名前はインパクトあるんですけど、保障内容はまぁ普通といったところがメットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」です。選べる特約(オプション)も豊富なのですが、クセがあるのでちょっと注意が必要です。
保険料も中の中。平均的で高くはありません。ほんとにふつうの医療保険です。
医療保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の2点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上の2点について、メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」の概要と評価は以下のとおりです。
30歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:2,940円 女性:3,050円 |
評価B |
40歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:3,990円 女性:3,700円 |
|
基本保障 (取り外しできない保障) |
【入院給付金】 入院1日につき5000円~15,000円から選択可能。 ※1,000円単位で選択可能。 ※ネットからの申し込みは5,000円、8,000円、10,000円のみ。 【手術給付金】 入院中:入院給付金の20倍。 外来:入院給付金の5倍。 【放射線治療給付金】 放射線治療1回につき入院給付金の20倍。 【骨髄ドナー手術給付金】 骨髄ドナー手術1回につき入院給付金の10倍(1回のみ支給)。 |
評価B |
特約(オプション) (取り外しできる保障) |
【先進医療】 先進医療の技術料実費と一時金が支給されます。 【健康祝金】 5年間で10日以上入院給付金の支払いがないときに、入院給付金の10倍が支給されます。 【女性専用入院上乗せ保障】 女性特有の疾病で入院した場合に、入院給付金が増額されます。 【短期入院定額保障】 10日以内の入院であっても、10日分の入院給付金が支給されます。 【通院保障】 通院1日につき定額が支給されます。 【七疾病入院延長】 7大疾病で入院した場合、入院給付金が日数無制限で支給されます。 【三大疾病一時金・上皮内新生物一時金】 3大疾病にかかった場合に、一時金が支給されます。 【介護一時金】 所定の介護状態となった場合、一時金が支給されます。 【認知症一時金】 所定の認知症状態となった場合、一時金が支給されます。 【死亡保障】 亡くなった場合に、一時金が支給されます。 |
保険料は平均的です。最安値クラスでもなく、高くもありません。
しかし、選べる特約が豊富なのはメリットですよね。
特約の種類が豊富なんですが、ひとつひとつの特約をよく見ると、若干クセのある特約が多いんです。この点をしっかり把握してから申し込みすることをおすすめします。
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メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」の基本情報
まずは基本情報を一覧にしました。他の医療保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。
保険の種類 | 【医療保険】 ・病気やケガに備える保険です。 ・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。 ・保険料が値上がりすることはありません。 |
入院給付金 | 入院1日につき5000円~15,000円から選択可能。 ※1,000円単位で選択可能。 ※ネットからの申し込みは5,000円、8,000円、10,000円のみ。 |
手術給付金 | 入院中:入院給付金の20倍。 外来:入院給付金の5倍。 |
1回の入院で入院給付金が支給される限度日数 | 60日間、120日間、730日間から選択可能。 ※ネットからの申し込みは60日間のみ。 |
保障期間通算で入院給付金が支給される限度日数 | 1,095日間 |
保険料を支払う期間 | 10年間、15年間、20年間、60歳まで、65歳まで、70歳まで、75歳まで、80歳まで、終身から選択可能。 |
保険料を支払う回数 | 月払・半年払・年払 |
保険料を支払う方法 | ・口座振替 ・クレジットカード払 |
保障される期間 | 終身 |
加入方法 | 対面・郵送・ネット |
健康相談サービス | あり(ティーペック社と提携) |
【メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」】保障内容を評価します。
医療保険を選ぶ際には大切なのは、当たり前ですが保障内容です。
特に重要なのが特約(オプション)の種類。基本保障は生命保険各社同じような内容になるんですけど、特色が出るのが特約です。どんな特約があるか、自分の好み(?)に合う特約があるかっていうのが医療保険を選ぶ大きなポイントです。
【基本保障】入院給付金・手術給付金・放射線治療給付金・骨髄ドナー手術給付金
