【評価B】オリックス生命のがん保険「Wish(ウィッシュ)」デメリットと評価

最近増えてきているがんと診断されたら100万円や200万円といった、まとまった金額の一時金が給付されるタイプのがん保険です。

特徴的なのが定期型である点。がん保険にしては珍しい定期型です。

よくあるがん保険は保障が一生涯続く終身型です。終身型は保険料も一生涯変わりません。加入時の保険料で亡くなるまで保障されます。

一方で、オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」は定期型。保険期間は一生涯ではなく、10年や20年といった期間限定です。一生涯の保障ではありません。

定期型は保険料が安いです。特にがんに罹る可能性が低い若い方の保険料が激安。住宅やら教育費やらに出費がかさんで、保険にまでお金が回らない若い夫婦には使えるツールなのが定期型です。

しかし、若いうちは保険料が安くとも、契約更新するたびに保険料は上がっていきます。一生涯で見れば、トータルの保険料は終身型の方が安くなることが多いでしょう。

ということで、オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」は、

「子供が独立するまでの10年から20年程度の期間限定でがん保障が必要!」

といった場合に使えるがん保険です。特に男性の保険料が安いので、お子さんが生まれた男性なら十分候補に入るがん保険です。

オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」ここがポイント
  • 一時金ベースで保障するがん保険です。
  • 保障期間が限定される定期型です。一生涯の保障には向いていません。
  • 若い男性の保険料は比較的安く収まります。

がん保険は大きく3つのタイプに分けることができます。

①入院ベースで保障するがん保険。よくある「入院1日1万円!」といった保障内容のがん保険です。入院日数×入院給付金(5千円とか1万円)を受け取ることができます。

②一時金ベースで保障するがん保険。がんと診断されたらまとまった金額(100万円とか)がドンっと給付されるがん保険です。

③治療ベースで保障するがん保険。手術・抗がん剤・放射線といったがんの治療を受けた月に定額(10万円とか)が給付されるがん保険です。

オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」は典型的な「②一時金ベースで保障するがん保険」です。最近はがんの入院が短期化しているので、上記②③が主流です。オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」は現代の医療に合ったがん保険です。

がん保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

がん保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の3点です。

  1. 先進医療特約の保障内容。保険料が一生涯変わらない終身型であること、保障額上限が2,000万円であること。できれば一時金を受け取れることの3点が重要です。
  2. がん診断一時金の給付条件。がん診断一時金の給付条件は生命保険各社バラバラです。差が出るのは一時金の2回目以降の給付条件です。2回目以降の給付間隔が1年に1回で、給付条件に通院が含まれているのがベストです。
  3. 抗がん剤治療の保障範囲。保障回数上限が120回もしくは無制限で、健康保険が適用されない自由診療の抗がん剤治療も保障対象となっていればベストです。

まずはざっと概要を書いておきます。上記3点について、オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
先進医療特約の保障内容 タイプ:定期型
保障額上限:2,000万円
一時金:技術料実費の10%
B
がん診断一時金の給付条件 給付回数:無制限
給付間隔:1年
1回目の給付条件:がんと診断確定
2回目以降の給付条件:がんで入院
B
抗がん剤治療の保障範囲 なし C
30歳の月額保険料
(200万円コース・先進医療・10年満了)
男性:1,335円
女性:1,915円
B
40歳の月額保険料
(200万円コース・先進医療・70歳満了)
男性:1,785円
女性:2,685円

他社の終身型のがん保険だと、先進医療特約も保険料が一生涯変わらない終身型であることが多いのですが、オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」はそもそも定期型のがん保険なので、先進医療特約も定期型です。10年ごとに更新されます(更新すると保険料が上がる)。この点はやむなし。保障額の上限は他社同等の2,000万円です。

がん診断一時金は1年に1回、回数無制限で給付される点は他社同等。ただし、2回目以降の給付条件は入院に限定されます。通院治療だけでは一時金を受け取れない点はデメリット。

