持病がある方や、過去に大病を経験した方でも加入できるメットライフ生命「マイフレキシィゴールド」。
加入条件は以下のとおり。下記3点が全て「いいえ」であれば加入できます。
1.最近3ヵ月以内に、医師の診察・検査または健康診断・ガン検診・人間ドックを受けて、以下①または②をすすめられたことがありますか。
①入院または手術
②ガンの疑いでの再検査・精密検査
2.過去1年以内に、病気やケガで入院したこと、または手術を受けたことがありますか。
3.過去5年以内に、以下①~③の病気と新たに診断されたこと(再発や転移を含みます)、あるいは以下①~③の病気により入院したこと、または手術を受けたことがありますか。
①ガン
②肝硬変
③統合失調症、アルコール依存症、認知症
他社との違いは2の条件です。他社は過去2年以内に入院や手術があれば加入NGということが多いのですが、メットライフ生命「マイフレキシィゴールド」は過去1年に期間を短縮。条件はちょっとだけ緩いです。
保障内容も良いです。メットライフ生命は健康な方が入れる医療保険「マイフレキシィ」を発売しているのですが、主契約の構成も選べるオプションもほぼ同じ。主契約の入院保障は入院一時金型・短期入院一時金型・入院日数連動型の3タイプから選べますし、オプションの種類も豊富です。
全般的にはよくまとまってる緩和型医療保険です。
ただし、保険料が高め。
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メットライフ生命「マイフレキシィゴールド」の保障内容を評価します。
主契約はシンプルに入院保障のみ。
その代わりに選べるオプションの種類が豊富です。
【主契約】入院給付金・骨髄ドナー入院給付金
名称 | 給付額 | 給付条件 |
入院給付金 | 入院1日につき5,000円~10,000円の範囲内で選択可能。(1,000円単位) | 入院したとき |
骨髄ドナー入院給付金 | 入院給付金の10倍 | 骨髄ドナー手術を受けるための入院 |
主契約は入院保障のみです。他社だと入院+手術が多いのですが、メットライフ生命は手術保障をオプション化しています。
冒頭書いたとおり入院保障は3タイプから選べます。
①入院一時金型:1日以上の入院で一時金(入院給付金日額×20倍)を受け取れます。たった1日の入院でも、入院が長引いて100日を超えても保障額は同じ。短期入院だと最もお得なのがこれです。
②短期入院一時金型:10日間までの入院は一律入院給付金10日分を給付。10日を超えた場合は入院日数×入院給付金を給付です。短期入院でも10日分受け取れるし、長期入院になると入院日数に比例して給付額が増えていくタイプです。
③入院日数連動型:シンプルに入院日数×入院給付金を給付です。短期入院だと保障は少額ですが、長期入院になると入院日数に比例して給付額が増えていきます。一般的な医療保険はこのタイプ。
入院日数で分けると給付額の大小はこんな感じです。
10日未満の入院:①入院一時金型>②短期入院一時金型>③入院日数連動型
10日以上20日未満の入院:①入院一時金型>②短期入院一時金型=③入院日数連動型
20日以上の入院:②短期入院一時金型=③入院日数連動型>①入院一時金型
20日未満の短期入院の場合に最も給付額が大きくなるのが①入院一時金型、入院が長引いてくると②短期入院一時金型・③入院日数連動型の給付額が大きくなってきます。
一方で、入院日数の平均は以下のとおりです。
全年齢の平均:32.3日
35歳~64歳の平均:24.4日
(参考:生命保険文化センター)
働く世代でも入院日数平均は20日を超えます。持病がある方だともう少し長引くことがあるかもしれません。
続いて50歳を例に3パターンの保険料を比較してみます(入院給付金1万円)。
①入院一時金型 | ②短期入院一時金型 | ③入院日数連動型 | |
50歳男性 | 6,970円 | 6,560円 | 5,400円 |
50歳女性 | 5,660円 | 5,630円 | 4,760円 |
最も保険料が安くなるのは③入院日数連動型となりました。
まとめると、
- 入院日数平均は20日を超える。20日を超える場合に給付額が大きくなるのは②短期入院一時金型と③入院日数連動型。
- 保険料が最も安くなるのは③入院日数連動型。
ということで、選ぶなら「③入院日数連動型」と感じます。
入院1日あたりの平均費用は約2.1万円というデータもありますが、20日程度の短期入院なら貯蓄の切り崩しでなんとかなることが多いでしょう。有給休暇を消化すれば、収入が減ることもないはずです。
医療保険で短期から長期の入院までがっちり備えると保険料は高くなりがちです。短期入院は貯蓄で備えて(貯蓄が少ない場合は貯蓄に励んで)、発生したら貯蓄でカバーするのが難しい長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパのよい医療保険の入り方。「③入院日数連動型」なら短期入院でもそこそこの保障があり、長期入院となったらがっつり保障を受けられます(それでいて保険料は安い)。
【重要ではありません】入院開始一時金特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
入院開始一時金特約 | 10万円(他の金額も選択可能) | 入院したとき。 |
入院すると必ず給付される一時金です。
主契約に①入院一時金型を選択した場合は付加できません。②短期入院一時金型、③入院日数連動型を選択した場合に付加できます。
繰り返しますが、発生したら貯蓄でカバーするのが難しい長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパのよい医療保険の入り方。手持ちの現金が極端に少ない方なら有効な特約ですが、そうでないなら不要でしょう。
