【評価C】アクサ生命の医療保険「スマート・ケア」デメリットと評価

アクサ生命「スマート・ケア」の入院保障(主契約)は一時金です。

一時金なので日帰り入院でも1年間入院しても保障額は同じ。短期入院が手厚く保障されますが、短期入院なら貯蓄の切り崩しと有給休暇の消化でやり過ごせる方が多いでしょう。主契約だけでは長期入院に備えることが難しい医療保険です。

他社の入院保障は「入院給付金×入院日数」が一般的なので、入院日数に比例して保障額が大きくなります。これなら長期入院にも十分備えられます。

その他の保障内容も他社と比較するとやや遅れ気味と感じます。アクサ生命「スマート・ケア」を検討されているのなら、他社の医療保険と比較しておいたほうがよいかと。

アクサ生命「スマート・ケア」ここがポイント
  • 主契約だけで長期入院に備えることは難しいです。
  • オプション追加で長期入院に備えることができますが、保険料は高くなります。

医療保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

医療保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の4点です。

  1. 入院保障:入院は短期化していますが、超長期の入院となる可能性はゼロではありません。3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の長期入院に耐えられるかは要チェックです。
  2. 通院保障(抗がん剤治療保障):通院治療だと働けることも多いのですが、本当に怖いのは通院で副作用のきつい抗がん剤治療(辛過ぎて働けない…)を受けるケース。こんな状況を保障してくれるかが重要です。最近の医療保険は健康保険が適用されない自由診療の抗がん剤治療も保障対象にすることがあります。
  3. 三大疾病一時金:医療保険にはがん・心疾患・脳血管疾患で入院すると毎年100万円といった保険金が支払われるオプションがあります。生活費の補填という意味でも、長期の闘病に備えるという意味でも、重要な保障です。
  4. 先進医療保障:先進医療には健康保険が適用されません。治療費は全額自己負担です(数百万円となることもあります)。医療保険が先進医療をしっかり保障してくれるかも要チェックです。

まずはざっと概要を書いておきます。上記4点について、アクサ生命「スマート・ケア」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
入院保障 がん・心疾患・脳血管疾患を無制限保障(入院給付特則B・C型) A
通院保障(がん) 抗がん剤治療特約なし C
三大疾病一時金 【対象となる疾病・給付条件】
がん:1回目診断確定、2回目以降入院
急性心筋梗塞:手術or継続5日以上の入院
脳卒中:手術or継続5日以上の入院
【給付間隔・上限】
1年に1回、5回まで
C
先進医療保障 通算2,000万円上限・終身型 A
30歳の月額保険料
(Ⅲ型・基本給付額5,000円・先進医療給付特約)
男性:1,328円
女性:1,343円
B
40歳の月額保険料
(Ⅲ型・基本給付額5,000円・先進医療給付特約)
男性:1,668円
女性:1,453円

冒頭書いたとおり、主契約の入院保障は一時金です。短期入院でも長期入院でも保障額は同じ。主契約だけでは長期入院に不安が残ります。

長期入院に備えるには入院給付特則というオプションを追加する必要があります。入院給付特則B型もしくはC型を付加すれば、がん・心疾患・脳血管疾患を含む生活習慣病の入院が無制限保障になりますが、それだと保険料がグッと上がります。

短期入院は貯蓄で備えて(貯蓄が少ない場合は貯蓄に励んで)、発生したら貯蓄でカバーするのが難しい長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパのよい医療保険の入り方。入院1日あたりの平均費用は2.3万円というデータがありますが、1ヶ月程度の短期入院をやり過ごせる貯蓄があるのなら、保険料の安い他社のオーソドックスな医療保険を検討した方がよいかと。

抗がん剤治療特約はありません。他社だと、抗がん剤治療を受けた月に10万円給付するオプションを付加できることが多いのですが、アクサ生命にはありません。通院で抗がん剤治療を受けてるけど副作用が辛くて働けない!といった状況に不安が残ります。

