がん保険の選び方。契約前に必須のチェックポイントまとめ。

「がん保険ってたくさんあってどれを選んだらいいのかよくわかんないなぁ」

生命保険各社が半端ない量のテレビCMを放送し、CMには著名人を起用して売り出しているがん保険。数多くの生命保険会社が発売していて、どのがん保険がいいのかなんてよくわからない状況です。

そもそもがん保険が必要なのかという話もあります。日本の公的医療保険はかなり優秀です。

高額医療費制度について

日本には高額医療費制度があり、健康保険に加入していれば毎月の医療費上限はある程度決められています。毎月の医療費が膨らみ続けるっていうことは原則ありません(健康保険適用外の治療を受ければ、治療費はドカンと膨らみます)。

しかし、高額医療費制度があったとしても、転移や再発を繰り返すがんは治療が長引く可能性が高く、また治療期間中は働けなくなって収入が減少することも考えられます。人生って厳しいですよね…。

この記事では、がん保険を検討している方に向けて、がん保険を選ぶ際のポイントについて解説しています。

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がん保険は早くないかという疑問について。

国立がん研究センターが発表した以下のデータがあります。

10年後 20年後 30年後 40年後 生涯
男性 1% 7% 20% 41% 63%
女性 3% 9% 17% 28% 46%

この数字は現在40歳の人ががんと診断される確率だそうです。

現在40歳の男性100人に1人、女性は33人に1人が10年以内にがんと診断される可能性があります。結構高いですよね。もちろん、年を重ねるごとにがんと診断される確率は上がっていって、一生涯だとおよそ2人に1人ががんと診断されるようです。

周囲を見渡しても、若くしてがんと診断されてしまう人だとか、若いのにがんで亡くなってしまう方も多いと思います。働く世代にとっても、がんはそれほど遠い未来の病気でありません。

がんの治療費はどれくらいかかるのか?

まずは気になるがんにかかる費用から。

厚生労働省の医療給付実態調査の令和元年調査によると、入院1回の平均医療費は以下のとおりです。

がんの種類 入院1回の医療費 自己負担額(3割想定)
胃の悪性新生物 650,550円 195,160円
結腸の悪性新生物 654,040円 196,210円
直腸S状結腸移行部及び直腸の悪性新生物 753,740円 226,120円
肝及び肝内胆管の悪性新生物 621,930円 186,580円
気管,気管支及び肺の悪性新生物 701,620円 210,480円
乳房の悪性新生物 586,010円 175,800円
子宮の悪性新生物 641,080円 192,320円
悪性リンパ腫 970,090円 291,020円
白血病 1,596,180円 478,850円
その他の悪性新生物 653,790円 196,130円
がん平均 782,910円 228,870円

窓口で支払う治療費は一番右の「自己負担額」です。平均すると入院1回あたりの医療費自己負担額は228,870円ですね。

続いて通院の医療費を見てみます。通院1回の平均医療費は下表のとおり。

がんの種類 通院1回の医療費 自己負担額(3割想定)
胃の悪性新生物 40,180円 12,050円
結腸の悪性新生物 44,360円 13,300円
直腸S状結腸移行部及び直腸の悪性新生物 61,290円 18,380円
肝及び肝内胆管の悪性新生物 44,820円 13,440円
気管,気管支及び肺の悪性新生物 106,740円 32,020円
乳房の悪性新生物 57,630円 17,280円
子宮の悪性新生物 30,390円 9,110円
悪性リンパ腫 66,430円 19,930円
白血病 88,220円 26,460円
その他の悪性新生物 62,790円 18,830円
がん平均 60,290円 18,090円

