よくある「入院1日1万円!」といった保障ではなく、がんと診断されたら大きな金額(100万円とか)がポンっと銀行口座に振り込まれる一時金保障タイプのがん保険です。
一時金の給付条件は良いです。がんの治療が続いている限りは一時金を支払ってやろうという意気込みが伝わってきます。保険料も高くはないのですが、業界最安値クラスには一歩及ばずといったところ。
一時金保障タイプのがん保険はSOMPOひまわり生命「勇気のお守り(がん診断給付型)」が強いです。SOMPOひまわり生命はタバコを吸わない方だと割引されるので、非喫煙者ならSOMPOひまわり生命の方が安くなるでしょう。喫煙者ならなないろ生命の方が安くなることもあります(年齢と性別によっては)。
がん保険は大きく3つのタイプに分けることができます。
①入院ベースで保障するがん保険。よくある「入院1日1万円!」といった保障内容のがん保険です。入院日数×入院給付金(5千円とか1万円)を受け取ることができます。
②一時金ベースで保障するがん保険。がんと診断されたらまとまった金額(100万円とか)がドンっと給付されるがん保険です。
③治療ベースで保障するがん保険。手術・抗がん剤・放射線といったがんの治療を受けた月ごとに定額(10万円とか)が給付されるがん保険です。
なないろ生命「なないろがん一時金保険」は典型的な「②一時金ベースで保障するがん保険」です。がんの入院は短期化しており、①の入院ベースは時代遅れになりつつあります。最近のがん保険は②③が主流です。
がん保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の3点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上記3点について、なないろ生命「なないろがん一時金保険」の概要と評価は以下のとおりです。
項目 | 内容 | 評価 |
先進医療特約の保障内容 | タイプ:終身型 保障額上限:2,000万円 一時金:技術料の10% |
A |
がん一時金の給付条件 | 給付回数:無制限 給付間隔:1年 給付条件:がんと診断 |
A |
抗がん剤治療の保障範囲 | 給付回数:通算2,000万円まで保障(自由診療は24回) 自由診療の抗がん剤治療も保障対象。 |
A |
30歳の月額保険料 (一時金100万円) |
男性:1,650円 女性:1,620円 |
B |
40歳の月額保険料 (一時金100万円) |
男性:2,470円 女性:2,120円 |
先進医療特約は問題ありません。一生涯保険料が変わらない終身型ですし、限度額も他社同等の通算2,000万円。交通費・宿泊費に使える一時金も給付されます。
一時金の給付条件も問題ありません。1年に1回、がんで診断or入院or通院の条件を満たせば回数無制限で一時金を受け取れます。2回目以降も診断or入院or通院で給付される点は安心です。
また、抗がん剤治療保障の保障対象には全額自己負担となる自由診療が含まれます。一般的な抗がん剤治療保障は健康保険が適用される範囲内に限定されることもあり、この点もメリットでしょう。
保険料は高くありませんが、男性もしくは非喫煙者の女性なら他社の方が安くなることが多いでしょう。喫煙者の女性は業界最安値クラスになる可能性があります(このあと比較します)。
ちなみにですが、なないろ生命は同じく一時金タイプの保険「なないろセブン」を発売しています。下表のとおり、両者の違いは保障される疾病です。
なないろがん一時金 | なないろセブン | |
主契約 | がんのみ一時金の給付対象。 | 下記疾病が一時金の給付対象 ・がん ・急性心筋梗塞、拡張型心筋症 ・脳卒中、脳動脈瘤 ・慢性腎不全 ・肝硬変 ・糖尿病 ・高血圧性疾患 |
先進医療特約 | がんの先進医療のみ保障対象 | がん以外の先進医療も保障対象 |
保険料払込免除特約 | がんと診断されたら、以降の保険料払込免除。 | 下記疾病が保険料払込免除の対象。 ・がん ・急性心筋梗塞、拡張型心筋症 ・脳卒中、脳動脈瘤 ・慢性腎不全 ・肝硬変 ・糖尿病 ・高血圧性疾患 |
がん治療特約 | がんの治療が保障対象 | ←と同じ。 |
なないろがん一時金保険はがんのみを保障対象にしているのに対し、なないろセブンはがん+6大疾病が保障対象になります。がん以外の生活習慣病も気になる方は、なないろ生命「なないろセブン」を要チェックです。
なないろ生命は朝日生命が保険ショップ向けの商品を開発するために設立した生命保険会社です。バックに歴史のある国内資本の保険会社が控えているので、経営面での心配は無用かと。いまいち知名度は高くありませんが、良質な保険を安い保険料で販売している良い感じの保険会社です。
がん保険の相談は保険クリニックで!
