【評価S】なないろ生命「なないろセブン」デメリットと評価

三大疾病保険として評価していますが、三大疾病以外の生活習慣病も保障範囲に含まれます。具体的には、以下の七大疾病が保障対象です。

  1. がん
  2. 急性心筋梗塞、拡張型心筋症
  3. 脳卒中、脳動脈瘤
  4. 慢性腎不全
  5. 肝硬変
  6. 糖尿病
  7. 高血圧性疾患

がん以外の保障内容はそこまで良くないのですが、がんの保障内容は良いです。それでいて保険料が激安。他社の三大疾病保険と比較すると保険料がずば抜けて安いです。がんの保障を重視するのなら、有力な候補となり得る三大疾病保険です。

なないろ生命「なないろセブン」ここがポイント
  • 三大疾病以外の生活習慣病も保障範囲に含まれます。
  • がんの一時金給付条件が良いです。
  • 保険料はかなり安いです。

三大疾病保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

三大疾病保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の3点です。

  1. 心疾患・脳血管疾患の保障範囲:急性心筋梗塞・脳卒中に限定せず、心疾患・脳血管疾患をまるごと保障するタイプが良い。
  2. 一時金の給付条件:1年に1回、回数無制限給付。がんの2回目以降の給付条件は入院に限定してなくて、心疾患・脳血管疾患は入院即保障が良い。
  3. 月々の保険料:少しでも安い保険を選びましょう。

まずはざっと概要を書いておきます。上記3点について、なないろ生命「なないろセブン」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
心疾患・脳血管疾患の保障範囲 心疾患:急性心筋梗塞・拡張型心筋症
脳血管疾患:脳卒中・脳動脈瘤
B
一時金の給付条件 がん:診断確定
心疾患:入院または手術
脳血管疾患:入院または手術(脳動脈瘤は破裂or手術)
給付間隔:1年に1回
給付回数:無制限
A
30歳の月額保険料
(一時金100万円)
男性:2,170円
女性:1,940円
A
40歳の月額保険料
(一時金100万円)
男性:3,230円
女性:2,520円

心疾患・脳血管疾患の保障範囲はやや狭い急性心筋梗塞・拡張型心筋症、及び脳卒中・脳動脈瘤に限定されます。他社は心疾患・脳血管疾患をまるごと保障するタイプが多いので、この点はデメリット。

一方で、一時金の給付条件は良いです。

がんは2回目以降も入院もしくは通院で何らかの治療を受けていれば一時金が給付されます。心疾患・脳血管疾患も入院即保障なので比較的保障されやすいでしょう。この点はメリットです。

保険料はかなり安いです。他社の三大疾病保険と比較すると、頭一つ抜けてる感はあります。選べるオプションも豊富で、各々の保障内容も良いです。

ちなみに、なないろ生命は朝日生命が保険ショップ向けの商品を開発するために設立した生命保険会社です。バックに歴史のある国内資本の保険会社が控えているので、経営面での心配は無用かと。いまいち知名度は高くありませんが、良質な保険を安い保険料で販売している良い感じの保険会社です。

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生命保険 見直し

なないろ生命「なないろセブン」の保障内容を評価します。

主契約、及び特約(オプション)の保障内容を詳しく見ていきます。

【主契約】特定疾病一時金

主契約は、がん+6大疾病で所定の条件を満たした場合に給付される一時金です。

例えば、がんなら

「あなたはがんです」

と診断されたときに一気にまとまった金額(100万円とか)が給付されます。実際に受け取ってみるとわかるのですが、保険に入っておいてよかったと分かりやすく実感できます。

給付額 給付条件 給付間隔 上皮内がん
30万円~500万円の範囲で選択可能。 がんと診断された場合。
(がん以外の6大疾病は下表参照)
1年(給付回数無制限) 給付対象

