【評価A】メディケア生命「新メディフィットPlus(プラス)」デメリットと評価

三大疾病保険として評価していますが、三大疾病以外の生活習慣病も保障範囲に含まれます。具体的には、以下のがん+7大生活習慣病が保障対象です。

  1. がん
  2. 心疾患
  3. 脳血管疾患
  4. 慢性腎不全
  5. 肝硬変
  6. 慢性膵炎
  7. 糖尿病
  8. 高血圧性疾患

がんの保障内容も悪くないですし、その他の生活習慣病の保障内容も良いかんじです。保険料も他社と比較して高くはないので、多くの方にとって候補に入る三大疾病保険でしょう(特に女性)。

メディケア生命「新メディフィットPlus」ここがポイント
  • がん+7大疾病を一時金で保障する三大疾病保険です。
  • 自由診療の抗がん剤治療を保障対象にできます。
  • 女性は保険料が比較的安く収まります。

三大疾病保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

三大疾病保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の3点です。

  1. 心疾患・脳血管疾患の保障範囲:急性心筋梗塞・脳卒中に限定せず、心疾患・脳血管疾患をまるごと保障するタイプが良い。
  2. 一時金の給付条件:1年に1回、回数無制限給付。がんの2回目以降の給付条件は入院に限定してなくて、心疾患・脳血管疾患は入院即保障が良い。
  3. 月々の保険料:少しでも安い保険を選びましょう。

まずはざっと概要を書いておきます。上記3点について、メディケア生命「新メディフィットPlus」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
心疾患・脳血管疾患の保障範囲 心疾患・脳血管疾患をまるごと保障 A
一時金の給付条件 がん:1回目診断確定、2回目以降は入院or通院(Ⅱ型)
心疾患:入院または手術(Ⅱ型)
脳血管疾患:入院または手術(Ⅱ型)
給付間隔:1年に1回
給付回数:がん・心疾患・脳血管疾患は無制限、慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎・糖尿病・高血圧性疾患は5回まで
A
30歳の月額保険料
(8疾病Ⅱ型・一時金100万円)
男性:3,840円
女性:3,280円
B
40歳の月額保険料
(8疾病Ⅱ型・一時金100万円)
男性:6,270円
女性:4,500円

心疾患・脳血管疾患の保障範囲は急性心筋梗塞・脳卒中に限定されていません。心臓と脳の病気をまるごと保障です。この点は問題なし。

一時金の給付条件も良いです(Ⅱ型)。

がんは2回目以降の給付条件が入院もしくは3大治療(手術・放射線治療・抗がん剤治療)+骨髄移植術を受けるための通院ですし、心疾患・脳血管疾患も入院即保障です。この点もメリットでしょう。

給付間隔は1年に1回で、三大疾病の給付回数は無制限。三大疾病以外の給付回数は5回上限という制限がありますが、まあ他社もこんなもの。大きな問題ではありません。

保険料も高くありません。特に女性は他社と比較して安くなる傾向にあります。三大疾病が気になる女性にとっては有力な候補になるかと。

ちなみに、メディケア生命は住友生命のグループ会社です。ネットや保険ショップ専用の生命保険・医療保険を開発している生命保険会社で、親会社の住友生命が伝統に縛られてできないことをやってます。大手のグループ会社なので経営上の心配は無用でしょう。

