加入するかの決め手になるのが、がん特定治療保障特約。
がん特定治療保障特約はがんの自由診療を上限1億円で保障するというオプションです。自由診療には健康保険が適用されないので、治療費は全額自己負担。1発100万円を超えるような抗がん剤を打ち続けるケースもざらにあるので、上限1億円保障は安心感があります。お金があれば救える命を救える医療保険です。
他社にも自由診療を保障する医療保険はありますが、保障額は月20万円程度。1億円は桁違いです。
ただし、それ以外の保障は最近のスタンダードからは遅れつつあります。オプションにはそれぞれ注意点がありますし、保険料も決して安くはないかなと。
医療保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の4点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上記4点について、東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」の概要と評価は以下のとおりです。
項目 | 内容 | 評価 |
入院保障 | がん・心疾患・脳血管疾患が無制限保障(3大疾病入院支払日数無制限特約付加時) | A |
通院保障(がん) | 抗がん剤治療特約あり(10年更新型・上限60回) | B |
三大疾病一時金 | 【対象となる疾病・給付条件】 がん:診断確定、手術、放射線治療、抗がん剤治療 心疾患:手術、もしくは継続20日以上の入院 脳血管疾患:手術、もしくは継続20日以上の入院 【給付間隔・上限】 1年に1回(5回まで) |
B |
先進医療保障 | 通算2,000万円上限・10年更新型 | B |
30歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:3,694円 女性:3,744円 |
B |
40歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:4,984円 女性:4,454円 |
入院保障に大きな問題はありません。オプションの3大疾病入院支払日数無制限特約を付加すれば、がん・心疾患・脳血管疾患の入院が無制限保障となります。この点は安心です。
また、抗がん剤治療特約は10年更新型です。10年ごとに保険料が更新されます(上がる可能性が高い)。他社の抗がん剤治療特約は一生涯保険料が変わらない終身型が主流ですので、この点は要注意。保障回数の上限が60回というのも気にすべき点でしょう(特に女性)。
3大疾病一時金の保障内容はそこそこ良いです。がんの給付条件が「診断確定、手術、放射線治療、抗がん剤治療」なので、入院していなくても治療を受けていれば給付対象になります。他社は2回目以降の給付条件は「入院」に限定されていることがあり、これだと通院治療は給付対象外。なのでこの点はメリットと言っていいでしょう。
ただし、一時金の給付回数は5回まで。一生涯で一時金を5回も受け取ること稀ですが、最近発売された医療保険は回数無制限が当たり前なので、上限がある点はデメリット。
先進医療保障は2,000万円限度で保障。この点は良いのですが、抗がん剤治療特約と同じく10年更新型なんですよね…。10年ごとに保険料が更新される(上がる可能性が高い)点には要注意です。こちらも他社は終身型が主流です。
保険料も決して安い方には入らないかと。少なくとも業界最安値クラスではありません。
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東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」の基本情報
まずは基本情報を一覧にしました。他の医療保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。
保険の種類 | 【医療保険】 ・病気やケガに備える保険です。 ・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。 ・保険料が値上がりすることはありません。 |
主契約 | 【入院給付金】 入院1日につき5000円~20,000円から選択可能。 ※1,000円単位で選択可能。 【手術給付金】 ■手術Ⅰ型 入院中:入院給付金の10倍。 外来:入院給付金の5倍。 ■手術Ⅲ型 入院給付金の5倍 or 10倍 or 20倍 or 40倍 ※治療の内容によって給付額が変わります。 【放射線治療給付金】 入院給付金の10倍。 【死亡保険金】 亡くなった場合に入金給付金の150倍。 |
特約(オプション) | 【初期入院保障特則】 1日~9日間の短期入院の場合に定額給付。 【入院一時給付金特約】 入院した際に一時金給付。 【3大疾病入院支払日数無制限特約】 3大疾病の入院を無制限保障。 【通院特約】 通院1日につき定額給付。 【先進医療特約】 先進医療の技術料実費を給付。 【特定治療支援特約】 がん・心疾患・脳血管疾患・肝硬変・慢性腎不全・糖尿病となった場合に一時金給付。 【重度5疾病・障害・重度介護保障特約】 5大疾病が原因で働けなくなった場合に、毎年1回定額給付。 【女性疾病保障特約】 女性特有の疾病で入院した場合に、入院給付金を増額、及び乳房再建術を受けた場合に一時金給付。 【がん診断特約】 がんと診断された場合に一時金給付(複数回)。 【悪性新生物初回診断特約】 がんと診断された場合に一時金給付(1回のみ)。 【抗がん剤治療特約】 抗がん剤治療を受けた月に定額給付。 【がん特定治療保障特約】 自由診療のがん治療を上限1億円で実費保障。 【特定悪性新生物保険金前払特約】 がんと診断された場合、生前中に死亡保険金を給付。 【特定損傷一時金特約】 不慮の事故でけがをした際に一時金給付。 |
保険料を支払う期間 | 60歳まで、65歳まで、終身(一生涯)から選択可能。 |
保険料を支払う回数 | 月払・半年払・3ヶ月~12か月のまとめ払い |
保険料を支払う方法 | ・口座振替 ・クレジットカード払 ・振込み |
保障される期間 | 終身 |
加入方法 | 対面・郵送・ネット |
健康相談サービス | あり |
東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」の保障内容を評価します。
