ライフネット生命には「じぶんへの保険3」という終身医療保険があるのですが、それを定期医療保険にしたのがこちらの「じぶんへの保険Z」。
一般的な医療保険は終身医療保険です。同じ保険料で一生涯保障されます。
一方で、定期医療保険は保障される期間が10年とか20年に限定されます。一生涯保障されるわけではありません。
その代わりに保険料が安くなるのが定期医療保険の特徴。
「子どもが独立するまで保障されれば良い!」
といったケースで使えるのが定期医療保険です。
ただし、保険期間が終了して契約更新すると保険料が上がるので、一生涯トータルの保険料は終身医療保険より高め。一生涯の保障を求めるのなら、他社の終身医療保険と比較しておいた方がよいでしょう。
医療保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の4点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上記4点について、ライフネット生命「じぶんへの保険Z」の概要と評価は以下のとおりです。
項目 | 内容 | 評価 |
入院保障 | 3大生活習慣病(がん・心疾患・脳血管疾患)の入院を無制限保障(おすすめコース) | A |
通院保障(がん) | なし | C |
三大疾病一時金 | 【対象となる疾病・給付条件】 がん:1回目診断確定、2回目以降治療 【給付間隔・上限】 1年に1回、上限5回まで。 |
B |
先進医療保障 | 通算2,000万円上限 | A |
30歳の月額保険料 (エコノミーコース・保険期間10年) |
男性:1,531円 女性:2,551円 |
B |
40歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:2,194円 女性:2,616円 |
おすすめコースであれば3大生活習慣病(がん・心疾患・脳血管疾患)の入院保障が無制限になります。この点は他社同等。問題ありません。
通院保障はありません。他社のように通院1日5千円!といった特約もありませんし、抗がん剤治療を受けた月に10万円給付といった特約もありません。
三大疾病一時金の保障対象もがんに限られます。他社だと心疾患・脳血管疾患も保障対象に加わるのですが、ライフネット生命「じぶんへの保険Z」の一時金保障はがんのみです。給付回数にも上限があり、他社と比較するとやや弱め。さらに、エコノミーコースだと一時金保障はありません。
先進医療保障は他社同等。悪くありません。ただし、エコノミーコースだと先進医療保障がありません。
全般的にエコノミーコースは保障内容に不安が残ります。
一方で、条件によっては他社の終身医療保険より保険料が安くおさまります。詳細は後述しますが、
「アラサー男性が10年or20年を保険期間とする」
という場合に保険料メリットが生まれます。
医療保険の相談は保険クリニックで!
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ライフネット生命「じぶんへの保険Z」の保障内容を評価します。
ライフネット生命「じぶんへの保険Z」は保障内容をおすすめコースとエコノミーコースの2パターンから選べます。
エコノミーコースは
- 入院給付金
- 手術給付金
- 女性入院給付金(じぶんへの保険Zレディース)
が保障されるのに対して、おすすめコースは
- 入院給付金
- 手術給付金
- がん治療給付金
- 3大生活習慣病(がん・心疾患・脳血管疾患)の入院無制限保障
- 先進医療給付金
- 先進医療見舞給付金
- 女性入院給付金(じぶんへの保険Zレディース)
が保障されます。保障が厚いのはおすすめコースで、もちろんおすすめコースの方が保険料も高め。
エコノミーコースはがんや脳血管疾患の長期入院に備えられないですし、全額自己負担の先進医療も保障されません。選ぶならおすすめコースかと。
各保障について、もう少し詳しく見ていきます。
入院給付金
名称 | 給付額 | 給付条件 |
入院給付金 | 入院1日につき5,000円、8,000円、10,000円、12,000円、15,000円から選択可能。 | 入院1日につき給付 |
