ちょっと前までは
「契約から1年6ヶ月までに病気で亡くなった場合、保険金を減額します!」
という厳しい制約があったのですが、直近で撤廃されました。これでようやく他社の定期保険と保障内容は同等。
しかし、保険料はまだ高めです。あえてかんぽ生命「新普通定期保険」を選ぶ理由が見当たらないというのが正直な印象です。過去にかんぽ生命「新普通定期保険」に加入した方も、一度は見直しておいた方がよいかなと。
定期保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の2点です。
定期保険は安いが正義です。とにかく安く!
まずはざっと概要を書いておきます。上記2点について、かんぽ生命「新普通定期保険」の概要と評価は以下のとおりです。
項目 | 内容 | 評価 |
30歳の月額保険料 (保険金額1000万円、保険期間10年) |
男性:2,500円 女性:2,100円 |
C |
40歳の月額保険料 (保険金額1000万円、保険期間10年) |
男性:3,600円 女性:2,900円 |
|
クレジットカード払い | 不可 | C |
保険料は高いです。他社の定期保険と比較すると、2倍以上高くなることもあります。
そしてクレジットカードでの保険料支払いはできません。選べる保険料の支払い方法は
- 口座振替
- 団体払い(勤務先がかんぽ生命と提携してれば給与天引き)
- 窓口払い(かんぽ生命の窓口まで出向いて現金払い)
の3つ。
いまどきクレジットカードで保険料支払いできて当たり前(そしてポイント還元を受けられる)なので、この点もデメリットでしょう。
生命保険の相談は保険クリニックで!
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かんぽ生命「新普通定期保険」の基本情報・保障内容
まずは基本情報を一覧にしました。他の定期保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。
保障内容 | 【定期保険】 ・死亡、高度障害時に保険金を受け取れます。 ・保障は保険料を支払っている期間のみです。 ・毎月支払う保険料は掛け捨てです。貯蓄性がありません(解約返戻金がない、もしくは少額です)。 |
選択できる保険金額 (死亡・高度障害時に受け取れる金額) |
200万円~1,000万円 ※100万円単位で選択可能 |
保険期間 | 10年間~60年間 |
保険料を支払う回数 | 月払 |
保険料を支払う方法 | 口座振替・窓口払・団体払 |
かんぽ生命「新普通定期保険」のメリット
かんぽ生命「新普通定期保険」は特約(オプション)で医療保障と先進医療保障を付加できます。定期保険で医療保障をオプション追加できるのは珍しいです。
保障内容は下表のとおり。
総合医療特約 | 入院一時金 | 1回の入院についてその入院の日数が1日、30日、60日、90日、120日の各日数に達したとき入院保険金日額の20倍を給付。 |
入院保険金 | 入院1日につき定額(3,000円~15,000円の範囲で選択可能)を給付。 | |
手術保険金 | 入院保険金日額の10倍を給付。 | |
放射線治療保険金 | 入院保険金日額の10倍を給付。 | |
先進医療特約 | 先進医療保険金 | 先進医療にかかる技術料と同額を給付(通算300万円まで)。 |
保障内容は至ってシンプルです。総合医療特約は入院・手術といった基本的な保障のみ。悪くはありません。
ちょっと気になるのは、先進医療特約の保障上限が300万円である点です。
先進医療とは、ある程度の実績を積み重ねて公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある最新の治療・手術を指します。実際受けるケースは稀ですが、受けるとなった場合の技術料は全額自己負担。1回の技術料が数百万円となるケースもあるので、300万円が保障上限だと
「あれ?ちょっと足りない?」
ということにもなりかねません。他社の先進医療保障は2,000万円上限が一般的です。
また、特約保険料も高くはないですが、安くもないかなと。
医療保険では業界最安値クラスのメディケア生命「新メディフィットA」と月々の保険料を比較してみます。
かんぽ生命 「新普通定期保険」 ※総合医療特約の特約保険料 |
メディケア生命 「新メディフィットA」 |
|
保障内容 | 入院保険金:5,000円(入院1回120日限度) 手術保険金:50,000円 放射線治療保険金:50,000円 入院一時金:100,000円 |
入院保険金:5,000円(入院1回120日限度) 手術保険金:50,000円 放射線治療保険金:50,000円 入院一時金:100,000円 |
30歳男性 | 1,550円 | 1,895円 |
30歳女性 | 2,350円 | 2,210円 |
40歳男性 | 2,050円 | 2,585円 |
40歳女性 | 2,150円 | 2,255円 |
パッと見は30歳女性を除けばかんぽ生命の方が安くなっていますが、これは
- かんぽ生命は契約から10年間のみ保障。10年を超える場合は契約更新する必要があるが、更新すれば保険料は上がる。
- メディケア生命は一生涯保障。保険料も一生涯同じ。
がその要因。かんぽ生命は定期保障(保険期間が定まっている)なので、一生涯トータルで考えれば保険料が変わらないメディケア生命の方が安くなるでしょう。
ということで、10年間程度の短期間だけ保障が必要であれば、総合医療特約を付加するのも悪くありません。10年を超えるような場合は他社の医療保険と比較しておいたほうがよいでしょう。
かんぽ生命「新普通定期保険」のデメリット
保険料が高い。
保険料は高いです。
先ほどメディケア生命の医療保険と保険料を比較してみましたが、同じメディケア生命の定期保険「メディフィット定期保険」と月々の保険料を比較してみます。
かんぽ生命 新普通定期保険 |
メディフィット生命 メディフィット定期保険 |
|
保障内容 | 保険金額1,000万円 保険期間10年 |
保険金額1,000万円 保険期間10年 |
30歳男性 | 2,500円 | 977円 |
