乳がん・乳房切除術・乳房再建術を手厚く保障するがん保険まとめ

欧米人と比べて日本人には少ないとされてきた乳がんですが、食生活やライフスタイルの変化に伴って、日本人女性の患者数は急増しています。2011年には乳がんと診断された患者数は8万人を超え、一生の間に乳がんになる確率は11人に1人とされています。

引用:コニカミノルタ ピンクリボン運動

女性の11人に1人が乳がんになるという調査結果があるそうです。

11人に1人。

年代別でみると、乳がんの罹患率は30代後半から増加し始め、40代後半から50代前半頃がピークに。万が一の備えは30代から始めても遅くはなさそうですよね。

ところで、乳がんになると心配なのは治療費。がんの治療費ってどれくらいかかるんだろう…って不安になりますよね。そんな皆さんにまず知っておいて頂きたいのは、日本の健康保険制度はかなり頼りになるという点です。

  • 病院窓口での自己負担額は3割。
  • 高額医療費制度を使えば、医療費の上限は概ね決まる。青天井に膨らむことはない。

1点目はよく知られていることですが、あまり知られていないのは2点目。年収に応じて毎月支払う医療費の自己負担額上限は決められています。ただし、高額医療費制度は申請が必要です。制度を知らずに損をしている方はけっこういらっしゃいます。

高額医療費制度について

しかし、転移や再発によって闘病がいつまで続くのかわからない乳がんはお金の面での不安がなかなか消せないですよね…。闘病が長くなれば医療費は膨らんでいくし、働けなくなって収入が減ってしまうこともあり得ます。

そんなとき、お金の不安を和らげてくれるのが民間のがん保険です。

この記事では、乳がん・乳房切除術・乳房再建術を手厚くサポートするがん保険について書いています。

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生命保険 見直し

乳がんの治療費

さて、そもそも乳がんの治療費にはいくらかかるのでしょうか。乳房切除術を行った場合の例が聖路加国際病院のサイトに掲載されています。

自己負担額:約270,000円(治療費の3割)

自己負担額は20万円を超えることもあります。なんですが、先述した高額医療費制度を利用すれば後からかなりの額が戻ってきます。平均的な年収の世帯であれば、月8万円程度が医療費の上限。日本っていい国ですよね。

また、女性の場合は見た目も気になるところだと思います。

  • ウィッグ代
  • 乳房を元の形に近づける美容手術。

見た目にかかる費用は個人の価値観や、経済状況によって大きく変わります。こだわれば際限なくお金がかかります。

さらに、治療は入院だけで終わりません。退院後も通院しながら治療を続けるケースが大半です。完治までどれくらいの期間がかかり、どれくらいのお金が必要になるのか…。不安になりますよね…。

乳がんを手厚く保障するがん保険の選び方

乳がん治療にかかるお金の不安をちょっとだけ和らげてくれるのが、民間のがん保険です。しかし、いざ探してみると、その数の多さにうんざりします。いろいろあってどれがいいのかよくわかんないんですよね…。

乳がんの保障に強いがん保険の選び方で大切なポイントは以下の3点です。

  1. 女性特有疾病に対する保障が手厚いこと。
  2. 長期の通院に耐えられる保障内容であること。
  3. 一時金の給付間隔が1年で2回目以降の給付条件に通院が含まれていること。

がん保険の中には「女性疾病特約」として乳がんを含む女性特有の疾病を特別に手厚く保障するタイプがあります。

特約とはオプションのことです。オプションで女性特有の疾病を手厚くできるがん保険があります。

例えば、「女性疾病特約」をつければ、

  • 乳房切除術を受けた際に一時金として20万円
  • 乳房再建術を受けた際に一時金として50万円

が給付されるといったようなタイプです。すべてのがん保険に女性疾病特約があるわけではありません。「女性疾病特約」があるかはがん保険を選ぶ重要なポイントです。

そして、長期の通院に耐えられる保障内容になっているかも大切です。最近のがん治療は入院が短期化していて、代わりに長期化しているのが通院治療です。生命保険文化センターによると、がん系の入院は下記のとおり平均20日未満で退院できます。

