。
この2と3のケースは民間の医療保険で救うことができます。三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」なら先進医療特約が2のケースを保障対象にしてますし、抗ガン剤治療給付特約は2と3のケースを保障対象としています。
ただし、先進医療と患者申出療養はまだまだ黎明期です。令和3年に先進医療を受けた方は5,843人(がん以外も含む)ですし、患者申出療養は令和2年7月1日から令和3年6月30日までの1年間で208人(参考:厚生労働省)。
実際は4の自由診療で受けるケースが多いでしょう。
自由診療は先進医療・患者申出療養とは異なり、治療費全額が自己負担です。本来であれば健康保険が適用されて3割負担となる診察料・入院料といった費用も10割負担。もちろん高額療養費制度も利用できないので、治療費は青天井に膨らみます。
自腹で支払うと月100万円を超えることもあるのが自由診療。国立がん研究センターが2021年10月時点の未承認・適応外の医薬品を下記リンク先にまとめてますが、月100万円かかる抗がん剤なんてざらにあります。
→国内で薬機法上未承認・適応外となる医薬品・適応のリスト(2021年10月31日改訂版)(PDF)
これが全額自己負担は辛い…。
最近の医療保険はここまで保障しています。
例えば、チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」の抗がん剤治療特約は自由診療の抗がん剤治療を受けた月に基準給付金額×2倍を保障です。まあ基準給付金額を10万円とした場合は月20万円なので、月100万円の自由診療なら焼け石に水の感もありますが、それでもないよりはマシ。
焼け石に水にならないのがFWD生命「FWD医療」です。FWD生命の自由診療抗がん剤治療特約は通算3,000万円まで自由診療の実費を保障します。
ということで、
「最悪のケースは自由診療に頼ることも辞さない!」
という方なら、他社の医療保険を検討した方がよいでしょう。
「健康保険が適用される治療で助からないならそれも運命!」
と割り切れる方でも、土壇場になれば後悔することもあります。ここらへんは人それぞれの価値観ではありますが、他社の医療保険と比較しておいたほうがよいかなと。
【良い保障内容です】女性疾病給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
女性疾病給付特約 | 入院:女性疾病入院給付金を設定 入院中手術:女性疾病入院給付金の10倍 外来手術:女性疾病入院給付金の5倍 乳房切除:女性疾病入院給付金の30倍 乳房再建:女性疾病入院給付金の30倍 子宮摘出:女性疾病入院給付金の30倍 卵巣摘出:女性疾病入院給付金の30倍 放射線治療:女性疾病入院給付金の10倍 |
所定の女性特有の疾病で入院、もしくは手術等を行った場合。 |
女性特有の入院や手術の保障を手厚くするオプションです。もちろん付加できるのは女性のみ。
他社にも同じような女性疾病を保障するオプションがあるのですが、その他社と比較して悪くありません。他社だと女性に多い甲状腺障害や貧血、リウマチといった疾病の入院を保障対象外とすることもあるのですが、三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」はきっちり保障対象にしています。
手術保障も良好です。
他社だと保障される手術が乳房切除・乳房再建・子宮摘出・卵巣摘出の4種類に限定されることがあるのですが、三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」は4種類以外の女性疾病手術も保障しています。
また、最近は乳がんとなっても乳房切除ではなく乳房温存療法(部分的な切除と放射線治療の組み合わせ)が選ばれることが増えてきているのですが、三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」は手術だけでなく放射線治療も保障対象に含まれます。この点はよく考えられているなと。
このような女性特有の手術に対して保障額を上乗せしても意味がない(かかる医療費は通常の手術と同じ)という意見もあります。確かに平均からすると、女性疾病の手術が他の疾病より飛び抜けて高くなるということはありませんし、高額療養費制度を利用すれば月々の医療費上限はある程度決まります。最近は乳房再建術(インプラントと自家再建による再建)にも健康保険が適用されます。
しかし、乳房切除・子宮摘出・卵巣摘出といった手術は他の手術よりも精神的ダメージが大きいです。手術を受けて凹んでいるところに、ドンっと一時金が給付されれば、
「退院したら旅行へ行こう」
「美味しいものを食べにいこう」
「欲しかったバッグを買ってみよう」
といったように、前向きな気持ちになれる方もいらっしゃいます。保険料も高くないので、必要と感じるのなら付加しても良い特約です。
【重要ではありません】女性サポート給付金付ガン診断給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
女性サポート給付金付ガン診断給付特約 | 出産:5万円~ 不妊治療:2.5万円~ ガン:50万円 |
・出産したとき。 ・不妊治療を受けたとき。 ・ガンと診断されたとき。 |
主に出産・不妊治療に備える特約です。付加できるのは16歳から40歳の女性のみ。
これから妊娠・出産を考えている方には魅力的に見える特約ですが、保険料は高いです。30歳女性が本特約を付加すると、月々の保険料は5,058円上がります(特約保険期間10年の場合)。ちょっと高いですよね。
ただし、本特約にはキャッシュバックがあります。特約保険期間10年なら特約期間満了時に
