【評価C】オリックス生命の定期保険「FineSave(ファインセーブ)」デメリットと評価

新聞の広告でよく見かけるオリックス生命の定期保険「FineSave(ファインセーブ)」。

広告を見ているとお得に思えて、ついつい申し込みしてしまいたくなりますが、定期保険にしては保険料が高めです。他社との比較は必須でしょう。

オリックス生命「FineSave(ファインセーブ)」ここがポイント
  • 死亡保障のある定期保険です。保険料は掛け捨てです。
  • タバコを吸う方も吸わない方も保険料は同じです(高めです)。

定期保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

定期保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の2点です。

  1. 月々の保険料。保障額と保障期間を決めて、生命保険各社の定期保険を比較する。健康に気をつけている方は、割引のある定期保険がおすすめ。
  2. クレジットカード払いできるか。クレジットカードで保険料を支払い、ポイント還元の恩恵を受ける。

定期保険は安いが正義です。とにかく安く!

まずはざっと概要を書いておきます。上記2点について、オリックス生命「FineSave(ファインセーブ)」の概要と評価は以下のとおりです。

項目 内容 評価
30歳の月額保険料
(保険金額2000万円、保険料払込期間60歳まで)
男性:4,740円
女性:3,700円
C
40歳の月額保険料
(保険金額2000万円、保険料払込期間60歳まで)
男性:6,980円
女性:5,180円
クレジットカード払い 可能 A

他社によくある非喫煙者割引がないので、非喫煙者には不利な定期保険です。じゃあ喫煙者なら有利かというと、そんなこともありません。保険料は全般的に高めです。

選ぶ理由が見当たらないかなというのが正直な感想です。

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オリックス生命「ファインセーブ(FineSave)」の基本情報・保障内容

まずは基本情報を一覧にしました。他の定期保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。

保険の種類 【定期保険】
・死亡、高度障害時に保険金を受け取れます。
・保障は保険料を支払っている期間のみです。
・毎月支払う保険料は掛け捨てです。貯蓄性がありません(解約返戻金がない、もしくは少額です)。
選択できる保険金額
(死亡・高度障害時に受け取れる金額)
200万円~5,000万円
※100万円単位で選択可能
保険料を支払う期間 年満了:10年~35年まで5年刻み
歳満了:60歳~90歳まで5年刻み
保険料を支払う回数 月払、半年払、年払
保険料を支払う方法 ・口座振替
・クレジットカード払
保障される期間 保険料を支払っている期間のみ

オリックス生命「ファインセーブ(FineSave)」のメリット

オリックス生命「ファインセーブ(FineSave)」 ここがポイント!
  • 【check】喫煙者の保険料が非喫煙者と同じ。
  • 【check】保障額と保障される期間を柔軟に選べる。
  • 【check】保険金の受取人に同性パートナーを指定可能。

喫煙者の保険料が非喫煙者と同じ。

他社だと非喫煙者の保険料が割引されたりするのですが、オリックス生命「ファインセーブ(FineSave)」は割引されません。非喫煙者も喫煙者も保険料は同じです。割引がないので、相対的に喫煙者の保険料が安くなります。

ここで割引のあるメットライフ生命「スーパー割引定期保険」と、30歳を例に月々の保険料を比較してみます(保障額1,000万円・保険期間10年)

【30歳男性】

メットライフ生命 非喫煙優良体 非喫煙標準体 喫煙優良体 喫煙標準体
840円 970円 930円 1,730円
オリックス生命 保険料は一律
1,690

【30歳女性】

メットライフ生命 非喫煙優良体 非喫煙標準体 喫煙優良体 喫煙標準体
810 950 890 1,450
オリックス生命 保険料は一律
1,460

メットライフ生命には

非喫煙者割引:過去2年間喫煙していない。
健康体割引:血圧が最高135mmHg未満・最低85mmHg未満、かつBMIが17.5~26.5の範囲内

という2つの割引があるのですが、両方の割引が適用される非喫煙優良体、及びどちらか一方の割引のみ適用される非喫煙標準体・喫煙優良体であればオリックス生命は完敗です。どちらの割引も適用されない喫煙標準体であればいい勝負。

ということで、喫煙者と非喫煙者の保険料が同じなので、相対的に非喫煙者に有利な点をメリットとして挙げましたが、オリックス生命「ファイルセーブ(FineSave)」はそもそもの保険料が安くありません。