3大疾病一時金の保障範囲はがん・急性心筋梗塞・脳卒中です。心疾患・脳血管疾患をまるごと保障するタイプではなく、保障範囲を急性心筋梗塞・脳卒中に限定しています。給付回数にも上限があるので、他社と比較すると保障内容はやや寂しくなってますね。

先進医療保障は問題ありません。充実してます。

保障内容が独特なので他社との比較は難しいのですが、保険料も決して安い方には入らないかと感じます。

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アクサ生命「スマート・ケア」の基本情報

まずは基本情報を一覧にしました。他の医療保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。

保険の種類 【医療保険】
・病気やケガに備える保険です。
・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。
・保険料が値上がりすることはありません。
主契約 【入院治療一時金】
入院1回につき一時金給付。
【集中治療給付金】
集中治療室管理を受けた際に一時金給付。
【手術給付金】
手術、不妊治療を受けた際に一時金給付。
【放射線治療給付金】
放射線治療を受けた際に一時金給付。
【通院給付金】
入院前後、手術後の通院1日に対して定額給付。
特約(オプション) 【入院給付特則】
入院1日に対して定額給付。
【先進医療給付特約】
先進医療の技術料実費と一時金給付。
【通院支援特約】
退院後、もしくは手術後に通院した際に一時金給付。
【3大疾病一時金特約】
がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態となった場合に一時金給付。
【3大疾病保険料払込免除特約】
がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態となった場合に以降の保険料支払い免除。
【女性疾病入院・特定手術給付特約】
女性特有の疾病で入院・手術した場合に定額給付。
【重症化予防一時金・見舞金特約】
がん・上皮内がん・糖尿病・急性心筋梗塞・脳血管疾患・肝硬変・慢性腎臓病・骨粗しょう症・関節リウマチで所定の状態となった場合に一時金給付。
【介護終身保険特約】
死亡・高度障害・要介護状態となった場合に定額給付。
【認知症特約】
認知症と診断確定され、かつ要介護1以上に認定されたときに一時金給付。
保険料を支払う期間 以下から選択可能。
年満了:10年間・15年間・20年間
歳満了:55歳まで・60歳まで・65歳まで・70歳まで・75歳まで満了、終身(一生涯)
保険料を支払う回数 月払・年払
保険料を支払う方法 ・口座振替
・クレジットカード払
保障される期間 終身
加入方法 対面

アクサ生命「スマート・ケア」の保障内容を評価します。

冒頭のところで入院保障・通院保障(がん)・三大疾病一時金・先進医療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。

【主契約】入院治療一時金・集中治療給付金・手術給付金・放射線治療給付金・通院給付金

主契約はてんこ盛りです。

よくある医療保険は入院・手術・放射線治療の保障ですが、アクサ生命はそれに集中治療室と通院治療の保障も加わります。

さらに主契約はⅠ型・Ⅱ型・Ⅲ型の3パターンから選べます。具体的には下表のとおり。

名称 給付額 給付条件
入院治療一時金 Ⅰ型:基本給付金×2倍
Ⅱ型・Ⅲ型:基本給付金×10倍
1日以上の入院をした場合に給付。
集中治療給付金 基本給付金×50倍 集中治療室管理を受けたとき。
手術給付金 基本給付金×5倍 or 10倍 or 20倍 or 50倍
※手術内容によって変わります。
手術・不妊治療を受けたとき。
放射線治療給付金 基本給付金×10倍 放射線治療を受けたとき。
通院治療給付金 Ⅰ型・Ⅱ型:基本給付金×通院日数
Ⅲ型:なし
通院したとき。

それぞれの保障に少し特徴があります。個別に説明してきます。

入院治療一時金

アクサ生命「スマート・ケア」の入院保障は一時金です。短期入院でも長期入院でも保障は同額です。

一般的な医療保険は入院1日に対して入院給付金が支払われます。10日間入院したら入院給付金×10日分を給付といったように、入院日数に保障額が比例します。

ちなみにですが、入院日数の平均は以下のとおり。

全体平均:32.3日
35歳~64歳の平均:24.4日
(参考:生命保険文化センター

入院日数は短くなってきていますが、それでも平均で1ヶ月程度。脳血管疾患は平均からしても入院は長引きますし(77.4日)、がんも部位や症状によっては長期入院になることがあります(水泳の池江璃花子さんは10か月入院されたそうです)。

