【評価B】はなさく生命「​はなさく変額保険」デメリットと評価

はなさく生命から2025年1月に発売された変額保険「​はなさく変額保険」。

変額保険は終身保険の派生版みたいなものなのですが、終身保険は

  • 死亡保障が一生涯続く。
  • 中途解約すると解約返戻金を受け取れる(貯蓄性がある)。

というのが大きな特徴です。生命保険と聞いて多くの人が思い浮かべるのが終身保険です。

そして終身保険の死亡保険金・解約返戻金は契約時に金額が決まります。

「亡くなった〇〇〇万円お支払いします」

「契約から何年目に解約すると、〇〇〇万円の解約返戻金を受け取れます」

というのがよくある終身保険です。

一方で、変額保険は

  • 死亡保障は満期で終了。
  • 中途解約すると解約返戻金を受け取れる。
  • 満期を迎えると満期保険金を受け取れる。

です。死亡保障は満期で終了するのですが、満期を迎えると満期保険金を受け取れます。また、終身保険と同じく満期前に解約すると解約返戻金を受け取れます。

終身保険の死亡保険金・解約返戻金が固定額であるのに対して、変額保険の死亡保険金・解約返戻金・満期保険金は運用結果によって金額が変動します。運用が上手くいけば、それまでに支払った保険料よりドンっと大きい金額を受け取れることもありますし、運用に失敗すれば元本割れもあり得ます(死亡保険金には最低保証あり)。

ということで、終身保険よりも投資性が強いのが変額保険。言ってみれば、死亡保障付き投資信託です。

はなさく生命「​はなさく変額保険」は比較的オーソドックスな変額保険ですが、特徴的なのは

  • 基本プラン
  • 障害・介護プラン

の2プランから保障を選べる点。

基本プランは死亡・高度障害を保障するよくあるタイプの変額保険です。障害・介護プランはその名のとおり死亡・障害(高度障害含む)・介護が保障されます。身体障害を負った場合や、要介護認定を受けた場合にも死亡保障と同額を受け取れるのが障害・介護プランです。

障害・介護プランが保障する障害・介護の具体的な保障条件は

  • 身体障害者福祉法に定める1〜4級の障害に該当し、身体障害者手帳を交付されたとき
  • 公的介護保険制度による要介護1〜5に該当していると認定されたとき

の2点。

1点目の身体障害の条件は手帳基準で4級以上です。手帳基準で4級以上は、ざっくり言うと日常生活に著しい制限される状態。例を挙げると、両手の親指なくなっちゃった!1㎞以上歩けない!30分以上立っていられない!といったようなケースです。働くにしてもそうとうな制限を強いられるでしょう。

また、2点目は要介護認定を条件としていますが、65歳未満の方が要介護認定を受けられるケースは極稀です。そもそも介護保険に加入できない40歳未満の方は要介護認定を受けられないですし、40歳~64歳の方も特定16疾病を原因とした場合のみ要介護認定を受けられます。満期を現役時代(65歳まで)に設定した場合、要介護認定を条件に保障を受けられる可能性はかなり低いかと。

以上が、保障部分の概要です。以下、資産運用について。

運用先は契約者が選べます。選択肢は以下の10ファンド。

  1. バランス50型
  2. バランス70型
  3. 国内株式型
  4. 国内株式アクティブ型
  5. 世界株式型
  6. 世界株式アクティブ型
  7. 先進国株式型
  8. 米国株式アクティブ型
  9. 外国債券型
  10. マネー型

詳細はパンフレットに書いてあるので割愛しますが、選択肢はまあまあ他社並みです。不動産(リート)や新興国株式が選べないのは気になりますが、代わりに世界株式型や米国株式アクティブ型があるので、総じてみればまあ他社並みかと。

そして、運用先をひとつに絞る必要はありません。分散して投資することできます。

例えば、

  • 国内株式型に40%
  • 先進国株式型に40%
  • 外国債券型に20%

といったように、契約者が運用先の配分割合を決めることができます。この点も他社同等。

選べる運用先は〇〇〇アクティブ型の3つを除けばインデックスファンドです。インデックスファンドは市場平均(日経平均とかTOPIXとか)と同じ値動きを目指す投資信託なのですが、インデックスファンドであればネット証券に口座を開いて自前で運用しても結果は同じ。わざわざ手数料の高い変額保険でやることでもないかと。

