【評価S】なないろ生命「なないろスリー」デメリットと評価

なないろ生命には「なないろセブン」という七大生活習慣病に備えられる保険があるのですが、その保障範囲を三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)に絞ったのがこちらの「なないろスリー」。セブンからスリーになっててわかりやすいです。

大きな特徴は一時金の給付間隔。

これまでの三大疾病保険は1年に1回の間隔でドカッと一時金を給付していたのですが、「なないろスリー」は1年に1回ではなく180日に1回間隔で一時金給付です。給付間隔が半分に短縮されています。

がんも心疾患も脳血管疾患も1年以内に再発する可能性は十分あります。これまでの三大疾病保険は再発しても前回から1年待たなければ一時金給付されなかったのですが、なないろスリーなら半年経過していれば一時金給付。再発に強い三大疾病保険です。

保障条件も良いですし、保険料も優良区分料率が適用されれば高くありません。優良区分料率の適用条件は

  • 過去1年以内に喫煙していない。
  • 血圧が最高140mmHg未満、最低90mmHg未満
  • BMIが18以上27未満(BMI=体重kg÷身長m÷身長m)

の3つ全てを満たすことなのですが、これに該当すれば最有力の三大疾病保険となるかと。

なないろ生命「なないろスリー」ここがポイント
  • がん・心疾患・脳血管疾患を保障する三大疾病保険です。
  • 一時金の給付条件は良いです。180日に1回給付は他社にないメリットです。
  • 優良区分料率に該当すれば保険料も高くないかと。

三大疾病保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

三大疾病保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の3点です。

  1. 心疾患・脳血管疾患の保障範囲:急性心筋梗塞・脳卒中に限定せず、心疾患・脳血管疾患をまるごと保障するタイプが良い。
  2. 一時金の給付条件:1年に1回、回数無制限給付。がんの2回目以降の給付条件は入院に限定してなくて、心疾患・脳血管疾患は入院即保障が良い。
  3. 月々の保険料:少しでも安い保険を選びましょう。

まずはざっと概要を書いておきます。上記3点について、なないろ生命「なないろスリー」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
心疾患・脳血管疾患の保障範囲 心疾患・脳血管疾患をまるごと保障 A
一時金の給付条件 がん:診断確定
心疾患:入院または手術
脳血管疾患:入院または手術
給付間隔:180日に1回
給付回数:無制限
S
30歳の月額保険料
(一時金100万円)
男性:3,160円
女性:2,930円
※優良区分料率
A
40歳の月額保険料
(一時金100万円)
男性:4,650円
女性:3,930円
※優良区分料率

心疾患・脳血管疾患の保障範囲は急性心筋梗塞・脳卒中に限定されていません。心臓と脳の病気をまるごと保障です。この点は問題なし。

一時金の給付条件も良いです。

がんは2回目以降も入院もしくは通院で何らかの治療を受けていれば一時金が給付されます。心疾患・脳血管疾患も入院即保障。さらに、冒頭書いたとおり180日に1回間隔で一時金給付されるので、他社の一歩先を行ってます。この点はメリットでしょう。

保険料も優良区分料率に該当すれば高くはないかと。優良区分料率に該当しなければ保険料がググっと上がるので、他社と比較しておいた方がよいでしょう。

ちなみに、なないろ生命は朝日生命が保険ショップ向けの商品を開発するために設立した生命保険会社です。バックに歴史のある国内資本の保険会社が控えているので、経営面での心配は無用かと。いまいち知名度は高くありませんが、良質な保険を安い保険料で販売している良い感じの保険会社です。

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生命保険 見直し

なないろ生命「なないろスリー」の保障内容を評価します。

主契約、及び特約(オプション)の保障内容を詳しく見ていきます。

【主契約】特定3大疾病一時金

主契約は特定3大疾病一時金のみ。とてもシンプルです。

給付額 給付条件 給付間隔
20万円~500万円の範囲で選択可能。 がん:診断確定
心疾患:入院or手術
脳血管疾患:入院or手術
1型:180日に1回
2型:がんは1年に1回、心疾患・脳血管疾患は180日に1回
※給付回数無制限

特定3大疾病一時金とは、がん・心疾患・脳血管疾患で上表の条件を満たした場合に給付される一時金です。例えば、がんなら

「あなたはがんです」

と診断されればまとまった金額(100万円とか)が給付されます。

以下、ポイントです。

  • 【GOOD!】給付間隔が180日に1回。
  • 【GOOD!】2回目以降もがんと診断されていれば給付対象。
  • 【GOOD!】上皮内がんも通常のがんと同じ扱い。