冒頭書きましたが、短期入院は貯蓄で備えて(貯蓄が少ない場合は貯蓄に励んで)、発生したら貯蓄でカバーするのが難しい長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパのよい医療保険の入り方。

他社のように入院日数に比例して保障する方が、長期入院に耐えられる安心感はあります。

集中治療給付金

集中治療室で治療を受けた場合に給付される一時金です。基本給付金を5,000円で契約すれば、25万円(基本給付金の50倍)が保障されます。

集中治療室の利用料は高いです。7日以内なら1日約4万円、8日を超えるとちょっと安くなって1日約3万6千円かかります(3割負担の場合)。

しかし、集中治療室の利用料は高額療養費制度の対象です。その他の医療費を含めた月々の上限はある程度決まります。集中治療室を10日間利用したからといって、25万円支払うこともないでしょう。

アクサ生命の基本給付金の50倍保障はやり過ぎ感ありますが、集中治療室を利用するほどの重症だと入院は長引きます。主契約の入院保障が一時金であることを踏まえれば、50倍保障くらいでちょうどいいかもしれませんね。

手術給付金

手術保障は手術の程度によって保障額が変動するタイプです。開頭・開腹・開胸といったハードな手術は保障額がドンっと大きくなります。

他社だと手術の程度に関わらず定額保障も選べることが多いのですが、アクサ生命は変動保障のみ。高額療養費制度を利用すれば月々の医療費上限はある程度決まるので、保険料の安い定額保障でも十分だったりもするのですが、開腹・開胸・開頭といった全身麻酔をするような手術は身体への負担が大きいので入院も長引きます。

こちらも主契約の入院保障が一時金であることを踏まえれば、入院が長引くようなきつい手術だと保障額が膨らむ変動タイプで良いのでしょう。

放射線治療給付金

放射線治療を受けると一時金が給付されます。給付間隔が60日間に1回。放射線治療は1~2ヶ月程度の治療が1クールとなるので、1クールに給付1回ということですね。

ここは他社同等。

通院治療給付金

通院1日に対して定額を給付する保障です。保障対象は入院前後30日間の通院と、手術後30日の通院。

他社は「退院後120日以内の通院を保障」が多いので、入院前の通院が保障対象となる点は優れていますが、退院後30日の通院までしか保障されない点はやや残念。

まあでも保障額は通院1日5,000円程度。通院だと働けることも多いので、

「たった5,000円か…、手続きするほうがめんどうだな…」

ということもけっこうあります。通院保障が含まれないⅢ型で十分かなと。

【重要です】入院給付特則

上述のとおりアクサ生命「スマート・ケア」の主契約の入院保障は一時金です。

日帰り入院でも1年間の入院でも、一時金を1回給付して保障終了。これだと長期入院の保障に不安が残ります。他社の医療保険は入院給付金×入院日数を保障するのがスタンダード。保障額は入院日数に比例するので、長期入院に備えられる安心感があります。

その弱点をカバーできるのがこちらの入院給付特則。入院給付特則をつければ、他社と同じように入院給付金×入院日数が保障されます。

入院給付特則は以下の3タイプから選べます。

A型:入院1回60日まで保障
B型:入院1回60日まで保障はA型と同じだが、入院が長引く生活習慣病は日数無制限保障
C型:B型の保障にメンタル疾患一時金が追加される。

A型は全てのケガや病気を入院1回60日まで保障です。

繰り返しますが、入院日数の平均は以下のとおり。

全体平均:32.3日
35歳~64歳の平均:24.4日
(参考:生命保険文化センター

平均からすると入院1回で60日保障されれば十分に思えますが、入院が長引く脳血管疾患や、部位や症状によっては長期入院になるがんだと60日保障は不安が残ります。3ヶ月から半年程度入院する方は珍しくありません。

