【評価C】メットライフ生命の終身保険「つづけトク終身」デメリットと評価

メットライフ生命「つづけトク終身」はいまどき珍しい「積立利率変動型」というタイプの終身保険です。

終身保険は加入者が支払った保険料の一部を運用しています。加入者が解約すると、支払った保険料に運用益を加算して加入者に返金(解約返戻金)されるのですが、一般的な終身保険は加入時に返金額が決まっています。

しかし、「積立利率変動型」は利率(運用益)が変動します。つまり、景気の動向等によって運用益が変わるんですよね。加入時には解約時にいくら返金されるか決まっていません。

世の中の利率(定期預金の利息とか)が良かったときは「積立利率変動型」が流行ったのですけどね。最近の低金利で「積立利率変動型」はすっかり下火になってしまいました。

それでも「積立利率変動型」の終身保険は

  • インフレに強い

というメリットがあります。インフレが発生すれば、利率は上がる可能性が高いです。積立利率が固定の終身保険だと、インフレが発生しても利率は契約時から変わりません。

メットライフ生命「つづけトク終身」は終身保険のデメリットであるインフレに弱いという点を補っていますが、しかし利率の見直しは10年毎。現在の利率がかなり低い(最低保証の0.6%)ので、40歳を超えた方にはあまり旨味がありません…。

しかし、先の長い20代・30代の若い方ならワンチャンありです。今後インフレが進んで利率が爆上げした場合には、文字通り「つづけトク」になる可能性がある終身保険です。

メットライフ生命「つづけトク終身」ここがポイント
  • 死亡保障のある終身保険です。
  • 積立利率変動型です。インフレに強い終身保険です。
  • 保険料は安くありません。

そもそも終身保険っていろんな生命保険会社が販売しているので、どれを選んでいいのかよくわからないんですが、当たりハズレの大きい保険です。

当たりハズレは「解約返戻金の返戻率(支払った保険料に対して解約時に戻ってくるお金の割合)」で9割決まります。終身保険で最も大切な「解約返戻金の返戻率」は各社大きな差があります。元本割れしてしまう終身保険は選びたくないですよね。

終身保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。

終身保険の選び方

リンク先の内容を要約すると、終身保険を選ぶ際に大切なのは以下の4点です。

  1. 毎月支払う保険料。死亡保障の保険金額は同じでも、生命保険会社によって保険料は大きく異なります。決して横一線ではありません。
  2. 解約返戻金の返戻率(戻り率)。解約した際に戻ってくるお金が解約返戻金です。返戻率が100%を超えると支払った保険料総額より多く解約返戻金を受け取れます。
  3. 特約(オプション)の種類。特に特定の疾病に罹った場合、以降の保険料支払いが免除される「保険料払込免除特約」は重要です。
  4. クレジットカードで保険料を支払うことができるか。終身保険は保険料が高いです。クレジットカードで保険料を支払えば、ポイントがかなり貯まります。

まずはざっと概要を書いておきます。上の4点について、メットライフ生命「つづけトク終身」の概要と評価は以下のとおりです。

30歳の月額保険料
(保険金額500万円、保険料払込期間60歳まで)
男性:15,975円
女性:15,330円
評価B
40歳の月額保険料
(保険金額500万円、保険料払込期間60歳まで)
男性:23,610円
女性:22,735円
解約返戻金の返戻率 満期を迎えた時:85.7%
(40歳男性・保険金額1000万円・60歳まで保険料支払い、積立利率0.6%前提)
評価C
特約について 【保険料払込免除特約】
がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態になった場合、以降の保険料支払いが免除されます(保障は継続します)。
【災害死亡給付特約】
不慮の事故で死亡・高度障害となった場合に、上乗せして保険金を受け取れます。
【傷害特約】
不慮の事故で身体障害となった場合に、保険金を受け取れます。
【年金移行特約】
保険金を一括ではなく年金方式で受け取れます。
【リビングニーズ特約】
余命6ヶ月と宣告された場合、生前中に保険金を受け取れます。
【指定代理請求特約】
本人に代わって家族が保険金請求できます。
評価B
クレジットカード払い 可能 評価A

他社と比較して保険料が高めに見えますが、これは

病気での死亡時:500万円
不慮の事故での死亡時:2,500万円
身体障害:50万円~250万円(程度に応じて変わる)

といったように手厚い保障があるためです。一般的な終身保険は病気でも不慮の事故でも亡くなれば同額支給ですし、通常の身体障害では保険金は支給されません(高度障害のみ支給)。メットライフ生命「つづけトク終身」は保障が手厚い分、保険料も高くなっています。

しかし、満期直後の解約返戻金の返戻率が85%程度というのはちょっと低めですね。

この返戻率は積立利率の最低ラインとなる0.6%が継続した場合なのですが、いま現在の積立利率はジャスト0.6%です。このままいくと大きく元本割れ。

今後インフレが発生して積立利率が上がればもっと高い返戻率が期待できますが、積立利率は契約から10年毎にしか見直されないので、現在40代・50代の方だと難しいかもしれませんね…。

