【評価B】メディケア生命のおくすり保険「メディフィットEX」のデメリットと評価

日本初のおくすり保険となるメディケア生命「メディフィットEX」。

入院・手術を保障するのが一般的な医療保険ですが、薬剤治療をターゲットに保障するのがメディケア生命「メディフィットEX」です。

抗がん剤治療を保障する医療保険はこれまでもありましたが、

①がん(上皮内がんも保障)
②心疾患
③脳血管疾患
④動脈・静脈疾患
⑤腎疾患
⑥肝疾患
⑦膵〈すい〉疾患
⑧糖尿病
⑨脂質異常症

といった9大疾病の薬剤治療まで保障範囲を拡大したのが画期的。

保障範囲が薬剤治療に限定されるのでメインの医療保険とするには不安がありますが、

  • 現在加入しているがん保険・医療保険に抗がん剤治療の保障がない。
  • 血管が詰まる病気(心疾患・脳血管疾患)に不安を感じる。
  • 糖尿病に不安を感じる。

といった方は検討する価値があります。

メディケア生命「メディフィットEX」ここがポイント
  • 9大疾病の薬剤治療を行った月に一時金が給付されます。
  • 通院も保障対象です。通院でも入院でも薬剤治療を受ければ一時金が給付されます。
  • 保障対象の薬剤治療には縛りがあります。9大疾病に関する全ての薬剤治療が保障されるわけではありません。

医療保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

医療保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の4点です。

  1. 入院保障:入院は短期化していますが、超長期の入院となる可能性はゼロではありません。端的に言うと3大疾病(特にがんと脳血管疾患)です。3大疾病の長期入院に耐えられるかは要チェックです。
  2. 通院保障:通院しながら働ける状況であれば家計のやりくりはできそうですが、通院しながらきつい抗がん剤治療(辛過ぎて働けない…)を受けるような状況を保障してくれるかが重要です。
  3. 三大疾病一時金:医療保険にはがん・心疾患・脳血管疾患で入院すると1年に1回ポンっと大きな金額が支払われるオプションがあります。生活費の補填という意味でも、長期の闘病に備えるには重要な保障です。
  4. 先進医療保障:健康保険の適用外となる先進医療は全額自己負担です(治療費が数百万円となることもあります)。医療保険がしっかり保障してくれるかも要チェックです。

まずはざっと概要を書いておきます。上記4点について、メディケア生命「メディフィットEX」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
入院保障 薬剤治療のみ保障。 C
通院保障(がん) 抗がん剤治療特約あり。 A
三大疾病一時金 【対象となる疾病・給付条件】
がん:1回目診断、2回目以降診断or入院or通院or緩和ケア
【給付間隔・上限】
1年に1回、回数無制限
A
先進医療保障 通算2,000万円上限・終身型 A
30歳の月額保険料
(基準給付月額2.5万円、保険料支払期間終身)
男性:1,512円
女性:1,382円
B
40歳の月額保険料
(基準給付月額2.5万円、保険料支払期間終身)
男性:2,257円
女性:1,940円

冒頭書いたとおり薬剤治療を保障する医療保険です。単なる入院は保障対象外。一般的な医療保険とは保障内容が異なります。

おくすり保険なので、抗がん剤治療はもちろん保障対象です。通院でがん治療を受けてるけど、抗がん剤の副作用が辛くて働けない!なんていう状況もきっちり保障されます。さらに自由診療(健康保険が適用されないので全額自己負担)の抗がん剤も保障対象。この点は安心です。

3大疾病一時金の保障対象はがんのみ(がん診断特約)。心疾患・脳血管疾患は保障対象外ですが、がんの保障内容は良いです。給付間隔が1年に1回ですし、2回目以降は入院のない通院治療であっても給付対象です。

先進医療保障も問題ありません。充実してます。

まあでも普通の医療保険とは趣が異なるので、↑の基準で評価するのは相応しくないでしょう。直近で自由診療(全額自己負担)の抗がん剤治療が保障対象に加わったので、おくすり保険としてみれば、だいぶ使えるようになったと感じます。

