一風変わったネーミングセンスの持ち主であるなないろ生命が本領を発揮した「なないろがん保険盾」。
一風変わったネーミングですが、一時金の給付条件は良好ですし、治療保障の範囲は他社よりかなり広め。
また、以下の条件を満たせば保険料が割引されます。
【一時金プラン・月額保障プラン】
①喫煙状況:過去1年以内に喫煙していない。
【三大疾病保障プラン】
①喫煙状況:過去1年以内に喫煙をしていない。
③血圧値:過去2年以内に、直近の血圧値が最高140mmHg以上または最低90mmHg以上である。
③体格(BMI):18以上27未満である。
※BMI=体重(kg)÷ {身長(m)}÷ {身長(m)}
上記の条件を満たせば、保険料も比較的安くおさまります。
だいぶ良いがん保険です。
がん保険は大きく3つのタイプに分けることができます。
①入院ベースで保障するがん保険。よくある「入院1日1万円!」といった保障内容のがん保険です。入院日数×入院給付金(5千円とか1万円)を受け取ることができます。
②一時金ベースで保障するがん保険。がんと診断されたらまとまった金額(100万円とか)がドンっと給付されるがん保険です。
③治療ベースで保障するがん保険。手術・抗がん剤・放射線といったがんの治療を受けた月ごとに定額(10万円とか)が給付されるがん保険です。
なないろ生命「なないろがん保険盾」は
- 一時金プラン
- 月額保障プラン
- 三大疾病保障プラン
の3つから保障を選べるのですが、一時金プランが上述した②、月額保障プランが③。そして、月額保障プランに心疾患・脳血管疾患の保障も加わったのが三大疾病プランです。
「①の入院ベースはどうしたんだ!」
と思われるかもしれませんが、がんの入院は短期化していて平均2週間程度で退院できるので、①は時代遅れになりつつあります。現在のがん保険の主流は②と③です。
がん保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の3点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上記3点について、なないろ生命「なないろがん保険盾」の概要と評価は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 | 評価 |
| 先進医療特約の保障内容 | タイプ:終身型 保障額上限:2,000万円 一時金:技術料の20% |
A |
| がん一時金の給付条件 | 給付回数:無制限 給付間隔:1年or180日に1回 給付条件:がんと診断 |
A |
| 抗がん剤治療の保障範囲 | 自由診療の抗がん剤治療も保障対象。 | A |
| 30歳の月額保険料 (月額保障プラン・10万円保障) |
男性:820円 女性:1,070円 ※非喫煙者区分料率 |
A |
| 40歳の月額保険料 (月額保障プラン・10万円保障) |
男性:1,180円 女性:1,450円 ※非喫煙者区分料率 |
先進医療特約は問題ありません。一生涯保険料が変わらない終身型ですし、限度額も他社同等の通算2,000万円。交通費・宿泊費に使える一時金も給付されます。
一時金の給付条件も問題ありません。がんで診断or入院or通院の条件を満たせば回数無制限で一時金を受け取れます。2回目以降も診断or入院or通院で給付される点は安心です。
また、給付間隔は
- 1年に1回(他社はこれが標準)
- 180日に1回(斬新)
から選べます。一般的はがん保険は1年に1回が標準。180日に1回は斬新です。180日に1回一時金が給付されれば、中長期に渡る闘病や再発にも十分備えられるでしょう。
また、自由診療の抗がん剤治療も保障対象に含まれます。自由診療の抗がん剤治療を受けた月には、がん治療給付金月額の2倍を給付。この点もメリットです。
このあと比較していきますが、冒頭書いたとおり条件を満たせば保険料が割引されます。保険料が割引されれば他社と比較して安くおさまりますが、条件を満たせない場合の保険料は割高です。この場合は他社と比較しておいて損はないでしょう。
ちなみに。
なないろ生命は朝日生命が保険ショップ向けの商品を開発するために設立した生命保険会社です。バックに歴史のある国内資本の保険会社が控えているので、経営面での心配は無用かと。いまいち知名度は高くありませんが、良質な保険を安い保険料で販売している良い感じの保険会社です。
がん保険の相談は保険クリニックで!