【重要ですが…】先進医療特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
先進医療特約 | ・保障期間通算で2,000万円までの技術料。 ・1回につき、技術料の20%給付。 |
先進医療を受けた場合。 |
先進医療とは、厚生労働省が指定した公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(診察費や入院費は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円まで保障してくれる特約です。
例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の進化版です。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。
重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。
しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。
先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。
また、先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。一時金として技術料の20%が給付されますが、これは交通費・宿泊費を目的とした保障です。
ここまでは特に問題ありません。他社同等です。
注意が必要なのは終身型ではなく10年更新型である点。
終身型だと保険料は一生涯変わりませんが、10年更新型は10年ごとに保険料が更新されます。他社の先進医療特約は終身型が主流です。
現状は月200円程度の特約保険料で先進医療特約を付加できますが、将来的に先進医療が普及し、保険会社の保険金支払いが膨らんだ場合は、保険料が爆上げされる可能性もあります。一生涯保険料が変わらない終身型の方が安心感はあります。
【重要ではありません】健康サポート特則
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
健康サポート特則 | 入院給付金の10倍。 | 3年間or5年間で所定の入院給付金の支払いがないとき。 |
3年間or5年間で継続10日以上の入院(入院日数連動型)、もしくは一時金が給付がない場合(入院一時金型、短期入院一時金型)に入院給付金の10倍を給付するというオプションです。
せっかく医療保険に加入したのに健康過ぎて入院がなかったら、きっと悔しい思いをします(それは幸福なことではあります)。そんな思いを慰めてくれるのが健康サポート特則ですが、不要でしょう。
40歳男性が入院給付金10,000円(入院日数連動型)で健康サポート特則3年型を付加すると、月々の保険料は1,990円上がります。
3年間払い続けると増加した分の保険料総額は
1,990円×12ヶ月×3年=71,640円
です。
71,640円払って、3年間入院がなければ100,000円受け取れます。利益は28,360円。仮に入院があった場合は支払った保険料71,640円が全額パーになります。割に合うかは微妙なところ。
それでも若いうちは入院せずに勝負に勝つこともありますが、年齢を重ねれば入院してしまって負けることも増えるでしょう。しかし、健康サポート特則は「特則」なので、契約途中でオプション解約することができません。歳をとってからも安くない保険料を払い続け、そして入院してしまったら胴元(保険会社)の総取りです。
【重要です】三疾病入院延長特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
三疾病入院延長特約 | 入院給付金の支払い限度日数が無制限に延長される。 | ガン(悪性新生物・上皮内新生物)・心疾患・脳血管疾患のいずれかの治療を目的として入院したとき。 |
主契約に短期入院一時金型もしくは入院日数連動型を選択した場合は
入院日数×入院給付金
が保障されるのですが、入院日数を無制限に保障するわけではありません。入院1回の保障限度日数を60日・120日から選ぶことになります。
その保障限度日数を3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)に限定して無制限にするオプションが三疾病入院延長特約です。どれだけ入院しても、制限なく入院給付金×入院日数が支払われます。
繰り返しになりますが、入院日数の平均は以下のとおりです。
全年齢の平均:32.3日
35歳~64歳の平均:24.4日
(参考:生命保険文化センター)
上記のリンク先を参照頂けるとわかるのですが、入院日数の平均は短縮化されているものの、脳血管疾患はまだまだ入院が長引きます。平均では20日程度で退院できるがんも、部位や症状によっては入院が長引きます。持病のある方だと入院が長引くことも多いでしょう。
医療保険の役割が
「発生する確率は高くないけど、発生したら壊滅的なダメージになるリスクに備える」
にあると考えれば、入院日数の無制限保障は重要です。どれだけ長く入院してもお金のことはなんとかなるという安心感も、闘病を続ける上では大切だったりします。
特約保険料もそこまで高くはありません。優先度は高めです。
【重要です】手術総合特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
