いまや誰しも避けて通れないのが介護の問題。
自分の介護も気になりますし、親の介護も気になりますよね。親の介護で退職しなきゃいけなくなったらどうしよう…、自分の介護で子供に迷惑かけたくない…とかとか。
生き延びるリスクが取りざたされている昨今。介護にかかる費用は以下のとおり。
介護にかかる期間の平均:4年7ヶ月
介護に必要な一時的な費用平均:69万円
月額介護費用平均:7.8万円
→生命保険文化センター調べ
けっこうな金額が必要ですよね…。
介護に備えられる保険は2つある
介護に備えらえる民間の保険は大きく2つあります。
概要 | 保険料 | |
介護保険 | 幅広い介護状態を保障する保険。国が認定する要介護状態に応じて一時金、もしくは年金方式で保険金を支給。 | 比較的高め。 |
認知症保険 | 認知症に特化して介護状態を保障する保険。 | 比較的安め。 |
その他、医療保険のなかにはオプションとして介護状態に備えられるタイプもあります。
介護状態となる原因No.1となる認知症だけを保障範囲とし、その分保険料を安く抑えるか(認知症保険)、もしくは幅広く介護状態を保障対象としておいて安心しておくか(介護保険)、この点は個人の価値観とか経済状況によると思います。どちらが良いということはなかなか言えません。
ソニー生命「終身介護保障保険」は典型的な介護保険。公的な要介護認定と連動して保障されるので、安心して加入できる保険です(保険会社の独自基準で保障するタイプは、後々揉めることもあるんですよね…)。
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ソニー生命「終身介護保障保険」の基本情報
まずは基本情報を一覧にしました。他社の介護保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。
保険の種類 | 【介護保険】 ・要介護認定と連動した保障のある保険です。 ・解約時に解約返戻金が戻ってくる場合があります。 ・保険料が値上がりすることはありません。 |
基本保障 (取り外しができない保障) |
【介護一時金+介護年金】 要介護2以上に認定された場合に一生涯年金が支給されます。 【死亡給付金】 亡くなった場合に支給されます。 |
特約(オプション) ※取り外しできる保障 |
【介護一時金特約】 要介護2以上に認定された場合に一時金が支給されます。 |
保険料を支払う期間 | 以下から選択可能。 ・55歳まで~85歳まで(5歳刻み) ・10年、15年 ・終身(一生涯) |
契約できる年齢 | 20歳~85歳 |
保険料を支払う方法 | 口座振替 |
保障される期間 | 終身(一生涯) |
ソニー生命「終身介護保障保険」のメリット
繰り返しますが、ソニー生命「終身介護保障保険」は国の要介護認定が一時金・年金の支給条件になっています。その支給条件は以下のとおり。
介護一時金:要介護2以上
介護年金:要介護2以上
要介護2以上に認定されれば、一時金が支給されるのに加え、介護状態が続く限り一生涯年金が支給されます。
ちなみにですが、要介護2の条件は以下のとおり。
- 身だしなみや居室の掃除などの身のまわりの世話の全般に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
- 立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。
- 歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とする。
- 排泄や食事に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とすることがある。
- 混乱や理解低下がみられることがある。
軽度の介護を必要とする状態ですね。自宅の改修が必要となるのも要介護2~3くらいなので、一時金を受け取りつつ年金の支給が開始されるのは助かります。ソニー生命「終身介護保障保険」の支給条件は絶妙なところをついてますね。
一方で、同じく介護保険の明治安田生命「介護のささえ」の支給条件は以下のとおり。
介護一時金:要介護3以上
介護年金:要介護3以上
より症状が進んだ要介護3で一時金と年金を受け取れます。
ちなみにですが、要介護2から一時金と年金を受け取れることをメリットとしましたが、他社の介護保険と比較して抜き出てるわけではありません。言わば平均的。普通です。
後述しますが、支給条件のバランスが良いのは朝日生命「あんしん介護」です。このあと比較していきます。
ソニー生命「終身介護保障保険」のデメリット
地味なデメリットですが、毎月数千円の保険料をクレジットカード払いできればポイント還元の恩恵を受けられます。積み重ねれば、それなりの金額に。