ということで、B型は生活習慣病(がん・上皮内がん・糖尿病・心疾患・高血圧性疾患・脳血管疾患・肝疾患・腎疾患)の入院が日数無制限で保障されます。どれだけ入院が長引いても

入院給付金×入院日数

が保障されるので、長期入院に十分耐えられます。おすすめはこのB型。

C型はさらにメンタル疾患で入院した場合に一時金が給付されます。一時金は入院給付金の30倍なので、入院給付金5,000円の場合は15万円。

保障対象のメンタル疾患には統合失調症、気分(感情)障害、神経性障害、摂食障害なんかが含まれますが、保障は一時金のみです。メンタル疾患が入院するほど重症化することは稀ですが、入院すると超長期となることが多いです。

それに対して一時金15万円が給付されても大きな意味は持たないかなと。

チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」はオプションを付加すれば最長365日までメンタル疾患の入院が保障されます。入院給付金5,000円で契約していれば、最大180万円程度受け取れます。メンタル疾患が気になる方は、チューリッヒ生命と比較しておいたほうがよいでしょう。

【重要です】先進医療給付特約

特約名 給付額 給付条件
先進医療給付特約 ・保障期間通算で2,000万円までの技術料(1回の療養で1,000万円限度)。
・1回につき、一時金として15万円を給付。
先進医療を受けた場合。

先進医療とは、厚生労働省が指定した公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。

例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の一種です。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。

重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。

しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です(通算2,000万円まで保障)。

先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。

また、一時金として15万円が給付されますが、先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。一時金は交通費・宿泊費等に使うことを想定したお金です。

保障内容は悪くありません。特約保険料も高くはないので、原則的には医療保険に加入するなら付加しておいたほうがよいオプションです。優先度は高めです。

ちなみにですが、「1回の療養につき1,000万円限度」という他社には見られない制約があります。他社では1回の療養に関する限度額はなく、保障期間通算で2,000万円限度が一般的。とはいえ、高額な先進医療でも1,000万円かかることはまずないので、そこまで気にするほどでもないでしょう。

【重要ではありません】通院支援特約

特約名 給付額 給付条件
通院支援特約 入院日数が29日以内:基本給付金額×5
入院日数が30日以上:基本給付金額×10
外来手術:基本給付金額×5
入院して退院後、もしくは外来手術を受けた場合。

入院して生きて退院した際、もしくは外来で手術を受けた際に給付される一時金です。

その名のとおり

「一時金を差し上げますので、これで通院頑張ってください!」

という保障ですが、一時金が1回だけですし保障額もお小遣い程度なので、大きな意味は持たないかと。これくらいなら自分で貯めておいたほうがよいです。

【重要ですが…】3大疾病一時金特約・上皮内新生物一時金特則

特約名 給付額 給付条件
3大疾病一時金特約 3大疾病一時金額 ■がん
初回:がんと診断されたとき。
2回目以降:がんで入院したとき。
■急性心筋梗塞・脳卒中
5日以上の入院、もしくは手術をうけたとき。
上皮内新生物一時金特則 3大疾病一時金額×50% 上皮内新生物と診断されたとき。

がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の条件を満たした場合に、ドバっとまとまった金額を受け取れるオプションです。

実際に受け取ってみるとわかるのですが、働くこともできずに医療費が膨らんでいく中で、

「医療保険…入っておいてよかった…」

と分かりやすく実感できる重要なオプションです。

特に3大疾病一時金特約が役立つのは、がんが失業につながりやすい非正規雇用の方やブラック企業に勤務されている方。

東京女子医大の調査ではがんと診断されてから、フルタイムで復職できるまでの期間平均が205日(時短勤務を含めると80日)だそうですが、時短勤務制度もないし、205日も勤務先が待ってくれないという場合は、がんと失業のWパンチを食らうこともあるでしょう(実際多いです)。

