【評価C】ライフネット生命「認知症保険be」デメリットと評価

2024年4月にライフネット生命から発売された「認知症保険be」。

認知症と診断されるだけで保障される点はメリットですが、それにしても保険料が高めかなという印象です。他社の認知症保険と比較しておいて損はないかと。

介護保険・認知症保険の必要性と選び方は↓の書いています。

介護保険・認知症保険は必要か

ライフネット生命「認知症保険be」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
保障タイプ 認知症保険 B
給付タイプ 一時金 B
給付条件 【認知症診断一時金】
認知症と診断確定
【軽度認知障害診断 一時金】
軽度認知障害と診断確定
A

認知症保険なので保障対象は認知症のみ。

「頭はしっかりしてるけど、身体が衰えて介護が必要!」

といったケースは保障されません。認知症は要介護全体の7割程度(推測)なので、介護全般に備えるのなら、認知症保険ではなく介護保険を選んだ方が無難です。

また、給付タイプは一時金です。認知症と診断されれば、まとまった金額が1回だけ給付されます。終わりが見えない介護は条件を満たす限り毎月定額を受け取れる年金タイプが理想的なのですが、一時金しか選ぶことができません。この点は惜しい。

一方で、保障条件は良いです。

他社の認知症保険は「認知症と診断確定、かつ、要介護1以上」といった条件になることが多いのですが、ライフネット生命「認知症保険be」は認知症と診断されただけで保障されます。要介護1が条件に含まれないので、他社よりもちょっとだけ保障されやすいでしょう。

しかし、その点を差し引いても保険料は高めです…。

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生命保険 見直し

ライフネット生命「認知症保険be」のデメリット

ライフネット生命「認知症保険be」のデメリット
  • 【check】保険料が高い。

保険料が高い。

保険料は高いです。

ここで他社の認知症保険と月々の保険料を比較してみます。比較対象はネオファースト生命「認知症保険toスマイル」。ネオファースト生命「認知症保険toスマイル」の保障条件は

認知症保険金:認知症と診断確定、かつ、要介護1以上
軽度認知障害給付金:軽度認知障害と診断確定

なので、認知症保険金はライフネット生命よりもちょっとだけ厳しめです。

ライフネット生命
「認知症保険be」
ネオファースト生命
「認知症保険toスマイル」
保障内容 認知症診断一時金:200万円
軽度認知障害診断一時金:20万円
認知症保険金:200万円
軽度認知障害給付金:20万円
50歳男性 3,206円 2,719円
50歳女性 3,692円 3,143円
60歳男性 5,854円 4,904円
60歳女性 6,556円 5,430円

保険料はネオファースト生命の方が安くおさまります。上表では50歳と60歳を例に比較していますが、多くの年齢・性別でネオファースト生命が安くなるのではないかと。

上述のとおり、ネオファースト生命の認知症保険金の保障条件には要介護1以上という条件が加わりますが、要介護1は

  • 掃除や着替えなど日常生活に何らかの助け(見守りや介助)を必要とする。
  • 立ち上がる時や片足で立つ時に何らかの助けを必要とする。
  • 歩く時や立つ際に何らかの助けを必要とする。
  • トイレや食事はほとんど1人でできる。
  • 混乱したり物事を理解できないことがある。

といった比較的軽度な状態を指します。一人暮らしも不可能ではないと言われているので、これくらいから保障されれば手遅れにはなりません。

保険料が同じくらいであれば保障条件がやや緩いライフネット生命もアリですが、これくらいの差があればネオファースト生命の方が有利かなと感じます。

ライフネット生命「認知症保険be」のメリット

ライフネット生命「認知症保険be」のメリット
  • 【check】認知症と診断確定だけで保障される。

繰り返しますが、認知症診断一時金が

「認知症ですね」

と診断確定されるだけで支払われる点はメリットでしょう。

デメリットで保険料を比較したネオファースト生命「認知症保険toスマイル」のように、他社は認知症と診断確定に加えて、要介護1以上が条件となることもあります。

しかし、上述のとおり要介護1はまだまだ介護の入口。一人暮らしも不可能ではないので、要介護1から保障されれば手遅れではありません。また、認知症の可能性があるだけで要介護1に認定されることもあるので、要介護1以上が条件に加わったとしても実質的に大きな違いはないかと。