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メディケア生命「メディフィットEX」の基本情報

まずは基本情報を一覧にしました。他の医療保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。

保険の種類 【医療保険】
・薬剤治療に備える保険です。
・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。
・保険料が値上がりすることはありません。
主契約 【薬剤治療保険】
所定の薬剤治療を受けた月に定額が給付されます。
特約(オプション) 【3大疾病保険料払込免除】
3大疾病で所定の条件を満たした場合に、以降の保険料支払い免除。
【先進医療・患者申出療養特約】
健康保険が適用されない先進医療・患者申出療養の技術料と一時金を給付。
【がん診断特約】
がんと診断された場合に一時金給付。
保険料を支払う期間 60歳まで・65歳まで・70歳まで・75歳まで・80歳まで、終身払
保険料を支払う回数 月払・半年払・年払
保険料を支払う方法 ・口座振替
・クレジットカード払
保障される期間 終身
加入方法 対面・ネット
健康相談サービス あり

メディケア生命「メディフィットEX」の保障内容を評価します。

冒頭のところで入院保障・通院保障(がん)・三大疾病一時金・先進医療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。

【主契約】抗がん剤治療給付金・特定薬剤治療給付金

給付金 給付額 給付条件 給付間隔
抗がん剤治療給付金 1万円~15万円の範囲で選択可能。 公的医療保険制度の給付対象となる所定の抗がん剤治療を受けたとき。 月1回
(回数無制限)
特定薬剤治療給付金 抗がん剤治療給付金の50% 公的医療保険制度の給付対象となる所定の薬剤治療を受けたとき。 月1回
(60回or120回限度)
自由診療抗がん剤治療給付金 抗がん剤治療給付金の2倍 自由診療となる所定の抗がん剤治療を受けたとき。 月1回
(24回限度)

繰り返しますが、日本初のおくすり保険です。薬剤治療を受けた際に月1回定額が給付されます。

ただし、薬剤治療を受けたらなんでもかんでも保障されるわけではありません。保障対象となる疾病を下表のⅠ型もしくはⅡ型から選ぶことになります。

Ⅰ型
(3大疾病対象)
①がん(上皮内がんも保障)
②心疾患
③脳血管疾患
Ⅱ型
(9大疾病対象)
上記3疾病の薬剤治療に加えて以下が保障対象。
④動脈・静脈疾患
⑤腎疾患
⑥肝疾患
⑦膵〈すい〉疾患
⑧糖尿病
⑨脂質異常症

さらに、9大疾病の薬剤治療であれば、なんでもかんでも保障対象になるわけではありません。保障対象となる薬剤が決まっています。

保障対象となる薬剤が使用された割合がメディケア生命「メディフィットEX」のパンフレットに記載されています。

乳がん:74.2%
肺がん:47.9%
大腸がん:34.7%
肺梗栓:64.2%
心房細動:56.9%
狭心症:39.2%
頸部頸動脈狭窄症:75.0%
脳梗塞:53.0%
脳出血:27.1%
動脈・静脈疾患:32.2%
腎疾患:44.1%
肝疾患:41.6%
膵疾患:63.7%
糖尿病:47.9%
脂質異常症:2.5%

そんなに高くないです。概ね50%前後といったところでしょうか。9大疾病に関する全ての薬剤治療が保障対象とはならないことに注意です。

【重要です】先進医療・患者申出療養特約

特約名 給付額 給付条件
先進医療・患者申出療養特約 ・保障期間通算で2,000万円までの技術料。
・1回につき、一時金15万円給付。
先進医療・患者申出療養を受けた場合。

先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。

例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の進化版。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。

重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。

しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。

先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。

また、一時金15万円は交通費・宿泊費が用途となるお金です。先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。15万円あればちょっとした観光もできそうですよね。これはうれしい。

ちなみにですが、特約名称にあるとおり患者申出療養も保障対象に含まれます。

患者申出療養も先進医療と同様に技術料は全額自己負担。患者からの申出を起点として、健康保険が適用されない治療を受けられる制度です。

「どうにもならないのでxxという治療を受けさせてください!」

と国に申請して、認められれば技術料以外の入院料・診察料等が3割負担に軽減されます。

ただし、患者申出療養は普及しているとは言えません。厚生労働省の資料によると、令和2年7月1日から令和3年6月30日までに1年間で患者申出療養を受けた方は208人。現状だと患者申出療養を受ける確率はかなり低めです。

