テレビCMをガンガン打ってるアフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」ですが、やはり人気があるだけあって保障内容はしっかりまとまってます。多くの利用者のニーズに即した医療保険になってます。
しかし、いくつか注意点があるのも事実です。
大きな会社の人気のある医療保険だから絶対大丈夫!とは限りません。他社の医療保険と比較しつつ、納得できた医療保険に申し込みしましょう。
医療保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の2点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上の2点について、アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」の概要と評価は以下のとおりです。
30歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:2,850円 女性:2,840円 |
評価B |
40歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:3,760円 女性:3,390円 |
|
基本保障 (取り外しできない保障) |
【入院給付金】 入院1日につき5000円から選択可能。 ※1,000円単位で選択可能。 【手術給付金】 入院給付金の5倍 or 10倍 or 40倍 ※治療の内容によって給付額が変わります。 【放射線治療給付金】 放射線治療を受けた際に、入院給付金の10倍が支給される。 【疾病・災害通院給付金】 入院の原因となった通院1日に対して、入院給付金と同額が支給される。 |
評価B |
特約(オプション) (取り外しできる保障) |
【三大疾病保険料払込免除特約】 がん・心筋梗塞・脳卒中で所定の状態となった場合に、以降の保険料支払いが免除されます。 【三大疾病一時金特約】 がん・心筋梗塞・脳卒中で所定の状態となった場合に、一時金が支給されます。 【三大疾病無制限型長期入院特約】 がん・心筋梗塞・脳卒中で所定の状態となった場合に、入院給付金支払限度日数が無制限となります。 【先進医療特約】 先進医療の技術料実費が支給されます。 【就労所得保障一時金特約】 入院、もしくは在宅治療で働けなくなった場合に、一時金が支給されます。 【精神疾患保障一時金特約】 精神疾患が原因で働けなくなった場合に、一時金が支給されます。 【介護一時金特約】 要介護2以上に認定された場合に一時金が支給されます。 【認知症介護一時金特約】 認知亮となった場合に一時金が支給されます。 【入院一時金特約】 入院した際に一時金が支給されます。 【ケガの特約】 ケガで通院した際に一時金が支給されます。 【終身特約】 死亡時に死亡保険金が支給されます。 【女性特定手術特約】 女性特有の疾病で手術した場合に、一時金が支給されます |
保険料は平均よりやや安めです。ひととおり特約も揃っており、さすが人気商品だけありますね。
ただし、こんな注意点があります。
- 三大疾病の保障範囲が狭い。
- 三大疾病一時金の支給間隔が2年。
- 通院保障が微妙。
- 10年更新型の特約が多い。
デメリットのない医療保険はありません。人気商品といえどもそれは同じですね。デメリットを理解した上で、そして他社の医療保険と比較した上で申し込みすることが大切です。
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アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」の基本情報
まずは基本情報を一覧にしました。他の医療保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。
保険の種類 | 【医療保険】 ・病気やケガに備える保険です。 ・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。 ・保険料が値上がりすることはありません。 |
入院給付金 | 入院1日につき5000円から選択可能。 ※1,000円単位で選択可能。 |
手術給付金 | 入院給付金の5倍 or 10倍 or 40倍 ※治療の内容によって給付額が変わります。 |
1回の入院で入院給付金が支給される限度日数 | 30日間、60日間、120日間から選択可能。 |
保障期間通算で入院給付金が支給される限度日数 | 1,095日間 |
保険料を支払う期間 | 60歳まで、65歳まで、終身(一生涯)から選択可能。 |
保険料を支払う回数 | 月払・半年払・年払 |
保険料を支払う方法 | ・口座振替 ・クレジットカード払 |
保障される期間 | 終身 |
加入方法 | 対面 |
健康相談サービス | あり |
【アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」】保障内容を評価します。
医療保険を選ぶ際には大切なのは、当たり前ですが保障内容です。
