三井住友海上あいおい生命「&LIFEガン保険スマート」は「&LIFEガン保険Sセレクト」にリニューアルされました。「&LIFEガン保険スマート」は現在販売停止です。
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三井住友海上あいおい生命「&LIFEガン保険スマート」は最近少数派になっている入院ベースのがん保険です。
入院ベースのがん保険にしては保険料も安めですし、オプションも充実しています。
がん保険は大きく3つのタイプに分けることができます。
①入院ベースで保障するがん保険。よくある「入院1日1万円!」といった保障内容のがん保険です。入院日数×入院給付金(5千円とか1万円)を受け取ることができます。
②一時金ベースで保障するがん保険。がんと診断されたらまとまった金額(100万円とか)がドンっと給付されるがん保険です。
③治療ベースで保障するがん保険。手術・抗がん剤・放射線といったがんの治療を受けた月に定額(10万円とか)が給付されるがん保険です。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」は典型的な「①入院ベースで保障するがん保険」です。最近はがんの入院が短期化しているので、上記②③が主流なのですが、三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」は古き良き①のがん保険ですね。
がん保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の3点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上記の3点について、三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」の概要と評価は以下のとおりです。
項目 | 内容 | 評価 |
先進医療特約の保障内容 |
タイプ:終身型 保障額上限:2,000万円 一時金:宿泊費、交通費の実費 |
A |
がん診断一時金の給付条件 | 給付回数:無制限 給付間隔:1年 1回目の給付条件:がんと診断確定 2回目以降の給付条件:がんで入院 |
B |
抗がん剤治療の保障範囲 | 自由診療の抗がん剤治療は含まない。 | B |
30歳の月額保険料 (入院1日1万円・手術1回20万円・一時金100万円・先進医療) |
男性:2,457円 女性:2,349円 |
A |
40歳の月額保険料 (入院1日1万円・手術1回20万円・一時金100万円・先進医療) |
男性:3,411円 女性:2,985円 |
|
会社情報 | 苦情率:0.061% ソルベンシーマージン比率:1439.5% 会社格付け:AA(RI) |
A |
先進医療特約は問題ありません。一生涯保険料が変わらない終身型ですし、限度額も他社同等の通算2,000万円。宿泊費と交通費も保障してくれます。手厚い保障です。
一時金の給付条件はちょっと惜しいです。1年に1回で回数無制限給付は良いのですが、2回目以降は入院が条件となります。がんの治療が続いていても、通院治療だけでは一時金を受け取れない点はデメリットでしょう。
抗がん剤治療の保障範囲には先進医療・患者申出療養が含まれます。ただし、日本では承認が遅れているものの、欧米では承認されて使用が進んでいる自由診療の抗がん剤治療は保障対象外。最近発売されたがん保険は自由診療の抗がん剤治療も保障対象となることがあります。この点も惜しい。
また、保険料は入院ベースのがん保険としては比較的安く収まります。入院・手術に一時金100万円で、このお値段なら安いと感じます。
会社的にも安定しています。苦情率が業界平均0.4%を大きく下回る0.061%。保険金の支払い能力(ソルベンシーマージン比率)も安全と言わている200%を大きく超える1439.5%ですし、格付も「AA」なので”保険金支払能力は極めて高く、優れた要素がある”という評価になっています。
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三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」の基本情報
まずは基本情報を一覧にしました。他のがん保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。
保険の種類 | 【がん保険】 ・がんに備える保険です。 ・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。 ・保険料が値上がりすることはありません。 |
基本保障 |
【入院給付金】 入院1日あたり定額給付。 【手術給付金】 手術1回につき定額給付。 |
特約(オプション) | 【ガン診断給付特約】 がんと診断された場合に一時金給付。 【ガン治療通院給付特約】 がんの通院1日あたり定額給付。 【ガン先進医療特約】 健康保険が適用されない先進医療の技術料と交通費・宿泊費の実費を給付。 【抗ガン剤治療給付特約】 抗がん剤治療・ホルモン剤治療を受けた月に定額給付。 【ガン退院療養給付特約】 20日以上入院後に退院した際に一時金給付。 【ガン死亡保障特約】 がんで亡くなった際に一時金給付。 |
保険料を支払う期間 | 15歳~75歳(5歳刻みで選択)、79歳、終身から選択可能。 |
