2025年3月に発売された三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」。
一般的な収入保障保険は亡くなった場合と高度障害(両手切断!両足切断!両目失明!といった厳しい状況)を保障するのですが、三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」は働けなくなるリスクにも備えられるのが特徴です。
ざっくり保障範囲を書くと、下表のとおり。
死亡 | 高度障害 | 入院・在宅医療 | 障害 | 要介護 | |
収入保障W(A型) | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
総合収入保障W(B型) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
オプションで障害や要介護を保障する収入保障保険は他社にもあるのですが、あらゆるケガや病気の入院・在宅医療にも備えられる点は他社にないメリットでしょう。
また、保険料を安くするために
- 入院・在宅医療の保障範囲を三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)に限定する(サポート給付金三大疾病のみ保障特則)。
- 入院・在宅医療の保障範囲を女性特有の疾病に限定する(サポート給付金女性疾病のみ保障特則)。
- 入院・在宅医療の保障を外す(サポート給付金不担保特則)。
といったこともできます。柔軟度の高さも特徴的。
また、割引の条件を満たせば他社よりも保険料は安くおさまります。具体的な割引条件は
- 過去1年間喫煙していない
- 血圧が最高139mmHg以下、最低が89mmHg以下
- BMIが18以上27以下(BMI=体重㎏÷身長m÷身長m)
- 自動車保険の等級が12等級以上orゴールド免許保持or運転免許を持っていない
- 健康診断の受診状況が三井住友海上あいおい生命所定の基準を満たしている。
の5つ。
「&LIFE収入保障Wセレクト」にサポート給付金不担保特則を付加すると一般的な収入保障保険と同じく死亡・高度障害のみ保障されるのですが、この保障内容で割引が適用されれば保険料は業界最安値クラスです。
収入保障保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の3点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上記3点について、三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」の概要と評価は以下のとおりです。
項目 | 内容 | 評価 |
30歳の月額保険料 (月額10万円保障、保障期間60歳まで) |
【&LIFE収入保障Wセレクト】 男性:2,460円 女性:2,330円 【&LIFE総合収入保障Wセレクト】 男性:3,220円 女性:2,830円 ※健康診断SD非喫煙者優良体保険料率 |
S |
40歳の月額保険料 (月額10万円保障、保障期間60歳まで) |
【&LIFE収入保障Wセレクト】 男性:2,640円 女性:2,310円 【&LIFE総合収入保障Wセレクト】 男性:3,620円 女性:2,770円 ※健康診断SD非喫煙者優良体保険料率 |
|
就業不能保障 | 【障害】 ・年金基準で障害等級1級または2級 ・手帳基準で障害等級1級~4級 【介護】 ・要介護1以上 ・65歳未満の場合は所定の日常生活介護状態が180日以上継続していると診断されたとき。 【メンタル疾患】 ・障害等級1級に認定され、精神障害者保健福祉手帳の交付がされたとき。 ※下記「入院・在宅医療」の保障範囲にメンタル疾患含む。 【入院・在宅医療】 ・入院または在宅医療が10日以上継続したときに短期継続入院・在宅医療サポート給付金 ・入院または在宅医療が30日以上継続したときに継続入院・在宅医療サポート給付金 |
A |
クレジットカード払い | 可能 | A |
上表の保険料は他社より高く見えるかもしれませんが、その理由は上述のとおり働けなくなるリスクの保障も主契約に含まれているため。
繰り返しますが、「&LIFE収入保障Wセレクト」にサポート給付金不担保特則を付加して入院・在宅医療の保障を外し、一般的な収入保障保険と同じ保障内容とした場合の保険料は激安です。シンプルに死亡・高度障害だけを保障されれば良くて、非喫煙者だったり血圧・体型(BMI)が標準値の方であれば有力な候補となる収入保障保険です。
また、就業不能保障も良いです。障害・要介護の保障内容は他社比較で良好ですし、短期から長期の入院・在宅医療も保障する点は他社にないメリット。ストレス・メンタル疾病サポート特則というオプションを付加すれば、メンタル疾患で所定の条件を満たした場合に一時金を受け取ることができます。就業不能保障を付加したとしても、保険料は比較的安くおさまります。
保険料の観点でも、保障内容の観点でも、よくできた収入保障保険だと感じます。
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三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」のメリット
割引の条件を満たせば保険料は業界最安値クラス。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」には2つの割引があります。
