【評価C】ソニー生命「終身がん保険」デメリットと評価

ソニー生命が発売している「終身がん保険」ですが、保障内容はちょっと古いかなぁと感じます。

また、主契約がてんこ盛りなので保険料も高め。ソニー生命「終身がん保険」を検討されている方(もしくはおすすめされた方)は、他社のがん保険と比較してみた方がよいです。

ソニー生命「終身がん保険」ここがポイント
  • 一時金給付が1回のみです。再発に不安が残ります。
  • 5年更新型の特約があります。5年ごとに保険料が見直されます(おそらく上がります)。

がん保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

がん保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の3点です。

  1. 先進医療特約の保障内容。保険料が一生涯変わらない終身型であること、保障額上限が2,000万円であること。できれば一時金を受け取れることの3点が重要です。
  2. がん診断一時金の給付条件。がん診断一時金の給付条件は生命保険各社バラバラです。差が出るのは一時金の2回目以降の給付条件です。2回目以降の給付間隔が1年に1回で、給付条件に通院が含まれているのがベストです。
  3. 抗がん剤治療の保障範囲。保障回数上限が120回もしくは無制限で、健康保険が適用されない自由診療の抗がん剤治療も保障対象となっていればベストです。

まずはざっと概要を書いておきます。上記3点について、ソニー生命「終身がん保険」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
先進医療特約の保障内容 タイプ:5年更新型
保障額上限:2,000万円
一時金:なし
C
がん診断一時金の給付条件 給付回数:1回のみ
給付間隔:-
1回目の給付条件:がんと診断確定
2回目以降の給付条件:-
C
抗がん剤治療の保障範囲 給付回数:120回
健康保険適用範囲内のみ
B

ソニー生命のがん保険は以下の3つがあります。

  • がん保険:定期型。保障期間は10年で、10年ごとに更新されて保険料が上がっていく。
  • 終身がん保険:終身型。保障期間は一生涯で、保険料も一生涯変わらない。
  • がん入院保険:保障を入院だけに限定。保障は終身型。

「がん保険」と「終身がん保険」の違いは保障期間です。どちらも保障内容は同じ。「がん入院保険」は保障を入院だけに限定したタイプです。

じゃあこの3つのどのがん保険が良いかというと、他社のがん保険を含めて検討した方がよいです。

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ソニー生命「終身がん保険」の基本情報

まずは基本情報を一覧にしました。他のがん保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。

保険の種類 【がん保険】
・がんに備える保険です。
・保険料が値上がりすることはありません。
主契約 【がん診断給付金】
がんと診断された場合に一時金給付。
がん入院給付金】
入院1日に対し、定額給付。
【がん手術給付金】
がんによる手術を受けたときに定額給付。
【退院後療養給付金】
入院して退院した際に一時金給付。
【がん死亡給付金】
がんで死亡した場合に一時金給付。
【死亡給付金】
がん以外で死亡した場合に一時金給付。
特約(オプション) 【保険料払込免除特約】
所定の条件を満たした場合に、以降の保険料支払い免除。
【特定疾病診断給付金特約】
がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の条件を満たした場合に一時金給付。
【先進医療特約】
先進医療の技術料実費を給付。
【抗がん剤治療特約】
抗がん剤治療を受けた月に定額給付。
保険料を支払う期間 55歳まで・60歳まで・65歳まで・70歳まで・75歳まで・80歳まで・終身払(一生涯)から選択可能。
保険料を支払う回数 月払・半年払・年払から選択可能。
保険料を支払う方法 口座振替、クレジットカード払から選択可能。
保障される期間 終身(一生涯)
加入方法 対面

ソニー生命「終身がん保険」の保障内容を評価します。

冒頭のところで先進医療特約・がん一時金・抗がん剤治療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。

【主契約】がん診断給付金/がん入院給付金/がん手術給付金/退院後療養給付金/がん死亡給付金/死亡給付金

給付金 給付額 給付条件 給付間隔
がん入院給付金 5,000円~60,000円の範囲で選択可能。
(1千円単位)
がんで入院したとき。
がん診断給付金 がん入院給付金×100倍
※0倍(保障なし)にすることも可能
がんと診断されたとき。 1回のみ
がん手術給付金 がん入院給付金×10倍or20倍or40倍 がんによる手術を受けたとき。
退院後療養給付金 がん入院給付金×30倍 がんで入院後、退院したとき。
がん死亡給付金 がん入院給付金×100倍 がんで死亡したとき。
死亡給付金 がん入院給付金×10倍 がん以外で死亡したとき。