基本保障は取り外しができません。契約したら絶対についてくる保障です。
メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」は入院と手術を基本保障とするオーソドックスなタイプの医療保険です。
基本保障の入院給付金・手術給付金は以下のとおり。
名称 | 支給額 | 支給条件 |
入院給付金 | 入院1日につき5000円~15,000円から選択可能。 ※1,000円単位で選択可能。 ※ネットからの申し込みは5,000円、8,000円、10,000円のみ。 |
入院1日につき支給 |
手術給付金 | 入院中:入院給付金の20倍。 外来:入院給付金の5倍。 |
手術を受けたとき。 |
入院・手術の保障は他社の医療保険と同水準です。悪くありません。
医療保険の基本保障は他社と差別化しにくいです。どこも似たり寄ったりですね。
珍しいのは放射線治療・骨髄ドナー手術に対する保障が基本保障に含まれている点です。保障内容は以下のとおり。
名称 | 支給額 | 支給条件 |
放射線治療 | 入院給付金の20倍 | 放射線治療を受けたとき。 |
骨髄ドナー手術 | 入院給付金の10倍 | 骨髄ドナー手術を受けたとき。 |
骨髄ドナー手術が特別に保障される医療保険は珍しいです。白血病になったときには安心ですが、保障されるということは、保険料が上がるということです。他社より基本保障の部分の保険料が若干高めになってます。
【重要ですが、ちょっと難ありです】先進医療
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
先進医療 | ・保障期間通算で2,000万円までの技術料。 ・1回につき、一時金5万円支給。 |
先進医療を受けた場合。 |
先進医療は健康保険適用外です。
なので、先進医療を受けると、けっこうな大金を自腹で払う必要があるのですが、その医療費実費を保障してくれるのが先進医療特約です。基本的には医療保険に入るならつけておいた方がいい特約です(2,000万円まで保障してくれます)。
また、一時金5万円が支給されますが、これは交通費・宿泊費を目的とした保障です。先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります。
一時金は各社で特色があります。他社は交通費・移動費の実費、もしくは10万円程度の一時金を支払うことが多く、メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」は一時金が5万円。若干少額です。
また、大きなデメリットはメットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」の先進医療特約は終身型ではなく、10年更新型である点です。終身型は一生涯保険料が変わりませんが、10年更新型は10年ごとに保険料が上がります。
現状は毎月100円程度の保険料で先進医療特約をつけられますが、10年後・20年後には10倍・100倍になっている可能性もあります。10年ごとに保険料が上がる点は要注意です。
ちなみに、他社の先進医療特約は下記リンク先でまとめています。こちらもご参考に。
【不要です】健康祝金
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
健康祝金 | 入院給付金の10倍。 | 5年間で10日以上入院給付金の支払いがないとき。 |
必要性はかなり薄いです。計算してみると、40歳男性で入院給付金を10,000円とすると、健康祝金をつけた場合、保険料は1,250円上がります(健康祝金特約は無料ではありません)。
5年間払い続けると、1,250円×12ヶ月×5年=75,000円になります。
75,000円払って、5年間で10日以上入院がなければ100,000円受け取れます。利益は25,000円。仮に10日間以上入院給付金が支給された場合は75,000円がパーになります。割に合わないですよね。
ちなみに、健康祝金特約は保障期間途中で取り外すことができません。健康祝金特約を取り外したいときは、契約そのものを解約する必要があります。
若いうちには健康だから健康祝い金を受け取れる可能性も高いのですが、歳を取るに連れて可能性は低くなっていきます。それでも健康祝金特約は取り外すことができないので、安くない保険料を払い続けることになります。
【女性にとっては重要ですが…】女性疾病入院給付金
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
女性疾病入院給付金 | 入院1日につき5,000円。 | 所定の疾患で入院したとき。 |
ちなみに「所定の疾患」の例は下表のとおりです。
がん | 全般(上皮内がん含む) |
---|---|
良性新生物 | 乳房の良性新生物、子宮平滑筋腫、甲状腺の良性新生物 など |
循環器系の疾患 | 低血圧(症) など |
筋骨格系および結合組織の疾患 | 血清反応陽性関節リウマチ、その他の関節リウマチ など |
腎尿路生殖器系の疾患 | 腎不全、腎結石および尿管結石 など |
妊娠、分娩および産褥(さんじょく) | 流産に終わった妊娠、多胎分娩、帝王切開による単胎分娩 など |