保険料を支払う回数 | 月払・半年払・年払から選択可能。 |
保険料を支払う方法 | 口座振替、クレジットカード払から選択可能。 |
保障される期間 | 終身(一生涯) |
加入方法 | 対面 |
三井住友海上あいおい生命「&LIFEガン保険スマート」の保障内容を評価します。
冒頭のところで先進医療特約・がん一時金・抗がん剤治療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。
【基本保障】入院給付金・手術給付金
給付額 | 給付条件 | 支払回数 | 上皮内がん |
5,000円~40,000円の範囲で選択可能(1,000円単位) | がんで入院した場合 | 無制限 | 給付対象 |
入院給付金の20倍 | がんで手術した場合 | 無制限 | 給付対象 |
繰り返しになりますが、三井住友海上あいおい生命「&LIFEガン保険スマート」は入院・手術を基本保障とするオーソドックスなタイプのがん保険です。
最近のがん治療は入院が短期化しています。生命保険文化センターによると、がん系の入院は下記のとおり平均20日程度で退院できます。
胃の悪性新生物:22.3日
結腸及び直腸の悪性新生物:16.4日
肝及び肝内胆管の悪性新生物:20.8日
気管、気管支及び肺の悪性新生物:21.1日
なので、最近のがん保険は入院保障を重視しない傾向にあるのですが、長期入院になる可能性はゼロではありません(水泳の池江璃花子さんは10ヶ月入院されたそうです)。致命的な状況を救うのが保険の大切な役割とすれば、三井住友海上あいおい生命「&LIFEガン保険スマート」の入院無制限保障は安心感があります。
また、三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」は短期入院にも対応してます。日帰り入院から5日間の範囲の入院は一律5日分の入院給付金が給付されます。
入院・手術の保障に欠点はありません。短期入院も長期入院もしっかり保障されてます。
【重要です】ガン診断給付特約
所定の条件を満たした場合に一時金が給付される特約です。まとまった金額を治療の早い段階で受け取ることができるので、
「がん保険、入っておいてよかった…」
と実感できるのがこちらの特約。
基本保障の入院・手術+一時金特約
で長期に渡るがん治療もある程度耐えられるようになるかと。
給付額 | 給付条件 | 給付間隔 | 上皮内がん |
50万円~ | 【1回目】がんと診断された場合。 【2回目以降】がんで入院した場合。 |
1年 (給付回数無制限) |
給付対象 |
以下、ポイントです。
- 【GOOD!】給付間隔が1年に1回で給付回数無制限。
- 【GOOD!】上皮内がんも給付対象。一時金が減額されることもない。
- 【BAD】2回目以降の給付は入院が条件。診断だけでは給付されない。
ちょっと古いがん保険だと給付間隔が2年に1回なこともりますが、がんなんて2年以内に再発することも珍しくありません。がんが再発して絶望的な状況なのに、
「あ!前回から2年経過していないのでお支払いできません!」
って言われたらイラっときます。その点、三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」は1年に1回間隔、回数無制限で一時金給付です。この点は安心です。
また、上皮内がんが保障対象となる点もメリットでしょう。
上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に到達していない初期のがんを指します。がん細胞は血管やリンパ管で運ばれて転移していくので、上皮内がんの段階でサッと手術で切り取れば再発や転移する可能性は低いと言われてます。
「早く見つかって良かったですね」
と言われるのが上皮内がん。大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで発見されたというデータもあり、珍しいがんではありません。
上皮内がんを気にする必要があるのは、特に女性です。乳がんは上皮内がんであっても通常のがんと同程度の治療が必要になるケースがあります。この点は女性にとってうれしいメリットですね。
ただし、ちょっと残念なのは2回目以降の給付条件は入院に限定される点です。放射線治療なんて副作用が軽いので通院で受けることが大半ですが、通院治療だけだと一時金が給付されません。
最近の医療は入院から通院にシフトしています。最近発売されたがん保険は2回目以降も入院または通院で治療を受けていれば一時期給付されることが多いです。この点は三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」のデメリットでしょう。
【重要です】ガン先進医療特約
給付額 | 給付条件 |
・先進医療の技術料実費(保障期間通算で2,000万円まで保障) ・宿泊費、交通費の実費 |
先進医療を受けた場合。 |
先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険適用がされないので全額自己負担。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その医療費実費を保障してくれるのが先進医療特約です(2,000万円まで保障)。
以下、ポイントです。