上表は通院を開始してから「もう病院に来なくて大丈夫ですよ」と言われるまでの平均医療費です。自己負担額の平均は18,090円。

ただし、冒頭書いたとおり日本には高額医療費制度があり、毎月支払う医療費の上限は年齢や収入によって決められています。

例えば現役世代で年収600万円の方だと毎月の医療費上限は

80,100円+(医療費-267,000円)×1%

です。がんの入院+通院の医療費平均を合計すると

782,910円+60,290円=843,200円

なので、仮に一か月でこの金額の医療費がかかったとすると自己負担額は

80,100円+(843,200円-267,000円)×1%=85,862円

となります。

この金額に加えて、入院した際には

  • 食事代(1食460円)
  • 日用雑貨
  • テレビ使用料
  • クリーニング代
  • 交通費

といった健康保険適用外の雑費と、個室や少人数部屋での入院を希望する場合は別途差額ベッド代が必要となります。

差額ベッド代はホテルの宿泊費と同じで病院ごとに料金が異なりますし、1部屋の収容人数によっても金額が変わってきます。大きな病院の豪華な病室で入院する場合は、それこそ三ツ星ホテル並みの一泊料金に…。

厚生労働省の調査によると1日あたりの平均差額ベッド代は以下のとおり。

1人部屋:7,797円
2人部屋:3,087円
3人部屋:2,800円
4人部屋:2,407円

「大部屋の入院で大丈夫です!」と病院に伝えれば、差額ベッド代は不要です。

ということで、まずはご自身の年齢と年収から高額医療費制度を利用した場合の医療費上限を明確にした上で、差額ベッド代の要否を決めてどれくらいの医療費がかかるかイメージしてみることをおすすめします。

「あれ?意外とかからないな」

と感じることが多いかと。

がん保険の選び方について(がん保険は必要か)

上述のとおり、高額医療費制度を利用すれば毎月の医療費が膨らみ続けるということはありません。

がんの3大治療は

  • 手術
  • 放射線
  • 抗がん剤(薬物療法)

と言われてますが、手術で切り取ることができれば、1ヶ月弱入院して手術を受けて、あとは予防措置として通院で放射線治療か軽い抗がん剤治療を受ければ治療は完了。その後は経過観察で定期的に通院するくらいです。働きながらの治療も可能なので、経済的なダメージもそこまで大きくないんですよね。

しかし、怖いのは手術で切り取ることができないケースです。この場合はきつい抗がん剤でがん細胞を叩くことになりますが、

1週間程度入院して抗がん剤を打つ→3週間程度自宅で耐える

を繰り返すことなります。

こうなると治療に終わりが見えなくなります。毎月の医療費には上限があったとしても、積もりに積もって経済的なダメージはボディブローのように効いてきます。さらに、副作用が辛くて満足に働くことも難しい…。

高額療養費制度を利用した月数が1年間(直近12ヵ月間)で3月以上あったときは、4月目から自己負担限度額がさらに引き下げられます。例えば、年収600万円の方だと月44,400円が上限になります。

会社員の方なら休職してから1年6ヶ月までは傷病手当金が給付されますが、体調不良が続く中で銀行口座の残高も徐々に減っていくのを見るのは

「あ、やばいかも…」

とメンタル面でも打撃を受けます。

がんは症状や部位によって治療期間が変わってくるので、完治までにいくらあれば足りる!というのが一概に言えないんですよね。2ヶ月くらいで復帰されたおぎやはぎの小木さんみたいな方もいれば、復帰できずにそのまま亡くなられた方もいらっしゃいます。