①健康診断料率適用特約
健康診断の受診状況が三井住友海上あいおい生命所定の基準を満たす場合に保険料が安くなる。過去2年以内の健康診断結果を三井住友海上あいおい生命に提出し、必要検査項目をすべて満たしていれば保険料割引。
「必要検査項目」は年齢等によって異なるが、詳細は不明。健康診断結果を提出してみないと割引されるかわからない…。
②健康優良割引(区分料率適用特約)
以下の条件を満たした場合に保険料が割引される。
- 過去1年間喫煙していない
- 血圧が最高139mmHg以下、最低が89mmHg以下、かつBMIが18以上27以下(BMI=体重㎏÷身長m÷身長m)
- 自動車保険の等級が12等級以上orゴールド免許保持or運転免許を持っていない
3つ全て満たしていれば割引率最大で、1つか2つのみ満たしている場合は割引率が下がり、全て満たせなければ割引されないといった感じ。
***
他社にも同様の割引があるのですが、他社は喫煙習慣と血圧・BMIのみを条件とすることが多いです。健康診断の検査項目だとか、自動車の運転状況を条件としているのは珍しい。もちろん、三井住友海上あいおい生命のグループ会社である三井住友海上、もしくはあいおいニッセイ同和損保で自動車保険を契約してなくても、条件を満たせば割引されます。
そして割引が適用されれば、保険料は業界最安値クラスです。
収入保障保険の保険料は下記リンクで比較しています。
三井住友海上あいおい生命は
- 非喫煙者かつ血圧・BMIが標準値
- 非喫煙者かつ血圧・BMIが標準値外
- 喫煙者かつ血圧・BMIが標準値
のカテゴリでほぼ最安値です。上記に該当する方であれば(喫煙者かつ血圧・BMIが標準値外の方を除けば)最有力の候補となる収入保障保険でしょう。最安値となるには健康診断料率適用特約の条件を満たす必要もありますが、少なくとも↑の3つのいずれかに該当するのであれば、三井住友海上あいおい生命に健康診断結果を提出してみる価値はあります。
保険金の受け取り方を柔軟に決められる。
万が一の場合に年金方式で保険金を受け取れるのが収入保障保険ですが、三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」は受け取り方を下記4種類から選べます。
- 年金のように毎月定額受け取り。
- 最初に全額を一括で受け取り。
- 最初に一部を一括で受け取り、残額を毎月定額で受け取り。
- 毎月定額で受け取り、最後に残額を一括受け取り。
一家の大黒柱が亡くなった場合には、引っ越しや葬儀等で一時的にお金が必要になることもあります。また、子供が独立して責任が軽くなった後に、残額を一括で受け取って、好きなことに使うといったこともできます。
他社の収入保障保険でも、上記1はもちろんのこと、2も可能なことが多いです。しかし、3と4は不可能なこともあります。受け取り方を柔軟に決められる点は三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」のメリットです。
働けなくなるリスクにも備えられる(保障条件が良くて保険料も安い)
冒頭書いたとおり、三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」は死亡・高度障害の他に、働けなくなるリスクにも備えられます。
もう一度同じ表を載せます。
死亡 | 高度障害 | 入院・在宅医療 | 障害 | 要介護 | |
収入保障W(A型) | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
総合収入保障W(B型) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ここでそれぞれの保障条件を他社と比較してみます。
比較対象は同じく働けなくなるリスクにも備えられるFWD生命「FWD収入保障」とします。FWD生命も生活支援特則というオプションを追加すれば、障害・介護に備えることができます(その条件も収入保障保険のなかでは優秀)。
分類 | 三井住友海上あいおい生命 | FWD生命 |
死亡・高度障害 | ・死亡 ・高度障害状態 |
・死亡 ・高度障害状態 |
入院・在宅医療 | 保障あり (入院・在宅医療10日目と30日目に給付) |
保障なし |
障害 | ・手帳基準で障害等級1級~4級 ・年金基準で障害等級1級~2級 ・精神障害1級 |
・手帳基準で障害等級1~4級 ・所定の高度障害状態 |
要介護 | ・要介護1以上 ・満65歳未満の被保険者について、病気やケガで、約款所定の日常生活介護状態 が180日以上継続していることが医師によって診断確定されたとき |
・要介護1以上 |
分類別に見ていきます。
【死亡・高度障害】
主契約で死亡・高度障害を保障するのは両社同じ。ここに差異はありません。
【入院・在宅医療】
入院・在宅医療を保障するのは三井住友海上あいおい生命のみです。FWD生命は入院・在宅医療を保障対象としていません(一般的な収入保障保険は保障してません)。
三井住友海上あいおい生命は以下の2本立てで入院・在宅医療を保障します。
●短期継続入院・在宅医療サポート給付金
病気やケガで入院または在宅医療が10日以上継続したときに「基本年金月額×0.5」を給付。
●継続入院・在宅医療サポート給付金
病気やケガで入院または在宅医療が30日以上継続したときに「基本年金月額×6」を給付。