特に重要なのが特約(オプション)の種類。基本保障は生命保険各社同じような内容になるんですけど、特色が出るのが特約です。どんな特約があるか、自分の好み(?)に合う特約があるかっていうのが医療保険を選ぶ大きなポイントです。
【基本保障】入院給付金・手術給付金・放射線治療給付金
基本保障は取り外しができません。契約したら絶対についてくる保障です。
アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」は入院と手術を保障するオーソドックスなタイプの医療保険です。基本保障の入院給付金・手術給付金・放射線治療給付金・疾病・災害通院給付金は以下のとおり。
名称 | 支給額 | 支給条件 |
入院給付金 | 入院1日につき5000円から選択可能。 ※1,000円単位で選択可能。 |
入院1日につき支給 |
手術給付金(放射線治療給付金) | 入院給付金の5倍 or 10倍 or 40倍 ※治療の内容によって給付額が変わります。 |
手術を受けたとき。 |
放射線治療給付金 | 入院給付金の10倍 | 放射線治療を受けたとき。 |
疾病・災害通院給付金 | 通院1日につき、入院給付金と同額 | 通院したとき。 |
基本保障は他社の医療保険と同水準です。保険料も高くはないので、良い保障内容になってます。
入院給付金は日帰りから5日目まで一律5日分が支給されます。短期の入院もしっかり保障されます。いい感じですね。
ただし、入院保障に注意点があります。入院日数のカウント方法です。
例えば、
①ケガで30日入院
②退院から90日後にがんで50日入院
といった場合、他社なら①と②を別々の入院として80日分の入院給付金が支給されます(異なる原因の入院は別々の入院とみなす)。
しかし、アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」は同じ入院とみなします。入院1回での支払い限度日数が60日間の場合、①②合算して60日間分の入金給付金しか支払われません。②のがんは30日目まで支給対象となり、31日目以降は無支給です。
レアなケースだとは思いますが、「入院の退院日の翌日から180日以内に入院(原因が異なる入院を含む)した場合は、1回の入院とみなして入院日数を通算する」という点はデメリットです。ご注意を。
【重要ですが…】通院特約
名称 | 支給額 | 支給条件 |
疾病・災害通院給付金 | 通院1日につき、入院給付金と同額 | 通院したとき。 |
入院した退院後の通院を保障する特約です(入院のない通院は保障対象外です)。
通院保障はちょっと微妙です。
通院の保障対象は入院前60日間と退院後120日間の期間で合計30日間まで。現在の医療は入院が短期化して、代わりに通院が長期化していますが、
「あ、退院から120日経過したので、もう通院は保障しませんから!」
「あ、通院が30日に達したので、もう通院は保障しませんから!」
と言われて通院給付金の支給がストップします。これだと長期の通院に耐えられません。
一般的な病気は退院から120日間・通院日数30日間で十分かもしれませんが、がんとなると話は別。数年に渡って通院が必要となるケースもあり、120日間・30日間では短すぎます。
ちなみに、他社だとがんの通院は無制限5年間保障となる場合もあります。詳細は↓から。
【重要です】三大疾病保険料払込免除特約・三大疾病一時金特約・三大疾病無制限型長期入院特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
三大疾病保険料払込免除特約 | 保険料支払いが免除されます。 | ■がん 診断されたとき。 ■心筋梗塞・脳卒中 20日以上の入院、もしくは手術をうけたとき。 |
三大疾病一時金特約 | 50万円~100万円の範囲で選択可能。 (条件を満たせば2年に1回支給。回数無制限) |
■がん 診断されたとき。 ■心筋梗塞・脳卒中 20日以上の入院、もしくは手術をうけたとき。 |
三大疾病無制限型長期入院特約 | ■ケガや病気 1回の入院で入院給付金が支給される限度日数が365日へ延長されます。 ■がん・心筋梗塞・脳卒中 1回の入院で入院給付金が支給される限度日数が無制限へ延長されます。 |
入院が限度日数を超えたとき。 |
3つの特約のうち、重要なのは「三大疾病一時金特約」です。
「三大疾病一時金特約」で支給される一時金の用途は幅広いです。治療費から様々な雑費(入院にかかる差額ベッド代や食事代、日用品や交通費など)に使えるので、とても使い勝手のいいお金です。上表の3つから1つ選べと言われたら、「三大疾病一時金特約」です。
しかし、他社の医療保険と比較して三大疾病一時金特約には良い点と悪い点があります。
- 【GOOD】支給条件がゆるい。がんは診断のみ。心筋梗塞・脳卒中は20日間ルール。
- 【BAD】上皮内がんが支給対象外。
- 【BAD】支給間隔が2年。他社は1年の場合はあり。
- 【BAD】範囲の狭い心筋梗塞・脳卒中が保障対象。他社は幅広い心疾患・脳血管疾患を保障対象にしている場合あり。
ちょっとデメリットが目立つ保障内容です。ざっくり言うと、
「支給される条件はゆるくていい感じだけど、対象の範囲が狭いし2年に1回しか支給されない」