最大のポイントは180日に1回間隔で一時金給付でしょう。ちょっと古い三大疾病保険だと2年に1回、最近の三大疾病保険は1年に1回が主流でしたが、180日に1回は業界最短です。

がんが再発することはよく知られていますが、心疾患・脳血管疾患も再発しやすい疾病です。

例えば、星野源さんは2012年12月にくも膜下出血を発症。手術を経て翌年2月に復帰したものの、その後再発して9月に再手術。1年以内に再発させてます(脳梗塞を発症後1年以内に再発する人は10%という調査もあります)。

現状の三大疾病保険では、再発しても一時金給付を1年間待つ必要がありました。さらに、がん・心疾患・脳血管疾患は初回よりも再発したときの方が重症化しやすく、働けない期間が長くなりがちなのも再発時。再発して厳しい状況なのに、次回の一時金給付まで長い期間待つのは不安が募ります。180日に1回給付は大きなメリットでしょう。

また、がんの2回目以降の給付条件が「診断確定」なのも良いです。具体的には

  • がんと診断確定
  • がんの治療を目的とする継続入院
  • がんの治療を目的とする入院を開始
  • がんの治療を目的とする通院

が、がんの2回目以降の一時金の給付条件。がんの治療を受けている限りは何がなんでも一時金を支払ってやろうという意気込みが伝わってきます。

他社の三大疾病保険だと2回目以降は入院を条件としていて、通院治療だと一時金が給付されないこともあります。がんの3大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。入院でも通院でも一時金給付する点は安心です。

ちなみに、給付条件が良いのでがんの長期闘病にも対応できます。例えば、がん治療が2年続けば

他社(1年に1回):一時金を初回・1年後・2年後の3回給付
なないろ生命(180日に1回):一時金を初回・半年後・1年後・1年半後・2年後の5回給付

です(1型の場合)。この違いも大きい。

上皮内がんも通常のがんと同じ扱いになる点もメリットでしょう。

上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に到達していない初期のがんを指します。がん細胞は血管やリンパ管で運ばれて転移していくので、上皮内がんの段階でサッと手術で切り取れば再発や転移する可能性は低いと言われてます。

ちょっと古い三大疾病保険だと「上皮内がんなんてがんじゃないよ!」と言い張られて保障対象外になることもありますが、大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで発見されたというデータもあり、決して珍しいがんではありません。

上皮内がんを特に気にする必要があるのは女性です。乳がんは上皮内がんであっても通常のがんと同程度の治療が必要になるケースがあります。上皮内がんがきっちり保障される点もメリットでしょう。

まとめると、保障条件は現状の三大疾病保険のなかでトップクラスです。かなり良いです。

【重要ではありません】特定3大疾病保険料払込免除特則

上述した特定3大疾病一時金の給付条件を満たした場合に、以降の保険料支払いが免除されるオプションです(もちろん保障は継続)。よくCMでみる「以降の保険料は頂きません!」ですね。

確かに保険料支払いが免除されれば嬉しいのですが、特定3大疾病一時金は有料オプションです。付加すれば月々の保険料が上がります。

なないろ生命「なないろスリー」は保険料がそこまで高くないので、保険料の支払いが免除されても家計への影響は少ないかと。必要性は薄いでしょう。

【重要です】がん治療特約

給付額 給付条件 給付間隔 上皮内がん
月5万円~20万円
(通算2,000万円限度)
以下のがん治療を受けたとき。
・抗がん剤治療(ホルモン剤含む)
・放射線治療
・自由診療抗がん剤治療(ホルモン剤含む)
月1回 給付対象

放射線治療もしくは抗がん剤治療を受けた月に定額給付される特約です。がんの3大治療は

  • 手術
  • 放射線治療
  • 薬物療法(抗がん剤)

と言われてますが、その放射線治療と抗がん剤治療をカバーする特約です。

がんは手術で切り取ることができれば大事には至りません。2週間程度入院して手術を受けて、あとは再発予防のために通院で放射線治療か軽い抗がん剤治療を受ければ治療は完了。その後は経過観察で定期的に通院するくらいです。働きながらの治療も不可能ではないので、経済的なダメージもそこまで大きくありません。