胃の悪性新生物:19.2日
結腸及び直腸の悪性新生物:15.7日
肝及び肝内胆管の悪性新生物:16.9日
気管、気管支及び肺の悪性新生物:16.3日

ちなみにですが、以下の引用のとおり乳がんの入院期間は平均して10日間前後です。

施設、手術の種類、術後の経過などによって変わりますが、一般的には手術の1~2日前に入院し、乳房温存術の後は3~7日程度、乳房切除術の後は7~10日程度で退院となります。

引用:乳がん.jp

思ったより短いですよね。

なので、がん保険で優先するべき保障は入院よりも通院です。がん保険によっては退院後180日以内の通院しか保障対象にならない場合もあります。これだと長期の通院治療となった場合に不安が残ります。

最後に、一時金の給付間隔・給付条件も重要です。

がん保険の中には、がんと診断された場合に一時金が給付されるタイプもあります。がんと診断された場合に、大きな金額(100万円とか)の一時金が給付されます。

がん保険は大きく以下の3つのタイプに分かれます。

  1. 入院日数をベースに治療費をカバーするタイプのがん保険。
  2. 治療費を一時金でカバーするタイプのがん保険。
  3. 治療ベースで給付金を給付するタイプのがん保険。

上述のとおり最近はがんの入院日数が短期化しているため、最近は2・3のタイプが増えつつありますが、安心感を得られるのは「2」の一時金で保障するタイプのがん保険です。がんと診断されて絶望的なとき、一時金タイプのがん保険はスパッと大きな金額(100万円とか)を即座に給付してくれます。治療費にいくらかかるかもわからず、仕事を休むことも考えなければならない状況での100万円給付です。経済的な面での不安は和らぎますよね。

で、一時金タイプのがん保険を選ぶ際に重要なのが2回目以降の給付間隔・給付条件です。

  • 一時金が1年に1回給付されること(2年に1回のがん保険もあります)。
  • 一時金が回数無制限で給付されること(回数に限度があったり、1回しか給付されないがん保険もあります)。
  • 2回目以降の給付条件に通院が含まれていること(2回目以降は入院していないと給付されないがん保険もあります)。

この3点を満たすがん保険が安心です。

乳がん・乳房切除術・乳房再建術の保障が手厚いがん保険

現在発売されているがん保険のなかで、特に乳がん・乳房切除術・乳房再建術の保障が手厚く、おすすめできるのは以下の3つです。

メディケア生命「メディフィットがん保険」

FWD生命「がんベスト・ゴールド」

朝日生命「スマイルセブンSuper」

それぞれ評価していきます。

メディケア生命「メディフィットがん保険」

女性疾病特約 あり
以下の手術を受けた際に一時金給付。
・乳房手術
・子宮摘出術
・卵巣摘出術
・乳房再建術
長期の通院 手厚い
入院日の前日から90日以内および退院日の翌日から2年以内、通院回数無制限で保障。
一時金給付間隔・条件 良い
給付間隔は1年に1回。
1回目給付条件:診断
2回目以降の給付条件:入院・通院
30歳女性の保険料 3,644円/月 ■基本保障
抗がん剤治療給付金:10万円
自由診療抗がん剤治療給付金:20万円
がん放射線治療給付金:10万円
がん手術給付金:10万円
がん骨髄移植給付金:10万円
■特約
先進医療特約
女性医療特約20万円
がん通院治療特約5,000円
がん診断特約100万円
40歳女性の保険料 4,729円/月

→詳しい説明はこちら

上表の保障内容で例えば乳房切除手術・乳房再建手術を10泊11日の入院で受けた場合、給付される保険金は以下のとおりです。

手術給付金:10万円×2回=20万円
がん診断一時金:100万円
女性医療特約:乳房切除20万円+乳房再建100万円=120万円

合計240万円

さらに、退院後の通院1日につき5,000円。一時金の初回給付から1年以上経過して入院もしくは通院で治療を受けていれば、がん診断一時金100万円を再度受け取れます。

さらにさらに、自由診療を含む抗がん剤治療を受ければ月10万円(自由診療の場合は20万円)を受け取れます。全額自己負担となる自由診療となる抗がん剤治療まで保障してくれるのは安心です。