です。
支給条件はなかなか良いです。他社だとがんの2回目以降の支給条件が「入院」となることが多く、診断だけでは支給されません(通院だけの治療だと支給されません)。診断だけで支給される点はアフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」のメリットでしょう。
しかし、支給間隔が厳しいです。アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」は2年に1回しか支給されません。他社には条件を満たせば1年に1回、回数無制限で一時金が支給されるタイプがあります。がんと戦いながらの2年は本当に長いです。2年に1回しか支給されないのは大きなデメリットです。
また、上皮内がんが支給対象でない、心疾患・脳血管疾患のなかの心筋梗塞・脳卒中のみ支給対象となるといったように、対象範囲がかなり絞られています。この点も残念ですね。
まとめると、三大疾病一時金特約はデメリットが多いという印象を受けます。
ちなみに、三大疾病の保障は以下のリンク先で比較しています。
→3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の保障で比較する医療保険
また、「三大疾病保険料払込免除特約」は、よくCMで見る「以降の保険料は頂きません!」っていう特約です。
医療保険はそこまで保険料が高くありません。「三大疾病保険料払込免除特約」は有料オプションなんですが、保険料を上げてまで「三大疾病保険料払込免除特約」をつけるかは微妙なところですよね。個人的には保険料払込免除特約は毎月支払う保険料が1万円を超えることもある終身保険だけ有効だと感じています。
最後に、「三大疾病無制限型長期入院特約」ですが、入院日数の平均は以下のとおりです。
日本人の平均:29.3日
35歳~64歳の平均:21.9日
参考にしたのは生命保険文化センターです。平均から見ると、入院日数が長くなるのは認知症、統合失調症、アルツハイマー病等のメンタル疾患です。あと脳血管疾患も入院が長引くこともあります。がんとか心疾患は意外と入院期間は短めです。
じゃあ脳血管疾患のために「三大疾病無制限型長期入院特約」をつけるかというと、微妙です。なぜなら、保障対象は脳卒中のみ。脳血管疾患全般ではありません。範囲が狭いんです。
保険料は激安なので、気になる方ならつけてもいいと思います。しかし「三大疾病無制限型長期入院特約」は10年更新型。10年後には保険料が上がります。若いうちは安い保険料ですが、高齢になると保険料負担が大きくなります。この点は注意ですね。
全般的にアフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」の3大疾病は保障が弱いです。
【重要ですが…】先進医療特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
先進医療特約 | 保障期間通算で2,000万円までの技術料。 | 先進医療を受けた場合。 |
先進医療の保障は他社の医療保険より見劣りします。
先進医療は健康保険適用外です。
なので、先進医療を受けるためには、けっこうな大金が必要となることもありますが、その医療費実費を保障してくれるのが先進医療特約です。基本的には医療保険に入るならつけておいた方がいい特約です(2,000万円まで保障してくれます)。
アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」の先進医療特約は以下の2点で他社より見劣りします。
- 【BAD!】一時金の支給がないこと。
- 【BAD!】10年ごとに保険料が更新されること。
先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります。交通費・宿泊費等が必要になるケースも多く、他社は一時金5万円~10万円、もしくは実費を支給することが多いです。その点、アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」は他社より保障が薄いと言えます。
まぁでもこの点はデメリットとまでは言えません。本当のデメリットは10年更新型である点です。
アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」の先進医療特約は終身型ではなく、10年更新型です。終身型は一生涯保険料が変わりませんが、10年更新型は10年ごとに保険料が見直されます。
現状は毎月100円程度の保険料で先進医療特約をつけられますが、10年後・20年後には10倍・100倍になっている可能性もあります。10年ごとに保険料は見直されますが、現状より安くなる可能性は低いでしょう。
まとめて言うと、アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」の先進医療特約はちょっとさみしい保障内容です。先進医療特約目的で医療保険へ加入するのであれば、他社の医療保険と比較した方がよいです。
ちなみに、他社の先進医療特約は下記リンク先でまとめています。こちらもご参考に。