〇〇〇アクティブ型はアクティブファンドです。アクティブファンドは市場平均を上回るリターンを目的とするファンドなのですが、短期的には市場平均を上回ることができても、長期に渡って市場平均を超え続けることは難しいと言われています。

はなさく生命「​はなさく変額保険」が発売されたのが2025年1月。〇〇〇アクティブ型の実績はまだまだ乏しく、長期に渡って市場平均を上回り続けることができるのかは未知数です。

はなさく生命「​はなさく変額保険」ここがポイント
  • 死亡保障のある変額保険です。
  • 投資性が強いです。死亡保険金・解約返戻金は運用結果によって受け取れる金額が変動します(死亡保険金は最低保証あり)。

終身保険は当たりハズレの大きい保険です。

というのも、解約返戻金の返戻率(支払った保険料に対して解約時に戻ってくるお金の割合)に各社大きな差があります。支払った保険料に+αの利息が上乗せされるお得な終身保険もあれば、大きく元本割れしてしまう終身保険もあります。元本割れしてしまう終身保険は選びたくないですよね。

終身保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

終身保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、終身保険を選ぶ際に大切なのは以下の2点です。

  1. 月々の保険料。保険金額と保険料を支払う期間(満期)を決めて、生命保険各社の保険料を比較する。同条件でも生命保険会社の経営努力によって保険料はピンキリ。
  2. 解約返戻金の返戻率。解約返戻金の返戻率も各社バラバラ。より高い返戻率である終身保険を選ぶ。

まずはざっと概要を書いておきます。上記2点について、はなさく生命「​はなさく変額保険」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
30歳の月額保険料
(保険金額1,155万円、保険料払込期間35年)
男性:20,000円
解約返戻金の返戻率 運用結果によって変動

変額保険は契約者が支払った保険料の一部が死亡保障に充てられ、一部が手数料として差し引かれ、そして残った金額が運用に回るのですが、その割合は開示されていません。なので、死亡保障部分の保険料の評価は難しい…。↑の保険料が高いか安いかはハッキリ言えません。

また、解約返戻金の返戻率も選んだ運用先によって大きく変わります。こちらも評価は困難。

ということで他社比較での評価は難しいのですが、はなさく生命「​はなさく変額保険」を選ぶ前に保険は掛け捨てで保険料が安い定期保険(または収入保障保険)、資産運用はネット証券に口座を開いて自分でやってみることを検討した方がよいでしょう。詳細は後述します。

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生命保険 見直し

はなさく生命「​はなさく変額保険」のデメリット

はなさく生命「​はなさく変額保険」ここにご注意!
  • 【check】自前で資産運用することも検討を。

自前で資産運用することも検討を。

はなさく生命「​はなさく変額保険」に限らず、変額保険を契約する前に自分で運用することもご検討を。保険と資産運用は分けて考えるのが原則です。

冒頭書いたとおり、変額保険の死亡保障は満期までの期間限定です。なので、死亡保障は保障期間が限定される定期保険で代替できます。

ここで、死亡保障を定期保険で代替し、別途自前で資産運用したケースと損得を比較してみます。

パンフレットの例だと、30歳男性がはなさく生命「​はなさく変額保険」を基本プラン・保険金額1,155万円・保険料払込期間65歳までで契約した場合の保険料は月20,000円。この契約だと65歳まで死亡保障1,155万円が続きます。

同じく30歳男性が保険金額1,200万円(※)、保険期間65歳までを条件にオリックス生命の定期保険「Bridge(ブリッジ)」を契約した場合、保険料は月2,530円。

※「Bridge(ブリッジ)」は100万円単位でしか保険金額を選べないので、保険金額1,200万円としています。

両社の月額保険料の差は17,470円(20,000円‐2,530円)。

この差額17,470円を自前で35年間毎月積み立てて資産運用したケースと、契約から35年後のはなさく生命「​はなさく変額保険」の解約払戻金を比較してみます。

運用実績 はなさく変額保険の解約払戻金 自前で運用
0% 626 733
3% 1,155 1,295
6% 2,208 2,488

(単位:万円)

同じ運用実績を得られるのであれば、自前で運用した方がリターンは大きくなります。

さらに、上表のはなさく生命「​はなさく変額保険」の運用実績は保険関係費・運用関係費といった手数料を控除した後の運用実績です。

保険関係費とは、

① 保険契約の締結・維持および保険料の収納に必要な費用
② 特別勘定の管理に必要な費用
③ 基本保険金額の最低保証に必要な費用
④ 死亡保障等に必要な費用
⑤ 保険料払込免除に関する費用