手術総合特約 | 【Ⅰ型】 入院中手術:手術給付金の20倍 外来手術:手術給付金の5倍 放射線治療:手術給付金の20倍 骨髄ドナー手術:手術給付金の10倍 【Ⅱ型】 入院中手術:手術給付金の10倍 外来手術:手術給付金の5倍 放射線治療:手術給付金の10倍 骨髄ドナー手術:手術給付金の10倍 |
所定の手術、放射線治療、骨髄ドナー手術を受けたとき。 |
一般的な医療保険だと主契約に手術保障が含まれますが、メットライフ生命「マイフレキシィゴールド」はオプション化されてます。
オプション化されているので保険料を安く抑えたいという方にとっては
「手術の保障を外す」
ということもできますが、2週間程度入院して手術を受けてといったよくある治療の場合、主契約の入院給付金だけだとそれほど大きな保障額になりません。こんなケースは手術保障がググっと保障額を上げてくれます。基本的には付加しておいた方が良いかなと。
保障される手術の種類も業界標準です。保障内容は悪くありません。
【重要です】新三疾病一時金特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
新三疾病一時金特約 | 50万円or100万円 (他の金額も選択可能) |
【がん】 1回目:診断確定 2回目以降:所定の手術・放射線治療・抗がん剤治療 【心疾患・脳血管疾患】 手術もしくは1日以上の入院 |
3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)で所定の条件を満たしたときに、1年に1回の間隔で大きな金額の一時金を受け取れるオプションです。実際に受け取ってみるとわかるのですが、働くこともできずに医療費が膨らんでいく中で、
「医療保険…入っておいてよかった…」
と分かりやすく実感できるオプション。医療費やら入院中の諸費用やら収入減となった場合の生活費補填なんかに使える便利な一時金です。
特に新三疾病一時金特約が役立つのは、がんが失業につながりやすい非正規雇用の方やブラック企業に勤務されている方。
東京女子医大の調査では、がんと診断されてからフルタイムで復職できるまでの期間平均が205日(時短勤務を含めると80日)だそうですが、時短勤務制度もないし、205日も勤務先が待ってくれないという場合は、がんと失業のWパンチを食らうこともあるでしょう(実際多いです)。
そんなときにドカッと100万円を銀行口座に振り込んでくれるのが新三疾病一時金特約。生活を破綻させないためにも重要な特約です。
ポイントは以下のとおり。
- 【GOOD!】心疾患・脳血管疾患をまるごと保障。しかも1日以上の入院で保障対象。
- 【GOOD!】がんの2回目以降は通院治療でも保障対象。
- 【GOOD!】給付間隔が1年に1回。
ちょっと古い医療保険だと、心疾患・脳血管疾患の保障対象を急性心筋梗塞・脳卒中に限定していることがあります。
急性心筋梗塞は心疾患の一部です。保障対象が急性心筋梗塞に限定されると、急性心筋梗塞以外の心疾患は保障対象外。平成29年の厚生労働省の調査によると心疾患全体の患者数1,732千人のうち、急性心筋梗塞の患者数は47千人。割合にすると2.7%に過ぎません。
さらに心疾患は1日以上の入院または手術で保障されます。
最近は心疾患まるごと保障の医療保険が増えてきていますが、他社だと急性心筋梗塞以外の心疾患は
「20日以上の入院or手術」
といった厳しめの条件が設けられていることがあります。
生命保険文化センターによると、心疾患全体の入院日数平均は24.6日。35歳~64歳だと12.6日。20日以上の入院は低いハードルではありません。
例えば狭心症の入院は手術を受けることもなく2~3日程度で退院となるが多く、これだと「20日以上の入院or手術」の条件に合致しません。他社だと保障対象外となることもあるでしょう。
一方で、メットライフ生命「マイフレキシィゴールド」は全ての心疾患が1日以上の入院で保障対象です。上記の狭心症のケースでも一時金がドカッと給付されます。この点はメリット。条件はゆるいです。
また、脳卒中も脳血管疾患の一部ですが、脳卒中には
- 脳梗塞
- くも膜下出血
- 脳出血
が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。
ということで、脳血管疾患でも脳卒中でも大きな差はありませんが、脳血管疾患の方がちょっと安心かな、とは感じます。
また、がんの保障条件も良いです。
他社と違いが現れるのが2回目以降の給付条件なのですが、メットライフ生命は3大治療(手術・放射線治療・抗がん剤治療)です。入院でも通院でも3大治療のいずれかを受けていれば一時金を受け取れます。
他社の医療保険だと2回目以降の給付条件が入院に限定されていることがあります。3大治療も手術を除けば通院で受けることが増えてきているのですが、通院治療のみだと他社は一時金を給付しないこともあるでしょう。メットライフ生命ならきっちり保障されます。
最後に、給付間隔が1年に1回である点もメリットです。ちょっと古い医療保険だと2年に1回しか給付されない場合もあります。
がんも心疾患も脳血管疾患も2年を待たずに再発することも珍しくはありません。給付間隔が2年に1回だと
「いや、再発しても前回から2年経過してないんで、一時金払えませんよ」
と言い切られてしまいますが、メットライフ生命は1年に1回給付です。
まとめると、保障内容は完璧。現在発売されている緩和型医療保険のなかではトップクラスです。
ただし、ちょっと特約保険料が高いんですよね。
50歳男性が新三大疾病一時金特約50万円を付加した場合、月々の保険料は6,755円上がります。80歳まで契約すると支払った保険料総額は約243万円。一時金が5回支払われればペイできる計算なので、元を取れるかどうかは微妙なところ。
