楽天はあまり生命保険に力を入れてないように思えます。「スーパー医療保険」も力入ってないなぁと感じでしょうか。目立った特徴がないんです。
「うーんまぁ、保険料は安くもないし、同じような医療保険はたくさんあるから、他のも見ておいたほうがいいよ」
です。僕の友達が楽天生命「スーパー医療保険」を検討してたらこう伝えます。
医療保険の選び方のポイントは↓のリンク先に書いています。
リンク先の内容を要約すると、選び方で大切なのは以下の2点です。
まずはざっと概要を書いておきます。上の2点について、楽天生命「スーパー医療保険」の概要と評価は以下のとおりです。
30歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:3,230円 女性:3,400円 |
評価B |
40歳の月額保険料 (入院給付金1万円、保険料支払期間終身) |
男性:4,370円 女性:3,870円 |
|
基本保障 (取り外しできない保障) |
【入院給付金】 入院1日につき5,000円~20,000円の範囲で選択可能。 ※1,000円単位で選択可能。 【手術給付金】 入院中:入院給付金日額×20 外来:入院給付金日額×5 【放射線治療給付金】 入院給付金日額×20 【骨髄ドナー給付金】 入院給付金日額×10 |
評価C |
特約(オプション) (取り外しできる保障) |
【8疾病入院支払限度拡大特則】 8大疾病での入院1回の支払い限度日数が60日から120日に延長されます。 【通院特約】 通院1日あたり定額が支給されます。 【がん特約】 がんと診断された場合に一時金が支給されます。 【急性心筋梗塞・脳卒中特約】 急性心筋梗塞・脳卒中で入院した場合に一時金が支給されます。 【先進医療特約】 先進医療の技術料実費が支給されます。 |
保険料は平均よりやや高めかなぁという印象です。
↑の表の保険料は基本保障(入院+手術+放射線+骨髄ドナー)のみとした保険料ですが、チューリッヒ生命「終身医療プレミアムDX」なら基本保障(入院+手術+放射線+骨髄ドナー)だけなら
30歳男性:1,380円
30歳女性:1,480円
40歳男性:1,900円
40歳女性:1,850円
です。保障内容は若干異なるので、一概にどちらが高いとは言えませんが、比較してみる価値はありそうですね。
唯一優れているなぁと感じるのが、がん特約の一時金支給間隔が1年間であること。他社は一時金の支給間隔が2年となることもあるので、この点は楽天生命「スーパー医療保険」のメリットです。
- がんの保障をそれなりに手厚くしておきたい人。
- 楽天ファン。楽天経済圏で暮らしている人。
といった方には向いている医療保険かもしれませんが、それでも他社の医療保険の比較はしておいたほうが良いと感じます。
医療保険の相談は保険ショップで。保険ショップの予約は↓をクリック!
楽天生命「スーパー医療保険」の基本情報
まずは基本情報を一覧にしました。他の医療保険と比較する際の手掛かりにどうぞ。
保険の種類 | 【医療保険】 ・病気やケガに備える保険です。 ・貯蓄性はありません。支払った保険料は掛け捨てです。 ・保険料が値上がりすることはありません。 |
入院給付金 | 入院1日につき5,000円~20,000円から選択可能。 ※1,000円単位で選択可能。 |
手術給付金 | 入院中:入院給付金日額×20 外来:入院給付金日額×5 |
1回の入院で入院給付金が支給される限度日数 | 60日間 |
保障期間通算で入院給付金が支給される限度日数 | 1,095日間 |
保険料を支払う期間 | 終身(一生涯) |
保険料を支払う回数 | 月払 |
保険料を支払う方法 | クレジットカード払 口座振替 |
保障される期間 | 終身 |
加入方法 | 対面 |
【楽天生命「スーパー医療保険」】保障内容を評価します。
医療保険を選ぶ際には大切なのは、当たり前ですが保障内容です。
特に重要なのが特約(オプション)の種類。基本保障は生命保険各社同じような内容になるんですけど、特色が出るのが特約です。どんな特約があるか、自分の好み(?)に合う特約があるかっていうのが医療保険を選ぶ大きなポイントです。
【基本保障】入院給付金・手術給付金・放射線治療給付金・骨髄ドナー給付金
基本保障は取り外しができません。契約したら絶対についてくる保障です。
楽天生命「スーパー医療保険」は入院と手術を保障するオーソドックスなタイプの医療保険です。基本保障は以下のとおり。
名称 | 支給額 | 支給条件 |
入院給付金 | 入院1日につき5,000円~20,000円の範囲で選択可能。 ※1,000円単位で選択可能。 |
入院1日につき支給 |
手術給付金 | 入院中:入院給付金日額×20 外来:入院給付金日額×5 |
手術を受けたとき。 |