主契約は山盛りです。

最近のがん保険は大きく3つのタイプに分けることができます。

①入院ベースで保障するがん保険。よくある「入院1日1万円!」といった保障内容のがん保険です。入院日数×入院給付金が給付されるがん保険です。

②一時金ベースで保障するがん保険。がんと診断されたらまとまった金額(100万円とか)がドンっと給付されるがん保険です。

③治療ベースで保障するがん保険。手術・抗がん剤・放射線といったがんの治療を受けるたびに定額(10万円とか)が給付されるがん保険です。

ソニー生命「終身がん保険」は①②③の全てを主契約に含みます。他社は①②③のどれかを主契約として、その他の保障はオプション化されていることが多いです。

ちなみに、がんでの入院は短期化しています。がん系の入院は下記のとおり平均20日程度で退院できます。

胃の悪性新生物:22.3日
結腸及び直腸の悪性新生物:16.4日
肝及び肝内胆管の悪性新生物:20.8日
気管、気管支及び肺の悪性新生物:21.1日
(参考:生命保険文化センター

意外と短いですよね。

なので、がん保険の入院保障は保障額が膨らみにくい傾向にあります。最近のがん保険の主流は上記②と③。入院が短期化している現状では

「入院保障なんて要らないよ!」

という方もいらっしゃるのですが、ソニー生命「終身がん保険」は入院保障を外すことができません。

さらに、他社だとオプションとなることが多い死亡保障や退院後療養給付金も主契約に含まれてしまってます。契約者に選択の余地はありません。

例えば、すでに別の生命保険で死亡保障を確保している場合は、がん保険の死亡保障が不要ということもあるでしょう。死亡保障が不要であっても、主契約なので取り外すこともできません。不要な保障の保険料を支払い続けることになります。

保障内容も中途半端。がん診断給付金はがんと診断された初回の1回のみしか給付されないので、再発や転移で長期闘病となった場合に不安が残ります。他社の「②一時金ベースで保障するがん保険」は

「1年に1回、条件を満たす限り回数無制限でお支払い!」

が当たり前。これなら再発や転移で闘病が数年続くような状況にも備えられます。

また、がんの三大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、主契約が保障するのは手術と放射線のみ。抗がん剤は後述する抗がん剤治療特約を付加しないと保障されません。

他社の「③治療ベースで保障するがん保険」は三大治療をまるまる保障するのが当たり前なので、この点も中途半端な感があります。

【重要ですが…】先進医療特約

給付額 給付条件
・先進医療の技術料実費(保障期間通算で2,000万円まで保障) 先進医療を受けた場合。

先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。

例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の一種。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。

重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。

しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。

先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。

以下、ポイントです。

  • 【GOOD!】保障期間通算で2,000万円まで保障。
  • 【GOOD!】がん以外の先進医療治療も保障対象。
  • 【BAD!】一時金がない。
  • 【BAD!】5年更新型。5年ごとに保険料が上がる。

ちょっと古い先進医療特約だと保障額上限が500万円とか1,000万円となっていることもあります。2,000万円は他社と比較しても遜色ありません。

がん以外の先進医療も保障対象です。医療保険だとがん以外の先進医療も保障対象となりますが、がん保険の先進医療特約はがんに限定されるのが標準的。先進医療には聞いたこともないような難病の治療も含まれるので、この点もメリットと言っていいでしょう。

一方で、一時金はありません。先進医療を対応できる病院は限られているため、遠方に移動することもあり得ます(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。一時金はそのための宿泊費・交通費を目的としていて、他社だと10万円程度給付することが多いです。この点はデメリットでしょう。

そして先進医療特約は5年更新型です。5年ごとに保険料が上がります。

先進医療特約は月100円程度の特約保険料で付加できる安価なオプションですが、将来的に先進医療が普及し、生命保険会社の保険金支払いが膨らめば、特約保険料が爆上げされることもあり得ます。

他社は保険料が一生涯変わらない終身型が標準。終身型の方が安心感があります。

【重要ではありません】保険料払込免除特約

よくCMでみる「以降の保険料は頂きません!」という保障です。以下の条件に該当した場合に、以降の保険料支払いが免除されます(もちろん保障は継続)。

  • がんと診断
  • 心疾患で所定の手術または20日以上入院、もしくは急性心筋梗塞で60日間の労働制限
  • 脳血管疾患で所定の手術または20日以上入院、もしくは脳卒中で60日間の後遺症
  • 障害状態(手帳で障害等級3級以上)
  • 要介護2以上(65歳未満は所定の要介護状態が180日継続)
  • 精神障害状態(手帳で2級以上もしくは60日以上入院)