(↓をクリックすると保険クリニックへ移動します)
なないろ生命「なないろがん一時金保険」の保障内容を評価します。
冒頭のところで先進医療特約・がん一時金・抗がん剤治療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。
【主契約】特定疾病一時金
繰り返しますが、主契約は一時金です。
「あなたはがんです」
と診断されると、一気にまとまった金額(100万円とか)が給付されます。実際に受け取ってみるとわかるのですが、
「がん保険…、入っておいてよかった…」
と分かりやすく実感できます。
給付額 | 給付条件 | 給付間隔 | 上皮内がん |
30万円~500万円の範囲で選択可能。 | がんと診断された場合。 | 1年(給付回数無制限) | 給付対象 |
以下、ポイントです。
- 【GOOD!】給付間隔が1年。他社は2年に1回給付の場合あり。
- 【GOOD!】2回目以降もがんと診断されていれば給付対象。
- 【GOOD!】上皮内がんも通常のがんと同じ扱い。
ちょっと古いがん保険だと2年に1回しか一時金給付されないことがありますが、がんなんて2年以内に再発する可能性も十分あります。再発で苦しんでるのに、
「この前お支払いした日からまだ2年経ってないんで!2年間頑張って生き残ってください!」
って言われたらイラっときます。その点、なないろ生命「なないろがん一時金保険」は1年に1回給付です。ここは他社同等。悪くありません。
また、2回目以降の給付条件も「がんと診断」です。具体的には
- がんと診断確定
- がんの治療を目的とする継続入院
- がんの治療を目的とする入院を開始
- がんの治療を目的とする通院
が、一時金の給付条件。
他社のがん保険は2回目以降の場合に入院を条件としていて、通院治療だと一時金が給付されないこともあります。がんの3大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。入院でも通院でも一時金給付する点は安心です。
また、診断確定も条件に含まれるので
「新しいがんが見つかりました」「がんが再発しました」
と医師に診断されるだけで一時金が給付されます。
診断確定が条件に含まれると、治療方法に関わらず一時金を受け取れます。将来的に3大治療に次ぐ4番目・5番目の治療方法が開発された場合でも(免疫療法が4番目とも言われています)、一時金を受け取れる可能性は高めです。2回目以降の給付条件に診断が含まれるがん保険はまだまだ少数派。
上皮内がんも通常のがんと同じ扱いになる点もメリットでしょう。他社のがん保険だと上皮内がんの場合は一時金が減額されたり、給付回数が1回のみだったりすることもあります。
上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に到達していない初期のがんを指します。がん細胞は血管やリンパ管で運ばれて転移していくので、上皮内がんの段階でサッと手術で切り取れば再発や転移する可能性は低いと言われてます。
「早く見つかって良かったですね」
と言われるのが上皮内がん。大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで発見されたというデータもあり、珍しいがんではありません。
上皮内がんを気にする必要があるのは、特に女性です。乳がんは上皮内がんであっても通常のがんと同程度の治療が必要になるケースがあります。この点は女性にとってうれしいメリットですね。
一時金の給付条件に大きな問題は見当たりません。しっかりまとまっています。
【重要です】がん治療特約
給付額 | 給付条件 | 給付間隔 | 上皮内がん |
月5万円~20万円 (通算2,000万円限度) |
以下のがん治療を受けたとき。 ・抗がん剤治療(ホルモン剤含む) ・放射線治療 ・自由診療抗がん剤治療(ホルモン剤含む) |
月1回 | 給付対象 |
放射線治療もしくは抗がん剤治療を受けた月に定額給付される特約です。上述のとおり、がんの3大治療は
- 手術
- 放射線治療
- 薬物療法(抗がん剤)
と言われてますが、その放射線治療と抗がん剤をカバーする特約です。
がんは手術で切り取ることができれば大事には至りません。2~3週間程度入院して手術を受けて、あとは予防措置として通院で放射線治療か軽い抗がん剤治療を受ければ治療は完了。その後は経過観察で定期的に通院するくらいです。働きながらの治療も不可能ではないので、経済的なダメージもそこまで大きくありません。
本当に怖いのは手術で切り取ることができないケースです。この場合はきつい抗がん剤でがん細胞を叩くことになりますが、
短期入院もしくは通院で抗がん剤を打つ→3週間程度自宅で副作用に耐える
を繰り返すドロ沼にハマります。治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマります。
ベッドの上で虚空を見上げながら
「あ、これ、やばいかも…」
と、メンタルを削られまくるのがこのケース。そんなピンチな状況で毎月定額(10万円とか)を給付してくれるのが、がん治療特約です。優先度は高めです。
保障内容は良いです。保障額上限が2,000万円なので月額10万円保障で契約すれば最大200ヶ月保障。抗がん剤治療を200ヶ月も受けることはありませんが、乳がん再発予防のためのホルモン剤治療は5年から10年と長期間続くこともあります。この点は女性にとって安心でしょう。
