三大疾病保険として評価していますが、三大疾病以外の生活習慣病も保障範囲に含まれます。具体的には、以下の七大疾病が保障対象です。
- がん
- 急性心筋梗塞、拡張型心筋症
- 脳卒中、脳動脈瘤
- 慢性腎不全
- 肝硬変
- 糖尿病
- 高血圧性疾患
がん以外の保障内容はそこまで良くないのですが、がんの保障内容は良いです。それでいて保険料が激安。他社の三大疾病保険と比較すると保険料がずば抜けて安いです。がんの保障を重視するのなら、最有力な候補に入る三大疾病保険です。
三大疾病保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の3点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上記3点について、なないろ生命「なないろセブン」の概要と評価は以下のとおりです。
項目 | 内容 | 評価 |
心疾患・脳血管疾患の保障範囲 | 心疾患:急性心筋梗塞・拡張型心筋症 脳血管疾患:脳卒中・脳動脈瘤 |
B |
一時金の給付条件 | がん:診断確定 心疾患:入院または手術 脳血管疾患:入院または手術(脳動脈瘤は破裂or手術) 給付間隔:1年に1回 給付回数:無制限 |
A |
30歳の月額保険料 (一時金100万円) |
男性:2,170円 女性:1,940円 |
A |
40歳の月額保険料 (一時金100万円) |
男性:3,230円 女性:2,520円 |
心疾患・脳血管疾患の保障範囲はやや狭い急性心筋梗塞・拡張型心筋症、及び脳卒中・脳動脈瘤に限定されます。他社は心疾患・脳血管疾患をまるごと保障するタイプが多いので、この点はデメリットでしょう。
一方で、一時金の給付条件は良いです。
がんは2回目以降も入院もしくは通院で何らかの治療を受けていれば一時金が給付されます(経過観察の通院だけだと給付されない)。心疾患・脳血管疾患も入院即保障なので、この点はメリットでしょう。
保険料はかなり安いです。他社の三大疾病保険と比較すると、頭一つ抜けてる感はあります。選べるオプションも豊富で、各々の保障内容も良いです。
ちなみに、なないろ生命は朝日生命が保険ショップ向けの商品を開発するために設立した生命保険会社です。バックに歴史のある国内資本の保険会社が控えているので、経営面での心配は無用かと。いまいち知名度は高くありませんが、良質な保険を安い保険料で販売している良い感じの保険会社です。
三大疾病保険の相談は保険クリニックで!
(↓をクリックすると保険クリニックへ移動します)
なないろ生命「なないろセブン」の保障内容を評価します。
主契約、及び特約(オプション)の保障内容を詳しく見ていきます。
【主契約】特定疾病一時金
主契約は特定疾病一時金のみ。とてもシンプルです。
特定疾病一時金とは、がん+6大疾病で所定の条件を満たした場合に給付される一時金です。例えば、
「あなたはがんです」
と診断されたときに一気にまとまった金額(100万円とか)が給付されます。実際に受け取ってみるとわかるのですが、保険に入っておいてよかったと分かりやすく実感できます。
給付額 | 給付条件 | 給付間隔 | 上皮内がん |
30万円~500万円の範囲で選択可能。 | がんと診断された場合。 (がん以外の6大疾病は下表参照) |
1年(給付回数無制限) | 給付対象 |
以下、ポイントです。
- 【GOOD!】給付間隔が1年に1回。
- 【GOOD!】2回目以降もがんと診断されていれば給付対象。
- 【GOOD!】上皮内がんも通常のがんと同じ扱い。
- 【GOOD!】がん以外の6大疾病も一時金給付対象。
ちょっと古い三大疾病保険だと2年に1回しか一時金給付されないことがありますが、がんなんて2年以内に再発する可能性も十分あります。再発で苦しんでるのに、
「この前お支払いした日からまだ2年経ってないんで!2年間頑張って生き残ってください!」
って言われたらイラっときます。その点、なないろ生命「なないろセブン」は1年に1回給付です。ここは他社同等。悪くありません。
また、2回目以降の給付条件も「がんと診断」です。具体的には
- がんと診断確定
- がんの治療を目的とする継続入院
- がんの治療を目的とする入院を開始
- がんの治療を目的とする通院
が、一時金の給付条件。がんの治療を受けている限りは何がなんでも一時金を支払ってやろうという意気込みが伝わってきます。
他社の三大疾病保険は2回目以降の場合に入院を条件としていて、通院治療だと一時金が給付されないこともあります。がんの3大治療は手術・抗がん剤・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。入院でも通院でも一時金給付する点は安心です。
