【評価C】ジブラルタ生命の米国ドル建終身保険「どるフィン」デメリットと評価

ジブラルタ生命が発売している「どるフィン」ですが、米国ドル建終身保険にしては珍しく生存給付金があります。

生存給付金とは生きていれば3年ごとにお小遣いがもらえるという仕組みなのですが、このお小遣いがあるために終身保険にとっては大切な

  • 保険料
  • 解約返戻金

が良くないことになっちゃってます。

ジブラルタ生命「どるフィン」ここがポイント
  • 死亡保障のある終身保険です。死亡保障は一生涯続きます。
  • 貯蓄性があります。ドルで積み立てるので、為替レートの影響を受けます。
  • 3年ごとに生存給付金を受け取れます。
  • 保険料は安くなく、解約返戻金の返戻率は高くありません。

終身保険は当たりハズレの大きい保険です。というのも、解約返戻金の返戻率(支払った保険料に対して解約時に戻ってくるお金の割合)に各社大きな差があるんです。

支払った保険料に+αの利息が上乗せされるお得な終身保険もあれば、大きく元本割れしてしまう終身保険もあります。元本割れしてしまう終身保険は選びたくないですよね。

終身保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

終身保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、終身保険を選ぶ際に大切なのは以下の4点です。

  1. 毎月支払う保険料。死亡保障の保険金額は同じでも、生命保険会社によって保険料は大きく異なります。決して横一線ではありません。
  2. 解約返戻金の返戻率(戻り率)。解約した際に戻ってくるお金が解約返戻金です。返戻率が100%を超えると支払った保険料総額より多く解約返戻金を受け取れます。
  3. 特約(オプション)の種類。特に特定の疾病に罹った場合、以降の保険料支払いが免除される「保険料払込免除特約」は重要です。
  4. クレジットカードで保険料を支払うことができるか。終身保険は保険料が高いです。クレジットカードで保険料を支払えば、ポイントがかなり貯まります。

まずはざっと概要を書いておきます。上の4点について、ジブラルタ生命「どるフィン」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
30歳の月額保険料
(保険金額50,000米ドル円、保険料払込期間15年間)
男性:201.65米ドル
女性:188.95米ドル
C
40歳の月額保険料
(保険金額50,000米ドル円、保険料払込期間15年間)
男性:228.05米ドル
女性:211.95米ドル
解約返戻金の返戻率 79.5%
(30歳女性・保険金額5万米ドル・15年間保険料を支払い60歳で解約した前提。生存給付金は含まず)
C
保険料払込免除特約 あり A
クレジットカード払い なし C

このあと比較してきますが、保険料は安くなく、解約返戻金の返戻率は高くないです。

上表の返戻率は解約返戻金のみを基に算出していますが、生存給付金を加えた場合は以下のとおりです。

生存給付金(a):1,500米ドル×4回+5,000米ドル×1回=11,000米ドル
解約返戻金(b):27,065米ドル
保険料総額(c):188.95米ドル×12ヶ月×15年間=34,011米ドル

返戻率((a+b)÷c):111.9%

詳細は後述しますが、外貨建て終身保険のなかでは低いと言っていいでしょう。

ちなみに、終身保険は以下のリンク先で比較しています。こちらもご参考に。

終身保険おすすめ比較ランキング

生命保険の相談は保険見直し本舗で!
(↓をクリックすると保険見直し本舗へ移動します)

ジブラルタ生命「どるフィン」基本情報

まずは基本情報を一覧にしました。他の終身保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。

保険の種類 【終身保険】
・死亡、高度障害時に保険金を受け取れます。
・保険料を支払い終わった後も、保障は一生涯続きます。
・貯蓄性があります(解約返戻金を受け取れます)
【低解約返戻金型】
・満期を迎える前(保険料を支払っている期間中)に解約した場合、解約返戻金は7割程度に減額されます。
・その分、毎月支払う保険料は割安になります。
・満期を迎えると解約返戻金はドバっと上がります。
【米ドル建】
・加入者は米ドルの金額を円に換算して保険料を支払います。
・加入者が受け取る解約返戻金、死亡保険金は米ドルか日本円かを選択できます。
・為替レートによって毎月支払う保険料、受け取る解約返戻金、死亡保険金が変わってきます。
選択できる保険金額
(死亡・高度障害時に受け取れる金額)
調査中
保険料を支払う期間 15年間のみ選択可能。
保険料を支払う回数 月払、半年払、年払
保険料を支払う方法 口座振替(クレジットカード払いは不可)
保障される期間 一生涯(終身)