放射線治療給付金 | 入院給付金日額×20 | 放射線治療を受けたとき。 (60日間に1回) |
骨髄ドナー給付金 | 入院給付金日額×10 | 骨髄ドナー手術を受けたとき。 |
一般的な保障内容です。放射線治療・骨髄ドナー手術まで保障対象に含まれているので、保険料は高くなってしまいます。
ただし、1点大きなデメリットがあります。入院日数のカウント方法です。
例えば、
①ケガで30日入院
②退院から90日後にがんで50日入院
といった場合、他社なら①と②を別々の入院として80日分の入院給付金が支給されます(異なる原因の入院は別々の入院とみなす)。
しかし、楽天生命「スーパー医療保険」は同じ入院とみなします。楽天生命「スーパー医療保険」は入院1回での支払い限度日数が60日間なので、①②合算して60日間分の入金給付金しか支払われません。②のがんは30日分の入院給付金しか支給されません。残りの20日間は無支給です。
レアなケースだとは思いますが、「入院の退院日の翌日から180日以内に開始した入院は、原因にかかわらず1回の継続した入院みなす」という点はデメリットです。ご注意を。
【重要ではありません】8疾病入院支払限度拡大特則
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
8疾病入院支払限度拡大特則 | 1回の入院で入院給付金が支給される限度日数が60日間から無制限へ延長される。 | がん・心疾患・脳血管疾患により入院したとき。 |
1回の入院で入院給付金が支給される限度日数が60日間から120日間へ延長される。 | 糖尿病・高血圧性疾患・腎疾患・肝疾患・すい疾患により入院したとき。 |
ケガや病気で入院した場合、基本保障の保障期間は入院60日間まで。それを延長するのがこの特約です。
現在は入院が短期化し、代わりに通院が長期化しています。入院の長期化に備えるよりも、優先すべきは通院保障でしょう。
ちなみに、入院日数平均は以下のとおりです。
日本人の平均:29.3日
35歳~64歳の平均:21.9日
参考にしたのは生命保険文化センターです。疾病別にまとめてあるので、一度ご覧ください。
まあでも8疾病入院支払限度拡大特則は保険料が安めです。気になる方はつけておいてもよいでしょう。現在でも脳血管疾患は入院が長引く傾向にあります。
【重要ですが弱いです】通院特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
通院特約 | 3,000円~12,000円の範囲内で選択可能。 (100円単位、入院給付金日額の60%が限度) |
退院後、120日以内に通院したとき。 |
入院したあとの通院を保障する特約です。通院特約は入院1回につき30日まで、保障期間通算1,095日まで保障されます。
しかし、通院保障は他社と比較して見劣りします。
- 【BAD】退院後120日間までしか支給対象にならない。
- 【BAD】がんの通院保障も通常の疾病と同じ。
がんなんていつ完治するかわからないエンドレスな通院になるのこともあるのに、
「退院から120日経過したんで、もう通院保障払いませんね!」
なんて言われたら、失望でがん悪化しますよね。
ちなみに他社の医療保険では
- がんの場合は退院から5年間の通院を回数無制限で保障。
といった通院特約が存在します。これくらいやってくれれば安心できますよね。
【重要ですが…】がん特約・急性心筋梗塞・脳卒中特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
がん特約 | 50万円~200万円の範囲で選択可能。 (10万円単位) ※上皮内がんは半額支給。 |
【1回目】がんと診断。 【2回目以降】前回支給から1年以降にがんで入院。 ※がんは通算6回まで支給、上皮内がんは1回のみ。 |
急性心筋梗塞・脳卒中特約 | がん特約と同額 | 急性心筋梗塞・脳卒中で入院。 ※通算6回まで支給。 |
がん・心疾患・脳血管疾患に罹った場合に一時金が支給される特約です。他社にも似たような特約はあります。他社と比較した良い点と悪い点をまとめておきます。
- 【GOOD】支給間隔が1年。他社は2年に1回が多い。
- 【GOOD】上皮内がんも支給対象。他社は保障対象外となることもあり。
- 【BAD】がんの2回目支給条件が入院。他社は診断だけでOKの場合あり。
- 【BAD】範囲の狭い心筋梗塞・脳卒中が保障対象。他社は幅広い心疾患・脳血管疾患を保障対象にしている場合あり。
- 【BAD】支給回数に上限あり。6回までしか支給されない。
メリットよりデメリットが勝ってるかなぁというのが正直な印象です。
支給間隔が1年であることは強力なメリットです。がんの2年はかなり長いです。2年はちょっと耐えられない長さです。
他社:次は2年後ですね。もうお会いすることはないかもしれませんね。