しかし、ソニー生命「終身介護保障保険」はクレジットカードで保険料支払いができません。口座振替のみです。この点は地味に痛い…。
比較するべきは朝日生命「あんしん介護」
ここまであっさりとメリット・デメリットを書いてきましたが、ここが最も大切なポイントです。ソニー生命「終身介護保障保険」への加入を検討される場合は、朝日生命「あんしん介護」と保障内容を比較してみてください。
介護保険を選ぶ際に最重要なのが介護一時金・介護年金の支給条件。
支給条件は要介護認定に連動するタイプが多いのですが、この認定条件が介護保険によって様々です。
朝日生命「あんしん介護」は介護一時金・介護年金の支給条件がかなり緩い。介護保険を検討されている方は、朝日生命「あんしん介護」を軸に他社の介護保険と比較して損はありません。ここでもソニー生命「終身介護保障保険」と朝日生命「あんしん介護」の支給条件を比較してみます。
朝日生命「あんしん介護」 | ソニー生命「終身介護保障保険」 | |
介護一時金 | ・要介護3で支給(介護一時金タイプ) ・要支援2で支給(要支援一時金タイプ) |
・要介護2で支給 |
介護年金 | ・要介護1で支給 | ・要介護2で支給 |
ポイントは赤字です。
介護一時金の支給条件が緩いのは朝日生命「あんしん介護」です。朝日生命「あんしん介護」は要支援2という軽度の状態で少額の一時金を受け取ることができ、もっと重くなった要介護3で再度まとまった一時金が支給されます(介護一時金タイプ・要支援一時金タイプ加入の場合)。
また、介護年金の支給条件も朝日生命「あんしん介護」の方が緩いです。要介護1から年金を支給する介護年金は業界内でもかなり緩い方です。いつまで続くのか終わりが見えない介護は年金形式の支給が本当に安心できます。その介護年金の支給条件が他社よりも緩めであることは大きなメリットです。
次に比較するのは保険料です。全く同じ条件で比較することは難しいのですが、ソニー生命「終身介護保障保険」と朝日生命「あんしん介護」の毎月支払う保険料を比較しておきます。
朝日生命「あんしん介護」 | ソニー生命「終身介護保障保険」 | |
保障内容 | 介護一時金:300万円(要介護3で支給) 介護年金:年60万円(要介護1で支給) |
介護一時金:60万円(要介護2で支給) 介護一時金特約:100万円(要介護2で支給) 介護年金:年60万円(要介護2で支給) |
50歳男性保険料 | 8,194円/月 | 8,380円/月 |
保険料は年齢・性別によって変わりますし、保障内容も厳密に同じではないので参考程度の保険料比較です。このケースだと保険料が安くなるのは朝日生命「あんしん介護」ですね。
ところで、ソニー生命「終身介護保障保険」には死亡保険金があります。この死亡保険金は介護年金として受け取った額が差し引かれて支給されます。つまり、
「介護状態にならなくても、少なくとも死亡保険金の金額を受け取ることができる」
といった商品設計になっています。
さらに、死亡保険金は介護年金額の
- 0倍(死亡保険金なし)
- 0.1倍
- 5倍
- 7倍
- 10倍
の5パターンから選べます(上表の保険料は0倍で比較しました)。
例えば上表の介護年金60万円で死亡保険金300万円(5倍)のケースだと、
①介護状態とならず介護年金を受け取らずに亡くなった→死亡保険金300万円を支給
②介護状態となって介護年金60万円を受け取った後に亡くなった→死亡保険金240万円を支給
③介護状態が続いて介護年金300万円以上受け取った後に亡くなった→死亡保険金0円
となります。
なので、
「介護状態にならずに亡くなってしまったから結果的に大損だった!」
という悔しい気持ちは幾分和らぎます(そのぶん毎月支払う保険料は高くなるので、結果的にそこまでお得ではないのですが…)。
ソニー生命「終身介護保障保険」の評価。最も重要なのは生命保険の相談を誰にするのかということ。
評価:「B」(S、A~Cで判定)。
ソニー生命「終身介護保障保険」をご検討の方は、朝日生命「あんしん介護」とぜひ比較を。
介護保険は各社特色があります。要介護認定と連動する支給条件となることが多いのですが、要介護1を条件とするのか、要介護2を条件とするのか、要介護3を条件とするのか、注意深くチェックしておいた方がいいです。
ソニー生命「終身介護保障保険」は一時金と年金の支給条件がともに要介護2。条件は普通です。繰り返しますが、朝日生命「あんしん介護」と比較して、納得いく方を選びましょう。
ソニー生命「終身介護保障保険」の相談をするなら。
ソニー生命「終身介護保障保険」は全国の保険ショップで取り扱ってます。
でも、保険ショップに行ってみて、
「あー、すいません、うちソニー生命やってないんですよー」
なんてことを言われたら心折れますよね…。そんなことがないように、事前に最寄の保険ショップがソニー生命を取り扱っているか確認しておきましょう。