そんなときにドカッと100万円とかを銀行口座に振り込んでくれるのが3大疾病一時金特約です。生活を破綻させないために必要な特約です。

しかし、保障内容はイマイチ。

  • 【GOOD】給付間隔が1年に1回。
  • 【BAD】上皮内がんは半額給付。
  • 【BAD】範囲の狭い急性心筋梗塞・脳卒中が保障対象。他社は心疾患・脳血管疾患をまるごと保障対象が多い。
  • 【BAD】給付回数が5回まで。他社は回数無制限が主流。
  • 【BAD】がんの2回目以降の給付条件が入院に限定されている。

ちょっと古い医療保険だと2年に1回しか一時金給付されないことがあります。がんも急性心筋梗塞も脳卒中も2年以内に再発することは珍しくありませんが、再発して不安になってるところに

「あ、前回から2年経過してないので一時金お支払いできませんよ」

なんて言われたらイラっときます。その点、アクサ生命は1年に1回給付。ここは他社同等です。悪くありません。

以下、デメリット。

上皮内がんは半額給付です(上皮内新生物一時金特則)。

上皮内がんとは、がん細胞がリンパ管や血管に到達していない初期のがんを指します。がん細胞はリンパ管や血管を通じて全身に広がるので、上皮内がんの段階で治療できれば転移する可能性は低いと言われています。

「早めに見つかって良かったですね!」

と言われるのが上皮内がん。大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで早期発見されたというデータもあるので、珍しいがんではありません。他社の医療保険は上皮内がんも通常のがんと同じ扱いをすることが大半です。

まあ上皮内がんなら医療費が膨らむことはありませんし、早期に社会復帰できることも多いのですが、乳がんは上皮内がんでも通常のがんと同程度の治療が必要となることがあります。女性はちょっと注意です。

また、心疾患・脳血管疾患をまるごと保障ではなく、保障範囲は急性心筋梗塞・脳卒中に限定しています。

急性心筋梗塞は心疾患の一部です。保障対象が急性心筋梗塞に限定されると、急性心筋梗塞以外の心疾患は保障対象外。平成29年の厚生労働省の調査によると心疾患全体の患者数1,732千人のうち、急性心筋梗塞の患者数は47千人。割合にすると2.7%に過ぎません。

一方で、脳卒中も脳血管疾患の一部ですが、脳卒中には

  • 脳梗塞
  • くも膜下出血
  • 脳出血

が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。

ということで、脳血管疾患でも脳卒中でも大きな差はありませんが、脳血管疾患の方がちょっと安心かな、とは感じます。

さらに、給付回数にも5回までという制限があります。一生涯で一時金を5回も受け取ることも稀ですが、他社の医療保険は回数無制限が主流です。この点もデメリットでしょう。

最後に、がんの2回目以降の給付条件が入院に限定されます。通院治療だけの場合は保障対象外。がんの3大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。給付条件が入院に限定されてしまうと、がんの治療が続いているのに一時金給付されないこともあり得ます。

最近は2回目以降の給付条件を入院or通院とする医療保険が増えています。この点もデメリット。

まとめると、保障内容は他社と比較して周回遅れかと…。

他社は

「がん・心疾患・脳血管疾患をまるごと保障!1年に1回間隔、回数無制限で一時金をお支払い!」

が主流です。

【重要ではありません】3大疾病保険料払込免除特則

特約名 給付額 給付条件
3大疾病保険料払込免除特則 以降の保険料支払いが免除される がん:がんと診断されたとき。
急性心筋梗塞・脳卒中:5日以上の入院、もしくは手術をうけたとき。

よくCMで観る「以降の保険料は頂きません!」という特則です。条件を満たせば、以降の保険料支払いが免除されます(もちろん保障は継続)。

3大疾病保険料払込免除特則は有料オプションなので付加すると保険料がググっと上がります。そもそも医療保険はそこまで保険料が高くならないので、必要性は薄いかなと。

条件も他社と比較してイマイチ。がんの条件は他社同等ですが、脳と心臓は

「心疾患・脳血管疾患なら入院or手術で即免除!」

という医療保険が増えてきています。

【良い保障内容です】女性疾病入院・特定手術給付特約

特約名 給付額 給付条件
女性疾病入院給付金 女性疾病入院給付金額×入院日数 女性疾病で入院したとき。
女性特定手術サポート給付金 女性疾病入院給付金額×20倍 ・乳房観血切除術
・子宮全摘出術
・卵巣全摘出術
女性疾病入院給付金額×5倍 ・上記以外の乳房、子宮、子宮付属器に対する手術。
・支払い限度に達した後に受けた乳房観血切除術。
乳房再建術給付金 女性疾病入院給付金額×40倍 ・乳房再建術を受けたとき