冒頭のところで入院保障・通院保障(がん)・三大疾病一時金・先進医療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。
【主契約】入院給付金・手術給付金・放射線治療給付金
東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」は入院・手術・放射線治療を主契約とするオーソドックスな医療保険です。
主契約の入院給付金・手術給付金・放射線治療給付金は以下のとおり。
名称 | 給付額 | 給付条件 |
入院給付金 | 入院1日につき5000円~20,000円から選択可能。 ※1,000円単位で選択可能。 |
入院1日につき給付 |
手術給付金 | 【手術Ⅰ型】 入院中:入院給付金の10倍。 外来:入院給付金の5倍。 【手術Ⅲ型】 入院給付金の5倍 or 10倍 or 20倍 or 40倍 ※治療の内容によって給付額が変わります。 |
手術を受けたとき。 |
放射線治療給付金 | 入院給付金の10倍。 | 放射線治療を受けたとき(60日に1回) |
保障内容は他社の医療保険と同水準。悪くありません。
手術給付金はⅠ型とⅢ型から選択できます(Ⅱ型は現在発売停止)。Ⅰ型は定額保障、Ⅲ型だとメリハリが効いて開頭・開腹・開胸といったきつい手術の保障が手厚くなります。
ただし、最近はがんの手術で開胸・開腹することは減ってきています。代わりに用いられるのが胸腔鏡・腹腔鏡手術。腹や胸を一思いにかっさばくのではなく、小さい穴を空けて内視鏡と手術器具を挿入するといった手術です(患者の負担が軽い)。
他社だと胸腔鏡手術・腹腔鏡手術も開胸・開腹と同じ扱いとすることがあるのですが、東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」は胸腔鏡手術・腹腔鏡手術は40倍ではなく20倍保障。なので保障は他社よりもちょっとだけ弱めです。高額療養費制度を利用すれば月々の医療費上限はある程度決まりますし、これなら定額保障で保険料が安いⅠ型でも十分かなと。
また、2019年7月に改定があり、死亡保障を選択できるようになりました。
名称 | 給付額 | 給付条件 |
死亡保険金 | 入院給付金日額×死亡保険金の給付倍率 | 亡くなった場合 |
死亡保険金は外すこともできます。死亡保険金がないタイプへの加入も可能です。
死亡保険金を付加すると一気に保険料が上がります。40歳男性の例だと
死亡保険金なし:3,330円
死亡保険金あり:8,710円(死亡保険金500万円)
ということで、その差は5,380円。
この保険料が高いかというと、そうでもありません。終身死亡保障500万円でこの保険料はやや安いくらいですが、安い理由は解約返戻金がないため。
一般的な終身死亡保障は解約すると解約返戻金として支払った保険料の一部(もしくは全額+利息分)がキャッシュバックされます。しかし、東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」の死亡保障に解約返戻金はありません。解約するとそれまでに積み立ててきた保険料は全損です。
医療保険は見直しして他社に乗り換えたくなることもありますが、メディカルKitNEOを解約すれば死亡保障も解約です。もちろん、
「医療保障は解約したいけど、死亡保障は残しておきたい!」
ということはできません。それまで積み立ててきた保険料を捨てることになります。
医療保障と死亡保障は別々に契約しておく方が無難でしょう。
【重要ではありません】初期入院保障特則
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
初期入院保障特則 | 入院給付金10日分 | 入院日数が1~9日のとき |
入院日数が1日から9日以内であっても、一律10日分の入院給付金が支払われるオプションです。
短期入院でも、日用品や交通費がそれなりにかかるので、入院で赤字になりたくない方や、手持ちの現金が極端に少なくて医療費破産の可能性がある方にとっては有効な特約ですが、短期入院から長期入院まで民間の医療保険でがっちり備えると、保険料がめちゃくちゃ高くなります。
短期入院は貯蓄で備えて、発生したら貯蓄でカバーするのが難しい長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパのよい医療保険の入り方。入院1日あたりの平均費用は2.3万円というデータがありますが、まずは2週間から1ヶ月程度の入院をカバーできるくらい貯蓄をすることです。
必要性は薄いでしょう。
【重要ではありません】入院一時給付金特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
入院一時給付金特約 | 5万円から20万円の範囲で選択可能(1万円単位) | 入院したとき |
こちらは入院すれば必ず一時金給付されるオプションです(入院日数に関わらず給付)。上述した初期入院保障特則と同時付加はできません。
こちらも短期入院で赤字になるのを回避するためのオプションですが、上述のとおり短期入院は貯蓄で備えて、発生したら貯蓄でカバーするのが難しい長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパのよい医療保険の入り方。必要性は薄いでしょう。
ちなみにですが、30歳男性の場合の特約保険料は
初期入院保障特則(入院給付金1万円):+440円
入院一時給付金特約(保障額10万円):+1,010円
です。初期入院保障特則はだいたい19年に1回入院(9日以内)すれば元が取れる計算なので、まあまああり得るかなと。入院一時給付金特約は9年に1回入院しないと元が取れないので、自分で貯めた方がよいかなとは感じます。
【重要です】3大疾病入院支払日数無制限特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
3大疾病入院支払日数無制限特約 | 入院給付金の支払い限度日数が無制限になる。 | がん・心疾患・脳血管疾患で入院したとき。 |
3大疾病の入院が無制限保障されるオプションです。
主契約の入院保障は「入院給付金×入院日数」が保障されるのですが、入院1回に対する入院日数の保障上限を60日間・120日間・360日間から選べます。
最近は入院が短期化しています。入院日数の平均は以下のとおり。
全体平均:32.3日
35歳~64歳の平均:24.4日
(参考:生命保険文化センター)