楽天生命:次は1年後にお会いしましょう。頑張って生き抜いてください。
この差は大きいですよ。
ただ2回目の条件が入院であることにはちょっと注意です。通院だけの治療だと保障対象外になってしまいます。他社は診断だけで支給対象となることもあります。
また、心疾患・脳血管疾患は範囲の狭い心筋梗塞・脳卒中のみが保障対象です。これは厳しい。他社にはより範囲の広い心疾患・脳血管疾患を保障対象としている医療保険があります。
支給回数の上限もデメリットでしょう。保障期間通じて6回上限。がんなんて転移や再発で長期の闘病だってあり得るのに支給回数上限あったら不安ですよね。
本気でがんに備えるなら、やはりがん保険です。朝日生命「スマイルセブンSuper」なら、支給間隔は1年に1回で支給回数無制限。2回目以降も診断だけで支給されます。保険料もそれほど高くはありません。
ちなみに、三大疾病の保障は↓のリンク先で比較しています。こちらもご参考に。
【重要です】先進医療特約
特約名 | 支給額 | 支給条件 |
先進医療特約 | 保障期間通算で2,000万円までの技術料。 | 先進医療を受けた場合。 |
先進医療給付金の給付額2,000万円は他社と同じ水準ですが、10年更新型である点に要注意です。
他社には技術料に加え、一時金が支給されるタイプがあります。
先進医療を受けられる病院は限られているため、遠方に移動することもあります。一時金は交通費・宿泊費等に使うことを想定したお金ですが、楽天生命「スーパー医療保険」は支給されません。デメリットとまでは言えませんが、この点はちょっと残念ですね。
また、先進医療特約は10年更新型です。10年後に保険料が上がります。
他社は「終身型」といって一生涯保険料が上がらないタイプがあります。更新型は10年後に保険料がどれくらい上がるかもわからず、こちらはデメリットと言っていいでしょう。
他社の先進医療特約は下記リンク先でまとめています。こちらもご参考に。
まとめます。
僕が楽天生命「スーパー医療保険」に入るなら、以下の保障内容にします。
- 基本保障:入院給付金10,000円
- 特約:がん特約(100万円)、先進医療特約
ただし、他社の医療保険と比較をして決めると思います。
・保障内容が充実している三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」。3大疾病一時金の支給間隔が1年で支給回数無制限。また幅広く心疾患・脳血管疾患が保障対象。先進医療特約も10年更新ではなく、終身型。
・保険料が安いチューリッヒ生命「終身医療プレミアムDX」。基本保障の保険料が激安。
ここらへんと比較しつつ決めます。
医療保険の比較は保険見直しラボが無料でやってくれます。
→何回相談しても無料!【保険見直しラボで保険相談】
楽天生命「スーパー医療保険」のメリット
1点目は上述のとおりですので繰り返しません。
2点目についてですが、以下の条件を満たせば、楽天スーパーポイントバックの対象となります。
- 月払保険料2,000円以上。
- 1年以上契約。
とはいえ、楽天生命「スーパー医療保険」は保険料がそこまで安くないので、トータルで考えるとお得とは限りません。保険料の観点で選ぶなら、チューリッヒ生命「終身医療プレミアムDX」と比較しておいた方がよいでしょう。
楽天生命「スーパー医療保険」のデメリット
1点目から3点目は既に書きました、4点目についてですが、オプションの数は少ないですよね。他社にはよくある
- 乳がん・乳房再建術を特別に保障するオプション。
- がんの通院を無制限保障するオプション。
- メンタル疾患を特別に保障するオプション。
といったオプションがありません。楽天生命「スーパー医療保険」を決める前に、他社の医療保険との比較はしておいて損はないです。オプションの豊富さで選ぶなら、保障内容が充実している三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」を選択肢に入れてみて下さい。
【楽天生命「スーパー医療保険」の評価】最も重要なのは生命保険の相談を誰にするのかということ。
評価:「C」(S、A~Cで判定)。
ちょっとデメリットが多いかなぁという医療保険です。
楽天ファンで楽天経済圏の中に入ってる方でも、他社の医療保険と比較しておいた方がいいでしょう。保険料の観点、保障内容の観点からも、他社にも良い医療保険はありますよ。
・保障内容が充実している三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」。3大疾病一時金の支給間隔が1年で支給回数無制限。また幅広く心疾患・脳血管疾患が保障対象。先進医療特約も10年更新ではなく、終身型。
・保険料が安いチューリッヒ生命「終身医療プレミアムDX」。基本保障の保険料が激安。