上皮内がんも通常のがんと同じ扱いになる点もメリットでしょう。
上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に到達していない初期のがんを指します。手術でサッと切り取ってしまえば完治する可能性が高いと言われていて、他社の三大疾病保険だと上皮内がんの場合は一時金が減額されたり、給付回数が1回のみだったりすることもあります。
上皮内がんを特に気にする必要があるのは女性です。乳がんは上皮内がんであっても通常のがんと同程度の治療が必要になるケースがあります。
まとめると、がんの保障内容は完璧です。かなり良いです。
また、保障範囲にはがん以外の6大疾病も含まれます。
ここで同じ三大疾病保険のメディケア生命「メディフィットPlus(プラス)」と疾病別に一時金給付条件を比較してみます。
なないろセブン | メディフィットPlus | |
がん | がんと診断 | 1回目:がんと診断 2回目以降:がんで入院・通院(Ⅱ型) |
心疾患 | 急性心筋梗塞:入院or手術 拡張型心筋症:入院or手術 |
入院or手術(Ⅱ型) |
脳血管疾患 | 脳卒中:入院or手術 脳動脈瘤:破裂or手術 |
入院or手術(Ⅱ型) |
糖尿病 | 網膜症手術 壊疽による切断 |
初回:インシュリン療法 初回・2回目以降:網膜症手術、壊疽による切断 |
慢性腎不全 | 人工透析療法 腎移植手術 |
入院or通院 |
肝硬変 | 食道・胃静脈瘤が破裂と診断or手術 肝移植手術 |
入院or通院 |
高血圧性疾患 | 大動脈瘤が破裂と診断or手術 | 大動脈瘤〈りゅう〉または大動脈解離の手術 |
慢性膵炎 | ー | 入院or通院 |
まずはがんの保障条件ですが、ここはほぼ同等。メディフィットPlusのⅠ型だと2回目以降の給付条件が入院に限定されますが、Ⅱ型だと条件に通院が含まれます。Ⅰ型だとなないろ生命より劣りますが、Ⅱ型ならほぼ同等です。
続いて心臓。なないろ生命は心臓の病気(心疾患)をまるごと保障ではありません。保障範囲は心疾患の一部である「急性心筋梗塞・拡張型心筋症」に限定されます。
一方で、メディケア生命は心疾患をまるごと保障。さらに、Ⅱ型を選べば心疾患が入院即保障です。心疾患は入院してもすぐに退院できることが多いのですが、ちょっとした狭心症で2日間入院といったケースでも保障されます。心臓はメディケア生命の方が有利と言っていいでしょう。
続いて脳。心臓と同じく脳の病気(脳血管疾患)もなないろ生命は「脳卒中・脳動脈瘤」に限定しているのに対し、メディケア生命は脳血管疾患をまるごと保障です。
ただし、脳卒中には
- 脳梗塞
- くも膜下出血
- 脳出血
が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。
ということで、脳血管疾患でも脳卒中・脳動脈瘤でも大きな差はありません。脳血管疾患も両社ほぼ同等、メディケア生命の方がやや有利といったところでしょう。
糖尿病はインシュリンが保障対象(初回のみ)になっているメディケア生命の方が有利。
高血圧性疾患は両社同等。ただし、どちらも結構な重症を保障対象としています。
慢性腎不全・肝硬変は入院or通院だけで保障対象となるメディケア生命の方が有利でしょう。なないろ生命が保障するのは結構な重症です。
まとめると、
- がんの保障条件はなないろ生命の方が有利。
- がん以外の保障条件はメディケア生命の方が有利。なないろ生命が保障するのは結構な重症。
といったところでしょうか。
気になる保険料はこのあとで比較していきます。
【重要ではありません】7大疾病初回一時金特約
給付額 | 給付条件 | 給付間隔 | 上皮内がん |
20万円~470万円の範囲で選択可能。 ※7大疾病一時金と合計500万円まで。 |
特定疾病一時金と同じ。 | 1回のみ | 給付対象 |
初回だけ一時金が増額されるオプションです。保障条件は上述した特定疾病一時金と同じ。
確かに初めての大病は効率的に動けないので余計な費用がかかることもありますが、それでも初回だから大きく医療費が膨らむということはほぼありません。むしろ再発したときの方が重症になって医療費は膨らむことが多いです。
7大疾病初回一時金特約を付加すると保険料がググっと上がりますし、必要性は薄いかなぁと感じます。7大疾病初回一時金特約を付加する余裕があるのなら、主契約の特定疾病一時金の保障額を上げた方がよいでしょう。
【重要です】がん治療特約