例えば、月額10万円保障で契約していた場合、入院10日目にまずは5万円給付。さらに入院が長引いて入院30日目を迎えた場合は60万円給付です。
10日間程度の短期入院で5万円給付されれば医療費と入院時の諸費用の足しにはなるでしょうし、30日目に60万円給付されれば2~3ヶ月程度の入院費用はカバーできるかなと(豪勢な入院でなければ)。これくらいの保障内容であれば、短期から中長期の入院・在宅医療を程よく保障していると言えます。
【障害】
手帳基準で障害等級1級~4級を保障するのは両社同じ。違いは三井住友海上あいおい生命が年金基準も保障条件としている点です。
障害等級は年金基準と手帳基準という2種類があります。
①障害者手帳の等級:地方自治体が提供している公的サービスの一環。身体障害の場合は1級から7級、精神障害の場合は1級から3級まであり、障害の程度によって等級が決まる(数値が低いほど程度が重い)。認定されると医療費助成や各種税金の軽減措置、公共交通機関での料金割引などを受けることができる(詳しくは厚生労働省のサイトを参照)。
②障害年金の等級:国の年金制度。1級から3級まであり、障害の程度によって等級が決まる(数値が低いほど程度が重い)。認定されると国から障害年金が給付される(詳しくは年金機構のサイトを参照)。
障害者手帳と障害年金は連動していません。申請も別々に行う必要がありますし、認定基準も異なります。障害者手帳だと3級で、障害年金だと2級といったこともあり得ます。手帳基準と年金基準のどちらが契約者に有利かは一概に言えないのですが、個人的には年金2級と手帳3級がほぼ同等かなと。
また、手帳は申請が簡単です。区市町村に診断書を持参して申請すれば、早くて1ヶ月、通常は3~4ヶ月で結果が通知されます。年金の障害等級が認定されるのは原則的に初診から1年半後。審査が厳しく、不服申し立てとなることもあります。
という点を踏まえて、両社ともに手帳4級が条件なので大きな差はないかなとは感じますが、それでも年金2級も条件に含む三井住友海上あいおい生命の方が有利ではあるでしょう。
ちなみに、手帳4級はざっくり言うと
「社会での日常生活活動が著しく制限されるもの」
です。働くことに大きな制限が加わるといった身体障害で、これくらいから保障されればちゃんとした就業不能保障だと言えるでしょう。
【介護】
介護の保障条件が「要介護1以上」なのは両社同じ。
要介護1は生活の一部で介護サービスが必要な状態です。一人暮らしも可能とも言われているので、これくらいから保障されれば安心です。
また、三井住友海上あいおい生命には
「満65歳未満の被保険者について、病気やケガで、約款所定の日常生活介護状態が180日以上継続していることが医師によって診断確定されたとき」
という独自条件がありますが、これは国の要介護認定を受けにくい65歳未満を救う条件です。
そもそも40歳未満は国の要介護認定を受けることができません。40歳から65歳未満は国が指定する特定疾病(末期がん等の16疾病)が原因で要介護となった場合のみ要介護認定を受けられます。
そこをカバーするのが独自条件です。収入保障保険に加入される方の大半が働く世代であることを踏まえれば、三井住友海上あいおい生命の方が実情に合致した保障内容でしょう。
ということで、要介護の保障条件も三井住友海上あいおい生命の方が良好ですが、そもそも働く世代が要介護状態となることは極々稀。そこまで気にする点ではないかと。
【保険料】
両社の月々の保険料を比較してみます。
比較条件は月額10万円保障・保障期間65歳。両社ともに保険料メリットの強い非喫煙者で血圧・BMIが標準値の方を想定して比較します。
三井住友海上あいおい生命は「&LIFE総合収入保障Wセレクト」を比較対象とします。三井住友海上あいおい生命は
- 非喫煙者で血圧・BMIが標準値
- 自動車の運転状況の条件も満たしている。
- 健康診断料率適用特約の条件も満たしている。
といった、最も保険料が割引されるケースで比較します。
三井住友海上あいおい生命 | FWD生命 (生活支援特則あり) |
|||
入院・在宅医療保障あり | 入院・在宅医療保障なし | |||
男性 | 25歳 | 4,010円 | 3,140円 | 3,601円 |
30歳 | 4,210円 | 3,320円 | 3,858円 | |
35歳 | 4,640円 | 3,710円 | 4,268円 | |
40歳 | 5,210円 | 4,210円 | 4,503円 | |
45歳 | 5,800円 | 4,670円 | 4,936円 | |
50歳 | 6,490円 | 5,200円 | 5,505円 | |
女性 | 25歳 | 3,590円 | 2,610円 | 2,546円 |
30歳 | 3,570円 | 2,670円 | 2,997円 | |
35歳 | 3,670円 | 2,860円 | 3,460円 | |
40歳 | 3,970円 | 3,180円 | 3,645円 | |
45歳 | 4,390円 | 3,540円 | 3,965円 | |
50歳 | 4,910円 | 3,950円 | 4,198円 |
デフォルトの保障内容(入院・在宅医療の保障あり)では、やっぱり三井住友海上あいおい生命の方が保険料は高め。保障が厚いので保険料も高いという当たり前の結果です。まあでも、FWD生命とこれくらいの差で入院・在宅医療が保障されるのなら、三井住友海上あいおい生命を選んでしまうかなというのが個人的な感覚。