以下、ポイントです。

  • 【GOOD!】給付間隔が1年に1回。
  • 【GOOD!】2回目以降もがんと診断されていれば給付対象。
  • 【GOOD!】上皮内がんも通常のがんと同じ扱い。
  • 【BAD!】がん以外の保障条件は厳しい。

ちょっと古い三大疾病保険だと2年に1回しか一時金給付されないことがありますが、がんなんて2年以内に再発することも多いです。再発して苦しんでるのに、

「この前お支払いした日からまだ2年経ってないんで!2年間頑張って生き残ってください!」

って言われたらイラっときます。その点、なないろ生命「なないろセブン」は1年に1回給付です。ここは他社同等。悪くありません。

また、2回目以降の給付条件も「がんと診断」です。具体的には

  • がんと診断確定
  • がんの治療を目的とする継続入院
  • がんの治療を目的とする入院を開始
  • がんの治療を目的とする通院

が、一時金の給付条件。がんの治療を受けている限りは何がなんでも一時金を支払ってやろうという意気込みが伝わってきます。

他社の三大疾病保険は2回目以降の場合に入院を条件としていて、通院治療だけだと一時金が給付されないこともあります。がんの3大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。放射線治療は通院が当たり前ですし、抗がん剤治療も打つ時だけ通院してその後は自宅でじっと耐えるということが増えています。入院でも通院でも一時金給付する点は安心です。

上皮内がんが通常のがんと同じ扱いになる点もメリットでしょう。

上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に到達していない初期のがんを指します。がん細胞は血管やリンパ管で運ばれて転移していくので、上皮内がんの段階でサッと手術で切り取れば再発や転移する可能性は低いと言われてます。

ちょっと古い三大疾病保険だと「上皮内がんなんてがんじゃないよ!」と言い張られて保障対象外になることもありますが、大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで発見されたというデータもあり、決して珍しいがんではありません。

上皮内がんを特に気にする必要があるのは女性です。乳がんは上皮内がんであっても通常のがんと同程度の治療が必要になるケースがあります。上皮内がんがきっちり保障される点もメリットでしょう。

まとめると、がんの保障内容は良いです。かなり良いです。

一方で、がん以外の保障条件はイマイチ。

ここで主要な三大疾病保険のメディケア生命「メディフィットPlus(プラス)」と、疾病別に一時金給付条件を比較してみます。

なないろセブン メディフィットPlus
がん 診断確定 1回目:診断確定
2回目以降:診断確定or入院or通院or緩和ケア(Ⅱ型)
心疾患 急性心筋梗塞:入院or手術
拡張型心筋症:入院or手術
入院or手術(Ⅱ型)
脳血管疾患 脳卒中:入院or手術
脳動脈瘤:破裂or手術
入院or手術(Ⅱ型)
糖尿病 網膜症手術
壊疽による切断
初回:インシュリン療法
初回・2回目以降:網膜症手術、壊疽による切断
慢性腎不全 人工透析療法
腎移植手術
入院or通院
肝硬変 食道・胃静脈瘤が破裂と診断or手術
肝移植手術
入院or通院
高血圧性疾患 大動脈瘤が破裂と診断or手術 大動脈瘤〈りゅう〉または大動脈解離の手術
慢性膵炎 入院or通院

がんの保障条件はほぼ同等。

メディフィットPlusにはⅠ型とⅡ型があり、Ⅰ型だと2回目以降の給付条件に通院が含まれないのですが、Ⅱ型だと通院でも一時金給付です。Ⅰ型はなないろ生命より劣りますが、Ⅱ型ならほぼ同等です。

続いて心臓。なないろ生命は心臓の病気(心疾患)をまるごと保障ではありません。保障範囲は心疾患の一部である「急性心筋梗塞・拡張型心筋症」に限定されます。

メディケア生命は心疾患をまるごと保障です。さらに、Ⅱ型を選べば入院即保障です。心疾患は入院してもすぐに退院できることが多いのですが、ちょっとした狭心症で2日間入院といったケースでもⅡ型なら保障されます。心臓はメディケア生命の方が有利と言っていいでしょう。

