朝日生命の保険ショップ向け子会社「なないろ生命」から発売された「なないろセブン」。
がんと診断された場合に大きな金額が給付される一時金給付タイプのがん保険です(正確にはがん+6大疾病を保障する特定疾病一時金保険)。一般的な「入院1日1万円!」といった保障ではなく、最近増えてきている一時金給付タイプですね。
朝日生命は「スマイルセブンSuper」という本サイトでS評価としていた特定疾病一時金保険を発売していたのですが、その後継となるのがこちらの「なないろセブン」です。保障内容は「スマイルセブンSuper」からバージョンアップされてます。
※朝日生命「スマイルセブンSuper」は現在販売停止中です。
がん保険は大きく3つのタイプに分けることができます。
①入院ベースで保障するがん保険。よくある「入院1日1万円!」といった保障内容のがん保険です。入院日数×入院給付金(5千円とか1万円)を受け取ることができます。
②一時金ベースで保障するがん保険。がんと診断されたらまとまった金額(100万円とか)がドンっと給付されるがん保険です。
③治療ベースで保障するがん保険。手術・抗がん剤・放射線といったがんの治療を受けた月ごとに定額(10万円とか)が給付されるがん保険です。
なないろ生命「なないろセブン」は典型的な「②一時金ベースで保障するがん保険」です。繰り返しますが、正確にはがんだけを保障するのではなく、がん+6大疾病を保障する特定疾病一時金保険です。
がん保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の3点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上記3点について、なないろ生命「なないろセブン」の概要と評価は以下のとおりです。
項目 | 内容 | 評価 |
先進医療特約の保障内容 | タイプ:終身型 保障額上限:2,000万円 一時金:技術料の10% ※がん以外も保障対象。 |
A |
がん一時金の給付条件 | 給付回数:無制限 給付間隔:1年 給付条件:がんと診断 |
A |
抗がん剤治療の保障範囲 | 自由診療の抗がん剤治療も保障対象(がん治療特約)。 | A |
30歳の月額保険料 (一時金100万円) |
男性:2,170円 女性:1,940円 |
A |
40歳の月額保険料 (一時金100万円) |
男性:3,230円 女性:2,520円 |
|
会社情報 |
苦情率:0.202% | A |
先進医療特約は問題ありません。一生涯保険料が変わらない終身型ですし、限度額も他社同等の通算2,000万円。朝日生命「スマイルセブンSuper」には先進医療1回450万円限度という制限がありましたが、その制限は取っ払われています。
一時金の給付条件も問題ありません。1年に1回、がんと診断されていれば回数無制限で一時金を受け取れます。2回目以降も診断されていれば給付される点は安心です(入院していなくても給付対象)。
ちなみに、一時金給付の対象となる疾病はがんだけなく「がん+6大疾病」です。6大疾病は以下のとおり。
- 急性心筋梗塞、拡張型心筋症
- 脳卒中、脳動脈瘤
- 慢性腎不全
- 肝硬変
- 糖尿病
- 高血圧性疾患
まあでも6大疾病の保障条件はそこまで良くないです。
また、抗がん剤治療保障の保障対象には全額自己負担となる自由診療が含まれます。一般的な抗がん剤治療保障は健康保険が適用される範囲内に限定されることもあり、この点もメリットでしょう。
保険料はかなり安くなってます。同じ一時金タイプの特定疾病一時金保険と比較すると、頭一つ抜けてる感はあります。
がん保険の相談は保険クリニックで!