この点が保険料デメリットをひっくり返すほどのメリットとは言えないと感じます。

ライフネット生命「認知症保険be」の評価。

評価:C(S、A~Cで判定)

保険料が高いです。

そもそも払い損になることが多い認知症保険に高い保険料を支払うのもムダに思え、他社の認知症保険と比較しておいて損はないでしょう。

よって評価は「C」としました。

比較対象としてネオファースト生命「認知症保険toスマイル」を挙げておきます。こちらはそこそこ保険料が安くて保障条件も悪くありません。

また、朝日生命「人生100年時代の認知症保険」は保障条件はやや厳しめですが、保険料が激安。

「これくらいなら払い損なってもいいか!」

と諦めがつくくらい安いです。上記2社と比較しておいて損はないでしょう。

また、冒頭書いたとおり認知症は要介護全般の7割程度なので、認知症保険ではその他の3割をカバーできません。本気で介護に備えるのなら、幅広く要介護状態を保障する介護保険の方が安心です。介護全般に備えるのなら、朝日生命「あんしん介護保険」あたりを選んだ方が無難です。

ライフネット生命「認知症保険be」の相談をするなら。

ライフネット生命「認知症保険be」はネットから申し込み可能です。

公式サイト:ライフネット生命「認知症保険be」

繰り返しますが、認知症保険が保障するのは認知症のみ。介護全般に備えることはできません。本気で介護に備えるのなら、介護全般を保障対象にする介護保険の方が安心です。

また、認知症保険・介護保険は保障内容が複雑です。疑問点を解消できずに契約してしまうと、

「こんなことになるなんて…」

といったことにもなりかねません。一度は対面で説明を受けた方が良いでしょう。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら本記事で比較対象としたネオファースト生命・朝日生命と提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

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保険ショップへの飛び込み相談も可能ですが、スタッフが事前準備できないため最適なプランにたどり着けないことがあります(事前準備にはけっこう時間がかかります)。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。

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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。

保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。

保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは

  1. 契約時の告知事項に不備があった。
  2. 契約上、保険会社に支払う責任がない。

の2点。

1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。

また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険や独自基準のある介護保険・認知症保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。

そんなときに、

「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」

といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。

保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。

実際に利用した方の口コミは以下のとおり。

「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」

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予約は簡単です。

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これで予約は完了。1分もあれば予約できます。

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近所に保険クリニックがない場合は、保険相談ニアエルで最寄りの保険ショップを検索してみてください。保険ショップには複数回相談に訪問することもあるので、自宅との距離のは割と重要です。

保険相談ニアエルは全国1,500店舗の保険ショップを区市町村単位で検索できます。保険ショップに関する

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また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で

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だけ入力すれば完了。1分程度で終わる作業です。

予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。

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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。

おすすめされた生命保険に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止になってしまいます。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:ライフネット生命「認知症保険be」

保険料が高めです。

そもそも払い損になることが多い認知症保険。保険料が安い他社の認知症保険と比較しておいて損はないでしょう。

また、認知症は要介護全体の7割程度です。認知症保険ではその他の3割がカバーできません。本気で介護に備えるのなら、幅広く要介護状態を保障する介護保険の方が安心でしょう。朝日生命「あんしん介護保険」も比較対象に入れてみてください。

とはいえ、保険の比較なんて面倒ですよね。面倒なことは専門家に相談です。

認知症保険は全国の保険ショップで取り扱っています。保険ショップの相談はもちろん無料。気軽に相談して問題ないですよ。

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