保険料はやや高めに見えますが、保障内容を踏まえればコスパ良好と言っていいでしょう。他社と比較して高くはありません(むしろちょっとだけ安い)。

FWD生命「がんベスト・ゴールド」

女性疾病特約 あり
以下の手術を受けた際に一時金給付。
卵巣観血切除術:2回まで
子宮観血切除術:1回まで
乳房観血切除術:片側1乳房につき1回まで
乳房再建術:片側1乳房につき1回まで
長期の通院 なし
一時金給付間隔・条件 良い
給付間隔は1年に1回。
1回目給付条件:診断
2回目以降の給付条件:入院・通院
30歳女性の保険料 2,943円/月 ■基本保障
がん診断給付金100万円
■特約
がん先進医療特約
女性がんケア特約10万円
40歳女性の保険料 3,845円/月

→詳しい説明はこちら

上表の保障内容で乳がんの乳房切除手術・乳房再建手術を10泊11日の入院で受けた場合、給付される保険金は以下のとおり。

がん診断給付金:100万円
女性がんケア特約:乳房切除10万円+乳房再建10万円=20万円

合計120万円

さらに、一時金の初回給付から1年以上経過して入院もしくは通院で治療を受けていれば、がん診断一時金100万円を再度受け取れます。

通院に対する個別の保障がないのはちょっと残念ですが、一時金で全ての費用を賄うことを前提としたがん保険です。一時金の2回目以降の給付条件に通院が含まれているので、通院保障がない点はそこまで気にする必要はないでしょう。

朝日生命「スマイルセブンSuper」

女性疾病特約 なし
長期の通院 なし
一時金給付間隔・条件 良い
給付間隔は1年に1回
1回目給付条件:診断
2回目以降の給付条件:診断
※1回、2回目以降の給付条件ともに診断のみ。
30歳女性の保険料 1,860円/月 基本保障:7大疾病一時金100万円
40歳女性の保険料 2,460円/月

→詳しい説明はこちら

保障対象は7大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・高血圧性疾患)です。がんだけではありません。7大疾病に罹り、所定の条件を満たした場合に一時金が給付されます。

上表の保障内容で乳がんの乳房切除・乳房再建を10泊11日の入院で受けた場合、給付される保険金は以下のとおり。

7大疾病一時金:100万円

合計100万円

さらに、一時金の初回給付から1年以上経過してがんと診断されれば一時金100万円を受け取れます。診断だけで受け取れるので、入院している必要はありません。通院治療の場合も100万円を受け取れます。

一時金だけのシンプルな保障内容なので、手続きも楽ちん。そして保険料も安く収まります。上述したメディケア生命とFWD生命のがん保険はちょっと保険料が高い…という場合は朝日生命が選択肢となります。

古い医療保険・がん保険は見直しを。

「いや、でも私はもう医療保険・がん保険に入ってるから大丈夫!」

と、思われている方も多いかと思いますが、むかし入った医療保険・がん保険は現在の医療状況に合っていない可能性があります。

例えば、

  • ホルモン剤治療が保障対象になっていない。
  • 放射線治療の保障に制限がある。
  • 保障対象となる手術の範囲が狭い(88種だったら要注意)

といったことが考えられます。よく保障内容を確認してみましょう。

まとめ

女性の11人に1人がかかると言われている乳がん。日本の健康保険には手厚いサポートがありますが、それでも自己負担額は大きくなります。

そんなとき、頼りになるのは民間の医療保険です。でも民間の医療保険はたくさんあって選ぶのが大変ですよね…。

乳がんに手厚く備えられるがん保険を選ぶポイントは以下の3点です。

  1. 女性特有疾病に対する保障が手厚いこと。
  2. 長期の通院に耐えられる保障内容であること。
  3. 一時金の給付間隔が1年で2回目以降の給付条件に通院が含まれていること。

現在発売されているがん保険では以下の3つがおすすめできます。

メディケア生命「メディフィットがん保険」

FWD生命「がんベスト・ゴールド」

朝日生命「スマイルセブンSuper」

がん保険は保障内容が複雑です。いざというとき、

「こんなはずじゃなかった…」

なんてならないためにも、一度専門家に相談してみましょう。手堅いのは保険クリニックです。

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保険金の不払い率をこちらにまとめていますが、不払いとなる理由の多くは

  1. 契約時の告知事項に不備があった。
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の2点。

1点目は保険を契約する際に生命保険会社へ知らせた告知事項(過去の病歴とか現在の健康状況とか職業等)に誤りがあったケースで、これは保険ショップのスタッフが契約時にしっかり説明すれば回避できます。保険クリニックでしっかり説明を受けて契約すれば、まず該当することはないかと。

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