一方で、サポート給付金不担保特則を付加して入院・在宅医療の保障を外し、両社の保障内容を合わせた場合は三井住友海上あいおい生命の方が保険料は安くなる傾向にあるようです。上述のとおり、障害・介護ともに三井住友海上あいおい生命の方が保障内容はちょっとだけ良くて、保険料も安くなりがちという結果です。
精神疾患も保障対象にできる(ストレス・メンタル疾病サポート特則)。
ストレス・メンタル疾病サポート特則というオプションを付加すれば、精神疾患で働けない状況にも備えることができます。
保障条件は
「約款所定のストレス・メンタル疾病で入院または在宅医療が30日以上継続」
です。条件を満たせば一時金が給付されます。
保障対象の精神疾患は他社同等で、気分障害(うつ病)・統合失調症・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・潰瘍性大腸炎・過敏性腸症候群等が含まれます。働く世代が気にしておきたい精神疾患は概ね網羅されているかと。
注意が必要なのは「入院または在宅医療が30日以上継続」です。詳細は後述しますが、軽度の精神疾患では保障されないでしょう。それなりに重い精神疾患が保障対象です。
【おまけ】保険料払込免除特約もあります。
保険料払込免除特約とは、所定の条件を満たした場合に以降の保険料支払いが免除されるオプションです(もちろん保障は継続)。
具体的な保障条件は以下のとおり。
疾病 | 条件 |
がん | 初めてがんと診断されたとき(上皮内がん含む) |
心疾患 | 入院した場合。 |
脳血管疾患 | 入院した場合。 |
保険料支払いが免除される条件は他社と比較してかなり緩いです。
ポイントは以下の3点。
- 上皮内がんでも保険料払込免除
- 急性心筋梗塞・脳卒中に限定せず、心疾患・脳血管疾患をまるごと条件
- 心疾患・脳血管疾患が入院即免除
上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に達していない初期のがんです。サクッと切って治療は終了。治療が終われば転移や再発する可能性は低いと言われているのですが、他社の収入保障保険は
「上皮内がん程度で保険料支払いは免除しません!」
とすることが多いです。上皮内がんでも保険料払込免除される点はなかなか良いです。
また、心疾患・脳血管疾患をまるごと対象としており、他者よりも条件は幅広です。さらに入院即免除である点も条件はゆるい。他社は継続〇〇日以上入院を条件とすることがあります。
まあでも、そもそも保険料が安い収入保障保険で保険料払込免除が必要かは要検討でしょう。保険料払込免除特約はもちろん有料オプションです。付加すると保険料が2割強上がります。個人的には不要かなと。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」のデメリット
喫煙者かつ血圧・BMIが標準値から外れる方は保険料は割高。
喫煙者かつ血圧・BMIが標準値から外れる方の保険料は割高です。これに該当するのであれば、他社を検討した方がよいでしょう。
また、非喫煙者だったり血圧・BMIが標準値内である方でも、健康診断料率適用特約の条件を満たせない場合は他社の方が安くなることがあります。健康診断の結果を三井住友海上あいおい生命に提出してみて、
「これちょっと割引できないですね」
となった場合は他社も交えて比較してみましょう。
収入保障保険の保険料は下記リンク先で比較しています。こちらもご参考に。
「在宅医療」に要注意
この点はデメリットというよりも、注意事項です。
一般的な就業不能保障では「在宅医療」という言葉は使われません。使われるのは「在宅療養」です。日本語としてはどちらも同じように思われますが、三井住友海上あいおい生命の「在宅医療」の定義は
在宅医療を受けた時点において、公的医療保険制度における医科診療報酬点数表の在宅患者診療・指導料(往診料、救急搬送診療料および救急患者連携搬送料を除きます)に列挙されている診療料や管理指導料等の算定対象となる診療行為が対象となります。
です。長々しい漢字がたくさん並んでますが、ざっくり言えば
「医師が訪問診療したら保障します!」
です。通院することすら難しく、医師に自宅まで来てもらうような状況です。それこそ、末期がんで最期は自宅で迎えたい…だとか、寝たきり状態で病院に行くことすらできない…といった超重症です。
一方で、働けない状況を保障する就業不能保険のアクサ生命「アクサのネット完結働けないときの安心」の「在宅療養」の定義は
医師による治療が必要であるため、傷害または疾病の治療を直接の目的として、自宅など(病院または診療所以外の施設を含みます。)において、医師の指示にもとづいて治療に専念している状態です。
です。この定義は訪問診療が条件ではありません。医師の診断が尊重される定義で、医師が書く診断書に
「絶対安静!働いちゃダメ!」
と書かれていれば、まず保障を受けられるでしょう。
上述したストレス・メンタル疾病サポート特則の保障条件は「入院・在宅医療」です。入院、もしくは通院することもできずに訪問診療を受けるような重症のメンタル疾患が保障対象です。よくある
「ちょっと仕事休んでゆっくりしましょうか」
と医師に診断され、自宅から通院して治療を受けるような軽症ケースは保障されないでしょう(他社もこの程度のメンタル疾患は保障されないことが多い)。
また、働くことができないくらいキツい治療を通院で受けるケースも保障されないかと。