上記のリンク先を参照頂けるとわかるのですが、入院日数は意外と短いです。最近の医療は入院から通院にシフトしています。
これだけ見ると
「保障上限60日で十分じゃん!」
と思ってしまいますが、あくまでこれは平均。脳血管疾患は平均からしても入院が長引きますし、がんも部位や症状によっては入院が長引きます。
医療保険の役割が万が一の壊滅的な状況を救うことにあると考えれば、長期入院の無制限保障は重要です。特約保険料もそこまで高くはないので、付加しておいた方が安心でしょう。
【重要ではありません】通院特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
通院特約 | 通院1日につき入院給付金の60%。 | ・入院前60日と退院後180日以内の通院。ただし、がん・心疾患・脳血管疾患は退院後730日までの通院が対象。 ・1入院30日限度。保障期間通算で1095日が限度。 |
通院1日に対して入院給付金の60%が給付されるオプションです(入院のない通院は保障対象外)。
他社は退院後の通院のみを保障することが多いのですが、東京海上日動あんしん生命は入院前の通院も保障対象です。この点はメリットですが、保障額は入院給付金の60%。入院給付金が10,000円なら6,000円ですし、5,000円なら3,000円です。
そもそも通院治療だと働けることも多いので、
「仕事忙しいし、たった3,000円のための手続きする方がめんどくさい!」
といったこともよくあります。必要性は薄いでしょう。
ちなみにですが、通院治療で本当に怖いのは副作用のきつい抗がん剤治療を受けるケース。この場合は満足に働くことも難しく、収入減もあり得ます。
こんな事態に備えるために、後述する抗がん剤治療特約があります。優先度は抗がん剤治療特約の方が高いと感じます(月10万円保障とかなので、手続きする気力も沸きます)。
【重要ですが…】先進医療特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
先進医療特約 | 保障期間通算で2,000万円までの技術料。 | 先進医療を受けた場合。 |
先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。
保障内容は他社と比較してちょっと寂しいです。
まずは一時金の給付がない点。給付対象は先進医療の技術料実費のみです。
先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります。交通費・宿泊費等が必要になるケースも多く、他社は一時金5万円~10万円、もしくは交通費・宿泊費の実費を給付することが多いです。この点は他社より保障が薄いと言えます。
また、東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」の先進医療特約は10年更新型です。10年ごとに保険料が更新されます(上がることが多いかと)。他社の主流は一生涯保険料が変わらない終身型です。
現状は毎月100円程度の保険料で先進医療特約を付加できますが、今後先進医療が普及して保険会社の保険金支払いが膨らめば、保険料が爆上げされる可能性も否めません。10年ごとに保険料に更新される10年更新型より、一生涯保険料が変わらない終身型の方が安心です。
【重要です】特定治療支援特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
特定治療支援特約 | 下表参照。 | 下表参照。 |
6大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患・肝硬変・慢性腎不全・糖尿病)で所定の条件を満たした場合に、ドバっとまとまった金額の一時金が給付される特約です。実際に受け取ってみるとわかるのですが、治療の早い段階で大金を確保できるので、
「医療保険に入っておいてよかった…」
と、わかりやすく実感できる特約です。
東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」の給付条件と給付額は下表のとおり。ちょっと複雑です。
疾病 | 給付条件 | 1回の給付額 | |||
1回目 | 2回目以降 | ||||
6疾病 | がん | 悪性新生物 | 診断確定したとき | ・所定の手術 ・放射線治療 ・抗がん剤治療 を受けた時 |
100% |
上皮内新生物 | (1回のみ給付) | 50% | |||
心疾患 | 手術もしくは継続20日以上の入院治療 | 100% | |||
脳血管疾患 | |||||
肝硬変 | 治療を受けたとき | Ⅰ型:0% Ⅱ型:50% Ⅲ型:100% |
|||
慢性腎不全 | |||||
糖尿病 | 治療を受けたとき | (1回のみ給付) |
ポイントは以下のとおり。
- 【GOOD!】がんの2回目以降の給付条件ががんの3大治療。
- 【GOOD!】給付間隔が1年に1回。
- 【GOOD!】心疾患・脳血管疾患をまるごと保障対象。
- 【BAD】心疾患の保障条件が「手術or入院20日」。
- 【BAD】給付回数に上限あり。最大5回までしか給付されない。
がんの給付条件は良いです。
他社だと2回目以降の給付条件が入院に限定されていて、通院治療のみの場合は給付対象外となることがあるのですが、東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」はがんの3大治療(手術・抗がん剤治療・放射線治療)を受けていれば入院でも通院でも給付対象。
がんの3大治療のうち、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。放射線治療なんて副作用が軽いので通院で受けることが大半ですが、条件が入院に限定されてしまうと一時金給付されません。通院でもがんの3大治療を受けていれば給付される点はメリットでしょう。
また、給付間隔は1年に1回。ちょっと古い医療保険だと給付間隔が2年に1回となることもありますが、がんも心疾患も脳血管疾患も2年以内に再発することは珍しくありません。再発して凹んでるのに、
「前回から2年経過してないんで一時金お支払いできませんよ!」
ってあっさり言われたらイラっとします。1年に1回給付である点もメリットです。
心疾患・脳血管疾患をまるごと保障対象としている点もメリット。他社の医療保険だと、心疾患・脳血管疾患の保障対象を急性心筋梗塞・脳卒中に限定していることがあります。