(↓をクリックすると保険クリニックへ移動します)
なないろ生命「なないろセブン」の保障内容を評価します。
冒頭のところで先進医療特約・がん一時金・抗がん剤治療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。
【基本保障】特定疾病一時金
基本保障は特定疾病一時金のみ。とてもシンプルです。
特定疾病一時金とは、がん+6大疾病で所定の条件を満たした場合に一時金が給付される保障です。例えば、
「あなたはがんです」
と診断されたときに一気にまとまった金額(100万円とか)が給付されます。実際に受け取ってみるとわかるのですが、がん保険に入っておいてよかったと分かりやすく実感できるのがこちらの一時金保障です。
給付額 | 給付条件 | 給付間隔 | 上皮内がん |
30万円~500万円の範囲で選択可能。 | がんと診断された場合。 (がん以外の6大疾病は下表参照) |
1年(給付回数無制限) | 給付対象 |
以下、ポイントです。
- 【GOOD!】2回目以降もがんと診断されればOK。他社は入院が条件となる場合あり。
- 【GOOD!】給付間隔が1年に1回。他社は2年に1回給付の場合あり。
- 【GOOD!】給付回数が無制限。他社は給付回数に制限がある場合もあり。
- 【GOOD!】上皮内がんも通常のがんと同じ扱い。
- 【GOOD!】がん以外の6大疾病も一時金給付対象。
一時金は条件を満たす限り回数無制限で給付されるのですが、生命保険各社のがん保険で差が出てくるのが2回目以降の給付条件です。再発と転移を繰り返すことがあるがんは、2回目以降の給付間隔と給付条件が非常に重要です。
なないろ生命「なないろセブン」は給付間隔が1年に1回。一時金の給付を受けてから、1年後も治療が続いていたり再発していれば、1年後に再び一時金が給付されます。
他社のがん保険だと、給付間隔が2年に1回の場合もあります。
がんは2年以内に再発することも十分あり得ますが、給付間隔が2年に1回だと一時金が給付されるまで長い間待つこともあります。給付間隔が1年に1回である点はなないろ生命「なないろセブン」のメリットでしょう。
そして、1回目も2回目以降もがんと診断されていれば一時金が給付されます。他社のがん保険は2回目以降の場合に入院を条件としていて、通院治療だと一時金が給付されないこともあります。なないろ生命「なないろセブン」の給付条件はかなりゆるくなってますね。
そしてもう一点、上皮内がんも通常のがんと同じ扱いになるということもメリットでしょう。
上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に到達していない初期のがんを指します。手術でサッと切り取ってしまえば完治する可能性が高いと言われていて、他社のがん保険だと上皮内がんの場合は一時金が減額されたり、給付回数が1回のみだったりすることもあります。
上皮内がんを特に気にする必要があるのは女性です。乳がんは上皮内がんであっても通常のがんと同程度の治療が必要になるケースがあります。
まとめると、がんの保障内容は素晴らしいです。かなり良いです。
また、繰り返しますが保障範囲はがんだけではありません。がん以外の6大疾病も保障対象です。ここで同じ特定疾病一時金保険であるメディケア生命「メディフィットPlus(プラス)」と疾病毎の一時金給付条件を比較してみます。
なないろセブン | メディフィットPlus | |
がん | がんと診断 | 1回目:がんと診断 2回目以降:がんで入院・通院(Ⅱ型) |
心疾患 | 急性心筋梗塞:入院or手術 拡張型心筋症:入院or手術 |
入院or手術(Ⅱ型) |
脳血管疾患 | 脳卒中:入院or手術 脳動脈瘤:破裂or手術 |
入院or手術(Ⅱ型) |
糖尿病 | 網膜症手術 壊疽による切断 |
初回:インシュリン療法 初回・2回目以降:網膜症手術、壊疽による切断 |
慢性腎不全 | 人工透析療法 腎移植手術 |
入院or通院 |
肝硬変 | 食道・胃静脈瘤が破裂と診断or手術 肝移植手術 |
入院or通院 |
高血圧性疾患 | 大動脈瘤が破裂と診断or手術 | 大動脈瘤〈りゅう〉または大動脈解離の手術 |
慢性膵炎 | ー | 入院or通院 |
まずはがんの保障条件ですが、ここはほぼ同等。メディフィットPlusのⅠ型だと2回目以降の給付条件が入院に限定されますが、Ⅱ型だと条件に通院が含まれます。Ⅰ型だとなないろ生命より劣りますが、Ⅱ型ならほぼ同等です。
続いて心臓。なないろ生命は心臓の病気(心疾患)をまるごと保障ではありません。保障範囲は心疾患の一部である「急性心筋梗塞・拡張型心筋症」に限定されます。
一方で、メディケア生命は心疾患をまるごと保障。さらに、心疾患は入院してもすぐに退院できることが多いのですが、Ⅱ型を選べば心疾患が入院即保障です。ちょっとした狭心症で2日間入院といったケースでも保障されます。心臓はメディケア生命の方が有利と言っていいでしょう。