【重要ではありません】就労所得保障一時金特約・精神疾患保障一時金特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
就労所得保障一時金特約 | 30万円~200万円の範囲で選択可能。 (10万円単位) |
以下の働けない状態が60日以上続いたとき。 ・入院 ・医師の指示による在宅治療(外出が困難な状態) ・障害等級1等級または2等級。 |
精神疾患保障一時金特約 | 30万円~100万円の範囲で選択可能。 (10万円単位) |
精神疾患が原因で、以下の働けない状態が60日以上続いたとき。 ・入院 ・障害等級1等級または2等級。 |
働けなくなるリスクに備える特約です。支給条件はどちらも悪くありません、入院と在宅治療、障害等級が条件となっていて、他社と遜色ありません。
しかし、一時金の支給がたった1回のみなのが欠点です。障害等級に認定された場合は、それこそ長期間働けない状態が続きます。1回だけ一時金が支給されるだけでは不安ですよね。
ちなみにですが、40歳男性を例にすると保険料は以下のとおり。
就労所得保障一時金特約(100万円) | +1,830円 |
精神疾患保障一時金特約(100万円) | +410円 |
2特約合計で2,240円。これなら、アクサダイレクト生命「働けないときの安心」をハーフタイプでつけたほうがいいかなと感じます(毎月2,000円で加入できます)。アクサダイレクト生命「働けないときの安心」なら、年金方式で長期間保障されますし。
ただし、精神疾患保障一時金特約単体なら保険料安め。仕事のプレッシャーがきつい方はつけておいても良いかもしれないですね。
【重要ではありません】介護一時金特約・認知症介護一時金特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
介護一時金特約 | 50万円~500万円の範囲で選択可能。 (10万円単位) |
以下のいずれかに該当する場合。 ・要介護2以上。 ・要介護状態が180日以上継続したとき。 ・認知症による要介護状態が90日以上継続したとき。 |
認知症介護一時金特約 | 30万円~500万円の範囲で選択可能。 (10万円単位) |
認知症による要介護状態が90日以上続いたとき。 |
支給条件は他社と比較して平均的です。悪くありません。
保険料も安めです。介護や認知症なんてまだまだ先に感じてしまいますが、保障内容も保険料も悪くないので、気になる方はつけておいてもいいでしょう。
ただし、本格的に介護に備えるなら、やはり介護保険です。アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」の介護特約は一時金支給ですが、いつまで続くかわからない介護が一時金だけだとちょっと不安ですよね。介護保険には年金方式で長期間保障してくれるやつもあります。朝日生命「あんしん介護保険」あたりは要チェックです。
【そこまで重要ではありません】入院一時金特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
入院一時金特約 | 5万円 | 入院したとき。 |
入院すれば必ず支給される一時金です。日帰り入院でも支給されます。短期の入院保障を強化する特約です。
入院保障には入院1日あたり方式(入院給付金)と、入院したら即支給方式(入院一時金)があります。
入院給付金:退院した後に支給。
入院一時金:入院すると即支給。
といったように、支給タイミングに差があります。入院すると突発的な雑費がかかります(日用品や交通費など)。手持ちの現金が少ない場合には、すぐに支給される入院一時金は非常に役立つでしょう。
逆に言うと、ある程度の現金が常に手元にあれば、入院一時金はそれほど重要じゃありません。保険料節約のために、外してしまってよい特約です。
【重要ではありません】ケガの特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
ケガの特約 | 特定損傷給付金:一時金5万円 | 骨折・関節脱臼・腱の断裂の治療を受けたとき |
災害通院給付金:通院1日につき3,000円 | ケガで通院したとき |
ケガをサポートする特約ですが、この特約は1年満期です。1年ごとに更新するため、毎年保険料が高くなっていきます。
そして保険料は高め…。多くの方にとっては不要でしょう。
【重要ではありません】終身特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
終身特約 | 100万円 | 死亡・高度障害となった場合。 |
定期保険や終身保険、もしくは収入保障保険で死亡保障を確保していれば、特に必要性はありません。
また、将来的にアフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」を解約することがあった場合、もちろん終身特約も合わせて解約です。医療保険は医療の実情に合わせて見直し(他社へ乗り換え)したくなることもあります。あえて医療保険に死亡保障をつける理由はありません。
【使えます】女性疾病特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