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メディケア生命「新メディフィットPlus」の基本情報

まずは基本情報を一覧にしました。他社と比較する際の手掛かりにどうぞ。

保険の種類 【特定疾病一時金保険】
・がん+7大疾病に備える保険です。
・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。
・保険料が値上がりすることはありません。
主契約 以下の2パターンのどちらかを選択可能。
【特定3疾病】
・がん一時金
・心疾患一時金
・脳血管疾患一時金
【特定8疾病】
・がん一時金
・心疾患一時金
・脳血管疾患一時金
・慢性腎不全一時金
・肝硬変一時金
・慢性膵<すい>炎一時金
・糖尿病一時金
・高血圧性疾患一時金
特約(オプション)
【先進医療・患者申出療養特約】
健康保険が適用されない先進医療・患者申出療養の技術料と一時金15万円を給付。
【特定3疾病保険料払込免除特約】
3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)で所定の条件を満たした場合に、以降の保険料支払い免除。
【薬剤治療特約】
抗がん剤治療等の薬剤治療を受けた月に定額給付。
保険料を支払う期間 以下から選択可能。
・60歳まで
・65歳まで
・70歳まで
・75歳まで
・80歳まで
・終身(一生涯)
保険料を支払う回数 月払・半年払・年払から選択可能。
保険料を支払う方法 口座振替、クレジットカード払から選択可能。
保障される期間 終身(一生涯)
加入方法 対面・ネット・郵送

メディケア生命「新メディフィットPlus」の保障内容を評価します。

主契約、及び特約(オプション)の保障内容を詳しく見ていきます。

【主契約】特定3疾病保障型

メディケア生命「新メディフィットPlus」の主契約はちょっと複雑です。

まずは保障対象となる疾病の種類を下記の2タイプから選びます。

  • 特定3疾病保障型:がん・心疾患・脳血管疾患が保障対象。
  • 特定8疾病保障型:上記3疾病に加えて、5つの生活習慣病が保障対象。

もちろん保険料が高くなるのは保障範囲の広い「特定8疾病保障型」です。生活習慣病全般に不安を抱えるのなら「特定8疾病保障型」ですが、保険料を安く抑えるなら「特定3疾病保障型」ですね。

続いて、Ⅰ型とⅡ型を選ぶことになりますが、違いはがん・心疾患・脳血管疾患の保障条件です。具体的には下表のとおり。

疾病 給付条件 給付間隔
がん 【Ⅰ型】
1回目:がんと診断された場合。
2回目以降:がんで入院した場合。
【Ⅱ型】
1回目:がんと診断された場合。
2回目以降:がんで入院・通院した場合。
1年(回数無制限)
心疾患 【Ⅰ型】
急性心筋梗塞:入院または手術をした場合。
急性心筋梗塞以外:20日以上継続して入院、または手術をした場合。
【Ⅱ型】
入院または手術をした場合。
脳血管疾患 【Ⅰ型】
脳卒中:入院または手術をした場合。
脳卒中以外:20日以上継続して入院、または手術をした場合。
【Ⅱ型】
入院または手術をした場合。

Ⅰ型は保障条件がやや厳しめ。がんの2回目以降の給付条件が入院に限定されているので、通院だけのがん治療だと保障対象になりません。がんの3大治療は手術・抗がん剤・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。Ⅰ型は治療が続いているのに一時金が給付されないということもあり得ます。

また、心疾患・脳血管疾患の入院日数の条件にも違いがあります。Ⅰ型だと、急性心筋梗塞・脳卒中以外は20日以上継続日数が条件となってます。

脳血管疾患は入院が長引くので20日以上継続入院でもハードルは高くないのですが、心疾患の入院日数は短くて、35歳~64歳は平均12.6日(生命保険文化センター)です。平均からすると20日も入院しないんですよね。実質的に、急性心筋梗塞以外の心疾患が保障されることは少ないかと。

ということで、保険料が多少高くなったとしても、

  • がんの2回目以降の給付条件に通院が含まれる。
  • 心疾患が入院即保障。

といったメリットのあるⅡ型がおすすめです。

以下、特定3疾病保障型のポイントです。

  • 【GOOD!】給付間隔が1年。がんの再発・転移に対する保障が手厚い。
  • 【GOOD!】上皮内がん(初期のがん)も給付対象。一時金が減額されることもない。
  • 【GOOD!】がんの2回目以降の一時金給付条件が入院or通院(Ⅱ型)。