続いて脳。心臓と同じく脳の病気(脳血管疾患)もなないろ生命は「脳卒中・脳動脈瘤」に限定しているのに対し、メディケア生命は脳血管疾患をまるごと保障です。
ただし、脳卒中には
- 脳梗塞
- くも膜下出血
- 脳出血
が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。
ということで、脳血管疾患でも脳卒中・脳動脈瘤でも大きな差はありません。脳血管疾患も両社ほぼ同等、メディケア生命の方がやや有利といったところでしょう。
糖尿病はインシュリンが保障対象(初回のみ)になっているメディケア生命の方が有利。
高血圧性疾患は両社同等。ただし、どちらも結構な重症を保障対象としています。
慢性腎不全・肝硬変は入院or通院だけで保障対象となるメディケア生命の方が有利でしょう。なないろ生命が保障対象としているのは結構な重症です。
まとめると、
- がんの保障条件はなないろ生命の方が有利。
- がん以外の保障条件はメディケア生命の方が有利。なないろ生命が保障対象とするのは結構な重症。
といったところでしょうか。
気になる保険料はこのあとで比較していきます。
【重要ではありません】7大疾病初回一時金特約
給付額 | 給付条件 | 給付間隔 | 上皮内がん |
20万円~470万円の範囲で選択可能。 ※7大疾病一時金と合計500万円まで。 |
特定疾病一時金と同じ。 | 1回のみ | 給付対象 |
初回だけ一時金が増額されるオプションです。保障条件は上述した特定疾病一時金と同じ。
確かに初めての大病は効率的に動けないので余計な費用がかかることもありますが、それでも初回だから大きく医療費が膨らむということはほぼありません。むしろ再発したときの方が重症になって医療費は膨らむことが多いです。
7大疾病初回一時金特約をつけると保険料がググっと上がりますし、必要性は薄いかなぁと感じます。7大疾病初回一時金特約を付加する余裕があるのなら、基本保障の特定疾病一時金の保障額を上げた方がよいでしょう。
【重要です】がん治療特約
給付額 | 給付条件 | 給付間隔 | 上皮内がん |
月5万円~20万円 (通算2,000万円限度) |
以下のがん治療を受けたとき。 ・抗がん剤治療(ホルモン剤含む) ・放射線治療 ・自由診療抗がん剤治療(ホルモン剤含む) |
月1回 | 給付対象 |
放射線治療もしくは抗がん剤治療を受けた月に定額給付される特約です。がんの3大治療は
- 手術
- 放射線
- 抗がん剤(薬物療法)
と言われてますが、その放射線と抗がん剤をカバーする特約です。
がんは手術で切り取ることができれば大事にはなりません。2週間程度入院して手術を受けて、あとは予防措置として通院で放射線治療か軽い抗がん剤治療を受ければ治療は完了。その後は経過観察で定期的に通院するくらいです。働きながらの治療も不可能ではない、経済的なダメージもそこまで大きくないんですよね。
本当に怖いのは手術で切り取ることができないケースです。この場合はきつい抗がん剤でがん細胞を叩くことになりますが、
数日入院(もしくは通院)して抗がん剤を打つ→3週間程度自宅で耐える
を繰り返すドロ沼にハマります。治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマります。
ベッドの上で虚空を見上げながら
「あ、これ、やばいかも…」
と、メンタルを削られまくるのがこのケース。そんなピンチな状況で毎月定額(10万円とか)を給付してくれるのが、がん治療特約です。優先度は高めです。
保障内容は良いです。最近増えてきている自由診療の抗がん剤治療まで保障対象とするタイプです。公的な健康保険では適用外ではあるものの、欧米では承認されている最新の抗がん剤治療なんかが自由診療に含まれますが、これも保障対象です。
自由診療の医療費は全額自己負担です。
自由診療の抗がん剤治療は100万円を超えることもあり、またがん治療を受けた方の2割弱が自由診療を併用したというデータもあります。他社の抗がん剤治療特約だと保障対象が健康保険適用範囲内に限定されることもあり、この点はなないろ生命「なないろセブン」のメリットです。
【重要です】先進医療・患者申出療養特約
給付額 | 給付条件 |
・先進医療、患者申出療養の技術料実費(上限2,000万円) ・一時金として技術料の10%(上限200万円) |
先進医療・患者申出療養を受けた場合。 |
先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険適用がされないので全額自己負担。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもあります。その医療費実費を保障してくれるのが先進医療・患者申出療養特約です(2,000万円まで保障)。