入院保障は「入院給付金×入院日数」が保障されるのですが、5日未満の短期入院でも最低5日間分の入院給付金を受け取れます。最近流行の短期入院に強い医療保険です。
一方で、入院1回に対する入院日数の保障上限は60日間。入院が60日を超えると入院保障はぷすっと途切れます。
入院日数の平均は以下のとおり。
全体平均:32.3日
35歳~64歳の平均:24.4日
(参考:生命保険文化センター)
これだけ見ると保障上限60日間で十分に思えますが、あくまでもこれは平均。脳血管疾患は平均からしても入院が長引きますし、がんも部位や症状によっては入院が長引きます。
ということで、おすすめコースは3大生活習慣病(がん・心疾患・脳血管疾患)の入院が日数無制限で保障されます。おすすめコースなら3大生活習慣病で長期入院となった場合もまあ安心。短期入院にも長期入院にも備えられます。
エコノミーコースは3大生活習慣病の入院が無制限保障されません。がんも脳血管疾患も入院60日を超えれば保障終了です。
手術給付金
名称 | 給付額 | 給付条件 |
手術給付金 | 入院中:入院給付金の10倍 外来:入院給付金の5倍 |
所定の手術を受けたとき。 |
骨髄幹細胞の採取術 | 入院給付金の10倍 | 骨髄幹細胞の採取術を受けたとき。 |
手術保障は他社と同レベルです。
↑に加えて放射線治療が60日に1回保障される点も他社同等。悪くありません。
先進医療給付金・先進医療見舞給付金
名称 | 給付額 | 給付条件 |
先進医療給付金 | 保障期間通算で2,000万円までの技術料。 | 先進医療を受けた場合。 |
先進医療見舞給付金 | 1回につき10万円 |
先進医療とは、厚生労働省が指定した公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療給付金です。
例えば、先進医療のひとつに重粒子線治療があります。
重粒子線治療は放射線治療の一部で、がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。
重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。
しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。技術料は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療給付金です。
先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療が保障されれば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。
また、先進医療見舞給付金として10万円が給付されますが、先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。先進医療見舞給付金はそのための交通費・宿泊費等に使うことを想定したお金です。10万円あれば付添い人の旅費もカバーできるかと。
保障内容は他社と同レベルです。悪くありません。先進医療保障は公的医療保険がカバーできない治療費を民間の保険でカバーするという意味ある保障なのですが、エコノミーコースだと対象外。この点もエコノミーコースの弱さを感じさせます。
がん治療給付金
名称 | 給付額 | 給付条件 |
がん治療給付金 | 入金給付金の100倍 | 1回目:診断されたとき 2回目以降:治療を受けたとき |
がんで所定の条件を満たした場合に、1年に1回まとまった金額の一時金がドバっと給付するのが、がん治療給付金です。一撃100万円とかが銀行口座に振り込まれるので、
「医療保険…、入っておいてよかった…」
とわかりやすく実感できます。
特にがん治療給付金が役立つのは、がんが失業につながりやすい非正規雇用の方やブラック企業に勤務されている方。
東京女子医大の調査では、がんと診断されてからフルタイムで復職できるまでの期間平均が205日(時短勤務を含めると80日)だそうですが、時短勤務制度もないし、205日も勤務先が待ってくれないという場合は、がんと失業のWパンチを食らうこともあるでしょう(実際多いです)。
