オリックス生命「新CURE(キュア)」はバランスの取れた医療保険です。保障内容に大きな欠点がなく、保険料は平均的。雑誌の保険特集でも医療保険部門で何度となく1位を獲得しており、申し込みして後悔すること可能性が低い医療保険です。
しかし、オーソドックスなタイプの医療保険ゆえに、インパクトがありません。他社には
「これしかない!」
という強力な特徴がある医療保険もあります。
知名度が高くて入って安心なオリックス生命「新CURE(キュア)」。ですが、申し込む前にもう少し調べてみれば、もしかしたら自分にぴったりの医療保険が他に見つかるかもしれません。
医療保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の2点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上の2点について、オリックス生命「新CURE(キュア)」の概要と評価は以下のとおりです。
30歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:2,741円 女性:3,098円 |
評価B |
40歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:3,906円 女性:3,665円 |
|
基本保障 (取り外しできない保障) |
【入院給付金】 入院1日につき5000円、もしくは10,000円から選択。 【手術給付金】 入院中:入院給付金の20倍 外来:入院給付金の5倍 【先進医療給付金】 ・保障期間通算で2,000万円までの技術料。 ・1回につき技術料の10%を支給(50万円限度) |
評価B |
特約(オプション) (取り外しできる保障) |
【重度三疾病一時金特約】 がん・急性心筋梗塞・脳卒中となった場合に一時金が支払われます。 【がん一時金特約】 がんと診断(2回目以降は入院)された場合に一時金が支給されます。 【がん通院特約】 がんの治療を目的とした通院1日につき、定額が支給されます。 【通院治療支援特約】 退院時に一時金が支給されます。 【入院一時金特約】 入院時に一時金が支給されます。 【女性入院特約】 女性特有の疾病で入院した場合に、入院給付金が上乗せされます。 |
保険料は平均的です。高くも安くもありません。
基本保障も特約の種類もオーソドックスです。いい意味でも悪い意味でも「ふつーの医療保険」です。ジーンズはリーバイス、牛丼は吉野家と同じように、定番となり得る医療保険ですね。
しかし、若干足りないかなぁと感じるのが女性向けの保障でしょうか。「新キュア・レディ」といった女性向けの医療保険がオリックス生命から発売されていますが、手厚くなるのは入院給付金のみ(女性特有の疾病の場合、入院給付金が5,000円増額)。
確かに、女性にとってはプライベート空間が重要だと思いますので、差額ベッド代に使える入院給付金の増額はありがたいのですが、
- 乳がんを保障する特別な一時金。
- 乳房再建術を保障する特別な一時金。
といった保障があったら嬉しいですよね。そういう保障がある医療保険もあります。女性向けの保障は下記リンクでまとめています。こちらもご参考に。
医療保険の相談は保険ショップで。保険ショップの予約は↓をクリック!
オリックス生命「新CURE(キュア)」の基本情報
まずは基本情報を一覧にしました。他の医療保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。
保険の種類 | 【医療保険】 ・病気やケガに備える保険です。 ・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。 ・保険料が値上がりすることはありません。 |
入院給付金 | 入院1日につき3000円から20,000円の範囲で選択(1,000円単位)。 |
手術給付金 | 入院中:入院給付金の20倍 外来:入院給付金の5倍 |
1回の入院で入院給付金が支給される限度日数 | 60日間 ※7大生活習慣病(3大疾病以外)の場合は120日間 ※3大疾病の場合は無制限 |
保障期間通算で入院給付金が支給される限度日数 | 1,000日間 |
保険料を支払う期間 | 60歳まで、65歳まで、終身(一生涯)の3つから選択可能。 |
保険料を支払う回数 | 月払・半年払・年払 |
保険料を支払う方法 | ・口座振替 ・クレジットカード払 |
保障される期間 | 終身 |
加入方法 | インターネット、郵送、対面から加入可能。 |
健康相談サービス | あり(ティーペック社と提携) |
【オリックス生命「新CURE(キュア)」】保障内容を評価します。
医療保険を選ぶ際には大切なのは、当たり前ですが保障内容です。