僕の奥さんが言うには、「足りてないんじゃないの?」でした。女性特有の疾病に関する手術の保障がないことが不満だそうです。入院給付金の増額だけでは物足りないと。
一般的な入院は複数人が同居する大部屋です。プライベートを保つのはちょっと厳しい環境です。
プライベートな空間を保つには差額ベッド代を払い、個室や少人数の部屋を確保する必要があります。その差額ベッド代に使えるのがこの入院給付金です。入院給付金が増額されれば、プライベートが守られるちょっと豪華な病室で入院できます。女性にとっては入院中もプライベートは大切ですよね。
しかし、より大切なのは、女性特有の疾病に対する手術の保障ではないでしょうか。特に、乳房切除術や、それに付随する乳房再建術が気になりますよね。
他社の医療保険では乳房切除や乳房再建といった女性特有の手術が保障対象になることもあり、メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」の保障内容はちょっと寂しいです。女性特有の疾病に関する保障は下記リンク先に整理しました。こちらもご参考に。
【そこそこ使えます】短期入院定額保障
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
短期入院定額保障 | 入院給付金の10倍 | 10日以内の入院。10日以内の入院であっても、10日分の入院給付金を支給。 |
「短期入院定額保障」はつけても良いオプションです。
入院は短期化する傾向が強まっており、日帰り入院でも10日分の入院給付金が支給される「短期入院定額保障」は使い勝手が良いでしょう。
例えば、2泊3日の入院だと
・基本保障だけだと3日分の入院給付金しかもらえない。入院給付金日額5,000円だと。15,000円。これだけだと、入院するのに必要な日用品購入すら足りないかも…。
・短期入院定額保障をつけておくと追加で50,000円もらえる。2泊3日の入院で入院給付金と合わせて65,000円もらえたら、割と豪華な入院ができそう。
といった感じですね。短期の入院でも、日用品や交通費がそれなりにかかります。入院で赤字になりたくない方はご検討を。
ちなみに、40歳男性で入院給付金5,000円の場合、「短期入院定額保障」をつけると保険料が300円程度上がります。そこまで高くはありません。
【重要です】通院保障
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
通院保障 | 通院1日につき入院給付金の60%。 | 退院後に通院した場合。 |
通院保障については他社の医療保険と同等です。
繰り返しますが、現在は入院を極力短期間にして、自宅療養と通院で治療する病院が増えています。通院特約はつけておいたほうが安心でしょう。
ちなみに、入院後に退院してから180日以内の通院のみ保障対象になります。他社も180日以内を条件としており、メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」は他社と同水準です。悪くありません。
また、1回の入院につき退院後30日間までの通院が保障対象となりますが、この点も他社と同水準です。
ただし、通院が長引くがんの場合も支給限度は退院後180日間まで。他社の医療保険はがんの通院を退院後5年間無制限保障としている場合もあり、この点も若干保障が弱いです。
他社の医療保険の通院保障を下記リンク先にまとめています。こちらもご参考に。
【そこそこ重要です】三大疾病一時金・上皮内新生物一時金
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
三大疾病一時金 | 入院給付金の100倍 | 【がん】 1回目:がんと診断確定したとき。 2回目以降:前回支給から1年以上経過後に、所定の手術・放射線治療・抗がん剤治療を受けた時。 【心疾患・脳血管疾患】 ・所定の手術を受けたとき。または、20日以上継続して入院したとき。 |
上皮内新生物一時金 | 入院給付金の50倍。 | 上皮内がんと診断されたとき。 |
まずは三大疾病一時金の良い点・悪い点を書きます。
- 【BAD!】心疾患・脳血管疾患は手術、もしくは20日以上の入院が条件となっている。他社は入院すれば支給されるケースが多い。
- 【BAD!】一時金が支給されるのは保障期間通算5回まで。他社は無制限もあり。
- 【GOOD!】心筋梗塞・脳梗塞だけでなく、幅広い心疾患・脳血管疾患を保障対象にしている。
- 【GOOD!】がんの2回目以降は手術等の治療が条件となっている。入院しなくても保障対象になる。他社は入院が保障条件となることが多い。
- 【GOOD!】がんの一時金支給間隔が1年。他社は2年となることもあり。
他社の医療保険は心筋梗塞・脳梗塞のみを保障対象としている場合が多く、心疾患・脳血管疾患を保障対象にしているメットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」の保障の範囲は広いです。
また、がんの2回目の保障条件はメリットともデメリットとも受け取れます。
メリットとしての見方:入院のない通院だけのがん治療でも、一時金が支給される場合あり。