女性特有の疾病で入院・手術となった場合を保障するオプションです。もちろん付加できるのは女性のみ。

入院給付金の保障対象となる疾病は悪くありません。他社だと女性に多い貧血・甲状腺障害・リウマチといった疾病が保障対象外となることもあるのですが、アクサ生命はきっちり保障しています。

手術給付金の保障対象も悪くはありません。他社によくある乳房切除・子宮摘出・卵巣摘出・乳房再建といった4種類は保障対象ですし、それ以外の乳房、子宮、子宮付属器に関する手術もまるごと保障対象。

全般的に保障内容としては平均的です。これは必要!と強く感じるのであれば付加して良い特約です。

【重要ではありません】重症化予防一時金・見舞金特約

特約名 給付額 給付条件
重症化予防一時金 重症化予防見舞金×5倍 ・がんと診断されたとき。
・糖尿病で所定の治療をうけたとき。
・急性心筋梗塞、脳血管疾患、肝硬変、慢性腎臓病によって入院もしくは通院したとき。
重症化予防見舞金 重症化予防見舞金 ・上皮内新生物と診断されたとき。
・糖尿病、骨粗しょう症、関節リウマチで入院したとき。

他社には見られない珍しい特約です。

  • 上皮内新生物と診断されたとき
  • 糖尿病、骨粗しょう症、関節リウマチで入院したとき

に10万円程度の重症化予防見舞金が給付。さらに症状が進んで

  • がんと診断されたとき
  • 糖尿病でインスリン療法を60日間継続して受けたとき
  • 急性心筋梗塞、脳血管疾患、肝硬変、慢性腎臓病によって入院もしくは通院したとき

に50万円程度の重症化予防一時金が給付されるという特約です。

まあでも、保障範囲は上述した3大疾病一時金特約と重なる部分が大きく、こちらは給付回数も1回だけなので、あえて付加することもないかなぁという印象です。タバコを吸う方、お酒が好きな方、食べるのが好きな方で、糖尿病・肝硬変、慢性腎臓病が気になるのなら付加してもよいかもしれませんね。

【重要ではありません】介護終身保険特約・認知症一時金特約

特約名 給付条件
介護終身保険特約 【死亡保険金】
・死亡したとき
【高度障害保険金】
・高度障害状態となったとき
【介護保険金】
・要介護状態となったとき。
・要介護状態が180日以上続いたとき。
認知症一時金特約 ・認知症と診断確定され、かつ要介護1以上に認定されたとき。

要介護・認知症に備えられるオプションですが、医療保険は医療技術の進歩や社会情勢によって見直したくなることもあります。

将来的に医療保険を乗り換えたくなった場合、アクサ生命「スマート・ケア」を解約すると介護保障はもちろん消滅。そして新たに介護保険に加入すると、年齢が上がっているので保険料も上がります。

介護保障はそれ専門の介護保険で備えていたほうが無難です。あえて医療保険とセットにすることはありません。

また、そもそも民間の介護保険が必要かどうかを検討した方がよいです。民間の介護保険のお世話になる可能性は決して高くありません。

介護保険・認知症保険は必要か

ちなみにですが、介護終身保険特約・認知症一時金特約は一時金保障です。年金方式ではありません。

終わりが見えない介護は一時金よりも細く長く介護を支える年金方式の方が安心です。民間の介護保険で要介護に備えるとしても、年金方式の方が良いかなと。

【シミュレーション】僕がアクサ生命「スマート・ケア」に入るなら。

僕がアクサ生命「スマート・ケア」に入るなら、以下の保障内容にします。

  • 主契約:基本給付金5,000円。
  • 特約:先進医療特約、入院給付特則B型、3大疾病一時金特約、上皮内新生物一時金特則

先進医療特約は必須。入院給付特則B型も付加して長期入院に備えます。あとは3大疾病一時金特約と上皮内新生物一時金特則を付加して1年に1回まとまった金額を受け取れれば、それなりな保障になるかと。女性であれば、女性疾病入院・特定手術給付特約を付加してもいいかもですね。