といった手数料を指します。

契約者が支払った保険料のうち、実際に運用に回される金額は①と⑤を差し引いた金額ですし、さらに定期的に②③④の手数料が積立金から差し引かれます。全ての項目で具体的な金額(年率)は開示されていないのですが、これがズシリと重くのしかかってきます。

運用関係費は選べる10ファンドに対してかかる手数料(信託報酬)です。具体的な年率はパンフレットに記載されていますが、アクティブファンドを選べば年率0.5%を超えてしまいます(インデックスファンドなら0.1%以下)。

ということで、はなさく生命「​はなさく変額保険」が上表の運用実績を挙げるためには、さらに大きな利回りを達成する必要があります。自前で運用した場合も手数料はかかりますが、その額は上述した運用関係費(信託報酬)のみであり、保険関係費は不要です。

ちなみに、

「投資のプロと同じ運用実績なんて難しいんじゃないの?」

と思ってしまいますが、そうでもありません。

世の中の投資信託は大きく以下の2つに分けられます。

アクティブファンド:市場平均を上回るリターンを目指すファンド。手数料が高い。

インデックスファンド:市場平均(日経平均とかS&P500)と同じくらいのリターンを目指すファンド。手数料が安い。

冒頭書いたとおり、はなさく生命「​はなさく変額保険」で選べる運用先は〇〇〇アクティブ型を除けばインデックスファンドです。

インデックスファンドであれば、自前でやっても同程度のリターンを得ることは難しくありません。ネット証券に口座を開き、手数料の安いインデックスファンド(eMAXIS Slimシリーズとか)をコツコツ買い続ければ、はなさく生命「​はなさく変額保険」と同じ運用実績をかなり高い確率で挙げることができます。

また、〇〇〇アクティブ型は市場平均を上回るリターンを目指すアクティブファンドですが、アクティブファンドが長期に渡って市場平均を上回るリターンを挙げ続けることは困難と言われています。はなさく生命「​はなさく変額保険」が発売されたのは2025年1月なので、〇〇〇アクティブ型の実績はまだまだ未知数。市場平均を上回る可能性もありますが、そこに賭けるのもどうかなと…。

ということで、はなさく生命「​はなさく変額保険」を選ぶ前に、死亡保障は定期保険(もしくは収入保障保険)で代替し、資産運用は自分でやることを検討した方がよいでしょう。自前で資産運用なんて難しそうに感じますが、始めてしまえば面倒な手間はほぼかかりません(最初だけちょっとめんどくさい)。

以下、割と重要な余談です。

ソニー生命が発売している変額保険「バリアブルライフ」は主にアクティブファンドで運用しています。

上述のとおり、アクティブファンドは市場平均を上回るリターンを目指すファンドであり、長期に渡って市場平均を上回るのは難しいと言われています。結局はアクティブファンドのリターンも市場平均に収束するけど、手数料が高いのでインデックスファンドに負けるというのが通説。

ウォーレン・バフェット氏も

私のアドバイスはこの上なくシンプルだ。現金の10%を米国の短期国債に、残る90%を超低コストのS&P500のインデックスファンドに投資しなさい。ヴァンガードのファンドがいいだろう。この方針なら、高い報酬のファンドマネージャーを雇うどの年金基金、機関、個人の出す結果よりも長期にわたって良い成績を上げられると思う。

と、言ってます。投資のプロでない普通の人ならインデックスファンドがベターな選択です。

しかし、その通説をぶち破ってるのがソニー生命「バリアブルライフ」。通説どおりであればネット証券に口座を開き、自前でインデックスファンドに投資した方がリターンは高いはずなのですが、ソニー生命のアクティブファンドは市場平均より高いリターンを叩き出し続けています。

ソニー生命「バリアブルライフ」の運用レポートはこちらに開示されているのですが、特に世界株式型のリターンが異様に高い。2024年11月末現在では、設定来からの年換算リターンがベンチマーク(市場平均)よりも4.5%程度上回っています。