ジブラルタ生命「どるフィン」のメリット

ジブラルタ生命「どるフィン」ここがポイント!
  • 【check】3年ごとに生存給付金を受け取れる。

ジブラルタ生命「どるフィン」は3年ごとに生存給付金を給付してくれます。

契約から

3年後:死亡保険金の3%
6年後:死亡保険金の3%
9年後:死亡保険金の3%
12年後:死亡保険金の3%
15年後(満期時):死亡保険金の10%

といったように、3年ごとに死亡保険金の3%、もしくは15年後の満期時には死亡保険金の10%を受け取ることができます。

他社にはなかなか珍しい仕組みなのでメリットしましたが、この生存給付金があるために保険料は高くなり、解約返戻金の返戻率は低くなっているように思われます(詳しくは後述します)。

ジブラルタ生命「どるフィン」のデメリット

ジブラルタ生命「どるフィン」ここにご注意!
  • 【check】保険料は安くない。
  • 【check】解約返戻金の返戻率は高くない。
  • 【check】保険料を支払う期間を15年間しか選べない。

デメリットの3点について説明していきます。

ジブラルタ生命「どるフィン」は保険料が安くない。

ジブラルタ生命「どるフィン」は他社の外貨建て終身保険に比べて、死亡保障に対する保険料が高めです。

同じく外貨建て終身保険のメットライフ生命「USドル建終身保険ドルスマートS」と以下の条件で毎月支払う保険料を比較してみます。

・保険料を支払う期間は15年間。
・死亡保険金額は50,000米ドル。

ジブラルタ生命
「どるフィン」
メットライフ生命
「USドル建終身保険ドルスマートS」
30歳男性 201.65米ドル 135.35米ドル
40歳男性 228.05米ドル 162.55米ドル
30歳女性 188.95米ドル 120.30米ドル
40歳女性 211.95米ドル 143.25米ドル

同じ死亡保険金額50,000米ドルなのに大きな差があります。

30歳男性を例にすると、1ヶ月の保険料差がおよそ65米ドル。3年間の保険料差が2,232米ドルです。

一方で、ジブラルタ生命「どるフィン」の3年目の生存給付金が1,500米ドル(死亡保険金の3%)。

ということで、メットライフ生命「USドル建終身保険ドルスマートS」を契約して、自分で貯めておいた方がお得になるという計算になります。

ジブラルタ生命「どるフィン」は解約返戻金が高くない。

終身保険は解約すると、それまで支払った保険料の一部、もしくは全額に利息が上乗せされた金額を解約返戻金として受け取ることができます(なので貯蓄性があると言われます)。

支払った保険料に対して、戻ってくる解約返戻金の割合を「返戻率」と呼んだりします。返戻率が100%を超えれば支払った保険料より多くの解約返戻金を受け取ることができますし(つまりお得)、100%を下回れば損することになります(つまり元本割れ)。

冒頭書いたとおり、この返戻率が終身保険によって大きく異なるのですが、ジブラルタ生命「どるフィン」はちょっと残念な返戻率です。30歳女性が保険金額5万米ドルで契約して、15年間保険料を支払って60歳で解約した場合の返戻率は以下のとおりです。

生存給付金(a):1,500米ドル×4回+5,000米ドル×1回=11,000米ドル
解約返戻金(b):27,065米ドル
保険料総額(c):188.95米ドル×12ヶ月×15年間=34,011米ドル

返戻率((a+b)÷c):111.9%

ここもメットライフ生命「USドル建終身保険ドルスマートS」と比較してみます。30歳男性が保険金額10万米ドルで契約して、15年間保険料を支払って60歳で解約した場合の返戻率は下表のとおりです。