本当に怖いのは手術で切り取ることができないケースです。この場合はきつい抗がん剤でがん細胞を叩くことになりますが、

短期入院もしくは通院で抗がん剤を打つ→3週間程度自宅で副作用に耐える

を繰り返すドロ沼にハマります。治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマります。

ベッドの上で虚空を見上げながら

「あ、これ、やばいかも…」

と、メンタルを削られまくるのがこのケース。そんなピンチな状況で毎月定額(10万円とか)を給付してくれるのが、がん治療特約です。優先度は高めです。

保障内容は良いです。保障額上限が2,000万円なので月額10万円保障で契約すれば最大200ヶ月保障。抗がん剤治療を200ヶ月も受けることはありませんが、乳がん再発予防のためのホルモン剤治療は5年から10年と長期間続くこともあります。この点は女性にとって安心でしょう。

また、自由診療の抗がん剤治療も保障範囲に含まれます。

日本では承認が遅れているものの、欧米では承認されている最新の抗がん剤治療なんかが自由診療に含まれますが、もちろん日本で承認されていない抗がん剤治療には健康保険が適用されません。自由診療の医療費は全額自己負担です。

厚生労働省が↓のリンク先に未承認・適応外の抗がん剤をまとめてますが、その治療費は1発100万円を超えることもざらにあります。これを全額自腹で支払うのはかなり厳しい…。

国内で薬機法上未承認・適応外となる医薬品・適応のリスト(2021年10月31日改訂版)(PDF)

一般庶民にはなかなか手の届かない治療ですが、他社の調査では医師からがんの自由診療を提案された方の割合が19.8%(実際に受けた方は11.7%)という結果があり、極々マイナーな治療とは言えなくなってきています。

他社の三大疾病保険だと、健康保険が適用される抗がん剤に保障範囲が限定されることもあります。この点もなないろ生命「なないろスリー」のメリットでしょう。

【重要です】先進医療・患者申出療養特約

給付額 給付条件
・先進医療、患者申出療養の技術料実費(上限2,000万円)
・一時金として技術料の10%(上限200万円)
先進医療・患者申出療養を受けた場合。

先進医療とは、厚生労働省が指定した公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険適用がされないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。

例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の進化版。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。

重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。

しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。技術料として約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。

先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。

保障内容は悪くありません。上限2,000万円保障は他社同等。

一時金として先進医療給付金の10%が給付されますが、先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。一時金は交通費・宿泊費等に使うことを想定したお金です。他社は一時金が給付されないこともあるので、この点も良心的。

ちなみにですが、特約名称にあるとおり患者申出療養も保障対象に含まれます。

患者申出療養も先進医療と同様に技術料は全額自己負担。患者からの申出を起点として、公的医療保険が適用されない治療を受けられる制度です。

「もう手の施しようがないので、〇〇という治療を受けさせてください!」

と国に申請し、認められれば技術料以外の入院費・診察料等に公的医療保険が適用されます(技術料は全額自己負担)。

ただし、患者申出療養は普及しているとは言えません。厚生労働省の資料によると、令和2年7月1日から令和3年6月30日までに1年間で患者申出療養を受けた方は208人。現状だと患者申出療養を受ける確率はかなり低めです。

なので、先進医療のみを保障対象としている他社と比較して、

「患者申出療養が保障対象!すごい!」

とまでは言えませんが、将来的に患者申出療養が普及する可能性を踏まえれば、メリットではあります。

先進医療・患者申出療養特約は月100円程度で付加できるオプションです。人生一発レッドカードを避けるためにも、優先度は高めです。

【シミュレーション】僕がなないろ生命「なないろスリー」に入るなら。

僕がなないろ生命「なないろスリー」に入るなら、以下の保障内容にします。

  • 特定3大疾病一時金1型(100万円)
  • 特約:先進医療・患者申出療養特約、がん治療特約(10万円)

上記のシミュレーションで40歳男性の月々の保険料は5,574円、40歳女性なら5,423円です(優良区分料率)。この保障内容で、

  • がん・心疾患・脳血管疾患で所定の条件を満たせば180日に1回100万円(回数無制限)。
  • 抗がん剤治療・放射線治療を受けた月に10万円(通算2,000万円まで)。
  • 先進医療の実費を保障。

なので、上述した本当に怖い抗がん剤ドロ沼にハマったとしても180日に1回100万円+月10万円なので、十分耐えられる保障内容になっているかと。

保険料はこのあと比較していきます。

なないろ生命「なないろスリー」のデメリット

なないろ生命「なないろスリー」ここにご注意!
  • 【check】優良区分料率の条件を満たさないと保険料は高め。
  • 【check】復活制度がない。

優良区分料率の条件を満たさないと保険料は高め。

冒頭書いたとおり以下3つの条件を全てを満たすと保険料が割引されるのですが、条件を満たさない場合は保険料が高めです。

  • 過去1年以内に喫煙していない。
  • 血圧が最高140mmHg未満、最低90mmHg未満
  • BMIが18以上27未満(BMI=体重kg÷身長m÷身長m)