一時金として先進医療給付金の10%が給付されますが、先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります。一時金は交通費・宿泊費等に使うことを想定したお金です。
また、保障対象となる先進医療はがんの治療に限定されません。
先進医療には聞いたことないような難病の治療も含まれるのですが、他社のがん保険はがんの先進医療のみを保障対象とすることが多いです。先進医療をまるごと保障対象とする点もなないろ生命「なないろセブン」のメリットでしょう。
ちなみにですが、特約名称にあるとおり患者申出療養も保障対象に含まれます。
患者申出療養も先進医療と同様に治療費は全額自己負担。患者からの申出を起点として、公的医療保険が適用されない治療を受けられる制度です。将来的に保険適用につなげるためのデータ集積が目的だそうですね。
ただし、患者申出療養は普及しているとは言えません。厚生労働省の資料によると、令和2年7月1日から令和3年6月30日までに1年間で患者申出療養を受けた方は208人。現状だと患者申出療養を受ける確率はかなり低めです。
なので、先進医療のみを保障対象としている他社と比較して、
「患者申出療養が保障対象!すごい!」
とまでは言えませんが、将来的に患者申出療養が普及する可能性を踏まえれば、メリットではあります。
まとめると、保障内容は良いです。人生一発レッドカードを避けるためにも、優先度高めの特約です。
【重要ではありません】7大疾病保険料払込免除特則
上述した特定疾病一時金の給付条件を満たした場合に、以降の保険料支払いが免除されるオプションです。よくCMでみる「以降の保険料は頂きません!」ですね。
確かに保険料支払いが免除されれば嬉しいのですが、7大疾病保険料払込免除特則は有料オプションです。付加すれば月々の保険料が上がります。
なないろ生命「なないろセブン」は保険料がそこまで高くないので、あまり効果的ではありません。必要性は薄いでしょう。
【使えます】無料セカンドオピニオンサービス
がんで絶望的な状況に陥ると、主治医以外の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞きたくなりますが、一般人には医師の知り合いなんていないですし、優秀な医師を探すのも難しい…。そんなときに、無料で医師を紹介してくれるサービスはかなり役に立ちます。
なないろ生命「なないろセブン」はティーペック社と提携してセカンドオピニオンサービスを無料で提供してます。個人で会員になるとティーペック社の月額利用料は1万円を超えます。月額1万円を超えるサービスを無料で利用できるのは大きなメリットですよね。充実してます。
【シミュレーション】僕がなないろ生命「なないろセブン」に入るなら。
僕がなないろ生命「なないろセブン」に入るなら、以下の保障内容にします。
- 特定疾病一時金(100万円)
- 特約:先進医療・患者申出療養特約、がん治療特約(10万円)
上記のシミュレーションで40歳男性の月々の保険料は4,294円、40歳女性なら4,063円です。この保障内容で、
- がんと診断されていれば1年に1回100万円(回数無制限)。
- がん以外の6大疾病は所定の条件を満たせば1回100万円(回数無制限)。
- 抗がん剤治療・放射線治療を受けた月に10万円(通算2,000万円まで)。
- 先進医療の実費を保障。
なので、上述した本当に怖い抗がん剤ドロ沼にハマったとしても年1回100万円+月10万円なので、ある程度は耐えられる保障内容になっているかと。
保険料はこのあと比較していきます。
なないろ生命「なないろセブン」のデメリット
がんの一時金給付条件は良いのですが、がん以外の6大疾病はそこまで良くありません。上述のとおり、メディケア生命「メディフィットPlus(プラス)」と比較すると、なないろ生命の方が条件は厳しめです。
また、なないろ生命「なないろセブン」には復活制度がありません。
例えば、
- 口座振替で契約していたけど、口座に入金し忘れた。
- クレジットカードの支払限度額を超えてしまっていた。
といったとき、2ヶ月間保険料の支払いがなければ、保険契約は一旦失効します。しかし、その後(概ね3年以内)に保険料の支払いを再開できれば、同じ条件で保険契約を「復活」させることができます。これが復活制度です。
しかし、なないろ生命「なないろセブン」には復活制度がありません。保険契約が一旦失効すると再契約する必要があります。
再契約すると、間違いなく保険料は上がります。
例えば、30歳の時に契約し、40歳で失効した場合、再契約すると40歳で契約した時の保険料となります。がん保険は年齢が上がると保険料も上がります。40歳で契約した保険料は確実に高くなります。
