【評価B】FWD生命「FWD終身(低解約返戻金型)」デメリットと評価

FWD生命は「E-終身」という終身保険を発売していたのですが、その後継となるのが「FWD終身(低解約返戻金型)」。

よくある円建ての終身保険といった印象ですが、特徴的なのが保険料を支払う期間(保険料払込期間)を1年刻みで選べる点です。他社は60歳まで!65歳まで!15年間!といった5年刻みが多いのですが、FWD生命「FWD終身(低解約返戻金型)」は53歳まで!18年間!といったように中途半端な期間も選ぶことができます。

保険料をムダに長く支払えば保険料総額は上がります。また、短期間にまとめて支払えば月額保険料が上がります。ライフプランがしっかり決まっていて、保険料を支払う期間を細かく決めたい方にとってはメリットでしょう。

FWD生命「FWD終身(低解約返戻金型)」ここがポイント
  • 死亡保障のある終身保険です。死亡保障は一生涯続きます。
  • 貯蓄性があります。解約時に解約返戻金を受け取れます。
  • 保険料は業界最安値クラスに一歩及ばず。
  • 解約返戻金の返戻率は高めです。

終身保険は当たりハズレの大きい保険です。

というのも、解約返戻金の返戻率(支払った保険料に対して解約時に戻ってくるお金の割合)に各社大きな差があります。支払った保険料に+αの利息が上乗せされるお得な終身保険もあれば、大きく元本割れしてしまう終身保険もあります。元本割れしてしまう終身保険は選びたくないですよね。

終身保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

終身保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、終身保険を選ぶ際に大切なのは以下の2点です。

  1. 月々の保険料。保険金額と保険料を支払う期間(満期)を決めて、生命保険各社の保険料を比較する。同条件でも生命保険会社の経営努力によって保険料はピンキリ。
  2. 解約返戻金の返戻率。解約返戻金の返戻率も各社バラバラ。より高い返戻率である終身保険を選ぶ。

まずはざっと概要を書いておきます。上記2点について、FWD生命「FWD終身(低解約返戻金型)」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
30歳の月額保険料
(保険金額1,000万円、保険料払込期間60歳まで)
女性:21,060円 B
解約返戻金の返戻率
(30歳女性、保険金額1,000万円、保険料払込期間60歳まで)
満期を迎えた直後:111.7% A

発売して間もないこともあり、開示されている情報は少なめ。

上表はパンフレットに記載されていた情報なのですが、保険料は業界最安値クラスに一歩及ばずといったところです。同条件で試算してみると、現状の円建て終身保険では2強のオリックス生命「ライズ(RISE)」もしくはアフラック「未来の自分が決める保険WAYS」の方が安くなることが多いかなと。

解約返戻金の返戻率も悪くありませんが、↑に挙げたオリックス生命の方が高くなるかなと感じます。

全般的にはシンプルでよくある終身保険です。保険金額と保険料払込期間を決めた上で、オリックス生命・アフラックの2強と比較しておいた方がよいでしょう。

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FWD生命「FWD終身(低解約返戻金型)」のメリット

FWD生命「FWD終身(低解約返戻金型)」ここがポイント!
  • 【check】保険料払込期間を1年刻みで選択できる。
  • 【check】解約返戻金の返戻率が高い。

保険料払込期間を1年刻みで選択できる。

冒頭書いたとおり、保険料払込期間を1年刻みで選択できます(ただし10年以上)。

例えば、オリックス生命「ライズ(RISE)」の保険料払込期間は

年満了:5年・10年・15年・20年
歳満了:50歳まで、55歳まで、60歳まで、65歳まで、70歳まで、75歳まで、80歳まで、終身払(一生涯)

といったように5年刻み。29歳の人が58歳までに保険料を払い終えるという選択肢はなくて、3年短縮して55歳までとするか、2年延長して60歳までにするしかありません。保険会社の都合で、保険料を支払う期間が決められます。

保険料払込期間が長くなれば保険料総額は高くなり、短くなれば月額保険料が上がります。現在の主流は5年刻みです。1年刻みで必要十分な保険料払込期間を選択できれば、保険料も必要十分に抑えることができます。

解約返戻金の返戻率が高い。

終身保険には貯蓄性があります。

解約時にそれまで積み立てた保険料が解約返戻金として戻ってくるのですが、その解約返戻金の良し悪しを計る指標が返戻率です。

解約返戻金の返戻率とは、支払った保険料総額に対して、解約した時に戻ってくる解約返戻金の割合です。100%を超えれば、支払った保険料よりも多くの解約返戻金が戻ってくることになります(100%を下回れば元本割れ)。

FWD生命「FWD終身」の返戻率は悪くありません。

パンフレットの例だと、30歳女性が保険金額1,000万円・保険料払込期間60歳までで契約した場合の満期直後の返戻率は111.7%。支払った保険料以上の解約返戻金を受け取れます。

ただし、同条件のオリックス生命「ライズ(RISE)」の返戻率が117.1%。返戻率は性別・年齢・保険料払込期間によって変わるのですが、オリックス生命の方が高くなるかなという印象です。返戻率の観点なら、オリックス生命と比較しておいて損はないでしょう。