そんなときにドカッと100万円といった金額を銀行口座に振り込んでくれるのががん治療給付金です。生活を破綻させないために必要な特約です。
他社と比較した良い点と悪い点は以下のとおり。
- 【GOOD】給付間隔が1年に1回。
- 【GOOD】2回目以降の給付条件が「治療」。
- 【BAD】2回目以降の給付条件に入院が含まれない。
- 【BAD】上皮内がんが保障対象外。
- 【BAD】回数制限あり。上限5回まで。
- 【BAD】心疾患・脳血管疾患が保障範囲外。
給付間隔が1年に1回である点は他社同等です。悪くありません。
入院でも通院でもがんの3大治療(手術・抗がん剤治療・放射線治療)を受けていれば2回目以降も給付される点も良いです。ちょっと古い医療保険だと2回目以降の給付条件を「入院」に限定していて、通院治療のみでは保障されないこともあります。
しかし、2回目以降の給付条件が3大治療に限定されるので、単純な入院だけでは一時金を受け取れません。末期の状態で治療を受けることもなくなり、緩和ケア病棟で痛み止めを打ちながら耐え忍ぶといった状況では一時金給付されないでしょう。最近の医療保険は入院or3大治療が給付条件となることが多いので、この点はちょっと残念。
また、上皮内がんは保障対象外です。
上皮内がんとはがん細胞がリンパ管や血管に達していない初期のがんで、サッと手術で切り取ってしまえば再発や転移する可能性は低いと言われてます。
「早めに見つかって良かったですね」
と言われるのが上皮内がん。大腸がんだと2割、子宮頸がんだと半数以上が上皮内がんで発見されたというデータもあります。決して珍しいがんではありません。
まあ上皮内がんはサクッと切って治療終了が多いので、治療費もそんなにかからないのですが、乳がんは別です。乳がんは上皮内がんでも通常のがんと同様の治療が必要となることもあります。女性にとってこの点は要注意。最近の医療保険は上皮内がんも通常のがんと同じ扱いとすることが大半です。
給付回数に上限がある点も気になります。上限は5回まで。
一生涯で5回も一時金を受け取れる可能性は高くありませんが、がんの闘病が5年以上に渡ることもなくはないです。一度は治療が終了しても、その後に再発を繰り返して通算の闘病期間が5年以上に渡ることもあるでしょう。最近の医療保険は給付回数無制限がスタンダードであることを考えると、この点もデメリット。
また、保障範囲に心疾患・脳血管疾患が含まれていません。一般的な医療保険は一時金の保障範囲を「がん・心疾患・脳血管疾患」とすることが多いのですが、ライフネット生命「じぶんへの保険Z」はがんに限定されています。繰り返しますが、脳血管疾患は入院が長引きますし、働けない期間も長期に及びます。この点もデメリットでしょう。
女性入院給付金(じぶんへの保険Zレディース)
名称 | 給付額 | 給付条件 |
女性入院給付金 | 入院1日につき5,000円、8,000円、10,000円、12,000円、15,000円から選択可能。 | 女性特有の疾病で入院したとき |
女性特有の疾病やがんで入院した場合に入院給付金が上乗せされるオプションです。もちろん付加できるのは女性のみ。本オプションを付加したのが「じぶんへの保険Zレディース」です。
女性入院給付金の主な用途は差額ベッド代でしょう。
大部屋での入院だと隣のベッドとの区切りはカーテン一枚。個室や少人数部屋で入院する場合は差額ベッド代を払う必要があるのですが、この差額ベッド代に使えるのが女性入院給付金です。人目を気にせず快適な入院生活を送れるという意味では、なかなか有効なオプションではあります。
しかし、保障される疾病は他社と比較してやや狭くなってます。他社では保障されることが多い甲状腺障害や貧血、低血圧、胆嚢炎なんかは保障されません。いわゆる女性に多い疾病が保障対象外。
また、「じぶんへの保険Zレディース」ができるのは入院給付金の上乗せだけです。他社は乳房切除や乳房再建などの女性特有の手術に対して、手術給付金を上乗せするオプションもあります。
全般的に、保障内容は他社比較で薄めです。女性特有疾病に対する保障を重視するのであれば、他社の医療保険と比較しておいたほうがよいでしょう。女性向け保障は↓で比較しているので、こちらもご参考に。