そんな状況で

「がんの治療を受けていれば毎年100万円!」

「抗がん剤治療を受けたら毎月10万円!」

といった、がん保険の継続的(毎月・毎年)で長期に渡る保障は安心感があるかと。

さて、がん保険は大きく3つのタイプに分けることができます。

①入院ベースで保障するがん保険。よくある「入院1日1万円!」といった保障内容のがん保険です。入院日数×入院給付金(5千円とか1万円)を受け取ることができます。

②一時金ベースで保障するがん保険。がんと診断されたらまとまった金額(100万円とか)が年1回給付されるがん保険です。

③治療ベースで保障するがん保険。手術・抗がん剤・放射線といったがんの治療を受けるたびに定額(月10万円とか)が給付されるがん保険です。

それぞれのタイプのメリデメを表にしてみます。

メリット デメリット
入院ベース 長期の入院に備えることができる。 現代のがん治療は入院が短期化していて、自宅療養が増えてきている。自宅療養では保障を受けられない。
一時金ベース 治療の早期にまとまった金額を受け取れるため、精神的に安心。
働く世代にとっては収入減少にも対応できる。
保険料が高くなりがち。
軽度のがんでも一時金が給付されるので、過剰保障となる。
治療ベース 保険料が安い。
治療を受けるたびに定額が給付されるので、必要十分な保障を得られる。
治療費は保障されるが、収入が減少した場合のカバーは難しい。
また、長期的には最新の治療に保障内容がついていけるか疑問。

ちょっと前までは入院ベースのがん保険が主流でしたが、最近のがん治療は入院が短期化しています。生命保険文化センターによると、がん系の入院は下記のとおり平均20日未満で退院できます。

胃の悪性新生物:19.2日
結腸及び直腸の悪性新生物:15.7日
肝及び肝内胆管の悪性新生物:16.9日
気管、気管支及び肺の悪性新生物:16.3日

ということで、最近は一時金ベース・治療ベースのがん保険が増えてきています。

とはいっても、上記の入院期間はあくまで平均です。長期入院となる可能性はゼロではありません(水泳の池江璃花子さんは10ヶ月入院されたそうです)。保険の役割が万が一の壊滅的な状況を救うことにあるとすれば、長期入院の保障は重要です。

なので、理想は

  • 入院ベースのがん保険に、一時金保障と抗がん剤保障をオプションで追加する。

なのですが、これだと保険料が高くなるんですよね。がん保険の保険料が高くて、日々の家計が苦しくなるのは本末転倒です。次善策として、

  • 共働きだったり、貯蓄がそれなりにあったりで、収入が減ってしまっても即座に困ることがなければ、治療ベースのがん保険を選んで保険料を節約。余裕があれば一時金保障をオプション追加。
  • 収入が減って困ってしまったり、治療の早期に大きな金額を確保することで安心しておきたい(けっこう重要)なら、一時金ベースのがん保険を選択。余裕があれば抗がん剤保障をオプション追加。

といった選び方がよいのでは感じています。

「一時金保障+抗がん剤保障」のコンビネーションは強力です。

  • がんで入院、もしくは通院で3大治療を受けていれば毎年100万円。
  • さらに、抗がん剤治療を受けていれば毎月10万円。

が実現できるので、本当に怖い「抗がん剤ドロ沼」にハマったとしても、長期間耐えられると考えています。

まずはがん保険の基本保障を調べてみましょう。基本保障が上記3つのどれにあてはまるのかを理解した上で、その他に必要な保障を特約(オプション)で追加していくのががん保険の賢い選び方です。

続いてがん保険で追加できる特約について説明していきます。

【重要です】先進医療特約

先進医療特約とは、公的医療保険でサポートされない厚生労働大臣が定めた医療技術の技術料を保障する特約です。

そもそも先進医療とは何かですが、概要が厚生労働省のHPに掲載されています。しかし、読んでもよくわかりません。

ざっくり説明すると、そこそこ実績は積んでるんだけど、健康保険で認定されるほどメジャーではない医療技術です。健康保険適用されないので医療費は全額自己負担となりますし、先進医療を施せる病院も限定されています。

どんな技術があるのか、一例をあげます。

先進医療技術 技術料(1件当たり平均額) 平均入院期間 年間実施件数
高周波切除器を用いた子宮腺筋症核手術 302,852円 11.4日 147件
陽子線治療 2,697,658円 19.8日 1,295件
重粒子線治療 3,089,343円 9.6日 720件
多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 554,707円 1.2日 11,478件
MRI撮影及び超音波検査融合画像に基づく前立腺針生検法 107,661円 2.5日 821件