他社だと「がんと診断」のみ条件となることが多いのですが、ソニー生命「終身がん保険」は幅広く心疾患・脳血管疾患といった疾病や障害等級・要介護認定まで条件にしています。

ソニー生命「終身がん保険」は保険料が安くはないので、気になる方は付加しておいてもよいかなと。

【重要ですが…】特定疾病診断給付金特約

給付条件 給付間隔 上皮内がん
・がんと診断
・急性心筋梗塞で所定の手術または 20日以上の継続入院をしたときや、 60日以上、所定の労働制限が継続したと 診断されたとき
・脳卒中で所定の手術または 20日以上の継続入院をしたときや、 60日以上、所定の後遺症が継続したと 診断されたとき
1回のみ 保障対象

3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)で所定の条件を満たした場合に一時金が給付される特約です。主契約のがん診断給付金は保障対象をがんに限定していますが、特定疾病診断給付金特約は急性心筋梗塞・脳卒中まで保障範囲を広げてます。

以下、ポイントです。

  • 【BAD!】1回しか給付されない。
  • 【BAD!】心疾患・脳血管疾患の保障範囲が急性心筋梗塞・脳卒中に限定される。

特定疾病診断給付金特約の給付回数は1回のみ。1回受け取ってしまったら、再発したとしても一時金は給付されません。がん・急性心筋梗塞・脳卒中は初回よりも再発したときのほうが重症化しやすいです。再発時に不安が残ります。

さらに、一時金は各疾病ごとに1回ではありません。例えばがんと診断されて一時金給付されれば特約は消滅。その後に急性心筋梗塞や脳卒中で倒れたとしても、一時金は給付されません。

心疾患・脳血管疾患の保障範囲が、急性心筋梗塞・脳卒中に限定される点もデメリットです。

急性心筋梗塞は心疾患の一部です。保障対象が急性心筋梗塞に限定されると、急性心筋梗塞以外の心疾患は保障対象外。平成29年の厚生労働省の調査によると心疾患全体の患者数1,732千人のうち、急性心筋梗塞の患者数は47千人。割合にすると2.7%に過ぎません。

一方で、脳卒中も脳血管疾患の一部ですが、脳卒中には

  • 脳梗塞
  • くも膜下出血
  • 脳出血

が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。

ということで、保障対象が脳血管疾患でも脳卒中でも心疾患ほどの差はありません。まあ脳血管疾患の保障対象にしているほうがちょっと安心かな、くらいです。

3大疾病を対象とした医療保険の一時金保障は

「条件を満たす限りは1年に1回、回数無制限で給付!」

「心疾患・脳血管疾患をまるごと保障(医療保険)!」

がスタンダード。これなら再発と転移を繰り返す長期闘病となった場合にも安心ですし、心疾患・脳血管疾患全般に備えられます。

ちなみに、主契約のがん診断給付金を100倍とした場合は、本特約は付加できません。

【重要ですが…】抗がん剤治療特約

給付条件 上皮内がん
抗がん剤治療を受けた場合(月1回で最大120か月給付) 給付対象

抗がん剤治療を受けた月に一時金が給付されるオプションです。

抗がん剤治療が必要になるケースは大きく2パターンあります。

  1. 手術でがんを切除できて、再発予防するための抗がん剤治療。
  2. 手術でがんを切除できず、進行を遅らせるための抗がん剤治療。

1のケースはあっさりと抗がん剤治療は終了します。働きながらの治療も不可能ではないので、経済的なピンチに陥ることもそんなにありません。

本当に怖いのは2のケースです。この場合は

短期入院もしくは通院で抗がん剤を打つ→3週間程度安静にする

と言ったサイクルを繰り返すことが多いのですが、副作用がきつくて満足に働くことも難しくなります。治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマるのがこのケース。

ベッドの上で虚空を見上げながら

「あ、これ、やばいかも…」

と、メンタルが削られまくるなかで、毎月定額を銀行口座に振り込んでくれるのが抗がん剤治療特約です。がんの3大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、主契約がカバーするのは手術と放射線治療で、抗がん剤治療はカバーされません。本特約の優先度は高めです。

ただし、保障内容はイマイチ。

約款を読む限りはホルモン剤治療が保障されないように見えます。約款には保障される薬剤と条件がつらつらを書かれているのですが、そのなかにホルモン剤が含まれていないかと。

一般的にがんは5年間再発しなければ「寛解」といって症状が消失したと見なされるのですが、乳がんは10年経過しても再発する可能性があります。「いつまでも再発するがん」という医師もいるくらいしつこいのが乳がん。