僕がライフネット生命「じぶんへの保険Z」に入るなら。
エコノミーコースは保障内容が弱いです。全額自己負担となる先進医療も保障されないですし、本当に怖い長期入院の保障もありません。僕がライフネット生命「じぶんへの保険Z」に加入するのなら、おすすめコースを選びます。
ここでおすすめコースの保険料を他社と比較してみます。
比較対象はメディケア生命「新メディフィットA」とします。新メディフィットAは終身保障の医療保険で、保障内容・保険料ともに現在のスタンダート。
保障内容は極力合わせていますが、ぴったり一致していないのでここはご参考程度に。保障内容の大きな違いは
- ライフネット生命は5日未満の入院でも5日分の入院給付金を受け取れる。メディケア生命は入院日数×入院給付金を保障。
- メディケア生命のがん診断特約(一時金保障)は回数無制限で、2回目以降は診断or入院or通院治療or緩和ケアで給付される。上皮内がんも保障対象。保障条件はライフネット生命よりも良い。
といったところです。
ライフネット生命 「じぶんへの保険Z」 |
メディケア生命 「新メディフィットA」 |
||
保障内容 | 入院:1日5,000円 手術:入院5万円、通院2.5万円 3大疾病入院無制限保障 がん治療給付金50万円 先進医療保障 |
入院:1日5,000円 手術:入院5万円、通院2.5万円 3大疾病入院無制限保障 がん診断特約Ⅱ型50万円 先進医療・患者申出療養特約 |
|
年齢性別 | 保険期間 | 月額保険料 | |
30歳男性 | 10年 | 1,154円 | 2,195円(終身保障) |
20年 | 1,436円 | ||
30年 | 1,892円 | ||
30歳女性 | 10年 | 1,889円 | 2,320円(終身保障) |
20年 | 2,121円 | ||
30年 | 2,414円 | ||
40歳男性 | 10年 | 1,831円 | 3,150円(終身保障) |
20年 | 2,513円 | ||
30年 | 3,374円 | ||
40歳女性 | 10年 | 2,437円 | 2,785円(終身保障) |
20年 | 2,846円 | ||
30年 | 3,315円 |
男性は保険期間が60代を迎える前に終わる場合に、ライフネット生命の方が安くなるようです。上表の例だと、30歳男性は保険期間が30年でもライフネット生命が安く、40歳男性は保険期間が10年・20年ならライフネット生命の方が安くなってますね。
しかし、40歳男性が保険期間30年で契約するとライフネット生命の方が高くなってます。男性は60代からがんの罹患率が上がります。保険期間が60歳を超える場合は、定期医療保険であっても保険料を安くできないのでしょう。
一方で、女性は保険期間が20年を超えるようだと保険料の差は縮まります。上表だと、30歳女性で保険期間20年の場合はライフネット生命が199円安く、保険期間30年の場合はライフネット生命が94円高め。40歳女性だと、保険期間20年ならライフネット生命が61円高く、保険期間30年なら530円高めです。
女性は若い方であってもがんの罹患率が一定程度あるので、終身医療保険と比較してそこまで保険料を安くできないのかなと。
ライフネット生命「じぶんへの保険Z」のメリット
日帰り入院でも5日分の入院給付金を給付。
日帰り入院を含む5日未満の短期入院でも5日分の入院給付金を受け取れる点もメリットでしょう。短期入院であっても医療費の他に日用品や交通費等にそれなりのお金がかかります。手持ちの現金が少ない方にとっては安心の保障内容ですね。
ライフネット生命「じぶんへの保険Z」のデメリット
エコノミーコースに先進医療保障がない。
エコノミーコースに先進医療保障がありません。エコノミーコースには長期入院の保障もないので、全般的に保障は弱め。
医療保険に頼らずとも乗り切れる短期入院は十分保障されますが、本当に怖い長期闘病やら健康保険が適用されない治療で経済的なダメージを負うようなケースには物足りないと感じます。
ライフネット生命「じぶんへの保険Z」に加入するのなら、おすすめコースが無難でしょう。
がん治療給付金の保障対象に上皮内がんが含まれていない。