参考:生命保険文化センター

技術料はピンからキリまでありますね。数万円くらいまでなら全額自己負担でもなんとかなりそうですが、がんの治療に使われる「陽子線治療」が全額自己負担になるとちょっと辛い…。もちろん先進医療は高額医療費制度でも対象外です。治療によっては、青天井に医療費が膨らんでいきます。

しかし、先進医療を受ける確率は高くありません。陽子線治療は放射線治療の一種で、主にがん治療に使われますが、年間100万人いるがん患者に対して、陽子線治療の実施件数は2,000件程度。確率としては0.2%程度です。

ですが、医療費が高額になる陽子線治療を、予算の関係から諦めた方もいるでしょう。実施件数はそこまで多くないかもしれませんが、陽子線治療が必要だったけど予算の都合から受けられなかった人を含めれば、必要となる確率は0.2%より上がると推測されます。

そんな先進医療の技術料の実費を保障してくれるのが医療保険の先進医療特約です。

先進医療特約をつけても、毎月支払う保険料は100円くらい上がる程度なので非常にリーズナブルです。人生一発レッドカードを避ける意味でも、がん保険に加入する際には追加しておくべき特約です。

ちなみにですが、がん保険によっては保障が貧弱な先進医療特約もあります。チェックポイントは以下の3点です。

  1. 定期型(10年くらいで保険料が上がる)ではなく、終身型(一生涯保険料が変わらない)であること。
  2. 保障額上限は2,000万円であること。
  3. 先進医療を受けられる病院は遠方にあることもあるため、一時金として旅費を給付してくれればベスト。

【重要です】がん一時金特約

がん一時金特約とは、がんと診断された場合や治療を受けた場合に、一時金(100万円とか)が給付される特約です。

がんの治療がどれくらいの期間になるか、どれくらいの治療費がかかるのか、初期段階では見通せないことが多く、そんな時期にドンっと100万円といった大金が給付されるがん一時金特約は経済的不安を和らげる意味でも、優先度の高い保障です。

一時金の使い方はもちろん自由です。働けなくなってしまった場合の収入補填にも使えます。使い勝手の良いお金ですね。

最近は一時金を基本保障とするがん保険も増えてきていますが、ちょっと古いがん保険だと一時金の保障内容が頼りないこともあります。がん診断一時金のチェックポイントは以下の3点です。

  1. 給付回数が無制限であること。
  2. 給付間隔が1年であること。
  3. 2回目以降の給付条件に通院が含まれていること。

大切なのは2回目以降の給付条件です。

がん診断一時金は複数回給付されることが多い(というか、複数回給付されないがん保険は選ぶべきではない)のですが、2回目以降の給付条件に各社バラツキがあります。

がんは再発と転移を繰り返し、長い闘病となる可能性が高いので、給付間隔は1年に1回がベストです。ちょっと古いがん保険だと2年に1回給付となることがありますが、2年に1回では再発と転移に不安が残ります。

また、先述したとおりがんの治療は入院期間が短期しています。2回目の給付条件が「入院のみ」となってる場合、通院治療だけの場合は一時金が給付されません。2回目の給付条件が入院に限定されていないかも要チェックです。

ちなみに、上記の3点が満たされていないがん保険が悪い保険ということではありません。保障が薄い分、保険料が安くなっていることもあります。

例えば、入院ベースや治療ベースのがん保険で一時金以外の保障がしっかりしているのなら、一時金が2年に1回しか給付されなくとも他の保障でカバーできます。大切なのは保障内容と保険料のバランスです。保険料を安く抑えたいのであれば、あえて上記の3点を満たさないがん保険を選択してもよいでしょう。