ポイントはソニー生命と朝日生命の両社を取り扱ってる保険ショップで相談すること。両社の介護保険を比較してもらいながら、自分たちに合った保険を探してみましょう。
ソニー生命・朝日生命を取り扱っている保険ショップはニアエルから検索できます。検索して、予約してから保険ショップへ行きましょう。
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保険ショップの予約ならニアエル保険相談(旧LIFULL保険相談)です。
全国1,200店舗を予約可能。自宅近くの保険ショップを選び、
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- 名前
- 生年月日
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を入力すれば予約完了です。ほんとに30秒で予約できますよ。
便利なのが取り扱っている保険会社数、キッズスペースの有無、女性スタッフの有無が一発でわかるところ。お子さんがいる主婦の方には嬉しい情報ですよね。
また、保険ショップを利用した方の口コミと評価も掲載されています。なんとなーく入りにくい保険ショップ。強引な勧誘されたらどうしよう…なんて不安になる方も多いと思いますが、利用者の口コミがあれば安心できますよね。
※ニアエルにはユーザ通報制度があります。ユーザからクレームを受けた保険ショップは掲載停止の措置が検討されます。
予約は↓から。
また、近所に保険ショップがない、もしくは保険ショップへ行く時間がないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に仕事に忙しい働く世代や、子どもが小さい家庭は保険ショップへ行くのも難しいですよね。
そんな方に向けて、生命保険の専門家が指定した場所へ訪問してくれるサービスがあります。保険見直しラボです。
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30社以上の保険会社を取り扱う保険見直しラボです。訪問型なので、自宅や会社や最寄駅まで来てくれます。
「自宅の近くに保険ショップがない…」
「わざわざ保険ショップまで行くの面倒くさい!」
「子供が小さくて、保険ショップまで行けない…」
そんな方にはぴったりのサービスですよね。
相談の申し込みはとっても簡単。
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もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
ちなみにですが、保険見直しラボを実際に利用した人の口コミは以下のとおり。この人たちは、保険見直しラボの支社に出向いて相談したようです。
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念のためお伝えしておくと、保険見直しラボはソニー生命・朝日生命と提携してます。保険見直しラボの全スタッフがソニー生命・朝日生命を含む30社以上の保険を取り扱うことができるのでご安心を。
とはいえ、保険見直しラボなんて聞いたことないよ!という方が大半ではないでしょうか。保険見直しラボについては下記のリンク先に詳しく書いてます。大丈夫です。ちゃんとした会社ですよ。
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しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。
おすすめされた生命保険に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
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生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:ソニー生命「終身介護保障保険」
一時金と年金の支給条件は普通の要介護2。平均的です。普通の介護保険です。
ソニー生命「終身介護保障保険」を検討されている方は朝日生命「あんしん介護」との比較をお忘れなく。介護年金の支給条件は朝日生命「あんしん介護」の方が緩いですよ!
複雑な介護保険。どれにしようか悩むことが多いと思いますが、1人で悩む必要はありません。最寄の保険ショップで専門家のアドバイスを受けながら決めた方が効率的だし、「やばい介護保険」を掴まされることもなくなります。
保険ショップのスタッフは数多くの介護の現場を見ています。介護に必要なお金、介護保険に何ができるかをしっかりアドバイスしてくれます。保険ショップでの相談はもちろん無料。気軽な気持ちで相談して問題ないです。