給付額 | 給付条件 | 給付間隔 | 上皮内がん |
月5万円~20万円 (通算2,000万円限度) |
以下のがん治療を受けたとき。 ・抗がん剤治療(ホルモン剤含む) ・放射線治療 ・自由診療抗がん剤治療(ホルモン剤含む) |
月1回 | 給付対象 |
放射線治療もしくは抗がん剤治療を受けた月に定額給付される特約です。がんの3大治療は
- 手術
- 放射線
- 抗がん剤(薬物療法)
と言われてますが、その放射線と抗がん剤をカバーする特約です。
がんは手術で切り取ることができれば大事にはなりません。2週間程度入院して手術を受けて、あとは再発予防のために通院で放射線治療か軽い抗がん剤治療を受ければ治療は完了。その後は経過観察で定期的に通院するくらいです。働きながらの治療も不可能ではない、経済的なダメージもそこまで大きくありません。
本当に怖いのは手術で切り取ることができないケースです。この場合はきつい抗がん剤でがん細胞を叩くことになりますが、
短期入院もしくは通院で抗がん剤を打つ→3週間程度自宅で副作用に耐える
を繰り返すドロ沼にハマります。治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマります。
ベッドの上で虚空を見上げながら
「あ、これ、やばいかも…」
と、メンタルを削られまくるのがこのケース。そんなピンチな状況で毎月定額(10万円とか)を給付してくれるのが、がん治療特約です。優先度は高めです。
保障内容は良いです。保障額上限が2,000万円なので月額10万円保障で契約すれば最大200ヶ月保障。抗がん剤治療を200ヶ月も受けることはありませんが、乳がん再発予防のためのホルモン剤治療は5年から10年と長期間続くこともあります。この点は女性にとって安心でしょう。
また、最近増えてきている自由診療の抗がん剤治療も保障対象とするタイプです。
日本では承認が遅れているものの、欧米では承認されている最新の抗がん剤治療なんかが自由診療に含まれますが、もちろん日本で承認されていない抗がん剤治療には健康保険が適用されません。自由診療の医療費は全額自己負担です。
自由診療の抗がん剤治療は月100万円を超えることもあります。一般庶民にはなかなか手の届かない治療ですが、他社の調査ではがん治療を受けた方の2割弱が自由診療を併用したというデータもあり、マイナーな治療とは言えなくなってきています。
他社の三大疾病保険だと抗がん剤治療の保障対象が健康保険適用範囲内に限定されることもあります。この点はなないろ生命「なないろセブン」のメリットでしょう。
【重要です】先進医療・患者申出療養特約
給付額 | 給付条件 |
・先進医療、患者申出療養の技術料実費(上限2,000万円) ・一時金として技術料の10%(上限200万円) |
先進医療・患者申出療養を受けた場合。 |
先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので治療費は全額自己負担。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その医療費実費を保障してくれる特約です(2,000万円まで保障)。
例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の進化版。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。
重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。
しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。
先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。
保障内容は悪くありません。上限2,000万円保障は他社同等。
一時金として先進医療給付金の10%が給付されますが、先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります。一時金は交通費・宿泊費等に使うことを想定したお金です。他社は一時金が給付されないこともあるので、この点も良心的。
ちなみにですが、特約名称にあるとおり患者申出療養も保障対象に含まれます。
患者申出療養も先進医療と同様に治療費は全額自己負担。患者からの申出を起点として、公的医療保険が適用されない治療を受けられる制度です。将来的に保険適用につなげるためのデータ集積が目的だそうですね。