急性心筋梗塞は心疾患の一部です。保障対象が急性心筋梗塞に限定されると、急性心筋梗塞以外の心疾患が保障対象外になります。平成29年の厚生労働省の調査によると心疾患全体の患者数1,732千人のうち、急性心筋梗塞の患者数は47千人。割合にすると2.7%に過ぎません。
ただし、心疾患の保障条件は
「20日以上入院、もしくは手術」
です。生命保険文化センターによると、心疾患全体の入院日数平均は24.6日。35~64歳は12.6日です。
急性心筋梗塞ならカテーテル手術を受けることが大半なので保障対象になると思いますが、例えば狭心症なら2~3日入院して手術を受けることもなく退院(薬剤治療のみ)も多いです。
他社の心疾患の保障条件が、
「入院即保障!手術を受けてももちろん保障!」
だったりすることを踏まえれば、東京海上日動あんしん生命はハードルがやや高め。手術がない場合は保障対象外となることが多いかと。
また、脳卒中も脳血管疾患の一部ですが、脳卒中には
- 脳梗塞
- くも膜下出血
- 脳出血
が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。
ということで、脳血管疾患でも脳卒中でも大きな差はありませんが、脳血管疾患の方がちょっと安心かな、とは感じます。
また、給付回数に上限がある点も注意です。最大5回までしか給付されません。まあ一生涯で一時金を5回も受け取るような波乱万丈な方も稀ですが、他社が回数無制限が主流であることを考えるとデメリットではあります。
特に、上皮内がんの給付回数が1回である点には要注意です。
上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に到達していない初期のがんで、サッと手術で切り取ってしまえば完治する可能性が高いと言われてます。
「早めに見つかって良かったですね」
と言われるのが上皮内がん。一生涯に上皮内がんに罹るのが1回だけであればデメリットとは言えませんが、大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで早期発見されたというデータもあります。珍しいがんではありません。
他社だと上皮内がんも通常のがんと同様に扱うことが多いです(給付回数無制限)。この点も注意ですね。
【重要ではありません】重度5疾病・障害・重度介護保障特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
重度5疾病・障害・重度介護保障特約 | 月額5万円~15万円の範囲内で選択可能 | 【重度5疾病】 ・がん、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全の5つの疾病で所定の就業不能状態が60日継続したとき。 【障害】 ・障害等級1等級または2等級に認定されたとき。 ・所定の生活障害状態に該当したとき。 【重度介護】 ・要介護状態が180日を超えて継続したと診断されたとき。 |
重度5疾病・障害・重度介護保障特約は働けなくなるリスクに備えられるオプションです。保障期間は60歳・65歳・70歳までの3パターンから選択可能。一生涯の保障ではなく、定年を迎えるまでの期間を保障するオプションですね。
保障条件はやや厳しめです。
重度5疾病の給付条件に「5つの疾病で所定の就業不能状態」とありますが、具体的には以下の状態が60日以上継続したときを指します。
- 入院している状態。
- 医師の指示を受けて自宅等で療養しており、職種を問わずすべての業務に従事できない状態。
要注意なのが2点目。これは「元の職業に復帰できない状態なら保障」ではなく、「元の職業に復帰できないし、その他の仕事も全くできない状態なら保障」です。例えば、検品作業等の軽作業ができる状態であれば保障対象外。ハードルは低くありません。
障害の条件は平均的。障害等級2級は
「日常生活が極めて困難で、 一般的に活動の範囲が、病院では病棟内、家庭では家屋内に限られる」
といった状態を指します。日常生活もままならず、働くことは到底無理といった状態ですね。他社も障害等級2級から保障することが多く、悪くありません。
介護の条件は厳しいです。条件は常時寝たきりだったり、見当識障害(自宅に帰ってこれない、家族に「あなた誰?」って言ってしまう等)のある認知症なので、保障されるのはけっこうな重症です。現役世代が条件に該当する可能性は極めて低いでしょう。
大きなデメリットが給付期間です。給付されるのは2年間、もしくは5年間のみ。例えば、障害等級認定を受けて一生涯働くことができないような状況でも、2年もしくは5年で保障はストップです。長期間の働けないリスクに備えられる保障ではありません。
働けないリスクに備える専門の保険は就業不能保険です。一例を挙げると、アクサ生命「アクサのネット完結働けないときの安心」の給付条件は以下のとおり。
分類 | 働けないと認定される条件 |
病気やケガで働けない | 以下のいずれかを満たす場合。 ①治療を目的とした入院 ②医師の指示による在宅療養 ③障がい等級2級以上 |
精神疾患で働けない | 「疾病、障害及び死因の統計分類」に定める精神疾患を直接の原因とする、 ①治療を目的とした入院 ②障がい等級2級以上 のいずれか |
アクサ生命「アクサのネット完結働けないときの安心」には、
- 5大疾病に限らず病気・ケガが保障される。
- メンタル疾患も保障対象。
- 60歳まで、65歳までといった長期間保障(メンタル疾患は制限あり)。
といったメリットがあります。
長くなりましたが、重度5疾病・障害・重度介護保障特約は保障内容が中途半端なので、あえて付加することもないかなと感じます。働けないリスク専門の就業不能保険を検討した方がよいかなと。
ご参考までに、下記リンク先に就業不能保険をまとめてます。
【他社と比較しましょう】女性疾病保障特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
女性疾病保障特約 | 入院給付金×入院日数 | 女性特有の病気や三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)で入院した場合 |
入院給付金×200倍 | 乳がんで乳房再建手術を受けた場合。 |
女性特有の疾病で入院した場合に、入院給付金を増額するオプションです。
