イオン・アリアンツ生命が発売している医療保険「元気パスポート」。
オプションの保障内容にちょっとした注意点があるものの、全般的にはシンプルにまとまってますし、保険料も比較的安く収まります。特に男性の保険料が安いので、あらゆる年代の男性にとっては候補に入る医療保険かと。
イオン・アリアンツ生命は、その名のとおりスーパーマーケットを展開しているイオングループが2020年にアリアンツ生命の株式を取得して設立された生命保険会社です。
イオンにはイオン保険サービスという保険代理店があり、主にイオンの店舗内で営業していたのですが、
「自分たちでも生命保険つくれるんじゃないか?」
という意気込み(たぶん)で2011年から営業休止状態だったアリアンツ生命を買収。2020年3月にイオン・アリアンツ生命を設立し、2021年11月から医療保険「元気パスポート」を発売しています。
元々がスーパー事業だけあって、消費者のニーズをつかむのがうまいと感じます。いいものを安く売ってるなぁと。
医療保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の4点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上記4点について、イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」の概要と評価は以下のとおりです。
項目 | 内容 | 評価 |
入院保障 | がん・心疾患・脳血管疾患を無制限保障(3大疾病入院支払日数無制限特則) | A |
通院保障(がん) | 抗がん剤治療特約なし | C |
三大疾病一時金 | 【対象となる疾病・給付条件】 がん:1回目はがんと診断確定、2回目は入院 心疾患:手術、もしくは急性心筋梗塞の場合は1日以上の入院、急性心筋梗塞以外は20日以上の入院 脳血管疾患:手術、もしくは脳卒中の場合は1日以上の入院、脳卒中以外は20日以上の入院 【給付間隔・上限】 1年に1回、回数無制限 |
B |
先進医療保障 | 通算2,000万円上限・10年更新型 | B |
30歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:1,940円 女性:2,400円 |
A |
40歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:2,660円 女性:2,700円 |
入院保障に大きな問題はありません。オプションの3大疾病入院支払日数無制限特則を付加すれば、がん・心疾患・脳血管疾患の入院が無制限保障となります(8大疾病入院支払日数無制限特則もあります)。この点は安心です。
抗がん剤治療特約はありません。他社だと、抗がん剤治療を受けた月に10万円給付するオプションを付加できることが多いのですが、イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」にはありません。通院で抗がん剤治療を受けてるけど副作用が辛くて働けない!といった状況に不安が残ります。
また、三大疾病一時金の保障対象は幅広くがん・心疾患・脳血管疾患です。ちょっと古い医療保険だと心疾患・脳血管疾患の保障対象が急性心筋梗塞・脳卒中に限定されることもありますが、イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」は心疾患・脳血管疾患をまるごと保障です。給付間隔も1年に1回ですし、条件は平均的です。
先進医療保障は2,000万円限度で保障。この点は良いのですが、10年更新型なんですよね…。10年ごとに契約が更新されて保険料が見直し(上がる可能性が高い)となる点には要注意です。他社だと終身型といって一生涯保険料が変わらないタイプが主流です。
保険料は男性が安いです。女性は後述する健康支援金を真面目に頑張れば、首位グループに追いつくかなといったところ。
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イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」の基本情報
まずは基本情報を一覧にしました。他の医療保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。
保険の種類 | 【医療保険】 ・病気やケガに備える保険です。 ・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。 ・保険料が値上がりすることはありません。 |
主契約 | 【入院給付金】 入院1日につき3,000円~20,000円から選択可能(1,000円単位)。給付限度は60日・120日から選択可能。3大疾病・8大疾病を無制限保障にするオプションあり。 【手術給付金】 手術Ⅰ型:入院中手術は入院給付金×10倍、外来手術は入院給付金×5倍。 手術Ⅱ型:入院中手術は入院給付金×10~40倍、外来手術は入院給付金×5倍。 【放射線治療給付金】 所定の放射線治療を受けた際に入院給付金×10倍。 【健康支援金】 所定の条件を満たした場合に現金もしくはWAONポイントを年1回給付。 |