がん治療給付金は上皮内がんが保障対象外。他社は上皮内がんも通常のがんと同じ扱いなることが多いので、この点はデメリットでしょう。
繰り返しますが、上皮内がんはサッと手術で切って終わるので、治療費もそこまでかからないことが多いのですが、乳がんは別です。公益社団法人全日本病院協会の調査では、乳がんの入院費が
ステージ0(上皮内がん):820,138円
ステージⅠ:757,115円
ステージⅡ:823,018円
ステージⅢ:952,613円
ステージⅣ:586,492円
なので、ステージ0(上皮内がん)とステージⅠ~Ⅲの入院費に大きな差はありません。
この点は女性にとって要注意でしょう。
心疾患・脳血管疾患の一時金保障がない。
心疾患・脳血管疾患の一時金はありません。
一般的な医療保険だと一時金の保障範囲は「がん・心疾患・脳血管疾患」です。心臓と脳の病気で入院・手術した場合も一時金を受け取れます。
心疾患と脳血管疾患の入院日数の平均は以下のとおり。
心疾患:24.6日
脳血管疾患:77.4日
(参考:生命保険文化センター)
心疾患は短期入院で終わることも多く、割とあっさり社会復帰できるのですが、脳血管疾患は入院が長引きます。退院後もリハビリがあり、社会復帰まで時間を要することもあるでしょう。こんなケースは一時金保障が働けない期間の収入補填にも使えます。
女性入院給付金の保障範囲がやや狭い。
女性入院給付金の保障範囲には甲状腺障害や貧血、低血圧、胆嚢炎といった女性に多い疾病が含まれません。
他社にも同じようなオプションがあるのですが、女性に多い疾病も保障することが多いです。他社と比較して女性入院給付金の保障範囲はやや狭めです。
また、他社の女性向け保険は、乳房切除・乳房再建・子宮摘出・卵巣卵管摘出といった女性特有の手術も保障することが多いのですが、「じぶんへの保険Zレディース」はそこまでやってません。
まあ女性特有の手術がめちゃくちゃ高いということはないですし、高額療養費制度を利用すれば毎月の医療費上限も決まります。女性特有の手術を特別に保障しても意味がないという意見もありますが、乳房切除・子宮摘出・卵巣摘出といった手術は他の手術よりも精神的ダメージが大きいです。手術を受けて凹んでいるところに、ドンっと一時金が給付されれば、
「退院したら旅行へ行こう」
「美味しいものを食べにいこう」
「欲しかったバッグを買ってみよう」
といったように、前向きな気持ちになれる方もいらっしゃいます。決して意味がない保障ではありません。
また、自由診療の乳房再建術を受ける場合はその費用をカバーできます。最近は乳房再建術にも健康保険が適用されますが、脂肪注入といった手段を選んだ場合は全額自己負担。こんなケースでは、精神的な意味合いだけでなく、経済的な面でも手術保障が効果を発揮します。
ケースによっては終身医療保険の方が保険料は安くなる。
通常は保障期間が限定される定期医療保険の方が、一生涯保障の終身医療保険よりも保険料は安くなるのですが、ライフネット生命「じぶんへの保険Z」は年齢・性別・保険期間によって他社の終身医療保険の方が安くなることがあるようです。
ざっと試算した感じだと、
- 男性は60代が保険期間に含まれると高くなりがち。
- 女性は保険期間が20年・30年だと高くなりがち。
に見えます。逆に言うとアラサー男性が保険期間10年・20年とした場合に、保険料は終身医療保険よりも安くなることがあるかなと。
子どもが独立するまでの10年・20年だけ保障されればよいアラサー男性!
といったケースでライフネット生命「じぶんへの保険Z」は強みを発揮するかなと感じます。
ライフネット生命「じぶんへの保険Z」の評価
評価:B(S、A~Cで判定)
使い方が限定される定期医療保険でしょう。
エコノミーコースは保障が弱く、おすすめコースでも
- がん治療給付金の保障対象に上皮内がんが含まれていない。
- 一時金保障の保障対象ががんのみ。心疾患・脳血管疾患が保障範囲に含まれない。
といった点は気になります。
ただし、年齢・性別・保険期間によっては他社の終身医療保険より保険料が安くなるので、ニーズによっては最適な医療保険となることもあるでしょう。繰り返しますが、
子どもが独立するまでの10年・20年だけ保障されればよいアラサー男性!