特に重要なのが特約(オプション)の種類。基本保障は生命保険各社同じような内容になるんですけど、特色が出るのが特約です。どんな特約があるか、自分の好み(?)に合う特約があるかっていうのが医療保険を選ぶ大きなポイントです。
【基本保障】入院給付金・手術給付金・先進医療給付金
基本保障は取り外しができません。契約したら絶対についてくる保障です。
オリックス生命「新CURE(キュア)」の基本保障は入院・通院・先進医療の3本立てです。異質なのが先進医療です。
先進医療が必要になる確率は低いものの、いざ必要となったら全額自己負担です。まさかの場合はお金が足りずに人生一発レッドカードもあり得ます(治療に数百万円必要となることもあります)。ちょっと怖いですよね。
実際、先進医療の保障を目的として医療保険の契約をされる方はけっこういます。やっぱり人生一発レッドカードはどうしても避けたい…。
オリックス生命「新CURE(キュア)」は先進医療を基本保障としています。他社は特約化(オプション化)していることが多いのですが、人気のある保障なので基本保障としても問題ないでしょう。
保障内容は以下のとおりです。
名称 | 支給額 | 支給条件 |
先進医療給付金 | ・保障期間通算で2,000万円までの技術料。 ・1回につき技術料の10%を支給(50万円限度) |
先進医療を受けた場合。 |
先進医療の保障は他社の医療保険と同水準です。悪くありません。
技術料の10%支給ですが、これは先進医療を受けられる病院が遠方にある場合を想定して、交通費・宿泊費に使われることを意図したお金です。旅費をサポートしてくれるのは嬉しいですよね。
同じく基本保障の入院給付金・手術給付金は以下のとおり。
名称 | 支給額 | 支給条件 |
入院給付金 | 入院1日につき3000円から20,000円の範囲で選択(1,000円単位)。 | 入院1日につき支給 |
手術給付金 | 入院中の手術:入院給付金の20倍を支給 外来の手術:入院給付金の5倍を支給 |
手術を受けたとき。 |
入院・手術の保障は他社の医療保険と同水準です。悪くありません。
特徴的なのが7大疾病なら入院120日間まで保障、3大疾病なら入院日数無制限保障となる点です。他社だと疾病に関わらず60日間、長くても120日間限度であることが多いのですが、オリックス生命「新CURE(キュア)」は長期の入院にも耐えられる保障内容になっています。この点はオリックス生命「新CURE(キュア)」のメリットです。
ただし、最近は入院日数って短期化する傾向にあるんですよね…。
日本人の平均:29.3日
35歳~64歳の平均:21.9日
参考にしたのは生命保険文化センターです。平均から見ると、入院日数が長くなるのは認知症、統合失調症、アルツハイマー病等のメンタル疾患です。あと脳血管疾患も入院が長引くこともあります。がんとか心疾患は意外と入院期間は短めです。
そう考えると、長期の入院に耐えられる点はそこまで大きなメリットではないとも言えます。
【けっこう重要です】重度三疾病一時金特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
重度三疾病一時金特約 | 100万円 or 200万円 (1年に1回を限度に何回でも支給されます) |
【がん】 初回:がんと診断確定 2回目以降:入院 【急性心筋梗塞・脳梗塞】 入院 |
3大疾病で入院(がんの場合は1回目のみ診断確定が条件)した場合に、一時金を受け取れる特約です。
このサイトでは入院・通院・手術の保障より、一時金を手厚くしたほうが良いと考えています。理由は以下のとおり。
- 治療の早い段階で多額の一時金が手元にあれば、精神的に安定して治療に集中できる。
- 入院・通院・手術の給付金は保険金請求手続きが面倒。治療を受ける度に、支給手続きが必要となる。
重度三疾病一時金特約には注意点があります。それは保障対象が「がん・心筋梗塞・脳梗塞」に限定されることです。三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」にも3大疾病にかかると一時金が支給される特約があります。両社の保障範囲を比較してみます。
オリックス生命「新CURE(キュア)」:がん・心筋梗塞・脳梗塞
三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」:がん・心疾患・脳血管疾患
がんが保障対象なのは同じですが、違いは心疾患・脳血管疾患。心筋梗塞は心疾患の一部に過ぎません。同じく、脳梗塞も脳血管疾患の一部です。オリックス生命「新CURE(キュア)」の方が保障範囲は狭くなっています。