また、抗がん剤治療特約はありません。他社だと

「抗がん剤治療を受けた月に10万円給付!」

といった特約がありますが、オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」にはありません。

抗がん剤治療が必要になるケースは大きく2パターンあります。

  1. 手術でがんを切除できて、再発予防するための抗がん剤治療。
  2. 手術でがんを切除できず、進行を遅らせるための抗がん剤治療。

1のケースだと抗がん剤治療はあっさり終了します。働きながら抗がん剤治療を受けることも不可能ではありません。本当に怖いのは2のケースです。

2のケースは、

短期入院or通院で抗がん剤を打つ→3週間程度自宅療養

を繰り返す「抗がん剤ドロ沼」にハマります。こうなると治療に終わりが見えなくなりますし、副作用が辛くて満足に働くことも難しい…。

こういった悲惨な状況で毎月定額(10万円とか)を給付してくれる抗がん剤治療特約は非常に役立つのですが、オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」にはないんですよね。

まあ一時金保障の金額がデカいのでデメリットとまでは言えませんが、通院で抗がん剤治療を受けるといったケースは一時金が給付されないので(2回目以降)、不安が残ります。

一方で、冒頭書いたとおり、定期型だけあって保険料は安いです。特に男性の保険料が安いので、

「男性が10年~20年程度の期間限定で、がん保険に加入する」

といった場合には使えるがん保険です。子供が独立するまでの期間限定で加入するとかですね。

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オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」の基本情報

まずは基本情報を一覧にしました。他のがん保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。

保険の種類 【がん保険】
・がんに備える保険です。
・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。
・保険料が値上がりすることはありません。
主契約 【がん一時金】
以下の条件で一時金給付。
初回:がんと診断確定
2回目以降:がんの治療を目的とした入院
特約(オプション)
【悪性新生物初回診断一時金】
初めてがん(上皮内がん含まず)と診断された場合に一時金給付。
【がん先進医療特約】

がんを原因とした先進医療を受けたとき、技術料実費と一時金給付。
保険料を支払う期間 年満了:10年~39年満了(1年刻みで選べます)
歳満了:60歳・65歳・70歳満了
保険料を支払う回数 月払・半年払・年払から選択可能。
保険料を支払う方法 口座振替、クレジットカード払から選択可能。
保障される期間 保険料を支払っている期間
加入方法 対面・ネット

オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」の保障内容を評価します。

冒頭のところで先進医療特約・がん一時金・抗がん剤治療保障について書きましたが、その他の特約(オプション)を含め、もう少し詳しく見ていきます。

【主契約】がん一時金

繰り返しますが、オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」は一時金が主契約です。

これまでのがん保険は入院保障を主契約とすることが多かったのですが(入院1日1万円お支払い!とか)、最近はがんの入院が短期化しています。以下のとおり、がんは平均20日程度で退院できてしまいます。

胃の悪性新生物:22.3日
結腸及び直腸の悪性新生物:16.4日
肝及び肝内胆管の悪性新生物:20.8日
気管、気管支及び肺の悪性新生物:21.1日
(参考:生命保険文化センター

ということで、入院保障を主契約とするがん保険は衰退傾向にあり、その代わりに増えてきているのがオリックス生命「Wish(ウィッシュ)」のような一時金ベースのがん保険や、治療を受けるたびに保障される治療ベースのがん保険。オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」は時代の流れに即したがん保険です。

がん一時金の保障内容は以下のとおり。

一時金 給付条件 給付間隔 上皮内がん
がん一時金 【1回目】がんと診断された場合。
【2回目以降】がんで入院した場合。
1年(給付回数無制限) 給付対象

以下、ポイントです。

  • 【GOOD!】給付間隔が1年に1回。再発・転移に備えられる。
  • 【GOOD!】上皮内がんも給付対象。
  • 【BAD!】2回目以降の給付は入院が条件。通院治療だけでは一時金が給付されない。

給付間隔が1年に1回は他社と同水準です。ちょっと古いがん保険だと2年に1回しか一時金給付されないこともあるのですが、がんなんて2年以内に再発することは珍しくありません。がんが再発して凹んでるところに、

「前回から2年経過してないので、一時金お支払いできませんよ」

と言われたらさらに凹みます。

その点、オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」は1年に1回給付。再発・転移にも十分備えられます。