デメリットとしての見方:入院だけの場合は一時金を受け取れない。
入院だけのがん治療は稀なので(ほんとの末期くらい)、本サイトではメリットとしています。最近の医療保険は「入院」ではなく「治療」を支給対象とするのがトレンドです。その点でも、メリットとしていいと考えています。
また、がんの場合に1年に1回一時金が支給される点も大きなメリットでしょう。他社は2年に1回しか支給されない場合もあります。
メットライフ生命:「次のお支払いは1年後です!」→1年間頑張って生き残ろう。
他社:「次のお支払いは2年後です!」→2年先なんて…、生き残ってるかどうかもわかんないのに…。
がんに罹ってからの1年と2年は大きく違いますよね。
心疾患・脳血管疾患はちょっと注意です。入院日数20日間が条件となってますが、これが若干ハードル高いです。
35歳~64歳の心疾患での入院日数平均:9.0日間
35歳~64歳の脳血管疾患での入院日数平均:45.6日間
心疾患は20日間入院する前に退院しちゃいそうですよね。脳血管疾患も20日間を下回って早期退院もあり得ます。
まぁ手術を受ければ一時金支給されるので、そこまで大きなデメリットとは言えません。ちょっと気にしておく程度でしょう。
ただし、本当に気にしておくべきは一時金の支給が5回までという点です。
周囲の人でも、がんから復帰した方や、がんと長期間戦いながら生きていく方もいらっしゃるのではないでしょうか。有名人の方でもたくさんいらっしゃいますよね。
なんですけど、メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」は一時金の支給が5回まで。再発を繰り返したり、長期間の闘病となるがんを保障する上では、ちょっと不安かなぁという気もします。
他社の医療保険では回数無制限で一時金支給するタイプもあります。不安な方は他社の医療保険を比較して検討することをおすすめします。
→3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の保障で比較する医療保険
続いて、上皮内新生物一時金です。
そもそも上皮内がんって何?っていうところですが、引用します。
上皮内新生物は、がん細胞が、上皮と間質を隔てる膜(基底膜[きていまく])を破って広がっていない状態です。そのため、基本的には手術でとることが可能で、転移がほとんどないと考えられています。上皮内新生物が悪性化し、基底膜を越えて浸潤した場合に、一般的な「がん」になります。
引用:国立がん研究センター
つまり、転移する可能性が低く、サッと手術で切り取ってしまえば完治が見込めるガンのことですね。完治が見込める上皮内がんに対し、1年に1回限度で保障期間通算5回まで一時金が支給されます。
上皮内がんは治療費もそこまで膨らむことは少なく、支給額が三大疾病一時金の半額となっている点は評価できます(半額であれば、保険料が安くなります)。
最終的な評価ですが、
全般的に保障は手厚い。保険料も安め。しかし、支給回数に上限がある点に要注意。
です。支給回数に上限がある分、保険料は安めになってます。
【重要じゃないです】三大疾病保険料払込免除特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
三大疾病保険料払込免除特約 | 保険料支払いが免除される。(保障は継続) | がん:がんと診断された場合。 心疾患・脳血管疾患:所定の手術、もしくは20日以上継続して入院した場合。 |
よくCMでみる「以降の保険料は頂きません!」というやつです。
医療保険は保険料が安いので、必要性は薄いでしょう。
【重要じゃないです】七疾病入院延長給付金
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
七疾病入院延長給付金 | 入院給付金の支払い限度日数が無制限に延長される。 | ガン(悪性新生物・上皮内新生物)・糖尿病・心疾患・高血圧性疾患・脳血管疾患・肝疾患・腎疾患のいずれかの治療を目的として入院したとき。 |
「七疾病入院延長給付金」ですが、入院日数の平均は以下のとおりです。
日本人の平均:29.3日
35歳~64歳の平均:21.9日
参考にしたのは生命保険文化センターです。平均から見ると、入院日数が長くなるのは認知症、統合失調症、アルツハイマー病等のメンタル疾患です。平均から見ると、脳血管疾患を除けば七大疾病はそこまで入院が長引きません。
そうなんです。脳血管疾患は入院が長引くこともあるんです。
「七疾病入院延長給付金」は月数百円程度の保険料に収まる安い特約です。脳血管疾患が気になる方は、つけておいて安心な特約でしょう。
【重要じゃないです】介護一時金・認知症一時金
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
介護一時金 | 50万円 or 100万円 | ・要介護2以上に認定されたとき。 ・所定の認知症、寝たきりの状態が180日以上継続したとき。 |
認知症一時金 | 50万円 or 100万円 | ・認知症と診断確定したとき。 |
支給条件は他社の医療保険と比較して平均的です。悪くありません。