心疾患・脳血管疾患の保障を手厚くしたい場合は、他社の医療保険と比較した方がよいでしょう。他社の医療保険の3大疾病の保障は下記リンク先にまとめています。こちらもご参考に。
→3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の保障で比較する医療保険
【けっこう重要です】がん一時金特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
がん一時金特約 | 100万円 or 200万円 (1年に1回を限度に何回でも支給されます) |
初回:がんと診断確定 2回目以降:入院 |
重度三疾病一時金特約からがんの一時金だけ抜き出したのが、がん一時金特約です。
医療費だけに限れば心筋梗塞・脳卒中はそこまで膨らみません。医療費が膨らむのは長期の闘病となる可能性が高いがんです。再発と転移を繰り返したら、がんは数年単位の闘病になります。
重度三疾病一時金特約は保険料が高めなので、保障範囲を絞り込んだがん一時金特約は選択肢として十分ありです(上述のとおり、重度三疾病一時金特約はがん以外の保障が心筋梗塞と脳卒中に限定されますし…)。2つの特約の保険料を比較してみます。
重度三疾病一時金特約(50万円) | がん一時金特約(50万円) | |
30歳男性 | +1,150円 | +895円 |
30歳女性 | +955円 | +790円 |
40歳男性 | +1,755円 | +1,370円 |
40歳女性 | +1,330円 | +1,080円 |
基本保障の保険料に、上記の金額が上乗せされます。両特約の差をどう感じるかですよね。僕ならがん一時金特約を選びます。
さて、ここでがん一時金特約の良い点とイマイチな点をまとめておきます。
- 【GOOD】一時金を1年に1回受け取れる。
- 【GOOD】一時金の受け取り回数が無制限。
- 【GOOD】上皮内がんも保障対象。
- 【BAD】2回目以降の一時金支給条件が入院。
ちょっと古い医療保険だと2年に1回支給が多く、再発・転移を繰り返す可能性があるがんとしてはちょっと物足りないです。その点、オリックス生命「新CURE(キュア)」は1年に1回支給されるので、再発・転移に対応していると言ってよいでしょう。優秀です。
また、上皮内がんも保障対象となる点はメリットです。そもそも上皮内がんとは何かですが、引用します。
上皮内新生物は、がん細胞が、上皮と間質を隔てる膜(基底膜[きていまく])を破って広がっていない状態です。そのため、基本的には手術でとることが可能で、転移がほとんどないと考えられています。上皮内新生物が悪性化し、基底膜を越えて浸潤した場合に、一般的な「がん」になります。
引用:国立がん研究センター
つまり、転移する可能性が低く、サッと手術で切り取ってしまえば完治が見込めるガンのことですね。完治が見込める上皮内がんであっても、オリックス生命「新CURE(キュア)」だと保障対象になります(こちらも古い医療保険だと保障対象外となる場合があります)。
しかし、2回目以降の一時金支給は入院が条件となります。通院での治療だけだと一時金を受け取ることができません。他社には2回目以降もがんと診断されていれば一時金支給される場合があります。この点はデメリットです。
とはいえ、メリットがデメリットを上回っています。オリックス生命「新CURE(キュア)」がん特約は他社と比較して十分手厚いと言っていいでしょう。しかし、がんの保障といえば、がん保険です。がんに対する不安を抱える方は、下記リンク先もご参考に。
【けっこう重要です】がん通院特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
がん通院特約 | 通院1日につき、入院給付金と同額。 | がんで通院した場合。 |
通院特約はがんの場合に限ります。がん以外の疾病に通院保障はありません。
現在のがん治療は入院を極力短期間にして、代わりに自宅療養と通院が長期化するケースが増えています。通院特約はつけておいたほうが安心でしょう。
ただし、通院する目的によって、支給期間と支給限度日数が異なります。この点もちょっと表にしますね。
通院目的 | 支給期間 | 支給限度日数 |
入院給付金を受けた入院をして、退院したあとの通院 | 1年間 | 60日間 |
約款所定の手術、放射線照射、温熱療法、抗がん剤治療(腫瘍用薬のみとし、経口投与を除く)のための通院 | 無制限 | 無制限 |
手術・放射線治療・温熱療法・抗がん剤治療の場合に無制限で通院給付金を支給される点は大きなメリットです。また、上皮内がんも保障対象なので、保障範囲についても問題はありません。
【重要ではありません】通院治療支援特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