なので、先進医療のみを保障対象としている他社と比較して、

「患者申出療養が保障対象!すごい!」

とまでは言えませんが、将来的に患者申出療養が普及する可能性を踏まえれば、メリットではあります。

先進医療・患者申出療養特約は他社と比較して優れています。既に別の医療保険に加入していて、そちらで先進医療特約を付加してれば不要ですが、メディケア生命「メディフィットEX」の先進医療保障は現状の最先端なので、こっちに乗り換えてもいいかもですね。

【重要ではありません】特定3大疾病保険料払込免除特約

特約名 給付額 給付条件
特定3疾病保険料払込免除特約 保険料支払いが免除される。 【Ⅰ型】
■がん
診断確定
■心疾患
・急性心筋梗塞の場合は入院または手術を受けたとき。
・急性心筋梗塞以外の場合は20日以上の入院または手術を受けたとき。
■脳血管疾患
・脳卒中の場合は入院または手術を受けたとき。
・脳卒中以外の場合は20日以上の入院または手術を受けたとき。
【Ⅱ型】
■がん
診断確定
■心疾患
・入院または手術を受けたとき。
■脳血管疾患
・入院または手術を受けたとき。

よくCMで見る「以降の保険料は頂きません!」という特約です。条件を満たせば、以降の保険料支払いが免除される特約です(もちろん保障は継続)。

保険料の支払いが免除されると確かに嬉しいのですが、保険料払込免除特約は有料です。付加すれば月々の保険料がググっとあがります。保険料を上げてまで保険料払込免除特約を付加するかは微妙なところ。

保障内容としては秀逸です。他社と差が出るのは心疾患・脳血管疾患の保障ですが、急性心筋梗塞・脳卒中に限定せず、心疾患・脳血管疾患をまるごと保障対象としています。

まあでも、必要性は薄いでしょう。

【重要です】がん診断特約

特約名 給付額 給付条件
がん診断特約 10万円~100万円の間で10万円単位で選択可能。 【Ⅰ型】
1回目:がんと診断
2回目以降:がんと診断・入院
【Ⅱ型】
1回目:がんと診断
2回目以降:がんと診断・入院・通院・緩和ケア

がんと診断されて所定の条件を満たせば大きな金額の一時金を受け取れるオプションです。治療の早い段階(絶望している状況)でまとまった金額(100万円とか)が給付されるので、

「医療保険、入っておいてよかった…」

と実感できるのがこちらの特約。

特にがん診断特約が役立つのは、がんが失業につながりやすい非正規雇用の方やブラック企業に勤務されている方です。

東京女子医大の調査ではがんと診断されてから、フルタイムで復職できるまでの期間平均が205日(時短勤務を含めると80日)だそうですが、時短勤務制度もないし、205日も勤務先が待ってくれないという場合は、がんと失業のWパンチを食らうこともあるでしょう(実際多いです)。

そんなときにドカッと100万円といった大金を銀行口座に振り込んでくれるのが、がん診断特約です。生活を破綻させないためにも必要な特約です。

保障内容は良いです。ポイントは以下の3点。

  • 【GOOD】給付間隔を1年に1回、もしくは2年に1回から選択可能。
  • 【GOOD】2回目以降の給付条件がとても良い(Ⅱ型)。
  • 【GOOD】上皮内がんも保障対象。

一時金は条件を満たす限り回数無制限で給付されるのですが、生命保険各社で差が出てくるのが2回目以降の給付条件です。再発と転移を繰り返すことがあるがんは、2回目以降の給付間隔と給付条件が重要です。

メディケア生命「メディフィットEX」は給付間隔が1年に1回。一時金が給付されてから1年後も治療が続いていたり再発していれば、再び一時金が給付されます。

他社は給付間隔が2年に1回の場合もあります。

がんが2年以内に再発するなんてよくあることですが、給付間隔が2年に1回だと辛い治療を受けているのに、次の一時金給付まで長い間待つこともあります。給付間隔が1年に1回である点はメディケア生命「メディフィットEX」のメリットでしょう。

また、2回目以降の給付条件がとても良いです。メディケア生命「メディフィットEX」はⅠ型とⅡ型があるのですが、両者の違いは給付条件。

【Ⅰ型】
1回目:がんと診断
2回目以降:がんと診断・入院
【Ⅱ型】
1回目:がんと診断
2回目以降:がんと診断・入院・通院・緩和ケア

Ⅱ型であれば給付条件に通院が含まれます。他社は2回目以降の給付条件を「入院」に限定していて、通院治療だと一時金が給付されないこともあります。がんの3大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。