【重要です】抗がん剤治療特約。

抗がん剤治療給付金とは抗がん剤治療を受けた月に、定額が給付される保障です。

繰り返しますが、

1週間程度入院して抗がん剤を打つ→3週間程度自宅で耐える

といったドロ沼にはまると真価を発揮するのが抗がん剤治療特約です。治療ベースのがん保険だと基本保障に含まれていることが多いです。

抗がん剤治療が必要になるケースは大きく2パターンあります。

  1. 手術でがんを切除できて、再発予防するための抗がん剤治療。
  2. 手術でがんを切除できず、進行を遅らせるための抗がん剤治療。

1のケースはあっさりと抗がん剤治療は終了します。長引くのは2のケースですね。

2のケースだと働くこともままならず、収入減もあり得ます。さらに、抗がん剤治療はなかなかのお値段。高額医療費制度の満額まで使い切ることも考えられます。精神的にもかなりつらい。

そんなときに、毎月10万円が給付される抗がん剤治療特約は経済的にも精神的にも頼りになります。

「抗がん剤治療が長引いても、お金の心配は概ね無用!」

といった安心感があるのとないのとでは全然違います。

また、最近は自由診療の抗がん剤治療を保障対象とするがん保険が増えてきています。

日本では承認が遅れてるけど、欧米では承認されてるような最新の抗がん剤は健康保険が適用されない自由診療となります。自由診療となれば医療費は全額自己負担。こういった自由診療の抗がん剤治療を保障する抗がん剤治療特約が増えつつあります。

抗がん剤治療特約を選ぶ際には自由診療の抗がん剤治療が保障対象となっているか注意してみましょう。

【女性は気にしてください】手術給付金。

手術給付金とは手術1回あたり定額が給付される保障です。

入院ベースや治療ベースのがん保険では基本保障に含まれることが多い手術の保障ですが、一時金ベースのがん保険なら保険料節約のためにばっさり落としてしまってもよいでしょう。

ただし、「女性特有の手術」は話が違います。

がん保険のなかには以下のような女性特有の手術を受けた場合に一時金を給付するものがあります。

  • 乳房手術
  • 子宮摘出術
  • 卵巣摘出術
  • 乳房再建術

対象はどれも精神的なダメージの大きい手術です…。このような女性特有の手術に対して保障額を上乗せさせても意味がない(かかる医療費は通常のがん手術と同じ)という意見もありますが、経済的な不安を少しでも取り除くことができるのなら、追加する意味は大きいと私は感じています。

特に、乳房再建術は健康保険が適用されない美容的な手術を受ける方もいらっしゃいます。必要と感じるのなら追加するべき特約です。

【重要ではありません】通院特約

通院特約とは、退院後の通院1日あたりに対し、通院給付金が支払われる特約です。

繰り返しますが、がんを治療するための入院は短期化する傾向にあります。

胃の悪性新生物:19.2日
結腸及び直腸の悪性新生物:15.7日
肝及び肝内胆管の悪性新生物:16.9日
気管、気管支及び肺の悪性新生物:16.3日

参考にしたのは生命保険文化センターです。がん系の入院は平均20日程度で退院できます。代わりに長くなってきたのが通院です。この通院期間を「通院1日5,000円!」といったように保障するのが通院特約です。

まあでも働ける状態の通院なら経済面なダメージはそこまで大きくありません。繰り返しますが、本当に怖いのは働けない状態での抗がん剤治療です。優先度としては抗がん剤治療特約の方が高めだと感じます。

【重要ではありません】保険料払込免除特約

保険料払込免除特約とは、がんと診断を受けた以降、毎月の保険料支払いが免除される特約です(保障は継続します)。

そもそも、がん保険は保険料が安めです。

保険料支払いが免除となったところで、そこまでお得にはなりません。

ちなみに、保険料払込免除特約が真価を発揮するのは保険料が高い終身保険です。がんと診断されれば解約返戻金一気に満額になるタイプの終身保険もありますので、がん保険の代わりに貯蓄性のある終身保険に入ると手もあります。

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【要チェック】無料で利用できるセカンドオピニオンサービス

