医療保険の介護保障特約を比較する。

介護保険・認知症保険の必要性と選び方は↓の書いています。

介護保険・認知症保険は必要か

すでに医療保険に入っている方もいらっしゃるかと思いますが、介護保険・認知症保険を検討されているなら、いま加入している医療保険に特約を追加した方が安く簡単に介護保障を得られるかもしれません。まずはいま加入している医療保険を要チェックです。

また、現在医療保険に加入されていない方なら、医療保障と介護保障をひとつの保険にまとめることもできます。保険をまとめれば、面倒な手続きは楽ちんに。これを機会に医療保険に加入しても良いと思います。

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徹底比較!医療保険の介護保障!

ということですので、早速比較してみます。

比較対象は以下の5つの医療保険としました。他にも介護保障のある医療保険はありますが、以下の5つの医療保険は本来の入院や通院の保障も十分手厚く、おすすめできます。

メディケア生命「メディフィットA」 介護保障付終身保険特約

メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」 終身介護保障一時金特約・終身認知症診断一時金特約

三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」 終身介護保障特約

アフラック「医療保険EVER Prime」 介護一時金特約・認知症介護一時金特約

SOMPOひまわり生命の医療保険「健康のお守り」 介護一時金特約・医療用介護年金特約

まずは保障条件を比較します。

介護保障で大切なのは保障条件です。

介護保障は公的な介護認定制度(要介護1とか要支援2とかです)に連動して保険金を支払うタイプが大半なんですが、この条件を要介護1としている介護保障もあれば、要介護3としている介護保障もあります。バラバラなんですよね。

ちなみにですが、要介護1・2・3の状態を比較すると以下のとおり。要介護1は介護の入り口といった感じですが、要介護3はけっこう症状が進行してます。

要介護1 ・身だしなみや居室の掃除などの身のまわりの世話に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
・立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。
・歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とすることがある。
・排泄や食事はほとんど自分ひとりでできる。
・混乱や理解低下がみられることがある。
要介護2 ・身だしなみや居室の掃除などの身のまわりの世話の全般に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
・立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。
・歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とする。
・排泄や食事に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とすることがある。
・混乱や理解低下がみられることがある。
要介護3 ・身だしなみや居室の掃除などの身のまわりの世話が自分ひとりでできない。
・立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作が自分ひとりでできない。
・歩行や両足での立位保持などの移動の動作が自分でできないことがある。
・排泄が自分ひとりでできない。
・いくつかの不安行動や全般的な理解の低下がみられることがある。

もちろん、契約者に有利なのは要介護1から給付されるタイプの介護保障です(業界平均は要介護2から保障です)。

また、医療保険によっては公的介護制度に連動していない独自の基準で介護保障することもあります。独自基準はちょっと怖いんですよね。条件がはっきりしないんで、後々モメてしまうことがあります…。

ということですので、まずは介護保障の支払条件で比較します。以下の条件を満たせば、介護保険金(一時金or年金)が給付されます。

介護保障 認知症保障
メディフィットA 一時金:要介護2
フレキシィS 一時金:要介護2 【GOOD!】
一時金:認知症と診断されたとき。
新医療保険Aプレミア 【GOOD!】
一時金:要介護2
年金:要介護2
一時金:認知症による要介護状態が180日以上継続。
医療保険EVER Prime 一時金:要介護2 一時金:認知症による要介護状態が90日以上継続。
健康のお守り 【GOOD!】
一時金:要介護1
年金:要介護3

ざっと書きました。まとめると、

となります。以下、それぞれ説明していきます。

SOMPOひまわり生命の医療保険「健康のお守り」の介護保障はかなり緩い。

SOMPOひまわり生命の医療保険「健康のお守り」は要介護1以上の条件を満たせば一時金を受け取れます。

介護だけを専門に保障する介護保険と比較しても緩いです。

明治安田生命「介護のささえ」 【介護一時金保障特約】
要介護3以上に認定された場合に一時金を給付。
【軽度介護一時金保障特約】
要介護1、2に認定された場合に一時金を給付。
朝日生命「あんしん介護保険」 【介護一時金タイプ】
要介護3以上に認定された場合に一時金が給付されます。

明治安田生命「介護のささえ」の【軽度介護一時金保障特約】が要介護1で一時金給付です。これでやっとSOMPOひまわり生命の医療保険「健康のお守り」と互角。

医療保険としてもSOMPOひまわり生命の医療保険「健康のお守り」はかなり強力です。現在発売されている医療保険としてはトップクラスの保障内容なので、医療保障と介護保障をまとめておきたい方には有力な候補になります。

メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」の認知症保障も条件が緩い。

介護状態となる原因の第1位が認知症なんですけど、その認知症だけ保障対象にしておいて、毎月支払う保険料を安くするということもできます。

そのときにおさえておきたいのが、メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」です。これも条件が緩いです。

たいていの認知症保障は認知症と診断されてすぐに保障されるわけではなくて、「xxx日間状態が継続したら」という条件があるんですよね。この期間中に亡くなった場合は一時金が給付されないなんてこともあり得ます。ちょっと悲しいですよね。

その点、「xxx日間」の条件がなく、診断確定即一時金給付のメットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」はかなり使える認知症保障でしょう。

三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」の年金保障は条件が緩い。

終わりが見えない介護は介護状態が続く限り毎月定額を受け取れる年金タイプが理想的です。一時金タイプは初回にまとまったお金を受け取って終了。想定以上に介護が長引いた場合は、一時金が枯渇するなんて事態もあり得ます。

そういった意味では、三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」の介護年金が要介護2から給付される点は見逃せないメリットです。

介護だけを専門に保障する介護保険と比較してみるとこんな感じです。

明治安田生命「介護のささえ」 要介護3以上に認定された場合に年金を給付。
朝日生命「あんしん介護保険」 要介護1以上に認定された場合に年金を給付。

明治安田生命「介護のささえ」より条件が緩く、朝日生命「あんしん介護保険」よりは条件が厳しめといったところでしょうか。

三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」は認知症も保障対象とすることができます。また、医療保険としても大きな欠点はなく、とてもバランスの良い保障内容になっています。こちらも要チェックですね。

次に保険料を比較します。

続いて気になる毎月支払う保険料を比較してみます。給付条件が緩ければ、その分保険料は高くなる傾向にあります。大切なのはバランスですよね。この先、自分が介護状態になるかどうかなんて誰にもわかりません。過度に保障を手厚くするのも保険料のムダになってしまいます。

ここでは55歳男性・女性を例に保険料を比較してみます。ただし、全く同じ保障内容で保険料を比較するのは不可能です。なので、この比較はご参考程度に。

【55歳男性 保険料支払期間:終身 (カッコ内は保障額)】

介護保障 認知症保障
メディフィットA 3,170円/月(100万円)
フレキシィS 1,510円/月(100万円) 1,390円/月(100万円)
新医療保険Aプレミア 2,150円/月(年30万円×5年確定年金) 560円/月(100万円)
医療保険EVER Prime 1,610円/月(100万円) 1,030円/月(100万円)
健康のお守り 3,220円/月(200万円)

【55歳女性 保険料支払期間:終身(カッコ内は保障額)】

介護保障 認知症保障
メディフィットA 2,730円/月(100万円)
フレキシィS 1,920円/月(100万円) 2,050円/月(100万円)
新医療保険Aプレミア 2,520円/月(年30万円×5年確定年金) 690円/月(100万円)
医療保険EVER Prime 1,930円/月(100万円) 1,450円/月(100万円)
健康のお守り 3,580円/月(200万円)

保険料で比較すると、三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」が優勢かなという感じです。

「年30万円×5年確定年金」というのは毎年30万円が5年間に渡って年金形式で受け取れるということです。合計150万円ですね。150万円でこの保険料は比較的安い方かと。認知症保障も他社より圧倒的に安いです。

次点としては、SOMPOひまわり生命の医療保険「健康のお守り」でしょうか。一時金200万円でこの保険料。先述のとおり、給付条件が緩いことを考えると、かなり優秀な介護保障です。

まとめ

まとめます。

  • 医療保険に加入されていない方で、介護保障・認知症保障をまとめておきたいという方には、SOMPOひまわり生命の医療保険「健康のお守り」と三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」を比較して検討する。

どちらも保障条件は悪くなく、そして保険料も比較的安く収まります。さらに終わりが見えない介護の保障ではうれしい年金タイプを選ぶこともできます。

また、どちらも医療保障のレベルも高め。現時点でおすすめできる選択肢は、この2つの医療保険と考えています。あとはどちらを選ぶか。これは個人の価値観だとか、経済状況とかによりますよね。

とはいっても、医療保険選びは1人で悩む必要は全くありません。悩んだり、わからなかったりしたら専門家の力を借りましょう。相談はもちろん無料。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。

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また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険や独自基準のある介護保険・認知症保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。

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