給付条件を入院に限定してしまうと、がんの治療が続いて辛い状況なのに一時金が給付されないこともあります。Ⅱ型は入院でも通院でも治療を受けていれば給付対象。この点もメリットです。

また、2回目以降の給付条件にも診断が含まれるので

「がんが再発しました」「がんが転移しました」

と医師に診断されれば一時金給付です。他社は診断後に治療を受けなければ一時金給付されないことが多いです。

さらに、将来的に3大治療に次ぐ4番目・5番目の治療方法が開発された場合でも(免疫療法が4番目とも言われています)、診断が条件に含まれれば一時金を受け取れるでしょう。診断が条件に含まれれば、治療方法に関わらずがんと診断されれば一時金を受け取れます。

ここらへんは

「なにがなんでも一時金を支払ってやる!」

というメディケア生命の意気込みが伝わってきます。診断が条件に含まれると、汎用性が一気に高くなります。

そしてもう一点、上皮内がんも通常のがんと同じ扱いになります。

上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に到達していない初期のがんを指します。がん細胞は血管やリンパ管で運ばれて転移していくので、上皮内がんの段階でサッと手術で切り取れば再発や転移する可能性は低いと言われてます。

「早く見つかって良かったですね」

と言われるのが上皮内がん。大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで発見されたというデータもあり、珍しいがんではありません。

上皮内がんを気にする必要があるのは、特に女性です。乳がんは上皮内がんであっても通常のがんと同程度の治療が必要になるケースがあります。この点は女性にとってうれしいメリットですね。

まとめると、一時金の給付条件に大きな問題はありません。しっかりまとまっています。

【シミュレーション】僕がメディケア生命「メディフィットEX」に入るなら。

僕がメディケア生命「メディフィットEX」に入るなら、以下の保障内容にします。

  • 主契約:抗がん剤治療給付金10万円(Ⅰ型)、特定薬剤治療給付金額20%
  • 特約:なし

このシミュレーションで40歳男性の保険料は月1,920円、40歳女性は月1,870円です。

この保障内容だと、

  • 抗がん剤治療(公的健康保険適用)を受けた月に10万円(回数無制限)。
  • 抗がん剤治療(自由診療)を受けた月に20万円(24回限度)。
  • 心疾患・脳血管疾患の薬剤治療を受けた月に2万円(60回限度)。

ですね。

Ⅰ型を選ぶのかⅡ型を選ぶのか迷うところですが、保障対象の薬剤を見るとⅠ型で十分ではないかと感じます。個人的な見解ですが、Ⅱ型の腎疾患、肝疾患、膵疾患、脂質異常症で用いられる薬剤が保障対象となるケースはそんなにないんじゃないかと。糖尿病が気になる方はⅡ型です。

ちなみにですが、メディケア生命から発売されているがん保険「メディフィットがん保険」で

  • 抗がん剤治療(公的健康保険適用)を受けた月に10万円(回数無制限)。
  • 抗がん剤治療(自由診療)を受けた月に20万円(24回限度)。
  • 放射線治療を受けた月に10万円(回数無制限)。

といった保障内容だと40歳男性の保険料は月950円、40歳女性が1,250円。保障対象はがんに絞られますが、そのぶん保険料はグッと安く収まります。

メディケア生命「メディフィットEX」のメリット

メディケア生命「メディフィットEX」ここがポイント!
  • 【check】がん以外の薬剤治療も保障対象。
  • 【check】自由診療の抗がん剤治療も保障対象。
  • 【check】がん診断特約の保障条件が良い。

がん以外の薬剤治療も保障対象。

がんの薬剤費(抗がん剤治療)を保障対象とする医療保険・がん保険は数多くありますが、がん以外の8大疾病の薬剤費も保障する保険は私が知る限りは業界初です。

この点はメリットですね。

自由診療の抗がん剤治療も保障対象。

主契約には自由診療の抗がん剤治療も保障範囲に含まれます。

欧米では効果が認められて使用が進んでいるけど、日本では承認が遅れている抗がん剤

なんかが自由診療となりますが、もちろん日本未承認の抗がん剤治療には健康保険が適用されません。

こんな抗がん剤治療を受けることになると、

  1. 製薬会社の治験
  2. 先進医療
  3. 患者申出療養
  4. 自由診療

のどれかを選択することになります。

運良く治験を受けられれば薬剤費は無料。その他の医療費も健康保険が適用されるので、医療費はググっと抑えられます。

2の先進医療は上述した先進医療・患者申出療養特約で説明したとおり、健康保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。

