【2022年版】個人年金保険おすすめ比較ランキング

老後準備
個人年金保険ってたくさんあってどれを選べばよいかよくわかんないなぁ…

個人年金保険を選ぶポイントは以下の3点です。

  • 返戻率が高いこと。
  • クレジットカードで保険料支払いできること。
  • 保険料払込免除特約があること。

返戻率は銀行預金で言う「利息」です。支払った保険料に対して、どれくらい戻ってくるのかをあらわした割合ですね。もちろん返戻率が高いほどお得になります。個人年金保険を選ぶ上で最も大切なのが返戻率です。

次に、クレジットカードで支払いができること。はっきり言いますが、個人年金保険の保険料は高いです(最終的には戻ってきますが)。高い保険料をクレジットカードで支払えば、けっこうなポイント還元を受けられます。

最後に、保険料払込免除特約があることも大切です。保険料払込免除特約とは、がん等の大きな病気にかかった場合、以降の保険料支払いが免除されるオプションです。保険料の支払いは免除されるのに、保障はそのまま継続します。つまり、払ってない保険料まで、年金として受け取れます。

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いきなり結論。厳選4つの個人年金保険。

いきなり結論で現在おすすめできる個人年金保険は以下の4つです。

商品名 返戻率 クレカ払い 保険料払込免除特約
マニュライフ生命
こだわり個人年金(外貨建)
187.6% 可能 なし
日本生命
みらいのカタチ年金保険
105.1% 可能 あり
住友生命
たのしみワンダフル
106.3% 可能 なし
明治安田生命
年金かけはし
105.9% 不可 なし

マニュライフ生命「こだわり個人年金(外貨建)」の返戻率が圧倒的に高くなっていますが、これは1992年11月から2017年10月までの25年間、米ドルで運用した結果です。今後の25年間がこの結果になるということではないのでご注意を(元本割れする可能性もあります)。

他の3社は30歳で契約し、60歳まで保険料を支払って、65歳から10年間年金を受け取る場合の返戻率です。これはどこも大きな差はありませんね。

総合的に評価すると、クレカ払いができて、保険料払込免除特約がある日本生命が一歩先をいってます。

【評価A】マニュライフ生命「こだわり個人年金(外貨建)」

  • 積立利率1.50%が保証されています。
  • 為替レートの影響をモロに受けます。元本割れもありえます。

いきなり「積立利率」といった用語が出てきましたが、「積立利率」とは支払った保険料のうち、経費等を除いた「積立部分」にかかる利率です。支払った保険料全額に対してかかる利率ではありません。

例えば、1万円の保険料を支払ったとして、その1万円から経費等に6,000円かかれば、積立部分は4,000円。この4,000円にかかる利率が「積立利率」です。

貯金は預けたお金全額に対して利率がかかりますが、マニュライフ生命「こだわり個人年金(外貨建)」は経費を差し引いた上図の緑色の部分だけに利率がかかります。

じゃあこの緑色の部分(積立部分)は支払った保険料全体の何割になるかですが、マニュライフ生命「こだわり個人年金(外貨建)」はこれを開示していません。他社の外貨建て保険でもこの部分は開示していません。ここはブラックボックスです。

開示されているのは積立利率です。積立利率だけ開示してもあまり意味はないのですが、毎月の積立利率実績は下記リンク先に開示されています。

積立利率

積立利率は経済の状況によって変動します。変動はしますが、マニュライフ生命「こだわり個人年金(外貨建)」は、この積立利率が最低でも1.50%となることを保証しています。他社は積立利率の最低保証が無い場合もあるので、この点はメリットです。

ただし、いいことばかりではありません。マニュライフ生命「こだわり個人年金(外貨建)」はその名のとおり外貨建てです。外貨建てということは、為替レートの影響をモロに受けます。

為替レートの影響を受けてしまうと、65歳になり、ようやく年金を受け取れるようになった直後に円高が進むと元本割れのすることもあり得ます。せっかく長い期間貯めた年金が、受け取れる頃になったら元本割れする可能性だってあるんです。

ということで、マニュライフ生命「こだわり個人年金(外貨建)」は投資性が強めな個人年金保険です。上表に書いたとおり、うまくいけば返戻率187.6%といった驚異の数字となることもありますが、元本割れするリスクもあることは注意しておきましょう。

【評価B】日本生命「みらいのカタチ年金保険」

  • 返戻率は業界トップクラスです。
  • クレカ払い可能です。ポイント還元の恩恵を受けられます。
  • 保険料払込免除特約が強力です。

返戻率は後述する住友生命たのしみワンダフルに劣りますが、保険料払込免除特約がある点を踏まえて評価Bにしています。

保険料払込免除特約はオプションです。保険料払込免除特約をつけておくと、下記に該当した場合に保険料支払いが免除されます。保険料を支払う必要はなくなりますが、もちろん老後を迎えたら年金は満額受け取れます。