増額対象となる女性特有の疾病は他社同等。がん全般、乳房・子宮・卵巣の疾病、女性に多いパセドウ病や貧血といった病気、妊娠・出産に伴う症状で入院した場合に入院給付金が増額されます。心疾患や脳血管疾患でも増額されるので、他社より保障範囲はちょっとだけ広いくらい。
また、乳房再建術を受けたときには手術給付金が増額されますが、他社だと乳房再建手術の他にも乳房・子宮・卵巣・卵管に関する全ての手術を増額対象とすることが多く、手術の保障範囲は他社より狭くなってます。
ちなみに、最近は公的医療保険が適用される乳房再建術が増えているので200倍保障はやり過ぎ感があります。乳がんとなっても乳房切除(全摘出)ではなく乳房温存療法(一部切除+放射線治療)が選ばれることもあるので、乳房再建術を受けることも減少気味。
トータルで見れば、保障内容は他社より劣勢と感じます。女性特有疾病の保障を重視するのなら、他社と比較しておいて損はないでしょう。
【重要ですが…】がん診断特約・悪性新生物初回診断特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
がん診断特約 | 10万円~100万円の範囲内で選択可能 | 【1回目】 がんと診断されたとき。 【2回目以降】 再発・転移、もしくは新たに生じたと診断確定 |
悪性新生物初回診断特約 | 10万円~100万円の範囲内で選択可能 | がんと診断されたとき。 |
上述した特定治療支援特約は6疾病に対する一時金保障でしたが、こちらはがんに絞った一時金保障です。
悪性新生物初回診断特約は初回の1回だけ給付されますが、初回だから治療費が上がるということも考えにくいですし、むしろがんは再発したときの方が重症になりがちです。悪性新生物初回診断特約を付加するのなら、がん診断特約の保障額を上げた方がよいでしょう。
保障内容はイマイチです。
- 【BAD】がん診断特約の給付間隔が2年に1回。
- 【BAD】上皮内がんだと1回しか給付されない(悪性新生物初回診断特約は保障対象外)。
給付間隔は2年に1回。上述した特定治療支援特約の説明で
「ちょっと古い医療保険だと給付間隔が2年に1回となることもありますが、がんも心疾患も脳血管疾患も2年以内に再発することは珍しくありません」
と書きましたが、まさにそのちょっと古い保障内容です。他社が1年に1回当たり前の現状では、この点はデメリットでしょう。
また、特定治療支援特約と同じく上皮内がんだと1回しか一時金給付されません(悪性新生物初回診断特約は上皮内がんが保障対象外)。他社ががんも上皮内がんも同じ扱いをするのが当たり前の現状では、この点もデメリット。
他社と比較すると周回遅れの保障内容に感じます。
【重要ですが…】抗がん剤治療特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
抗がん剤治療特約 | 5万円・10万円から選択可能 | 抗がん剤治療を受けた月に給付。 |
公的医療保険制度の対象となる抗がん剤治療を受けた月に一時金が給付される特約です。
抗がん剤治療が必要になるケースは大きく2パターンあります。
- 手術でがん細胞を切除できて、再発予防するための抗がん剤治療。
- 手術でがん細胞を切除できず、進行を遅らせるための抗がん剤治療。
1のケースは割とあっさり終了します。働きながらの治療も不可能ではないので、経済的なピンチに陥ることもそんなにありません。
本当に怖いのは2のケースです。この場合は副作用が辛くて満足に働くことも難しく、収入減もあり得ます。治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマります。
ベッドの上で虚空を見上げながら
「あ、これ、やばいかも…」
と、メンタルが削られまくるなかで、毎月定額を銀行口座に振り込んでくれるのが抗がん剤治療特約。優先度高めのオプションです。
気になるのが保障回数の上限が60回(60ヶ月)である点。乳がんの再発予防のためのホルモン剤治療は5年から10年の長期に渡ることもあり、60回だとやや不安が残ります。最近発売された医療保険だと120回限度や回数無制限が多く、この点は特に女性にとってデメリットと言っていいでしょう。
また、抗がん剤治療特約は10年更新型です。10年ごとに保険料が更新されます(上がることが多い)。他社は一生涯保険料の変わらない終身型が主流なので、この点もデメリット。
他社と比較すると、抗がん剤治療特約も遅れ気味の保障内容に感じます。
【重要です】がん特定治療保障特約
患者申出療養・評価療養・自由診療を受けたときに治療費実費を上限1億円で保障するオプションです。
患者申出療養とは、患者からの申出を起点として、健康保険が適用されない治療を受けられる制度です。
「どうにもならないので〇〇という治療を受けさせてください!」
と国に申請して、認められれば入院料・診察料等に健康保険が適用されて3割負担となりますが、技術料そのものは10割負担。かなり高額に上ることもあります。
評価療養とは、健康保険の対象とするべきかどうか評価している段階の治療を指します。こちらも技術料以外の入院料・診察料等には健康保険が適用されて3割負担。しかし技術料は10割負担です。
自由診療は健康保険が全く適用されません。欧米では承認されているものの、日本では承認が遅れているような治療なんかが自由診療に含まれますが、技術料もその他の費用も10割負担。
ということで、患者申出療養・評価療養・自由診療を受けるとけっこうなお金がかかります。国立がん研究センターが2021年10月時点の未承認・適応外の医薬品を下記リンク先にまとめてますが、月100万円かかる抗がん剤なんてざらにあります。
→国内で薬機法上未承認・適応外となる医薬品・適応のリスト(2021年10月31日改訂版)(PDF)
経済アナリストの森永卓郎さんがステージ4のすい臓がんであることを2023年12月に公表されましたが、原発不明がんと診断されたため抗がん剤を打つことができず、自由診療のオプジーボを投与したというニュースが報じられました。この治療費が1ヶ月半で400万円。2024年現在では、すい臓がんへのオプジーボは健康保険が適用されません。400万円は全額自己負担です。
この400万円もがん特定治療保障特約で保障されます。1億円上限で実費保障されるので、400万円のオプジーボならまあ余裕です。他社の医療保険にも自由診療の抗がん剤治療を保障するオプションがありますが、保障額は月20万円程度。上限1億円は桁違いの保障内容です。