ただし、患者申出療養は普及しているとは言えません。厚生労働省の資料によると、令和2年7月1日から令和3年6月30日までに1年間で患者申出療養を受けた方は208人。現状だと患者申出療養を受ける確率はかなり低めです。
なので、先進医療のみを保障対象としている他社と比較して、
「患者申出療養が保障対象!すごい!」
とまでは言えませんが、将来的に患者申出療養が普及する可能性を踏まえれば、メリットではあります。
先進医療・患者申出療養特約は月100円程度で付加できるオプションです。人生一発レッドカードを避けるためにも、優先度は高めです。
【重要ではありません】7大疾病保険料払込免除特則
上述した特定疾病一時金の給付条件を満たした場合に、以降の保険料支払いが免除されるオプションです(もちろん保障は継続)。よくCMでみる「以降の保険料は頂きません!」ですね。
確かに保険料支払いが免除されれば嬉しいのですが、7大疾病保険料払込免除特則は有料オプションです。付加すれば月々の保険料が上がります。
なないろ生命「なないろセブン」は保険料がそこまで高くないので、あまり効果的ではありません。必要性は薄いでしょう。
【使えます】無料セカンドオピニオンサービス
がんで絶望的な状況に陥ると、主治医以外の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞きたくなりますが、一般人には医師の知り合いなんていないですし、優秀な医師を探すのも難しい…。そんなときに、無料で医師を紹介してくれるサービスはかなり役に立ちます。
なないろ生命「なないろセブン」はティーペック社と提携してセカンドオピニオンサービスを無料で提供してます。個人で会員になるとティーペック社の月額利用料は1万円を超えます。月額1万円を超えるサービスを無料で利用できるのは大きなメリットですよね。充実してます。
【シミュレーション】僕がなないろ生命「なないろセブン」に入るなら。
僕がなないろ生命「なないろセブン」に入るなら、以下の保障内容にします。
- 特定疾病一時金(100万円)
- 特約:先進医療・患者申出療養特約、がん治療特約(10万円)
上記のシミュレーションで40歳男性の月々の保険料は4,294円、40歳女性なら4,063円です。この保障内容で、
- がんと診断されていれば1年に1回100万円(回数無制限)。
- がん以外の6大疾病は所定の条件を満たせば1回100万円(回数無制限)。
- 抗がん剤治療・放射線治療を受けた月に10万円(通算2,000万円まで)。
- 先進医療の実費を保障。
なので、上述した本当に怖い抗がん剤ドロ沼にハマったとしても年1回100万円+月10万円なので、ある程度は耐えられる保障内容になっているかと。
保険料はこのあと比較していきます。
なないろ生命「なないろセブン」のデメリット
がんの一時金給付条件は良いのですが、がん以外の6大疾病はそこまで良くありません。上述のとおり、メディケア生命「メディフィットPlus(プラス)」と比較すると、なないろ生命の方が条件は厳しめです。
また、なないろ生命「なないろセブン」には復活制度がありません。
例えば、
- 口座振替で契約していたけど、口座に入金し忘れた。
- クレジットカードの支払限度額を超えてしまっていた。
といったとき、2ヶ月間保険料の支払いがなければ、保険契約は一旦失効します。しかし、その後(概ね3年以内)に保険料の支払いを再開できれば、同じ条件で保険契約を「復活」させることができます。これが復活制度です。
しかし、なないろ生命「なないろセブン」には復活制度がありません。保険契約が一旦失効すると再契約する必要があります。
再契約すると、間違いなく保険料は上がります。
例えば、30歳の時に契約し、40歳で失効した場合、再契約すると40歳で契約した時の保険料となります。保険は年齢が上がると保険料も上がります。40歳で契約した保険料は確実に高くなります。
ちゃんと毎月保険料を支払っていればデメリットにはなりませんが、ついうっかりと言うこともあります。この点は注意しておきましょう。
なないろ生命「なないろセブン」のメリット
1点目から3点目は上述のとおりです。4点目について補足します。
先ほどメディケア生命「メディフィットPlus」と保障内容を比較してみましたが、今度は保険料を比較してみます。
なないろセブン | メディフィットPlus | ||
保障内容 | 特定疾病一時金100万円 先進医療・患者申出療養特約 |
特定8疾病Ⅱ型(100万円) 先進医療・患者申出療養特約 |
|
月額保険料 | 30歳男性 | 2,270円 | 3,980円 |
30歳女性 | 2,038円 | 3,280円 | |