また、上皮内がんが保障される点もメリットです。

上皮内がんとはがん細胞が血管やリンパ管に到達していない初期のがんで、手術でサッと切り取ってしまえば完治する可能性が高いと言われています。

「早めに見つかって良かったですね」

と言われるのが上皮内がん。治療費もそこまでかからないのですが、乳がんだと通常のがんと同程度の治療が必要となることもあります。特に女性にとって、この点はメリットでしょう。

ただし、2回目以降の給付条件が入院に限定されている点は注意です。通院治療だけの場合は一時金が給付されません。

がんの3大治療は手術・薬物療法(抗がん剤)・放射線治療と言われていますが、手術を除けば通院で受けることが増えてきています。給付条件が入院に限定されてしまうと、がんの治療が続いているのに一時金を受け取れないということもあり得ます。

最近のがん保険だと、2回目以降の給付条件は

「入院でも通院でも治療を受けたらお支払い!」

が主流です。一時金ベースのがん保険なのに、2回目以降の給付条件が入院に限定される点はデメリットでしょう。

【主契約】悪性新生物初回診断一時金特約

オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」は以下の3つのコースから保障額を選択できます。

  • 600万円コース(がん一時金100万円、悪性新生物初回診断一時金特約500万円)
  • 400万円コース(がん一時金100万円、悪性新生物初回診断一時金特約300万円)
  • 200万円コース(がん一時金100万円、悪性新生物初回診断一時金特約100万円)

上述した「がん一時金」が条件を満たせば回数無制限で給付されるのに対し、こちらの悪性新生物初回診断一時金特約はがんと診断された初回だけ給付。初回だけ保障額をドンっと上げるオプションです(上皮内がんは保障対象外)。

更新時にがん一時金の保障額は変更できませんが、悪性新生物初回診断一時金特約は減額できます。後述しますが、オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」は更新時に保険料がググっと上がるので、悪性新生物初回診断一時金特約の保障額を調整して、更新時の保険料を下げるといったことも可能です。

【重要です】がん先進医療特約

給付額 給付条件
・先進医療の技術料実費(保障期間通算で2,000万円まで保障)。
・技術料実費の10%(限度額50万円)。
がんを原因とした先進医療を受けたとき。

先進医療とは、公的医療保険の対象にするかを評価する段階にある治療・手術を指します。健康保険が適用されないので技術料は全額自己負担(入院費や診察費等は健康保険が適用されて3割負担)。なので、先進医療を受けると高額な医療費を請求されることもありますが、その技術料実費を2,000万円上限で保障してくれるのが先進医療特約です。

例えば、先進医療のひとつである重粒子線治療は放射線治療の一種。がん細胞に対する効果が通常の放射線治療の2~3倍ほど高く、治療期間も短くすることができると言われています。

重粒子線治療はその効果が認められ、保険適用となる疾患が順次拡大されています。2016年には小児がん、2018年には前立腺がんと頭頚部がん、そして2022年4月には肝細胞がん(長径4㎝以上)・肝内胆管がん・膵がん・大腸がんの骨盤内再発・子宮がんに保険が適用されるようになりました。

しかし、それ以外のがん治療に用いる場合はまだ先進医療扱い。治療費は約300万円かかるのですが、この300万円を保障するのが先進医療特約です。

先進医療には重粒子線治療以外にも様々な治療があります。先進医療特約を付加しておけば、保険適用を待つこともなく(お金を気にせず)治療を受けることができます。保険適用を待ってる間に手遅れになってしまった!なんていう最悪の事態を避けられます。

以下、ポイントです。

  • 【GOOD!】保障期間通算で2,000万円まで保障。
  • 【GOOD!】一時金の給付あり。
  • 【BAD】更新時に保険料が上がる。

保障内容は他社同等。悪くありません。

ちょっと古いがん保険だと保障額上限500万円とか1,000万円となることもありが、オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」は他社同等の2,000万円上限です。この点は安心です。

また、先進医療を対応できる病院は限られているため、遠方に移動することもあり得ます(上述した重粒子線治療を受けられる病院は2023年10月時点で全国7ヶ所のみ)。その場合の旅費や宿泊費に使える一時金として技術料実費の10%を給付してくれるのは助かりますよね(給付されないがん保険もあります)。