また、最近増えてきている自由診療の抗がん剤治療も保障対象とするタイプです。
日本では承認が遅れているものの、欧米では承認されている最新の抗がん剤治療なんかが自由診療に含まれますが、もちろん日本で承認されていない抗がん剤治療には健康保険が適用されません。自由診療の医療費は全額自己負担です。
国立がん研究センターが2021年10月時点の未承認・適応外の医薬品を下記リンク先にまとめてますが、月100万円かかる抗がん剤なんてざらにあります。これが全額自己負担はかなり辛い…。
→国内で薬機法上未承認・適応外となる医薬品・適応のリスト(2021年10月31日改訂版)(PDF)
他社の調査では、がん罹患者・がん罹患経験者の19.8%が自由診療を提案されたというデータもあり、自由診療が極々マイナーな治療とは言えなくなってきています(実際に受けた方は11.7%)。
「最悪の場合は自由診療を受けることも辞さない!」
という方にとっては重要な保障です。他社のがん保険だと抗がん剤治療の保障対象が健康保険適用範囲内に限定されることもあります。この点はなないろ生命「なないろがん一時金保険」のメリットでしょう。
【重要です】がん先進医療・患者申出療養特約
給付額 | 給付条件 |
・先進医療、患者申出療養の技術料実費(保障期間通算2,000万円限度) ・一時金として技術料の10%(保障期間通算200万円限度) |
先進医療、患者申出療養を受けた場合。 |
先進医療とは、厚生労働省が指定した公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。
例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の進化版。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。
重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。
しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。
先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。
以下、ポイントです。
- 【GOOD!】保障期間通算で2,000万円まで保障。
- 【GOOD!】一時金の給付あり。
保障期間通算で2,000万円限度保障である点は他社同等です。ちょっと古いがん保険だと500万円限度や1,000万円限度となることもあります。この点は悪くありません。
また、先進医療を対応できる病院は限られているため、遠方に移動することもあり得ます(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。一時金はその場合の宿泊費・交通費に使われることを想定しています。一時金が給付されないがん保険もあるので、この点もメリットですね。
ちなみにですが、特約名称にあるとおり患者申出療養も保障対象に含まれます。
患者申出療養も先進医療と同様に技術料が全額自己負担。患者からの申出を起点として、健康保険が適用されない治療を受けられる制度です。
「どうにもならないので〇〇〇という治療を受けさせてください!」
と国に申請して、認められれば技術料以外の入院料・診察料等が3割負担に軽減されます。
ただし、患者申出療養は普及しているとは言えません。厚生労働省の資料によると、令和2年7月1日から令和3年6月30日までに1年間で患者申出療養を受けた方は208人。現状だと患者申出療養を受ける確率はかなり低めです。
なので、先進医療のみを保障対象としている他社のがん保険と比較して、
「患者申出療養が保障対象!すごい!」
とまでは言えませんが、将来的に患者申出療養が普及する可能性を踏まえれば、メリットではあります。
まとめると、保障内容は良いです。保険料も月100円程度と安価なので、人生一発レッドカードを避けるためにも付加しておくべきオプションでしょう。
【重要ではありません】がん保険料払込免除特則
よくCMでみる「以降の保険料は頂きません!」という保障です。
がんと診断されれば以降の保険料支払いが免除されるのですが、そもそもなないろ生命「なないろがん一時金保険」の保険料は安いため、保険料の支払いが免除されても家計への影響は少ないかと。必要性は薄いでしょう。
がん保険料払込免除特則はもちろん有料オプションです。付加すると月々の保険料がググっと上がります。
【使えます】無料セカンドオピニオンサービス
がんで絶望的な状況に陥ると、主治医以外の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞きたくなりますが、一般人には医師の知り合いなんていないですし、優秀な医師を探すのも難しい…。そんなときに、無料で医師を紹介してくれるサービスはかなり役に立ちます。
なないろ生命はティーペック社と提携してセカンドオピニオンサービスを無料で提供してます。個人で会員になるとティーペック社の月額利用料は1万円を超えます。月額1万円を超えるサービスを無料で利用できるのは大きなメリットですよね。充実してます。
【シミュレーション】僕がなないろ生命「なないろがん一時金保険」に入るなら。
僕がなないろ生命「なないろがん一時金保険」に入るなら、以下の保障内容にします。
- 主契約:特定疾病一時金(100万円)
- 特約:がん先進医療・患者申出療養特約、がん治療特約(10万円)