保障内容は悪くありません。

一時金は条件を満たす限り回数無制限で給付されるのですが、他社と差が出てくるのが2回目以降の給付条件です。再発と転移に備えるためには、2回目以降の給付間隔と給付条件が重要です。

メディケア生命「新メディフィットPlus」は給付間隔が1年に1回。ちょっと古い三大疾病保険だと給付間隔が2年に1回となることもありますが、がんなんて2年以内に再発することは珍しくありません。再発して凹んでるのに

「前回から2年経過してないので、一時金お支払いできません!」

と言われたらさらに凹みます。1年に1回給付である点はメリットです。

また、上皮内がんが保障対象となっている点も評価できます。

上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に到達していない初期のがんを指します。がん細胞は血管やリンパ管で運ばれて転移していくので、上皮内がんの段階でサッと手術で切り取れば再発や転移する可能性は低いと言われてます。

なので、ちょっと古い三大疾病保険だと「上皮内がんなんてがんじゃないよ!」と言い張られて保障対象外になることもあります。大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで発見されたというデータもあり、上皮内がんもきっちり保障される点もメディケア生命「新メディフィットPlus」のメリットでしょう。

また、Ⅱ型だと、がんの2回目以降の給付条件が入院or通院である点もメリットです。他社だと2回目以降の給付条件が「入院」に限定されることもあります。最近の医療は入院から通院にシフトしており、入院に限定されてしまうと

「えっ!がんの治療が続いてるのに一時金給付されない!」

という事態もあり得ます。これはとても悔しい。

ただし、手術・抗がん剤・放射線といったがんの3大治療を受けるための通院のみ保障対象です。乳がん再発予防のためのホルモン剤治療や、単なる経過観察の通院は保障対象外なのでご注意を(他社も保障対象外となることが多いです)。

【主契約】特定8疾病保障型

続いて特定8疾病保障型です。

特定8疾病一時金は上記の3疾病に加えて、下記の5疾病が保障対象になります。

疾病 給付条件 給付額 給付間隔
慢性腎不全 入院、もしくは通院 10万円~100万円の間で選択可能(10万円単位) 1年(保障期間通算5回まで)
肝硬変
慢性膵炎
糖尿病 初回:インシュリン療法
初回・2回目以降:網膜症手術、壊疽による切断
高血圧性疾患 大動脈瘤〈りゅう〉または大動脈解離の手術

歳を重ねると気になってくる生活習慣病ばかりですよね。

ここで同じ三大疾病保険のなないろ生命「なないろセブン」、及びはなさく生命「はなさく一時金」と疾病別に保障内容を比較してみます。

はなさく一時金 なないろセブン 新メディフィットPlus
がん 1回目:がんと診断
2回目以降:がんで入院or通院
がんと診断 【Ⅰ型】
1回目:がんと診断
2回目以降:がんで入院
【Ⅱ型】
1回目:がんと診断
2回目以降:がんで入院or通院
心疾患 【Ⅰ型】
急性心筋梗塞:入院or手術
急性心筋梗塞以外:20日入院or手術
【Ⅲ型】
入院or手術
急性心筋梗塞:入院or手術
拡張型心筋症:入院or手術
【Ⅰ型】
急性心筋梗塞:入院or手術
急性心筋梗塞以外:20日入院or手術
【Ⅱ型】
入院or手術
脳血管疾患 【Ⅰ型】
脳卒中:入院or手術
脳卒中以外:20日入院or手術
【Ⅲ型】
入院or手術
脳卒中:入院or手術
脳動脈瘤:破裂or手術
【Ⅰ型】
脳卒中:入院or手術
脳卒中以外:20日入院or手術
【Ⅱ型】
入院or手術
糖尿病 初回:インシュリン療法
初回・2回目以降:網膜症手術、壊疽による切断
網膜症手術
壊疽による切断
初回:インシュリン療法
初回・2回目以降:網膜症手術、壊疽による切断
慢性腎不全 人工透析療法 人工透析療法 入院or通院
肝硬変 入院or通院 食道・胃静脈瘤が破裂と診断or手術 入院or通院
高血圧性疾患 大動脈瘤等の手術
大動脈瘤等が破裂と診断
血行再建手術。
大動脈瘤等の手術
大動脈瘤等が破裂と診断
大動脈瘤または大動脈解離の手術
慢性膵炎 手術 入院or通院
臓器移植 移植術 腎移植手術
肝移植手術