その乳がん再発予防のためのホルモン剤治療は5年から10年といった長期に及ぶこともあります。長期間に渡って2ヶ月~3ヶ月に1回くらい通院してホルモン剤(錠剤)の処方してもらい、毎日飲み続けるのがホルモン剤治療です。

他社の抗がん剤治療特約は再発予防のためのホルモン剤治療も保障することが多いです。ホルモン剤治療を受けている限り保障が続くのですが、ソニー生命「終身がん保険」は保障対象外になってしまうように見えます。女性にとっては気になる点でしょう。

また、抗がん剤治療特約も5年ごとに更新されます。5年ごとに保険料が上がるのでご注意を。

【使えます】無料セカンドオピニオンサービス

がんで絶望的な状況に陥ると、主治医以外の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞きたくなります。しかし、一般人には医師の知り合いなんていないですよね。そんなときに、無料で医師を紹介してくれるサービスはかなり役に立ちます。

ソニー生命「終身がん保険」は電話相談によるセカンドオピニオンサービスを無料で提供してます。保健師・看護師といった有資格者が24時間無料で電話相談を受け付けてくれます。

【シミュレーション】僕が「終身がん保険」に入るなら。

僕がソニー生命「終身がん保険」に入るなら、以下の保障内容にします。

  • 主契約:がん入院給付金1万円、がん診断給付金100倍
  • 特約:先進医療特約

でも入るかは微妙です。他社のがん保険との比較は必須でしょう。

ソニー生命「終身がん保険」のデメリット

ソニー生命「終身がん保険」ここにご注意!
  • 【check】がん診断給付金が1回しか給付されない。
  • 【check】先進医療特約・抗がん剤治療特約が5年更新。

がん診断給付金が1回しか給付されない点はつらいです。繰り返しますが、他社のがん保険は

「条件を満たす限りは1年に1回、回数無制限で給付!」

が当たり前です。

初回のがんはそこまで大事に至らないことが多いです。2週間程度入院して手術して、その後は抗がん剤やら放射線で治療して、1年もかかることなく治療は完了。その後は経過観察を続けて5年間再発しなければ寛解。

こういうハッピーエンドなら給付回数1回のみはデメリットになりません。

しかし、実際は治療中に転移が見つかったり、経過観察中や寛解後に再発することもけっこうな頻度であります。そして再発したときは初回よりも厳しい状況になることが多いです。長い闘病となる可能性を踏まえれば、一時金給付が1回だけでは不安が残ります。

また、先進医療特約と抗がん剤治療特約は5年ごとに保険料が上がります。

最近発売されたがん保険は、保険料が一生変わらない終身型であることが主流です。この点もデメリットです。

ソニー生命「終身がん保険」のメリット

ソニー生命「終身がん保険」ここがポイント!
  • 【check】先進医療特約ががん以外も保障対象!

上述しているので繰り返しませんが、些細なメリットです。

がん保険を選ぶ決定打にはならないでしょう。

ソニー生命「終身がん保険」の評価。

評価:C(S、A~Cで判定)

積極的におすすめできるポイントが見つからず…。

主契約が山盛り過ぎて、他社と比較すると保険料も高く見えることが多いでしょう。各々の保障もちょっと注意が必要です。

評価は「C」としました。他社のがん保険との比較は必須でしょう。

比較対象として、以下のがん保険を挙げておきます。

メディケア生命「メディフィットがん保険」。一時金は1年に1回間隔で無制限給付。先進医療特約も抗がん剤治療特約も一生涯保険料が変わらない終身型です。保険料もかなり安い水準なので、多くの方にとっては候補に入るがん保険です。

SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」。男性、もしくはタバコを吸わない女性であれば保険料は業界最安値クラスです。こちらも一時金は1年に1回間隔で無制限給付。先進医療特約も抗がん剤治療特約も一生涯保険料が変わらない終身型。こちらも多くの方にとって比較対象となるがん保険です。

がん保険全般の比較は下記リンク先でやってます。こちらもご参考に。

がん保険の保険料比較

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また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。

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予約は簡単です。

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しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:ソニー生命「終身がん保険」

ちょっと保障内容が古いかなぁという印象です。

  • 主契約が山盛り過ぎて保険料が高い。
  • がん診断給付金が1回しか給付されない。
  • 5年更新型の特約あり(先進医療特約・抗がん剤治療特約)

といったデメリットがあり、他社のがん保険より一歩遅れている感があります。あえてソニー生命「終身がん保険」を選ぶ理由が思いつかない…。

ソニー生命「終身がん保険」は全国の保険ショップで加入できます。保険クリニックなら、この記事でご紹介したメディケア生命・SOMPOひまわり生命との比較もかんたんにやってくれますよ。

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※2022年10月更新

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