特約(オプション) | 【先進医療特約】 先進医療の技術料実費を給付(10年更新型)。 【入院一時給付特約】 入院した際に一時金給付。日帰り入院も保障。 【退院後通院特約】 退院後180日以内の通院を30日間まで保障。Ⅱ型はがんの退院後通院を5年間無制限保障。 【退院一時給付特約】 退院した際に一時金給付(4日以上の入院が条件)。 【特定損傷特約】 不慮の事故による所定の骨折・関節脱臼・腱の断裂の治療を受けた際に一時金給付。 【女性医療特約】 入院型:女性特有の病気やがん等で入院した際に、入院給付金を上乗せ。 入院・手術型:入院型の保障に加え、乳房、子宮、卵巣等の女性特定手術を受けた際に一時金給付。 【特定疾病一時給付特約】 がん保障型:がんで診断(1回目)、もしくは入院(2回目以降)した際に一時金給付。 3大疾病保障型:がん・心疾患・脳血管疾患で所定の条件を満たした場合に一時金給付。 【特定3大疾病保険料払込免除特約】 3大疾病で所定の条件を満たした場合に、以降の保険料支払い免除。 |
保険料を支払う期間 | 終身、60歳まで、65歳まで、70歳まで、から選択可能。 |
保険料を支払う回数 | 月払・年払 |
保険料を支払う方法 | 口座振替・クレジットカード払 |
保障される期間 | 終身 |
加入方法 | 対面 |
イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」の保障内容を評価します。
冒頭のところで入院保障・通院保障(がん)・三大疾病一時金・先進医療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。
【主契約】入院給付金・手術給付金・放射線治療給付金・健康支援金
イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」の入院・手術・放射線治療の保障を主契約とするオーソドックスな医療保険です(おまけで健康支援金)。
名称 | 給付額 | 給付条件 |
入院給付金 | 入院1日につき3,000円~20,000円から選択可能(1,000円単位)。 ※1回の入院の支払限度日数を60日型・120日型から選択可能。 |
入院1日につき給付 |
手術給付金 | 【手術Ⅰ型】 入院中手術:入院給付金の10倍を給付 外来手術:入院給付金の5倍を給付 【手術Ⅱ型】 入院中手術:入院給付金の10倍~40倍を給付 外来手術:入院給付金の5倍を給付 |
公的医療保険制度の対象となる所定の手術を受けたとき。 |
放射線治療給付金 | 入院給付金の10倍を給付 | 公的医療保険制度の対象となる所定の放射線治療を受けたとき。 |
入院・手術・放射線治療の保障は他社の医療保険と同水準です。悪くありません。
まずは入院保障から。
入院保障は「入院給付金×入院日数」が支払われるのですが、入院1回に対する入院日数の保障上限を60日間or120日間から選択することになります。
最近は入院が短期化しています。入院日数平均は以下のとおり。
全体平均:32.3日
35歳~64歳の平均:24.4日
(参考:生命保険文化センター)
「これなら保障上限60日間で十分じゃん!」
と思ってしまいますが、あくまでこれは平均。脳血管疾患は平均からしても入院が長引きますし、平均では短期間で退院できるがんも部位や症状によっては長引きます。
ということで、イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」は特定の疾病に限定して入院を無制限保障するオプションがあります。3大疾病入院支払日数無制限特則というオプションを付加すれば、入院給付金の給付日数限度が
- がん・心疾患・脳血管疾患:無制限
- 上記以外の病気やケガ:1回の入院で60日or120日限度、保険期間通算で1095日限度
となりますし、8大疾病入院支払日数無制限特則を付加すれば、
- がん・心疾患・脳血管疾患・肝疾患・膵疾患・腎疾患・糖尿病・高血圧性疾患・大動脈瘤:無制限
- 上記以外の病気やケガ:1回の入院で60日or120日限度、保険期間通算で1095日限度
となります。
医療保険の役割が万が一の壊滅的な状況を救うことにあると考えれば、入院日数の無制限保障は重要だと考えています。特約保険料もそこまで高くはないので、少なくとも3大疾病入院支払日数無制限特則を付加しておいた方が安心でしょう。
続いて手術保障。
手術保障はⅠ・Ⅱ型から選択できます。Ⅰ型はよくある定額保障、Ⅱ型は手術の程度によって保障額が変動するタイプで、開頭・開胸・開腹といったハードな手術だと入院給付金の40倍保障。
ただし、最近はがんの手術で開胸・開腹することは減ってきています。代わりに用いられるのが胸腔鏡・腹腔鏡手術。腹や胸を一思いにかっさばくのではなく、小さい穴を空けて内視鏡と手術器具を挿入するといった手術です(患者の負担が軽い)。
他社だと胸腔鏡・腹腔鏡手術も開胸・開腹と同じ扱いとすることがあるのですが、イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」は胸腔鏡・腹腔鏡手術は40倍ではなく20倍保障。なので保障は他社よりもちょっとだけ弱めです。高額療養費制度を利用すれば月の医療費上限は決まりますし、これなら定額保障のⅠ型でも十分だと感じます。