特約保険料も全ての年代で月500円と安価です。がん系の保障がイマイチな東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」ですが、がん特定治療保障特約はやたらと優れています。
ただし、本特約は5年更新型です。5年ごとに保険料が更新されます。
現状は月500円で付加できますが、将来的に自由診療が普及して、
「いやー、もう月500円では無理だ!」
と、東京海上日動あんしん生命がギブアップして値上げする可能性もあります。
まあでも値上げしたらそのときにオプション解約すればよいだけ。いま東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」に加入するのなら、付加しておくべきオプションでしょう。
ちなみに、患者申出療養・評価療養はまだまだマイナーですが、自由診療を用いられるケースは増えつつあります。他社の調査では、抗がん剤治療を受けた方の2割弱が自由診療を併用したというアンケート結果も公表されています。
【重要ではありません】特定損傷一時金特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
特定損傷一時金特約 | 5万円 | 骨折等の治療を受けたとき。 |
不慮の事故でのケガを保障する特約です。
激しいスポーツする人にとっては重要かもしれませんが、そうでなければ必要性は薄いでしょう。給付額も5万円とお小遣い程度です。
ちなみにですが、保障期間は70歳まで。骨が弱ってちょっと転倒しただけで骨折するような年齢を迎える頃には保障対象外です。
【重要ではありません】特定疾病保険料払込免除特則
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
特定疾病保険料払込免除特則 | 保険料の支払いが免除される。 (保障は継続する) |
悪性新生物・心疾患・脳血管疾患で所定の状態を満たしたとき。 |
よくCMで見る「以降の保険料は頂きません!」という特約です。所定の条件を満たせば、以降の保険料支払いが免除されます(もちろん保障は継続)。
保険料の支払いが免除されると確かに嬉しいのですが、保険料払込免除特約は有料です。付加すれば月々の保険料がググっとあがります。
保険料を上げてまで保険料払込免除特約をつけるかは微妙なところ。医療保険の保険料はそこまで高くないですし、個人的には不要かと考えています。
【シミュレーション】僕が東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」に入るなら。
僕が東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」に入るなら、以下の保障内容にします。
- 主契約:入院給付金5000円、手術給付金Ⅰ型
- 特約:先進医療特約、3大疾病入院支払日数無制限特約、特定治療支援特約Ⅲ型、抗がん剤治療特約、がん特定治療保障特約
先進医療特約と抗がん剤治療特約は10年更新型なので、上記保障だと10年ごとに保険料が更新されます(上がることが多いでしょう)。
冒頭書きましたが、東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」を選ぶかどうかの決め手は、がん特定治療保障特約でしょう。がんで深刻な状況を迎えても、健康保険が適用されない治療を望まないのであれば、他社の医療保険を選んだほうがよいかと。
自由診療も辞さない場合には、東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」が候補に入ります。
東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」のメリット
繰り返しますが、東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」を選ぶかどうかの決め手は、がん特定治療保障の要否でしょう。がん特定治療保障特約はやたらと優れています。
他社にも自由診療を保障する特約がありますが、
「自由診療の抗がん剤治療を受けた月に20万円お支払い!」
といった保障内容です。月1,000万円の抗がん剤を打つのに、20万円なんて焼け石に水。その点、上限1億円は率直に素晴らしいと感じます。
また、がん特定治療保障特約は月500円で付加できます(2022年9月現在)。5年更新型なので、将来的に保険料が上がる可能性はありますが、保障内容に見合わないほど上がった場合はオプション解約すればよいだけ。
「健康保険は適用されないので高額にはなりますが、イギリスで開発されたxxという抗がん剤を打てば助かるかもしれません…」
と医師に提案されたとき、お金の心配をせずに
「受けます」
と即断を可能にするのが、がん特定治療保障特約。繰り返しますが、がんの自由診療も辞さない構えであれば、東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」は候補に入ります。
東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」のデメリット
下記の2特約は10年更新型です。10年毎に保険料が更新されます(上がる可能性が高い)。
- 先進医療特約
- 抗がん剤治療特約
どちらも重要な特約です。他社だと終身型といって一生涯保険料が変わらないタイプが主流なので、この点は東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」のデメリットでしょう。
また、がん特定治療保障特約を除けばがんの保障は薄いと感じます。
がん診断特約は一時金は2年に1回給付(他社は1年に1回が主流)ですし、抗がん剤治療特約は上限60回。特定治療支援特約は給付回数に上限があります。
全般的に、保障内容は他社比較で遅れ気味です。他社の医療保険との比較は必須でしょう。
東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」の評価
評価:B(S、A~Cで判定)
全般的に保障内容は微妙。保険料も平均的で、業界最安値クラスとまでは言えません。
ただし、がん特定治療保障特約は異様に優れています。一点豪華主義です。