入院給付金 | 入院1日につき5,000円上乗せ。 | 入院したとき。 |
女性特定手術特約 | 女性特定手術給付金:20万円 | 以下の手術を受けたとき ・乳房観血切除術(乳腺腫瘍摘出術を含む) ・子宮全摘出術 ・卵巣全摘出術 |
乳房再建給付金:50万円 | 乳房再建術を受けたとき。 |
アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」の女性版である「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」につけられる特約です。ちなみに、「ちゃんと応える医療保険EVER」と「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」の違いは上表の2特約だけです。あとは同じです。
入院給付金が上乗せされるのは他社と同水準ですが、他社の医療保険では保障対象外の場合もある乳房再建手術も一時金50万円が支給されるのは素晴らしいです。女性にとっては安心できる保障内容でしょう。
しかしながら、欠点は10年更新型の特約であること。10年後に保険料が上がります。他社は一生涯保険料が上がらない「終身型」もあります。この点はデメリットですね。
また、女性特有の疾病に備えるなら、他社の医療保険も見ておいて損はありません。
●女性特有の疾病に手厚く備えたいなら→メディケア生命「メディフィットA」
●妊娠・出産も手厚くサポートを受けたいなら→三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」
ちあみに、女性にとって女性特有の疾病はかなりメンタルのダメージが大きいです(と、僕の奥さんが言ってました)。奥さんが「必要!つけたい!」と言ったなら、旦那さんは絶対に反対しないように。
まとめます。
僕がアフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」に入るなら、以下の保障内容にします。
- 基本保障:入院給付金10,000円(通院なしプラン)
- 特約:先進医療特約
この保障内容で毎月の保険料は40歳男性3,859円、40歳女性は3,489円です。高くはありません。
通院保障は微妙なので外します。通院なしプランです。
通院保障がない代わりに三大疾病一時金特約をつけたいのですが、こちらも保障内容は微妙で特約保険料は1,730円。だったら支給条件の良い朝日生命「スマイルセブンSuper」を選びます。
女性は女性特有特約をつけたいところですよね。40歳女性であれば、上記保障内容に女性特有疾病の保障を追加すると、毎月の保険料は4,333円です。こちらも高くはありません。十分検討に値します。
アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」の相談するなら保険見直しラボ。保険見直しラボなら他社の医療保険と比較してくれます。
→何回相談しても無料!【保険見直しラボで保険相談】
アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」のメリット
アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」は保険料の支払い方を柔軟に選べる。
保険料の支払い方は以下の3パターンから選べます。
定額タイプ | 保険料は一生涯支払う。毎月支払う額はずっとほぼ同じ。 |
半額タイプ | 保険料は一生涯支払う。60歳or65歳以降は毎月支払う額がおよそ半額になる。 |
払済タイプ | 保険料を60歳or65際までに支払い終える、保障は一生涯継続。 |
定額タイプと払済タイプは他社の医療保険にもあります。アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」特有なのは半額タイプですね。
退職した後の保険料支払いを、できるだけ抑えておきたい方に向けた保険料の支払い方です。
アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」は医療相談サービスを無料で受けることができる。
アフラックは医療相談サービスを無料で受けることができます。
同じようなサービスは他社にもありますが、アフラックは群を抜いて充実してます。アフラックが人気の理由のひとつはこれにあります。
例えば、がんで絶望的な状況に陥ると、主治医以外の医師の意見(セカンドオピニオン)を聞きたくなります。しかし、一般人には医師の知り合いなんていないですよね。そんなときに、無料で医師を紹介してくれるサービスはかなり役に立ちます。
訪問面談サービス | がん患者専門カウンセラーが患者や家族の疑問・悩みを踏まえて、病気の解説などを行い、納得した利用を受けられるようにサポートします。 |
専門医紹介 | がん治療について、同じ専門分野の医師同士による相互評価で選出された専門医をご紹介します。セカンドオピニオンとしての利用も可能です。 |
サービスは(株)法研が提供しています。