まずはがんの保障条件ですが、ここは3社ほぼ同等。

新メディフィットPlusのⅠ型だと2回目以降の給付条件が入院に限定されますが、Ⅱ型だと条件に通院が含まれます。Ⅰ型だと他の2社より劣りますが、Ⅱ型なら3社ほぼ同等です。

脳と心臓は新メディフィットPlusとはなさく一時金が同等で、なないろセブンが劣勢。

なないろセブンは心疾患・脳血管疾患をまるごと保障するタイプではなく、心疾患の一部である急性心筋梗塞と拡張型心筋症、脳血管疾患の一部である脳卒中と脳動脈瘤を保障対象としています。新メディフィットPlusやはなさく一時金よりも、保障範囲が狭くなってます。

その他の疾病の勝者は

糖尿病:はなさく一時金と新メディフィットPlus(インシュリンが保障対象)
慢性腎不全:新メディフィットPlus(入通院すれば保障対象)
肝硬変:はなさく一時金と新メディフィットPlus(入通院すれば保障対象)
高血圧性疾患:3社ほぼ同等
慢性膵炎:新メディフィットPlus(入通院すれば保障対象)
臓器移植:はなさく一時金(幅広い臓器移植が保障対象)

といったところでしょうか。がんの保障条件は3社ほぼ同等で、がん以外だとはなさく一時金と新メディフィットPlusが競り合ってる感じですね。

気になる保険料はこのあと比較していきます。

【主契約】初回一時金上乗せ

一回目の給付に限り、上記の3大疾病・8大疾病の一時金を上乗せすることができます。上乗せの金額は10万円~90万円まで選択可能。「上乗せしなくていい!」という選択も可能です。

確かに初めての大病は効率的に動けないので余計な費用がかかることもありますが、それでも初回だから大きく医療費が膨らむということはほぼありません。

がんも心疾患も脳血管疾患も重症化して医療費が膨らむのは再発時です。初回一時金上乗せをする余裕があるのなら、一時金の保障額を上げた方がよいでしょう。

ちなみに、40歳男性で3大疾病一時金Ⅱ型(50万円)に初回上乗せ20万円を追加したケースの保険料は、

初回上乗せ20万円:2,772円
初回上乗せなし:2,180円

です。その差は592円。毎月592円支払って、20万円上乗せです。ちょっと費用対効果が薄いかなぁという印象です。

【重要です】先進医療・患者申出療養特約

給付額 給付条件
・保障期間通算で2,000万円までの技術料。
・1回につき、一時金15万円給付。
先進医療・患者申出療養を受けた場合。

先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので治療費は全額自己負担。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その医療費実費を保障してくれる特約です(2,000万円まで保障)。

例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の一種。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。

重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。

しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。

先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。

また、一時金15万円は交通費・宿泊費が用途となるお金です。先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります。15万円あればちょっとした観光もできそうですよね。これはうれしい。

ちなみにですが、特約名称にあるとおり患者申出療養も保障対象に含まれます。

患者申出療養も先進医療と同様に治療費は全額自己負担。患者からの申出を起点として、公的医療保険が適用されない治療を受けられる制度です。将来的に保険適用につなげるためのデータ集積が目的だそうですね。

ただし、患者申出療養は普及しているとは言えません。厚生労働省の資料によると、令和2年7月1日から令和3年6月30日までに1年間で患者申出療養を受けた方は208人。現状だと患者申出療養を受ける確率はかなり低めです。