保険料総額 48,348米ドル
積立利率 2.5%(最低保証) 3.0% 3.5%
解約返戻金 62,868米ドル 71,686米ドル 81,682米ドル
返戻率 130.0% 148.2% 168.9%

ちょっと説明が必要なのがメットライフ生命「USドル建終身保険ドルスマートS」の「積立利率」ですね。

終身保険は契約者から受け取った保険料の一部を運用して、契約者が解約したときに受け取れる解約返戻金に充当しています。この運用して得た利率を積立利率というのですが、

ジブラルタ生命:積立利率は固定。契約時に解約返戻金が決まる。
メットライフ生命:積立利率は日々変動。実際に解約してみないと解約返戻金がどれくらいになるのかわからない。

といった違いが両社にあります。なので、この表では積立利率を3パターンに分けてシミュレーションした解約返戻金を掲載してます。

※メットライフ生命の積立利率が最低保証があります。この最低保証が2.5%なので、上表の例だと最悪でも返戻率は130.0%となります。

さて、ここで比較結果の評価ですがメットライフ生命が積立利率2.5%(最低保証)を継続したとしても、返戻率が高くなるのはメットライフ生命です。

ジブラルタ生命111.9% VS メットライフ生命130.0%

というけっこうな差が出てしまいました。比較の条件に性別の違いと保険金額の違いはありますが、多くのケースでメットライフ生命の方が返戻率は高くなるでしょう。

ちなみにですが、ここまで返戻率に差ができるのは生存給付金が原因でしょう。契約して早い段階で生存給付金を契約者に払い出しているので、その分運用に回せる金額が減ってしまいます。さすがに保険料総額の30%程度を生存給付金として払い出してしまったら、返戻率は下がります。

ジブラルタ生命「どるフィン」は保険料払込期間15年しか選べない。

ジブラルタ生命「どるフィン」は保険料を支払う期間を15年間しか選べません。

他社だと

・歳満了:60歳まで、65歳までといった年齢。
・年満了:10年間、15年間といった期間。

といったように、もう少し保険料を支払う期間を自由に選べることが多いです。まあ15年間がちょうどいい!といった場合には気にする必要はありませんが、選択肢の狭さからデメリットとしました。

ちなみにですが、保険料を支払う期間を短くするほど、毎月支払う保険料は上がります。そして、米ドル建て終身保険の保険料は米ドルで支払う必要があるので、急激な円安となった場合は円換算の保険料がググっと上がります。

ジブラルタ生命「どるフィン」の評価

評価:C(S、A~C)

ちょっと選ぶ理由が見当たらないかと…。生存給付金という外貨建て終身保険としては珍しい仕組みがありますが、よくよく検討してみると自分で貯めた方がお得になるケースが多いです。

外貨建て終身保険を検討されているのなら、

●保険料が安く、積立利率の最低保証があって解約返戻金の返戻率が高めなメットライフ生命「USドル建て終身保険ドルスマートS」

●3大疾病となった場合の保険料払込免除特約が強力なマニュライフ生命「こだわり外貨終身」

あたりと比較しながら考えるのが、現状の賢い外貨建て終身保険の選び方です。

ジブラルタ生命「どるフィン」の相談をするなら。

ジブラルタ生命「どるフィン」は全国の保険ショップで取り扱っています。

そしておすすめは、メットライフ生命・マニュライフ生命も取り扱っている保険ショップで比較してもらうこと。ここまでずらーっと書きましたが、どう考えても外貨建て終身保険の比較なんて専門家の説明を聞きながらじゃないと難しい…。

でも、どこの保険ショップがどの生命保険会社を取り扱っているかなんてわかんないですよね。

ふらっと入った保険ショップで

「うち、マニュライフ生命もメットライフ生命もジブラルタ生命も取り扱ってないですよ」

なんて言われたら絶望です。終身保険入る前に絶望ですよ。

ということですので、事前準備は周到に。手堅いのは保険見直し本舗です。

【オンライン相談も可能です!】保険見直し本舗

  • 全国300ヵ所以上の窓口で対面で相談できます。もちろん相談は無料です。
  • オンライン相談も可能です。自宅でかんたんに相談できます。
  • 40社以上の保険会社と提携しています。選択肢の広さが魅力です。