3大疾病 がん ・がんと診断されたとき。
急性心筋梗塞 ・60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したとき。
・手術を受けたとき。
脳卒中 ・60日以上神経学的な後遺症が継続したとき。
・手術を受けたとき。
身体障害状態 ・障害等級1級~3級に認定されたとき。
介護状態 ・要介護2以上に認定されたとき。
・所定の要介護状態が180日以上継続したとき。

がん等の理由で収入減となった場合は、個人年金保険の高い保険料を払い続けるのは少し厳しいですよね…。そんな場合は日本生命「みらいのカタチ年金保険」が有力な選択肢になります。

ちなみにですが、保険料を支払っている期間中に不幸にも亡くなってしまった場合、そのときまでに支払った保険料に応じた死亡保険金を受け取れます。

【評価B】住友生命「たのしみワンダフル」

  • 返戻率は業界トップクラスです。
  • クレカ払い可能です。ポイント還元の恩恵を受けられます。
  • 保険料払込免除特約はありません。

元本割れしない円建て個人年金保険の中では、返戻率はトップクラスです。契約時の年齢や性別によって変わりますが、おそらく全て年代でトップの返戻率ではないでしょうか。

【男性】

契約
年齢
保険料 保険料総額 一括受取率 基本年金額 年金受取総額 年金受取率
20歳 1.5万円 720万円 約106.1% 77.88万円 778.8万円 約108.1%
30歳 1.5万円 540万円 約104.3% 57.41万円 574.1万円 約106.3%
40歳 1.5万円 360万円 約102.9% 37.79万円 377.9万円 約104.9%

【女性】

契約
年齢
保険料 保険料総額 一括受取率 基本年金額 年金受取総額 年金受取率
20歳 1.5万円 720万円 約106.1% 77.88万円 778.8万円 約108.1%
30歳 1.5万円 540万円 約104.3% 57.42万円 574.2万円 約106.3%
40歳 1.5万円 360万円 約103.0% 37.80万円 378.0万円 約105.0%

ちなみにですが、一括受取率とは、満期を迎えた直後に一括で年金を受け取った場合、支払った保険料総額がどれくらい増えたかという割合です。これも他社の個人年金保険と比べると、やや高めの水準です。

【評価C】明治安田生命「年金かけはし」

  • 返戻率はそこそこ高めです。
  • クレカ払い不可です。ポイント還元の恩恵を受けられません。
  • 保険料払込免除特約はありません。

上述した日本生命「みらいのカタチ年金保険」・住友生命「たのしみワンダフル」にはやや劣ってるという印象です。

なによりクレカ払いできないのが厳しい。現在のクレカなら、ポイント還元率は1%程度。単純に1%返戻率が上がることになります。

そうなると、明治安田生命「年金かけはし」はクレカ払いができる日本生命「みらいのカタチ年金保険」よりも返戻率が劣ります。

老後に備える手段は個人年金保険だけじゃない。

ここまで老後の資産づくりの手段として個人年金保険について書いてきましたが、老後の資産づくりを考えるとき、まず優先すべきはiDeco(個人型確定拠出年金)です。

iDecoでしっかり積み立てたあとで、余裕資金があれば個人年金保険、もしくは終身保険に資金を割り振るという順番で老後に備えることがおすすめです。

iDeco(個人型確定拠出年金)

  • 毎月定額を積み立てできます。
  • 積み立てたお金は投資信託で運用されます(運用する投資信託は選択可能)。
  • 積み立てて運用されたお金は60歳以降、引き出すことができます(一括でも分割でもOK)。

会社員の方なら、会社の福利厚生としてiDecoが提供されているかもしれません。まずは総務に確認してみましょう。

iDecoのメリットは以下のとおり。もっとも大きなメリットは節税です。

iDecoのメリット
  • 掛け金が全額所得控除される。
  • 運用中に得た利益に税金がかからない。
  • 運用する投資信託の手数料が低い。
  • 給与天引きなので、強制的に貯められる。

例えば、

  • 課税所得が400万円(年収400万円)。
  • iDecoで毎月2万円積立。

とした場合、概ね7万円程度年末調整で税金が戻ってくることになります(税率は居住地等によって変わりますので、あくまでも一例です)。

年間24万円(2万×12ヶ月)積み立てて、7万円節税できます。おそろしいほどの節税対策です。

しかし、良い点ばかりではありません。デメリットもあげておきます。

iDecoのメリットのデメリット
  • 60歳まで引き出すことができない。
  • 元本割れの可能性あり。

ある日突然お金が必要となっても、「年金」ですので原則60歳まで引き出すことはできません。

また、投資信託で運用するので元本割れのリスクもあります(元本割れしない運用もできます)。

ただし、僕は元本割れする可能性は低いだろうと楽観的に考えています。5年・10年程度の短い期間であれば元本割れはあり得ますが、30代・40代からiDecoを開始すれば、60歳まで20年~30年程度あります。これくらい長期間運用できれば、経験的に元本割れの可能性は少ないだろうと。