繰り返しますが、先の長い20代・30代の方ならワンチャンありです。

終身保険は以下のリンク先で比較しています。こちらも合わせてご参考に。

終身保険おすすめ比較ランキング

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メットライフ生命「つづけトク終身」の基本情報

まずは基本情報を一覧にしました。他の終身保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。

保険の種類 【終身保険】
・死亡、高度障害時に保険金を受け取れます。
・保険料を支払い終わった後も、保障は一生涯続きます。
・貯蓄性があります(解約返戻金を受け取れます)
・保険料が値上がりすることはありません。
【無配当型】
・配当はありません。その分、毎月支払う保険料は割安になります。
【低解約返戻金型】
・保険料を支払っている期間中に解約した場合、解約返戻金は7割程度に減額されます。
・その分、毎月支払う保険料は割安になります。
・保険料を支払い終わったあとの解約なら、解約返戻金を全額受け取れます。
保険料を支払う期間 60歳まで、70歳まで、90歳まで
保険料を支払う回数 月払、年払
保険料を支払う方法 ・口座振替
・クレジットカード払
保障される期間 一生涯(終身)

【読み飛ばしても構いません】終身保険の積立利率って何?

さっきから積立利率、積立利率と繰り返してますが、そもそも積立利率とは何なのでしょうか。

「積立利率0.6%!銀行預金より全然お得じゃん!」

って思われる方が多いんですけど、積立利率と銀行貯金の利息は同じではありません。

貯金の金利は銀行に預けたお金全額に対して適用されます。100万円預けて、金利1%だったら、1万円儲かるわけです。

しかし、生命保険の積立利率は支払った保険料全額に対して適用されるわけではありません。ここが貯金の金利との違いです。積立利率は加入者が支払った保険料から経費や死亡保険金が差し引かれて、残った金額に対して適用されます。

上図だと緑色の部分が利率が適用される範囲です。預けたお金全額に対して金利が適用される貯金に対して、生命保険は支払った保険料から赤線(経費)、黄色線(死亡保険金)等が差し引かれた緑色の部分のみ、積立利率が適用されます。

この違いを知らずに、「積立利率0.6%!銀行預金よりかなり良いじゃん!」って思う方がけっこういるんですけど、そう思ってしまうと後々がっかりします。

じゃあ支払った保険料の何割に積立利率が適用されるのか。

支払った保険料の何割に積立利率が適用されるのか、その割合(緑線の部分)を生命保険会社は開示していません。メットライフ生命にかかわらず、ほぼ全ての生命保険会社が開示していないんです。

従って、支払った保険料の何割が赤線になって、何割が黄色線になって、残った緑線がどれくらいなのかは完全にブラックボックスです。

メットライフ生命「つづけトク終身」の積立利率がずっと最低保証0.6%だった場合。

ただし、メットライフ生命は良心的です。積立利率の最低保証である0.6%が継続した場合に、満期を迎えた後の解約違約金を例示してます。

・40歳男性
・60歳まで保険料を支払う
・保険金額1,000万円
・積立利率0.6%がずっと継続した

といった前提だと下表のとおりとなります。

契約年数(満期年齢) 支払った保険料総額 解約違約金 返戻率
20年(60歳) 10,678,000円 9,140,000円 85.60%

注目すべきは返戻率ですね。返戻率とは支払った保険料に対する解約違約金の割合なんですけど、100%を超えればお得、逆に100%未満であれば元本割れということになります。上表の例だと大きく元本割れです。

まぁこれは最悪でもこれくらいという数字です。デフレが解消されて、インフレが起これば積立利率が0.6%を超えていく可能性が高く、そうなれば返戻率はもっと上がります。

メットライフ生命「つづけトク終身」のメリット

メットライフ生命「つづけトク終身」ここがポイント!
  • 【check】インフレに強い。
  • 【check】保険料払込免除特約あり。
  • クレジットカードで保険料の支払いが可能。クレジットカードのポイント還元でお得に。

メットライフ生命「つづけトク終身」はインフレに強い。

冒頭書いたとおり、メットライフ生命「つづけトク終身」は積立利率変動型です。一昔前は積立利率変動型の終身保険はちらほらと発売されていたのですが、最近はめっきり少なくなりました。

積立利率変動型のメリットはインフレに強い点です。

積立利率固定型は契約時に利率が決まる。将来インフレが発生して世の中の利率が上がったとしても、契約した時の利率が継続する(つまり損)。

積立利率変動型は世の中の動向によって利率が変わる。インフレが発生して世の中の利率が上がれば、契約した時の利率から上がっていく(つまりお得)。

一般的な終身保険は固定利率なのでインフレに対応できないのが弱点なのですが、インフレに対応できる点はメットライフ生命「つづけトク終身」のメリットですね。

「将来必ずインフレが起こる!!!」

とお考えの場合、メットライフ生命「つづけトク終身」はなかなかよい選択肢になります。

メットライフ生命「つづけトク終身」は保険料払込免除特約あり。

保険料払込免除特約とは、がん・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態になった場合、以降の保険料支払いが免除されるオプションです(保障は継続します)。

