【評価C】日本生命の長寿生存保険「GranAge(グランエイジ)」デメリットと評価

日本生命の長寿生存保険「GranAge(グランエイジ)」。

亡くなるまで年金を受け取れるトンチン年金も選べるのが特徴です。

トンチン年金とは、生き続けている限り年金を受け取れる個人年金保険です。通常の個人年金保険は

〇〇年確定年金

といったように、年金を受け取れるのは〇〇年が上限。年金を受け取れる期間が決まっています(これも選べる)。

一方で、トンチン年金は

〇〇年保証期間付終身年金

です。〇〇年は確実に年金を受け取れて(この期間に亡くなった場合は遺族が年金を受け取れる)、〇〇年を超えて長生きしちゃった場合には亡くなるまで年金を受け取れます。

トンチン年金を発売している生命保険会社は多くないのですが、日本生命「GranAge(グランエイジ)」は利率がやや低め。支払った保険料総額を上回る年金を得るためには、かなり長生きする必要があります。

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日本生命「GranAge(グランエイジ)」のデメリット

日本生命「GranAge(グランエイジ)」ここに注意!
  • 【check】かなり長生きしないと元を取れない。
  • 【check】インフレに弱い。

かなり長生きしないと元を取れない。

冒頭書いたとおり、元を取るにはかなり長生きする必要があります。

例えば、50歳男性が

・保険料払込期間70歳まで(70歳から年金受取開始)
・5年保証期間付終身年金
・年金額60万円

で契約した場合、月々の保険料は52,560円。70歳までに支払った保険料総額は約1,261万円。

70歳から毎年60万円の年金を受け取れるので、保証期間の5年以内に亡くなった場合の年金総額は300万円(60万円×5年)。保証期間中(75歳まで)に亡くなってしまった場合の支払った保険料総額に対するリターンは23.8%にしかなりません。大きく元本割れです。

元を取るにはかなり長生きする必要があります。

年金額60万円×21年=1,260万円

なので、91歳までサバイブできればほぼトントン。元を取るには92歳まで生きる必要があります。

厚生労働省の簡易生命表によると、50歳男性の平均余命は32.93年。平均からすると約83歳で亡くなります。元を取るには平均よりも9年程度長生きしなければなりません。

ということで、多くの方は元を取れずに亡くなるかと。

第一生命から発売されているトンチン年金の「ながいき物語」はもう少し早い年齢でペイできることが多いです。日本生命「GranAge(グランエイジ)」を検討されている方は、第一生命「ながいき物語」と比較を。

インフレに弱い。

これは日本生命「GranAge(グランエイジ)」固有のデメリットというよりも、トンチン年金の仕組み上のデメリット。

日本生命「GranAge(グランエイジ)」の年金額は契約時に決まります。世の中がインフレになったからといって、年金額が上がるということはありません。

インフレ傾向が続けばお金の価値はどんどん減っていきます。

現在1万円で買えるモノが、年金を受け取れる20年後や30年後に同じ値段で買えるとは限りません。本記事を書いている2023年12月現在はインフレ傾向にありますが、このままインフレが進めば1万円で買えていたモノが2万円や3万円出さないと買えなくなることもあり得ます。

そうなれば、日本生命「GranAge(グランエイジ)」の年金額で買えるモノも減っていきます。個人年金保険は公的年金の補填という意味合いが強いのですが、契約時に決まった年金額では公的年金の補填に全然足りない!ということもあるでしょう。トンチン年金はインフレに対応できません。