ただし、元々が定期型なので、更新する際には保険料が上がります。現状、先進医療特約は100円程度で付加できる安価なオプションですが、将来的に先進医療が普及し、保険会社の保険金支払いが膨らめば、保険料が爆上げされる可能性もあります。この点は注意です。

【使えます】無料セカンドオピニオンサービス

がんで絶望的な状況に陥ると、主治医以外の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞きたくなります。しかし、一般人には医師の知り合いなんていないですよね。そんなときに、無料で医師を紹介してくれるサービスはかなり役に立ちます。

オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」はティーペック社と提携してセカンドオピニオンサービスを無料で提供してます。

ちなみに、個人で加入するとティーペック社の月額利用料は1万円を超えます。月額1万円を超えるサービスを無料で利用できるのは大きなメリットですよね。

【シミュレーション】僕がオリックス生命「Wish(ウィッシュ)」に入るなら。

僕がオリックス生命「Wish(ウィッシュ)」に入るなら、以下の保障内容にします。

  • 主契約:200万円コース(がん一時金100万円・悪性新生物初回診断一時金特約100万円)
  • 特約:がん先進医療特約

上記のシミュレーションで40歳男性の保険料は月1,785円、40歳女性なら月2,685円です(保険期間10年)。

定期型だけあって保険料は安く収まります。後述しますが特に男性の保険料が安いので、

「男性が10年~20年程度がん保険に加入する」

といった場合に、使えるがん保険です。

オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」のデメリット

オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」ここにご注意!
  • 【check】一生涯の保障なら他社の終身型がん保険の方が保険料は安くなる。

冒頭書きましたが、オリックス生命は定期型(保障期間が限定される)です。更新するたびに保険料が上がるので、一生涯トータルの保険料は終身型のがん保険の方が安くなる可能性が高いです。

ここで終身型のがん保険であるSOMPOひまわり生命「勇気のお守り」と月々の保険料を比較してみます。保障内容は極力合わせてますが、ぴったり一致とはなってないので、ここはご参考程度に。

Wish(ウィッシュ) 勇気のお守り(がん診断給付型)
保障内容 200万円コース(がん一時金100万円・初回診断一時金100万円)
先進医療特約
※保険期間10年
がん診断給付金100万円
先進医療特約
非喫煙者も喫煙者も保険料は同じ 非喫煙者 喫煙者
30歳男性 1,335円 1,511円 1,581円
30歳女性 1,915円 1,641円 1,971円
40歳男性 1,785円 2,171円 2,281円
40歳女性 2,685円 2,051円 2,511円

両社の保障内容の大きな違いは

  • 「Wish」の一時金保障は初回に200万円、2回目以降100万円給付。「勇気のお守り」は毎回100万円。
  • 「Wish」の一時金の2回目以降給付条件は入院に限定される。「勇気のお守り」は診断確定・入院・外来治療・在宅医療による緩和療養が条件。

といったところ。1回目の保障額は「Wish」の方が大きく、2回目以降の給付条件は「勇気のお守り」が緩いといった感じですね。

また、SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」は終身型なので、保険料は一生涯変わりません。さらに、非喫煙者だと保険料が割引される仕組みがあります。

まあでも、割引の有無に関わらず男性はオリックス生命「Wish(ウィッシュ)」の方が安くなってますね。若い男性ががんと診断される可能性は低いので、若い期間だけを保障するオリックス生命の方が、高齢者になってからも保障が続くSOMPOひまわり生命よりも安くなるのは妥当なところ。

一方で、女性は30歳喫煙者を除けばSOMPOひまわり生命「勇気のお守り」の方が安くなってます。女性は若くてもがんと診断される可能性がそれなりにあるので、期間限定でも保険料を安くできないのでしょう。

ちなみに、男性も30歳のときの保険料は安くても、更新を続けるとググっと保険料は上がっていきます。上表はオリックス生命「Wish(ウィッシュ)」の保険期間を10年で比較しているのですが、30歳男性が10年ごとに契約更新していくケースだと

30歳:1,335円/月
40歳:1,785円/月
50歳:3,445円/月
60歳:7,055円/月

といったように、がんと診断される可能性が高くなる50歳から急激に保険料が上がります。70歳まで加入する前提でSOMPOひまわり生命とトータルの保険料を比較してみると、