がんと診断された場合は自由診療も辞さない方針であれば、他社でメインとなる医療保険を契約した上で、主契約をミニマムにしてがん特定治療保障特約だけ付加するのもアリかと感じます。
よって評価は「B」としました。使い方が限定される医療保険でしょう。
比較対象として以下の医療保険を挙げておきます。
●FWD生命「FWD医療」
こちらも自由診療の抗がん剤治療を保障する特約があります。その上限額が3,000万円なので、高額な抗がん剤治療を受けることになっても耐えられるかと。その他の保障内容も現状の最先端です。
●チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」
保険料が激安。自由診療の抗がん剤治療を保障対象にできたり、女性特有の疾病に対する保障を厚くできたりで、保障内容も良好です。
●ネオファースト生命「ネオdeいりょう」
健康保険料率が適用されれば業界最安値クラスの保険料。保障内容も全般的に最新化されているので、メインに据える医療保険になり得ます。先進医療特約が10年更新型なのがちょっと残念。
●メディケア生命「新メディフィットA」
こちらも保障内容は最新で、現在の医療保険のスタンダードです。先進医療特約も終身型。
医療保険の保険料は下記リンクで比較しているので、ご参考までに。本サイトでおすすめしている保障内容を中心に比較しています。
東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」の相談をするなら。
東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ご近所の保険ショップでも取り扱っているはず。
しかし、いざ保険ショップに行ってみて、
「あー、すいません、うち東京海上日動あんしん生命やってないんですよー」
なんて言われたら立ち直れないですよね。
そんなことにならないためにも、事前に最寄の保険ショップが東京海上日動あんしん生命を取り扱っているか確認しておきましょう。手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、東京海上日動あんしん生命はもちろん、この記事で比較対象としたFWD生命・チューリッヒ生命・ネオファースト生命・メディケア生命とも提携しています。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
【保険の相談なら!】保険クリニック
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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。
わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。
保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。
保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは
- 契約時の告知事項に不備があった。
- 契約上、保険会社に支払う責任がない。
の2点。
1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。
また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。
そんなときに、
「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」
といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。
保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。
実際に利用した方の口コミは以下のとおり。
「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」
という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。
予約は簡単です。
①保険クリニックのサイトにアクセスする。
②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。
③予約日時を選択する。
④以下を入力して予約完了。
- 相談方法(来店or訪問)
- 名前
- 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
- 電話番号
- メールアドレス
- 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
- 要望等(任意入力)
これで予約は完了。1分もあれば予約できます。
50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。東京海上日動あんしん生命はもちろんのこと、比較対象としたFWD生命・チューリッヒ生命・メディケア生命・ネオファースト生命とも提携しています。比較もかんたんにやってくれますよ。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
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【保険ショップの検索・予約なら】保険相談ニアエル
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近所に保険クリニックがない場合は、保険相談ニアエルで最寄りの保険ショップを検索してみてください。保険ショップには複数回相談に訪問することもあるので、自宅との距離のは割と重要です。
保険相談ニアエルは全国1,500店舗の保険ショップを区市町村単位で検索できます。保険ショップに関する
- 取り扱っている保険会社
- 実際に利用した人の口コミ
- 営業時間、交通アクセス等の基本情報
といった情報も掲載されています。取り扱っている保険会社が事前にわかるので、希望していた保険を提案されなかった!といった悲劇もないですし、厳しい口コミもそのまま掲載されているので、ちゃんと選べば安心して相談ができるかなと。
また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で
- 相談希望日時
- 氏名
- 生年月日