FWD生命「FWD終身(低解約返戻金型)」のデメリット

FWD生命「FWD終身(低解約返戻金型)」 ここにご注意!
  • 【check】保険料は業界最安値クラスに一歩及ばず。

保険料は高くもないけど、安くもないかなと。少なくとも業界最安値クラスに一歩及ばずといったところです。

先ほどのパンフレットの例だと、30歳女性が保険金額1,000万円・保険料払込期間60歳までで契約した場合の月額保険料は21,060円。同条件のオリックス生命「ライズ(RISE)」の月額保険料は18,320円なので、月2,740円FWD生命の方が高めです。けっこうな金額です。

ただし、メリットに書いたとおりFWD生命は保険料払込期間を1年刻みで選択できます。現在44歳の方が

「57歳で退職する予定なので、57歳までに保険料を払い終えたい!」

といったことがFWD生命ではできます。

オリックス生命・アフラックは保険料払込期間が5年刻みなので、これができません。60歳まで余分に3年保険料を払い続けるか(保険料総額が高くなる)、前倒しで55歳までに保険料を払い終える(月額保険料が高くなる)かのどちらかしか選べません。

しっかりとライフプランが決まっていて、1年単位で保険料を支払う期間を決めたい場合はFWD生命が有力です。

FWD生命「FWD終身(低解約返戻金型)」の評価

評価:B(S、A~C)

解約返戻金の返戻率は悪くありません。保険料も高くはありませんが、最安値クラスとも言えません。

現在の円建て終身保険はオリックス生命「ライズ(RISE)」、及びアフラック「未来の自分が決める保険WAYS」が強いのですが、この2社と比較してから決めた方がよいでしょう。

よって評価は「B」としました。

ただし、ライフプランがきっちり決まっている場合は、保険料払込期間を1年刻みで決めることができるFWD生命が有利(保険料総額が安くなる)になる可能性があります。オリックス生命・アフラックは5年刻みなので、中途半端な保険料払込期間は選択できません。こんなケースに当てはまるなら、FWD生命は有力な候補になり得ます。

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FWD生命「FWD終身(低解約返戻金型)」は全国の保険ショップで取り扱っています。FWD生命を取り扱っている保険ショップは多いので、ご近所の保険ショップでもおそらく取り扱っているはず。

しかし、ふらっと入った保険ショップが

「うち、FWD生命は取り扱ってないですよ」

なんて言われたら悲しいですよね。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックならFWD生命はもちろんのこと、比較対象としたオリックス生命・アフラックとも提携しています。

注意!保険ショップは予約しましょう!
保険ショップへの飛び込み相談も可能ですが、スタッフが事前準備できないため最適なプランにたどり着けないことがあります(事前準備にはけっこう時間がかかります)。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。

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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。

保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。

保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは

  1. 契約時の告知事項に不備があった。
  2. 契約上、保険会社に支払う責任がない。

の2点。

1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、終身保険にはこれが稀にあります。

告知事項の誤りの主な原因は契約者の勘違いです。なので、保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。

また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。

そんなときに、

「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」

といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。

保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。

実際に利用した方の口コミは以下のとおり。

「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」

という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。

予約は簡単です。

①保険クリニックのサイトにアクセスする。

保険クリニック

②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。

③予約日時を選択する。

④以下を入力して予約完了。

  • 相談方法(来店or訪問)
  • 名前
  • 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
  • 要望等(任意入力)

これで予約は完了。1分もあれば予約できます。

50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。FWD生命はもちろんのこと、比較対象に挙げたオリックス生命・アフラックとも提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。

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【保険ショップの検索・予約なら】保険相談ニアエル

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近所に保険クリニックがない場合は、保険相談ニアエルで最寄りの保険ショップを検索してみてください。保険ショップには複数回相談に訪問することもあるので、自宅との距離のは割と重要です。

保険相談ニアエルは全国1,500店舗の保険ショップを区市町村単位で検索できます。保険ショップに関する

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といった情報も掲載されています。取り扱っている保険会社が事前にわかるので、希望していた保険を提案されなかった!といった悲劇もないですし、厳しい口コミもそのまま掲載されているので、ちゃんと選べば安心して相談ができるかなと。

また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で

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予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。

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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。

おすすめされた生命保険に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止になってしまいます。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:FWD生命「FWD終身(低解約返戻金型)」

全般的にはよくあるふつうの終身保険です。解約返戻金の返戻率は業界トップクラスですが、保険料は業界最安値クラスに一歩及ばず。現在の円建て終身保険はオリックス生命「ライズ(RISE)」、及びアフラック「未来の自分が決める保険WAYS」が強いので、まずはこの2社と比較しておいた方がよいでしょう。

ただし、保険料払込期間を1年刻みで設定できる点はメリットです。オリックス生命・アフラックは5年刻み。FWD生命なら42歳の方が

「58歳までに保険料を払い終える!」

といったことができますが、オリックス生命・アフラックはできません。余分に長く保険料を支払うか(保険料総額が高くなる)、前倒しで払い終える(月額保険料が高くなる)かのどちらか。こんな場合はFWD生命が有力な候補になり得ます。

保険クリニックならFWD生命・オリックス生命・アフラックの3社と提携しています。3社の比較もかんたんにやってくれます。終身保険選びに迷ったら、手っ取り早いのは保険クリニックです。

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※2023年7月更新

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