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なないろ生命「なないろがん保険盾」の保障内容を評価します。

冒頭のところで先進医療特約・がん一時金・抗がん剤治療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。
繰り返しますが、なないろ生命「なないろがん保険盾」は
- 一時金プラン
- 月額保障プラン
- 三大疾病保障プラン
の3つから保障を選べるのですが、まずはそれぞれの主契約の保障内容から。
【主契約】一時金プラン(がん診断一時金保険)
| 給付条件 | 給付間隔 | 上皮内がん |
| がんと診断された場合。 | 1年に1回or180日に1回(給付回数無制限) | 給付対象 |
一時金プランはシンプルです。
「あなたはがんです」
と診断されれば、一気にまとまった金額(100万円とか)が給付されます。
がん診断一時金は働けなくなった場合の収入補填・医療費・入院中の諸費用等、様々な用途に使えるのですが、特に役立つのは、がんが失業につながりやすい非正規雇用の方やブラック企業に勤務されている方。
東京女子医大の調査ではがんと診断されてから、フルタイムで復職できるまでの期間平均が205日(時短勤務を含めると80日)だそうですが、時短勤務制度もないし、205日も勤務先が待ってくれないという場合は、がんと失業のWパンチを食らうこともあるでしょう(実際多いです)。
そんなときに100万円を銀行口座に振り込んでくれるのががん診断一時金です。生活を破綻させないために必要な保障です。
以下、ポイントです。
- 【GOOD!】給付間隔を1年に1回、または180日1回から選択可能。
- 【GOOD!】2回目以降もがんと診断されれば給付対象。
- 【GOOD!】上皮内がんも通常のがんと同じ扱い。
繰り返しますが、なないろ生命「なないろがん保険盾」は
- がん診断A型:180日に1回
- がん診断B型:1年に1回
から給付間隔を選べます。
他社のがん保険は1年に1回が標準です。治療が長引いたとしても、一時金が給付されるのは1年後。治療終了後に再発してしまったとしても、一時金が給付されるのは1年後。
それを180日に1回に短縮したのがA型です。みるみると減っていく貯金残高を見るのは精神的にキツいものがありますが、180日に1回一時金が給付されて貯蓄残高が回復すれば、お金の心配はググっと減るでしょう。この点は他社にないメリットです。
ただし、どちらが良いかはちょっと微妙です。現役世代に限れば、180日に1回一時金を受け取れるケースはそこまで多くないかなと。
がんも手術で切り取ることができれば、それほど怖くはありません。2週間程度入院して手術を受けて、退院後に再発予防のための放射線治療を1ヶ月程度受けるか、軽い抗がん剤治療を2~3ヶ月程度受ければ治療は終了。治療終了後は通院で経過観察を続けて、5年間何もなければ無事寛解です。
おぎやはぎの小木博明さんがこのケースです。ステージⅠの腎細胞がんが見つかり2020年8月17日に入院、2020年9月2日には仕事に復帰されてます。治療の詳細はわかりませんが、おそらくは手術できれいにがん細胞を切り取ることができたのでしょう。
こんなケースはA型もB型も一時金は1回のみ。治療が180日未満で終了しているため、A型でも一時金は1回のみです。個人的な感覚では、現役世代で最も多いのがこのケースかなと。
一方で、がん細胞を手術で切り取ることができず、地獄の抗がん治療に陥った場合は治療が180日を超えることもあります。一旦治療が終わっても、1年以内に再発することもあるでしょう。現役世代がハマる可能性は高くないけど、ハマってしまうと厳しい深刻ケースはA型が有利。
もちろん保険料が高いのはA型です。40歳男性を例にすると、一時金50万円でがん診断一時金特約を付加すると月々の保険料は
A型:+1,135円/月
B型:+775円/月
上がります(非喫煙者区分料率)。A型の方が360円高め。
払えない保険料ではありませんが、現役世代のがん治療が180日を超えて続く可能性はそこまで高くないことを踏まえれば、僕ならB型を選びます。がん保険に短期間の収入補填や医療費や治療中の諸費用のカバーを求める場合は、B型で十分かなと。がん保険に地獄の長期闘病となった場合の収入補填まで求める場合は、A型の方が安心ですね。
2回目以降の給付条件も「がんと診断」です。具体的には
- がんと診断確定
- がんの治療を目的とする継続入院
- がんの治療を目的とする入院を開始
- がんの治療を目的とする通院
が、一時金の給付条件。
他社のがん保険は2回目以降の場合に入院を条件としていて、通院治療だと一時金が給付されないこともあります。がんの3大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。入院でも通院でも一時金給付する点は安心です。
また、診断確定も条件に含まれるので
「新しいがんが見つかりました」「がんが再発しました」
と医師に診断されるだけで一時金が給付されます。
診断確定が条件に含まれると、治療方法に関わらず一時金を受け取れます。将来的に3大治療に次ぐ4番目・5番目の治療方法が開発された場合でも(免疫療法が4番目とも言われています)、一時金を受け取れる可能性は高め。2回目以降の給付条件に診断が含まれるがん保険はまだまだ少数派です。
上皮内がんが通常のがんと同じ扱いになる点もメリットでしょう。他社のがん保険だと上皮内がんの場合は一時金が減額されたり、給付回数が1回のみだったりすることもあります。
上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に到達していない初期のがんを指します。がん細胞は血管やリンパ管で運ばれて転移していくので、上皮内がんの段階でサッと手術で切り取れば再発や転移する可能性は低いと言われてます。
「早く見つかって良かったですね」
と言われるのが上皮内がん。大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで発見されたというデータもあり、珍しいがんではありません。
上皮内がんを気にする必要があるのは、特に女性です。乳がんは上皮内がんであっても通常のがんと同程度の治療が必要になるケースがあります。この点は女性にとってうれしいメリットですね。
一時金の給付条件に大きな問題は見当たりません。しっかりまとまっています。
【主契約】月額保障プラン(特定疾病治療保険・がん型)
| 給付条件 | 給付間隔 |