オリックス生命:1,634,400円
SOMPOひまわり生命:725,280円(非喫煙者)

です。2倍以上の差が開きます。

ということで、若い男性が期間限定(10年から20年くらい)でがん保障を求めるのであれば、オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」は価格面で強みがあります。一方で、一生涯のがん保障を求めるのであれば、SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」の方が有利でしょう。

オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」のメリット

オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」ここがポイント!
  • 【check】一時金タイプのがん保険として、保障内容はふつう。

ものすごいざっくりとした書き方ですが、一時金の保障内容はものすごい良いわけでもなく、ものすごい悪いわけでもないです。普通です。平均的です。

給付間隔が1年に1回である点、そして回数無制限給付である点は他社同等ですし、上皮内がんも通常のがんと同じ扱いになる点は女性にとって安心です。

2回目以降の給付条件が「入院」に限定される点をデメリットとしましたが、初回にドンっとがん一時金と悪性新生物初回診断一時金特約が給付される点を加味すれば、それほど大きなデメリットとは言えないかと。保障内容は悪くありません。

オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」の評価。

評価:B(S、A~Cで判定)

保障内容は悪くありません。短期のがん保障としては十分使えます。

特に若い男性の保険料はお手頃なので、

「子供が独立するまでの10年~20年程度の期間限定でがん保険に加入する」

といった使い方ができるがん保険ですね。

一方で、一生涯の保障を求める場合は他社の終身型がん保険の方がトータルでは安くなることが多いでしょう。また、女性の保険料は安くないので、他社と比較しておいて損はありません。

ということで、使い方が限定されるがん保険です。評価は「B」としました。

比較対象として以下のがん保険を挙げておきます。

アクサ生命「治療保障のがん保険マイセラピー」。こちらも10年定期のがん保険です。こちらは治療ベースで保障するタイプで、保険料もお手頃。子供が独立するまで!といった使い方ができるがん保険です。

メディケア生命「メディフィットがん保険」。一生涯の保障を求めるなら候補に入ります。保険料は業界最安値クラスで、一時金の給付条件も完璧です。終身型なので保険料は一生涯変わりません。

SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」。こちらも一生涯の保障を求めるなら候補に入ります。男性、もしくはタバコを吸わない女性であれば保険料は業界最安値クラスで、一時金の給付条件も完璧。終身型なので保険料は一生涯変わりません。

がん保険全般の比較は下記リンク先でやってます。こちらもご参考に。

がん保険の保険料比較

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オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」は対面のみ申し込み可能です。ネットから申し込みはできません。オリックス生命の生命保険は全国各地の保険ショップで取り扱っているので、近所の保険ショップでも申し込み可能でしょう。

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生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。

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しかも、無料で相談したからといって、提案された保険に必ず入らなければならないということはありません。提案内容に納得できなければ、

「うーん、よく考えてみます…」

と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。

相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら業務停止です。

生命保険の相談は気軽な気持ちで。過度に重く考える必要はありません!

まとめ

公式サイト:オリックス生命「Wish(ウィッシュ)」

若い男性の保険料はお手頃なので、

「子供が独立するまでの10年~20年程度の期間限定でがん保険に加入する」

といった使い方ができるがん保険です。保障内容も悪くはありません。

一方で、保険料が比較的高くなる女性や、一生涯の保障を希望する場合は他社のがん保険を選んだ方がよいでしょう。

終身型であれば

メディケア生命「メディフィットがん保険」。一生涯の保障を求めるなら候補に入ります。保険料は業界最安値クラスで、一時金の給付条件も完璧です。終身型なので保険料は一生涯変わりません。

SOMPOひまわり生命「勇気のお守り」。こちらも一生涯の保障を求めるなら候補に入ります。男性、もしくはタバコを吸わない女性であれば保険料は業界最安値クラスで、一時金の給付条件も完璧。終身型なので保険料は一生涯変わりません。

あたりが候補になります。ここらへんと比較してみると良いかと。

とはいえ、がん保険の比較なんて一人でやってもおもしろくもなんともないので、専門家の意見を聞きつつ進めましょう。保険クリニックなら無料できっちり比較してくれますよ。

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※2022年10月更新

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