保障額と保障される期間を柔軟に選べる。

オリックス生命「ファインセーブ(FineSave)」は保障額と保障期間を柔軟に選べます。

20歳~50歳の方だと保障期間は以下から選択可能です。

年満了:10年満了、15年満了、20年満了、25年満了、30年満了、35年満了
歳満了:60歳満了、65歳満了、70歳満了、75歳満了、80歳満了、85歳満了、90歳満了

年満了とは、年数で保障期間を決めることです。歳満了は年齢で保障期間を決めることですね。

「満了」というのは保険料を支払う期間です。定期保険は保険料を支払う期間と保障される期間が同じです。

例えば、15年満了だと15年間保険料を支払います。保険料を支払っている期間(15年間)に亡くなれば保障対象になりますが、16年目以降に亡くなった場合は保障されません。

オリックス生命「ファインセーブ(FineSave)」は年満了・歳満了ともに5年刻みで保障期間を決められます。他社だと10年刻みになることもあるので、よりキメ細かく柔軟に保障期間を決めることができます。

じゃあ年満了と歳満了どちらがいいのか?っていう話になりますが、保障期間が同じであれば年満了でも歳満了でも保険料は同じです。例えば、現在30歳の方が、60歳満了で契約しても、30年満了で契約しても保険料は同じです。

定期保険は必要な期間に必要な保障額で契約するのがムダな保険料を支払わなくて済むポイントです。キメ細かく保障期間を選択できるということは、ムダなく必要十分な保障になるということです。この点はメリットですね。

また、保険金額は200万円から5,000万円まで100万円単位で選択できます。

保険金額5,000万円あれば事足りることが多いと思いますが、もっと大きな金額の保障が必要な場合は、アクサダイレクト生命「定期保険2」あたりが候補になります(最大1億円まで選択できます)。

保険金の受取人に同性パートナーを指定可能。

一般的な定期保険で保険金の受取人に指定できるのは

  • 配偶者
  • 2親等以内の血族(祖父母、父母、兄弟姉妹、子、孫)

です。原則的には同性パートナーを保険金の受取人に指定できません。

しかし、オリックス生命「ファインセーブ(FineSave)」は同性パートナーも保険金の受取人に指定できます。加入する際に自治体が発行するパートナーシップ証明書等を提出すれば指定OK。

その他、同性パートナーを保険金の受取人に指定できる主な定期保険にSBI生命「クリック定期!NEO」アクサダイレクト生命「定期保険2」ライフネット生命「かぞくへの保険」があります。該当する方は各社で比較を。

オリックス生命「ファインセーブ(FineSave)」のデメリット

オリックス生命「ファインセーブ(FineSave)」 ここにご注意!
  • 【check】保険料が高い。

保険料は全般的に高め。

メリットのところでメットライフ生命「スーパー割引定期保険」と保険料を比較してみましたが、今度は同じく割引のないネオファースト生命「ネオde定期」を加えた3社で月々の保険料を比較してみます(保障額1,000万円・保険期間10年)

【30歳男性】

メットライフ生命 非喫煙優良体 非喫煙標準体 喫煙優良体 喫煙標準体
840円 970円 930円 1,730円
オリックス生命 保険料は一律
1,690
ネオファースト生命 保険料は一律
940円

【30歳女性】

メットライフ生命 非喫煙優良体 非喫煙標準体 喫煙優良体 喫煙標準体
810 950 890 1,450
オリックス生命 保険料は一律
1,460
ネオファースト生命 保険料は一律
730円

非喫煙者優良体・非喫煙標準体・喫煙優良体に該当すれば、メットライフ生命とネオファースト生命が最安値を競い合ってます。喫煙標準体の場合はネオファースト生命が有利。

オリックス生命は2社に太刀打ちできてないです。これくらい差が開くと、ちょっとオリックス生命を選ぶ理由が見当たらないかなと。

オリックス生命のファインセーブ(FineSave)とブリッジ(Bridge)の違いを比較する。

オリックス生命はネット専用の「定期保険ブリッジ」も取り扱ってます。

ちょっと両者を比較してみます。

比較項目 ファインセーブ(FineSave) ブリッジ(Bridge)
月々の保険料
※30歳・保障額1,000万円・保険期間10年。
男性:1,690
女性:1,460
男性:974
女性:770
申し込み方法 郵送・対面(保険ショップ等) ネットのみ
保険金額 200万円~5,000万円 500万円~3,000万円
保険期間 年満了:10年~35年まで5年刻み
歳満了:60歳~90歳まで5年刻み
年満了:10年~30年まで5年刻み
歳満了:60歳~80歳まで5年刻み