先進医療には健康保険が適用されません。診察料・入院料といった技術料以外の医療費は健康保険が適用されるものの、先進医療の技術料は全額自己負担です。

3の患者申出療養は患者が国に

「未承認薬の抗がん剤だけど、他に手段がないので受けさせてください!」

と申請する制度です。

申請が認められれば先進医療と同じく診察料・入院料といった技術料以外の医療費は健康保険が適用されますが、こちらも技術料は全額自己負担。

この2と3のケースは上述した先進医療・患者申出療養特約でカバーできます。2か3のケースで治療を受けることになれば、

「医療保険…入っておいて良かった…」

と、心の底から実感できます。

ただし、先進医療と患者申出療養はまだまだ黎明期です。令和3年に先進医療を受けた方は5,843人(がん以外も含む)ですし、患者申出療養は令和2年7月1日から令和3年6月30日までの1年間で208人(参考:厚生労働省)。

実際は4の自由診療で受けるケースが多いでしょう。

自由診療は先進医療・患者申出療養とは異なり、治療費全額が自己負担です。本来であれば健康保険が適用されて3割負担となる診察料・入院料といった費用も10割負担。もちろん高額療養費制度も利用できないので、治療費は青天井に膨らみます。

自腹で支払うと毎月100万円を超えることもあるのが自由診療。厚生労働省が↓のリンク先に未承認・適応外の抗がん剤をまとめてますが、その治療費は1発100万円を超えることもざらにあります。これを全額自腹で支払うのはかなり厳しい…。

国内で薬機法上未承認・適応外となる医薬品・適応のリスト(2021年10月31日改訂版)(PDF)

まあ毎月100万円の治療費に対して月10万円とか20万円とか保障されても焼け石に水の感もありますが、それでもないよりはマシ。

「最悪のケースは自由診療に頼ることも辞さない!」

という方にとっては、この点はメリットでしょう。

ちなみにですが、焼け石に水にならないのがFWD生命「FWD医療」です。FWD生命の自由診療抗がん剤治療特約は通算3,000万円まで自由診療の実費を保障です。

がん診断特約の保障条件が良い。

最後に、がん診断特約の保障条件は

  • 1年に1回一時金給付。
  • 2回目以降の給付条件に通院治療が含まれている(Ⅱ型)。入院していなくても給付対象。
  • 診断も条件に含まれるので、将来的に新たな治療方法が開発された場合でも給付される可能性が高い。

といった3点が優れています。条件はかなり良いです。

メディケア生命「メディフィットEX」のデメリット

メディケア生命「メディフィットEX」ここにご注意!
  • 【check】何が保障対象なのかよくわからない。

繰り返しますが、9大疾病の薬剤治療全てを保障する医療保険ではありません。薬剤治療を受けても、保障されないケースもあります。

「肝炎(肝疾患)と診断されたけど、保障対象の薬剤を処方されなかった!残念!」

なんていうことが往々にして起こり得ます(保障対象の薬剤かどうかはメディケア生命のサイト内にある「医薬品ナビ」でわかります)。

各疾病別に見てみます。

①がん(上皮内がんも保障)
②心疾患
③脳血管疾患
④動脈・静脈疾患
⑤腎疾患
⑥肝疾患
⑦膵〈すい〉疾患
⑧糖尿病
⑨脂質異常症

【①がん(上皮内がんも保障)】
がんで保障されるのは抗がん剤・ホルモン剤で、ここは他社の医療保険によくある抗がん治療特約と同等です。悪くありません。

【②心疾患③脳血管疾患④動脈・静脈疾患】
心疾患、脳血管疾患、動脈・静脈疾患で保障されるのは抗血栓薬。いわゆる血液をサラサラにして詰まりにくくする薬です。軽症であってもよく使われる薬剤なので、比較的保障を受けられやすいかなと。上述のとおりそこまで薬剤費は膨らみませんが、一度血管が詰まってしまえば長期間服用し続けるので、60回(5年間)or 120回(10年間)まで保障してくれる点は安心感があります。ここも悪くありません。