続いて脳。心臓と同じく脳の病気(脳血管疾患)もなないろ生命は「脳卒中・脳動脈瘤」に限定しているのに対し、メディケア生命は脳血管疾患をまるごと保障です。

ただし、なないろ生命が保障する脳卒中には

  • 脳梗塞
  • くも膜下出血
  • 脳出血

が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。

ということで、脳血管疾患でも脳卒中・脳動脈瘤でも大きな差はありません。脳血管疾患は両社ほぼ同等、もしくはメディケア生命の方がほんの少し有利といったところでしょう。

糖尿病はインシュリンが保障される(初回のみ)メディケア生命の方が有利。なないろ生命は失明に至るような状況とか、手足切断といったかなりの重症にならないと保障されません。

慢性腎不全・肝硬変は入院or通院で保障されるメディケア生命の方が有利。

高血圧性疾患は両社同等。ただし、両社ともに結構な重症を保障対象としています。

まとめると、

  • がんの保障条件は両社ほぼ同等。
  • がん以外の保障条件はメディケア生命の方が有利。

といったところでしょうか。

がんの保障条件は両社ほぼ同等ですが、がん以外の保障条件はなないろ生命が劣勢です。

【重要ではありません】7大疾病初回一時金特約

給付額 給付条件 給付間隔 上皮内がん
20万円~470万円の範囲で選択可能。
※7大疾病一時金と合計500万円まで。
特定疾病一時金と同じ。 1回のみ 給付対象

初回だけ一時金が増額されるオプションです。保障条件は上述した特定疾病一時金と同じ。

確かに初めての大病は効率的に動けないので余計な費用がかかることもありますが、それでも初回だから大きく医療費が膨らむということはほぼありません。むしろ再発したときの方が重症になって医療費は膨らむことが多いです。

7大疾病初回一時金特約を付加すると保険料がググっと上がりますし、必要性は薄いかなぁと感じます。7大疾病初回一時金特約を付加する余裕があるのなら、主契約の特定疾病一時金の保障額を上げた方がよいでしょう。

【重要です】がん治療特約

給付額 給付条件 給付間隔 上皮内がん
月5万円~20万円
(通算2,000万円限度)
以下のがん治療を受けたとき。
・抗がん剤治療(ホルモン剤含む)
・放射線治療
・自由診療抗がん剤治療(ホルモン剤含む)
月1回 給付対象

放射線治療もしくは抗がん剤治療を受けた月に定額給付される特約です。がんの3大治療は

  • 手術
  • 放射線治療
  • 薬物療法(抗がん剤)

と言われてますが、その放射線治療と抗がん剤治療をカバーする特約です。

がんは手術で切り取ることができれば大事には至りません。2週間程度入院して手術を受けて、あとは再発予防のために通院で放射線治療か軽い抗がん剤治療を受ければ治療は完了。その後は経過観察で定期的に通院するくらいです。働きながらの治療も不可能ではない、経済的なダメージもそこまで大きくありません。

本当に怖いのは手術で切り取ることができないケースです。この場合はきつい抗がん剤でがん細胞を叩くことになりますが、

短期入院もしくは通院で抗がん剤を打つ→3週間程度自宅で副作用に耐える

を繰り返す抗がん剤ドロ沼にハマります。治療の終わりも見えなくなり、徐々に減っていく銀行口座の残高を眺めながら

「あ、これ、やばいかも…」

と、メンタルを削られまくるのがこのケース。そんなピンチな状況で毎月定額(10万円とか)を給付してくれるのが、がん治療特約です。優先度は高めです。

保障内容は良いです。保障額上限が2,000万円なので月額10万円保障で契約すれば最大200ヶ月保障。抗がん剤治療を200ヶ月も受けることはありませんが、乳がん再発予防のためのホルモン剤治療は5年から10年と長期間続くこともあります。この点は女性にとって安心でしょう。