保険料が安いのはブリッジです。定期保険は元々シンプルな仕組みなので、保障内容に大きな差はありません。オリックス生命にこだわるのなら、保険料の安いブリッジの方がお得です。

しかし、ブリッジ(Bridge)には以下の制約があります。

  • 保険金額の上限が低い。特に、40代以下は2,000万円が上限。
  • 保険期間が選択肢が狭い。35年満了、85歳満了、90歳満了が選択不可。

大きな制約ではありませんが、「これはちょっと…」という方は、他社の定期保険を探した方がよいでしょう。

オリックス生命のファインセーブ(FineSave)の評価

評価:C(S、A~C)

定期保険で重視するべきは月々の保険料です。保障内容がシンプル(亡くなったら保障)なので、保険料以外に差を生むことが難しいのが定期保険です。

その点、オリックス生命「ファインセーブ(FineSave)」は他社よりも高め。ちょっと選ぶ理由が見当たらないかなという印象です。

よって評価は「C」としました。

下記リンク先で定期保険の保険料比較をしています。

定期保険の保険料比較

↑のリンク先で細かく比較していますが、現時点での定期保険の選び方は以下の基準になるかと。

【男性】

●非喫煙優良に該当すればメットライフ生命「スーパー割引定期保険」もしくは、チューリッヒ生命「定期保険プレミアムDX」。タバコを吸わないなら、この2社で非喫煙優良に該当するか確認。

●該当しない場合はオリックス生命「Bridge(ブリッジ)」SBI生命「クリック定期!NEO」メディケア生命「メディフィット定期保険」ネオファースト生命「ネオde定期」の4社で比較。年齢・保険金額・保険期間によってどれが最安値になるか変わる。

【女性】

オリックス生命「Bridge(ブリッジ)」SBI生命「クリック定期!NEO」ネオファースト生命「ネオde定期」の3社が最安値を競い合っている。

●ただし、ピンポイントでメディケア生命「メディフィット定期保険」、もしくはメットライフ生命「スーパー割引定期保険」の非喫煙優良が最安値となることもあるので、この5社で比較しておけば間違いない。

オリックス生命「ファインセーブ(FineSave)」の相談をするなら。

オリックス生命「ファインセーブ(FineSave)」は全国の保険ショップで取り扱ってます。ご近所の保険ショップでも取り扱っているはずです。

しかし、いざ保険ショップに行ってみて、

「あー、すいません、うちオリックス生命やってないんですよ」

なんて言われたら立ち直れないですよね。そんなことにならないためにも、事前に最寄の保険ショップがオリックス生命を取り扱っているか確認しておきましょう。

手堅いのは保険クリニックです。保険クリニックならオリックス生命はもちろんのこと、比較対象に挙げた全ての生命保険会社と提携しています。各社の比較もかんたんにやってくれますよ。

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保険クリニックは契約手続きとアフターフォローにも定評があります。

保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは

  1. 契約時の告知事項に不備があった。
  2. 契約上、保険会社に支払う責任がない。

の2点。

1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、定期保険にはこれが稀にあります(特にネット申し込みに多い)。

告知事項の誤りの主な原因は契約者の勘違いです。なので、保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。

また、2点目はそもそも保険会社に保険金を支払う責任がないケースですが、医療保険やがん保険には責任分界点が微妙なグレーゾーンが存在します。微妙なグレーゾーンでキーになるのが医師が書く診断書。診断書の表現ひとつで保障されないこともあります。

そんなときに、

「こういうふうに診断書を書いてもらうと保障されやすいですよ」

といったアドバイスをできるのは保険ショップのスタッフだけです。生命保険会社のコールセンターに問い合わせても、わざわざ自分たちの不利になるアドバイスはしてくれません。

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まとめ

公式サイト:オリックス生命「ファインセーブ(FineSave)」

定期保険で最も大切な保険料が高め。非喫煙者も喫煙者も他社比較で保険料が高めなので、ちょっと選ぶ理由がないかなと感じます。他社の定期保険との比較は必須でしょう。

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※2022年10月更新

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