40歳男性 | 3,364円 | 6,270円 | |
40歳女性 | 2,634円 | 4,640円 |
圧倒的になないろ生命「なないろセブン」の方が安いです。
有力な三大疾病保険は他にはなさく生命「はなさく一時金」がありますが、保険料の観点だと他社を圧倒しているのがなないろ生命「なないろセブン」です。これは安い。
なないろ生命「なないろセブン」の評価。
評価:「S」(S、A~Cで判定)。
がんの一時金給付条件はパーフェクトですし、三大疾病保険のなかでは保険料も業界最安値クラスです。
「お手頃な保険料でがん+6疾病の生活習慣病に備える」
という観点なら最有力の候補になると感じます。
6疾病の保障内容はそこまで良くはないものの、これだけ保険料が安いのであれば、僕はなないろ生命「なないろセブン」を選びます。評価は「S」としました。
比較対象として以下の三大疾病保険を挙げておきます。がん以外の生活習慣病も気になる方なら、下記が候補に入ります。
●メディケア生命「メディフィットPlus」。なないろ生命「なないろセブン」と同じくがん+7大疾病の生活習慣病に備えられる三大疾病保険です。がんの一時金給付条件はなないろ生命「なないろセブン」の方が優勢ですが、がん以外の疾病はメディケア生命「メディフィットPlus」が優勢かと。
●はなさく生命「はなさく一時金」。こちらもがん+7大疾病+臓器移植に備えられる三大疾病保険です。がんの一時金給付条件はなないろ生命「なないろセブン」の方が優勢ですが、がん以外の疾病ははなさく生命が優勢で、メディケア生命とほぼ同等。男性の保険料が安くなる傾向にあります。
なないろ生命「なないろセブン」の相談をするなら。
なないろ生命「なないろセブン」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ただし、なないろ生命は歴史が浅いので取り扱っている保険ショップが少ないんですよね…。
いざ保険ショップに行ってみて、
「あー、すいません、うち、なないろ生命やってないんですよー」
なんて言われることのないように、事前に最寄の保険ショップがなないろ生命を取り扱っているか確認しておきましょう。
手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、なないろ生命はもちろんのこと、この記事で比較対象としたメディケア生命・はなさく生命とも提携しています。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
【オリコン顧客満足度3年連続No.1!】保険クリニック
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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。
わかりやすく実績を確認できるのが、オリコン社が毎年行っている保険ショップの顧客満足度調査です。利用者5,826人に対し、保険ショップ全28社に関するアンケート調査を実施。見事に3年連続顧客満足度No.1を獲得しています。
(https://life.oricon.co.jp/rank_hokenshop/)
注目すべきはアフターフォローです。
亡くなったら保障対象になる死亡保険に生命保険会社と揉める要素はありません。一方で、微妙なグレーゾーンが存在する三大疾病保険は、医師が書く診断書の表現ひとつで保障対象にならないことがあります。
そんなときに、
「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」
といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけ。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。
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予約は簡単です。
①保険クリニックのサイトにアクセスする。
②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。
③予約日時を選択する。
④以下を入力して予約完了。
- 相談方法(来店or訪問)
- 名前
- 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
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- メールアドレス