ちなみに、勤務先が確定拠出年金やってない、もしくは自営業・フリーランスの方だと銀行・証券会社でiDecoを申し込むことができます。マネックス証券でもiDecoの取り扱いがあるので、こちらもご参考に。

終身保険

  • 終身保険には貯蓄性があります。満期を迎えたあとに解約すると支払った保険料に利息が上乗せされた金額が戻ってきます。
  • 死亡保障があるのも終身保険の特徴です。
  • 満期を迎える前に解約すると、支払った保険料の7割程度しか戻ってこないタイプの終身保険もあります。

家族がいる方の老後の資金作りは、個人年金保険よりも終身保険が向いていると個人的には考えています。理由は以下のとおりです。

  • 途中で死亡した場合には、死亡保険金を遺族が受け取れる。
  • 返戻率が高い(個人年金保険と同レベル)。
  • (保険によっては)保険料払込免除特約が最強。

特に、小さいお子さんがいるご家庭に向けては、死亡保障のある終身保険が最適ではないでしょうか。万が一の場合は、死亡保険金を遺族の生活費に使えますし、無事何事も起こらなければ、老後の生活費に使えます。

以下、現役時代の死亡保障としても、また老後の生活費としても使える終身保険を3つあげます。

オリックス生命「ライズ(RISE)」

解約返戻金の返戻率 110.9%(満期直後)
クレカ払い 可能
保険料払込免除特約 あり

圧倒的に解約返戻金の返戻率が高いです。

返戻率は契約したときの年齢や性別によって変わりますので、一概には言えませんが、おそらく各年代で個人年金保険の返戻率より高くなるのではないでしょうか。現状の終身保険ではオリックス生命「ライズ(RISE)」が圧倒的に高い返戻率です。

オリックス生命「ライズ(RISE)」

マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」

解約返戻金の返戻率 満期を迎えた時:108.8%
満期から10年後:116.0%
満期から20年後:122.5%
クレカ払い 可能
保険料払込免除特約 あり(最強)

解約返戻金の返戻率も高いのですが、強力なのは保険料払込免除特約です。一般的な保険料払込免除特約は以降の保険料支払いが免除されるだけですが、マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」は支払ってない保険料まで一括で支払ったとみなして、一気に解約返戻金が増額されます。

保険料払込免除となる条件は3大疾病です。

3大疾病にかかる→解約返戻金が一気に増額される→解約すれば解約返戻金を医療費に使える。

という離れ業ができます。

  • 亡くなった場合は死亡保障として遺族の生活費に使える。
  • 無事生き残った場合は老後の生活費に使える。
  • 保険期間中に3大疾病となった場合は医療費として使える。

という、3つの役割を兼ね備えた終身保険ですね。

マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」

メットライフ生命「USドル建終身保険ドルスマートS」

解約返戻金の返戻率 運用結果によって変動(積立利率3%保証)
クレカ払い 可能
保険料払込免除特約 あり

マニュライフ「こだわり個人年金(外貨建)」と同じく、外貨建ての終身保険です。

「こだわり個人年金(外貨建)」が積立利率1.5%保証であったのに対し、メットライフ生命「USドル建終身保険ドルスマートS」は3.0%保証。

また、保険料も安いため、シンプルに死亡保障としても使える終身保険です。

しかし、デメリットは為替レートの影響をモロに受けること。場合によっては元本割れもあり得るので、その点は要注意ですね。

メットライフ生命「USドル建終身保険ドルスマートS」

まとめ

個人年金保険を選ぶ際に大切なのは以下の3点です。

  • 返戻率が高いこと。
  • クレジットカードで保険料支払いできること。
  • 保険料払込免除特約があること。

現時点、「使える個人年金保険」わずかに4つ。しかしながら、老後の資金作りの優先順位はまずiDecoです。iDecoを利用した上で、余裕資金があれば個人年金保険を契約です。

しかし、個人的には個人年金保険よりも終身保険を使った方がお得と考えています。理由は以下の3点。

  • 途中で死亡した場合には、死亡保険金を遺族が受け取れる。
  • 返戻率が高い。
  • (保険によっては)保険料払込免除特約が最強。

どちらを選ぶかは個人のライフプランや、家庭の状況によって変わります。契約前に生命保険の専門家に相談しておきましょう。

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