あたりと比較してみることをおすすめします。3つの医療保険を比較してみて、自分にぴったりのやつを探してみるとよいです。
楽天生命「スーパー医療保険」の相談をするなら。
楽天の公式サイトから楽天生命「スーパー医療保険」の相談予約ができます。
いわゆる楽天生命の営業担当に相談するわけですが、これは気をつけたほうがいいです。当然のことながら、楽天生命推しできます。他社の医療保険と公平な比較ができません。
楽天生命の営業に相談する前に、公平な医療保険の専門家の視点で評価してもらった方がいいです。楽天生命の営業に相談するのはその後でも遅くありません。
医療保険の専門家は身近にいます。近所の保険ショップに行けば、公平な視点で他社の医療保険と楽天生命を比較してくれますよ。
【保険ショップの検索なら】全国1,200店舗を30秒で予約できるニアエル保険相談。
保険ショップの予約ならニアエル保険相談(旧LIFULL保険相談)です。
全国1,200店舗を予約可能。自宅近くの保険ショップを選び、
- 相談希望日時
- 名前
- 生年月日
- 電話番号
- 相談内容(「新規」か「見直し」か「その他」かを選択)
を入力すれば予約完了です。ほんとに30秒で予約できますよ。
便利なのが取り扱っている保険会社数、キッズスペースの有無、女性スタッフの有無が一発でわかるところ。お子さんがいる主婦の方には嬉しい情報ですよね。
また、保険ショップを利用した方の口コミと評価も掲載されています。なんとなーく入りにくい保険ショップ。強引な勧誘されたらどうしよう…なんて不安になる方も多いと思いますが、利用者の口コミがあれば安心できますよね。
※ニアエルにはユーザ通報制度があります。ユーザからクレームを受けた保険ショップは掲載停止の措置が検討されます。
予約は↓から。
また、近所に保険ショップがない、もしくは保険ショップへ行く時間がないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に仕事に忙しい働く世代や、子どもが小さい家庭は保険ショップへ行くのも難しいですよね。
そんな方に向けて、生命保険の専門家が指定した場所へ訪問してくれるサービスがあります。保険見直しラボです。
【FPが指定場所へ来てくれます】保険見直しラボ 過度な営業にはイエローカード!【相談は無料です】
30社以上の保険会社を取り扱う保険見直しラボです。訪問型なので、自宅や会社や最寄駅まで来てくれます。
「自宅の近くに保険ショップがない…」
「わざわざ保険ショップまで行くの面倒くさい!」
「子供が小さくて、保険ショップまで行けない…」
そんな方にはぴったりのサービスですよね。
相談の申し込みはとっても簡単。
- ネットの申し込みフォームから相談内容、基本的な情報(名前や住所等)を入力する。3分くらいで終わります。
- オペレーターから電話がくる。相談する日程と場所の調整をする。
- 担当FPがやってくる。
これだけです。
もちろん相談は無料です。気軽な気持ちで相談して大丈夫です。
ちなみにですが、保険見直しラボを実際に利用した人の口コミは以下のとおり。この人たちは、保険見直しラボの支社に出向いて相談したようです。
予約は↓から。
とはいえ、保険見直しラボなんて聞いたことないよ!という方が大半ではないでしょうか。保険見直しラボについては下記のリンク先に詳しく書いてます。大丈夫です。ちゃんとした会社ですよ。
生命保険の相談は無料でできるし、相談したからって生命保険に入る必要はない。
生命保険の相談はもちろん無料です。保険ショップでも、保険見直しラボでも無料で相談できます。
しかも、無料で相談したからといって、生命保険に必ず入らなければならないということはありません。
おすすめされた生命保険に納得できなければ、
「うーん、よく考えてみます…」
と、やんわりお断りしてOKです(お断りする人はかなりいます)。
相談しているときに過度な勧誘もなければ、お断りした後にしつこい電話攻勢というのもありません。最近は過度な勧誘やしつこい電話は法律で禁止されています。そんなことしたら、保険ショップや保険見直しラボは業務停止になってしまいます。
生命保険の相談は気軽な気持ちで。重く考える必要はありません!
まとめ
公式サイト:楽天生命「スーパー医療保険」
他社の医療保険と比較しておいた方がよい医療保険です。
何度も繰り返してますが、
・保障内容が充実している三井住友海上あいおい生命「&LIFE 新医療保険Aプレミア」。
・保険料が安いチューリッヒ生命「終身医療プレミアムDX」。
あたりと比較を。医療保険は楽天生命だけではありません。比較して、比較して、そしてまた比較して、納得いくものを選びましょう。
保険ショップなら、楽天生命を含めた他社の医療保険との比較も無料でやってくれます。比較なんて面倒です。専門家に頼りましょう。保険ショップの検索と予約は↓をクリック!