通院治療支援特約 | 3万円 or 5万円 | 退院時 |
がん以外の通院に使えるのが、通院治療支援特約です。退院したら一時金あげるから、通院はこれでなんとかしてね!という特約です。
しかし、3万円or5万円という金額が1回だけ支給されるというのはいかがでしょうか。サラリーマンのお小遣いですよ。
40歳男性の場合、通院治療支援特約3万円をつけると毎月支払う保険料は300円程度上がります。そこまで高い保険料ではありませんが、必要性はあまり感じられません。
【重要ではありません】入院一時金特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
入院一時金特約 | 3万円 or 5万円 or 10万円 | 入院時 |
日帰り入院や一泊二日の入院でも、入院一時金特約をつけておけば一時金が支給されます。入院に必要な日用品等を準備するのに使われることを目的とした一時金です。
最近は短期の入院が増えているので、
「入院したのに医療保険から少ししか保障を受けられなかった…」
という残念感を薄めるためには入院一時金特約は有効です。
しかし、3万円or5万円or10万円という金額が1回だけ支給されるというのはいかがでしょうか。サラリーマンのお小遣いですよ(2回目)。
40歳男性の場合、入院一時金特約3万円をつけると毎月支払う保険料は300円程度上がります。そこまで高い保険料ではありませんが、こちらも必要性はあまり感じられません。
【女性は要チェックです】女性入院特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
女性入院特約 | 入院1日につき5,000円 | 入院時 |
女性特有の病気やがんで入院した場合、基本保障の入院給付金に上乗せで5,000円を受け取れる特約です。
主な用途は差額ベッド代でしょう。女性は入院中もプライベートな空間を確保しておきたいですよね。大部屋だとプライベートはカーテン一枚の区切りです。個室や少人数部屋で入院する際にに必要な差額ベッド代に充てられるのが、この女性入院特約です。
ただし、女性入院特約は入院給付金の上乗せだけ。他社には乳房切除や乳房再建などの女性特有の手術に対して一時金を支給する特約もあります。医療保険を検討されている女性は下記リンク先もご参照ください。
まとめます。
僕がオリックス生命「新CURE(キュア)」に入るなら、以下の保障内容にします。
- 基本保障:入院給付金5,000円
- 特約:がん一時金特約(50万円)、がん通院特約
この保障内容で毎月支払う保険料は40歳男性3,881円、40歳女性3,405円です(終身払)。
がんに対する保障が手厚いのがオリックス生命「新CURE(キュア)」の特徴です。上記の保障内容であれば、がんとなったら1年に1回50万円が支給され、さらに入院・通院・手術の保障、そして先進医療の保障もあります。がっちり手厚い保障になりますよね。
オリックス生命「新CURE(キュア)」のメリット
メリットの1点目から3点目について説明します。
オリックス生命「新CURE(キュア)」は一時金を年1回を上限に保障期間中回数無制限で受け取れる。
ここで言う一時金とは以下の特約から支給される一時金です。
- 重度三疾病一時金特約(50万円or100万円or200万円)
- がん一時金特約(50万円or100万円or200万円)
他社では保障期間を通じて回数に限りがあったりするのですが、オリックス生命「新CURE(キュア)」は何回でも受け取れます。無制限支給です。
さらに、支給間隔は1年。例えば、40歳でがんになり、41歳で脳梗塞になり、42歳で心筋梗塞になれば、合計3回一時金を受け取れます。他社は支給間隔2年に1回となることもあるので、オリックス生命「新CURE(キュア)」の支給間隔は短く、手厚い保障と言っていいでしょう。
ただし、例えば40歳の3月にがんになり、6月に脳梗塞になり、9月に心筋梗塞になれば、一時金は1回しか受け取れません。1年に1回ルールです。まぁ1年間でそんなに重病が重なることもないでしょうし、年1回受け取れれば十分ですよね。
ちなみに、以下の一時金特約は保障期間を通じて50回まで受け取れます。
- 入院一時金特約(3万円or5万円or10万円)
- 通院治療支援特約(3万円or5万円)
保障期間中に50回も入院するってけっこうなことですよね。上記2特約もほぼ無制限に受け取れると考えてよいでしょう。
オリックス生命「新CURE(キュア)」は無料で利用できる健康相談サービスがある。
実はけっこう大きなメリットです。
オリックス生命「新CURE(キュア)」はティーペック社と提携して、以下のサービスを無料で加入者に提供しています。
- 日本の名医(総合相談医)のセカンドオピニオンや優秀専門臨床医をご紹介。