セカンドオピニオンとは現在診療を受けている担当医とは別に、違う医療機関の医師に「第2の意見」を求めることです。

医療サービス会社(例えば、ティーペック社)と提携して、日本の名医(総合相談医)のセカンドオピニオンや優秀な専門臨床医を無料で紹介してくれるがん保険があります。

セカンドオピニオンっていうのは主治医以外のお医者さんから意見を聞くことです。患者が主治医を選ぶってなかなか難しいですよね。たまたま手が空いていたお医者さんが主治医になり、治療するケースが多いでしょう。

そんな「巡り合わせ」で決まった主治医とは別の医師の意見を聞いてみたくなることもあります。絶望的な状況になれば、他の医師に意見を聞いてみたくなるものです。

しかし、セカンドオピニオンを述べてくれるお医者さんを自分で探すのも一苦労です。一般人にはお医者さんの知り合いなんてなかなかいませんよね。

最近発売されたがん保険にはセカンドオピニオンサービスを無料で使えることが多いのですが、念のためチェックしておきましょう。

まとめます。がん保険を選ぶ際のチェックポイント!

まとめます。がん保険を選ぶ際にはまずは基本保障を確認しましょう。選び方はこんな感じがよいかと。

  • 理想は入院ベースのがん保険に一時金特約と抗がん剤特約を付加。ただしこれだと毎月支払う保険料が高くなる。
  • 保険料を安く抑えるのなら、治療ベースのがん保険。共働きだったり、貯蓄がそれなりにあって、がんで働けなくなっても即座に困ることがなければなんとかなる。
  • 一時金ベースのがん保険も保険料は比較的安く抑えられる。収入が減って困ってしまったり、治療の早期に大きな金額を確保することで経済的な面で安心しておきたい(けっこう重要)なら、一時金ベースのがん保険。

続いて各特約の保障内容をチェックしましょう。優先度が高いの下記3つの特約です。

●先進医療特約(優先度高!)

  1. 定期型(10年くらいで保険料が上がる)ではなく、終身型(一生涯保険料が変わらない)であること。
  2. 保障額上限は2,000万円であること。
  3. 先進医療を受けられる病院は遠方にあることもあるため、一時金として旅費を給付してくれればベスト。

●がん診断一時金特約(一時金ベースなら以下がマスト。入院ベース・治療ベースなら保障内容を落として保険料安くするのもアリ)

  1. 給付回数が無制限であること。
  2. 給付間隔が1年であること。
  3. 2回目以降の給付条件に通院が含まれていること。

●抗がん剤治療特約(治療ベースだと基本保障になることが多い。一時金ベース・入院ベースでも追加しておくと安心)

  1. (できれば)自由診療の抗がん剤治療が保障対象となっていること

その他に、毎月支払う保険料とのバランスを見ながら通院特約、手術特約を追加していくと、効率的にがん保険選びが進みます。ひとつのご参考に!

保険料をしっかり比較しましょう。

保障内容が決まったら、各社がん保険の保険料を比較しましょう。一例を示します。

A社:5,994円/月
B社:1,945円/月

基本保障は同じ入院5,000円なのに、保険料にこんなにも差がでます。

価格に基準があるようでないのが、がん保険です。同じような保障内容でも、生命保険会社の経営努力によって保険料に大きく差が開きます。大切なのは保険料の比較です。

ちなみにですが、保険料が安くなるのは治療ベースのがん保険です。保障を必要十分に絞り込んでいるので、保険料もスマートになります。共働きだったり、十分な貯蓄があったり、他の保険でカバーできていたりで、働けなくなった場合の収入減に対応できているのなら、治療ベースのがん保険がおすすめです。