放射線治療は他社並みの60日に1回保障です。放射線治療は平日毎日通院して34~39日間行うのを1クールとすることが多いのですが、1クールで入院給付金の10倍を保障。まあここも他社同等です。
特徴的なのが健康支援金でしょう。年1回健康診断の結果をイオン・アリアンツ生命へネット経由で提出し、所定の条件を満たせば現金キャッシュバックもしくはWAONポイントが付与されるという仕組みです。
所定の条件は以下のとおり。下記の2つ両方を満たす必要があります。
- BMIが18.5以上25.0未満
- 血圧の上が129以下、下が84以下。
BMIは「体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}」で求められます。例えば身長170㎝で体重60㎏だと、BMIは
60kg÷(1.70m×1.70m)≒20.76
です。身長170㎝なら54kgから72kgまでの範囲なら条件を満たします。もうひとつの血圧の条件もそこまで厳しくはありませんが、戻ってくるのは月額保険料の2/3程度。大きな額ではないので、
「健康診断の結果を撮影してアップロードするのめんどくせえ!」
となるかもしれないですね。
【重要ですが…】先進医療特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
先進医療特約 | 保障期間通算で2,000万円までの技術料。 | 先進医療を受けた場合。 |
先進医療とは、厚生労働省が指定した公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。
例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の進化版。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。
重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。
しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。
先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。
しかし、イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」の先進医療特約は以下の2点で他社より残念な感じになってます。
- 【BAD!】一時金の給付がないこと。
- 【BAD!】10年ごとに保険料が更新されること。
先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。交通費・宿泊費等が必要になるケースも多く、他社は一時金10万円程度、もしくは実費を給付することが多いです。イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」には一時金の給付がありません。
また、10年ごとに保険料が更新される点もデメリットでしょう。他社の医療保険だと一生涯保険料が変わらない終身型が主流です。
将来的に先進医療が普及して保険金の支払い額が大きくなった場合、生命保険会社は契約者が支払う保険料を上げざるを得ません。現状は毎月100円程度の保険料で先進医療特約を付加できますが、10年後には爆上げされている可能性もあります。他社の終身型の方が安心感はあります。
まとめると、イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」の先進医療特約はちょっとさみしい保障内容です。先進医療保障を目的に医療保険へ加入するのであれば、他社の医療保険と比較した方がよいでしょう。
【重要ではありません】入院一時給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
入院一時給付特約 | 1回の入院で1万円から20万円の範囲内で選択可能(1万円単位) | 1日以上の入院をしたとき。 |
入院すれば必ず一時金が給付される特約です(日帰り入院でも保障)。
短期入院でも日用品や交通費がそれなりにかかるので、入院で赤字になりたくない方や、手持ちの現金が極端に少なくて医療費破産の可能性がある方にとっては有効な特約ですが、短期入院から長期入院まで民間の医療保険でがっちり備えると、保険料がめちゃくちゃ高くなります。
短期入院は貯蓄で備えて、発生したら貯蓄でカバーするのが難しい長期入院を民間の医療保険で備えるのがコスパのよい医療保険の入り方。入院1日あたりの平均費用は2.1万円というデータがありますが、まずは1ヶ月程度の入院をカバーできるくらい貯蓄をすることです。
保障額もたいしたことはないですし、必要性はあまり感じられません。
【重要ではありません】退院後通院特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