- 医師・看護師などに24時間365日電話で健康相談。
セカンドオピニオンっていうのは主治医以外のお医者さんから意見を聞くことです。患者が主治医を選ぶってなかなか難しいですよね。たまたま手が空いていたお医者さんが主治医になり、私たちを診断するケースが多いでしょう。重い病気にかかると、偶然巡り合わせた主治医以外の意見を聞きたくなるものです。
とはいえ、一般人にはお医者さんの知り合いなんてなかなかいないですよね。
オリックス生命「新CURE(キュア)」は日本の名医を紹介し、セカンドオピニオンを聞く機会をつくってくれます。セカンドオピニオンで助かる命があることも事実です。
オリックス生命「新CURE(キュア)」は先進医療特約が終身タイプ。
先進医療特約が終身タイプの場合、先進医療特約の保険料が一生涯上がりません(同じ保険料で一生涯保障)。
「あれ、だって医療保険が終身タイプなんだから、先進医療特約だって終身タイプでしょ?」
って多くの方は理解されているかと思うんですけど、他社は先進医療特約のみ保険料が10年ごとに上がっていく定期タイプだったりすることもあります。
なぜ先進医療特約だけ定期タイプにするのか。それは先進医療が普及して保険金の支払い額が大きくなると、加入者が支払う保険料を上げないと生命保険会社が赤字になるからです。
現状は月100円程度の保険料で先進医療特約をつけられますが、10年後・20年後には10倍・100倍になっている可能性もあります。終身タイプなら、保険料は一生涯変わりません。
そう考えると、オリックス生命「新CURE(キュア)」はお宝保険になる可能性を秘めていますね。
オリックス生命「新CURE(キュア)」のデメリット
オリックス生命「新CURE(キュア)」にはウラ特約があります。
- 入院給付金支払い限度日数を120日間に延長する特約。
- 7大生活習慣病の入院給付金支払い限度日数を無制限にする特約。
- 特定の疾病にかかった場合、以降の保険料支払いを免除する特約(保障は一生涯続きます)。
これらのウラ特約は対面で加入する場合のみ追加できます。ネットや郵送では選べません。
この点をデメリットとは断言できませんが、オリックス生命「新CURE(キュア)」に加入する場合はネット、郵送ではなく対面の方が選択肢は広がります。
まぁそもそも医療保険は保障内容が複雑です。オリックス生命「新CURE(キュア)」に限らずですが、ネットだけの情報で判断せずに、一度じっくり専門家に相談しておいた方がいいです。
「えっ、こんなこと知らなかった…」
っていうことは回避しておきたいですよね。
【オリックス生命「新CURE(キュア)」の評価】最も重要なのは生命保険の相談を誰にするのかということ。
評価:「B」(S、A~Cで判定)。
保障内容・保険料は平均的。がんに対する特約は手厚く、安心して入れる医療保険でしょう。雑誌の保険特集で上位にランクされるのも納得できます。
しかし、女性特有疾病の手術に対する一時金特約がない、通院保障ががんに限定されるといったデメリットもあります。人によっては、「これじゃない!」ということにもなり得るでしょう。他社の医療保険との比較は必須です。よって評価は平均的な「B」としました。平均なんですよ、オリックス生命「新CURE(キュア)」は。
医療保険はオリックス生命「新CURE(キュア)」だけじゃありません。オリックス生命「新CURE(キュア)」を検討されている方は、下記の医療保険と比較してみることがおすすめです。
・手厚い保障なら、三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」、もしくはSOMPOひまわり生命「健康をサポートする医療保険 健康のお守り」と比較を。
・保険料が安い医療保険なら、チューリッヒ生命の医療保険「終身医療プレミアムDX」と比較を。
オリックス生命「新CURE(キュア)」の相談をするなら。
オリックス生命「新CURE(キュア)」はネットから申し込みできますが、ネットで申し込むと選べるオプションの選択肢が減ってしまいます。
さらに、ネットで申し込みすると保障内容の説明をしっかり聞けないですよね。オリックス生命「新CURE(キュア)」に申し込むなら、一度対面で説明を受け、しっかりと保障内容を理解してからの方が後々後悔する可能性は低くなるでしょう。
ちなみに、ネットから申し込んでも、対面で申し込んでも毎月支払う保険料は同じです。ネットから申し込むと安くなるなんてことはありません。
オリックス生命「新CURE(キュア)」は幅広い保険ショップで取り扱っています。対面で説明を聞くなら保険ショップで。
けれども、フラッと保険ショップに立ち寄ってみて、
「うち、オリックス生命取り扱ってないですよ」