| がん(上皮内がんを含む)の治癒を目的とした以下の治療を受けたとき ・抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療 ・放射線治療 ・手術 ・セカンドオピニオン(診療情報の提供) ・がんゲノムプロファイリング検査 ・リハビリ通院 ・がん緩和ケア ・入院 ・在宅医療 ・自由診療抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療 ・先進医療 ・患者申出療養 ※「自由診療抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療」「先進医療」「患者申出療養」を受けた場合はがん治療給付金月額×2倍を給付。 |
月1回/回数無制限 (リハビリ通院は120回限度) |
がんの治療を受けている期間に、月額10万円といった金額が給付されます。
ホワイト企業にお勤めの正社員の方(がんと診断されても失業の不安がない)で、がん保険に医療費のカバーのみを求めるのであれば、月額保障プランで十分かと。高額療養費制度を利用すれば治療給付金で医療費はカバーできるでしょう。
以下、ポイントです。
- 【GOOD!】保障範囲が広大。
- 【GOOD!】自由診療の抗がん剤治療が保障対象。
まずは1点目。
治療ベースのがん保険として、保障範囲は他社を圧倒している感があります。
がんの3大治療は
- 抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療
- 放射線治療
- 手術
と言われていますが、一般的な治療ベースのがん保険が保障するのはこの3つのみです。
ちょっと気の利いたがん保険だと
- がん緩和ケア
- 入院
- 在宅医療
- 自由診療抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療
- 先進医療
- 患者申出療養
あたりまで保障されます。ここまで保障されれば、
「やれることは全てやり尽くしました…」
といった状況で、緩和病棟や自宅で痛みを和らげる緩和ケアを受けながら、静かに最期を待つような期間でも保障を受けられるかと。公的な健康保険が適用されない自由診療抗がん剤・先進医療・患者申出療養も保障されるので、標準治療をやり尽くした後の最後の一手も保障されます。ここまで保障されれば治療ベースのがん保険としては優秀です。
なないろ生命「なないろがん保険盾」はさらに上を行って
- セカンドオピニオン(診療情報の提供)
- がんゲノムプロファイリング検査
- リハビリ通院
まで保障されます。ここが画期的。
セカンドオピニオンとは、病気の状況や治療方針について、主治医以外の別の専門医に意見を求めることです。現在の主治医に検査結果や治療方針の資料をまとめてもらって、別の専門医のところへ出向いて意見を聞くというのがセカンドオピニオン。
セカンドオピニオンにももちろん費用がかかります。主治医に紹介状を書いてもらうといった診療情報の提供には公的な健康保険が適用されますが、別の専門医に意見を求める行為には公的な健康保険が適用されません。例えば、国立がんセンターで、日本最高レベルの専門医からセカンドオピニオンを受ける場合は44,000円かかります。
セカンドオピニオンは治療開始前(一般的な治療ベースのがん保険が保障を開始する前)に行うことが多いので、なないろ生命「なないろがん保険盾」はより早い段階から保障を受けられるかと。
がんゲノムプロファイリング検査の詳細はC-CATのサイトにまとめられていますが、ざっくり言うとがん細胞に起きている遺伝子の変化を調べ、効果のある治療方法を探るといった検査です。がんゲノムプロファイリング検査を受けられるのは標準治療をやり尽くした後(標準治療をやり尽くす前に受けると自費診療)。どうしようもなくなった後に、最後の一手を探るといった検査です。
検索費用は56万円+α。公的な健康保険が適用されれば現役時代は自己負担額は3割の16万8千円+α。さらに高額療養費制度を利用すれば、10万円程度で受けられることが多いでしょう(収入によります)。がん保険から10万円保障されれば、検査費用はカバーできます。
現状ではマイナーながんゲノムプロファイリング検査ですが、国立がん研究センターが注力しているということもあり、将来的にはメジャーな検査となる可能性があります。がんゲノムプロファイリング検査を保障するがん保険は他にSOMPOひまわり生命「勇気のお守り」、アフラック「あなたによりそうがん保険 ミライト」くらいでまだまだ少数派。
また、リハビリ通院も保障対象に含まれます。
現役世代であれば、リハビリを受けることなく治療が終われば即社会復帰ということも珍しくはないのですが、脳腫瘍が原因で障害を負ってしまった場合は数ヶ月のリハビリを受けることもあります。歌手のつんく♂さんは咽頭がんが原因で声帯を摘出し、声を失ってしまいましたが、おそらく食道発声を習得するために長期間に渡ってリハビリを受けられたでしょう。
一般的ながん保険は治療が終われば保障も終了です。通院でのリハビリを保障することはありませんが、リハビリにももちろん医療費はかかりますし、リハビリを受けながら働くことも難しい。
ここまで保障するがん保険は極めて稀です(というか、私は知らない)。なないろ生命「なないろがん保険盾」の保障範囲は他社を圧倒しています。他社よりも長期間に渡り、保障を受けられる可能性が高いです。
ただし、重複保障はされません。
例えば、月額10万円保障で契約し、同じ月にセカンドオピニオンを受けて入院して手術を受けて放射線治療して痛み止め(緩和ケア)を服用してといった場合は
10万円×5(セカンドオピニオン・入院・手術・放射線治療・緩和ケア)=50万円
を受け取れるのではなく、保障されるのは1ヶ月分の10万円です。
8月:セカンドオピニオン
9月:入院・手術・緩和ケア
10月:放射線治療
といった場合は
10万円×3ヶ月=30万円
を受け取れます。他社の治療ベースのがん保険も同様ですが、勘違いされる方が多いので、この点は要注意。
続いて2点目。
一般的ながん保険の抗がん剤治療保障は、公的な健康保険が適用される範囲内に限定されます。健康保険が適用されない高額な抗がん剤は保障対象外。
しかし、なないろ生命「なないろがん保険盾」は全額自己負担となる自由診療の抗がん剤治療まで保障範囲を拡大しています。
自由診療の抗がん剤治療には、
欧米では承認されて使用が進んでいるものの、日本では承認が遅れている抗がん剤
なんかが含まれます。国立がん研究センターが2024年11月時点の未承認・適応外の医薬品を下記リンク先にまとめてますが、月100万円かかる抗がん剤なんてざらにあります。これが全額自己負担はかなり辛い…。
→国内で薬機法上未承認・適応外となる医薬品・適応のリスト(2024年11月30日版)(PDF)
他社の調査では、がん罹患者・がん罹患経験者の19.8%が自由診療を提案されたというデータもあり、最近は自由診療が極々マイナーな治療方法とは言えなくなってきています(実際に受けた方は11.7%)。がんゲノムプロファイリング検査で幸運にも効果のありそうな抗がん剤が見つかったけど、健康保険が適用されない自由診療の抗がん剤だった!ということもあるでしょう。
「最悪の場合は自由診療を受けることも辞さない!」
という方にとっては重要な保障です。
まとめると、保障内容は現在の治療ベースのがん保険では抜き出てるかと。
「あらゆるがんの治療を面倒みますよ!」
といった、なないろ生命の意気込みが伝わります。
【主契約】三大疾病保障プラン(特定疾病治療保険・特定3大疾病型)
| 給付条件 | 給付間隔 |
| がん(上皮内がんを含む)の治癒を目的とした以下の治療を受けたとき ・抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療 ・放射線治療 ・手術 ・セカンドオピニオン(診療情報の提供) ・がんゲノムプロファイリング検査 ・リハビリ通院 ・がん緩和ケア ・入院 ・在宅医療 ・自由診療抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療 ・先進医療 ・患者申出療養 ※「自由診療抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療」「先進医療」「患者申出療養」を受けた場合はがん治療給付金月額×2倍を給付 |
月1回/回数無制限 (リハビリ通院は120回限度) |
| 心疾患の治療を目的とした以下の治療を受けたとき ・入院 ・手術 ・リハビリ通院 |
|
| 脳血管疾患の治療を目的とした以下の治療を受けたとき ・入院 ・手術 ・リハビリ通院 |
上述した月額保障プランに心疾患・脳血管疾患の保障も追加したのが、こちらの三大疾病保障プランです。
世の中には三大疾病を一時金で保障する三大疾病保険はあるのですが、三大疾病の治療を受けた月に定額保障する保険は珍しいです。思いつくところだと、他にはメットライフ生命「マイフレキシィ」くらいかと。
保障内容は悪くありません。がんの保障範囲は月額保障プランと同じで、他社を圧倒しています。
心疾患・脳血管疾患の保障も悪くありません。上述したメットライフ生命は
- 入院
- 手術
- 在宅療養
の3つを保障ですが、なないろ生命は
- 入院
- 手術
- リハビリ通院
です。
心疾患の生き残れば割と早く退院できます。35~64歳の入院期間平均は8.3日(参考:生命保険文化センター)ですが、その後は通院で有酸素運動をメインとしたリハビリを数ヶ月続けることが少なくありません。
脳血管疾患は入院もリハビリも長期に及びます。
ある日突然に脳卒中で倒れると、まずは入院して命を救うための治療が行われます(血液をサラサラにする薬を投与することが多い)。
治療が終わればリハビリです。治療が終わってから2週間程度はベッドの上で手足を動かしたり寝返りを打ったりするリハビリを行います(急性期のリハビリ)。
急性期を過ぎて状態が落ち着いてくれば、歩いたりトイレしたり食事したりといった日常生活のリハビリへと移ります(回復期のリハビリ)。平行棒を支えにして歩く練習をする光景を見たことがある方も多いと思いますが、まさにあれです。
回復期のリハビリは入院して行うことも多いのですが、身体の状態や患者の意思によっては通院で受けることもあります。脳血管疾患の入院日数平均が約2.5ヶ月(参考:生命保険文化センター)なのに対して、リハビリは平均6.3ヶ月続くという他社の調査もあり、回復期の途中から通院でのリハビリに切り替えるケースが多いのでしょう。
メットライフ生命は退院してしまえば保障は終了です。リハビリ通院が保障範囲に含まれるなないろ生命の方が、メットライフ生命よりも長く保障を受けられる可能性が高いです。
保険料も優良区分料率に該当すれば、なないろ生命の方が安くおさまります。
【30歳男性】
メットライフ生命:1,200円(三疾病治療月払給付特約)
なないろ生命:1,110円(優良区分料率)
【30歳女性】
メットライフ生命:1,460円(三疾病治療月払給付特約)
なないろ生命:1,370円(優良区分料率)
優良区分料率の条件を満たせない場合、保険料はドンっと上がります。この場合はメットライフ生命も候補に入ります。
ここまでが主契約です。以下、オプションです。
【重要ではありません】がん保険料払込免除特則/特定3大疾病保険料払込免除特則
「以降の保険料は頂きません!」
というオプションです。
がん・心疾患・脳血管疾患で条件を満たせば以降の保険料支払いが免除されるのですが、そもそもなないろ生命「なないろがん保険盾」の保険料は安いため、保険料の支払いが免除されても家計への影響は少ないかと。必要性は薄いでしょう。
がん保険料払込免除特則/特定3大疾病保険料払込免除特則はもちろん有料オプションです。付加すると月々の保険料がググっと上がります。
【重要です】特定がん治療特約
| 給付条件 | 給付間隔 |
| がん(上皮内がんを含む)の治癒を目的とした以下の治療を受けたとき ・抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療 ・放射線治療 ・セカンドオピニオン(診療情報の提供) ・がんゲノムプロファイリング検査 ・リハビリ通院 ・自由診療抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療 ・先進医療 ・患者申出療養 ※「自由診療抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療」「先進医療」「患者申出療養」を受けた場合はがん治療給付金月額×2倍を給付。 |
月1回/回数無制限 (リハビリ通院は120回限度) |
上述した月額保障プランの治療保障を、一時金プランにも付加できるようにしたのが本特約。がんの治療を受けている期間に、月額10万円といった金額が給付されます。
ポイントは月額保障プランとほぼ同等なのですが、特定がん治療特約は以下の保障条件が削除されています。
- 手術
- がん緩和ケア
- 入院
- 在宅医療
抗がん剤治療や放射線治療は数ヶ月の長期に及ぶこともありますが、手術を毎月受けるようなことはまずありません。長期闘病に備えるという目的では、手術保障を削って保険料を安くするのはアリです。大きなデメリットとは言えません。
緩和ケア・入院・在宅医療も保障範囲から外れるので、
「やれることは全てやり尽くしました…」
といった状況で、緩和病棟や自宅で痛みを和らげる緩和ケアを受けながら、静かに最期を待つような期間に保障を受けられることはないでしょう。
ということで、月額保障プランより保障は薄くなっていますが、主契約で1年に1回(もしくは180日に1回)一時金を受け取れることを加味すれば、まあこれくらいでも十分かなとも感じます。がん保険からがっちり保障を受けたい方や、いざという場合に自由診療も辞さないという考えをお持ちの場合は、付加したほうが安心でしょう。
【重要です】がん診断一時金特約
| 給付条件 | 給付間隔 | 上皮内がん |
| がんと診断された場合。 | 1年に1回or180日に1回(給付回数無制限) | 給付対象 |
上述した一時金プランの一時金保障を、月額保障プラン・三大疾病保障プランにも付加できるようにしたのが本特約。がんと診断された場合に一時金100万円といった金額が給付されます。
保障内容は一時金プランと同じです。なので、ポイントも一時金プランと同じ。がん保険に働けなくなった場合の収入補填まで求める場合は、付加しておいても良いオプションでしょう。
月額保障プラン(三大疾病保障プラン)+がん診断一時金特約
で、保障内容は最強となります。
【重要ではありません】がん初回診断一時金特約
| 給付条件 | 給付間隔 | 上皮内がん |
| がんと診断された場合。 | 初回のみ。 | 給付対象 |
初めてがんと診断されたときに一時金が給付される特約です。
上述した一時金プラン・がん診断一時金特約が回数無制限で給付されるのに対し、こちらは初回の1回だけ。
確かに初めてのがんは効率的に動けなくて余計な費用がかかることもありますが、より重症化して医療費が膨らむのは再発時です。本特約を付加するのなら、一時金プランの主契約、もしくはがん診断一時金特約の保障額を上げた方がよいと感じます。
【重要ではありません】がん通院一時金特約
| 給付条件 | 給付間隔 | 上皮内がん |
| がんの治療を目的として通院したとき。 | 1回のがん通院期間につき3回(通算:無制限) | 給付対象 |
がんで通院した場合、通院1回につき一時金を受け取れる特約です(最大年3回)。
最近のがん治療は入院が短期化していて、代わりに通院で治療するケースが増えてきているのですが、保障額は1回1万円程度。たいした金額ではないので、
「保険金請求の手続きするほうがめんどくさい!」
ということがけっこうあります。
月額保障プラン・三大疾病保障プランであれば、がんの通院治療を受けた場合も保障を受けられるので、あえて本特約を付加する必要性も薄いでしょう。
【重要ではありませんが…】がん差額ベッド特約D
| 給付額 | 給付条件 | 上皮内がん |
| 差額ベッド代実費 | 差額ベッド代が発生する入院をしたとき。 | 給付対象 |
1室6人の大部屋で入院した場合には、差額ベッド代はかかりません。少人数部屋や個室を希望して入院した場合に差額ベッド代はかかります。
差額ベッド代には健康保険が適用されません(全額自己負担)。その差額ベッド代実費を保障するのが本特約。
「周囲のことはそんなに気にならないから大部屋で十分!」
なら、不要ですし、
「入院するなら個室でゆっくりしたい!」
なら、優先度高めです。人によって要否が分かれる特約ですが、がんの治療はきついので、大部屋の入院は想像以上にストレスがかかります。快適に苦しめるのはやっぱり個室。余裕があるのなら、付加してもよい特約です。
差額ベッド代はピンキリです。旅行したときのホテル代と同じ感覚です。大物政治家や芸能人が利用するような豪華な病院だと1泊10万円を超えることもありますし、地方の良心的な病院だとビジネスホテル並みの低価格になることもあります。
厚生労働省が公表している1日あたりの平均差額ベッド代は以下のとおり。
1人室:8,322円
2人室:3,101円
3人室:2,826円
4人室:2,705円
全平均:6,620円
※中央社会保険医療協議会(第548回、令和5年7月5日)「主な選定療養に係る報告状況」参照
差額ベッド代は厚生労働省の地方局が病院別に集計しています。差額ベッド代の調べ方は下記リンク先に書いてますので、こちらもご参考に。
がん差額ベッド特約の保障額は1日1万円限度or3万円限度の2パターンから選択できるのですが、大都市にお住まいの方であれば3万円を選んだほうが無難かと。中小規模の地方自治体にお住まいであれば、1万円でもカバーできることが多いでしょう。
【良い保障内容です】がん女性特定手術特約
| 給付条件 | 上皮内がん |
| ①乳房、子宮、卵巣・卵管に対する手術 ②がんの予防のための乳房、子宮、卵巣・卵管に対する手術 ③乳房再建術 ④乳房再建術を受けた乳房に対し、再び乳房再建術を受けたとき、または乳房再建術によって生じた状態の改善を目的とする乳房に対する手術を受けたとき |
給付対象 |
女性特有の手術を保障する特約です。もちろん付加できるのは女性のみ。
保障内容は良いです。他社にも同様の特約があるのですが、乳房切除・子宮摘出・卵巣摘出・乳房再建の4つの手術を保障するのが平均的。なないろ生命「なないろがん保険盾」は乳房、子宮、卵巣・卵管に関わる手術を幅広く保障対象としています。
また、予防的な手術も保障されます。例えば、遺伝性乳がんを発症した場合、がん細胞に侵された乳房だけでなく健康な方の乳房も切除することがあるのですが、こんなケースの乳房切除も保障対象。他社はがん細胞に侵された乳房のみを保障対象とすることが多いです。血縁者に乳がん経験者がいる方にとっては、この点もメリットでしょう。
また、乳房再建術は5倍保障です。乳房再建術には大きく
- インプラント。シリコン製の人工乳房。
- 自家組織による再建。お腹や背中の組織を移植する。
- 脂肪注入。
の3種類があるのですが、インプラントと自家組織は公的医療保険が適用されます。もちろん高額療養費制度の対象なので、手術費用がめちゃくちゃ高くなるということはありません。
一方で、脂肪注入は自由診療なので、現時点で公的医療保険は適用されません。費用は全額自己負担で100万円を超えることもあります。ちょっと躊躇してしまう金額ですよね…。
E-BeCという非営利団体のアンケート調査では、全体の約45%がインプラントで、約15%が自家組織による再建を選択。脂肪注入は約10%なので多いとは言えませんが、極々稀とも言えません。5倍保障であれば脂肪注入も選択肢に入るでしょう。
乳房再建術のやり直しも保障対象です。
通常のがん保険は片乳房に対して保障1回までですが、なないろ生命「なないろがん保険盾」はやり直しも1回のみ保障されます。
「ちょっと出来栄えが気に入らない…」
といった場合のやり直し手術まで保障するがん保険は珍しいです(たぶん初)。
ということで、他社でやってることはだいたいやっていて、他社には手の届かなかったところまでやってるというのが本特約。保険料も高くないので、必要性を感じるのなら付加しても良いかと。
【重要です】がん先進医療・患者申出療養特約/先進医療・患者申出療養特約
| 給付額 | 給付条件 |
| ・先進医療、患者申出療養の技術料実費(保障期間通算2,000万円限度) ・一時金として技術料の10%(保障期間通算200万円限度) |
先進医療、患者申出療養を受けた場合。 |
先進医療とは、厚生労働省が指定した公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。
例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の進化版。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。
重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。
しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。
先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。
以下、ポイントです。
- 【GOOD!】保障期間通算で2,000万円まで保障。
- 【GOOD!】一時金あり。
保障期間通算で2,000万円限度保障である点は他社同等です。ちょっと古いがん保険だと500万円限度や1,000万円限度となることもあります。この点は悪くありません。
また、先進医療を対応できる病院は限られているため、遠方に移動することもあり得ます(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。一時金はその場合の宿泊費・交通費に使われることを想定しています。一時金が給付されないがん保険もあるので、この点もメリットですね。
ちなみにですが、特約名称にあるとおり患者申出療養も保障対象に含まれます。
患者申出療養も先進医療と同様に技術料が全額自己負担。患者からの申出を起点として、健康保険が適用されない治療を受けられる制度です。
「どうにもならないので〇〇〇という治療を受けさせてください!」
と国に申請して、認められれば技術料以外の入院料・診察料等が3割負担に軽減されます。
ただし、患者申出療養は普及しているとは言えません。厚生労働省の資料によると、令和2年7月1日から令和3年6月30日までに1年間で患者申出療養を受けた方は208人。現状だと患者申出療養を受ける確率はかなり低めです。
なので、先進医療のみを保障対象としている他社のがん保険と比較して、
「患者申出療養が保障対象!すごい!」
とまでは言えませんが、将来的に患者申出療養が普及する可能性を踏まえれば、メリットではあります。
まとめると、保障内容は良いです。保険料も月100円程度と安価なので、人生一発レッドカードを避けるためにも付加しておくべきオプションでしょう。
ちなみに、一時金プラン・月額保障プランに付加できるのはがん先進医療・患者申出療養特約です。こちらが保障するのはがんの先進医療・患者申出療養に限定されます。
三大疾病保障プランに付加できるのは先進医療・患者申出療養特約です。こちらががん以外のあらゆる先進医療・患者申出療養が保障されます。先進医療にはがん以外の聞いたこともないような難病に対する治療も含まれます。保障範囲が広いのは、先進医療・患者申出療養特約です。
【シミュレーション】僕がなないろ生命「なないろがん保険盾」に入るなら。
僕がなないろ生命「なないろがん保険盾」に入るなら、以下の保障内容にします。
- 主契約:月額保障プラン・保障額10万円
- 特約:がん先進医療・患者申出療養特約 、がん診断一時金特約(B型・50万円)
上記のシミュレーションで40歳男性なら保険料は月2,952円、40歳女性なら月3,181円です。この保障内容で、
- がんの治療を受けた月に10万円給付。
- がんと診断されていれば1年に1回50万円(回数無制限)。
- がんの先進医療・患者申出療養実費を保障。
です。
主契約は月額保障プランを選びます。高額療養費制度を前提に、僕の収入から計算して保障額は10万円を選択します。悲しいことに将来出世して収入爆上げとなる可能性も低いので、一生涯10万円で十分です。
また、医療費以外の様々な費用だとか、働けなくなって収入減に備えるためにがん診断一時金特約も付加しておきます。1年に1回50万円をポンっと口座に振り込んで、そこらへんをぐるっとまとめて補填してくれるの安心です。
人生一発レッドカードを避けるためにもがん先進医療・患者申出療養特約は必須です。女性はがん女性特定手術特約を付加しても良いかもですね。
なないろ生命「なないろがん保険盾」のデメリット
割引の条件を満たさない場合は保険料が割高
一時金プラン・月額保障プランは1年以内に喫煙していなければ保険料が割引されるのですが、割引されない喫煙者の保険料は割高です。
ここで他社と保険料を比較してみます。比較対象はメディケア生命「メディフィットがん保険」。メディケア生命「メディフィットがん保険」は割引がなく、喫煙者も非喫煙者も同じ保障内容であれば保険料は同じです。
| なないろ生命 | メディケア生命 | |
| 保障内容 | 月額保障プラン10万円 がん診断一時金特約50万円(B型) がん先進医療・患者申出療養特約 ※喫煙者区分料率 |
がん治療給付金10万円(Ⅱ型) がん診断特約50万円(Ⅱ型) 先進医療・患者申出療養特約 |
| 30歳男性 | 2,328円 | 1,869円 |
| 30歳女性 | 2,696円 | 2,239円 |
| 40歳男性 | 3,285円 | 2,754円 |
| 40歳女性 | 3,438円 | 2,959円 |
保障内容は極力合わせていますが、枝葉の部分が異なるのでご参考程度に。がんの治療を受ければ月10万円給付、がんと診断されれば一時金50万円(1年に1回)、がんの先進医療・患者申出療養を保障といった幹の部分はほぼ同じです。
保険料は全般的にメディケア生命の方が安くおさまります。おそらくほぼ全ての年齢でメディケア生命の方が安くなるのではないかと。
喫煙者の方は他社と比較しておいて損はないでしょう。
復活制度がない
一般的な生命保険には復活制度があります。
例えば、
- 口座振替で契約していたけど、口座に入金し忘れた。
- クレジットカードの支払限度額を超えてしまっていた。
といったとき、2ヶ月間保険料の支払いがなければ、保険契約は一旦失効します。しかし、その後(概ね3年以内)に保険料の支払いを再開できれば、同じ条件で保険契約を「復活」させることができます。これが復活制度です。
しかし、なないろ生命には復活制度がありません。保険契約が一旦失効すると再契約する必要があります。
再契約すると、間違いなく保険料は上がります。
例えば、30歳の時に契約し、40歳で失効した場合、再契約すると40歳で契約した時の保険料となります。がん保険は年齢が上がると保険料も上がります。40歳で契約した保険料は確実に高くなります。
ちゃんと毎月保険料を支払っていればデメリットにはなりませんが、ついうっかりと言うこともあります。この点は注意しておきましょう。
複数月分の抗がん剤・ホルモン剤をまとめて受け取った場合は保障1回。
月額保障プラン・三大疾病保障プラン・特定がん治療特約は、通院で複数月分の抗がん剤・ホルモン剤をまとめて受け取った場合に受け取った月の1ヶ月分しか保障しません。
例えば、乳がん再発予防のために通院してホルモン剤をまとめて3ヶ月分受領した場合、保障されるのは1ヶ月分のみ。他社は処方月ではなく投薬期間が保障されることもあるので、このケースだと3ヶ月分保障を受けられます。
がん保険から保障を受けるために、3ヶ月に1回で済む通院を毎月1回に分割するのもめんどくさいです。地味にこの点はデメリットでしょう。
がんの自由診療を重視するなら他社も検討を
月額保障プラン・三大疾病保障プラン・特定がん治療特約は、自由診療の抗がん剤治療を保障範囲に含みますが、月額10万円保障で契約していた場合の保障額は20万円。1発100万円を超えることもある自由診療の抗がん剤に対して、20万円は焼け石に水とも言えます。
最近発売されたがん保険は自由診療の保障を強化しています。
例えば、先ほど保険料を比較したメディケア生命「メディフィットがん保険」はがんの自由診療を通算1億円で実費保障。1億円保障であれば、1発100万円を超えるような抗がん剤もお金のことを気にせず打てるでしょう。また、保障範囲には抗がん剤治療だけでなく、あらゆる自由診療(ロボット手術のダヴィンチとか)も含まれます。
1億円といった高額保障だと気になるのは保険料ですが、30歳男性の特約保険料は345円/月。月345円でがんの自由診療が一生涯1億円保障されます。
ということで、公的な健康保険が適用されない自由診療の保障を民間のがん保険に求めるのなら、他社と比較しておいた方がよいでしょう。
なないろ生命「なないろがん保険盾」のメリット
1点目と2点目は上述のとおり。一時金の給付条件、及び治療保障の保障範囲は現状のがん保険ではトップクラスです。
ここでは、3点目の保険料について書いてみます。
割引の条件を満たせば保険料は安い
一時金プラン・月額保障プランは割引が適用されれば(非喫煙者であれば)保険料は激安です。
おそらく、なないろ生命が意識しているのはSOMPOひまわり生命「勇気のお守り」です。なないろ生命の中の人が
「負けてたまるか!」
という一心で開発したのが「盾」です(たぶん)。それだけSOMPOひまわり生命「勇気のお守り」が優秀ということですが、こちらも非喫煙者であれば保険料が割引されます。
ここで両社の保険料を比較してみます。
| なないろ生命 | SOMPOひまわり生命 | |
| 保障内容 | 月額保障プラン10万円 がん診断一時金特約50万円(B型) がん先進医療・患者申出療養特約 ※非喫煙者区分料率 |
がん治療給付金10万円 がん診断特約50万円(Ⅱ型) 新がん先進医療特約 ※非喫煙者保険料率 |
| 30歳男性 | 2,463円 | 2,331円 |
| 30歳女性 | 2,731円 | 2,881円 |
| 40歳男性 | 3,600円 | 3,361円 |
| 40歳女性 | 3,568円 | 3,761円 |
保障内容は極力合わせていますが、枝葉の部分が異なるのでご参考程度に。がんの治療を受ければ月10万円給付、がんと診断されれば一時金50万円(1年に1回)、がんの先進医療を保障といった幹の部分はほぼ同じです。
男性の保険料はSOMPOひまわり生命のほうが安くおさまります。ここらへんはなないろ生命の治療保障の保障範囲の広さと、保障回数(なないろ生命は無制限保障、SOMPOひまわり生命は上限あり)が影響しているのかと。全般的になないろ生命の方が保障は厚いので、保険料も微妙に高くなるという当たり前の結果です。
また、女性の保険料はなないろ生命のほうが安くおさまります。
というのも、SOMPOひまわり生命の主契約には自由診療の乳房再建術を受けた場合に10万円保障というなないろ生命の主契約にはない保障が含まれます。ここらへんの影響があり、SOMPOひまわり生命のほうが高くなっているのでしょう。
いずれにしろ、保障内容を加味すれば、両社の保険料に大きな差はないというのがここでの結論かと。現状トップクラスのSOMPOひまわり生命になないろ生命は負けていないと感じます。
がん保険の保険料と保障内容は下記リンク先で比較しています。こちらもご参考に。
なないろ生命「なないろがん保険盾」の評価
評価:S(S、A~Cで判定)
治療ベースのがん保険としては、保障範囲が他社を圧倒しています。特に、リハビリ通院まで保障される点は画期的。一時金の給付条件も現状ではトップクラスです。
三大疾病保障プランも悪くはありません。これまでがん・心疾患・脳血管疾患に備える保険に三大疾病保険があったのですが、こちらは一時金保障なので保険料が高くなりがちです。がん・心疾患・脳血管疾患を月額保障で細く長く安く保障する点は新たな選択肢でしょう。
保険料も割引条件を満たせば決して高くはなく。よって評価は「S」としました。とてもよくできたがん保険です。
比較対象として、SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」、及びネオファースト生命「ネオdeがんちりょう」を挙げておきます。両社ともに非喫煙者であれば保険料が割引されるのですが、割引されれば保険料はほぼ互角。保障内容も悪くありません。
がんの自由診療を重視する方、または喫煙者であればメディケア生命「メディフィットがん保険」が有力な候補となります。こちらは自由診療のがん治療を上限1億円で実費保障するオプションを付加することができますし、喫煙者も非喫煙者も保険料は同じです。
なないろ生命「なないろがん保険盾」の相談をするなら。
なないろ生命「なないろがん保険盾」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ただし、なないろ生命は歴史が浅いので取り扱っている保険ショップが少ないんですよね…。
いざ保険ショップに行ってみて、
「あー、すいません、うち、なないろ生命やってないんですよー」
なんて言われることのないように、事前に最寄の保険ショップがなないろ生命を取り扱っているか確認しておきましょう。
手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら、なないろ生命はもちろんのこと、比較対象に挙げたSOMPOひまわり生命・ネオファースト生命・メディケア生命とも提携しています。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
【保険の相談なら!】保険クリニック

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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。
わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。

保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。
保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは
- 契約時の告知事項に不備があった。
- 契約上、保険会社に支払う責任がない。
の2点。
1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。
また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。
そんなときに、
「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」
といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。
保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。
実際に利用した方の口コミは以下のとおり。

「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」
という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。
予約は簡単です。
①保険クリニックのサイトにアクセスする。
②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。
③予約日時を選択する。
④以下を入力して予約完了。
- 相談方法(来店or訪問)
- 名前
- 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
- 電話番号
- メールアドレス
- 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
- 要望等(任意入力)
これで予約は完了。1分もあれば予約できます。
50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。なないろ生命はもちろんのこと、比較対象としたSOMPOひまわり生命・ネオファースト生命・メディケア生命とも提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
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- 取り扱っている保険会社
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といった情報も掲載されています。取り扱っている保険会社が事前にわかるので、希望していた保険を提案されなかった!といった悲劇もないですし、厳しい口コミもそのまま掲載されているので、ちゃんと選べば安心して相談ができるかなと。
また、保険相談ニアエルでは相談予約もできます。予約は簡単で
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- 氏名
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だけ入力すれば完了。1分程度で終わる作業です。
予約した後には店舗から電話で予約確認があります。電話の際にざっくりと相談したい内容だとか、その他の要望(女性スタッフ希望等)を伝えておけば、相談もスムーズに進みます。
もちろん予約は無料です。気軽に予約して大丈夫です。
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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。
しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:なないろ生命「なないろがん保険盾」
保障内容は画期的。他社がやってることはだいたいやってますし、他社にはないこともやってます(リハビリ通院の保障とか)。割引の条件を満たせば、保険料も決して高くはなく。
全般的によくできたがん保険だと感じます。
比較対象として、SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」、及びネオファースト生命「ネオdeがんちりょう」を挙げておきます。両社ともに非喫煙者であれば保険料が割引されるのですが、割引されれば保険料はほぼ互角。保障内容も悪くありません。
がんの自由診療を重視する方、または喫煙者であればメディケア生命「メディフィットがん保険」が有力な候補となります。こちらは自由診療のがん治療を上限1億円で実費保障するオプションを付加することができますし、喫煙者も非喫煙者も保険料は同じです。
とはいえ、比較なんて面倒です。面倒な比較は最寄りの保険ショップが無料でやってくれます。保険クリニックなら、なないろ生命・SOMPOひまわり生命・ネオファースト生命・メディケア生命各社の比較もかんたんにやってくれますよ。
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