例えば、抗がん剤治療を通院で受けるようなケースです。がんの入院は短期化していて、抗がん剤治療も通院で受けることが増えているのですが、働くことは難しいけど入院もさせてもらえない(通院で治療を受ける)ようなケースは保障されないでしょう。こんなケースはアクサ生命の定義であれば、医師の診断書に
「絶対安静!働いちゃダメ!」
と書かれていれば保障を受けられるでしょう。
この点は誤解を生みやすいかと思います。いざ働けなくなった場合に
「思ってたのと違う!」
となりやすいので注意事項として挙げておきます。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」の評価
評価:S(S、A~C)
喫煙者で血圧・BMIが標準値外の方を除けば、保険料は業界最安値クラスです。業界最安値クラスとなるためには、健康診断の結果を三井住友海上あいおい生命に提出して条件を満たす必要があるのですが、それでも
- 非喫煙者かつ血圧・BMIが標準値
- 非喫煙者かつ血圧・BMIが標準値外
- 喫煙者かつ血圧・BMIが標準値
に該当する方であれば試してみる価値のある収入保障保険です。
また、入院・在宅医療を保障される点も画期的で保障内容は悪くありません。障害・介護の保障条件も他社比較でなかなか良好。
ということで、評価は「S」としました。ここしばらくはFWD生命「FWD収入保障」が収入保障保険のNo.1だったのですが、三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」の登場により勢力図が塗り替わったように思います。
収入保障保険の保険料は下記リンクで比較しています。こちらもご参考に。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」の相談をするなら。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」は幅広い保険ショップで取り扱っています。みなさんのご自宅近くの保険ショップでも取り扱ってる可能性が高いです。
けれども、ふらっと保険ショップに立ち寄ってみて、
「うち、三井住友海上あいおい生命取り扱ってないですよ!」
なんて言われたら立ち直れないですよね。そんなことがないように事前に調べておきましょう。手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、三井住友海上あいおい生命はもちろんこと、保険料比較した全ての収入保障保険を取り扱っています。
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1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、収入保障保険にはこれが稀にあります。
告知事項の誤りの主な原因は契約者の勘違いです。なので、保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。
また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。
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④以下を入力して予約完了。
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- 名前
- 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
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- 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
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これで予約は完了。1分もあれば予約できます。
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もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
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まとめ
公式サイト:三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」
喫煙者かつ血圧・BMIが標準値外の方を除けば、保険料は業界最安値クラスです。業界最安値クラスとなるためには、健康診断の結果を三井住友海上あいおい生命に提出して条件を満たす必要があるのですが、試してみる価値はあります。多くの方にとって最有力となる収入保障保険でしょう。
保障内容も悪くありません。入院・在宅医療を保障される点も画期的ですし、障害・介護も保障されるので、働けなくなるリスクに備えるという目的にも十分使えます。
全般的に、よくできた収入保障保険です。
三井住友海上あいおい生命「&LIFE収入保障Wセレクト・&LIFE総合収入保障Wセレクト」は全国の保険クリニックで相談可能です。保険クリニックなら、保険料比較した全ての収入保障保険を取り扱っています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。
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