ただし、上述のとおり3大疾病一時金の保障内容は微妙です。抗がん剤治療特約もないので、通院で抗がん剤治療を受けてるけど副作用が辛くて働けない!といった状況に不安が残ります。

アクサ生命「スマート・ケア」のメリット

アクサ生命「スマート・ケア」ここがポイント!
  • 【check】短期入院には強い。

主契約の入院保障が一時金のため、短期入院だと保障額は大きくなります。

例えば、大腸がんと診断されて入院して腹腔鏡手術を受けて、幸運にも5日間で退院できたケース。

アクサ生命で主契約をⅢ型・基本給付金5,000円で契約した場合の保障額は

入院一時金5万円+手術給付金25万円=30万円

です。

これが他社の「入院給付金×入院日数」を保障するタイプだと、保障額はそこまで大きくなりません。メディケア生命「新メディフィットA」で主契約を入院給付金5,000円・手術Ⅱ型で契約した場合の保障額は

入院給付金5,000円×5日+手術給付金25万円=27.5万円

です。10日未満の入院であればアクサ生命の方が保障額は大きくなるかと。

ちなみにですが、月々の保険料は

【アクサ生命】
30歳男性:1,328円
30歳女性:1,343円

【メディケア生命】
30歳男性:1,330円
30歳女性:1,440円

なのでほぼ同じ(先進医療特約を付加した保険料)。女性はちょっとだけメディケア生命が高めです。

アクサ生命「スマート・ケア」のデメリット

アクサ生命「スマート・ケア」ここにご注意!
  • 【check】主契約だけでは長期入院に対する保障が薄い。
  • 【check】3大疾病一時金が弱い。

短期入院に強い点をメリットとして挙げましたが、主契約だけで長期入院に備えるには不安が残ります。

メリットでは5日間で退院できたケースを例としましたが、実際に5日間で退院できたらかなりの幸運。がんの入院は平均でも20日を超えます。

大腸がんと診断されて入院して開腹手術を受けて、20日間で退院できたケースで比較してみると、

アクサ生命:入院一時金5万円+手術給付金25万円=30万円
メディケア生命:入院給付金5,000円×20日+手術給付金25万円=35万円

なので保障額は逆転します。

オプションの入院給付特則を付加すれば、保障額が入院日数に比例するので長期入院に耐えられるようになりますが、月々の保険料はググっと上がります。上述のとおり入院給付特則を付加しないで保険料はメディケア生命とほぼ同じ。入院給付特則を付加すればアクサ生命の方が高くなるでしょう。

繰り返しますが、短期入院は貯蓄で備えて(貯蓄が少ない場合は貯蓄に励んで)、発生したら貯蓄でカバーするのが難しい長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパのよい医療保険の入り方。

入院1日あたりの平均費用は2.3万円というデータがありますが、10日程度の短期入院であれば、貯蓄の切り崩しと有給休暇の消化でやり過ごせることが多いでしょう。本当に怖いのは終わりの見えない長期入院です。

また、3大疾病一時金の保障範囲は狭いです。心疾患・脳血管疾患をまるごと保障するのではなく、急性心筋梗塞・脳卒中に限定されます。

給付回数も5回まで。最近の医療保険の主流は

「がん・心疾患・脳血管疾患をまるごと保障!給付回数無制限!」

であることを踏まえれば、保障条件はかなりさみしいです。

アクサ生命「スマート・ケア」の評価

評価:C(S、A~Cで判定)