まあでも緩和型医療保険で大切なのは経済合理性よりも安心感だったりします。がんと診断されて凹んでいるところに50万円が振り込まれれば、
「お金のことは大丈夫」
だとか、
「治ったら美味しいものを食べに行こう。旅行に行こう。欲しかったバッグを買おう」
といったように、ちょっとだけ明るい気持ちになれます。
【重要です】ガン一時金特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
ガン一時金特約 | 50万円or100万円 (他の金額も選択可能) |
【がん】 1回目:診断確定 2回目以降:所定の手術・放射線治療・抗がん剤治療 |
上述した新三疾病一時金特約の保障対象をがんに絞り、その代わりに保険料を安くしたのがガン一時金特約です。
保障内容は新三疾病一時金特約のがん保障そのままです。悪くありません。
まあでもガン一時金特約を選択して心疾患・脳血管疾患で倒れたときの後悔は想像を絶します。多少保険料が上がったとしても、新三疾病一時金特約を選んだ方がよいかとは思います。
50歳男性がガン一時金特約50万円を付加した場合、月々の保険料は5,350円上がります。これくらいの保険料差であれば、新三大疾病一時金特約でよいかと。
【重要です】三疾病治療月払給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
三疾病治療月払給付特約 | 月5万円等 | がん:初回は診断確定、2回目以降は入院・三大治療(手術・抗がん剤治療・放射線治療)・在宅医療・ホルモン剤治療・緩和療養を受けたとき 心疾患・脳血管疾患:1日以上入院、または所定の手術、在宅医療を受けたとき |
がん・心疾患・脳血管疾患の治療を受けた月に5万円といった定額を給付する特約です。
「がんの治療を受けた月に5万円お支払い!」
という特約は他社にもあるのですが、
「がん・心疾患・脳血管疾患の治療を受けた月に5万円お支払い!」
というように、心疾患・脳血管疾患まで保障する特約は珍しいです。
がんの保障条件は悪くありません。
- 入院
- 三大治療(手術・抗がん剤治療・放射線治療)
- 在宅医療
- ホルモン剤治療
- 緩和療養
が給付条件なので、がんの治療を受けている限りは毎月定額を受け取れるでしょう。何がなんでも毎月支払ってやろうというメットライフ生命の意気込みが伝わってきます。
心疾患・脳血管疾患の保障条件は
- 入院
- 手術
- 在宅療養
の3つ。
上述のとおり心疾患の入院は長引きません。全体の入院日数平均は24.6日ですし、35歳~64歳だと12.6日。1ヶ月もかからず退院できます。本特約を付加しても保障額はあまり膨らまないかなと。
脳血管疾患は入院が長引きますが、それでも入院日数平均は77.4日ですし、35~64歳だと51.8日。入院して手術して、その後にリハビリ病棟へ移ってリハビリして、退院までの入院期間平均はおよそ2~3ヶ月。脳血管疾患も保障額はあまり膨らまないかなと。
3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)に備えるには上述した新三大疾病一時金特約か本特約を選ぶことになりますが、保障額が膨らむのは1発50万円の新三大疾病一時金特約です。
しかし、繰り返しますが新三大疾病一時金特約は特約保険料がめちゃくちゃ高いです。
50歳を例に両者の月々の特約保険料を比較してみると、
[50歳男性]
三大疾病一時金特約1回50万円:6,755円
三疾病治療月払給付特約月額5万円:2,645円
[50歳女性]
三大疾病一時金特約50万円:5,195円
三疾病治療月払給付特約月額5万円:3,005円
というように三疾病治療月払給付特約は三大疾病一時金特約よりもかなり安い保険料で付加できます。
これくらい保険料が違えば三疾病治療月払給付特約の方が魅力的に感じます。治療を受けた月ごとにちょこちょこと保障されるので保障額は膨らみにくいのですが、逆に言えば治療を受けている期間だけ必要十分に保障されます。
入院が長引かずに社会復帰も短期間で可能な心疾患や軽度のがんで1発50万円は過剰保障とも言えます。心疾患なら入院して働けない期間だけ、がんなら治療を受けている期間だけ保障してくれればまあ十分。がんは何らかの治療を受けている限り毎月定額保障なので、長期闘病となっても安心です。
ちょっと気になるのは脳血管疾患です(重症ケース)。
脳血管疾患は病院に入院してリハビリ受けられる期間に発症から最長180日間といった制限があり、180日を超えると公的医療保険から公的介護保険に切り替わって自宅や施設でリハビリを受けることになります。おそらく180日を超えた場合は入院扱いではななくなり、保障されなくなるのではと(約款を読む限り)。社会復帰できてないのに、保障がぷすっと途切れることが想定されます。
といった気になる点もあるのですが、それでも三疾病治療月払給付特約の安さは魅力的に感じます。医療保険に加入する目的が治療費のカバーでれば、三疾病治療月払給付特約で十分かと。
まあでも三疾病治療月払給付特約もペイできるかは微妙です。
50歳男性を例にすると、80歳までに支払う三疾病治療月払給付特約の特約保険料合計が約96万円。月額5万円保障なので、がん・心疾患・脳血管疾患の治療を20ヶ月受ければ元を取れます。
「長期闘病になっても保険から毎月お金が振り込まれる!お金のことはなんとかなる!」
といった安心を買う特約ですね。
【重要です】ガン治療月払給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
ガン治療月払給付特約 | 月5万円等 | 初回は診断確定、2回目以降は入院・三大治療(手術・抗がん剤治療・放射線治療)・在宅医療・ホルモン剤治療・緩和療養を受けたとき |