- 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
- 要望等(任意入力)
これで予約は完了。1分もあれば予約できます。
50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。なないろ生命はもちろんのこと、比較対象としたメディケア生命・はなさく生命とも提携しています。比較もかんたんにやってくれますよ。
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ちなみにですが、マネードクターを実際に利用した人の口コミは以下のとおり。
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生命保険の相談はもちろん無料です。
しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、
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と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:なないろ生命「なないろセブン」
保険料は業界最安値クラスです。
がんの一時金給付条件は完璧ですし、自由診療の抗がん剤治療も保障対象。がんの保障はかなり手厚いです。
ただし、がん以外の6大疾病の保障条件はやや厳しめ。同じ三大疾病保険のメディケア生命「メディフィットPlus」や、はなさく生命「はなさく一時金」はここらへんが充実してます。なないろ生命「なないろセブン」を検討されている方は、
なないろ生命「なないろセブン」 VS メディケア生命「メディフィットPlus」VS はなさく生命「はなさく一時金」
みたいな構図で比較してみると良いかと。
とはいえ、比較なんて面倒ですし、よくわかりません。面倒な比較は最寄りの保険ショップが無料でやってくれます。保険クリニックなら、3社の比較もかんたんにやってくれますよ。
保険クリニックの予約は↓をクリック!
※2022年8月更新
コメント
今現在、なないろセブンで選択できる「がん治療特約(2022)」では、自由診療抗がん剤治療が保証対象となっているようです。
qupolaさま
ご指摘ありがとうございました!
直近でなないろシリーズが自由診療の抗がん剤治療を保障対象としたようですね。
記事の修正が追いついておらず申し訳ございません…。
ご指摘の点、修正致します!
各商品の評価、非常に参考になります。
A『なないろメディカル礎』に「3大疾病一時金」&「がん治療給付金」を特約でプラス
B『なないろメディカル礎』+『なないろセブン』に「6大疾病一時金」&「がん治療給付金」を特約でプラス
AとBのどちらがよいか悩んでいます。
Aの「3大疾病一時金」は脳疾患・心疾患を全カバーされますが、Bの「6大疾病一時金」は急性心筋梗塞・拡張型心筋症・脳卒中・脳動脈瘤に限定されます。
一方、今後の見直しを考慮すると、医療保険とがん保険は別々に持っておいたほうがよい気もします。
ちなみに、「なないろセブン」の3大疾病以外の疾病の保障はおまけ程度に考えています。
ぜひ、ご意見いただければ幸いです。
HN様
コメントありがとうございます!
ご質問頂いた件につきまして、私は身の回りの管理が苦手なのでシンプルに1つの保険にまとまっているAを選んでしまいそうですが、Bであっても
・保障にダブりがないので保険料にムダがない。
・なないろ生命に一本化しているので、手続き全般が煩雑にならない。
ので、基本的にはA・Bどちらでも問題はないかなと感じております。
(Bはとても良く考えられた組み合わせだと思いました)
ただし、HN様の家族状況だとかライフプランを把握できていないので私の感覚で回答してしまいますが、新たに保険加入する際には将来的な汎用性よりも現在のベストを追求した方が後悔する可能性は低いと感じています。三大疾病以外を重視しないのであれば、ご指摘いただいたとおり心疾患の保障内容が特に優れているAが良いかなと思います。
(例えば、契約1ヶ月後にAでは一時金対象だけどBでは対象外の肺性心疾患で入院となったら、悔やんでも悔やみきれません…)
以下、PRです。読み飛ばして頂いても構いません。
これから保険ショップで相談される場合は保険クリニックを検討してみてください。
保険クリニックはなないろ生命とももちろん提携していますし、
HN様のライフプランに沿ったアドバイスが可能かと思います。
保険クリニックは↓のリンクから予約可能です。
→保険クリニック