ちゃんと毎月保険料を支払っていればデメリットにはなりませんが、ついうっかりと言うこともあります。この点は注意しておきましょう。
なないろ生命「なないろセブン」のメリット
1点目から3点目は上述のとおりです。4点目について補足します。
先ほどメディケア生命「メディフィットPlus」と保障内容を比較してみましたが、今度は保険料を比較してみます。
なないろセブン | メディフィットPlus | ||
保障内容 | 特定疾病一時金100万円 先進医療・患者申出療養特約 |
特定8疾病Ⅱ型(100万円) 先進医療・患者申出療養特約 |
|
月額保険料 | 30歳男性 | 2,270円 | 3,980円 |
30歳女性 | 2,038円 | 3,280円 | |
40歳男性 | 3,364円 | 6,270円 | |
40歳女性 | 2,634円 | 4,640円 |
ということで、圧倒的に安くなるのはなないろ生命「なないろセブン」です。
がん+生活習慣病を保障する特定疾病一時金保険は他にもはなさく生命「はなさく一時金」がありますが、保険料の観点だと他社を圧倒しているのがなないろ生命「なないろセブン」です。これは安い。
なないろ生命「なないろセブン」の評価。
評価:「S」(S、A~Cで判定)。
がんの一時金給付条件はパーフェクトですし、特定疾病一時金保険としては保険料も業界最安値クラスです。
「お手頃な保険料でがん+6疾病の生活習慣病に備える」
という観点なら最有力の候補になると感じます。よって評価は「S」としました。
比較対象として以下のがん保険を挙げておきます。
●メディケア生命「メディフィットPlus」。なないろ生命「なないろセブン」と同じくがん+7大疾病の生活習慣病に備えられる特定疾病一時金保険です。がんの一時金給付条件はなないろ生命「なないろセブン」の方が優勢ですが、がん以外の疾病はメディケア生命「メディフィットPlus」が優勢かと。
●はなさく生命「はなさく一時金」。こちらもがん+7大疾病+臓器移植に備えられる特定疾病一時金保険です。がんの一時金給付条件はなないろ生命「なないろセブン」の方が優勢ですが、がん以外の疾病ははなさく生命が優勢で、メディケア生命とほぼ同等。男性の保険料が安くなる傾向にあります。
がん保険全般の比較は下記リンク先でやってます。こちらもご参考に。
なないろ生命「なないろセブン」の相談をするなら。
なないろ生命「なないろセブン」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ただし、なないろ生命は歴史が浅いので取り扱っている保険ショップが少ないんですよね…。
いざ保険ショップに行ってみて、
「あー、すいません、うち、なないろ生命やってないんですよー」
なんて言われることのないように、事前に最寄の保険ショップがなないろ生命を取り扱っているか確認しておきましょう。
手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、なないろ生命はもちろんのこと、この記事で比較対象としたメディケア生命・はなさく生命とも提携しています。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
【オリコン顧客満足度2年連続No.1!】保険クリニック
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わかりやすく実績を確認できるのが、オリコン社が毎年行っている保険ショップの顧客満足度調査です。利用者5,826人に対し、保険ショップ全28社に関するアンケート調査を実施。見事に2年連続顧客満足度No.1を獲得しています。
(引用:https://life.oricon.co.jp/rank_hokenshop/)
注目すべきはアフターフォローです。
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といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけ。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。
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予約は簡単です。
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②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。
③予約日時を選択する。
④以下を入力して予約完了。
- 相談方法(来店or訪問)
- 名前