といった方だと候補に入るかなと。よって評価は「B」としました。
比較対象として以下の医療保険を挙げておきます。
●ネオファースト生命「ネオdeいりょう」
非喫煙者といった割引条件を満たせば、保険料は激安の終身医療保険です。保障内容にも大きな欠点はなく、まずはネオファースト生命を検討かと。
●チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」
終身保障の医療保険で保険料が激安。自由診療の抗がん剤治療を保障対象にできたり、女性特有の疾病に対する保障を厚くできたりで、保障内容も良好です。
●メディケア生命「新メディフィットA」
こちらも終身保障の医療保険。保障内容に大きな欠点は見当たらず、保険料も高くはなく、現在の医療保険のスタンダードです。
医療保険の保険料は下記リンクで比較しているので、ご参考までに。本サイトでおすすめしている保障内容を中心に比較しています。
ライフネット生命「じぶんへの保険Z」に申し込むなら。
ライフネット生命「じぶんへの保険Z」はライフネット生命の公式サイトから申し込み可能です。
公式サイト:ライフネット生命「じぶんへの保険Z」
しかし、上述のとおり他社の医療保険と比較しておいて損はないです。
手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックなら比較対象に挙げたネオファースト生命・チューリッヒ生命・メディケア生命と提携しています(ライフネット生命とは未提携)。各社の比較もかんたんにやってくれます。
サイト上の予約フォームに相談したい内容をざっくり入力し、予約してから訪問した方が効率的に最適なプランへたどり着けます。
【保険の相談なら!】保険クリニック
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保険を検討されているのなら、まずは近所に保険クリニックがあるかを確認してみてください。 生命保険は世の中にたくさんありますが、生命保険を相談する窓口は保険クリニック一択でよいと感じます。
わかりやすく実績を確認できるのが第三者機関による顧客満足度調査。オリコン社が実施した保険ショップの顧客満足度調査にて2021年から2023年までの3年連続No.1、2023年10月に実施した株式会社DRCによるインターネット調査にて総合1位を獲得しています。
保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。
保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは
- 契約時の告知事項に不備があった。
- 契約上、保険会社に支払う責任がない。
の2点。
1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。
また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。
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もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。
しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:ライフネット生命「じぶんへの保険Z」
最近の医療保険は一生涯保障の終身医療保険が主流なのですが、ライフネット生命「じぶんへの保険Z」は定期医療保険です。保障期間が10年・20年・30年に限定されます。
定期医療保険は保険料が安いのが特徴で、ライフネット生命「じぶんへの保険Z」も年齢・性別・保険期間によっては終身医療保険より安くなるかと。保障内容には若干気になる点もありますが、
子どもが独立するまでの10年・20年だけ保障されればよいアラサー男性!
といった場合には候補に入るかなと感じます。
比較対象として以下の医療保険を挙げておきます。
●ネオファースト生命「ネオdeいりょう」
非喫煙者といった割引条件を満たせば、保険料は激安の終身医療保険です。保障内容にも大きな欠点はなく、まずはネオファースト生命を検討かと。
●チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」
終身保障の医療保険で保険料が激安。自由診療の抗がん剤治療を保障対象にできたり、女性特有の疾病に対する保障を厚くできたりで、保障内容も良好です。
●メディケア生命「新メディフィットA」
こちらも終身保障の医療保険。保障内容に大きな欠点は見当たらず、保険料も高くはなく、現在の医療保険のスタンダードです。
保険クリニックなら上記3社と提携しています(ライフネット生命とは未提携)。保険選びに迷ったら、手っ取り早いのは保険クリニックです。
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