また、自由診療の抗がん剤治療も保障範囲に含まれます。

日本では承認が遅れているものの、欧米では承認されている最新の抗がん剤治療なんかが自由診療に含まれますが、もちろん日本で承認されていない抗がん剤治療には健康保険が適用されません。自由診療の医療費は全額自己負担です。

厚生労働省が↓のリンク先に未承認・適応外の抗がん剤をまとめてますが、その治療費は1発100万円を超えることもざらにあります。これを全額自腹で支払うのはかなり厳しい…。

国内で薬機法上未承認・適応外となる医薬品・適応のリスト(2021年10月31日改訂版)(PDF)

一般庶民にはなかなか手の届かない治療ですが、他社の調査ではがん治療を受けた方の2割弱が自由診療を併用したというデータもあり、マイナーな治療とは言えなくなってきています。

他社の三大疾病保険だと、健康保険が適用される抗がん剤に保障範囲が限定されることもあります。この点はなないろ生命「なないろセブン」のメリットでしょう。

【重要です】先進医療・患者申出療養特約

給付額 給付条件
・先進医療、患者申出療養の技術料実費(上限2,000万円)
・一時金として技術料の10%(上限200万円)
先進医療・患者申出療養を受けた場合。

先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。

例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の進化版。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。

重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。

しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。

先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。

保障内容は悪くありません。上限2,000万円保障は他社同等。

一時金として先進医療給付金の10%が給付されますが、先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。一時金は交通費・宿泊費等に使うことを想定したお金です。他社は一時金が給付されないこともあるので、この点も良心的。

ちなみにですが、特約名称にあるとおり患者申出療養も保障対象に含まれます。

患者申出療養も先進医療と同様に技術料が全額自己負担。患者からの申出を起点として、健康保険が適用されない治療を受けられる制度です。

「どうにもならないので〇〇〇という治療を受けさせてください!」

と国に申請し、認められれば技術料以外の入院料・診察料等に健康保険が適用されます。

ただし、患者申出療養は普及しているとは言えません。厚生労働省の資料によると、令和2年7月1日から令和3年6月30日までに1年間で患者申出療養を受けた方は208人。現状だと患者申出療養を受ける確率はかなり低めです。

なので、先進医療のみを保障対象としている他社と比較して、

「患者申出療養が保障対象!すごい!」

とまでは言えませんが、将来的に患者申出療養が普及する可能性を踏まえれば、メリットではあります。

先進医療・患者申出療養特約は月100円程度で付加できるオプションです。人生一発レッドカードを避けるためにも、優先度は高めです。

【重要ではありません】7大疾病保険料払込免除特則

主契約の特定疾病一時金の給付条件を満たした場合に、以降の保険料支払いが免除されるオプションです(もちろん保障は継続)。よくCMでみる「以降の保険料は頂きません!」ですね。

確かに保険料支払いが免除されれば嬉しいのですが、7大疾病保険料払込免除特則は有料オプションです。付加すれば月々の保険料が上がります。

なないろ生命「なないろセブン」は保険料がそこまで高くないので、保険料の支払いが免除されても家計への影響は限定的かと。必要性は薄いでしょう。

【シミュレーション】僕がなないろ生命「なないろセブン」に入るなら。

僕がなないろ生命「なないろセブン」に入るなら、以下の保障内容にします。

  • 特定疾病一時金(100万円)
  • 特約:先進医療・患者申出療養特約、がん治療特約(10万円)

上記のシミュレーションで40歳男性の月々の保険料は4,294円、40歳女性なら4,063円です。

この保障内容で、

  • がんと診断されていれば1年に1回100万円(回数無制限)。
  • がん以外の6大疾病は所定の条件を満たせば1回100万円(回数無制限)。
  • 抗がん剤治療・放射線治療を受けた月に10万円(通算2,000万円まで)。
  • 先進医療の実費を保障。