50万円+(5,000円×女性サポート給付金支払回数)-(女性サポート給付金支払合計額)
がキャッシュバックされます。
まあそれでも払い損になることが多いでしょう。
例えば不妊治療を受けることなく子ども2人を出産した場合、出産時に女性サポート給付金として1回目5万円、2回目15万円を受け取れるので、
50万円+(5,000円×2回)-(5万円+15万円)=31万円
が特約期間満了時にキャッシュバックされます。
先ほどの30歳女性のケースで考えると、特約保険期間10年で支払った特約保険料の合計が
5,058円×12ヶ月×10年=606,960円
なので、
特約保険料合計606,960円 – 出産給付金20万円 – キャッシュバック31万円=96,960円
の損です。
元を取るには子供を4人以上出産、出産した上で特約保険期間中にがんと診断される、不妊治療を受けまくった上で何人か出産するといったケースに限定されるかと。
これなら自分で貯めておいたほうがよいでしょう。必要性は薄いと感じます。
【重要ではありません】終身介護保障特約・認知症一時金給付特則
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
終身介護保障特約 | 介護障害年金:年30万円~ 介護障害一時金:30万円~ |
・要介護2以上に認定。 ・65歳未満は生活介護状態が180日以上継続。 ・所定の高度障害。 |
認知症一時金給付特則 | 50万円 or 100万円 or 200万円 or 300万円 | ・認知症介護状態が180日以上継続しているとき。 |
要介護状態を保障するオプションです。
終身介護保障特約の給付条件は要介護2以上ですが、これは介護保障の平均。要介護2は一人暮らしも辛くなってくる状態なので、これくらいから保障されればまあ安心でしょう。
また、認知症一時金給付特則が保障対象とする「認知症介護状態」とは見当識障害がある状態を指します。見当識障害とは、一人で自宅に帰れない、家族に「あなた誰?」と言ってしまうような状態。単なる物忘れがひどい程度では保障されませんが、この点も認知症保険の平均です。
保障内容は平均的ですが、そもそも介護保険・認知症保障が必要かを考えてみた方がよいと感じます。要介護になったとしても、民間の介護保険・認知症保険で保障される可能性は高くありません。詳細は↓のリンク先に記載しています。
また、将来的に医療技術の進歩や社会情勢によって医療保険を見直したくなったとき、
「医療保険は解約したいけど、介護の保障は残しておきたい!」
ということはもちろんできません。三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」を解約すると介護保障も消滅してしまいます。そして新たに介護保険に加入すれば、年齢が上がっているので保険料も上がります。
介護保障が必要と感じる場合でも、医療保障と介護保障は分けて備えておいた方が無難です。介護保障はそれ専門の介護保険で備えておいたほうが良いでしょう。
【シミュレーション】僕が「&LIFE医療保険Aセレクト」に入るなら。
僕が三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」に入るなら、以下の保障内容にします。
- 主契約:入院給付金5,000円(60日型)、手術Ⅰ型、八大疾病入院無制限給付特則あり
- 特約:先進医療特約、三大疾病入院一時給付特約50万円、抗ガン剤治療給付特約月10万円
上記のシミュレーションで月々の保険料は40歳男性4,472円、40歳女性4,571円です。
ここで他社と保険料を比較してみます。
比較対象は業界最安値クラスの医療保険であるなないろ生命「なないろメディカル礎」とします。保障内容は極力あわせますが、ぴったり一致はできないので、ご参考程度に。
三井住友海上あいおい生命 | なないろ生命 | |
保障内容 | 入院給付金:5,000円(60日間) 手術給付金:入院中5万円、外来2.5万円 八大疾病入院無制限給付特則 先進医療特約 抗ガン剤治療給付特約10万円 三大疾病入院一時給付特約50万円 |
入院給付金:5,000円(60日間) 手術給付金:入院中5万円、外来2.5万円 8大疾病入院延長特則 先進医療・患者申出療養特約 がん治療特約10万円 3大疾病一時金特約50万円(B型) |
30歳男性 | 3,260円 | 3,130円 |
30歳女性 | 3,628円 | 3,473円 |
40歳男性 | 4,472円 | 4,484円 |
40歳女性 | 4,571円 | 4,453円 |
40歳男性はほぼ互角ですが、それ以外は三井住友海上あいおい生命が若干高め。冒頭書いたとおり、三井住友海上あいおい生命は5日以内の入院でも入院給付金5日分を支払う点がその要因かと(なないろ生命はきっちり入院日数×入院給付金を保障)。
また、がんの保障はなないろ生命の方が良いです。三大疾病一時金のがんの2回目以降の給付条件は入院に限定されてないですし、がん治療特約は抗がん剤治療(自由診療含む)と放射線治療を保障です。この点を加味すれば、保険料以上に両社に差があるように感じます。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」のメリット
先進医療特約が終身タイプ。
先進医療特約は終身タイプです。終身タイプであれば保険料は一生涯上がりません(同じ保険料で一生涯保障)。
他社の先進医療特約は10年更新型といって10年ごとに保険料が見直されるタイプがあります。現状は月100円程度の特約保険料で先進医療特約を付加できますが、先進医療が普及した場合は値上がりする可能性もあります。一生涯保険料が変わらない終身タイプの方が安心です。
