医療保険の保険料比較ランキング

医療保険の保険料を比較してみます。

このサイトでは医療保険に加入する際の重要なポイントとして以下の4点を挙げています。

  • 入院保障:入院は短期化していますが、超長期の入院となる可能性はゼロではありません。端的に言うと3大疾病(特にがんと脳血管疾患)です。3大疾病の長期入院に耐えられるかは要チェックです。
  • 通院保障:通院しながら働ける状況であれば家計のやりくりはできそうですが、通院しながらきつい抗がん剤治療(辛過ぎて働けない…)を受けるような状況を保障してくれるかが重要です。
  • 三大疾病一時金:医療保険にはがん・心疾患・脳血管疾患で入院すると1年に1回ポンっと大きな金額が支払われるオプションがあります。生活費の補填という意味でも、長期の闘病に備えるには重要な保障です。
  • 先進医療保障:健康保険の適用外となる先進医療は全額自己負担です(治療費が数百万円となることもあります)。医療保険がしっかり保障してくれるかも要チェックです。

医療保険の選び方。契約前にチェック必須4つのポイント

以上を踏まえ、おすすめする保障内容として以下を挙げます。

  • 入院給付金5,000円、60日型、手術保障あり。
  • 3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の入院を無制限保障。
  • 3大疾病一時金50万円
  • 先進医療保障あり。
  • 抗がん剤治療特約10万円

上記の保障内容であれば、がん・脳血管疾患の長期入院、働けない状況での通院によるがん治療、3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の保障、公的健康保険が適用されない先進医療にもそこそこの対応ができると考えています。あとは予算とか家計の状況によって入院給付金や3大疾病一時金の金額を調整をして、保険料を無理なく支払える額にしていけば良いかと。

比較対象は下記とします。それぞれの詳細はリンク先の解説記事に書いています。

オリックス生命「CURE Next(キュアネクスト)」

チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」

はなさく生命「はなさく医療」

SOMPOひまわり生命「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」

メディケア生命「新メディフィットA」

ネオファースト生命「ネオdeいりょう」

FWD生命「FWD医療」

イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」

なないろ生命「なないろメディカル礎」

SBI生命「終身医療保険Neo」

各社に違いが表れるのが3大疾病一時金の保障内容です。

具体的には、

  • 心疾患・脳血管疾患の保障範囲。心疾患・脳血管疾患をまるごと保障がベスト。保障対象が急性心筋梗塞・脳卒中に限定されると保障が薄味。
  • 急性心筋梗塞・脳卒中以外の保障条件は「1日以上の入院」がベスト。「入院継続〇〇日」が条件だと保障されるハードルが上がる。
  • 一時金の給付間隔は1年に1回がベスト。2年に1回給付だとがんの再発・転移に不安。
  • がんの2回目以降給付条件。入院限定だと保障されるハードルが上がる。

といったところ。

それと、抗がん剤治療特約の保障範囲にも違いがあります。保障範囲が公的健康保険が適用される範囲に限定されるか、それとも公的健康保険適用が適用されない自由診療(全額自己負担)まで拡大されるか、です。

以下、各社の3大疾病一時金と抗がん剤治療特約の保障内容をまとめます。

3大疾病一時金 抗がん剤治療の保障範囲
心疾患・脳血管疾患の保障範囲 給付間隔 がんの2回目以降給付条件
オリックス 心疾患・脳血管疾患
※急性心筋梗塞・脳卒中以外は入院10日or手術
1年に1回 入院
チューリッヒ 心疾患・脳血管疾患 1年に1回 入院 公的健康保険+先進医療+患者申出+欧米最新
※回数無制限(自由診療は12ヶ月限度・金額2倍)
※ホルモン剤保障対象外
はなさく 心疾患・脳血管疾患 1年に1回 入院or通院(手術・抗がん剤・放射線) 公的健康保険
ひまわり 心疾患・脳血管疾患 1年に1回 入院 公的健康保険+先進医療+患者申出+厚生大臣承認+欧米最新
※回数無制限(自由診療は12ヶ月限度・金額2倍)
メディケア 心疾患・脳血管疾患 1年に1回 診断確定or入院or通院(抗がん剤・放射線・手術・骨髄移植・先進医療・患者申出療養)or緩和ケア(Ⅱ型) 公的健康保険+先進医療+患者申出+欧米最新
※回数無制限(自由診療は24ヶ月限度・金額2倍)
ネオファースト 心疾患・脳血管疾患 1年に1回 入院or通院(抗がん剤・放射線・手術・ホルモン剤・先進医療・患者申出療養) 公的健康保険
FWD 心疾患・脳血管疾患 1年に1回 診断確定・入院・通院 自由診療を含む
※自由診療抗がん剤治療特約
イオン・アリアンツ 心疾患・脳血管疾患
※急性心筋梗塞・脳卒中以外は入院20日or手術
1年に1回 入院
なないろ 心疾患・脳血管疾患 1年に1回 診断確定・入院・通院 公的健康保険+先進医療+患者申出+欧米最新
※2,000万円限度(自由診療は24ヶ月限度・金額2倍)
SBI 心疾患・脳血管疾患 1年に1回 入院