なので、上述した本当に怖い抗がん剤ドロ沼にハマったとしても年1回100万円+月10万円なので、ある程度は耐えられる保障内容になっているかと。

保険料はこのあと比較していきます。

なないろ生命「なないろセブン」のデメリット

なないろ生命「なないろセブン」ここにご注意!
  • 【check】がん以外の条件はやや厳しめ。
  • 【check】復活制度がない。

がんの一時金給付条件は良いのですが、がん以外の6大疾病はそこまで良くありません。上述のとおり、メディケア生命「メディフィットPlus(プラス)」と比較すると、なないろ生命の方が条件は厳しめです。

また、なないろ生命「なないろセブン」には復活制度がありません。

例えば、

  • 口座振替で契約していたけど、口座に入金し忘れた。
  • クレジットカードの支払限度額を超えてしまっていた。

といったとき、2ヶ月間保険料の支払いがなければ、保険契約は一旦失効します。しかし、その後(概ね3年以内)に保険料の支払いを再開できれば、同じ条件で保険契約を「復活」させることができます。これが復活制度です。

しかし、なないろ生命には復活制度がありません。保険契約が一旦失効すると再契約する必要があります。

再契約すると、間違いなく保険料は上がります。

例えば、30歳の時に契約し、40歳で失効した場合、再契約すると40歳で契約した時の保険料となります。保険は年齢が上がると保険料も上がります。40歳で契約した保険料は確実に高くなります。

ちゃんと毎月保険料を支払っていればデメリットにはなりませんが、ついうっかりと言うこともあります。この点は注意しておきましょう。

なないろ生命「なないろセブン」のメリット

なないろ生命「なないろセブン」ここがポイント!
  • 【check】がんの一時金の給付条件が良い。
  • 【check】上皮内がんも通常のがんと同じ扱い。
  • 【check】自由診療の抗がん剤治療も保障対象(がん治療特約)。
  • 【check】保険料が安い。

1点目から3点目は上述のとおりです。4点目について補足します。

先ほどメディケア生命「メディフィットPlus」と保障内容を比較してみましたが、今度は保険料を比較してみます。

なないろセブン メディフィットPlus
保障内容 特定疾病一時金100万円
先進医療・患者申出療養特約
特定8疾病Ⅱ型(100万円)
先進医療・患者申出療養特約
月額保険料 30歳男性 2,270円 4,060円
30歳女性 2,038円 3,390円
40歳男性 3,364円 6,410円
40歳女性 2,634円 4,820円

圧倒的になないろ生命「なないろセブン」の方が安いです。

有力な三大疾病保険は他にはなさく生命「はなさく一時金」がありますが、保険料の観点だと他社を圧倒しているのがなないろ生命「なないろセブン」です。これは安い。

なないろ生命「なないろセブン」の評価。

評価:S(S、A~Cで判定)

がんの一時金給付条件は良好ですし、他社の三大疾病保険と比較しても保険料は業界最安値クラス。

「お手頃な保険料でがん+6疾病の生活習慣病に備える」

という観点なら最有力の候補になると感じます。

6疾病の保障内容はそこまで良くはないものの、急性心筋梗塞・脳卒中が入院即保障であれば本当にヤバい重症ケースには耐えられるかなと。これだけ保険料が安いのであれば、僕はなないろ生命「なないろセブン」を選びます。よって評価は「S」としました。

比較対象として以下の三大疾病保険を挙げておきます。

日々の生活が乱れがちで(喫煙者・お酒大好き・運動不足等)、がん以外の生活習慣病も気になる方なら、下記が候補に入ります。

メディケア生命「新メディフィットPlus」。なないろ生命「なないろセブン」と同じくがん+7大疾病の生活習慣病に備えられる三大疾病保険です。がん以外の疾病にもがっちり備えたい場合はメディケア生命「新メディフィットPlus」が優勢かと。女性の保険料が比較的安いです。

はなさく生命「はなさく一時金」。こちらもがん+7大疾病+臓器移植に備えられる三大疾病保険です。こちらもがん以外の疾病にもがっちり備えたい場合に有力。男性の保険料が安くなる傾向にあります。