- 【GOOD!】保障期間通算で2,000万円まで保障。
- 【GOOD!】宿泊費・交通費の実費給付あり。
- 【BAD】宿泊費・交通費の実費給付は手続きが面倒。
他社の先進医療特約は保障期間通算500万円限度とか1,000万円限度となる場合もあり、2,000万円は手厚い保障です。限度額に問題はありません。
また、先進医療を対応できる病院は限られているため、遠方に移動することもあり得ます。その場合の宿泊費・交通費を給付してくれるのは助かりますよね(給付されないがん保険もあります)。
ただし、給付は実費です。他社は定額給付が多く、実費だと領収書の提出といった手続きが面倒ですよね。宿泊費の上限が1泊1万円という点もちょっとせこいです。
まあでも保障内容に大きな問題はありません。特約保険料も安いですし(月100円くらい)、人生一発レッドカードを避けるためにも優先度高めの特約です。
【重要です】抗ガン剤治療給付特約
給付額 | 給付条件 | 上皮内がん |
10万円/月~ | 抗がん剤治療を受けた場合。 (120回まで給付) |
給付対象 |
抗がん剤治療を受けた月に定額が給付される特約です。
抗がん剤治療が必要になるケースは大きく2パターンあります。
- 手術でがんを切除できて、再発予防するための抗がん剤治療。
- 手術でがんを切除できず、進行を遅らせるための抗がん剤治療。
1のケースはあっさりと抗がん剤治療は終了します。働きながら抗がん剤治療を受けることも不可能ではありません。本当に怖いのは2のケースです。
2のケースは、
2,3日程度の入院or通院で抗がん剤を打つ→3週間程度自宅療養
を繰り返す「抗がん剤ドロ沼」にハマります。こうなると治療に終わりが見えなくなりますし、副作用が辛くて満足に働くことも難しい…。
こういった悲惨な状況で毎月定額(10万円とか)を給付してくれるのが、抗ガン剤治療給付特約です。優先度は高めです。
しかし、保障内容はやや時代遅れになりつつあります。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」は日本では承認が遅れているものの、欧米では承認されて使用が進んでいる自由診療の抗がん剤は保障対象外です。
こんな自由診療の抗がん剤は月100万円程度かかることもあります(健康保険が適用されないので全額自己負担)。また、がん治療を受けた患者のうち、2割弱が自由診療を受けているというデータもあるので、極々マイナーな治療とは言えなくなってきています。
最近は自由診療の抗がん剤も保障するがん保険が増えています。FWD生命「がんベスト・ゴールド」は自由診療の抗がん剤治療・ホルモン剤治療も保障対象にできます。保障額は通算3,000万円まで。ケタ違いの保障額です。
また、SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」も自由診療の抗がん剤治療を保障対象にできます。それでいて保険料は業界最安値クラス。
健康保険が適用されない治療は望まないのであればデメリットとは言えませんが、切羽詰まった状況になればあらゆる選択肢を考えたくなるもの。いざとなったら自由診療も排除しないとお考えであれば、この2社との比較して損はありません。
【重要ではありません】ガン治療通院給付特約
給付額 | 給付条件 | 保障期間 | 上皮内がん |
通院1日あたり5,000円から選択可能。 | がんによる通院をした場合。 (入院をしない通院でも保障される) |
5年 (給付回数無制限) |
給付対象 |
がんでの通院1日あたりに定額が給付される特約です。
以下、ポイントです。
- 【GOOD!】保障期間が5年。がんと診断されて5年以内の通院は無制限に保障される。
- 【GOOD!】入院のない通院も保障対象。
- 【GOOD!】上皮内がんも給付対象。通院給付金が減額されることもない。
他社だと「退院後180日間以内の通院のみ保障」というように保障期間が限定されることもありますが、再発と転移を繰り返すがんが180日間しか保障されないのは不安です。三井住友海上あいおい生命「&LIFEガン保険スマート」の「(入院してなくても)5年間無制限保障」はかなり安心感があります。
ただし、通院治療になればある程度働けることが多いです。社会復帰して収入も戻りつつある状況で通院1日5,000円を受け取れても、
「いや、ちょっと手続き面倒だな…」
と感じることもあります。
上述のとおり本当に怖いのは副作用のきつい抗がん剤治療を受けて働くこともできず、じっと耐えるしかない抗がん剤ドロ沼です。余裕があれば通院保障を付加しても良いと思いますが、より優先度が高いのは抗ガン剤治療給付特約と感じます。
【重要ではありません】ガン退院療養給付特約
給付額 | 給付条件 | 上皮内がん |
入金給付金の20倍。 | 20日以上入院してから退院した場合。 (給付回数無制限) |
給付対象 |
退院時に一時金が給付される特約です。
給付条件がちょっと厳しいです。がんの平均入院期間は20日を割ります。入院期間の平均は以下のとおり。
胃の悪性新生物:19.2日
結腸及び直腸の悪性新生物:15.7日
肝及び肝内胆管の悪性新生物:16.9日
気管、気管支及び肺の悪性新生物:16.3日
参考:生命保険文化センター
20日以上の入院という給付条件は低いハードルではありません。がんで入院したのに一時金を受け取れないケースもあり得ます。