なので、先進医療のみを保障対象としている他社と比較して、

「患者申出療養が保障対象!すごい!」

とまでは言えませんが、将来的に患者申出療養が普及する可能性を踏まえれば、メリットではあります。

まとめると、保障内容は良いです。保険料も月100円程度と安価なので、人生一発レッドカードを避けるためにも付加しておくべきオプションでしょう。

【重要ではありません】特定3大疾病保険料払込免除特約

給付額 給付条件
保険料支払いが免除される。 【Ⅰ型】
■がん
診断確定
■心疾患
・急性心筋梗塞の場合は入院または手術を受けたとき。
・急性心筋梗塞以外の場合は20日以上の入院または手術を受けたとき。
■脳血管疾患
・脳卒中の場合は入院または手術を受けたとき。
・脳卒中以外の場合は20日以上の入院または手術を受けたとき。
【Ⅱ型】
■がん
診断確定
■心疾患
・入院または手術を受けたとき。
■脳血管疾患
・入院または手術を受けたとき。

よくCMで見る「以降の保険料は頂きません!」っていう特約です。条件を満たせば、以降の保険料支払いが免除されます。

保険料の支払いが免除されると確かに嬉しいのですが、保険料払込免除特約は有料です。付加すると毎月支払う保険料があがります。保険料を上げてまで保険料払込免除特約を付加するかは微妙なところです。

保障内容としては秀逸です。他社と差が出るのは心疾患・脳血管疾患の保障ですが、心筋梗塞・脳卒中に限定せず、心疾患・脳血管疾患をまるごと保障対象としています。

まあでも、必要性は薄いでしょう。

【重要です】薬剤治療特約

給付額 給付条件
1万円~30万の間で1万円単位で選択可能。薬剤治療を受けた月に1回給付される。 【抗がん剤型】
がんの薬剤治療を受けたとき。
【支払対象薬剤Ⅰ型】
がん・心疾患・脳血管疾患の薬剤治療を受けたとき。

メディケア生命には「メディフィットEX」というおくすりの保険があるんですけど、それをオプション化したのがこちらの特約です。抗がん剤治療を含む薬剤治療を受けた月に定額が給付されます。

抗がん剤治療が必要になるケースは大きく2パターンあります。

  1. 手術でがんを切除できて、再発予防するための抗がん剤治療。
  2. 手術でがんを切除できず、進行を遅らせるための抗がん剤治療。

1のケースはあっさりと抗がん剤治療は終了します。働きながらの治療も不可能ではないので、経済的なピンチに陥ることもそんなにありません。

本当に怖いのは2のケースです。この場合は副作用が辛くて満足に働くことも難しく、収入減もあり得ます。治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマります。

ベッドの上で虚空を見上げながら

「あ、これ、やばいかも…」

と、メンタルが削られまくるなかで、毎月定額を銀行口座に振り込んでくれるのが薬剤治療特約。特約保険料も他社より安くなってますし、優先度は高めです。

保障内容は優秀です。一般的な抗がん剤治療保障は健康保険が適用される抗がん剤治療に保障範囲を限定していますが、メディケア生命「新メディフィットPlus」は健康保険が適用されない自由診療の抗がん剤治療まで保障範囲を広げています。

自由診療は全額自己負担です。欧米では承認されて使用が進んでいるけれど、日本では承認が遅れてるような抗がん剤治療が自由診療に含まれますが、こんな抗がん剤治療は月100万円を超えることもあります。

また、メディケア生命の調査では抗がん剤治療を受けた人の2割弱が自由診療を受けたというデータもあり、自由診療が極々マイナーな治療とは言えなくなってきています。自由診療の抗がん剤治療が保障対象となっている点は安心です。

ちなみにですが、支払対象薬剤Ⅰ型を選択すれば心疾患・脳血管疾患を患ったときに使用される血液をサラサラにする薬剤も保障対象になります。ただし、血液をサラサラにする薬剤はそんなに高くないんですよね。メディケア生命によると毎月の薬剤費は