上述した三疾病治療月払給付特約の保障対象をがんに絞り込んで、その代わりに保険料を安くしたのが本特約です。
保障条件は悪くありません。
- 入院
- 三大治療(手術・抗がん剤治療・放射線治療)
- 在宅医療
- ホルモン剤治療
- 緩和療養
が給付条件なので、がんの治療を受けている限りは毎月定額を受け取れるでしょう。何がなんでも毎月支払ってやろうというメットライフ生命の意気込みが伝わってきます(2回目)。
保険料も良心的。
50歳男性がガン治療月払給付特約を付加した場合、月々の保険料は1,805円上がります。80歳まで契約すると支払った保険料総額は約65万円。月額5万円保障なので、がんの治療を13ヶ月受ければペイできます。
これならまあまあ元が取れそうです。がんサバイバーの方が再発に備えるのなら、ガン一時金特約のよりも本特約かと。保障回数無制限なので、がんの治療が続く限り毎月定額給付です。これなら長期闘病にも備えられます。
【良い保障内容です】女性疾病入院特約、女性特定部位手術・形成サポート特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
女性疾病入院特約 | 入院1日につき5,000円~10,000円の範囲内で選択可能。(1,000円単位) | 所定の女性疾病で入院したとき。 |
女性特定部位手術・形成サポート特約 | 【Ⅰ型】 女性特定部位入院手術給付金:20倍 女性特定部位外来手術給付金:5倍 乳房再建術サポート給付金:100倍 乳輪・乳頭再建術サポート給付金:20倍 悪性新生物治療脱毛時サポート給付金:10倍 瘢痕形成サポート給付金:20倍 【Ⅱ型】 女性特定部位入院手術給付金:10倍 女性特定部位外来手術給付金:5倍 乳房再建術サポート給付金:50倍 乳輪・乳頭再建術サポート給付金:10倍 悪性新生物治療脱毛時サポート給付金:5倍 瘢痕形成サポート給付金:10倍 ※それぞれ女性疾病手術給付金の倍数 |
乳房や子宮、甲状腺など所定の女性特定部位に対する手術や乳房再建や瘢痕形成などの所定の治療を受けたとき。 |
女性特有疾病での入院・手術を手厚く保障するオプションです。もちろん付加できるのは女性のみ。
女性疾病入院特約は主契約の入院保障に対する上乗せ保障で、
- がん全般
- 女性特有の疾病(子宮や卵巣に関する病気等)
- 女性に多い疾病(メニエール病や低血圧等)
- 妊娠に関わる症状(流産や帝王切開等)
で入院した場合に、入院給付金が増額されます。
こちらも主契約の入院保障と同様に、
①入院一時金型
②短期入院一時金型
③入院日数連動型
の3つのタイプがありますが、自動的に主契約と同じタイプに決まります。主契約が入院日数連動型なら、女性疾病入院特約も入院日数連動型です。
また、女性特定部位手術・形成サポート特約は乳房や子宮、甲状腺といった女性特有(女性に多い)の手術を受けた場合に手術給付金が支払われます。
他社にも同じような女性特有の手術を手厚く保障するオプションがありますが、乳房切除・乳房再建・子宮摘出・卵巣摘出の4種類に限定されることが多いです。一方で、メットライフ生命は女性特定部位の他にも脱毛や植皮、痕跡形成まで幅広く保障対象としています。これは珍しい。かなり攻めてます。
ただし、保障が手厚いので保険料も高め。
40歳女性が女性疾病入院特約5,000円(入院日数連動型)、女性特定部位手術・形成サポート特約5,000円(Ⅰ型)をセットで付加した場合、月々の保険料は1,965円上がります。
FWD生命「FWD医療引受緩和」にも女性特有の疾病での入院・手術を保障するオプションがありますが、こちらは40歳女性が付加すると月々の特約保険料929円。まあ手術の保障はメットライフ生命の方が若干手厚いのですが、それでも保険料はFWD生命の2倍以上。
微妙なところですが、FWD生命の方が保険料とのバランスが良いかなとは感じます。
【重要ではありません】退院後・外来手術通院特約、ガン通院充実特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
退院後・外来手術通院特約 | 通院1日5,000円 (他の金額も選択可能) |
入院して退院した後180日以内の通院。入院1回につき30日まで。 |
ガン通院充実特約 | 通院1日5,000円 (他の金額も選択可能) |
がんの通院。年間60日まで。 |
通院を保障するオプションです。
退院後・外来手術通院特約は入院したあとの通院を、病気やケガの種類に関わらず保障(入院していない通院は保障対象外)。ガン通院充実特約はがんに特化して通院を保障するオプションです(入院がなくても保障対象)。
ガン通院充実特約は退院後・外来手術通院特約とセットです。ガン通院充実特約を単独で付加することはできません。
まあでも必要かどうかは微妙なところ。
最近の医療は入院から通院へシフトされつつありますが、通院だと働けることも多いです。また、通院1日5,000円といったように、保障も少額。手続きする方がめんどくさい!ということもけっこうあります。
月々の保険料も高めなので、コスパは良くないかなあという印象です。
【重要ではありません】在宅医療特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
在宅医療特約 | 月5万円 (他の金額も選択可能) |
在宅医療を受けたとき。 |
在宅医療とは、寝たきり状態で病院へ行くことができず、自宅で医療を受けるといったことを指します。頸椎損傷で歩けなくなくった場合や、全身マヒとなった場合がそうですね。在宅医療を受けた月に5万円給付される特約です(最大60か月まで保障)。