- 電話番号
- 相談内容(保険見直しor新規加入orその他)
だけ入力すれば完了。1分程度で終わる作業です。
予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。
もちろん予約は無料です。気軽に予約して大丈夫です。
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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。
しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:東京海上日動あんしん生命「メディカルKitNEO」
がんの自由診療を上限1億円で保障するがん特定治療保障特約は率直に素晴らしいと感じますが、それ以外は最近のスタンダードからは遅れつつあるという印象です。保険料も決して業界最安値クラスではありません。他社の医療保険との比較は必須でしょう。
比較対象として以下を挙げておきます。
●FWD生命「FWD医療」
こちらも自由診療の抗がん剤治療を保障する特約があります。その上限額が3,000万円なので、高額な抗がん剤治療を受けることになっても耐えられるかと。その他の保障内容も現状の最先端です。
●チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」
保険料が激安。自由診療の抗がん剤治療を保障対象にできたり、女性特有の疾病に対する保障を厚くできたりで、保障内容も良好です。
●ネオファースト生命「ネオdeいりょう」
健康保険料率が適用されれば業界最安値クラスの保険料。保障内容も全般的に最新化されているので、メインに据える医療保険になり得ます。先進医療特約が10年更新型なのがちょっと残念。
●メディケア生命「新メディフィットA」
こちらも保障内容は最新で、現在の医療保険のスタンダードです。先進医療特約も終身型。
保険クリニックなら、東京海上日動あんしん生命はもちろん、FWD生命・チューリッヒ生命・ネオファースト生命・メディケア生命とも提携しているので、各社の比較もかんたんにやってくれますよ。
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※2022年9月更新
コメント
昔加入した医療保険とがん保険(10年以上前に加入のため先進医療保障なし…。)を見直そうと思い、こちらのサイトを参考にさせていただいております。
保険は家族構成や自分の考え等によってポイントが異なるため、一概に正解がないことを承知の上で質問です。
現在加入を検討しているパターンが
①メディカルキットネオのみの加入。
入院日額 5,000円 ✕ 60日
がん特定治療保証特約
がん診断一時金
②メディカルキットネオ+ネオファーストのがん保険
医療保険とがん特定治療保証特約をメディカルキットネオで、自由診療以外のがん治療の備えをネオファーストのがん保険で備える。
③プレミアム終身医療z + ネオファーストのがん保険
②と③については、保証が重複する特約等は安い方でまとめる。
医療費については、会社から付加給付があるため社会保険に加入中は25,000円/月で済むため、先進医療と自由診療等の保険適用外の治療に備えつつ、なるべく保険料は抑えたいなと思っているのですが、悩んでしまい…
SECOMかsbiのがん損保で備えるとも考えたのですが、やはり5年更新型が気になってしまい、終身系でまとめたいと思っております。
さんちょ様
コメントありがとうございました!
>医療費については、会社から付加給付があるため社会保険に加入中は25,000円/月で済むため、
>先進医療と自由診療等の保険適用外の治療に備えつつ、
>なるべく保険料は抑えたいなと思っているのですが、悩んでしまい…
確かに、医療保険もがん保険も複雑な割に似たようなやつばっかりなので悩んでしまいますよね…。
コメント頂いた内容から
a)入院保障(日額5,000円✕60日)
b)自由診療のがん保障(定額保障ではなく実費保障)
c)先進医療保障
d)がんの一時金保障
e)一生涯保険料が変わらない終身保障
といったところが要件になるのかなと思います。
コメントに記載頂いた①~③の組み合わせだと
①→aとbは十分満たせる。cは10年更新型なのでeが微妙に満たせない。dは2年に1回給付だとか全体的にイマイチ。
②→aとbをメディカルKITNEOで満たせて、dはネオファースト生命で満たせる。cはメディカルKITNEOが10年更新型でeが微妙に満たせない。cをネオファースト生命にするとがんの先進医療しか保障されないのでちょっと不安。
③→aとcはプレミアム終身医療zで満たせて、dはネオファースト生命で満たせる。bはネオファースト生命で満たせるけど定額保障なのでイマイチ。eは満たせる。
なので、全ての要件を満たすのはなかなか難しいのですが、最も要件に近いのは②だと思います。保障内容の観点からすれば、②が最も良いのではないかと。
その他の選択肢として考えられるのは、
FWD生命「FWD医療」:要件abcde全て満たせる。割引条件を満たせば保険料も安い。外資系という点が気にならなければ十分アリ。
プレミアム終身医療z+メットライフ生命「ガードネクスト」:要件abcde全て満たせる。がんの治療保障がガードネクストに含まれるので、保険料は高くなるかも。
といったところでしょうか。
以上、ご参考になれば幸いです!
さんちょ様
以下、PRです。読み飛ばして頂いても構いません。
これから保険ショップで相談される場合は保険クリニックを検討して頂けると幸いです。
保険クリニックは上記返信で候補に挙げた全ての保険会社と提携しています。
→保険クリニック
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保険クリニックでご相談頂ける場合、上記リンクから予約お願いいたします。
※保険会社の広告はお断りしております。各種保険は公平に評価しております。
サイト運営継続のため、ご協力頂ければ幸いです。
ご回答いただきありがとうございます!
ガードネクストは気にはなっていたので候補にいれつつご教授いただいた内容を踏まえ再検討してみます!
FWDはノーマークでしたので調べてみます。
断片的な情報を的確に読み込んだうえでとても参考になる回答をいただけたこと感謝です!
保険クリニックさんへの相談は是非検討させていただきます!