上記のシミュレーションで40歳男性の保険料は月3,519円、40歳女性なら月3,648円です。この保障内容で、
- がんと診断or入院or通院で1年に1回100万円(回数無制限)。
- 抗がん剤治療・放射線治療を受けた月に10万円(通算2,000万円限度)。
- 自由診療の抗がん剤治療を受けた月に20万円(24回限度)
- がんの先進医療実費を保障。
です。上述した本当に怖い抗がん剤ドロ沼にハマったとしても年100万円+月10万円なので、ある程度は耐えられる保障内容になっているかと。
保険料はこのあと比較していきます。
なないろ生命「なないろがん一時金保険」のデメリット
保険料は高くないけど、業界最安値クラスでもない(特に男性)
保険料は高くはありませんが、業界最安値クラスでもありません。
同じ一時金タイプのがん保険であるSOMPOひまわり生命「勇気のお守り(がん診断給付型)」とシンプルな保障内容で月々の保険料を比較してみます。
なないろがん一時金保険 | 勇気のお守り(がん診断給付型) | ||
保障内容 | 特定疾病一時金100万円 がん先進医療・患者申出療養特約 |
がん診断給付金100万円 新がん先進医療特約 |
|
非喫煙者も喫煙者も保険料は同じ | 非喫煙者 | 喫煙者 | |
40歳男性 | 2,589円 | 2,171円 | 2,281円 |
40歳女性 | 2,228円 | 2,051円 | 2,511円 |
SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」は非喫煙者だと保険料が割引されます。タバコを1年間吸わないと保険料が割引されるのですが、男性は割引の有無に関わらずSOMPOひまわり生命の方が保険料は安くなってますね。
女性は割引されるとSOMPOひまわり生命の方が保険料は安くなってます。割引が適用されない喫煙者の女性だとなないろがん一時金保険の方が安くなってます。
複数月分の抗がん剤・ホルモン剤をまとめて受け取った場合は保障1回。
がん治療特約は、複数月分の抗がん剤・ホルモン剤をまとめて受け取った場合に受け取った月の1ヶ月分しか保障しません。
例えば、乳がん再発予防のためにホルモン剤をまとめて3ヶ月分処方された場合、給付金は1ヶ月分しか受け取れません。他社は処方月だけでなく投薬期間が保障されることが多いので、このケースだと3ヶ月分の給付金を受け取れます。
がん保険から保障を受けるために、3ヶ月に1回で済む通院を毎月1回に分割するのもめんどくさいです。地味にこの点はデメリットでしょう。
復活制度がない
なないろ生命には復活制度がありません。
例えば、
- 口座振替で契約していたけど、口座に入金し忘れた。
- クレジットカードの支払限度額を超えてしまっていた。
といったとき、2ヶ月間保険料の支払いがなければ、保険契約は一旦失効します。しかし、その後(概ね3年以内)に保険料の支払いを再開できれば、同じ条件で保険契約を「復活」させることができます。これが復活制度です。
しかし、なないろ生命には復活制度がありません。保険契約が一旦失効すると再契約する必要があります。
再契約すると、間違いなく保険料は上がります。
例えば、30歳の時に契約し、40歳で失効した場合、再契約すると40歳で契約した時の保険料となります。がん保険は年齢が上がると保険料も上がります。40歳で契約した保険料は確実に高くなります。
ちゃんと毎月保険料を支払っていればデメリットにはなりませんが、ついうっかりと言うこともあります。この点は注意しておきましょう。
なないろ生命「なないろがん一時金保険」のメリット
詳細は上述のとおりですが、一時金が2回目以降給付条件が「診断」である点はメリットです。他社だと2回目以降の給付条件が「入院」に限定されることもあるのですが、最近のがん治療は入院から通院にシフトしているので、入院限定だと治療が続いているのに一時金給付されないこともあります。入院でも通院でも治療を受けていれば一時金給付される点は安心です。
また、自由診療の抗がん剤治療が保障される点もメリットでしょう。
繰り返しますが、自由診療の抗がん剤治療は月100万円を超えることもあり、全額自己負担だとかなり厳しい金額です。極々マイナーな治療とは言えなくなってきた自由診療が保障される点もメリットです。
なないろ生命「なないろがん一時金保険」の評価。
評価:B(S、A~Cで判定)
保障内容はシンプルにまとまっていて、一時金給付条件もなかなか良いのですが、SOMPOひまわり生命「勇気のお守り(がん診断給付型)」の存在が大きい…。保障内容がほぼ同じのSOMPOひまわり生命の方が、保険料は安くなる傾向にあります(喫煙者の女性だとなないろ生命の方が安い)。
なないろ生命「なないろがん一時金保険」を検討されている方は、SOMPOひまわり生命「勇気のお守り(がん診断給付型)」との比較は必須でしょう。よって評価は「B」くらいが妥当かと感じます。
がん保険全般の比較は下記リンク先でやってます。こちらもご参考に。
なないろ生命「なないろがん一時金保険」の相談をするなら。
なないろ生命「なないろがん一時金保険」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ただし、なないろ生命は歴史が浅いので取り扱っている保険ショップが少ないんですよね…。
いざ保険ショップに行ってみて、
「あー、すいません、うち、なないろ生命やってないんですよー」