なんて言われたら立ち直れないですよね。そんなことがないように事前に調べておきましょう。ニアエルというサイトを利用すれば、取り扱っている生命保険会社を条件に保険ショップの検索と予約ができます。
【保険ショップの検索なら】全国1,200店舗を30秒で予約できるニアエル保険相談。
保険ショップの予約ならニアエル保険相談(旧LIFULL保険相談)です。
全国1,200店舗を予約可能。予約も簡単で、自宅近くの保険ショップを選び、
- 相談希望日時
- 名前
- 生年月日
- 電話番号
- 相談内容(「新規」か「見直し」か「その他」かを選択)
を入力すれば予約完了です。ほんとに30秒で予約できますよ。
便利なのが取り扱っている保険会社数、キッズスペースの有無、女性スタッフの有無が一発でわかるところ。お子さんがいる主婦の方には嬉しい情報ですよね。
また、保険ショップを利用した方の口コミと評価も掲載されています。なんとなーく入りにくい保険ショップ。強引な勧誘されたらどうしよう…なんて不安になる方も多いと思いますが、利用者の口コミがあれば安心できますよね。
さらに、ニアエルにはユーザ通報制度があります。ユーザからクレームを受けた保険ショップは掲載停止の措置が検討されます。ニアエルに掲載されている保険ショップなら、実際に利用した方の口コミも掲載されてますし、通報があれば掲載停止もあり得ますし、まず安心かと。
予約は↓から。
また、近所に保険ショップがない、もしくは保険ショップへ行く時間がないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に仕事に忙しい働く世代や、子どもが小さい家庭は保険ショップへ行くのも難しいですよね。
そんな方に向けて、生命保険の専門家が指定した場所へ訪問してくれるサービスがあります。保険見直しラボです。
【FPが指定場所へ来てくれます】保険見直しラボ 過度な営業にはイエローカード!【相談は無料です】
保険見直しラボが取り扱っている保険会社数は30社を超えます。選択肢の広さが大きなメリットです。
また、訪問型なので、自宅や会社や近所の喫茶店等、指定した場所まで来てくれます。
「自宅の近くに保険ショップがない…」
「わざわざ保険ショップまで行くの面倒くさい!」
「子供が小さくて、保険ショップまで行けない…」
そんな方にはぴったりのサービスですよね。
相談の申し込みはとっても簡単。
- ネットの申し込みフォームから相談内容、基本的な情報(名前や住所等)を入力する。3分くらいで終わります。
- オペレーターから電話がくる。相談する日程と場所の調整をする。
- 担当FPがやってくる。
これだけです。
ちなみにですが、保険見直しラボを実際に利用した人の口コミは以下のとおり。この人たちは、保険見直しラボの支社に出向いて相談したようです。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
予約は↓から。
念のためお伝えしておくと、保険見直しラボはオリックス生命と提携してます。オリックス生命を含めた30社以上の生命保険会社と提携しているので、ご安心を。
とはいえ、保険見直しラボなんて聞いたことないよ!という方が大半ではないでしょうか。保険見直しラボについては下記のリンク先に詳しく書いてます。大丈夫です。ちゃんとした会社ですよ。
生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。保険ショップでも、保険見直しラボでも無料で相談できます。
しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。
おすすめされた生命保険に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら、保険ショップや保険見直しラボは業務停止になってしまいます。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:オリックス生命「新CURE(キュア)」
オリックス生命「新CURE(キュア)」はバランスの取れたオーソドックスな医療保険です。保険料も平均的、保障内容も平均的。特徴をあげるとすれば、オプションをつければがんに対する保障が手厚くなる点です。がんに不安を抱える方にはアリな医療保険です。
しかし、オーソドックスゆえに保障内容にインパクトがありません。例えば、
- メンタル疾患を保障してくれる医療保険。
- 乳房再建術を特別に保障してくれる医療保険。
- 不妊治療を保障してくれる医療保険。
こんな特徴のある医療保険も世の中には存在します。医療保険を選ぶ際に大切なのは比較です。
医療保険の比較は医療保険の専門家の意見を聞きながらが安心ですよ。保険ショップの検索と予約は↓をクリック!