しかし、在宅治療が必要となるケースはかなり稀です。あえてオプション付加する必要性は薄いかと。
【重要ではありません】骨折診断特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
骨折診断特約 | 5万円(他の金額も選択可能) | 骨折したとき |
骨折したときに一時金が給付されるオプションです。
若い頃ならスポーツ中の事故で骨折することもあるでしょう。高齢者になればちょっと転倒しただけで骨折することもあるでしょう。
しかし、骨折したとしても受け取れるのは5万程度。ただのお小遣いです。必要性はあまり感じられません。
【重要ではありません】介護年金特約・認知症診断特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
介護年金特約 | 介護年金を毎年100万円給付(5回まで) ※他の金額も選択可能 |
・要介護2以上に認定されたとき。 ・所定の認知症、寝たきりの状態が180日以上継続したとき。 |
認知症診断特約 | 認知症診断一時金:100万円 軽度認知障害診断給付金:5万円 ※他の金額も選択可能 |
・認知症と診断確定したとき。 ・軽度認知障害と診断確定したとき |
介護や認知症に備える保障です。
条件は悪くありません。要介護2で年金給付は標準的ですし、軽度認知障害を保障対象とするのは最近の流行です。
一方で、持病のある方や大きな病気を経験された方でも、通常の介護保険・認知症保険に加入できる可能性は高いです。
医療保険のオプションで介護保障をつけてしまうと、
「医療保険はもう不要!だけど介護保障と認知症保障は残しておきたい!」
ということができなくなります。介護保障・認知症保障は、それ専門の認知症保険・介護保険を利用した方が良いでしょう。
そもそも介護保険・認知症保険が必要かも考えてみた方がよいです。実際に要介護認定を受けて、民間の介護保険・認知症保険の保障を受けられる人の割合はそれほど多くはありません。詳細は↓のリンク先に記載しています。
【重要ではありません】新三疾病保険料払込免除特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
新三疾病保険料払込免除特約 | 保険料支払いが免除される(保障は継続) | がん:診断確定 心疾患・脳血管疾患:手術もしくは1日以上の入院 |
よくCMでみる「以降の保険料は頂きません!」というオプションです。がん・心疾患・脳血管疾患で所定の条件を満たした場合に、以降の保険料支払いが免除されます(もちろん保障は継続)。
緩和型医療保険は保険料が高くなりがちなので、保険料の支払いが免除されると確かに嬉しいのですが、三疾病保険料払込免除特約は有料オプションです。付加すれば月々の保険料が上がりますし、その上昇率もけっこうえぐいです。必要かどうかは微妙なところ。私なら付加しません。
メットライフ生命「マイフレキシィゴールド」のメリット
緩和型医療保険にしては選べるオプションの種類が豊富です。
メットライフ生命には健康な方が入れる医療保険「マイフレキシィ」がありますが、「マイフレキシィ」と選べるオプションはほぼ同じ。
さらに、新三疾病一時金特約の保障内容がだいぶ良いです。
がんの2回目以降の給付条件が三大治療(手術・抗がん剤治療・放射線治療)なので入院でも通院でも治療を受けていれば給付対象になりますし、心疾患・脳血管疾患は1日以上の入院で給付です。
しかし、新三疾病一時金特約は保険料が高め。他社にも同じような一時金保障がありますが、それと比較するとけっこう高い。
以前から特約保険料の高さが三疾病一時金特約のデメリットだったのですが、(おそらく)そこをカバーするためにメットライフ生命が満を持して発売したのが三疾病治療月払給付特約です。
三疾病治療月払給付特約はがん・心疾患・脳血管疾患の治療を受けた月に回数無制限で5万円といった金額が給付されるので、細く長く治療を受けた期間を保障してくれます。1ヶ月程度で退院できる心疾患も、治療が長引く重いがんも、必要十分に保障されます。
重度の脳血管疾患でリハビリが長引くのケースにはちょっと気になる点もありますが、それでも新三疾病一時金特約よりかなり安い保険料で付加できる点を加味すれば、新三疾病一時金特約よりも三疾病治療月払給付特約の方がコスパは良いかなと感じます。
メットライフ生命「マイフレキシィゴールド」のデメリット
先進医療特約が10年更新型
繰り返しますが、先進医療特約は終身型ではありません。10年更新型です。10年ごとに保険料が見直されます。
現在は月200円程度で付加できる先進医療特約ですが、将来的に先進医療が普及すれば保険料が爆上げされる可能性も否めません。安心なのは一生涯保険料が変わらない終身型です。
ちなみにですが、先ほどから比較しているFWD生命「FWD医療引受緩和」は終身型。このあと保険料を比較するオリックス生命「キュア・サポート・プラス」も終身型です。
保険料が高い
保険料は高いです。
40歳と50歳を例に他社の緩和型医療保険と比較してみます。比較対象は緩和型医療保険のスタンダートであるオリックス生命「キュア・サポート・プラス」、及び業界最安値クラスのFWD生命「FWD医療引受緩和」とします。
メットライフ生命 | オリックス生命 | FWD生命 | |
保障内容 | 入院1日5,000円(入院日数連動型) 手術総合特約Ⅰ型(入院10万円外来2.5万円) 三疾病延長入院特約 先進医療特約あり |
入院1日5,000円 手術入院5万円外来2.5万円 七大生活習慣病入院給付特則(三大疾病無制限型) 先進医療特約あり |
入院1日5,000円 手術入院5万円外来2.5万円 特定3大疾病入院無制限特則 先進医療特約あり |