心疾患・脳血管疾患の保障範囲はどれもまるごとです。問題ありません。ただし、オリックス生命とイオン・アリアンツは急性心筋梗塞・脳卒中以外は入院即保障ではないので、条件はやや劣り気味。

給付間隔はどれも1年に1回なので優秀です。問題ありません。

がんの2回目以降給付条件はちょっと複雑なので、下表にまとめ直しています。

診断確定 入院 通院 緩和ケア
手術 抗がん剤 ホルモン 放射線
オリックス 〇(開始)
チューリッヒ 〇(開始)
はなさく
ひまわり
メディケア
ネオファースト
FWD
イオン・アリアンツ
なないろ
SBI

優秀なのがメディケア生命・FWD生命・なないろ生命の3社。入院はもちろんのこと、通院でも一時金給付されます。さらに、診断確定が条件に含まれるので、

「がんが再発したみたいですね」「がんが転移したみたいですね」

と診断されれば一時金を受け取れます。3社以外は入通院で何らかの治療を受けなければ一時金給付されません。

また、将来的にがんの三大治療に次ぐ4番目・5番目の治療方法が開発され(免疫療法が4番目とも言われていますが)、それが通院で受けるような治療方法だった場合、3社以外は保障されるか微妙です。

一方で、メディケア生命・FWD生命・なないろ生命の3社は診断確定が条件に含まれるので、治療方法に関わらずがんと診断されれば一時金給付。診断が条件に含まれると、汎用性が高くなります。

ちなみに、女性はネオファースト生命も有力です。ネオファースト生命は乳がん再発予防のためのホルモン剤治療でも一時金が給付されます。

乳がん再発予防のためのホルモン剤治療は5年から10年といった長期に及ぶことも多々あります。長期間に渡って2ヶ月~3ヶ月に1回くらい通院してホルモン剤(錠剤)の処方してもらい、毎日飲み続けるのがホルモン剤治療。ネオファースト生命ならホルモン剤治療を受けている限り、1年に1回の間隔で一時金が給付されます。

最後に抗がん剤治療特約ですが、ここは自由診療も保障するチューリッヒ生命・SOMPOひまわり生命・メディケア生命・FWD生命・なないろ生命が優秀です。

まとめると、全ての条件が揃ってるのがメディケア生命・FWD生命・なないろ生命の3社。保障内容で選ぶなら、この3社が有力です。

次点として、チューリッヒ生命・はなさく生命・SOMPOひまわり生命・ネオファースト生命が競り合ってる感じですね。どれも一長一短ありますが、ここらへんまでが手厚い保障の医療保険かなと。

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生命保険 見直し

おすすめの保障内容での保険料比較

まずはおすすめの保障内容で保険料を比較してみます。繰り返しになりますが、以下の保障内容で月々の保険料を比較です。

  • 入院給付金5,000円、60日型、手術保障あり。
  • 3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の入院を無制限保障。
  • 3大疾病一時金50万円
  • 先進医療保障あり。
  • 抗がん剤治療特約10万円

代表例として30歳・40歳の男性と女性で比較します。

備考欄には基本パターンから外れる保障内容と、医療保険によって違いがある手術保障について書いています。

30歳男性 30歳女性 40歳男性 40歳女性 備考
オリックス 抗がん剤特約なし
チューリッヒ 抗がん剤特約試算不可
はなさく 3,359円 3,854円 5,084円 4,844円 【手術】
入院5万円・外来2.5万円・放射線5万円
ひまわり 3,117円△ 3,457円 4,477円△ 4,447円 【手術】
2.5~20万円
メディケア 3,305円 3,495円 4,910円 4,460円 一時金はⅡ型。
【手術】
入院5万円・外来2.5万円・放射線5万円
ネオファースト 2,961円◎ 3,190円◎ 4,347円◎ 4,155円◎ 健康保険料率適用
【手術】
入院5万円・外来2.5万円
FWD 3,413円 3,300円〇 4,809 4,186円〇 優良体料率適用
【手術】
入院5~30万円・外来2.5万円・放射線10万円
イオン・アリアンツ 抗がん剤特約なし
なないろ 3,100円〇 3,438円△ 4,444円
4,403円△ 【手術】
入院5万円・外来2.5万円・放射線5万円
SBI 抗がん剤特約なし