オプションなので追加費用は発生してしまいますが、保険料が高い終身保険では、つけておいて安心なオプションでしょう。三大疾病で収入が激減したのに、毎月1万円を超える保険料を払い続けるのはちょっとつらいですよね。

保険料の支払いが免除される条件は以下のとおりです。

疾病 条件
がん 初めてがんと診断されたとき(上皮内がんは含みません)。
急性心筋梗塞 20日以上の入院。
脳卒中 20日以上の入院。

※上皮内がんとは初期のがんを指します。転移や再発の可能性が低く、サッと手術で切ってしまえば完治することが多いと言われてます。

保険料の支払いが免除される条件は他社と比較して緩めです。他社だと心筋梗塞・脳卒中の条件が「60日」となることがありますが、メットライフ生命「つづけトク終身」は20日ルールです。

しかし、他社には保険料の支払いが免除される上に、一気に解約返戻金が増額されるタイプの終身保険があります

保険料の支払いが免除されると、その時点で一括で保険料を支払った場合と同額まで解約返戻金が増額されます(支払ってない保険料の分まで解約返戻金として受け取れます)。

増額された解約返戻金を3大疾病の治療費に充てることだってできます。つまり、がん保険や医療保険の役割を兼ね備えているのです。

このタイプの終身保険にマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」があります。保険料が安い上に、解約返戻金の返戻率も高く、正直なところメットライフ生命「つづけトク終身」よりも3歩くらい先を歩く終身保険かなあと感じてしまいます。

終身保険の無料相談なら保険見直しラボが便利です。

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メットライフ生命「つづけトク終身」のデメリット

メットライフ生命「つづけトク終身」ここにご注意!
  • 保険料を支払っている途中で解約すると解約返戻金が7割程度になってしまう。
  • 【check】(積立利率0.6%が継続すれば)解約返戻金の返戻率は高くない。

デメリットの2点目について少し詳しく説明します。

メットライフ生命「つづけトク終身」は解約返戻金の返戻率が高くない(積立利率0.6%が継続すれば)。

もう一度同じ表を載せますが、積立利率の最低保証である0.6%が継続した場合に、解約違約金の返戻率が著しく低くなります。

・40歳男性
・60歳まで保険料を支払う
・保険金額1,000万円
・積立利率0.6%がずっと継続した

契約年数(年齢) 支払った保険料総額 解約違約金 返戻率
20年(60歳) 10,678,000円 9,140,000円 85.60%

返戻率は100%を大きく割り込んでいます。つまり元本割れです。

いま現在の積立利率は0.6%。積立利率は10年毎に改定されるので、いま契約したとしても積立利率が見直されるのは10年後です。

40歳の方が契約したら、50歳まで積立利率は0.6%。50歳の方が契約したら60歳まで積立利率は0.6%です。これは厳しい…。

ちなみにですが、積立利率が固定のオリックス生命「ライズ(RISE)」は満期直後でも返戻率110%を超えるケースがあります。

また、先ほどご紹介したマニュライフ生命「こだわり終身保険V2」は満期直後で108%程度となるケースもあります。

そう考えると、40代・50代の方がメットライフ生命「つづけトク終身」を選択する理由は見当たらないかと…。

【メットライフ生命「つづけトク終身」の評価】最も重要なのは生命保険の相談を誰にするのかということ。

評価:C(S、A~C)

現在発売されている終身保険には珍しい積立利率変動型の終身保険ですが、

  • 現在の積立利率が0.6%。
  • 積立利率は契約から10年間は変更されない。

という点から40代・50代には選択肢になり得ないというのが正直な感想です。ということで評価は「C」としました。

まぁでも若い20代・30代の方で、将来はデフレが解消されてインフレが起こると考えるのであれば、十分選択肢になるでしょう。

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まとめ

公式サイト:メットライフ生命「つづけトク終身」

インフレに強い積立利率変動型の終身保険ですが、現在の積立利率は0.6%。このままだと元本割れする可能性が大きく、また積立利率は10年毎にしか見直されないので、ちょっと選ぶ理由が見当たらないかというのが正直な印象です(先の長い20代・30代の方ならアリとは思います)。

同じくメットライフ生命から発売されている終身保険に「USドル建終身保険ドルスマートS」があります。こちらは解約違約金の返戻率は優秀。全年代にわたって候補になる終身保険です。

また、マニュライフ生命「こだわり終身保険V2」もなかなか良い終身保険です。三大疾病にかかると一気に解約違約金が増額される点は強力ですよね。

メットライフ生命の終身保険も、マニュライフ生命の終身保険も全国の保険ショップで相談できます。保険ショップの検索は↓をクリック!

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