がん保険以外でがんに備える方法。

さて、ここまでがん保険について書いてきましたが、がんに備える保険はがん保険だけではありません。選択肢は他にもあります。

医療保険でがんに備える。

医療保険とは、がんだけでなく幅広いケガと疾病を保障する保険です。

実はがん保険でがんに備えるよりも、医療保険で備えたほうが良いケースもあります。がん保険と比較した、医療保険のメリットとデメリットを上げてみます。

医療保険のメリット 医療保険のデメリット
・がん以外の疾病、ケガにも備えられる。例えば、心疾患(心筋梗塞等)や脳血管疾患(脳梗塞等)で入院や通院した場合にも保障あり。
・特約(オプション)をつければ、がん保険と変わらない保障を得られる。
・特約をつけなければ、がんに特化した保障は薄い。
・保険料ががん保険よりも高くなる。

最近の医療保険はがんに対する保障を手厚くできます。保障範囲が幅広い分、人によっては医療保険の方がメリットを感じるでしょう。

代表的な医療保険のがん保障(3大疾病)の保障について、以下の記事でまとめています。こちらもご参考に。

3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の保障で比較する医療保険

終身保険でがんに備える。

終身保険とは、死亡保障がある保険です。貯蓄性があるため、支払った保険料は死亡せずとも解約すれば解約返戻金として戻ってきます(元本割れすることもあります)。

3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)と診断されると、以降の保険料支払いが免除される特約(保険料払込免除特約)を持つ終身保険があります。

しかも、単に保険料支払いが免除されるだけではありません。その時点で保険料を満額支払った場合と同額の解約返戻金が戻ってくる終身保険があります。

3大疾病にかかった時点で残りの保険料を一度に全額支払ったと見なし、解約返戻金が一気に増額されます(支払ってない保険料を支払ったことにしてくれる)。この解約返戻金をがんの治療費に充てれば、がん保険の代わりにすることができます。

もちろん、3大疾病と診断されず保険料を払い続けて満期を迎えれば、解約返戻金は満額受け取れますし、途中で死亡するようなことがあったら死亡保険金を受け取れます。

このタイプの終身保険にマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」があります。詳しくは下記の記事をご参照ください。

マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」

がん保険の無料相談窓口はこちらです

がん保険の相談はがん保険の専門家へ。

専門家は意外と身近にいます。複数の生命保険会社のがん保険を取り扱うことができる保険ショップです。

保険ショップっていまや至るところにありますけど、ちょっと入りにくいですよね。

「強引に勧誘されたらどうしよう…」

「断ってもしつこく電話きたらどうしよう…」

とかそんな不安があると思います。

しかし大丈夫。保険ショップに相談したら絶対に保険の契約をしなければならないっていうことはありません。しつこい電話もありません(僕の経験上、相談後に電話があったのは1回だけ)。

もしそんな強引な勧誘とか、しつこい電話をされた場合は消費者センターに駆け込みましょう。保険業法という法律に違反するため、保険ショップが処罰されます(なので、保険ショップは強引な勧誘やしつこい電話ができません)。

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(引用:https://life.oricon.co.jp/rank_hokenshop/

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まとめ がん保険の選び方

がん保険を選ぶときにはまずは基本保障をチェックしましょう。基本保障は以下の3つのタイプに分かれます。

  • 入院ベース
  • 一時金ベース
  • 治療ベース

上記の3つのタイプから選んだら、次は必要な特約を選びましょう。

  • どのタイプでも優先度が高いのは先進医療特約。
  • 基本保障が入院ベースなら、一時金・通院・抗がん剤治療の保障を特約で追加していく。
  • 基本保障が一時金ベースなら、必要に応じて通院・抗がん剤治療の保障を特約で追加していく。
  • 基本保障が治療ベースなら、必要に応じて一時金を特約で追加していく。

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とはいっても、がんの保障は複雑で選ぶのが本当に難しいです。一度がん保険の専門家に相談してみたほうが後々後悔する可能性は減ります(がんと診断されてから後悔したらたまりません)。

相談したからと言って、絶対にその場では契約せず、一度自宅に持ち帰って冷静に考えてから契約しましょう。家やクルマと違って、がん保険は買い逃した!ってことはほぼありません。高い買い物ですから、冷静に、落ち着いて。

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