結論です。

●健康保険料率の条件を満たすのなら、ネオファースト生命がコスパ最高。次点でFWD生命。

●健康保険料率の条件を満たさない場合は、なないろ生命・SOMPOひまわり生命で比較してみる。

●保障重視ならメディケア生命・なないろ生命が有力。

健康保険料率の条件を満たせばネオファースト生命が最安値クラス。保障内容も悪くはないので、以下の条件を満たして健康保険料率が適用される場合は最有力に考えて良いかと。

【ネオファースト生命の割引条件】
下記①②③を全て満たせば健康保険料率が適用。
①過去5年以内に8日以上入院していない。
②過去5年以内に以下の病気で入院していない。
‐ がん(上皮内がんは除く)
‐ ぜんそく
‐ 尿路結石(腎・尿管・ぼうこう・尿道結石)
‐ 糖尿病
‐ 関節リウマチ
‐ 椎間板ヘルニア
‐ 子宮内膜症
‐ 不妊症
③過去1年以内にタバコを吸っていない、もしくは体型(BMI)が18以上27未満
※BMIは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で求められます。

同じく条件を満たせば保険料が割引されるFWD生命も悪くありません。上述したネオファースト生命よりちょっとだけ保障内容は良い(手術の保障額が高かったり、脳血管疾患にリハビリ給付金があったり)ので、以下の条件を満たして保険料が割引される場合は候補に入ります。

【FWD生命の割引条件】
下記①②の両方満たせば健康保険料率が適用。
①血圧値が最大血圧140mmHg未満/最小血圧90mmHg未満の範囲内
②肝機能検査(肝機能を調べるための血液検査)においてAST(GOT)の数値が36U/L(IU/L)未満

次点はなないろ生命・SOMPOひまわり生命の2社です。ネオファースト生命・FWD生命の健康保険料率が適用されない場合は、2社の方が安くなることが多いでしょう。

保障内容を重視するのならメディケア生命・なないろ生命も候補に入ります。上述のとおり、両社ともに一時金特約も抗がん剤治療特約も完璧。ネオファースト生命・FWD生命と比較して保険料が大きく変わらないようであれば、メディケア生命もしくなないろ生命でも良いかなと感じます。

ちなみに、ネオファースト生命の抗がん剤治療特約は保障対象が公的健康保険に限定されていますが、「自費診療保障上乗せ型がん治療特約」を付加すれば、自由診療の抗がん剤治療を保障対象にすることもできます。

自費診療保障上乗せ型がん治療特約は強力です。自由診療の抗がん剤治療に限らず、がんの治療を受けたら毎月定額給付となるオプションです。そして保険料もそこまで高くありません。

例えば、

主契約:入院1日5千円(60日限度)、三大疾病入院無制限
特約:手術Ⅰ型(入院2倍)、先進医療特約、三大疾病一時金50万円、自費診療保障上乗せ型がん治療特約10万円

とした場合の毎月支払う保険料が

30歳男性:3,261円
30歳女性:3,501円
40歳男性:4,796円
40歳女性:4,639円

です。これで3大疾病の入院は無制限保障ですし、条件を満たせば年1回50万円給付です。そして、自由診療を含むがんの治療を受けていれば月10万円給付(通院でも)。保険料の観点でも十分競争力があります。

オリックス生命、イオン・アリアンツ生命、SBI生命は抗がん剤治療特約を付加できないため、上表では比較対象外としています(チューリッヒ生命は保険料試算不可)。抗がん剤治療特約なしで各社の保険料を比較してみると、以下のとおり。