退院後通院特約 | 通院1日につき2,000円~10,000円かつ、入院給付金以下の範囲内で選択可能(1,000円単位)。 | 退院後に通院した場合。 |
退院後の通院1日に対して定額給付される特約です(入院のない通院は保障対象外)。
通院Ⅰ型とⅡ型があり、
通院Ⅰ型:退院後180日以内の通院を保障、支払限度日数は30日(退院から180日以内で、30日間までの通院が保障される)。
通院Ⅱ型:がんの通院を退院から5年間無制限保障。がん以外はⅠ型と同じ。
といったように、Ⅱ型はがんの通院が手厚くなります。
まあでも保障額は通院1日5,000円程度。たいした保障額ではないので、
「5,000円のために請求手続きするほうがめんどくせえ!」
ということがけっこうあります。必要性は薄いかと。
ちなみに、がんの3大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが多くなってきています。
放射線治療は上述のとおり主契約で保障されます。さらに、放射線治療は副作用が軽いので、時短勤務も不可能ではありません。良心的な病院だと22時まで治療してくれることもあるのでフルタイム勤務も可能です(気力と体力が許せば)。
一方で、怖いのは抗がん剤治療です。
副作用のきつい抗がん剤治療を受けながら働くのはそうとうしんどいです。初回は副作用を診るために入院することもありますが、短期入院で終わるので医療保険から支払われる入院保障は微々たるもの。2回目以降は通院で打って自宅でじっと副作用に耐えることが多いです。
こんな最悪の状況に対応するために、他社の医療保険には
「(入院でも通院でも)抗がん剤治療を受けた月に10万円給付!」
といった抗がん剤治療特約があります。しかし、イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」には抗がん剤治療特約がないんですよね。
通院で抗がん剤治療を受ける場合に備えて退院後通院特約のⅡ型を付加してもよいのですが、保障額は通院1日5,000円程度。抗がん剤治療なら月の通院は2~3回程度なので、保険金請求手続きの負荷と受け取れる金額を天秤にかければ、あえて付加する必要もないかなあと感じます。
【重要ではありません】退院一時給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
退院一時給付特約 | 1万円から5万円の範囲内で選択可能(1万円単位)。 | 4日以上入院した後に退院。 |
4日以上入院して、生きて退院した場合に一時金を受け取れる特約です。
お見舞い返しといった用途かと思いますが、5万円を1回だけ給付というのもお小遣い程度にしかならないかと。
30歳男性の場合、退院一時給付特約5万円を付加すると月々の保険料は250円上がります。そこまで高い保険料ではありませんが、必要性はあまり感じられません。
【重要ではありません】特定損傷特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
特定損傷特約 | 5万円から10万円の範囲内で選択可能(1万円単位)。 | 骨折・関節脱臼・腱の断裂の治療を受けたとき。 |
骨折・関節脱臼・腱の断裂の治療を受けたときに一時金を受け取れる特約です。
激しいスポーツ(ラグビーとか本気の登山とか)を趣味にしている方にとっては必要かもしれませんが、多くの方にとっては不要でしょう。
ちなみにですが、保険期間は70歳まで。ちょっと転んだだけで骨折するような年齢を迎える頃は保障が切れます。
【良い保障内容です】女性医療特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
女性医療特約 | 【入院】 入院給付金:入院1日につき2,000円~10,000円の範囲で選択可能。 【手術】 乳房切除術:入院給付金×50倍 乳房再建術:入院給付金×100倍 乳頭再建・乳輪再建術:入院給付金×10倍 子宮摘出術:入院給付金×50倍 卵巣摘出術:入院給付金×50倍 子宮または子宮附属器にかかわる手術:入院給付金×10倍 |
女性特有の疾病で入院、もしくは手術を受けたとき。 |
女性に多い疾病での入院・手術の保障を手厚くするといった目的のオプションです。もちろん付加できるのは女性のみ。
入院保障の対象となる疾病は
- 卵巣機能障害といったような女性特有の疾病
- 貧血・甲状腺障害といった女性に多い疾病
- 帝王切開を含む異常分娩
- がん全般
です。他社だと貧血・甲状腺障害といった女性に多い疾病が保障対象外となることもあるのですが、イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」はきっちり保障しています。悪くありません。
また、手術保障の対象も他社並みです。保障内容は平均的。
30歳女性が入院給付金5,000円で女性医療特約(入院・手術型)を付加した場合、特約保険料は月々555円。保険料は高くないですし、これは安心!と感じるのであれば付加して良い特約です。
【重要です】特定疾病一時給付特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