三大疾病保険は下記リンク先で比較しています。こちらもご参考に。

三大疾病保険の比較

なないろ生命「なないろセブン」の相談をするなら。

なないろ生命「なないろセブン」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ただし、なないろ生命は歴史が浅いので取り扱っている保険ショップが少ないんですよね…。

いざ保険ショップに行ってみて、

「あー、すいません、うち、なないろ生命やってないんですよー」

なんて言われることのないように、事前に最寄の保険ショップがなないろ生命を取り扱っているか確認しておきましょう。

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の2点。

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しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

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生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:なないろ生命「なないろセブン」

保険料は業界最安値クラスです。

がんの一時金給付条件は良好ですし、自由診療の抗がん剤治療も保障対象にできます。がんの保障はかなり手厚いです。

ただし、がん以外の保障条件はやや厳しめ。日々の生活が乱れがちで、がん以外の生活習慣病が気になるのなら、他社と比較しておいた方がよいでしょう。同じ三大疾病保険のメディケア生命「メディフィットPlus」や、はなさく生命「はなさく一時金」はここらへんが充実してます。なないろ生命「なないろセブン」を検討されている方は、

なないろ生命「なないろセブン」 VS メディケア生命「メディフィットPlus」VS はなさく生命「はなさく一時金」

みたいな構図で比較してみると良いかと。

とはいえ、比較なんて面倒ですし、よくわかりません。面倒な比較は最寄りの保険ショップが無料でやってくれます。保険クリニックなら、3社の比較もかんたんにやってくれますよ。

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※2022年8月更新

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コメント

  1. qupola より:

    今現在、なないろセブンで選択できる「がん治療特約(2022)」では、自由診療抗がん剤治療が保証対象となっているようです。

    • nejio より:

      qupolaさま

      ご指摘ありがとうございました!
      直近でなないろシリーズが自由診療の抗がん剤治療を保障対象としたようですね。
      記事の修正が追いついておらず申し訳ございません…。
      ご指摘の点、修正致します!

  2. HN より:

    各商品の評価、非常に参考になります。

    A『なないろメディカル礎』に「3大疾病一時金」&「がん治療給付金」を特約でプラス
    B『なないろメディカル礎』+『なないろセブン』に「6大疾病一時金」&「がん治療給付金」を特約でプラス

    AとBのどちらがよいか悩んでいます。
    Aの「3大疾病一時金」は脳疾患・心疾患を全カバーされますが、Bの「6大疾病一時金」は急性心筋梗塞・拡張型心筋症・脳卒中・脳動脈瘤に限定されます。
    一方、今後の見直しを考慮すると、医療保険とがん保険は別々に持っておいたほうがよい気もします。
    ちなみに、「なないろセブン」の3大疾病以外の疾病の保障はおまけ程度に考えています。

    ぜひ、ご意見いただければ幸いです。

    • nejio より:

      HN様

      コメントありがとうございます!
      ご質問頂いた件につきまして、私は身の回りの管理が苦手なのでシンプルに1つの保険にまとまっているAを選んでしまいそうですが、Bであっても

      ・保障にダブりがないので保険料にムダがない。
      ・なないろ生命に一本化しているので、手続き全般が煩雑にならない。

      ので、基本的にはA・Bどちらでも問題はないかなと感じております。
      (Bはとても良く考えられた組み合わせだと思いました)

      ただし、HN様の家族状況だとかライフプランを把握できていないので私の感覚で回答してしまいますが、新たに保険加入する際には将来的な汎用性よりも現在のベストを追求した方が後悔する可能性は低いと感じています。三大疾病以外を重視しないのであれば、ご指摘いただいたとおり心疾患の保障内容が特に優れているAが良いかなと思います。
      (例えば、契約1ヶ月後にAでは一時金対象だけどBでは対象外の肺性心疾患で入院となったら、悔やんでも悔やみきれません…)

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