なんて言われることのないように、事前に最寄の保険ショップがなないろ生命を取り扱っているか確認しておきましょう。
手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、なないろ生命はもちろんのこと、この記事で比較対象としたSOMPOひまわり生命とも提携しています。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
【保険の相談なら!】保険クリニック
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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。
わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。
保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。
保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは
- 契約時の告知事項に不備があった。
- 契約上、保険会社に支払う責任がない。
の2点。
1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。
また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。
そんなときに、
「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」
といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。
保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。
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「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」
という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。
予約は簡単です。
①保険クリニックのサイトにアクセスする。
②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。
③予約日時を選択する。
④以下を入力して予約完了。
- 相談方法(来店or訪問)
- 名前
- 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
- 電話番号
- メールアドレス
- 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
- 要望等(任意入力)
これで予約は完了。1分もあれば予約できます。
50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。なないろ生命はもちろんのこと、比較対象としたSOMPOひまわり生命とも提携しています。両社の比較もかんたんにやってくれますよ。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
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- 取り扱っている保険会社
- 実際に利用した人の口コミ
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といった情報も掲載されています。取り扱っている保険会社が事前にわかるので、希望していた保険を提案されなかった!といった悲劇もないですし、厳しい口コミもそのまま掲載されているので、ちゃんと選べば安心して相談ができるかなと。
また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で
- 相談希望日時
- 氏名
- 生年月日
- 電話番号
- 相談内容(保険見直しor新規加入orその他)
だけ入力すれば完了。1分程度で終わる作業です。
予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。
もちろん予約は無料です。気軽に予約して大丈夫です。
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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。
しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:なないろ生命「なないろがん一時金保険」
一時金の給付条件は悪くありませんが、保険料も業界最安値クラスとまではいきません。保障内容がほぼSOMPOひまわり生命「勇気のお守り(がん診断給付型)」との比較は必須でしょう。
とはいえ、比較なんて面倒ですし、よくわかりません。面倒な比較は最寄りの保険ショップが無料でやってくれます。保険クリニックなら、2社の比較もかんたんにやってくれますよ。
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※2022年8月更新