手続きが簡単で、まとまった金額を一度に受け取れるというメリットはありますが、まあ不要かなと。優先すべきは抗ガン剤治療給付特約と感じます。結果はガン治療通院給付特約と同じです。
【重要ではありません】ガン死亡保障特約
給付額 | 給付条件 | 上皮内がん |
50万円~ | がんで死亡した場合。 | 給付対象 |
がんで亡くなった場合に一時金が給付される特約です。
給付額はそれほど大きくなく、お葬式代くらいでしょう。他に死亡保障のある保険(終身保険や定期保険)に入っていれば不要です。
【使えます】無料セカンドオピニオンサービス
がんで絶望的な状況に陥ると、主治医以外の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞きたくなります。しかし、一般人には医師の知り合いなんていないですよね。そんなときに、無料で医師を紹介してくれるサービスはかなり役に立ちます。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」が提供する無料サービスは以下のとおりです。種類豊富です。
健康・医療相談 |
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暮らしの相談 |
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介護相談 |
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しっかりセカンドオピニオンサービス(メディカルオピニオンサービス)も含まれていますが、電話相談しかできないのが残念なところです。
それでも無いよりはマシ。三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」に加入した場合、こういうサービスは使い倒した方がよいです。
【シミュレーション】僕が「&LIFE ガン保険スマート」に入るなら。
僕が三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」に入るなら、以下の保障内容にします。
- 基本保障:入院給付金1万円、手術給付金20万円
- 特約:ガン診断給付特約(100万円)、がん先進医療特約、抗ガン剤治療給付特約(10万円)
この保障内容で契約した場合、
- 入院1日1万円
- 手術1回20万円
- がんと診断されれば100万円(がん診断給付金1回目)
- がんで入院すれば毎年100万円(がん診断給付金2回目以降)
- 抗がん剤治療を受けたら月10万円
- がん先進医療の治療費実費
が保障されます。
がん先進医療特約は必須。あとは一時金100万円を付加して長期闘病に備えられるようにします。一時金の2回目以降が通院治療だけだと給付されない点が気になりますが、抗ガン剤治療給付特約を付加すれば通院の抗がん剤治療を受けた際に10万円受け取れるので、まあなんとかなるかといった感じですね。
このシミュレーションだと40歳男性の保険料は月4,226円、40歳女性は月4,334円。保険料は平均より安いと感じます。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」のデメリット
がん診断一時金の2回目の給付条件が入院に限定されている。
上述のとおり、がん診断一時金の2回目の条件は入院に限定されていて、通院治療のみの場合は給付対象になりません。最近の医療が入院から通院にシフトしていることを踏まえれば、この点はデメリットでしょう。
最近のがん保険のトレンドは「入院または通院で一時金給付」です。
女性特有のがん手術を特別に保障するオプションがない。
他社は女性特有のがん手術に対して特別に一時金を給付するオプションがあったりします。
例えば、
- 乳房切除術・子宮摘出術・卵巣卵管摘出術を受けたら50万円
- 乳房再建術を受けたら100万円
といった保障内容です。
このような女性特有の手術に対して保障額を上乗せさせても意味がない(かかる医療費は通常のがん手術と同じ)という意見もあります。確かに平均からすると、女性特有のがんが他のがんより治療費が高くなるということはありませんし、高額療養費制度を利用すれば月々の医療費上限はある程度決まります。最近は乳房再建術にも健康保険が適用されます。
しかし、↑のがん手術は他の手術よりも精神的ダメージが大きいです。手術を受けて凹んでいるところに、がん保険から100万円が給付されれば、
「退院したら海外旅行へ行こう」
「美味しいものを食べにいこう」
「欲しかったバッグを買ってみよう」
といったように、ほんの少しだけ前向きな気持ちになれる方もいらっしゃいます。気になる女性は他社のがん保険と比較しておいた方がよいでしょう。
保険料払込免除特約がない。
デメリットとまでは言えませんが保険料払込免除特約がありません。
保険料払込免除特約とは、がんと診断された場合に以降の保険料支払が免除されるという特約です。よくCMで見る
「以降の保険料は頂きません!」
っていうやつですね。
ただ、がん保険はそんなに保険料が高くないので、そもそも保険料払込免除特約を追加する必要性は低いです。そんなに気にする必要もないでしょう。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」のメリット
がんの入院を無制限保障。