【⑤腎疾患⑥肝疾患⑦膵〈すい〉疾患⑨脂質異常症】
腎疾患、肝疾患、膵疾患、脂質異常症はマイナーな薬剤が保障対象になってます。個人的な見解になりますが、けっこうな重症にならないと処方されない薬剤かと。脂質異常症で保障対象となる薬剤が使用される割合は2.5%なので、ほぼほぼ保障対象にならないのではないかと。

【⑧糖尿病】
糖尿病で保障されるインスリン・GLP-1受容体作動薬も最近は早期の状態から使われることが増えてきているので、保障は受けられやすいかなと。長期服用となるケース多いので、最大10年間保障は悪くありません。

処方される薬が決まらないと保障されるかわからないのがメディケア生命「メディフィットEX」。わかりやすさを求めるのなら、一時金タイプの医療保険が選択肢になります。例えば、同じメディケア生命から発売されている「メディフィットPlus」は保障対象が8大疾病。入院や手術、通院治療といったもうちょっとわかりやすい条件を満たせば1年に1回一時金を受け取れます。

メディケア生命「メディフィットEX」の評価

評価:B(S、A~Cで判定)

  • 現在加入しているがん保険・医療保険に抗がん剤治療の保障がない。
  • 血管が詰まる病気(心疾患・脳血管疾患)に不安を感じる。
  • 糖尿病に不安を感じる。

のどれかに当てはまる方なら検討する価値ありです。

抗がん剤治療の保障対象には自由診療が含まれてますし、一度かかれば服用し続けることになる抗血栓薬や、糖尿病の薬剤治療を長期間保障する点は素晴らしいと感じます。

ただし、9大疾病の薬剤治療全てが保障されるわけではありません。何が保障されて何が保障されないのかわかりにくい…。

比較対象となる医療保険がないので評価は難しいのですが、上記3点のいずれかに該当する方には刺さる保障内容だと感じます。よって評価は「B」としました。

わかりやすさを求めるのなら一時金タイプの医療保険ですね。メディケア生命「メディフィットPlus」は保障対象が8大疾病。入院や手術、通院といったわかりやすい条件を満たせば1年に1回一時金を受け取れます。

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割と幅広い保険ショップで取り扱っているので、みなさんのご自宅近くの保険ショップで相談できる可能性は高いです。

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「うち、メディケア生命の生命保険取り扱ってないですよ」

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  1. 契約時の告知事項に不備があった。
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  • 営業時間、交通アクセス等の基本情報

といった情報も掲載されています。取り扱っている保険会社が事前にわかるので、希望していた保険を提案されなかった!といった悲劇もないですし、厳しい口コミもそのまま掲載されているので、ちゃんと選べば安心して相談ができるかなと。

また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で

  • 相談希望日時
  • 氏名
  • 生年月日
  • 電話番号
  • 相談内容(保険見直しor新規加入orその他)

だけ入力すれば完了。1分程度で終わる作業です。

予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。

もちろん予約は無料です。気軽に予約して大丈夫です。

保険ショップの検索・予約は↓をクリック!

保険相談ニアエル

生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:メディケア生命「メディフィットEX」

日本初のおくすり保険メディケア生命「メディフィットEX」。比較対象となる医療保険が存在しないので評価が難しいのですが、

  • 現在加入しているがん保険・医療保険に抗がん剤治療の保障がない。
  • 血管が詰まる病気(心疾患・脳血管疾患)に不安を感じる。
  • 糖尿病に不安を感じる。

のどれかに当てはまる方なら検討する価値ありです。

自由診療となる抗がん剤治療まで保障対象となる点はメリットですし、薬剤治療が長期間に及ぶ抗血栓薬や糖尿病の薬剤治療も最大10年間保障です。

一方で、9大疾病の薬剤治療全てが保障対象となるわけではありません。使用される薬剤によっては保障されないことがあります。

何が保障対象になり、何が保障対象にならないのか、薬剤治療の方針が決まらないとよくわかんないですよね…。

分かりやすさを求めるのなら、一時金タイプの医療保険の方がよいでしょう。例えば、メディケア生命「メディフィットPlus」は保障対象が8大疾病。入院や手術、通院といったわかりやすい条件を満たせば1年に1回一時金を受け取れます。

どちらがいいのか迷ったら、保険ショップで相談してみましょう。ご自分が抱えている不安をぶつければ、何が最適な保険がいっしょになって考えてくれますよ。

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保険クリニック

※2023年12月更新(がん診断特約改定)

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