特定疾病一時給付特約 | 10万円~200万円の間で10万円単位で選択可能。 | ■がん 初回は診断確定、2回目以降は入院 ■心疾患 ・手術 ・急性心筋梗塞の場合は1日以上の入院 ・急性心筋梗塞以外の場合は継続20日以上の入院 ■脳血管疾患 ・手術 ・脳卒中の場合は1日以上の入院 ・脳卒中以外の場合は継続20日以上の入院 |
がん・心疾患・脳血管疾患で所定の条件を満たせば1年に1回の間隔で大きな金額の一時金を受け取れるオプションです。実際に受け取ってみるとわかるのですが、働くこともできずに医療費が膨らんでいく中で、
「医療保険…入っておいてよかった…」
と分かりやすく実感できるオプションです。
特に特定疾病一時給付特約が役立つのは、がんが失業につながりやすい非正規雇用の方やブラック企業に勤務されている方。
東京女子医大の調査では、がんと診断されてからフルタイムで復職できるまでの期間平均が205日(時短勤務を含めると80日)だそうですが、時短勤務制度もないし、205日も勤務先が待ってくれないという場合は、がんと失業のWパンチを食らうこともあるでしょう(実際多いです)。
そんなときに100万円を銀行口座に振り込んでくれるのが特定疾病一時給付特約です。生活を破綻させないために必要な特約です。
ポイントを挙げておきます。
- 【GOOD】給付間隔が1年に1回。
- 【GOOD】上皮内がんも保障対象。
- 【GOOD】心疾患・脳血管疾患がまるごと保障対象。
- 【BAD】がんの2回目以降の給付条件が入院。
若干惜しいのが、がんの2回目以降の給付条件が入院に限定される点です。通院治療だけの場合は保障対象になりません。最近の医療は入院から通院にシフトしていますし、上述のとおり手術を除けば通院でがん治療を受けるケースが増えてきています。2回目以降の給付条件が入院に限定されてしまうと、がんの治療が続いているのに一時金給付されない!ということがあり得ます。
最近発売された医療保険だと、入院でも通院でも治療を受けていれば一時金を給付することが多いです。この点は惜しい。
それ以外は悪くない保障内容です。
ちょっと古い医療保険だと一時金が2年に1回しか一時金給付されないことがあります。2年は長いですよね。がんも心疾患も脳血管疾患も2年以内に再発することも珍しくありませんが、再発して凹んでいるのに
「あ、前回から2年経過してないので一時金お支払いできませんよ!」
って言われたらイラっときます。イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」は1年に1回給付です。悪くありません。
また、上皮内がんが保障対象となっている点も評価できます。
上皮内がんとは、がん細胞が血管やリンパ管に到達していない初期のがんを指します。がん細胞は血管やリンパ管で運ばれて転移していくので、上皮内がんの段階でサッと手術で切り取れば再発や転移する可能性は低いと言われてます。
なので、ちょっと古い医療保険だと「上皮内がんなんてがんじゃないよ!」と言い張られて保障対象外になることもあります。大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで発見されたというデータもあり、上皮内がんもきっちり保障される点もイオン・アリアンツ生命「元気パスポート」のメリットでしょう。
それと、これもちょっと古い医療保険だと心臓と脳の保障範囲が急性心筋梗塞・脳卒中に限定されることもあるのですが、イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」は心疾患・脳血管疾患をまるごと保障対象としています。
急性心筋梗塞は心疾患の一部です。保障対象が急性心筋梗塞に限定されると、急性心筋梗塞以外の心疾患が保障対象外になります。平成29年の厚生労働省の調査によると心疾患全体の患者数1,732千人のうち、急性心筋梗塞の患者数は47千人。割合にすると2.7%に過ぎません。
ただし、急性心筋梗塞以外の心疾患だと
「20日以上の入院、もしくは手術」
が条件です。
生命保険文化センターによると、心疾患全体の入院日数平均は24.6日。35~64歳は12.6日です。
例えば狭心症は2,3日程度入院して手術も受けずに退院することも少なくありません。これだと「20日以上の入院、もしくは手術」の条件に合致せず保障対象外。実質的に保障対象となるは急性心筋梗塞が大半かと。
他社の医療保険は入院日数の制限がなく
「心疾患なら入院即保障!手術を受けてももちろん保障!」
が増えてきているので、急性心筋梗塞以外の心疾患はやや条件が厳しめといったところでしょう。
また、脳卒中も脳血管疾患の一部ですが、脳卒中には
- 脳梗塞
- くも膜下出血
- 脳出血
が含まれます。平成29年の厚生労働省の調査によると脳血管疾患の患者数1,115千人のうち、脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の患者数合計は973千人。割合にすると87.2%です。
ということで、脳血管疾患でも脳卒中でも大きな差はありませんが、脳血管疾患の方がちょっと安心かな、とは感じます。
ちなみにですが、脳卒中以外の脳血管疾患も