40歳男性 | 4,870円 | 3,575円 | 2,939円 |
40歳女性 | 4,780円 | 3,225円 | 2,689円 |
50歳男性 | 6,085円 | 4,425円 | 3,820円 |
50歳女性 | 5,745円 | 3,920円 | 3,364円 |
メットライフ生命がずば抜けて高い…。
メットライフ生命は2社より手術の保障が手厚くなってますが、それにしても高いかなと感じます。上表はシンプルな保障で比較していますが、オプションの保険料もメットライフ生命は高めです。
保障内容が良い代わりに保険料は高めなのがメットライフ生命「マイフレキシィゴールド」ですが、ちょっと見え方が変わってくるのが3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の保障を手厚くした場合です。
繰り返しますが、新三疾病一時金特約は他社と比較しても保険料が高いです。FWD生命にも同じようなオプションがありますが、メットライフ生命よりも安い保険料で付加できます(オリックス生命は一時金保障なし)。
しかし、新三疾病一時金特約ではなく三疾病治療月払給付特約を選択した場合には保険料が拮抗します(FWD生命には新三疾病一時金特約みたいなオプションはありません)。
メットライフ生命…三疾病治療月払給付特約(月額5万円)を付加
FWD生命…3大疾病給付金特約(1回50万円)を付加
のケースで両社の保険料を比較してみます。
メットライフ生命 | FWD生命 | |
保障内容 | 入院1日5,000円(入院日数連動型) 手術総合特約Ⅰ型(入院10万円外来2.5万円) 三疾病延長入院特約 先進医療特約あり 三疾病治療月払給付特約(月額5万円) |
入院1日5,000円 手術入院5万円外来2.5万円 特定3大疾病入院無制限特則 先進医療特約あり 3大疾病給付金特約(1回50万円) |
40歳男性 | 6,705円 | 6,859円 |
40歳女性 | 7,135円 | 6,250円 |
50歳男性 | 8,730円 | 9,512円 |
50歳女性 | 8,750円 | 7,982円 |
男性はメットライフ生命の方が安くなりました。女性はちょっぴりメットライフ生命の方が高くなってますが、手術保障の手厚さを加味すればまあまあ互角かと。
ということで、メットライフ生命「マイフレキシィゴールド」が候補に入るのは
「がん・心疾患・脳血管疾患の3大疾病に備えておきたいけど、オプションで一時金保障を付加すると、どこの医療保険も保険料がめちゃくちゃ高くなるんだよなあ…」
という方でしょう。こんな場合に三疾病治療月払給付特約が効いてきます。
メットライフ生命「マイフレキシィゴールド」の評価
評価:B(S、A~Cで判定)
選べるオプションは豊富ですし、主契約の保障内容も悪くはありません。
しかし、保険料が高い。シンプルな保障内容でも、オプションを付加しまくって豪華にした場合でも他社と比較して高めに見えます。
一方で、がん・心疾患・脳血管疾患を必要十分に保障する三疾病治療月払給付特約は、3疾病の一時金保障より保険料は安く収まります。上述のとおり緩和型医療保険では業界最安値クラスのFWD生命「FWD医療引受緩和」と比較してもいい勝負。
繰り返しますが、
「がん・心疾患・脳血管疾患の3大疾病に備えておきたいけど、オプションで一時金保障を付加すると、どこの医療保険も保険料がめちゃくちゃ高くなるんだよなあ…」
という方ならメットライフ生命「マイフレキシィゴールド」は候補に入ります。こんな場合に三疾病治療月払給付特約が効いてきます。
よって評価は「B」としました。メットライフ生命「マイフレキシィゴールド」を選ぶかどうかの決め手は三疾病治療月払給付特約でしょう。
比較対象として以下を挙げておきます。
●FWD生命「FWD医療引受緩和」
保障内容も保険料も他社の一歩先を進んでます。気になるのは外資系でコロコロと社名が変わる点。持病のある方や、大きな病気を経験された方だと、医療保険の乗り換えは難しく、この点はちょっと不安に思うかも(僕はあまり気にしてませんが…)。
●三井住友海上あいおい生命「&LIFE 医療保険Aセレクト(引受緩和型)」
オプションの種類が豊富で、保険料はFWD生命に次ぐ2位グループの上位。財閥系のグループ会社という安心感もあります。
●メディケア生命「新メディフィットRe(リリーフ)」
こちらもオプションの種類が豊富で保険料は2位グループの上位。親会社は国内大手の住友生命です。
緩和型医療保険は下記で比較してますので、こちらもご参考に。
上記の比較記事にも書いてますが、緩和型医療保険の加入条件(告知事項)を満たせなかった場合は、超緩和型のなないろ生命「なないろメディカルスーパーワイド」が最後の希望です。
メットライフ生命「マイフレキシィゴールド」の相談をするなら。
メットライフ生命「マイフレキシィゴールド」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ご近所の保険ショップでも取り扱っているはず。
しかし、いざ保険ショップに行ってみて、
「あー、すいません、うち、メットライフ生命やってないんですよ」
なんて言われたら立ち直れないですよね。そんなことにならないためにも、事前に最寄の保険ショップがメットライフ生命を取り扱っているか確認しておきましょう。
手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、メットライフ生命はもちろんのこと、比較記事で取り上げた全ての保険会社と提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