ここで、条件を満たさない標準区分料率の保険料を他社と比較してみます。比較対象は主要な三大疾病保険のメディケア生命「新メディフィットPlus(プラス)」、及びはなさく生命「はなさく一時金」とします。

この2社は条件を満たせば保険料割引!なんていう仕組みはありません。そして一時金の給付間隔は1年に1回。オーソドックスな三大疾病保険です。

比較条件は一時金100万円・終身払。なないろ生命は

1型:給付間隔が180日に1回。
2型:がんは給付間隔が1年に1回。心疾患・脳血管疾患は180日に1回。

に分けて比較してみます(メディケア生命は3疾病Ⅱ型、はなさく生命は三大疾病Ⅲ型)。

なないろ生命(割引なし) メディケア生命 はなさく生命
1型 2型
30歳男性 4,280円 3,450円 2,820円 2,710円
30歳女性 3,600円 2,940円 2,530円 2,570円
40歳男性 6,350円 5,090円 4,510円 4,280円
40歳女性 4,840円 3,920円 3,570円 3,550円

なないろ生命の1型は2社に惨敗です。概ね1.5倍くらい高くなってますね。2型でも2割から3割程度高め。

保障内容はなないろ生命「なないろスリー」が最も優れていますが、これくらい差があると選択肢にはなりにくいかなと。優良区分料率の条件を満たさない場合は他社と比較した方がよいでしょう。

復活制度がない。

この点はデメリットというよりも、ちょっとした注意事項です。

なないろ生命には復活制度がありません。

例えば、

  • 口座振替で契約していたけど、口座に入金し忘れた。
  • クレジットカードの支払限度額を超えてしまっていた。

といったとき、2ヶ月間保険料の支払いがなければ、保険契約は一旦失効します。しかし、その後(概ね3年以内)に保険料の支払いを再開できれば、同じ条件で保険契約を「復活」させることができます。これが復活制度です。

しかし、なないろ生命には復活制度がありません。保険契約が一旦失効すると再契約する必要があります。

再契約すると、間違いなく保険料は上がります。

例えば、30歳の時に契約し、40歳で失効した場合、再契約すると40歳で契約した時の保険料となります。保険は年齢が上がると保険料も上がります。40歳で契約した保険料は確実に高くなります。

ちゃんと保険料を支払っていればデメリットにはなりませんが、ついうっかりと言うこともあります。この点は注意しておきましょう。

なないろ生命「なないろスリー」のメリット

なないろ生命「なないろスリー」ここがポイント!
  • 【check】一時金の給付条件が良い。
  • 【check】自由診療の抗がん剤治療も保障対象。
  • 【check】優良区分料率に該当すれば保険料は高くない。

1点目と2点目は上述のとおり。一時金の給付条件も問題ないですし、180日に1回給付は他社になりメリットです。また、がん治療特約を付加すれば、自由診療の抗がん剤治療も保障されます。

3点目について。

デメリットのところで標準区分料率の保険料を比較してみましたが、今回は割引される優良区分料率の保険料を比較してみます。比較対象は同じくメディケア生命「新メディフィットPlus(プラス)」、及びはなさく生命「はなさく一時金」とします。

比較条件も同じく一時金100万円・終身払。なないろ生命は1型と2型に分けて比較です(メディケア生命は3疾病Ⅱ型、はなさく生命は三大疾病Ⅲ型)。

なないろ生命(割引あり) メディケア生命 はなさく生命
1型 2型
30歳男性 3,160円 2,500円 2,820円 2,710円
30歳女性 2,930円 2,340円 2,530円 2,570円
40歳男性 4,650円 3,680円 4,510円 4,280円
40歳女性 3,930円 3,120円 3,570円 3,550円

なないろ生命の1型は2社より1割から2割程度高め。これでがん・心疾患・脳血管疾患が180日に1回一時金なら十分候補に入るかなと。

一方で2型は2社よりも安くなってます。保障内容は2社よりも心疾患・脳血管疾患の一時金が180日に1回給付である点が優れていて、それなのに保険料も安く収まります。

なないろ生命「なないろスリー」の評価

評価:S(S、A~Cで判定)