医療保険の介護保障は↓で比較してます。介護が気になる方はこちらもご参考に。
認知症・介護に対する保障が気になる方はつけておいても良い特約でしょう。保障内容は平均的で保険料も平均的かちょっと高めくらい。こちらも悪くはありません。
ただし、無理に医療保険の特約(オプション)として介護保障をつける必要はありません。本気で認知症・介護に備えるなら、認知症保険・介護保険を利用するといったこともできます。医療保険のオプションで介護保障をつけてしまうと、
「医療保険はもう不要!だけど介護保障と認知症保障は残しておきたい!」
ということができなくなります。保障内容の観点からも、後々の自由度の観点からも、介護保障・認知症保障は専門の認知症保険・介護保険を利用した方がおすすめできます。
【重要じゃないです】特約死亡保険金・特約高度障害保険金
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
特約死亡保険金・特約高度障害保険金 | 50万円 or 100万円 or 200万円 | 死亡、もしくは所定の高度障害状態に該当したとき。 |
全く不要です。
保険料試算してみると40歳男性が特約死亡保険金・特約高度障害保険金をつけると、保険料は以下の金額がプラスされます。
50万円 | +1,304円 |
100万円 | +2,609円 |
200万円 | +5,218円 |
保険料が高過ぎます。
正直なところ、上の表を作っていてなんか計算間違ったかなと思いました。それくらい高いです。保険金額200万円で毎月5,000円保険料アップは意味不明です。
まぁ終身保障だから高額になるのかもしれないですが、死亡保障なら定期保険のほうがよいでしょう。同じメットライフ生命でも、いい定期保険があります。
まとめます。
僕がメットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」に入るなら、以下の保障内容にします。
- 基本保障:入院給付金5,000円
- 特約:先進医療特約、通院特約(3,000円)、三大疾病一時金・上皮内新生物一時金
この保障内容で毎月支払う保険料は男性4,235円、女性4,536円です。医療保険にしては少しだけ保険料が高めですね。
ちなみに、メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」はシンプルコースだの、保障充実コースだの、保障内容がパッケージ化されてます。メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」に限らずですが、パッケージ化された医療保険にそのまま加入すると、たいていは保障過剰で、むだに多くの保険料を支払うことになります。
メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」はパッケージではなく、自分で自由に特約を選ぶこともできます。自分で選んだ方が、必要十分で無駄のない保障内容になるでしょう。
フレキシィSは保険見直しラボで無料相談できます。
→何回相談しても無料!【保険見直しラボで保険相談】
メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」のメリット
1点目は上述のとおりです。2点目についてここでは書きます。
メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」は無料で利用できる健康相談サービスがある。
実はこれ、けっこう大きなメリットです。
メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」はティーペック社と提携して、以下のサービスを無料で加入者に提供しています。
- 日本の名医(総合相談医)のセカンドオピニオンや優秀専門臨床医をご紹介。
- 医師・看護師などに24時間365日電話で健康相談。
セカンドオピニオンっていうのは主治医以外のお医者さんから意見を聞くことです。患者が主治医を選ぶってなかなか難しいですよね。たまたま手が空いていたお医者さんが主治医になり、私たちを診断するケースが多いでしょう。
メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」は日本の名医を紹介し、セカンドオピニオンを聞く機会をつくってくれます。セカンドオピニオンで助かる命があることも事実です。
メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」のデメリット
メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」の先進医療特約は定期タイプです。
終身タイプ…保険料が一生涯上がりません。
定期タイプ…更新時に保険料が見直されます。
メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」の先進医療特約は、10年毎に保険料が見直されます。見直されるといっても、保険料が下がる可能性はかなり低いです(新しい医療技術は高いのが当たり前)。
