フコク生命「みらいプラス」。
よくある個人年金保険でリターンも高くはなかったのですが、2024年4月に改定があり、ググっと返戻率が上がりました。元本保証のある円建ての個人年金保険で比較すれば、トップクラスの返戻率です。
「元本割れのリスクは1㎜も負いたくない!手堅く老後の資金を貯めたい!」
という方なら、有力な候補となる個人年金保険です。
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フコク生命「みらいプラス」のデメリット
利率が高くない。
冒頭、
「2024年4月に改定があり、ググっと返戻率が上がりました」
と書いてしまいましたが、それでも高いとは言い切れません。
一例を挙げると、30歳男性が
・保険料払込期間60歳まで(据置期間0年)
・年金開始年齢60歳から
・月々の保険料20,000円
・10年確定年金
で契約した場合、支払った保険料総額は720万円。それに対して60歳から受け取れる年金額は839.20万円(83.92万円×10年間)なので、リターンは116.5%。年利に換算すると約1.0%。
老後の生活資金を貯めるのに、保険ではなく確定拠出型年金(iDeco)を利用したとします。
iDecoでは運用先のファンドを契約者が選択できるのですが、人気のある「eMaxis Slim全世界株式(オルカン)」で運用したとします。
オルカンは全世界の株式に広く投資し、そのリターンを「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」という指標に連動させることを目標としているのですが、過去30年の年利が平均9.0%(2024年2月時点)。実際のリターンは手数料として0.2%程度差し引かれますが、それでもフコク生命「みらいプラス」を大幅に上回る年利です。
もちろん、これまでの実績が将来も継続するとは限りません。今後の経済がズタズタになりリターンが低下、最終的にフコク生命「みらいプラス」が勝利する可能性もあるでしょう。確定拠出型年金(iDeco)には元本割れのリスクがあります。
しかし、その可能性を加味したとしても、まだまだ老後まで時間がある20代~40代くらいの若い方が、リターンの低い個人年金保険で老後の生活資金を貯めるのはもったいないと感じます。多少のリスクはあるとしても、確定拠出型年金(iDeco)を利用してオルカンに積み立てた方が将来的なリターンは高くなるかなと。市場は周期的に暴落しますが、一定期間を置いて確実に回復しています(リーマンショックもほぼ5年で回復)。
まあでも暴落時にも資産運用を継続するにはメンタルの強さが必要です。みるみる減っていく確定拠出型年金(iDeco)の残高を見るのは精神的に良くないですし、こんな状況でも資産運用を続けられる人は多くありません(それでも続けた人が最後に笑う)。
「そんなの耐えられそうにない…」
という方なら、受け取れる年金額が契約時に決まる円建ての個人年金保険の方が向いているでしょう。
フコク生命「みらいプラス」のメリット
個人年金保険料控除を使える。
会社員の方なら年末調整で、自営業の方なら確定申告で、1年間に支払った保険料を所得控除に使えます。生命保険に関わる所得控除には
- 生命保険料控除
- 介護医療保険料控除
- 個人年金保険料控除
の3種類がありますが、フコク生命「みらいプラス」で支払った保険料は個人年金保険料控除に分類されます。
「個人年金保険なんだから個人年金保険料控除が使えて当たり前だろ!」
と思われるかもしれませんが、世の中の外貨建て個人年金保険や変額個人年金保険は個人年金保険料控除が使えないこともあります(死亡保障が入ってくると生命保険料控除に分類される)。なので、この点はフコク生命「みらいプラス」のメリット。
個人年金保険料控除は侮れません。生命保険料控除を満額まで使い果たしている方は多いと思いますが、個人年金保険料控除はほとんどの方が使い切れていないでしょう。
個人年金保険料控除は年間80,000円までの個人年金保険料を所得から控除する仕組みなのですが、80,000円満額まで枠を使うと
所得税:40,000円を所得控除
住民税:28,000円を所得控除
です。例えば、年収500万円なら所得税の税率は10%、住民税は年収に関わらずほぼ10%なので、年末調整で還付される金額は
所得税:4,000円(40,000円×10%)
住民税:2,800円(28,000円×10%)
の合計6,800円。80,000円の保険料に対して6,800円が年末調整で戻ってきます。
メリットに挙げた例で、毎年6,800円が還付されれば実質的な保険料総額は699.6万円。年金総額839.20万円に対するリターンは120.0%まで上がります。
ちなみに、確定拠出型年金(iDeco)も拠出金がまるまる所得控除されます。
個人年金保険 VS 確定拠出型年金(iDeco)
という構図で考えれば、この点が個人年金保険のメリットとは言えません。
受け取れる年金額が契約時に決まる。
フコク生命「みらいプラス」は受け取れる年金額が契約時に決まります。契約後の経済状況には左右されません。フコク生命が破綻すれば減額はあるかもしれませんが、その可能性は極めて低いでしょう。
大暴落で資産がドンっと減るような状況はメンタルをやられます。大暴落が発生しても市場はそのうち回復しますが、いつ回復するかは誰にもわかりません。そんな状況でもこつこつ積み立てを続けるには、強靭なメンタルを求められます。元本保証のない確定拠出型年金(iDeco)に必要なのは強靭なメンタルです。
ということで、日々を穏やかに過ごしたい場合は確定拠出型年金(iDeco)よりもフコク生命「みらいプラス」の方が選択肢に入るかなと。
ちなみに、冒頭書いたとおり他社の円建て個人年金保険と比較するとリターンはトップクラスです。国内資本で会社名が漢字の生命保険会社は円建て個人年金保険を発売していることが多いのですが、そのなかでもリターンは高めです。
災害死亡保険金あり。
年金を受け取る前に災害で亡くなった場合は、災害死亡保険金を受け取れます。
ただし、ここで言う災害とは
- 不慮の事故
- 所定の感染症
です。不慮の事故とは、主に交通事故。所定の感染症はコレラとかエボラ出血熱とかジフテリアとか、日本で生活している限りは罹る可能性がほぼないやつです(インフルエンザとかは対象外)。
ということで、年金を受け取る前に亡くなっても災害死亡保険金を受け取れるの極稀でしょう。↑の災害以外の原因で亡くなった場合は、支払った保険料がほぼそのまま戻ってくるだけ(正確には責任準備金が支払われる)。
他社も年金を受け取る前に亡くなった場合は支払った保険料がそのまま戻ってくることが多いです。この点がフコク生命「みらいプラス」の大きなメリットとは言えないでしょう。
フコク生命「みらいプラス」の評価。
評価:B(S、A~Cで判定)
手堅く老後の資金を貯めていきたいという方なら候補に入る個人年金保険です。元本割れのリスクがほぼなくて、契約時に受け取れる年金額が決まるという点は安心でしょう。他社の円建て個人年金保険と比較しても、リターンはトップクラスです。
よって評価は「B」としました。
しかし、まだまだ老後まで時間のある20代~40代の方であれば多少のリスクを負っても確定拠出型年金(iDeco)を利用した方が最終的には高いリターンを得られると感じます。iDecoは市場リスクを契約者が負うことなりますが、周期的に発生する大暴落も一定期間後に必ず回復しています。
ということで、老後の生活資金を貯めるのなら、やっぱりまずは確定拠出型年金(iDeco)かなと。
個人年金保険のリターンは下記リンク先で比較しています。こちらもご参考に。
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フコク生命「みらいプラス」は全国の保険ショップで相談できます。取り扱っている保険ショップは多めです。きっとご近所の保険ショップでも相談できます。
しかし、ふらっと入った保険ショップで
「うち、フコク生命取り扱ってないですよ!」
なんて言われたら絶望です。
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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。
わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。
保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。
保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは
- 契約時の告知事項に不備があった。
- 契約上、保険会社に支払う責任がない。
の2点。
1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。
また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。
そんなときに、
「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」
といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。
保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。
実際に利用した方の口コミは以下のとおり。
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予約は簡単です。
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50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。もちろん、フコク生命とも提携しています。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
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しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。
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相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止になってしまいます。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:フコク生命「みらいプラス」
個人年金保険のリターンは高くありません。まだまだ老後まで時間のある20代~40代の方であれば、確定拠出型年金(iDeco)を利用した方が最終的なリターンは高くなることが多いかと。老後の生活資金を貯めるのなら、まずは確定拠出型年金(iDeco)。次にNISA。最後に証券会社の特定口座でファンド購入です。
ただし、円建ての個人年金保険は元本割れのリスクがほぼありません。受け取れる年金額は契約時に確定します。なので、
「元本割れのリスクは絶対に避けたい!」
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保険クリニックはフコク生命と提携しています。50社以上の生命保険会社と提携しているので、他社の個人年金保険との公平な比較もやってくれます。保険選びに迷ったら、手っ取り早いのは保険クリニックです。
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