ちなみに、公的年金はインフレに対応しています。年金額には物価や現役世代の賃金が反映されます(年金額が毎年改定される)。

日本生命「GranAge(グランエイジ)」のメリット

日本生命「GranAge(グランエイジ)」ここがポイント!
  • 【GOOD!】個人年金保険料控除を使える。

個人年金保険料控除を使える。

会社員の方なら年末調整で、自営業の方なら確定申告で、1年間に支払った保険料を所得控除に使えます。生命保険に関わる所得控除には

  • 生命保険料控除
  • 介護保険料控除
  • 個人年金保険料控除

の3種類がありますが、日本生命「GranAge(グランエイジ)」で支払った保険料は個人年金保険料控除に分類されます。

「個人年金保険なんだから個人年金保険料控除が使えて当たり前だろ!」

と思われるかもしれませんが、世の中の外貨建て個人年金保険や変額個人年金保険は個人年金保険料控除が使えないこともあります(死亡保障が入ってくると生命保険料控除に分類される)。なので、この点は日本生命「GranAge(グランエイジ)」のメリット。

個人年金保険料控除は侮れません。生命保険料控除を満額まで使い果たしている方は多いと思いますが、個人年金保険料控除はほとんどの方が使い切れていないでしょう。

個人年金保険料控除は年間80,000円までの個人年金保険料を所得から控除する仕組みなのですが、80,000円満額まで枠を使うと

所得税:40,000円を所得控除
住民税:28,000円を所得控除

です。例えば、年収500万円なら所得税の税率は20%、住民税は年収に関わらずほぼ10%なので、年末調整で還付される金額は

所得税:8,000円(40,000円×20%)
住民税:2,800円(28,000円×10%)

の合計10,800円。80,000円の保険料に対して10,800円が年末調整で戻ってきます。

日本生命「GranAge(グランエイジ)」の評価。

評価:C(S、A~Cで判定)

同じトンチン年金の第一生命「ながいき物語」と比較しておいた方がいいでしょう。多くのケースで第一生命「ながいき物語」の方が早い年齢でペイできるかと。

よって評価は「C」としました。

個人年金保険のリターンは下記リンク先で比較しています。こちらもご参考に。

個人年金保険・トンチン年金保険の比較ランキング

日本生命「GranAge(グランエイジ)」の相談をするなら。

日本生命「GranAge(グランエイジ)」は全国の保険ショップで相談できます。取り扱っている保険ショップは多めです。きっとご近所の保険ショップでも相談できます。

しかし、ふらっと入った保険ショップで

「うち、日本生命取り扱ってないですよ!」

なんて言われたら絶望です。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら日本生命はもちろんのこと、比較対象に挙げた第一生命とも提携しています。

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保険ショップへの飛び込み相談も可能ですが、スタッフが事前準備できないため最適なプランにたどり着けないことがあります(事前準備にはけっこう時間がかかります)。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。

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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

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保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。

保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは

  1. 契約時の告知事項に不備があった。
  2. 契約上、保険会社に支払う責任がない。

の2点。

1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。

また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。

そんなときに、

「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」

といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。

保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。

実際に利用した方の口コミは以下のとおり。

「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」

という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。

予約は簡単です。

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②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。

③予約日時を選択する。

④以下を入力して予約完了。

  • 相談方法(来店or訪問)
  • 名前
  • 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
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これで予約は完了。1分もあれば予約できます。

50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。日本生命はもちろんのこと、比較対象に挙げた第一生命とも提携しています。両社の比較もきっちりやってくれますよ。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。

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といった情報も掲載されています。取り扱っている保険会社が事前にわかるので、希望していた保険を提案されなかった!といった悲劇もないですし、厳しい口コミもそのまま掲載されているので、ちゃんと選べば安心して相談ができるかなと。

また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で

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予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。

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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。

しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。

おすすめされた生命保険に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止になってしまいます。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:日本生命「GranAge(グランエイジ)」

トンチン年金(5年保証期間付終身年金)も選べる個人年金保険ですが、その利率は高くありません。

同じトンチン年金の第一生命「ながいき物語」と比較しておいて損はないでしょう。

保険クリニックは日本生命と提携しています。比較対象に挙げた第一生命ともて提携しているので、両社の公平な比較もやってくれます。保険選びに迷ったら、手っ取り早いのは保険クリニックです。

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