30歳男性 30歳女性 40歳男性 40歳女性 備考
オリックス 2,690円 2,745円 3,940円 3,420円 【手術】
入院10万円・外来2.5万円
チューリッヒ 2,529円
2,234円〇
3,584円 2,774円〇 8疾病入院無制限保障。
メンタル疾患入院延長保障
【手術】
入院5万円・外来2.5万円
はなさく 2,689円 2,784円 3,984円 3,304円 【手術】
入院5万円・外来2.5万円・放射線5万円
ひまわり 2,617円 2,527円 3,737円 3,127円 【手術】
2.5~20万円
メディケア 2,705円 2,615円 4,010円 3,260円 一時金はⅡ型。
【手術】
入院5万円・外来2.5万円・放射線5万円
ネオファースト 2,476円 2,442円 3,596円 3,140円 健康保険料率適用
【手術】
入院5万円・外来2.5万円
FWD 3,051円 2,718円 4,265円 3,362円 優良体料率適用
【手術】
入院5~30万円・外来2.5万円・放射線10万円
イオン・アリアンツ 2,413円
2,573円 3,465円
3,220円 【手術】
入院5万円・外来2.5万円
なないろ 2,430円△ 2,408円
3,514円△ 2,983円△ 【手術】
入院5万円・外来2.5万円・放射線5万円
SBI 2,040円
2,177円◎ 2,955円
2,674円
優良体料率適用
8疾病入院無制限保障。
【手術】
入院5万円or20万円・外来2.5万円・放射線5万円

男女ともにSBI生命の勝利です。SBI生命は下記2つの条件を両方満たした場合に割引が適用されるのですが、割引が適用された場合は圧倒的に安くなります。

①過去1年以内に喫煙をしていない。
②BMIが18.0以上27.0未満
※BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

次点は女性ならチューリッヒ生命。8疾病+メンタル疾患の入院延長保障ありでこの保険料は安いといっていいでしょう。

男性はイオン・アリアンツ生命ですね。SBI生命の割引が適用されない方の受け皿になるのがイオン・アリアンツ生命です。

【女性向け】おすすめの保障内容に女性疾病特約を付加して保険料比較

続いて上述したおすすめの保障内容に女性疾病特約を付加して保険料を比較してみます。

女性疾病特約とは、

  • 女性特有の疾病で入院した場合に、入院給付金を増額。
  • 乳房手術・子宮摘出・卵巣摘出・乳房再建術といった女性特有の手術を受けた場合に、手術給付金を増額。

という保障内容のオプションです。

入院給付金増額の主な用途は差額ベッド代ですね。大部屋での入院なら差額ベッド代はかかりませんが、プライベートを守ることが難しい空間です。小人数部屋や個室で快適な入院生活を送るための差額ベッド代を主な用途としています(もちろん使い方は自由です)。

対象となる女性疾病はこんな感じです。一例を挙げます。

【すべてのがん】
乳がん、子宮がん、肺がんなど
【女性特有の病気】
子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫、乳腺症、異常分娩(例:帝王切開)など
【女性に多い病気】
鉄欠乏性貧血、低血圧症、リウマチ、膀胱炎、胆石症、メニエール病、骨粗しょう症など

生命保険各社によって微妙に対象が異なるので、よくよくチェックしておきましょう。

また、乳房手術・子宮摘出・卵巣摘出・乳房再建術といった女性特有の手術を受けた場合には、手術給付金が増額されます。50万円とか100万円とかけっこう大きな金額が給付されるので、例えば乳房再建術を受けた際の美容的な費用に使うこともできます(手術給付金の増額がない医療保険もあります)。