保険見直し本舗

全国300ヶ所以上に展開する保険見直し本舗。ショッピングモールだとか、大きめのデパートとか、いまや至るところで見かける保険ショップです。

コンプラ厳守で無理な勧誘はありません。個人情報も国際認証基準(ISO)に基づいて管理されています。保険の契約実績は100万件を超えてますし、あらゆる状況の家庭から保険相談を受けてます。経験がものを言う保険相談のなかでは、ピカイチの実績ではないかと。

予約は簡単です。まずは相談方法を下記の3つから選びます。

  • 店舗(最寄りの店舗に相談者が訪れて相談)
  • 訪問(保険見直し本舗のスタッフが自宅やカフェ等の指定場所に訪れて相談)
  • オンライン

オンライン相談可能な点が魅力的ですよね。どこかに行く必要もなく、スタッフが自宅にくることもなく、安全に気軽に相談できます。

続いて相談に必要な情報を入力します。具体的には

  • 相談希望日時
  • 名前
  • 性別
  • 生年月日
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス

こんな情報です。相談したい内容もざっくりと入力できます(任意ですが入力しておいた方がいいです)。

これで予約は完了。ほんとに30秒で予約できますよ。

実際に利用した方々の口コミはこんな感じです。

口コミの評価は概ね上々です。僕も長いこと保険業界の端っこにいますが、保険見直し本舗の悪い噂は聞いたことない。

40社以上の保険会社と提携している点も評価できます。選択肢の広さが嬉しいですよね。この記事でご紹介したジブラルタ生命・マニュライフ生命・メットライフ生命とも提携しています。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。

保険見直し本舗

【FPが指定場所へ来てくれます】保険見直しラボ

何回相談しても無料!【保険見直しラボで保険相談】

保険見直しラボは訪問相談をメインとした保険相談サービスです。自宅や会社や近所の喫茶店等、指定した場所まで来てくれます(オンライン相談もやってます)。

「自宅の近くに保険ショップがない…」

「わざわざ保険ショップまで行くの面倒くさい!」

「子供が小さくて、保険ショップまで行けない…」

そんな方にはぴったりのサービスですよね。

相談の申し込みはとっても簡単。

  1. ネットの申し込みフォームから相談内容、基本的な情報(名前や住所等)を入力する。3分くらいで終わります。
  2. オペレーターから電話がくる。相談する日程と場所の調整をする。
  3. 担当FPがやってくる。

これだけです。

ちなみにですが、保険見直しラボを実際に利用した人の口コミは以下のとおり。この人たちは、保険見直しラボの支社に出向いて相談したようです。

もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談してみましょう。

何回相談しても無料!【保険見直しラボで保険相談】

念のためお伝えしておくと、保険見直しラボはジブラルタ生命・メットライフ生命・マニュライフ生命の3社全てと提携してます。保険見直しラボの全スタッフが30社以上の生命保険を取り扱うことができるのでご安心を。

とはいえ、保険見直しラボなんて聞いたことないよ!という方が大半ではないでしょうか。保険見直しラボについては下記のリンク先に詳しく書いてます。大丈夫です。ちゃんとした会社ですよ。

顧客満足96.8%の保険見直しラボ

生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

生命保険の相談はもちろん無料です。保険ショップでも、保険見直しラボでも無料で相談できます。

しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。

おすすめされた生命保険に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら、保険ショップや保険見直しラボは業務停止になってしまいます。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:ジブラルタ生命

繰り返しますが、選ぶ理由が見当たらないです。

●保険料が安く、積立利率の最低保証があって解約返戻金の返戻率が高めなメットライフ生命「USドル建て終身保険ドルスマートS」

●3大疾病となった場合の保険料払込免除特約が強力なマニュライフ生命「こだわり外貨終身」

あたりと比較しながら決めると後々後悔する可能性は低いかと。

そして、外貨建て終身保険は元本割れがあり得ることもお忘れなく。元本割れが怖い方は日本円の終身保険でコツコツ貯めることをおすすめします。

外貨建て終身保険は複雑なので、生命保険を取り扱っている保険ショップで一度説明を聞いてみましょう。

保険見直し本舗

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする