【評価A】明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」デメリットと評価

明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」ここがポイント
  • 認知症を保障対象とする認知症保険です。
  • MCI(軽度認知障害)が保障対象になります。

いまや誰しも避けて通れないのが介護の問題。

自分の介護も気になりますし、親の介護も気になりますよね。親の介護で退職しなきゃいけなくなったらどうしよう…、自分の介護で子供に迷惑かけたくない…とかとか。

厚生労働省の「国民生活基礎調査の概況」という調査では、介護状態となる原因のNo.1が認知症という結果が出ています。

介護にかかる費用は以下のとおり。

介護にかかる期間の平均:4年7ヶ月
介護に必要な一時的な費用平均:69万円
月額介護費用平均:7.8万円

生命保険文化センター調べ

けっこうな金額が必要ですよね…。

さて、介護に備えられる民間の保険は大きく2つあります。

概要 保険料
介護保険 幅広い介護状態を保障する保険。国が認定する要介護状態に応じて一時金、もしくは年金方式で保険金を給付。 比較的高め。
認知症保険 認知症に特化して介護状態を保障する保険。 比較的安め。

その他、医療保険のなかにはオプションとして介護状態に備えられるタイプもあります。

医療保険の特約(オプション)で介護に備える

介護状態となる原因No.1となる認知症だけを保障範囲とし、その分保険料を安く抑えるか(認知症保険)、もしくは幅広く介護状態を保障対象としておいて安心しておくか(介護保険)、この点は個人の価値観とか経済状況によると思います。どちらが良いということはなかなか言えません。

2021年1月に発売された明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」。明治安田生命には「認知症ケア MCIプラス」という医療保険に介護保障を追加したパッケージがありましたが、これだと純粋に認知症保障だけが必要の方にとっては保険料が高くなるんですよね(入院保障があるため)。

そういう方に向けて、認知症に保障を絞って開発されたのが明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」です。まずはざっと概要を書いておきます。明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
(S、A~C)
保障タイプ 認知症保険
給付タイプ 一時金 B
給付条件 認知症と診断かつ要介護1以上 B
MCI(軽度認知障害) 保障あり A

給付タイプは一時金です。認知症と診断されて所定の条件を満たせば、まとまった金額がドバっと給付されます。終わりが見えない介護は介護状態が続く限り毎月定額を受け取れる年金タイプが理想的なのですが、明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」は一時金しか選ぶことができません。この点はちょっとだけ惜しいですね(年金タイプの認知症保険に朝日生命「あんしん介護認知症保険」があります)。

給付条件は平均的です。悪くはありません。条件が緩い他社の認知症保険だと、認知症と診断されただけで保障されることもあるのですが、明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」は「要介護1以上」という条件が追加されています。まぁ「要介護1」なら介護が必要となる入口です。この時点から保障されれば十分でしょう。

また、MCI(軽度認知障害)も保障対象になります。後述しますが、程度の軽いMCIを保障対象外とする認知症保険も多くあり、この点はメリットですね。

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明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」の基本情報

まずは基本情報を一覧にしました。他の認知症保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。

保険の種類 【認知症保険】
・認知症に備える保険です。
・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。
・保険料が値上がりすることはありません。
基本保障
(取り外しができない保障)
【認知症保険金】
認知症と診断された
かつ
要介護1以上に認定された場合に一時金が給付されます。
保険料を支払う期間 95歳まで
契約できる年齢 40歳~85歳
保険料を支払う方法 口座振替
保障される期間 終身(一生涯)

明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」のデメリット

明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」のデメリット
  • 【check】保険金の給付条件に「要介護1以上」認定あり。
  • 【check】契約から2年間以内に認知症が発生した場合は、支払った保険料が戻ってくるだけ。

デメリットは2点あります。それぞれ説明していきます。

保険金の給付条件に「要介護1以上」認定あり。

同じ認知症保険のSOMPOひまわり生命「リンククロス 笑顔をまもる認知症保険」と認知症一時金を受け取れる条件を比較してみます。

明治安田生命
「いまから認知症保険MCIプラス」
認知症と診断された
かつ
要介護1以上に認定された場合
SOMPOひまわり生命
「リンククロス 笑顔をまもる認知症保険」
軽度認知障害または認知障害と診断された場合。

ポイントは赤字です。

明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」では、認知症と診断されただけでは何も受け取れません。要介護1と認定されることが条件となります。

一方で、「リンククロス 笑顔をまもる認知症保険」は認知症と診断されただけで保険金を受け取れます。条件が緩いのは「リンククロス 笑顔をまもる認知症保険」ですね。

ただし、要介護1以上の状態とは

  • 掃除や着替えなど日常生活に何らかの助け(見守りや介助)を必要とする。
  • 立ち上がる時や片足で立つ時に何らかの助けを必要とする。
  • 歩く時や立つ際に何らかの助けを必要とする。
  • トイレや食事はほとんど1人でできる。
  • 混乱したり物事を理解できないことがある。

といった比較的軽度な状態を指します。これくらいの状態のうちに一時金を受け取れれば、手遅れにはなりません。なのでこの点が致命的なデメリットかというと、そんなことはありません。要注意くらいに考えておけばOKです。

ちなみにですが、同じ認知症保険の朝日生命「あんしん介護認知症保険」の条件は

・要介護1以上かつ所定の認知症と診断された場合

です。

「要介護1以上」は明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」と同じですが、「所定の認知症と診断」は認知症と診断されればOKということではなく、日常生活に支障を来すくらい進行した状態を指します。なので、条件は明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」の方が緩い。

ということなので、給付条件をデメリットとしましたが、他社と比較すれば平均的です。決して悪くはありません。

契約から2年間以内に認知症が発症した場合は、支払った保険料が戻ってくるだけ。

認知症保険にはよくあることなのですが、明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」は契約から2年以内に認知症が発症した場合は、支払った保険料が戻ってくるだけです。

第一生命「ジャスト認知症保険」もこのタイプです。契約から2年間以内に認知症が発症した場合は支払った保険料が戻ってくるだけです。

一方で、同じ認知症保険の朝日生命「あんしん介護認知症保険」はこのような不担保期間がありません。気になる方は朝日生命「あんしん介護認知症保険」を要チェックですね。

明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」のメリット

明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」のメリット
  • 【check】軽度認知障害(MCI)が保障対象。

明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」は最近増えてきている軽度認知症(MCI)が保障対象となる認知症保険です。

MCIとは認知症の前段階。日常生活に支障はないものの、記憶力が衰えてきたような状態ですね(こちらにわかりやすく書いてます)。MCIの段階で適切な処置をすることで、認知症の発症を遅らせることができると言われています。

MCIを保障対象とする認知症保険は少数派です。SOMPOひまわり生命「リンククロス 笑顔をまもる認知症保険」が初めてMCIを保障対象としたのですが、明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」も軽度認知障害終身保障特約というオプションを追加すれば、保障対象にできます。

特約名 保障条件
軽度認知障害終身保障特約 次のいずれかに該当したとき
①軽度認知障害と診断確定されたとき
②所定の認知症と診断確定されたとき

MCIの検査と治療にはもちろんお金がかかります。特に、MCIスクリーニング検査は健康保険適用対象外。全額自己負担となります。そこまで大きな金額とはなりませんが、認知症保険で保障されれば、助かりますよね。

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明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」の評価。

評価:「A」(S、A~Cで判定)。

とてもバランスのとれた保障内容です。認知症一時金の給付条件は悪くないですし、MCIもしっかり保障対象にできます。加入して後悔する可能性が低い認知症保険という印象です。

ですが、気になるのは保険料ですよね。

ここでちょっと比較してみます。比較対象は第一生命「ジャスト認知症保険」朝日生命「あんしん介護認知症保険」です。

明治安田生命
いまから認知症保険MCIプラス
第一生命
ジャスト認知症保険
朝日生命
あんしん介護認知症保険
保障内容 認知症一時金:500万円
軽度認知症:50万円
認知症一時金:200万円 認知症一時金:500万円
軽度認知症:10万円
55歳男性保険料 7,553円/月 2,606円/月 4,791円/月
55歳女性保険料 9,955円/月 3,136円/月 5,581円/月

保障内容の金額に差がありますし、枝葉の保障条件が異なるので参考程度に見て頂きたいのですが、明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」が安い!とは言い切れません。

よって評価は「S」とはせずに「A」としました。決して悪い認知症保険ではないので、これに決めた!でも良いと思いますが、他社と比較してみたらもっと自分の状況に見合った認知症保険が見つかるかもしれません。

●遠いところで一人暮らしをする親が心配なら第一生命「ジャスト認知症保険」。ALSOKの見守りサービスがついてきます。保険料も安めです。

●保障条件はちょっと厳しいけど、保険料は安く収まる朝日生命「あんしん介護認知症保険」。年金タイプも選択可能。

あたりと比較しながら決めるのが認知症保険の賢い選び方です。

明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」の相談をするなら。

明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ただし、保険ショップに行ってみて、

「あー、すいません、うち明治安田生命やってないんですよー」

なんて言われたら立ち直れないですよね。せっかく意を決して入った保険ショップで取り扱いがなかったなんて悲劇です。

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保険見直しラボは明治安田生命と提携しています。第一生命と朝日生命、SOMPOひまわり生命の各社とも提携しているので、手っ取り早く比較するなら保険見直しラボがよいかと思います。

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まとめ

公式サイト:明治安田生命「いまから認知症保険MCIプラス」

保障内容に大きな欠点なく、安心して入れる認知症保険と言ってよいでしょう。

ただし、他社の認知症保険にはそれぞれ特色があり、もしかしたら現在の自分の状況に見合った認知症保険が他に見つかるかもしれません。繰り返しますが、

●遠いところで一人暮らしをする親が心配なら第一生命「ジャスト認知症保険」。ALSOKの見守りサービスがついてきます。保険料も安めです。

●保障条件はちょっと厳しいけど、保険料は安く収まる朝日生命「あんしん介護認知症保険」。年金タイプも選択可能。

あたりと比較しておくと良いかと。

とはいえ、保険の比較なんて面倒ですよね。面倒なことは専門家に相談です。

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