さて、先ほどのおすすめ保障内容(抗がん剤治療特約なし版)に女性疾病特約を付加して保険料を比較してみます。備考欄には女性疾病特約の保障内容を記載しています。

30歳女性 40歳女性 備考
オリックス 3,210円 3,835円 入院給付金が5,000円増額
チューリッヒ 2,759円〇 3,334円〇 入院給付金が5,000円増額
乳房切除25万円、乳房再建50万円、子宮摘出25万円、卵巣摘出25万円、子宮・卵巣・卵管にかかわる手術5万円、放射線治療25万円
はなさく 3,479円 4,004円 入院給付金が5,000円増額
乳房切除25万円、乳房再建50万円、子宮摘出25万円、卵巣摘出25万円、子宮・卵巣・卵管にかかわる手術5万円、不妊治療5万円(1回)
ひまわり 入院給付金増額オプションあり。保険料は不明…。
メディケア 3,315円 3,975円 入院給付金が5,000円増額
乳房切除15万円、乳房再建50万円、子宮摘出15 万円、卵巣摘出15万円
ネオファースト 3,067円△ 3,815円 入院給付金が5,000円増額
乳房切除15万円、乳房再建50万円、子宮摘出15万円、卵巣摘出15万円、それ以外の乳房・子宮・卵巣・卵管に関する手術5万円
FWD 3,263円 3,918円 入院給付金が5,000円増額
乳房切除15万円、乳房再建50万円、子宮摘出15万円、卵巣摘出15万円、それ以外の乳房・子宮・卵巣・卵管に関する手術5万円、外見ケア2.5万円
イオン・アリアンツ 3,128円 3,800円△ 入院給付金が5,000円増額
乳房切除25万円、乳房再建50万円、子宮摘出25万円、卵巣摘出25万円、乳頭再建・乳輪再建術5万円、子宮または子宮附属器にかかわる手術5万円
なないろ 女性疾病特約なし
SBI 2,677円◎ 3,159円◎ 入院給付金が5,000円増額
乳房切除25万円、乳房再建50万円、子宮摘出25万円、卵巣摘出25万円、乳房・子宮・子宮附属器にかかわる手術7.5万円

ここもSBI生命が最安値です(上表は優良体料率が適用された保険料です)。

ただし、SBI生命は入院給付金の給付対象となる範囲がやや狭い。甲状腺・貧血・リウマチといったような女性に多い疾病が対象外です。

次点はチューリッヒ生命。チューリッヒ生命は入院給付金の給付対象となる範囲は幅広く、女性に多い疾病もしっかり給付対象です。さらに放射線治療も保障対象なので、保険料の差がこれくらいならチューリッヒ生命も十分魅力的です。

ちなみにですが、FWD生命は「外見ケア」といって頭髪が脱毛してしまった場合も保障対象になります(ウィッグ代ですね)。

とにかく保険料を安く抑えたい!

最後に、とにかく保険料を安く抑えたい方に向けた保険料比較です。保障内容を以下に絞った場合の保険料を比較してみます。

  • 入院給付金5,000円、60日型、手術保障あり。
  • 先進医療保障あり。

さすがに先進医療保障は外せません。先進医療は全額自己負担となるので、人生一発レッドカードを避ける意味でも外せません。特約保険料もそこまで高くないの(月100円程度)なので、先進医療特約はアリとします。

ここも備考欄には基本パターンから外れる保障内容と、医療保険によって違いがある手術保障について書いています。

30歳男性 30歳女性 40歳男性 40歳女性 備考
オリックス 1,315円 1,490円 1,830円 1,690円 【手術】
入院10万円・外来2.5万円
チューリッヒ 1,004円◎ 1,019円◎ 1,344円◎ 1,164円◎ 【手術】
入院5万円・外来2.5万円
はなさく 1,249円 1,439円 1,709円 1,474円 【手術】
入院5万円・外来2.5万円・放射線5万円
ひまわり 1,947円 1,652円 【手術】
2.5~20万円
メディケア 1,175円 1,240円 1,570円 1,300円〇 【手術】
入院5万円・外来2.5万円・放射線5万円
ネオファースト 1,020円△ 1,186円〇 1,419円△ 1,435円 健康保険料率適用
【手術】
入院2.5万円・外来2.5万円
FWD 1,270 1,280 1,655 1,460 優良体料率適用
【手術】
入院5~30万円・外来2.5万円・放射線10万円
イオン・アリアンツ 1,008円〇 1,238円 1,380円〇 1,400円 【手術】
入院5万円・外来2.5万円
なないろ 1,095円 1,243円 1,499円 1,398円 【手術】
入院5万円・外来2.5万円・放射線5万円
SBI 1,064円 1,209円△
 1,479円 1,374円△ 優良体料率適用
【手術】
入院5万円or20万円・外来2.5万円・放射線5万円

チューリッヒ生命がかなり安いです。

次点としてはイオン・アリアンツ生命、ネオファースト生命、メディケア生命、SBI生命が競り合ってます。この5社で比較すればよいかと。

比較対象とした医療保険を相談できるところ【無料】

この記事では10社の医療保険を比較してきましたが、10社全ての医療保険を取り扱ってる保険ショップは少数派です(特にチューリッヒ生命・イオン・アリアンツ生命・SBI生命の3社が少ない)。

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「あ、うち、メディケア生命とは提携してるんですけど、ネオファースト生命やってないんですよ!」

だとか、

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といったこともよくあります。

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