30歳女性 | 2,100円 | 772円 |
40歳男性 | 3,600円 | 1,847円 |
40歳女性 | 2,900円 | 1,378円 |
およそ2倍~3倍くらいかんぽ生命「新普通定期保険」の方が高くなってます。
定期保険は保障内容がシンプル(亡くなったら保障)なので、これくらい保険料の差があると選ぶ理由はないかなと。
かんぽ生命「新普通定期保険」の評価
評価:C(S、A~C)
定期保険で重視するべきは月々の保険料です。安い定期保険が良い定期保険です。
その保険料でかんぽ生命「新普通定期保険」は他社と比較して高め。かんぽ生命「新普通定期保険」を選ぶ理由は見当たらないというのが正直な感想です。
よって評価は「C」としました。
既にかんぽ生命に加入されている方、もしくはご両親や祖父母がかんぽ生命に加入している場合も、他社と比較しておいて損はないでしょう(新普通定期保険以外でも)。月々の保険料を大きく節約できるかもしれません。
定期保険の保険料は下記リンク先で比較しています。こちらもご参考に。
かんぽ生命「新普通定期保険」の相談をするなら。
かんぽ生命「新普通定期保険」は全国のかんぽ生命窓口で相談できますが、上述のとおりトホホな感じですので、まずは他社の定期保険としっかり比較してみましょう。
すでにかんぽ生命「新普通定期保険」に加入されている方は、最寄りの保険ショップにかんぽ生命「新普通定期保険」の保険証券を持っていって、
「これ、どうなんでしょう?」
と聞いてみたほうがよいかなと。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
【オリコン顧客満足度3年連続No.1!】保険クリニック
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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。
わかりやすく実績を確認できるのが、オリコン社が毎年行っている保険ショップの顧客満足度調査です。利用者5,826人に対し、保険ショップ全28社に関するアンケート調査を実施。見事に3年連続顧客満足度No.1を獲得しています。
(引用:https://life.oricon.co.jp/rank_hokenshop/)
アフターフォローの満足度もNo.1です。
万が一の場合には契約者の味方になってくれますし、子供が生まれた!転職することになった!子供が独立した!といったようなイベントが発生した際には保険の見直し相談にも乗ってくれます。契約した後はほったらかしみたいな保険ショップが多い中、保険クリニックならきめ細やかなアフターフォローが期待できます。この点もメリットですね。
実際に利用した方の口コミは以下のとおり。
「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」
という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。
予約は簡単です。
①保険クリニックのサイトにアクセスする。
②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。
③予約日時を選択する。
④以下を入力して予約完了。
- 相談方法(来店or訪問)
- 名前
- 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
- 電話番号
- メールアドレス
- 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
- 要望等(任意入力)
これで予約は完了。1分もあれば予約できます。
50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。定期保険の保険料比較で比較対象としている全ての保険各社とも提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
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【相談場所を選びません!】マネードクター
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最寄りに保険クリニックがない場合は、マネードクターを検討してみてください。マネードクターも全国の店舗でも相談できますが、予約をすれば自宅でも職場でも近所の喫茶店にでも訪問して相談を受けてくれます。
相談場所を選ばないので、
「自宅の近くに保険ショップがない…」
「わざわざ保険ショップまで行くの面倒くさい!」
「子供が小さくて、保険ショップまで行けない…」
そんな方にはぴったりのサービスです。
ちなみにですが、マネードクターを実際に利用した人の口コミは以下のとおり。
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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。
しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。
おすすめされた生命保険に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止になってしまいます。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:かんぽ生命「新普通定期保険」
保険料が高いです。
端的に言うと、あえて選ぶ理由が見当たらないというのが正直なところです。
保険クリニックなら、本記事で比較対象に挙げた全ての生命保険会社と提携しています。各社の定期保険を比較できますし、同じく死亡保障のある終身保険や収入保障保険の中から、ライフプランにぴったり合った生命保険をアドバイスしてくれますよ。
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※2023年5月更新