- 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
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- メールアドレス
- 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
- 要望等(任意入力)
これで予約は完了。1分もあれば予約できます。
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もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
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相談場所を選ばないので、
「自宅の近くに保険ショップがない…」
「わざわざ保険ショップまで行くの面倒くさい!」
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そんな方にはぴったりのサービスです。
ちなみにですが、マネードクターを実際に利用した人の口コミは以下のとおり。
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まとめ
公式サイト:なないろ生命「なないろセブン」
保険料は業界最安値クラスです。そして、がんの一時金給付条件は素晴らしいものがあります。直近のリニューアルで自由診療となる抗がん剤治療も保障対象となりました。
ただし、がん以外の6大疾病の保障条件はやや厳しめ。同じ特定疾病一時金保険のメディケア生命「メディフィットPlus」や、はなさく生命「はなさく一時金」はここらへんが充実してます。なないろ生命「なないろセブン」を検討されている方は、
なないろ生命「なないろセブン」 VS メディケア生命「メディフィットPlus」VS はなさく生命「はなさく一時金」
みたいな構図で比較してみると良いかと。
とはいえ、比較なんて面倒ですし、よくわかりません。面倒な比較は最寄りの保険ショップが無料でやってくれます。保険クリニックなら、3社の比較もかんたんにやってくれますよ。
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※2022年8月更新
コメント
今現在、なないろセブンで選択できる「がん治療特約(2022)」では、自由診療抗がん剤治療が保証対象となっているようです。
qupolaさま
ご指摘ありがとうございました!
直近でなないろシリーズが自由診療の抗がん剤治療を保障対象としたようですね。
記事の修正が追いついておらず申し訳ございません…。
ご指摘の点、修正致します!
各商品の評価、非常に参考になります。
A『なないろメディカル礎』に「3大疾病一時金」&「がん治療給付金」を特約でプラス
B『なないろメディカル礎』+『なないろセブン』に「6大疾病一時金」&「がん治療給付金」を特約でプラス
AとBのどちらがよいか悩んでいます。
Aの「3大疾病一時金」は脳疾患・心疾患を全カバーされますが、Bの「6大疾病一時金」は急性心筋梗塞・拡張型心筋症・脳卒中・脳動脈瘤に限定されます。
一方、今後の見直しを考慮すると、医療保険とがん保険は別々に持っておいたほうがよい気もします。
ちなみに、「なないろセブン」の3大疾病以外の疾病の保障はおまけ程度に考えています。
ぜひ、ご意見いただければ幸いです。
HN様
コメントありがとうございます!
ご質問頂いた件につきまして、私は身の回りの管理が苦手なのでシンプルに1つの保険にまとまっているAを選んでしまいそうですが、Bであっても
・保障にダブりがないので保険料にムダがない。
・なないろ生命に一本化しているので、手続き全般が煩雑にならない。
ので、基本的にはA・Bどちらでも問題はないかなと感じております。
(Bはとても良く考えられた組み合わせだと思いました)
ただし、HN様の家族状況だとかライフプランを把握できていないので私の感覚で回答してしまいますが、新たに保険加入する際には将来的な汎用性よりも現在のベストを追求した方が後悔する可能性は低いと感じています。三大疾病以外を重視しないのであれば、ご指摘いただいたとおり心疾患の保障内容が特に優れているAが良いかなと思います。
(例えば、契約1ヶ月後にAでは一時金対象だけどBでは対象外の肺性心疾患で入院となったら、悔やんでも悔やみきれません…)
以下、PRです。読み飛ばして頂いても構いません。
これから保険ショップで相談される場合は保険クリニックを検討してみてください。
保険クリニックはなないろ生命とももちろん提携していますし、
HN様のライフプランに沿ったアドバイスが可能かと思います。
保険クリニックは↓のリンクから予約可能です。
→保険クリニック