心疾患の一時金保障が手厚い。
三大疾病入院一時給付特約が心疾患をまるごと保障、そして入院即保障となる点は他社と比較して優れています。
心疾患をまるごと保障する医療保険は増えていますが、急性心筋梗塞以外の心疾患だと
「20日以上の入院or手術」
が条件となることが多数派。
狭心症なんて手術もなく2,3日程度で退院できることも多いのですが、20日以上の入院が条件だと一時金給付されません。心臓に不安を抱える方にとってはこの点も三井住友海上あいおい生命のメリットでしょう。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」のデメリット
保険料が高く見える。
微妙な表現ですが、先ほど比較したとおり他社の医療保険よりほんの少し保険料が高いかなぁと感じることが多いでしょう。
その要因はデフォルトで日帰り入院から入院5日目まで一律5日分の入院給付金が給付される点にあります。短期入院の保障が手厚い医療保険は保険料が高くなりがちです。
なので、ある程度の貯蓄があって、短期入院なら貯蓄の切り崩しと有給休暇の消化でやり過ごせるのなら、他社の医療保険を検討したほうが良いかと(裏オプションを付加すれば、5日分入院保障を外して保険料を安くすることもできますが…)。
逆に言えば、長期入院も短期入院も手厚く保障してほしい方にとっては選択肢に入る医療保険です。
入院1回のカウント方法に注意
入院給付金の入院1回のカウント方法は、最近増えてきている
「〇〇日以内の再入院は同一の原因であるかを問わず1回の入院とみなす」
方式です。
一般的な医療保険は異なる原因で再入院した場合を、別々の入院として扱います。例えば、
1回目の入院:肺炎で20日入院した。
2回目の入院:1回目の入院を退院してから30日後に大腸がんで60日入院した。
といった場合、1回目と2回目の原因が異なるので別々の入院として扱います。入院1回の保障限度日数を60日で契約していれば、
1回目の入院:20日分の入院給付金をお支払い
2回目の入院:60日分の入院給付金をお支払い
なので、合計80日分の入院給付金を受け取れます。
一方で、三井住友海上あいおい生命は異なる原因でも180日以内の再入院は同じ入院とカウントします。↑と同じケースで入院1回の保障限度日数を60日で契約していれば、
1回目の入院:20日分の入院給付金をお支払い
2回目の入院:1回目に20日支払っているので、未消化の40日分の入院給付金をお支払い
ということで、合計60日分の入院給付金しか支払われません。
若いうちに異なる原因で連続して入院することは稀だと思いますが、特に歳を重ねて身体が弱くなってからはあり得ます。致命的なデメリットとは言えませんが、この点はやや注意です。
ちなみに、他社でも同様のルールが設けられていることがあるのですが、他社は退院後60日以内の入院を同一カウントするのが平均的。三井住友海上あいおい生命は他社より長い180日なので、他社比較で劣勢です。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」の評価
評価:B(S、A~Cで判定)
大きな欠点がない代わりに、
「これだ!」
という特徴も見当たらないかなという印象です。
バランスのとれた医療保険ですが、最近発売された他社の医療保険は保険料を激安にしてたり、民間の医療保険に頼らざるを得ない自費診療の保障を厚くしてたり、それぞれに特徴があります。
2022年11月に発売された三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」ですが、新しい割に普通だなあという印象を受けるので評価は「B」としました。悪くはありませんが、他社の医療保険と比較しておいて損はないでしょう。
比較対象として以下を挙げておきます。
●ネオファースト生命「ネオdeいりょう」
割引されれば保険料は激安です。保障内容も大きな欠点は見当たりません。非喫煙者の方は要チェックです。
●なないろ生命「なないろメディカル礎」
上表で比較したとおり保険料が比較的安価。保障内容も良好です。
●メディケア生命「新メディフィットA」。
保険料はそこそこ安め。保障内容は現在の医療保険のスタンダート。
医療保険の保険料は下記リンクで比較しているので、ご参考までに。本サイトでおすすめしている保障内容を中心に比較しています。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」の相談をするなら。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」は幅広い保険ショップで取り扱っているので、ご近所の保険ショップでもきっと相談できます。
けれども、ふらっと保険ショップに立ち寄ってみて、
「すいません。うち、三井住友海上あいおい生命取り扱ってないんですよー」
なんて言われてら悲しいですよね。そんなことがないように事前に調べておきましょう。
手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、この記事でご紹介した三井住友海上あいおい生命・ネオファースト生命・なないろ生命・メディケア生命と提携しています。各社の比較もきっちりやってくれます。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
【保険の相談なら!】保険クリニック
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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。
わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。
保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。
保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは
- 契約時の告知事項に不備があった。
- 契約上、保険会社に支払う責任がない。
の2点。
1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。
また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。
そんなときに、
「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」
といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。
保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。
実際に利用した方の口コミは以下のとおり。
「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」
という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。
予約は簡単です。
①保険クリニックのサイトにアクセスする。
②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。
③予約日時を選択する。
④以下を入力して予約完了。
- 相談方法(来店or訪問)
- 名前
- 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
- 電話番号
- メールアドレス
- 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
- 要望等(任意入力)
これで予約は完了。1分もあれば予約できます。
50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。三井住友海上あいおい生命はもちろんのこと、比較対象に挙げたネオファースト生命・なないろ生命・メディケア生命とも提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫ですよ。
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【保険ショップの検索・予約なら】保険相談ニアエル
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保険ショップには複数回相談に訪問することもあるので、自宅との距離のは割と重要です。最寄りの保険ショップを検索・予約するなら、保険相談ニアエルが便利です。
保険相談ニアエルは全国1,500店舗の保険ショップを区市町村単位で検索できます。保険ショップに関する
- 取り扱っている保険会社
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といった情報も掲載されています。取り扱っている保険会社が事前にわかるので、希望していた保険を提案されなかった!といった悲劇もないですし、厳しい口コミもそのまま掲載されているので、ちゃんと選べば安心して相談ができるかなと。
また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で
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- 氏名
- 生年月日
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だけ入力すれば完了。1分程度で終わる作業です。
予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。
もちろん予約は無料です。気軽に予約して大丈夫です。
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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。
しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:三井住友海上あいおい生命「&LIFE医療保険Aセレクト」
2022年11月に発売された比較的新しい医療保険ですが、まあ普通です。バランスのとれた医療保険ですが、保障内容にも保険料にもこれといった特徴が見当たらず…。
短期入院も長期入院も手厚く保障してほしい方にとっては選択肢に入る医療保険ですが、下記の医療保険と比較しておいて損はないでしょう。
●ネオファースト生命「ネオdeいりょう」
割引されれば保険料は激安です。保障内容も大きな欠点は見当たりません。非喫煙者の方は要チェックです。
●なないろ生命「なないろメディカル礎」
上表で比較したとおり保険料が比較的安価。保障内容も良好です。
●メディケア生命「新メディフィットA」。
保険料はそこそこ安め。保障内容は現在の医療保険のスタンダート。
保険クリニックなら三井住友海上あいおい生命・ネオファースト生命・なないろ生命・メディケア生命の4社と提携しています。各社の比較も比較もかんたんにやってくれますよ。
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※2022年12月更新