がん:64,147円
心疾患:22,442円
脳血管疾患:16,819円

ということなんで、抗がん剤型でも十分かなと。

【使えます】無料セカンドオピニオンサービス

がんで絶望的な状況に陥ると、主治医以外の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞きたくなります。しかし、一般人には医師の知り合いなんていないですよね。そんなときに、無料で医師を紹介してくれるサービスは役立ちます。

メディケア生命「新メディフィットPlus」はティーペック社と提携してセカンドオピニオンサービスを無料で提供してます。

詳細は以下のリンク先を参照頂きたいのですが、かなり幅広いサポートを無料で受けられます。

http://www.medicarelife.com/contractor/health_consultation/

【シミュレーション】僕がメディケア生命「新メディフィットPlus」に入るなら。

僕がメディケア生命「新メディフィットPlus」に入るなら、以下の保障内容にします。

  • 主契約:特定3疾病保障型Ⅱ型(一時金100万円)
  • 特約:先進医療・患者申出療養特約、薬剤治療特約(抗がん剤型10万円)

上記のシミュレーションで40歳男性が毎月支払う保険料は5,400円、40歳女性なら4,690円です。この保障内容で、

  • がんと診断されれば1年に1回100万円(2回目以降は入院・通院が条件)。
  • 心疾患・脳血管疾患で所定の条件を満たせば1年に1回100万円。
  • 抗がん剤治療を受けた月に10万円(自由診療は月20万円)。
  • 先進医療の実費を保障。

なので、上述した本当に怖い抗がん剤ドロ沼にハマったとしても年1回100万円+月10万円です。自由診療の抗がん剤治療を受けた場合は月20万円給付ですし、ある程度は耐えられる保障内容になっているかと。

ここで月々の保険料を比較してみます。

比較対象は先ほど保障内容を比較したなないろ生命「なないろセブン」、及びはなさく生命「はなさく一時金」とします。

はなさく一時金 新メディフィットPlus なないろセブン
保障内容 3疾病Ⅲ型100万円
先進医療
8疾病Ⅲ型100万円
先進医療
3疾病Ⅱ型100万円
先進医療
8疾病Ⅱ型100万円
先進医療
7疾病100万円
先進医療
月額保険料 30歳男性 2,819円 3,599円 2,870円 3,980円 2,270円
30歳女性 2,679円 3,309円 2,530円 3,280円 2,038円
40歳男性 4,389円 5,619円 4,500円 6,270円 3,364円
40歳女性 3,779円 4,709円 3,490円 4,640円 2,643円

保険料がダントツで安くなるのはなないろ生命「なないろセブン」です。

がん以外の疾病だと比較的保障が弱いなないろ生命「なないろセブン」ですが、その代わりに保険料は激安。がんの保障内容はこの3つが横一線なので、がん保障を重視するならなないろ生命「なないろセブン」が最有力でしょう。

がん以外の生活習慣病も重視するのなら、

  • 男性ははなさく一時金が安い。
  • 女性は新メディフィットPlusが安い。

といった感じでしょうか。保障内容は大きく変わらないので、保険料で決めるのが良いかと。

メディケア生命「新メディフィットPlus」のデメリット

メディケア生命「新メディフィットPlus」ここにご注意!
  • 【check】男性は保険料がやや高め。

上記のとおり、同じ三大疾病保険のはなさく生命「はなさく一時金」と比較すると、男性は保険料がやや高めです。

保障内容はほぼ同じなので、決め手になるのは保険料。男性は、はなさく一時金との比較は必須でしょう。

ただし、はなさく一時金の抗がん剤治療特約には、自由診療の抗がん剤治療が保障対象外というデメリットがあります。この点はご注意を。

メディケア生命「新メディフィットPlus」のメリット

メディケア生命「新メディフィットPlus」ここがポイント!
  • 【check】自由診療の抗がん剤治療が保障対象。
  • 【check】女性の保険料が比較的安い。