三大疾病の保障条件に大きな欠点は見当たりません。給付間隔が180日に1回というのも、再発に備えるという意味では大きなメリットです。

それでいて優良区分料率に該当すれば保険料は高くありません。2型を選べば他社より安くなることもあるでしょう。

優良区分料率に該当する方なら、現状で最有力の候補となる三大疾病保険です。よって評価は「S」としました。

一方で、優良区分料率に該当しない場合は保険料が高め。他社と比較しておいた方がよいでしょう。三大疾病以外の生活習慣病全般にも備えたい場合も他社と比較を。

比較対象として以下を挙げておきます。

ネオファースト生命「 ネオde3疾病サポート」。非喫煙者であれば保険料が割引されて業界最安値クラスです。三大疾病の保障条件はなないろ生命「なないろスリー」とほぼ同等。給付間隔は1年に1回です。血圧・BMIの条件を満たせずに、なないろスリーでは保険料が割引されない非喫煙者の方なら有力な候補になるかと。

メディケア生命「新メディフィットPlus」。がん・心疾患・脳血管疾患だけでなく、7大生活習慣病に備えられる三大疾病保険です。三大疾病の給付条件はなないろ生命「なないろスリー」とほぼ同等。給付間隔は1年に1回です。女性は比較的保険料が安め。

はなさく生命「はなさく一時金」。こちらも生活習慣病全般に備えられる三大疾病保険です。三大疾病の給付条件はなないろ生命「なないろスリー」とほぼ同等。給付間隔は1年に1回です。男性は比較的保険料が安め。

三大疾病保険は下記リンク先で比較しています。こちらもご参考に。

三大疾病保険の比較

なないろ生命「なないろスリー」の相談をするなら。

なないろ生命「なないろスリー」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ただし、なないろ生命は歴史が浅いので取り扱っている保険ショップが少ないんですよね…。

いざ保険ショップに行ってみて、

「あー、すいません、うち、なないろ生命やってないんですよー」

なんて言われることのないように、事前に最寄の保険ショップがなないろ生命を取り扱っているか確認しておきましょう。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、なないろ生命はもちろんのこと、比較対象としたネオファースト生命・メディケア生命・はなさく生命とも提携しています。

注意!保険ショップは予約しましょう!
保険ショップへの飛び込み相談も可能ですが、スタッフが事前準備できないため最適なプランにたどり着けないことがあります(事前準備にはけっこう時間がかかります)。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。

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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。

保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。

保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは

  1. 契約時の告知事項に不備があった。
  2. 契約上、保険会社に支払う責任がない。

の2点。

1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。

また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険や三大疾病保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。

そんなときに、

「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」

といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。

保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。

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予約は簡単です。

①保険クリニックのサイトにアクセスする。

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②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。

③予約日時を選択する。

④以下を入力して予約完了。

  • 相談方法(来店or訪問)
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  • 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
  • 要望等(任意入力)

これで予約は完了。1分もあれば予約できます。

50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。なないろ生命はもちろんのこと、比較対象としたネオファースト生命・メディケア生命・はなさく生命とも提携しています。比較もかんたんにやってくれますよ。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。

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といった情報も掲載されています。取り扱っている保険会社が事前にわかるので、希望していた保険を提案されなかった!といった悲劇もないですし、厳しい口コミもそのまま掲載されているので、ちゃんと選べば安心して相談ができるかなと。

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しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:なないろ生命「なないろスリー」

一時金が180日に1回間隔で給付される点が画期的。それでいて

  • 過去1年以内に喫煙していない。
  • 血圧が最高140mmHg未満、最低90mmHg未満
  • BMIが18以上27未満(BMI=体重kg÷身長m÷身長m)

の3つの条件を満たせば保険料も高くなく(特に2型が安い)。上記3つの条件を満たし、がん・心疾患・脳血管疾患の三大疾病に備えるのなら、現状で最有力の候補となる三大疾病保険でしょう。

ただし、割引条件を満たせなかったり、三大疾病以外の生活習慣病以外にも備えたい場合は他社と比較しておいて損はありません。この場合はネオファースト生命「 ネオde3疾病サポート」メディケア生命「新メディフィットPlus」、もしくははなさく生命「はなさく一時金」あたりが候補になります。

とはいえ、比較なんて面倒ですし、よくわかりません。面倒な比較は最寄りの保険ショップが無料でやってくれます。保険クリニックなら、各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

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※2023年6月更新

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