他社の医療保険より際立って良い点というのがなかなか見つからず…。

主契約の入院保障が一時金なので短期入院には強いのですが、裏を返せば長期入院には弱い。短期入院を貯蓄の切り崩しと有給休暇の消化でやり過ごせるのなら、他社の医療保険を検討したほうがよいかと。本当に怖いのは終わりの見えない長期入院です。

よって評価は「C」としました。

比較対象として以下の医療保険を挙げておきます。

チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」
保険料が激安。自由診療の抗がん剤治療を保障対象にできたり、女性特有の疾病に対する保障を厚くできたりで、保障内容も良好です。

メディケア生命「新メディフィットA」
こちらも保障内容は最新で、現在の医療保険のスタンダードです。親会社は大手の住友生命。

医療保険は下記リンクで比較しているので、ご参考までに。本サイトでおすすめしている保障内容を中心に比較しています。

医療保険の保険料比較

アクサ生命「スマート・ケア」の相談をするなら。

アクサ生命「スマート・ケア」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ご近所の保険ショップでも取り扱っているはず。

しかし、いざ保険ショップに行ってみて、

「あー、すいません、うちアクサ生命やってないんですよ」

なんて言われたら立ち直れないですよね。そんなことにならないためにも、事前に最寄の保険ショップがアクサ生命を取り扱っているか確認しておきましょう。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックならアクサ生命はもちろんのこと、比較対象としたチューリッヒ生命・メディケア生命とも提携しています。

注意!保険ショップは予約しましょう!
保険ショップへの飛び込み相談も可能ですが、スタッフが事前準備できないため最適なプランにたどり着けないことがあります(事前準備にはけっこう時間がかかります)。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。

【保険の相談なら!】保険クリニック

  • 第三者機関の顧客満足度調査にて、継続的に高い評価を獲得しています。
  • 全国250店舗以上の窓口で相談できます。オンラインでの相談も可能です。
  • もちろん相談は無料です。
  • 50社以上の保険会社と提携しています(業界最高水準)。

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保険クリニック

保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。

保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。

保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは

  1. 契約時の告知事項に不備があった。
  2. 契約上、保険会社に支払う責任がない。

の2点。

1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。

また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。

そんなときに、

「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」

といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。

保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。

実際に利用した方の口コミは以下のとおり。

「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」

という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。

予約は簡単です。

①保険クリニックのサイトにアクセスする。

保険クリニック

②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。

③予約日時を選択する。

④以下を入力して予約完了。

  • 相談方法(来店or訪問)
  • 名前
  • 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
  • 要望等(任意入力)

これで予約は完了。1分もあれば予約できます。

50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。アクサ生命はもちろんのこと、比較対象としたチューリッヒ生命・メディケア生命とも提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。

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【保険ショップの検索・予約なら】保険相談ニアエル

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近所に保険クリニックがない場合は、保険相談ニアエルで最寄りの保険ショップを検索してみてください。保険ショップには複数回相談に訪問することもあるので、自宅との距離のは割と重要です。

保険相談ニアエルは全国1,500店舗の保険ショップを区市町村単位で検索できます。保険ショップに関する

  • 取り扱っている保険会社
  • 実際に利用した人の口コミ
  • 営業時間、交通アクセス等の基本情報

といった情報も掲載されています。取り扱っている保険会社が事前にわかるので、希望していた保険を提案されなかった!といった悲劇もないですし、厳しい口コミもそのまま掲載されているので、ちゃんと選べば安心して相談ができるかなと。

また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で

  • 相談希望日時
  • 氏名
  • 生年月日
  • 電話番号
  • 相談内容(保険見直しor新規加入orその他)

だけ入力すれば完了。1分程度で終わる作業です。

予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。

もちろん予約は無料です。気軽に予約して大丈夫です。

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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:アクサ生命「スマート・ケア」

なかなか「これだ!」という特徴が見当たらず…。

他社の医療保険と比較しておくべきでしょう。保険クリニックならアクサ生命はもちろんのこと、この記事で比較対象としたチューリッヒ生命・メディケア生命とも提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

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