繰り返しますが、がんの入院が短期化しているといっても長期入院になる可能性はゼロではありません。可能性は高くないけれど、現実に起こってしまったらダメージが大きいリスクに備えるのが保険の役割とすれば、入院の無制限保障は大きな意味を持ちます。この点はメリットでしょう。
入院ベースのがん保険にしては保険料は安い。
入院ベースのがん保険にしては保険料は安く収まります。
治療ベースのがん保険ですが、オプション追加で入院を無制限保障にできるSOMPOひまわり生命「勇気のお守り(治療給付型)」と保険料を比較してみます。保障内容は極力合わせてますが、ぴったり一致とはなってないのでご参考程度に。
&LIFE ガン保険スマート | 勇気のお守り(治療給付型) | ||
保障内容 | 入院5千円/1日 手術10万円/1回 放射線治療10万円/1回 抗がん剤治療10万円/月 ホルモン剤10万円/月 がん診断一時金100万円 先進医療特約 |
入院5千円/1日 手術10万円/1回 放射線治療10万円/1回 抗がん剤治療10万円/月 ホルモン剤10万円/月 がん診断一時金100万円 先進医療特約 自由診療抗がん剤20万円/月 自由診療ホルモン剤20万円/月 自由診療乳房再建給付金10万円/1回 |
|
非喫煙者も喫煙者も保険料は同じ | 非喫煙者 | 喫煙者 | |
30歳男性 | 2,390円 | 2,656円 | 2,876円 |
30歳女性 | 2,708円 | 3,156円 | 3,941円 |
40歳男性 | 3,436円 | 3,876円 | 4,221円 |
40歳女性 | 3,679円 | 4,156円 | 5,286円 |
全般的に保障内容が安くなるのは「&LIFE ガン保険スマート」ですね。SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」はタバコを1年間吸っていない非喫煙者だと保険料が割引されますが、それでも「&LIFE ガン保険スマート」より高くなってます。
ただし、保障内容に違いがあります。大きな違いは
- 勇気のお守りは自由診療の抗がん剤・ホルモン剤・乳房再建術が保障対象。
という点でしょうか。やはり治療ベースのがん保険の方が、きめ細かな保障になってるという印象があります。いざとなったら自由診療を考えているのなら、SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」との比較は必須でしょう。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」の評価。
評価:「B」(S、A~Cで判定)。
入院ベースのがん保険としては保障内容・保険料ともにトップクラスですが、ちょっと時代に取り残されつつあるかなという印象です。
がんの入院は無制限保障で、一時金・抗がん剤治療の保障をオプション追加できる点は良いのですが、一時金の2回目以降の給付条件は入院に限定されるし、自由診療の抗がん剤治療は保障対象外。最近発売されたがん保険は通院治療でも一時金給付されるし、自由診療の抗がん剤治療も保障対象にすることが多いです。
よって評価は「B」としました。そろそろリニューアルあるかもしれませんね。
比較対象として下記のがん保険を挙げておきます。
●SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」
治療ベースのがん保険で保険料が最安値クラス。自由診療となる抗がん剤治療も保障対象にできますし、一時金の2回目以降の給付条件に通院治療も含まれます。オプションを追加すれば入院を無制限保障とすることも可能。ただし、喫煙する女性だと保険料はちょっと高くなるかも。
●メディケア生命「メディフィットがん保険」
治療ベースのがん保険で喫煙者だと「勇気のお守り」より保険料が安くなる可能性があります。こちらも自由診療となる抗がん剤治療も保障対象にできますし、一時金の2回目以降の給付条件に通院治療も含まれます。オプションを追加すれば入院を無制限保障とすることも可能。女性特有の手術に対する保障もオプション追加できます。
がん保険全般の比較は下記リンク先でやってます。こちらもご参考に。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」の相談をするなら。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」は幅広い保険ショップで取り扱っています。みなさんのご自宅近くの保険ショップでも取り扱ってる可能性が高いです。けれども、フラッと保険ショップに立ち寄ってみて、
「うち、三井住友海上あいおい生命の生命保険取り扱ってないですよ」
なんて言われたら立ち直れないですよね。そんなことにならないためにも、事前に最寄の保険ショップが三井住友海上あいおい生命を取り扱っているか確認しておきましょう。
手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら三井住友海上あいおい生命はもちろんのこと、比較対象としたSOMPOひまわり生命・メディケア生命とも提携しています。比較もかんたんにやってくれますよ。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
【オリコン顧客満足度2年連続No.1!】保険クリニック
保険クリニックの予約は↓をクリック!