1点目は上述のとおりです。薬剤治療特約の保障対象には自由診療の抗がん剤治療が含まれます。この記事で何度か登場したなないろ生命「なないろセブン」、及びはなさく生命「はなさく一時金」の抗がん剤治療特約を比較してみると、

メディケア生命:自由診療・健康保険適用の抗がん剤治療が保障対象。
なないろ生命:自由診療・健康保険適用の抗がん剤治療が保障対象。
はなさく生命:自由診療の抗がん剤治療は保障対象外。健康保険が適用される抗がん剤治療のみ保障対象。

といった違いがあります。はなさく生命は自由診療の抗がん剤治療が保障対象外なので、この点はやや2社より劣ってますね。

また、上記のとおりはなさく生命「はなさく一時金」と比較すると女性の保険料は安く収まる傾向にあります。がんだけでなく3疾病・8疾病まで保障範囲を広げたい女性にとっては有力な候補となります。

メディケア生命「新メディフィットPlus」の評価。

評価:A(S、A~Cで判定)。

三大疾病保険というカテゴリで見れば悪くありません。保障内容はライバルと同等ですし、保険料も高くはありません。特に女性は保険料が安くなる傾向にあります。

といった選び方が良いのではないかと。

自由診療の抗がん剤治療も保障対象となりますし、3疾病・8疾病まで保障範囲を広げておきたい女性にとっては有力な候補になります。よって評価は「A」としました。

三大疾病保険は下記リンク先で比較しています。こちらもご参考に。

三大疾病保険の比較

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メディケア生命「新メディフィットPlus」は全国各地の保険ショップで取り扱っています。割と幅広い保険ショップで取り扱っているので、みなさんのご自宅近くの保険ショップで相談できる可能性は高いです。

けれども、フラッと保険ショップに立ち寄ってみて、

「うち、メディケア生命の生命保険取り扱ってないですよ」

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(引用:https://life.oricon.co.jp/rank_hokenshop/

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これで予約は完了。1分もあれば予約できます。

50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。メディケア生命はもちろんのこと、比較対象としたなないろ生命・はなさく生命とも提携しているので、比較もかんたんにやってくれます。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫ですよ。

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保険クリニック

【相談場所を選びません!】マネードクター

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マネードクター

最寄りに保険クリニックがない場合は、マネードクターを検討してみてください。マネードクターも全国の店舗でも相談できますが、予約をすれば自宅でも職場でも近所の喫茶店にでも訪問して相談を受けてくれます。

相談場所を選ばないので、

「自宅の近くに保険ショップがない…」

「わざわざ保険ショップまで行くの面倒くさい!」

「子供が小さくて、保険ショップまで行けない…」

そんな方にはぴったりのサービスです。

ちなみにですが、マネードクターを実際に利用した人の口コミは以下のとおり。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。

マネードクターは30社以上の保険会社と提携しています。マネードクターもメディケア生命はもちろんのこと、比較対象としたはなさく生命・なないろ生命とも提携してます。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

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マネードクター

生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:メディケア生命「新メディフィットPlus」

主な三大疾病保険に、なないろ生命「なないろセブン」はなさく生命「はなさく一時金」がありますが、その2社と比較しても悪くありません。保障内容は2社と同等ですし、特に女性は保険料にもメリットがあります。

繰り返しますが、

  • がんの保障を重視するのなら、保険料が安いなないろ生命「なないろセブン」が有力
  • 3疾病・8疾病まで保障範囲を広げるのなら、保険料の観点から男性ははなさく生命「はなさく一時金」、女性はメディケア生命「新メディフィットPlus(プラス)」が良さそう。

といった選び方が良いのではないかと。まあでもひとまずは3社で比較でしょう。

とはいえ、3社間の比較なんて面倒ですよね。そんなときは気軽に保険ショップに相談です。保険クリニックなら、はなさく生命・なないろ生命・メディケア生命の3社と提携しているので、比較もかんたんにやってくれますよ。

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※2022年8月更新

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