このリターンを投資のプロでない人が(投資のプロでも)叩き出し続けるのは非常に難しいと感じます。ソニー生命「バリアブルライフ」は1999年から世界株式型を組み入れていますが、現在に至るまでベンチマークを上回り続けているのは驚異的。これくらいのリターンを上げ続けているのであれば、高い手数料を払う価値はあると言えます。

もちろん、これまでの運用実績が今後も続くとは限りません。通説どおり、将来的にはリターンが市場平均に収束してしまい、手数料が高いために自前でインデックスファンドを購入した場合に負ける可能性もあるでしょう。

まあでも、これまでの実績を加味すればソニー生命「バリアブルライフ」を資産運用に使うのは十分アリです。将来のことはわからないので断定的なことは言えませんが、今後も同程度のリターンを継続できると考えるのであれば、自前で運用するよりもソニー生命「バリアブルライフ」を選んだ方がよいと感じます。

はなさく生命「​はなさく変額保険」のメリット

はなさく生命「​はなさく変額保険」ここがポイント!
  • 【check】保険料をクレジットカードで支払うことができる。

保険料をクレジットカードで支払うことができる。

変額保険にしては珍しく、保険料をクレジットカードで支払うことができます。

変額保険の保険料は高いです。クレジットカードで保険料を支払えば、それなりのポイント還元を受けられます。

まあ返戻率と比べればクレカのポイント還元率はたいした数字ではありませんが、この点は地味にメリットでしょう。

はなさく生命「​はなさく変額保険」の評価

評価:B(S、A~C)

選べる運用先がソニー生命「バリアブルライフ」の世界株式型レベルの運用実績を挙げ続けることができれば評価は高いのですが、発売して間もないこともあり、どうなるかはまだまだ未知数。あえていま、はなさく生命「​はなさく変額保険」で資産運用をすることもないかなとは感じます。

よって評価はひとまず「B」としました。10年後には「A」になってるかもしれないし、「C」になってるかもしれないといったところです。

繰り返しますが、保険と投資は分けて考えるのが原則です。保険は定期保険(もしくは収入保障保険)で、投資は自分でネット証券に口座を開いてインデックスファンドをコツコツ購入していくことも検討を。

はなさく生命「​はなさく変額保険」の相談をするなら。

はなさく生命「​はなさく変額保険」は全国の保険ショップで相談できます。取り扱っている保険ショップは多めです。きっとご近所の保険ショップでも相談できます。

しかし、ふらっと入った保険ショップで

「うち、はなさく生命取り扱ってないですよ!」

なんて言われたら絶望です。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックならはなさく生命はもちろんのこと、本記事で取り上げたソニー生命とも提携しています。

注意!保険ショップは予約しましょう!
保険ショップへの飛び込み相談も可能ですが、スタッフが事前準備できないため最適なプランにたどり着けないことがあります(事前準備にはけっこう時間がかかります)。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。

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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。

わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。

保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。

保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは

  1. 契約時の告知事項に不備があった。
  2. 契約上、保険会社に支払う責任がない。

の2点。

1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、終身保険にはこれが稀にあります。

告知事項の誤りの主な原因は契約者の勘違いです。なので、保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。

また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。

そんなときに、

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まとめ

公式サイト:はなさく生命「​はなさく変額保険」

保険と投資は分けて考えるのが原則です。はなさく生命「​はなさく変額保険」に限らずですが、わざわざ手数料の高い変額保険で資産運用をするメリットは多くありません。あえていまはなさく生命「​はなさく変額保険」を選ばなくても良いかなと感じます。

原則的には、保険は定期保険(もしくは収入保障保険)で、投資は自分でネット証券に口座を開いてインデックスファンドをコツコツ購入していくことを検討した方がよいでしょう。

ただし、その原則をこれまでぶち破ってきたのがソニー生命「バリアブルライフ」。自前では難しいリターンを上げ続けています。ソニー生命もあわせて検討を。

保険クリニックははなさく生命、及びソニー生命とも提携しています。保険選びに迷ったら、手っ取り早いのは保険クリニックです。

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コメント

  1. (ヽ´ん`) より:

    P免が上皮内がんも対象というのは大きな強みだと思います(他社は対象外が多い)。
    30代—40代で乳がんが増える女性に特におすすめです。

    • nejio より:

      (ヽ´ん`)様

      コメントありがとうございました!

      確かに保険料払込免除特約が上皮内がんも対象とする点はメリットですね。
      他社と比較の上、追記いたします!

      以上、よろしくお願いいたします。