健康保険が赤字を垂れ流し続けている現状を踏まえると、今後の新しい医療技術は健康保険に認められず、先進医療扱いになることが予想されます。そうなると、先進医療特約の保険料はいまの10倍・100倍になる可能性もあります。
他社には終身タイプの先進医療特約があります。先進医療特約目的で医療保険を探すなら、メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」は外した方がいいでしょう。
また、三大疾病一時金の支給回数が5回限度である点も気になります。がんの転移・再発を考えれば、一生涯のなかで支給回数に制限があるのはちょっと不安ですよね。他社には支給回数無制限となる医療保険があります。
【メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」の評価】最も重要なのは生命保険の相談を誰にするのかということ。
評価:「B」(S、A~Cで判定)。
メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」のサイトを見るとおすすめの特約として、
- 先進医療
- 健康祝金
が上げれられ手ますが、どちらも保障内容はイマイチです。先進医療は10年更新型(10年後保険料が上がる)し、健康祝金はギャンブルです。
医療保険の目的は治療費の保障であって、健康だったら祝い金をあげるなんて守備範囲外です。守備範囲外の特約を開発するくらいなら経費切り詰めて保険料安くしてほしいですよね。メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」に加入するなら、他社の医療保険との比較は必須でしょう。
特に比較しておくべきは三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」です。フレキシィSで選べるオプションはほぼ網羅しているのではないでしょうか。先進医療特約は終身タイプですし、三大疾病一時金は回数無制限支給。オプションの保障内容がしっかりまとまってます。あとは保険料を比較してみてですね。
メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」の相談をするなら。
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しかし、いざ保険ショップに行ってみて、
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ちなみにですが、保険見直しラボを実際に利用した人の口コミは以下のとおり。この人たちは、保険見直しラボの支社に出向いて相談したようです。
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しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。
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ご注意点
繰り返しますが、医療保険選びで大切なのは比較です。メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」ありきで話を進めるのではなく、他社の医療保険と比較しながら説明してもらいましょう。
まぁでも保険ショップや保険見直しラボなら、頼まなくても複数の医療保険を比較して説明してくれます(顧客の不利になる説明をしてはいけないと保険業法で決められてます)。
注意が必要なのはメットライフ生命の営業に相談する場合です。当然ですが、メットライフ生命の営業は自社の医療保険を売り込むために、他社の医療保険と公平な比較はできません。
メットライフ生命の営業に「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」を申し込めば保険料が割引されるなんてこともありません。メットライフ生命の営業に保険の相談するメリットは無しといってもいいくらいです。
まとめ
公式サイト:メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」
特約(オプション)の種類が豊富なメットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」ですが、ひとつひとつを見ていくと多少のクセがあります。とはいえ、三大疾病一時金特約のがんに対する保障は手厚く、悪くない医療保険です。
しかし、メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」以外にも医療保険は無数にあります。保険料の安いチューリッヒ生命「終身医療プレミアムDX」や、保障の手厚い三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」などです。特徴のある医療保険はまだまだありますよ。
メットライフ生命「終身医療保険FlexiS(フレキシィS)」は全国の保険ショップで相談できます。医療保険は多種多様なので、生命保険各社の医療保険と比較して検討してみましょう。保険ショップの検索と予約は↓をクリック!