【保険の相談なら!】保険クリニック
保険クリニックの予約は↓をクリック!
保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。
わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。
保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。
保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは
- 契約時の告知事項に不備があった。
- 契約上、保険会社に支払う責任がない。
の2点。
1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。
また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。
そんなときに、
「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」
といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。
保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。
実際に利用した方の口コミは以下のとおり。
「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」
という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。
予約は簡単です。
①保険クリニックのサイトにアクセスする。
②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。
③予約日時を選択する。
④以下を入力して予約完了。
- 相談方法(来店or訪問)
- 名前
- 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
- 電話番号
- メールアドレス
- 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
- 要望等(任意入力)
これで予約は完了。1分もあれば予約できます。
50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。メットライフ生命はもちろんのこと、比較記事で取り上げた全ての保険会社と提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
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- 取り扱っている保険会社
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といった情報も掲載されています。取り扱っている保険会社が事前にわかるので、希望していた保険を提案されなかった!といった悲劇もないですし、厳しい口コミもそのまま掲載されているので、ちゃんと選べば安心して相談ができるかなと。
また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で
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だけ入力すれば完了。1分程度で終わる作業です。
予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。
もちろん予約は無料です。気軽に予約して大丈夫です。
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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。
しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:メットライフ生命「マイフレキシィゴールド」
保障内容は悪くありませんが、保険料が高めです。私みたいな庶民にはちょっと手が出ません。富裕層向けの緩和型医療保険なのかなとも思いますが、特に富裕層向けのサービスというものもなく。
ただし、三疾病治療月払給付特約は優れています。メットライフ生命「マイフレキシィゴールド」を選ぶかどうかの決め手は三疾病治療月払給付特約です
比較対象として以下を挙げておきます。
●FWD生命「FWD医療引受緩和」
保障内容も保険料も他社の一歩先を進んでます。気になるのは外資系でコロコロと社名が変わる点。持病のある方や、大きな病気を経験された方だと、医療保険の乗り換えは難しく、この点はちょっと不安に思うかも(僕はあまり気にしてませんが…)。
●三井住友海上あいおい生命「&LIFE 医療保険Aセレクト(引受緩和型)」
オプションの種類が豊富で、保険料はFWD生命に次ぐ2位グループの上位。財閥系のグループ会社という安心感もあります。
●メディケア生命「新メディフィットRe(リリーフ)」
こちらもオプションの種類が豊富で保険料は2位グループの上位。親会社は国内大手の住友生命です。
保険クリニックなら、メットライフ生命はもちろんのこと、比較記事で取り上げた全ての保険会社と提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれるので、迷ったら手っ取り早いのは保険クリニックです。
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