対面でしっかりサポート受けられるのはとても心強いですよね。セカンドオピニオンに対して手厚いサポートが受けられるという点だけでも、アフラックを選ぶ理由にはなります。
アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」のデメリット
全て上述しているので繰り返しませんが、重要な特約にちょっとクセがあるという印象です。
【アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」の評価】最も重要なのは生命保険の相談を誰にするのかということ。
評価:「B」(S、A~Cで判定)。
オーソドックスなタイプの医療保険で、人気のある特約はひととおり揃っています。特に、女性特有疾病の保障は手厚く、保険料は平均よりやや安めです。
ただし、しっかり保障内容を見てみると「ん?」って疑問に思う特約も多々あります。
- 三大疾病一時金特約の保障範囲が狭く、支給間隔が長い(2年に1回)
- 先進医療特約が10年更新型
- 通院保障の保障期間が短い。
こんな点がひっかかります。よって評価は「B」としました。アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」を検討されているのなら、他社の医療保険との比較はしておいて損はないです。
・保障内容が充実している三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」。3大疾病一時金の支給間隔が1年で、保障範囲に上皮内がんが含まれる。幅広い心疾患・脳血管疾患が保障対象となる点もメリット。
・保険料が安いチューリッヒ生命「終身医療プレミアムDX」。基本保険料が激安。
あたりと比較しておくとよいですよ。
アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」の相談をするなら。
アフラック専門の保険ショップに相談するのはちょっと待ってください。
アフラック専門の保険ショップはもちろんアフラック推しです。アフラックありきで話を進めるので、他社の医療保険と公平な比較ができません。
医療保険は各社しのぎを削って開発競争しています。アフラックに限定して医療保険選びを進めるのは損です。はっきりと言いますが、これは損です。
医療保険選びは他社の医療保険と比較しながらすすめましょう。保険ショップに相談するなら、複数の生命保険会社を取り扱っている保険ショップを選びましょう。
ニアエルなら、取り扱いのある生命保険会社を条件に、保険ショップの検索と予約ができます。
【保険ショップの検索なら】全国1,200店舗を30秒で予約できるニアエル保険相談。
保険ショップの予約ならニアエル保険相談(旧LIFULL保険相談)です。
全国1,200店舗を予約可能。予約も簡単で、自宅近くの保険ショップを選び、
- 相談希望日時
- 名前
- 生年月日
- 電話番号
- 相談内容(「新規」か「見直し」か「その他」かを選択)
を入力すれば予約完了です。ほんとに30秒で予約できますよ。
便利なのが取り扱っている保険会社数、キッズスペースの有無、女性スタッフの有無が一発でわかるところ。お子さんがいる主婦の方には嬉しい情報ですよね。
また、保険ショップを利用した方の口コミと評価も掲載されています。なんとなーく入りにくい保険ショップ。強引な勧誘されたらどうしよう…なんて不安になる方も多いと思いますが、利用者の口コミがあれば安心できますよね。
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念のためお伝えしておくと、保険見直しラボはアフラックと提携してます。アフラックを含めた30社以上の生命保険会社と提携しているので、ご安心を。
とはいえ、保険見直しラボなんて聞いたことないよ!という方が大半ではないでしょうか。保険見直しラボについては下記のリンク先に詳しく書いてます。大丈夫です。ちゃんとした会社ですよ。
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と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
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生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」
人気の高い医療保険です。
- 女性特有の疾病に対する保障が手厚い。
- 無料の健康相談サービスが充実している。
- 保険料は平均よりやや安め。
といった特徴があり、人気があるのもうなずける医療保険ですね。
しかし、通院保障や三大疾病一時金の保障内容が微妙という注意点もあります。アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」に申し込みする前に、他社の医療保険と比較しておいて損はないでしょう。
医療保険の比較は専門家がいる保険ショップでかんたんにやってくれます。医療保険は多種多様なので、生命保険各社の医療保険と比較して検討してみましょう。保険ショップの検索と予約は↓をクリック!