保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。
わかりやすく実績を確認できるのが、オリコン社が毎年行っている保険ショップの顧客満足度調査です。利用者5,826人に対し、保険ショップ全28社に関するアンケート調査を実施。見事に2年連続顧客満足度No.1を獲得しています。
(引用:https://life.oricon.co.jp/rank_hokenshop/)
注目すべきはアフターフォローです。
亡くなったら保障対象になる死亡保険に生命保険会社と揉める要素はありません。一方で、微妙なグレーゾーンが存在するがん保険は、医師が書く診断書の表現ひとつで保障対象にならないことがあります。
そんなときに、
「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」
といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけ。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。
保険ショップ全28社のなかで、保険クリニックはアフターフォローの満足度もNo.1です。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。
実際に利用した方の口コミは以下のとおり。
「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」
という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。
予約は簡単です。
①保険クリニックのサイトにアクセスする。
②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。
③予約日時を選択する。
④以下を入力して予約完了。
- 相談方法(来店or訪問)
- 名前
- 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
- 電話番号
- メールアドレス
- 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
- 要望等(任意入力)
これで予約は完了。1分もあれば予約できます。
40社以上の保険会社と提携している点も評価できます。三井住友海上あいおい生命はもちろんのこと、比較対象としたSOMPOひまわり生命・メディケア生命とも提携しているので、比較もかんたんにやってくれます。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫ですよ。
保険クリニックの予約は↓をクリック!
【相談場所を選びません!】マネードクター
マネードクターの予約は↓をクリック!
最寄りに保険クリニックがない場合は、マネードクターを検討してみてください。マネードクターも全国の店舗でも相談できますが、予約をすれば自宅でも職場でも近所の喫茶店にでも訪問して相談を受けてくれます。
相談場所を選ばないので、
「自宅の近くに保険ショップがない…」
「わざわざ保険ショップまで行くの面倒くさい!」
「子供が小さくて、保険ショップまで行けない…」
そんな方にはぴったりのサービスです。
ちなみにですが、マネードクターを実際に利用した人の口コミは以下のとおり。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
マネードクターは30社以上の保険会社と提携しています。マネードクターも三井住友海上あいおい生命はもちろんのこと、比較対象としたSOMPOひまわり生命・メディケア生命とも提携してます。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。
マネードクターの予約は↓をクリック!
生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。
しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」
入院ベースで保障するがん保険としては保険料も比較的安めで、各特約の保障もかなり手厚くなっています。
一方で、自由診療の抗がん剤が保障対象にできなかったり、一時金の2回目以降の給付条件に注意点もあり。入院ベースのがん保険としては優秀ですが、下記のがん保険と比較しておいて損はないと感じます。
●SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」
治療ベースのがん保険で保険料が最安値クラス。自由診療となる抗がん剤治療も保障対象にできますし、一時金の2回目以降の給付条件に通院治療も含まれます。オプションを追加すれば入院を無制限保障とすることも可能。ただし、喫煙する女性だと保険料はちょっと高くなるかも。
●メディケア生命「メディフィットがん保険」
治療ベースのがん保険で喫煙者だと「勇気のお守り」より保険料が安くなる可能性があります。こちらも自由診療となる抗がん剤治療も保障対象にできますし、一時金の2回目以降の給付条件に通院治療も含まれます。オプションを追加すれば入院を無制限保障とすることも可能。女性特有の手術に対する保障もオプション追加できます。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」は保険クリニックで相談できます。この記事でご紹介したSOMPOひまわり生命・メディケア生命とも提携しているので、手っ取り早いのは保険クリニックです。
保険クリニックの予約は↓をクリック!