「20日以上の入院、もしくは手術」
が条件ですが、心疾患と異なり脳血管疾患は入院が長引きます。生命保険文化センターによると、脳血管疾患全体の入院日数平均は77.4日。なので、入院日数の制限がない他社の医療保険と比較しても、そこまで悪くはないかなと感じます。
【重要ではありません】3大疾病保険料払込免除特約
特約名 | 給付額 | 給付条件 |
3大疾病保険料払込免除特約 | 保険料支払いが免除される。 | 特定疾病一時給付特約と同じ。 |
よくCMで見る「以降の保険料は頂きません!」という特約です。条件を満たせば、以降の保険料支払いが免除されます。
保険料の支払いが免除されると確かに嬉しいのですが、保険料払込免除特約はもちろん有料オプションです。付加すれば月々の保険料が上がります。イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」はそもそもの保険料が高くないので、支払いが免除されても家計への影響は軽微でしょう。
保険料が払込免除となる条件はゆるいです。他社と差が出るのは心疾患・脳血管疾患ですが、急性心筋梗塞・脳卒中に限定せず、心疾患・脳血管疾患をまるごと条件としています。
まあでも、必要性は薄いでしょう。
【シミュレーション】僕がイオン・アリアンツ生命「元気パスポート」に加入するなら
僕がイオン・アリアンツ生命「元気パスポート」に入るなら、以下の保障内容にします。
- 入院保障:5,000円(60日型・3大疾病入院支払日数無制限特則)
- 手術保障:Ⅰ型
- 特約:先進医療特約、特定疾病一時給付特約50万円(3大疾病保障型)
このシミュレーションで月々の保険料は40歳男性3,465円、40歳女性3,220円です。
最近は入院が短期化していますが、それでも長期入院となる可能性はゼロではありません。長期入院への備えは医療保険の重要な役割と考えているので、3大疾病入院支払日数無制限特則は付加しておきます。
また、先進医療特約は必須。長期のがん治療に備えるためにも1年に1回間隔で一時金が給付される特定疾病一時給付特約も付加しておきます。
繰り返しますが、ちょっと残念なのが抗がん剤治療を保障する特約がない点です。
抗がん剤治療が必要になるケースは大きく2パターンあります。
- 手術でがん細胞を切除できて、再発予防するための抗がん剤治療。
- 手術でがん細胞を切除できず、進行を遅らせるための抗がん剤治療。
1のケースはあっさりと抗がん剤治療は終了します。働きながらの治療も不可能ではないので、経済的なピンチに陥ることもそんなにありません。
本当に怖いのは2のケースです。この場合は副作用が辛くて満足に働くことも難しく、収入減もあり得ます。治療の終わりも見えなくなり、銀行口座の残高が徐々に減っていく抗がん剤ドロ沼にハマります。
ベッドの上で虚空を見上げながら
「あ、これ、やばいかも…」
と、メンタルを削られまくるのがこのケース。
そんなケースに備えるために、他社の医療保険には抗がん剤治療特約があります。抗がん剤治療特約を付加すれば、抗がん剤治療を受けた月に10万円が銀行口座に振り込まれるので、
「まあお金はなんとかなるか…」
と、多少は不安が和らぎます。
また、最近は欧米では効果が認められて使用が進んでいるものの、日本では承認が遅れている最新の抗がん剤治療も保障する医療保険が増えてきています。
こういった抗がん剤治療は「自由診療」と呼ばれていますが、自由診療の抗がん剤治療は月100万円程度かかることもあります。もちろん未承認の抗がん剤治療には健康保険が適用されないので全額自己負担。他社の調査ではがん罹患者・がん罹患経験者の19.8%が自由診療を提案されたというデータもあり(実際に受けた方は11.7%)、極々マイナーな治療とは言えなくなってきています。
ということで、がんの保障を重視するのなら、抗がん剤治療特約のある他社の医療保険と比較してもよいかもしれません(最後に比較候補を挙げています)。
イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」のメリット
保険料は安い(特に男性)。
保険料は安いです。
ここで月々の保険料を比較してみます。比較対象はメディケア生命「新メディフィットA」とします。メディケア生命「新メディフィットA」は上の中の医療保険で、これに勝てればまあ上等。保障内容は極力合わせてますが、微妙な差異があるのでここはご参考程度に。
イオン・アリアンツ生命 | メディケア生命 | |
保障内容 | 入院給付金5,000円(60日限度) 入院中手術5万円 外来手術2.5万円 放射線治療5万円 骨髄移植5万円 骨髄ドナー5万円 先進医療特約あり 3大疾病一時金50万円 3大疾病入院支払日数無制限あり |
入院給付金5,000円(60日限度) 入院中手術5万円 外来手術2.5万円 放射線治療5万円 骨髄移植5万円 骨髄ドナー5万円 先進医療特約あり 3大疾病一時金50万円(Ⅰ型) 3大疾病入院支払日数無制限あり |
月々の保険料 | ||
30歳男性 | 2,413円 | 2,445円 |
30歳女性 | 2,573円 | 2,415円 |
40歳男性 | 3,465円 | 3,580円 |
40歳女性 | 3,220円 | 2,975円 |
上表の例だと、男性はかなり拮抗してますが、イオン・アリアンツ生命がわずかに安くなってますね。
女性はメディケア生命の方が安くなってますが、健康支援金を加味すれば、かなり拮抗するかなと。
医療保険の保険料は下記リンク先で比較しています。こちらもご参考に。
イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」のデメリット
抗がん剤治療特約がない。
繰り返しますが、抗がん剤治療特約がないので、
「手術でがん細胞を切り取ることができないから抗がん剤で叩くしかない!」
といった厳しいケースの保障に若干不安が残ります。
最近は通院で抗がん剤治療を受けるケースが増えてきてますが、退院後通院特約を付加したところで抗がん剤治療は月2~3回程度しか通院しないので保障額は1万円程度。一方で、他社の抗がん剤治療特約は抗がん剤治療を受けた月に10万円保障です。この点はデメリットでしょう。
先進医療特約が10年更新型。
先進医療特約は10年更新型。10年ごとに契約が更新されて保険料が見直されます(上がることが多いかと)。
他社の先進医療特約が一生涯保険料の上がらない終身型が主流であることを踏まえれば、この点もちょっと注意ですね。
180日以内の入院は異なる原因でも1回に見なす。
入院給付金の入院1回のカウント方法は、最近増えてきている
「〇〇日以内の再入院は同一の原因であるかを問わず1回の入院とみなす」
方式です。
一般的な医療保険は異なる原因で再入院した場合を、別々の入院として扱います。例えば、
1回目の入院:肺炎で20日入院した。
2回目の入院:1回目の入院を退院してから30日後に大腸がんで60日入院した。
といった場合、1回目と2回目の原因が異なるので別々の入院として扱います。入院1回の保障限度日数を60日で契約していれば、
1回目の入院:20日分の入院給付金をお支払い
2回目の入院:60日分の入院給付金をお支払い
なので、合計80日分の入院給付金を受け取れます。
一方で、イオン・アリアンツ生命は異なる原因でも180日以内の再入院は同じ入院とカウントします。↑と同じケースで入院1回の保障限度日数を60日で契約していれば、
1回目の入院:20日分の入院給付金をお支払い
2回目の入院:1回目に20日支払っているので、未消化の40日分の入院給付金をお支払い
ということで、合計60日分の入院給付金しか支払われません。
若いうちに異なる原因で連続して入院することは稀だと思いますが、特に歳を重ねて身体が弱くなってからはあり得ます。致命的なデメリットとは言えませんが、この点はやや注意です。
ちなみに、同様のルールを設けている他社は「60日以内の再入院」を同一の入院として扱うことが多いのですが、イオン・アリアンツ生命は「180日以内の再入院」なので期間がやや長めです。他社比較で劣勢です。
イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」の評価
評価:A(S、A~Cで判定)
保障内容はシンプルで保険料は比較的安く収まります。
必要なものをお手頃価格で!というのが実現された医療保険かと。さすがスーパーマーケットが開発した保険という感じがします。よって評価は「A」としました。
ただし、がんに対する保障はやや弱いかとも感じます。がんに強い以下3つの医療保険を挙げておきますので、がんの保障を重視する方はこちらとも比較を。
●ネオファースト生命「ネオdeいりょう」。健康保険料率が適用されれば業界最安値クラスの保険料です。抗がん剤治療特約もあります(自由診療の抗がん剤治療を保障対象にすることも可能)。がんにもそれなりに備えられる医療保険です。
●メディケア生命「新メディフィットA」。本記事で比較したとおり、保険料はイオン・アリアンツ生命と拮抗しています。オプションが豊富で選択肢が広いのも特徴。抗がん剤治療特約もあります(自由診療の抗がん剤治療も保障対象)。
●FWD生命「FWD医療Ⅱ」。こちらも割引が適用されれば、保険料はイオン・アリアンツ生命と拮抗します。抗がん剤治療特約もあり、3大疾病一時金の保障条件も良好です。がんに備えられる医療保険です。
医療保険の保険料は下記リンクで比較しているので、ご参考までに。本サイトでおすすめしている保障内容を中心に比較しています。
イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」の相談をするなら。
なかなかいい感じのイオン・アリアンツ生命「元気パスポート」ですが、イオン・アリアンツ生命は設立間もないので提携している保険ショップは多くありません。せっかく保険ショップへ行ったのに
「あ、うちイオン・アリアンツ生命取り扱ってないんですよ!」
と言われることも多いでしょう。
手っ取り早いのは保険クリニックです。保険クリニックならイオン・アリアンツ生命はもちろんのこと、比較対象としたメディケア生命・ネオファースト生命・FWD生命とも提携しています。各社の比較も公平にやってくれますよ。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。
わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。
保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。
保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは
- 契約時の告知事項に不備があった。
- 契約上、保険会社に支払う責任がない。
の2点。
1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。
また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。
そんなときに、
「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」
といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。
保険クリニックはアフターフォローの評価も高めです。契約後のコミュニケーションを密にしておくことで、万が一の場合には腹を割った相談がしやすくなります。こういう裏情報的なアドバイスは信頼関係がないとできないことなので。
実際に利用した方の口コミは以下のとおり。
「たまたま優秀な人が担当になっただけじゃないの?」
という疑惑も沸いてきますが、保険クリニックはデジタル化が進んでいて独自に開発した提案システムを使ってます。スタッフのクオリティに偏りができにくい点もメリットでしょう。
予約は簡単です。
①保険クリニックのサイトにアクセスする。
②最寄りの店舗を検索する。
オレンジ色のボタンから店舗検索できます。オンライン相談も可能です。
③予約日時を選択する。
④以下を入力して予約完了。
- 相談方法(来店or訪問)
- 名前
- 連絡方法(電話・メールor電話のみ)
- 電話番号
- メールアドレス
- 保険クリニックを知ったきっかけ(リストから選択)
- 要望等(任意入力)
これで予約は完了。1分もあれば予約できます。
50社以上の保険会社と提携している点も評価できます。イオン・アリアンツ生命はもちろんのこと、比較対象としたメディケア生命・ネオファースト生命・FWD生命とも提携しているので、各社の比較もかんたんにやってくれますよ。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫ですよ。
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【保険ショップの検索・予約なら】保険相談ニアエル
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保険ショップには複数回相談に訪問することもあるので、自宅との距離のは割と重要です。最寄りの保険ショップを検索・予約するなら、保険相談ニアエルが便利です。
保険相談ニアエルは全国1,500店舗の保険ショップを区市町村単位で検索できます。保険ショップに関する
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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。
しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:イオン・アリアンツ生命「元気パスポート」
シンプルな保障内容で保険料は比較的安め。イオンがしっかりマーケティングして開発した保険だなぁと感じます。特に男性は保険料が安いので、十分候補になる医療保険かと。
一方で、がんの保障が若干弱いかなとも感じます。抗がん剤治療特約がないのはけっこう痛いですし、特定疾病一時給付特約のがんの2回目以降の給付条件は入院に限定されます。がんの保障を重視するのなら、下記の医療保険と比較しておいたほうがよいでしょう。
●ネオファースト生命「ネオdeいりょう」。健康保険料率が適用されれば業界最安値クラスの保険料です。抗がん剤治療特約もあります(自由診療の抗がん剤治療を保障対象にすることも可能)。がんにもそれなりに備えられる医療保険です。
●メディケア生命「新メディフィットA」。本記事で比較したとおり、保険料はイオン・アリアンツ生命と拮抗しています。オプションが豊富で選択肢が広いのも特徴。抗がん剤治療特約もあります(自由診療の抗がん剤治療も保障対象)。
●FWD生命「FWD医療Ⅱ」。こちらも割引が適用されれば、保険料はイオン・アリアンツ生命と拮抗します。抗がん剤治療特約もあり、3大疾病一時金の保障条件も良好。がんに備えられる医療保険です。
ここらへんと比較しておけば、後々後悔する可能性も低くなるでしょう。
とはいえ、医療保険の比較なんて自分でやると面倒です。保険クリニックならイオン・アリアンツ生命はもちろんのこと、ネオファースト生命・メディケア生命・FWD生命とも提携しています。4社間の比較もかんたんにやってくれますよ。
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※2022年4月更新